JP2021050699A - 遠心圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動時にロータ軸に生じる振動を抑制するとともに、ロータ軸に固定されたインペラの周辺部材への接触を防止する。【解決手段】遠心圧縮機は、ロータ軸12の先端側に固定されたインペラ14Aの背面側に配置され、スクロール部材24とともに流路を構成する流路形成部材22と、流路形成部材に対してインペラとは反対側に隣接するケーシング部材16と、を備える。流路形成部材に形成された第1突出部32と、ケーシング部材に形成された第2突出部34とは、径方向外側から径方向内側に向けて挿入されるボルト部材36によって互いに固定される。【選択図】図2

Description

本開示は、遠心圧縮機に関する。
回転機械として遠心力を利用して流体を圧縮可能な遠心圧縮機が知られている。遠心圧縮機はロータ軸に取り付けられたインペラ(羽根車)を回転させることで圧縮流体を生成する。ロータ軸は軸受によって回転可能に支持され、インペラはロータ軸の少なくとも一端側に固定される。
片持ち構造を有するロータ軸では、インペラがロータ軸のうち軸受で支持される箇所より先端側に固定され、またインペラの径がロータ軸の径より大きいことから、回転時に生じる軸振動の抑制、及び、ロータ軸に固定されたインペラの周辺部材への接触防止が重要である。例えば特許文献1では、ロータ軸にインペラを固定するためのナットをインペラの内部に配置することで、ロータ重心を軸受側に寄せることで軸振動抑制に有利な構成が開示されている。
特開2011−52580号公報
前述の軸振動抑制やインペラの周辺部材への接触防止のためには、ロータのダウンサイジングが有利である。上記特許文献ではナットをインペラの内部に配置することでロータ長を短縮し、軸振動抑制に貢献しているが、より一層の改善が求められる。
本開示の少なくとも一態様は上述の事情に鑑みなされたものであり、駆動時にロータ軸に生じる振動を抑制するとともに、ロータ軸に固定されたインペラの周辺部材への接触を防止可能な遠心圧縮機を提供することを目的とする。
本開示の一態様にかかる遠心圧縮機は上記課題を解決するために、
軸受に回転可能に支持されるロータ軸と、
前記ロータ軸のうち前記軸受より先端側に固定されたインペラと、
前記インペラの背面側に配置され、前記インペラの径方向外側にスクロール流路を形成するスクロール部材とともに、前記スクロール流路に連通する流路を構成する流路形成部材と、
前記流路形成部材に対して軸方向に沿って前記インペラとは反対側に隣接するケーシング部材と、
を備え、
前記流路形成部材に前記ケーシング部材に向けて突出するように形成された第1突出部と、前記ケーシング部材に前記流路形成部材に向けて突出するように形成された第2突出部とが、径方向外側から径方向内側に向けて挿入されるボルト部材によって互いに固定される。
本開示の少なくとも一態様によれば、駆動時にロータ軸に生じる振動を抑制するとともに、ロータ軸に固定されたインペラの周辺部材への接触を防止できる。
本開示の一態様にかかる遠心圧縮機の概略構成を示す斜視図である。 本開示の一態様にかかるターボブロア近傍の断面構成図である。 図2のA−A線断面図である。 図3のB−B線断面図である。 図3の変形例である。 図3の他の変形例である。 図6のD−D線断面図である。 図3の他の変形例である。 図4の他の変形例である。 参考技術にかかるターボブロア近傍の断面構成図である。
以下、図面を参照して本発明のいくつかの実施形態について説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本開示の一態様にかかる遠心圧縮機1の概略構成を示す斜視図である。遠心圧縮機1は、増速ギア機構2によって動力を増速してロータ4に伝達することで流体を圧縮するギアド圧縮機(増速機構内臓型圧縮機:Integrally Geared Compressor)である。増速ギア機構2は、動力源(不図示)からの動力が入力される主動軸6と、主動軸6に連結された主動ギア8とを有する。ロータ4は、主動ギア8に嵌合する従動ギア10と、従動ギア10に連結されたロータ軸12と、ロータ軸12の先端にそれぞれ設けられたインペラ14A、14Bと、を有する。
動力源からの動力が主動軸6を介して増速ギア機構2に入力されると、主動軸6とともに主動ギア8が回転する。すると主動ギア8に嵌合する従動ギア10を介してロータ4が回転する。ロータ4が回転すると、ロータ軸12の回転による遠心力を利用して、インペラ14A、14Bにより流体が圧縮される。
尚、以下の説明では、ロータ軸12の回転軸Cが延びる方向を軸方向と称し、回転軸Cを中心とする円周方向を周方向と称し、当該円周の直径方向を径方向と称する。また径方向の回転軸Cに近い側を径方向の内側と称し、径方向の回転軸Cから遠い側を径方向の外側と称する。
遠心圧縮機1は、増速ギア機構2を収容するギアケーシング16と、インペラ14A、14Bをそれぞれ含むターボブロア18A、18Bと、を有する。ターボブロア18A、18Bは、インペラ14A、14Bに対応するようにギアケーシング16に対して軸方向両側にそれぞれ配置される。
ターボブロア18Aは、上流側の流路から圧縮対象となる流体を取り込む吸入通路19と、外部へ圧縮後の流体を排出する排出通路15と、を有する。吸入通路19は不図示の吸入配管に連通し、排出通路15は不図示の排出配管に連通する。図2及び図10を参照して後述するように、ターボブロア18Aは、インペラ14Aの径方向外側に、内部に排出通路15を形成する吐出スクロール24を有しており、ギアケーシング16より径方向外側に至るまで延びている。
ターボブロア18Bは、配置される位置及び向きが異なる以外は、前述のターボブロア18Aと同様に構成されている。以下の説明では主にターボブロア18A側の構成について述べるが、特段の記載がない限りにおいて、ターボブロア18B側の構成も同様である。
(参考技術)
続いて遠心圧縮機1の内部構造について具体的に述べるが、まずは前提技術となる参考技術について述べる。図10は参考技術にかかるターボブロア18A近傍の断面構成図である。
ターボブロア18Aは、インペラケーシング本体20と、インペラケーシング本体20とともにターボブロア18Aの外殻を構成する流路形成部材22と、を備える。回転軸Cに沿って延在するロータ軸12の先端に固定されたインペラ14Aは、インペラケーシング本体20及び流路形成部材22によって規定される内部空間Sに収容される。インペラケーシング本体20は主にインペラ14Aを先端側(軸方向外側)から囲み、吐出スクロール24を含む。流路形成部材22は、インペラ14Aに対して背面側(軸方向内側)に配置されており、インペラケーシング本体20とともに内部空間Sと吐出スクロール24とを連通する連通流路Rを構成する。
また流路形成部材22は、ギアケーシング16より径方向外側において、軸方向に沿って挿入される第1ボルト部材23によってインペラケーシング本体20に対して固定されている。第1ボルト部材23は、流路形成部材22及びインペラケーシング本体20にわたって形成された第1孔部25に挿入されることにより、流路形成部材22及びインペラケーシング本体20を互いに固定する。
第1ボルト部材23及び第1孔部25は、回転軸Cの周方向に沿って少なくとも1つ設けられる。図10では、第1ボルト部材23及び第1孔部25を複数設けることにより、互いに固定された流路形成部材22及びインペラケーシング本体20の剛性を向上させている。
流路形成部材22に対して軸方向に沿ってインペラ14Aとは反対側には、増速ギア機構2を収容するギアケーシング16が配置されている。ギアケーシング16は、ギアケーシング本体16aと、ギアケーシング本体16aより流路形成部材22側に設けられるとともに流路形成部材22に対向する回転軸Cに垂直なフランジ部16bが設けられる。そしてフランジ部16bは、軸方向に沿って挿入される第2ボルト部材29によって流路形成部材22に固定される。
第2ボルト部材29は、流路形成部材22及びフランジ部16b(ギアケーシング16)にわたって形成された第2孔部30に挿入されることで、流路形成部材22及びフランジ部16b(ギアケーシング16)を互いに固定している。このような第2ボルト部材29及び第2孔部30による固定構造は、回転軸Cの周方向に沿って少なくとも一つ設けられる。図10の例では、第2ボルト部材29及び第2孔部30による固定構造は、回転軸Cの周方向に沿って等間隔に複数設けられることで、剛性向上を図っている。
フランジ部16bは、回転軸Cに略垂直な円盤形状を有し、径方向内側には回転軸Cを含む略円形状の開口部31を有する。開口部31には、インペラ14Aより軸方向内側においてロータ軸12を回転可能に支持するとともに、内部空間Sを外部とシールするためのシール部材27が配置される。またフランジ部16bは分割可能に構成されることで、シール部材27を着脱可能に構成されていてもよい。
またギアケーシング本体16aは、ターボブロア18A側の外殻を規定する壁面に軸受26を有する。軸受26は、シール部材27より軸方向内側においてロータ軸12を回転可能に支持する。すなわちロータ軸12は、フランジ部16b側のシール部材27と、ギアケーシング本体16aの軸受26によって回転可能に支持され、シール部材27及び軸受26は回転軸Cに対して同心配置される。
ところで遠心圧縮機1の組立時に、第2孔部30に対して第2ボルト部材29を挿入するためには、挿入時の第2ボルト部材29と物理的に干渉しないように、フランジ部16bとギアケーシング本体16aとの間にある回転軸Cに沿った隙間Mを、第2ボルト部材29の軸方向長さより大きく確保する必要がある。このように隙間Mを確保するためには、ロータ軸12の長さを組立上の都合から大きく設計せざるを得なくなる。ロータ軸12の長さが大きくなると、ロータ体格が悪化してしまい(例えばロータ軸の軸方向長さL及び直径Dを用いて、D/Lで規定される設計パラメータが小さくなり)、ロータ4の軸振動発生やインペラ14Aの周辺部材との接触可能性が増えてしまうおそれがある。このような課題は、以下に述べる幾つかの態様によって好適に解消可能である。
尚、以下に述べる態様では前述の参考技術に対応する構成には共通の符号を付し、重複する説明は、特段の記載がない限りにおいて適宜省略することとする。
(実施形態)
図2は本開示の一態様にかかるターボブロア18A近傍の断面構成図であり、図3は図2のA−A線断面図であり、図4は図3のB−B線断面図である。
流路形成部材22のうちギアケーシング16と対向する側には、ギアケーシング16に向けて突出するように形成された第1突出部32が設けられる。またギアケーシング16のうち流路形成部材22と対向する側には、流路形成部材22に向けて突出するように形成された第2突出部34が設けられる。第1突出部32は第2突出部34より径方向内側に設けられており、回転軸Cに対して互いに同心に配置される。第1突出部32の径方向外側面と第2突出部34の径方向内側面とは、互いに接触するように構成される。
このように第1突出部32を第2突出部34に比べて径方向内側に配置することで、遠心圧縮機1の運転時にターボブロア18A側が昇温した際に、第1突出部32が第2突出部34より熱膨張が大きくなる。その結果、第1突出部32及び第2突出部34との間の隙間を減少させ、良好なシール性が得られる。
また互いに接触する第1突出部32及び第2突出部34は、径方向に沿って形成された孔部35に対して、ボルト部材36が挿入されることで固定される。そのため組立時にボルト部材36は径方向外側から挿入可能であるため、図10を参照して前述した参考技術のように第2ボルト部材29を挿入するための隙間Mを確保する必要がない。これにより、ロータ軸12の軸方向長さを減らすことができ(図10の隙間Mより小さくすることができ)、ロータ4の軸振動発生やインペラ14Aの周辺部材との接触可能性を効果的に抑制できる。
組立時にボルト部材36が挿入される孔部35は、第1突出部32及び第2突出部34が図3に示す所定の位置関係になった場合に、第1突出部32及び第2突出部34にわたって連続的になるように形成される。図3の例では、孔部35は、外側に位置する第2突出部34の径方向外側から径方向内側に至るまで貫通するとともに、内側に位置する第1突出部32の径方向外側から内部に至るまで形成される。このような位置関係において、孔部35に対してボルト部材36を挿入することで、第1突出部32及び第2突出部34の相対的位置関係を固定することができる。すなわち孔部35及びボルト部材36は第1突出部32及び第2突出部34の相対的な位置決めを行う機能を有する。
このような孔部35及びボルト部材36は、回転軸Cを中心とする周方向に沿って少なくとも1つ設けられる。本実施形態では、複数の孔部35及びボルト部材36が、回転軸Cを中心とする周方向に沿って等間隔で設けられている(図3の上方を0度とすると、0度、90度、180度、270度の位置に設けられている)。
ここで図5は図3の変形例である。この変形例では、互いに接触する第1突出部32及び第2突出部34は、前述の孔部35及びボルト部材36による固定構造に加えて、ピン用孔部37に対して径方向に沿ってピン部材38が挿入される更なる固定構造を備える。これにより、第1突出部32及び第2突出部34を固定した際の剛性を更に向上することができる(言い換えると、このようにピン部材38によって互いに固定される第1突出部32及び第2突出部34の剛性を向上させることで、前述の孔部35及びボルト部材36を減らしつつ、十分な強度を得ることも可能である)。
ピン用孔部37及びピン部材38は、回転軸Cを中心とする周方向に沿って少なくとも1つ設けられる。本実施形態では、複数のピン用孔部37及びピン部材38が、回転軸Cを中心とする周方向に沿って等間隔で設けられている(図5の上方を0度とすると、45度、135度、225度、315度の位置にそれぞれ設けられている)。
図6は図3の他の変形例であり、図7は図6のD−D線断面図である。この変形例では、第1突出部32及び第2突出部34の少なくとも一方に補強用リブ40が設けられる。図7では、第1突出部32より径方向外側に位置する第2突出部34の径方向外側面34aと、第2突出部34が設けられるギアケーシング16の表面34bとにわたって、径方向に沿った補強用リブ40が形成される。これにより、第2突出部34が設けられるギアケーシング16の剛性を、より向上することができる。
図8は図3の他の変形例である。この変形例では、流路形成部材22の第1突出部32及びギアケーシング16の第2突出部34は、互いにスプライン42を介して嵌合する。これにより、第1突出部32及び第2突出部34の接続構造において、周方向における剛性をより効果的に向上することができる。
図9は図4の他の変形例である。この変形例では、互いに嵌合する第1突出部32及び第2突出部34にインロー構造44が採用される。図9の例では、流路形成部材22のうち第1突出部32の径方向外側に、第2突出部34の先端に設けられた凸部44bが嵌合可能な凹部44aが設けられる。このようなインロー構造44を採用することで、第1突出部32及び第2突出部34の径方向に沿った位置決めを精度よく行うことができる。これにより、流路形成部材22によって支持されるシール部材27と、ギアケーシング16によって支持される軸受26との同心を精度よく整合させることができるため、ロータ4の軸振動やインペラ14Aの周辺部材への接触を、より効果的に防止することができる。
その他、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
上記各実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握される。
(1)本開示の一態様にかかる遠心圧縮機(例えば上記実施形態の遠心圧縮機1)は、
軸受(例えば上記実施形態の軸受26)に回転可能に支持されるロータ軸(例えば上記実施形態のロータ軸12)と、
前記ロータ軸のうち前記軸受より先端側に固定されたインペラ(例えば上記実施形態のインペラ14A、14B)と、
前記インペラの背面側に配置され、前記インペラの径方向外側にスクロール流路を形成するスクロール部材(例えば上記実施形態のインペラケーシング本体20)とともに、前記スクロール流路に連通する流路を構成する流路形成部材(例えば上記実施形態の流路形成部材22)と、
前記流路形成部材に対して軸方向に沿って前記インペラとは反対側に隣接するケーシング部材(例えば上記実施形態のギアケーシング16)と、
を備え、
前記流路形成部材に前記ケーシング部材に向けて突出するように形成された第1突出部(例えば上記実施形態の第1突出部32)と、前記ケーシング部材に前記流路形成部材に向けて突出するように形成された第2突出部(例えば上記実施形態の第2突出部34)とが、径方向外側から径方向内側に向けて挿入されるボルト部材(例えば上記実施形態のボルト部材36)によって互いに固定される。
上記(1)の態様によれば、流路形成部材側の第1突出部とケーシング部材側の第2突出部は、ボルト部材によって互いに固定される。ボルト部材は、組立時に径方向に沿って挿入可能であるため、ケーシング部材と流路形成部材との間にボルト部材を挿入するための隙間を確保する必要がない。これにより、ロータ軸の軸方向長さを小さく構成することができるため、ロータの軸振動発生やインペラの周辺部材との接触可能性を効果的に抑制できる。
(2)他の態様は上記(1)の態様において、
前記第1突出部は、前記第2突出部より径方向内側に配置される。
上記(2)の態様によれば、流路形成部材側の第1突出部がケーシング部材側の第2突出部より径方向内側に配置された状態で、ボルト部材によって固定される。これにより、遠心圧縮機の運転時に流路形成部材側が昇温した際に、第1突出部が第2突出部より熱膨張が大きくなる。その結果、第1突出部及び第2突出部34との間の隙間を減少させ、良なシール性が得られる。
(3)他の態様は上記(1)又は(2)の態様において、
前記ボルト部材は、前記ロータ軸の周方向に沿って複数設けられる。
上記(3)の態様によれば、ボルト部材をロータ軸の周方向に沿って複数設けることで、ボルト部材によって固定される第1突出部及び第2突出部の固定構造の剛性を効果的に向上できる。
(4)他の態様は上記(1)から(3)のいずれか一態様において、
前記第1突出部及び前記第2突出部は径方向に沿って挿入されるピン部材(例えば上記実施形態のピン部材38)によって互いに固定される。
上記(4)の態様によれば、ボルト部材に加えてピン部材によって第1突出部及び第2突出部を固定することで、より良好な剛性が得られる。このようなピン部材も径方向から挿入可能に構成することで、ロータ軸の軸方向長さを小さく構成することに貢献し、ロータの軸振動発生やインペラの周辺部材との接触可能性を効果的に抑制できる。この場合、ピン部材によって互いに固定される第1突出部及び第2突出部の剛性を向上できるので、ボルト部材の本数を減らすことも可能である。
(5)他の態様は上記(1)から(4)のいずれか一態様において、
前記第2突出部の径方向外側面と前記ケーシング部材の表面とにわたって、径方向に沿った補強用リブ(例えば上記実施形態の補強用リブ40)が形成される。
上記(5)の態様によれば、第2突出部34が設けられるケーシング部材の剛性を、より向上することができる。
(6)他の態様は上記(1)から(5)のいずれか一態様において、
前記第1突出部及び前記第2突出部は互いにスプライン(例えば上記実施形態のスプライン42)を介して嵌合する。
上記(6)の態様によれば、スプラインを介して第1突出部及び第2突出部を互いに嵌合することで、良好な剛性が得られ、ロータの軸振動やインペラの周辺部材への接触をより効果的に防止することができる。
(7)他の態様は上記(1)から(6)のいずれか一態様において、
前記第1突出部及び前記第2突出部は互いにインロー構造(例えば上記実施形態のインロー構造44)を介して嵌合する。
上記(7)の態様によれば、インロー構造を介して第1突出部及び第2突出部を互いに嵌合することで、良好な剛性が得られ、ロータの軸振動やインペラの周辺部材への接触をより効果的に防止することができる。
(8)他の態様は上記(1)から(7)のいずれか一態様において、
前記流路形成部材は、前記インペラが収容される内部空間を外部に対してシールするとともに、前記ロータ軸を回転可能に支持するシール部材(例えば上記実施形態のシール部材27)を有する。
上記(8)の態様によれば、流路形成部材にはインペラの収容空間を外部に対してシールするためのシール部材が設けられる。このシール部材はロータ軸を回転可能に支持するため、ロータ軸に対して精度のよく同心配置される必要がある。前述のように径方向に挿入されるボルト部材によってケーシング部材及び流路形成部材は高い剛性のもとで固定されるため、シール部材の同心配置を精度よく実現できる。
(9)他の態様は上記(8)の態様において、
前記ケーシング部材は、前記ロータ軸を前記シール部材より軸方向内側で回転可能に支持する軸受(例えば上記実施形態の軸受26)を有する。
上記(9)の態様によれば、ケーシング部材にはロータ軸を回転可能に支持するための軸受が設けられる。この軸受はロータ軸を回転可能に支持するため、ロータ軸に対して精度のよく同心配置される必要がある。前述のように径方向に挿入されるボルト部材によってケーシング部材及び流路形成部材は高い剛性のもとで固定されるため、軸受の同心配置を精度よく実現できる。
(10)他の態様は上記(1)から(9)のいずれか一態様において、
前記ケーシング部材は、前記ロータ軸を備える増速ギア機構(例えば上記実施形態の増速ギア機構2)を収容する。
上記(10)の態様によれば、ケーシング部材に増速ギア機構を収容するギアド圧縮機において、駆動時にロータ軸に生じる振動を抑制するとともに、ロータ軸に固定されたインペラの周辺部材への接触を防止できる。
1 遠心圧縮機
2 増速ギア機構
4 ロータ
6 主動軸
8 主動ギア
10 従動ギア
12 ロータ軸
14A、14B インペラ
15 排出通路
16 ギアケーシング
16a ギアケーシング本体
16b フランジ部
18A、18B ターボブロア
19 吸入通路
20 インペラケーシング本体
22 流路形成部材
23 第1ボルト部材
24 吐出スクロール
25 第1孔部
26 軸受
27 シール部材
29 第2ボルト部材
30 第2孔部
31 開口部
32 第1突出部
34 第2突出部
35 孔部
36 ボルト部材
37 ピン用孔部
38 ピン部材
40 補強用リブ
42 スプライン
44 インロー構造

Claims (10)

  1. 軸受に回転可能に支持されるロータ軸と、
    前記ロータ軸のうち前記軸受より先端側に固定されたインペラと、
    前記インペラの背面側に配置され、前記インペラの径方向外側にスクロール流路を形成するスクロール部材とともに、前記スクロール流路に連通する流路を構成する流路形成部材と、
    前記流路形成部材に対して軸方向に沿って前記インペラとは反対側に隣接するケーシング部材と、
    を備え、
    前記流路形成部材に前記ケーシング部材に向けて突出するように形成された第1突出部と、前記ケーシング部材に前記流路形成部材に向けて突出するように形成された第2突出部とが、径方向外側から径方向内側に向けて挿入されるボルト部材によって互いに固定される、遠心圧縮機。
  2. 前記第1突出部は、前記第2突出部より径方向内側に配置される、請求項1に記載の遠心圧縮機。
  3. 前記ボルト部材は、前記ロータ軸の周方向に沿って複数設けられる、請求項1又は2に記載の遠心圧縮機。
  4. 前記第1突出部及び前記第2突出部は径方向に沿って挿入されるピン部材によって互いに固定される、請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  5. 前記第2突出部の径方向外側面と前記ケーシング部材の表面とにわたって、径方向に沿った補強用リブが形成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  6. 前記第1突出部及び前記第2突出部は互いにスプラインを介して嵌合する、請求項1から5のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  7. 前記第1突出部及び前記第2突出部は互いにインロー構造を介して嵌合する、請求項1から6のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  8. 前記流路形成部材は、前記インペラが収容される内部空間を外部に対してシールするとともに、前記ロータ軸を回転可能に支持するシール部材を有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
  9. 前記ケーシング部材は、前記ロータ軸を前記シール部材より軸方向内側で回転可能に支持する軸受を有する、請求項8に記載の遠心圧縮機。
  10. 前記ケーシング部材は、前記ロータ軸を備える増速ギア機構を収容する、請求項1から9のいずれか一項に記載の遠心圧縮機。
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