JP2007237834A - ホイールインモータ取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】外形が大きくならずに車両に搭載し易く、また、車両として必要な駆動力を得ることができるホイールインモータ取り付け構造を提供する。
【解決手段】ホイール12に内蔵されホイール12を駆動するホイールインモータ10と、ホイール12とホイールインモータ10のモータ回転軸10aの間に配置した減速機11と、減速機11のホイール12が配置された側とは反対側に配置したブレーキユニット13とを有する。ホイールインモータ10を外周部に配置する内外二重構造を有する。減速機11に使用している潤滑油を、ホイールインモータ10の冷却に、また、ホイール12を取り付けるハブ15を回転自在に保持するハブベアリング22の潤滑に使用する。
【選択図】図1

Description

この発明は、ホイールインモータ取り付け構造に関し、特に、駆動ユニットをホイールに内蔵するホイールインモータ取り付け構造に関する。
従来、車輪(ホイール)を駆動するモータをホイールに内蔵したホイールイン(インホイール)モータが知られている。このようなホイールインモータとして、例えば、「高出力インホイールモータの開発」(非特許文献1参照)或いは「Wheel−Motors」(非特許文献2参照)がある。
このホイールインモータは、既にある、ハブベアリングやブレーキ等が組み込まれているアクスル(AXLE)構造に、モータ及び減速機からなる駆動ユニットを軸方向に追加した構造を有している。
明電舎 明電時報抜刷 297−7 M4 ホームページ http://www.tech−m4.com/eng/tm4transport/moto_wheelmotor/
しかしながら、従来のホイールインモータ(非特許文献1,2参照)は、駆動ユニットを軸方向、即ち、ハブベアリングやブレーキ等の車体側に、追加した構造を有しているため、構造の全長が延びてしまって外形も大きくなり、車両に搭載しづらいものになっていた。また、ホイールを、減速機を介さずに直接モータ軸に接続する構造になっていることから、車両として必要な駆動力を得ることができなかった。
この発明の目的は、外形が大きくならずに車両に搭載し易く、また、車両として必要な駆動力を得ることができるホイールインモータ取り付け構造を提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係るホイールインモータ取り付け構造は、ホイールに内蔵され前記ホイールを駆動するホイールインモータと、前記ホイールと前記ホイールインモータの回転軸の間に配置した減速機と、前記減速機の前記ホイールが配置された側とは反対側に配置したブレーキユニットとを有している。
この発明によれば、ホイールと、ホイールに内蔵されホイールを駆動するホイールインモータの回転軸の間には、減速機が配置されており、減速機のホイールが配置された側とは反対側にはブレーキユニットが配置されている。このため、外形が大きくならずに車両に搭載し易く、また、車両として必要な駆動力を得ることができるホイールインモータ取り付け構造とすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、この発明の第1実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。図1に示すように、ホイールインモータ10は、減速機11と共に駆動ユニットを構成しており、車輪(ホイール)12を駆動する。ホイールインモータ10と減速機11は、ブレーキユニット13等と共に、ホイール12に内蔵されている。
ホイール12は、減速機11の出力軸であるキャリア14と一体化したハブ15に取り付けられている。減速機11は、太陽歯車(サンギヤ)16、遊星歯車(プラネタリーギヤ)17、リングギヤ18、キャリア14を有しており、サンギヤ16に噛合するプラネタリーギヤ17は、リングギヤ18に噛合すると共に回転軸がキャリア14に固定されている。サンギヤ16は、ホイールインモータ10のロータ19と一体化したモータ回転軸10aの先端に設けられている。
従って、ホイールインモータ10の駆動力は、モータ回転軸10a、即ち、サンギヤ16を介してプラネタリーギヤ17に伝達され、プラネタリーギヤ17は、自転しつつリングギヤ18に沿って公転し、キャリア14を回転させる。
ホイールインモータ10及び減速機11は、サスペンション(図示しない)に保持されたケース20に格納されている。ケース20の内面には、ホイールインモータ10のステータ21、リングギヤ18及びハブベアリング22が装着されている。ハブベアリング22により、キャリア14は回転自在に保持される。このケース20の一端から、ハブ15が、他端から、モータ回転軸10aに一体化して形成されブレーキユニット13を構成するブレーキドラム13aが、それぞれ露出している。
このホイールインモータ10は、内輪式構造を有しており、モータの駆動力が、モータ回転軸10aから減速機11に伝達されて、キャリア14を回転させ、キャリア14と一体化したハブ15に取り付けられたホイール12を回転させる。
このように、ホイール12は、減速機11を介してホイールインモータ10の出力軸(モータ回転軸10a)に接続されており、この減速機11の上流側、即ち、減速機11のホイール12が配置された側とは反対側に、ブレーキユニット13が配置されている。つまり、ハブ15とブレーキドラム13aの間に減速機11が位置することになる。従って、ホイール12の回転数に対し、ブレーキドラム13aの回転数を、減速比分、増速することができる。
この結果、外形が大きくならずに車両に搭載し易く、また、車両として必要な駆動力を得ることができるホイールインモータ取り付け構造を提供することができる。加えて、減速比分、ブレーキの回転体(ブレーキドラム13a)の半径が倍加したのと同等の周速を得ることができるので、同一の制動力を得る場合には、ブレーキを小型化することができる。
図2は、図1のホイールインモータ取り付け構造を外輪式に適用した例を示す断面説明図であり、図3は、図1のホイールインモータ取り付け構造を内外輪式に適用した例を示す断面説明図である。
図2に示すように、外輪式構造の場合、ホイール12の回転中心に配置されて、モータ回転軸30の軸心を貫通する支軸31を有すると共に、キャリア14の代わりに、ハブと一体形成されたアウターレース32を有している。その他の構成及び作用は、図1の内輪式構造の内部配置構造と同様である。
アウターレース32は、支軸31に、ハブベアリング33を介して回転自在に装着されており、ケース34から突出させた先端部にホイール12が取り付けられている。ケース34は、ハブベアリング22が装着されず、アウターレース32に対応した形状を有している他は、ケース20と同様の構成及び作用を有している。
この外輪式構造の場合、モータの駆動力が、モータ回転軸30から減速機11に伝達されて、支軸31を中心に、支軸31の外周に配置されたアウターレース32を回転させ、アウターレース32に取り付けられたホイール12を回転させる。
図3に示すように、内外輪式構造の場合、キャリア14と一体化した回転軸35と、回転軸35の連結部35aに連結されて、回転軸35を格納するケース36の先端部36a外周側に位置する回転部(アウターレース)37を有している。ケース36の先端部36a外周側には、回転部37を回転自在に保持する軸受け38が設けられている。その他の構成及び作用は、図1の内輪式構造の内部配置構造と同様である。ケース36は、ハブベアリング22が装着されず、回転軸35を格納すると共に軸受け38及び回転部37に対応した形状を有している他は、ケース20と同様の構成及び作用を有している。回転部37は、ハブと一体形成されており、回転部37にホイール12が取り付けられている。
この内外輪式構造の場合、モータの駆動力が、モータ回転軸10aから減速機11に伝達されて、ケース36内部の回転軸35及びケース36外周部の回転部37を回転させ、回転部37に取り付けられたホイール12を回転させる。
(第2実施の形態)
図4は、この発明の第2実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。図4に示すように、ホイールインモータ40は、モータ回転軸10aの代わりに、回転中心となる軸部41aの外周側に軸部41aと一体的にカップ状回転体41bを形成したモータ回転軸41を有している。このカップ状回転体41bの内部に減速機11を配置し、減速機11をホイールインモータ40の内部に格納すると共に、その状態でホイールインモータ40全体を覆うケース42が形成されている。その他の構成及び作用は、図1のホイールインモータ取り付け構造と同様である。
このホイールインモータ40は、内輪式構造を有しており、モータの駆動力が、モータ回転軸41から減速機11に伝達されて、キャリア14を回転させ、キャリア14と一体化したハブ15に取り付けられたホイール12を回転させる。
このように、カップ状回転体41bは、ブレーキユニット13を構成するブレーキドラム13aを逆向きに延長した形状を有しており、カップ状回転体41bとホイールインモータ40のロータ19が一体化されている。これにより、ホイールインモータ40を外周部に配置し、それ以外の構成部品であって軸方向に配置されているハブベアリング22、減速機11及びブレーキユニット13を、内周部に配置した内外二重構造を有することになり、減速機11とホイールインモータ40は、ケース42の内外周部分に重ねた状態に近接配置されることになる。
従って、減速機11に使用している潤滑油を介して、ホイールインモータ40の放熱が可能になり、ホイールインモータ40を冷却することができる。つまり、減速機11に使用している潤滑油を、ホイールインモータ40の冷却に使用することができる。この結果、ホイールインモータ40の冷却能力を向上することができ、ホイールインモータ40の小型化及び出力の増加を図ることができる。また、減速機11の前後のシールを、モータ部の防水シールと共用することができる。
同様に、減速機11に使用している潤滑油を、ハブベアリング22の潤滑に使用することができる。この結果、ハブベアリング22のベアリング回転能力を向上することができ、ベアリングの小型化を図ることができる。また、減速機11の前後のシールを、ベアリング部の防水シールと共用することができる。
また、減速機11とホイールインモータ40を、ケース42の内外周部分に重ねた状態に配置している、即ち、ホイールの軸方向に配置していたハブベアリング、減速機、モータ、ブレーキユニットの内、モータをその他の部品の外周部に配置している。この結果、モータのロータの内側に他の部品が配置されることにより、ホイールの軸方向の長さを、モータ配置分短縮することができる。
図5は、図4のホイールインモータ取り付け構造を外輪式に適用した例を示す断面説明図であり、図6は、図4のホイールインモータ取り付け構造を内外輪式に適用した例を示す断面説明図である。
図5に示すように、外輪式構造の場合、ホイール12の回転中心に配置されて、モータ回転軸41の軸心を貫通する支軸45を有すると共に、キャリア14の代わりに、ハブと一体形成されたアウターレース46を有している。その他の構成及び作用は、図4の内輪式構造の内部配置構造と同様である。
アウターレース46は、支軸45に、ハブベアリング47を介して回転自在に装着されており、ケース48から突出させた先端部にホイール12が取り付けられている。ケース48は、ハブベアリング22が装着されず、アウターレース46に対応した形状を有している他は、ケース42と同様の構成及び作用を有している。
この外輪式構造の場合、モータの駆動力が、モータ回転軸41から減速機11に伝達されて、支軸45を中心に、支軸45の外周に配置されたアウターレース46を回転させ、アウターレース46に取り付けられたホイール12を回転させる。
図6に示すように、内外輪式構造の場合、キャリア14と一体化した回転軸50と、回転軸50の連結部50aに連結されて、回転軸50を格納するケース51の先端部51a外周側に位置する回転部(アウターレース)52を有している。ケース51の先端部51a外周側には、回転部52を回転自在に保持する軸受け53が設けられている。その他の構成及び作用は、図1の内輪式構造の内部配置構造と同様である。ケース51は、ハブベアリング22が装着されず、回転軸50を格納すると共に軸受け53及び回転部52に対応した形状を有している他は、ケース42と同様の構成及び作用を有している。回転部52は、ハブと一体形成されており、回転部52にホイール12が取り付けられている。
この内外輪式構造の場合、モータの駆動力が、モータ回転軸41から減速機11に伝達されて、ケース51内部の回転軸50及びケース51外周部の回転部52を回転させ、回転部52に取り付けられたホイール12を回転させる。
(第3実施の形態)
図7は、この発明の第3実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。図7に示すように、ケース60は、カップ状回転体41bの外側に配置されたホイールインモータ40の全体に加えて、ブレーキドラム13aの全体も覆っている。その他の構成及び作用は、図4のホイールインモータ取り付け構造と同様である。
ケース60は、ケース60の内外周部分に重ねた状態に近接配置した減速機11とホイールインモータ40を覆うと共に、その状態で、ブレーキドラム13aも覆っている。つまり、上述した第2実施の形態におけるケース42,48,51(図4〜6参照)では、ケース外に露出していたブレーキドラム13aが、ケース60では、減速機11とホイールインモータ40と共にケース60内に格納されている。
このホイールインモータ40は、内輪式構造を有しており、モータの駆動力が、モータ回転軸41から減速機11に伝達されて、キャリア14を回転させ、キャリア14と一体化したハブ15に取り付けられたホイール12を回転させる。
従って、減速機11に使用している潤滑油を介して、ブレーキの放熱が可能になり、潤滑油をブレーキの冷却に使用することができる。この結果、ブレーキの冷却能力を向上することができ、ブレーキの小型化及び制動性能を高めることができる。また、ホイールインモータ40の外部に露出している回転物が無くなるので、サスペンション等との接続部(ボールジョイントやリンクブッシュ等)を簡易な構造にすることができる。
図8は、図7のホイールインモータ取り付け構造を外輪式に適用した例を示す断面説明図であり、図9は、図7のホイールインモータ取り付け構造を内外輪式に適用した例を示す断面説明図である。
図8に示すように、外輪式構造の場合、ホイール12の回転中心に配置されて、モータ回転軸41の軸心を貫通する支軸45を有すると共に、キャリア14の代わりに、ハブと一体形成されたアウターレース46を有している。その他の構成及び作用は、図7の内輪式構造の内部配置構造と同様である。
アウターレース46は、支軸45に、ハブベアリング47を介して回転自在に装着されており、ケース61から突出させた先端部にホイール12が取り付けられている。ケース61は、ハブベアリング22が装着されず、アウターレース46に対応した形状を有している他は、ケース60と同様の構成及び作用を有している。
この外輪式構造の場合、モータの駆動力が、モータ回転軸41から減速機11に伝達されて、支軸45を中心に、支軸45の外周に配置されたアウターレース46を回転させ、アウターレース46に取り付けられたホイール12を回転させる。
図9に示すように、内外輪式構造の場合、キャリア14と一体化した回転軸50と、回転軸50の連結部50aに連結されて、回転軸50を格納するケース62の先端部62a外周側に位置する回転部(アウターレース)52を有している。ケース62の先端部62a外周側には、回転部52を回転自在に保持する軸受け53が設けられている。その他の構成及び作用は、図7の内輪式構造の内部配置構造と同様である。ケース62は、ハブベアリング22が装着されず、回転軸50を格納すると共に軸受け53及び回転部52に対応した形状を有している他は、ケース60と同様の構成及び作用を有している。回転部52は、ハブと一体形成されており、回転部52にホイール12が取り付けられている。
この内外輪式構造の場合、モータの駆動力が、モータ回転軸41から減速機11に伝達されて、ケース62内部の回転軸50及びケース51外周部の回転部52を回転させ、回転部52に取り付けられたホイール12を回転させる。
上述した第2実施形態及び第3実施形態に示す構成により、回転物のシールを、ホイール12と接続する部位の一箇所にすることができる。
(第4実施の形態)
図10は、この発明の第4実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。図10に示すように、第3実施の形態(図7〜9参照)に係るホイールインモータ取り付け構造において、ブレーキユニット13にはディスクブレーキが用いられ、ブレーキドラム13aに代えてディス65が装着されている。
ホイールインモータ40のモータ回転軸41には、一体的にディスク65が形成されており、このディスク65をディスク両側から挟み込むブレーキキャリパ66が、ケース60(61,62、図7〜9参照)の最下部に配置されている。
つまり、第3実施の形態(図7〜9参照)に係るホイールインモータ取り付け構造において、ブレーキユニット13にディスクブレーキを用いる場合、ブレーキキャリパ66を車体(車体パネルP)の下方に配置する。この結果、ブレーキキャリパ66のような突起物であっても、車体下方に配置するので車両搭載性が向上する。
(第5実施の形態)
図11は、この発明の第5実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示し、(a)は全体断面説明図、(b)は(a)の部分拡大説明図である。図11(a)に示すように、ホイールインモータの後方等に配置するブレーキユニット13のブレーキ回転体(ディスクやドラム)に、フィン67が装着されている。
例えば、内輪式構造のホイールインモータ10(図1参照)の後端部外側にケース68に覆われて配置されたブレーキユニット13のブレーキドラム13aには、モータ側の面に、モータ冷却用のフィン67が取り付けられている。また、ケース68の車体上面側には、フィン67によりモータに送り込まれてブレーキ回転体を冷却するためのる空気をケース68内に取り込むための空気取入口69aが開けられており、ケース68の下端面には、取り込んだ空気をケース68外に排出するための空気排出口69bが開けられている。
これにより、モータの回転によりブレーキ回転体が回転すると、外気が空気取入口69aからケース68内に取り込まれてモータに吹き付けられ、その後、空気排出口69bからケース68外に排出される。
このように、フィン67を設けたことにより、モータ後端等にブレーキユニットが配置され、モータの空気に晒される面積が減少してモータ冷却性能が低下したとしても、少ないモータ表面に車速以上の風速で外気風を当てることにより、モータの冷却能力を高めることができる。
また、モータの上面は車体側であって下面は地面側であることから、モータ付近の風の風速は上面の方が下面に比べ動圧分だけ静圧力が高く、静圧力の高い方から吸気することによりモータ表面に当てる風を早くすることができる。よって、フィン67の空気取入口69aを車両上面側に設けたことにより、モータの冷却能力を高めることができる。なお、空気排出口69bは、ケース68の下端面に限らず、ケース68の側面下端に開けても良く、或いは下端面と側面下端の双方に開けても良い((b)参照)。
このように、この発明によれば、ホイールと、ホイールに内蔵されホイールを駆動するホイールインモータの回転軸の間には、減速機が配置されており、減速機のホイールが配置された側とは反対側にはブレーキユニットが配置されているため、外形が大きくならずに車両に搭載し易く、また、車両として必要な駆動力を得ることができるホイールインモータ取り付け構造とすることができる。
この発明の第1実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。 図1のホイールインモータ取り付け構造を外輪式に適用した例を示す断面説明図である。 図1のホイールインモータ取り付け構造を内外輪式に適用した例を示す断面説明図である。 この発明の第2実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。 図4のホイールインモータ取り付け構造を外輪式に適用した例を示す断面説明図である。 図4のホイールインモータ取り付け構造を内外輪式に適用した例を示す断面説明図である。 この発明の第3実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。 図7のホイールインモータ取り付け構造を外輪式に適用した例を示す断面説明図である。 図7のホイールインモータ取り付け構造を内外輪式に適用した例を示す断面説明図である。 この発明の第4実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示す断面説明図である。 この発明の第5実施の形態に係るホイールインモータ取り付け構造を示し、(a)は全体断面説明図、(b)は(a)の部分拡大説明図である。
符号の説明
10,40 ホイールインモータ
10a,30,41 モータ回転軸
11 減速機
12 ホイール
13 ブレーキユニット
13a ブレーキドラム
14 キャリア
15 ハブ
16 サンギヤ
17 プラネタリーギヤ
18 リングギヤ
19 ロータ
20,34,36,42,48,51,60,61,62,68 ケース
21 ステータ
22,33,47 ハブベアリング
31,45 支軸
32,46 アウターレース
35,50 回転軸
35a,50a 連結部
36a,51a,62a 先端部
37,52 回転部
38,53 軸受け
41a 軸部
41b カップ状回転体
65 ディスク
66 ブレーキキャリパ
67 フィン
69a 空気取入口
69b 空気排出口
P 車体パネル

Claims (8)

  1. ホイールに内蔵され前記ホイールを駆動するホイールインモータと、
    前記ホイールと前記ホイールインモータの回転軸の間に配置した減速機と、
    前記減速機の前記ホイールが配置された側とは反対側に配置したブレーキユニットと
    を有するホイールインモータ取り付け構造。
  2. 前記ホイールインモータを外周部に配置する内外二重構造を有する請求項1に記載のホイールインモータ取り付け構造。
  3. 前記減速機に使用している潤滑油を前記ホイールインモータの冷却に使用する請求項1または2に記載のホイールインモータ取り付け構造。
  4. 前記減速機に使用している潤滑油を、前記ホイールを取り付けるハブを回転自在に保持するハブベアリングの潤滑に使用する請求項1から3のいずれか一項に記載のホイールインモータ取り付け構造。
  5. 前記減速機に使用している潤滑油を、前記ブレーキユニットの冷却に使用する請求項1から4のいずれか一項に記載のホイールインモータ取り付け構造。
  6. 前記ブレーキユニットのブレーキ回転体を冷却するための空気の取入口を車体上面側に設けた請求項1から5のいずれか一項に記載のホイールインモータ取り付け構造。
  7. 前記ブレーキ回転体に、冷却用のフィンを設けた請求項請求項6に記載のホイールインモータ取り付け構造。
  8. 前記ブレーキユニットにディスクブレーキを用い、ブレーキキャリパを車体下方に配置する請求項1から7のいずれか一項に記載のホイールインモータ取り付け構造。
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