JP2011122489A - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コモンレール圧力Pc等の高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】 インジェクタの噴射口が実際に開く時のアクチュエータへの通電量であるリーク限界通電量Erを検出し、このリーク限界通電量Erを基準として実際の通電量を決定するための補正量ΔEを算出する。これにより、予め決定された通電量にてアクチュエータを駆動する場合に比べて、インジェクタの背圧室から燃料タンク側にリークさせる燃料の量を大きくすることが可能となる。したがって、大きな減圧量ΔPを得ることができるので、本実施形態では、高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を得ることが可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、料噴射装置に関するものであり、特に、ディーゼルエンジン用のコモンレール方式の燃料噴射装置に適用して有効である。
車両用コモンレール方式の燃料噴射装置においては、エンジン負荷やアクセルペダルの踏み込み量(操作量)等に基づいて目標とするコモンレール内の圧力(以下、目標コモンレール圧力Ptという。)を設定し、この目標コモンレール圧力Ptとなるように、コモンレールに高圧燃料を供給する高圧ポンプの吐出量、及びコモンレールから燃料タンク(低圧)側に戻す高圧燃料の量を調節している。
このとき、例えば特許文献1に記載の発明では、エンジンに燃料を噴射供給するインジェクタを設け、このインジェクタの背圧室に導入される高圧燃料を燃料タンク側にリークさせる(漏らす)ことにより、高圧燃料を燃料タンク側に戻し、コモンレール内の圧力(以下、コモンレール圧力Pcという。)を低下させている。
すなわち、特許文献1に記載のインジェクタは、燃料を噴射する噴射口を開閉するニードル弁、噴射口を閉じる向きの圧力をニードル弁に作用させる背圧室、この背圧室と燃料タンク側との連通状態を調節するバルブ、及び通電に応じてバルブを変位させるピエゾアクチュエータ等から構成されたパイロット方式の弁にて構成されている。
そして、上記インジェクタでは、高圧燃料が常に噴射口に導入された状態となっているため、背圧室を燃料タンク側に連通させて背圧室と噴射口側の圧力との差圧が所定圧力(以下、この圧力を開弁圧力差)以上となると、ニードル弁が変位して噴射口が開く。
そこで、特許文献1に記載の発明では、背圧室と噴射口側の圧力との差圧が開弁圧力差未満となるように、バルブを開くことにより、噴射口を閉じた状態を維持しながら、背圧室に導入された高圧燃料を燃料タンク側にリークさせることにより、コモンレール圧力Pcを低下させている。
ところで、高圧燃料を燃料タンク側にリークさせる理由は、コモンレール圧力Pcを急速に低下させるためであるが、背圧室から燃料タンク側にリークさせる燃料の量が少ないと、コモンレール圧力Pcを急速に低下させることができず。エンジンに噴射供給する燃料の量及びタイミングを良好に制御することが難しくなる。
すなわち、目標コモンレール圧力Ptは、通常、エンジン負荷やアクセルペダルの操作量等が大きくなると、これに応じて大きな圧力に設定されるが、例えば、アクセルペダルの操作量が大きい状態から小さい状態となったときには、目標コモンレール圧力Ptもこれに呼応して高い圧力(以下、この圧力を第1目標圧力という。)から低い圧力(以下、この圧力を第2目標圧力という。)に再設定される。
このとき仮に、コモンレール圧力Pcを急速に低下させることができないとき、例えば、実際のコモンレール圧力Pc(以下、この圧力を実圧力という。)が、第1目標圧力より低く、かつ、第2目標圧力高いときに、再度、アクセルペダルが踏み込まれて目標コモンレール圧力Ptが実圧力より低い圧力に設定された場合には、コモンレール圧力Pcを早急に目標コモンレール圧力Ptとすることができないので、エンジンを良好に制御することが難しくなる。
一方、実圧力が目標コモンレール圧力Ptより低い場合には、高圧ポンプの吐出量を増加させれば、通常、コモンレール圧力Pcは急速に上昇するので、エンジンを良好に制御することができる。
特開2002−138921号公報
ところで、アクセルペダルの操作量が大きい状態から小さい状態となったとき(いわゆるアクセルONからアクセルOFFとなったとき)には、ユーザである運転者は、エンジンの出力及び回転数を低下させようとしているので、必ず噴射口を閉じた状態を維持しながら、背圧室から燃料タンク側にリークさせる必要ある。
一方、インジェクタは、公差範囲内で固体差(バラツキ)を有しているので、背圧室から燃料タンク側にリークさせる燃料の量を増大させるべく、バルブの開度を大きくすると、インジェクタによっては、噴射口が開いてしまうおそれがある。
これに対して、インジェクタの固体差(バラツキ)を予め考慮してバルブの開度を決定すると、必然的にバルブの開度は小さくならざるを得ないので、背圧室から燃料タンク側にリークさせる高圧燃料の量を大きくすることが難しい。このため、コモンレール圧力Pcを急速に低下させることができなくなるので、エンジンに噴射供給する燃料の量及びタイミングを良好に制御することが難しくなる。
本発明は、上記点に鑑み、コモンレール圧力Pc等の高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、燃料を内燃機関(50)に供給する燃料噴射装置であって、燃料タンク(12)に蓄えられた燃料を加圧供給する加圧供給手段(16、18)と、燃料を噴射する噴射口(31A)を開閉する第1弁体(31)、噴射口(31A)を閉じる向きの圧力を第1弁体(31)に作用させる背圧室(32)、この背圧室(32)と燃料タンク(12)側との連通状態を調節する第2弁体(34)、及び通電に応じて第2弁体(34)を変位させるアクチュエータ(34B)を有するとともに、加圧供給手段(16、18)にて加圧供給された高圧燃料を内燃機関(50)に噴射供給するインジェクタ(30)と、加圧供給手段(16、18)からインジェクタ(30)に至る高圧経路(L1)内の圧力を検出する圧力センサ(22)と、アクチュエータ(34B)への通電量を制御することにより、インジェクタ(30)の作動を制御するとともに、噴射口(31A)を閉じた状態で背圧室(32)と燃料タンク(12)側とを連通させることにより、高圧経路(L1)内の圧力を低下させる急減圧作動モードが実行可能な制御手段(40)と、アクチュエータ(34B)への通電量を変化させながら、噴射口(31A)が実際に開く時のアクチュエータ(34B)への通電量(以下、この通電量をリーク限界通電量(Er)という。)を検出するリーク限界検出作動モードを実行するリーク限界検出手段(40)とを備えることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、噴射口(31A)が実際に開く時のアクチュエータ(34B)への通電量であるリーク限界通電量(Er)を検出するので、このリーク限界通電量(Er)を基準として実際の通電量を決定すれば、予め決定された通電量にてアクチュエータ(34B)を作動させる場合に比べて、背圧室(32)から燃料タンク(12)側にリークさせる燃料の量を大きくすることが可能となる。
したがって、請求項1に記載の発明では、高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を得ることが可能となる。
ところで、アクチュエータ(34B)に通電すると、背圧室(32)から燃料タンク(12)側に高圧燃料がリークして高圧燃料の圧力が低下し始めるが、噴射口(31A)が開くと、高圧燃料が噴射口(31A)から噴射されるので、噴射口(31A)が開く前に比べて高圧燃料の圧力が大きく低下する。
そこで、請求項2に記載の発明では、リーク限界検出手段(40)は、アクチュエータ(34B)への通電量の変化に対して、圧力センサ(22)により検出された検出圧力が所定値以上に減少変化した時のアクチュエータ(34B)への通電量に基づいてリーク限界通電量(Er)を検出することを特徴としている。
これにより、請求項2に記載の発明では、噴射口(31A)が実際に開く時のアクチュエータ(34B)への通電量(リーク限界通電量(Er))を的確に検出することが可能となる。
また、噴射口(31A)が開くと、高圧燃料が噴射口(31A)から噴射されるので、噴射口(31A)が実際に開くと、内燃機関(50)の回転数が上昇する。
そこで、請求項3に記載の発明では、内燃機関(50)の回転数を検出する回転数センサ(S3)を備え、リーク限界検出手段(40)は、アクチュエータ(34B)への通電量の変化に対して、回転数センサ(S3)により検出された検出回転数が所定値以上に上昇変化した時のアクチュエータ(34B)への通電量に基づいてリーク限界通電量(Er)を検出することを特徴としている。
これにより、請求項3に記載の発明では、リーク限界通電量(Er)を的確に検出することが可能となる。
なお、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明と併用する場合、請求項3に記載の発明を単独で用いる場合のいずれであってもよい。そして、請求項3に記載の発明と請求項2に記載の発明と併用する場合には、検出圧力が所定値以上に減少変化した時、及び検出回転数が所定値以上に上昇変化した時のうち、少なくとも一方の変化が検出された時のアクチュエータ(34B)への通電量に基づいてリーク限界通電量(Er)を検出すればよい。
また、請求項4に記載の発明では、急減圧作動モードを実行する際にアクチュエータ(34B)に通電すべき通電量が予め記憶された記憶手段(ROM)を備えており、制御手段(40)は、記憶手段(ROM)に記憶されている標準通電量(Eo)にて急減圧作動モードを実行する標準通電制御モード、又はリーク限界通電量(Er)に基づいて設定された学習後通電量(Ea)にて急減圧作動モードを実行する学習後通電制御モードが実行可能であり、さらに、制御手段(40)は、急減圧作動モード時であって目標とする圧力低下量が所定値以上となるときには、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行することを特徴とする。
ところで、仮に、何らかの原因によりリーク限界通電量(Er)が正確に検出できなかった場合に、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行すると、高圧経路(L1)内の圧力を早期に低下させることができるものの、燃料が内燃機関(50)に噴射されてしまうので、内燃機関(50)への燃料噴射を緻密に制御することが難しくなる。
これに対して、請求項4に記載の発明では、目標とする圧力低下量が所定値以上となるときには、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行し、目標とする圧力低下量が所定値未満となるときには、標準通電制御モードにて急減圧作動モードを実行することとなる。
そして、目標とする圧力低下量が所定値未満となるときには、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行しなくても十分に減圧することができるので、請求項4に記載の発明では、仮に何らかの原因によりリーク限界通電量(Er)が正確に検出できなかった場合であっても、内燃機関(50)の制御に大きな悪影響を与えることはない。
一方、目標とする圧力低下量が所定値以上となるときには、仮に何らかの原因によりリーク限界通電量(Er)が正確に検出できなかったために誤って内燃機関(50)に燃料が噴射供給されても、目標とする圧力低下量が大きいので、内燃機関(50)の制御に大きな影響を及ぼすことは殆どないばかりか、むしろ、短時間で高圧経路(L1)の圧力を目標圧力まで低下させることができるので、内燃機関(50)への燃料噴射を緻密に制御することが可能となる。
ところで、請求項1に記載の発明では、アクチュエータ(34B)への通電量を変化させて噴射口(31A)が実際に開く時の通電量(リーク限界通電量(Er))を検出するので、仮に、内燃機関(50)を稼働させるために燃料を内燃機関(50)に燃料を供給しているときに、リーク限界通電量(Er)を検出すべく、通電量を変化させると、内燃機関(50)の運転状態が大きく変動してしまうおそれがある。
これに対して、請求項5に記載の発明では、リーク限界検出手段(40)は、内燃機関(50)の稼働中にインジェクタ(30)から内燃機関(50)への燃料供給が停止したときにリーク限界通電量(Er)を検出することを特徴としているので、内燃機関(50)の運転状態が大きく変動してしまうことを抑制できる。
また、請求項6に記載の発明では、学習後通電量(Ea)は、リーク限界通電量(Er)に基づいて決定された補正量(ΔE)を標準通電量(Eo)に加算することにより設定される値であることを特徴とする。
これにより、請求項6に記載の発明では、標準通電量(Eo)が変更されずに記憶手段(ROM)に残るので、急減圧作動モードの通電量をいつでも標準通電量(Eo)に戻すことができ、燃料噴射装置の安全性や整備性を損なうことなく、高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を得ることが可能となる。
なお、請求項6に記載の発明では、例えば、(a)減圧開始時圧力によらず、同一の値を補正量(ΔE)として標準通電量(Eo)に加算する場合、及び(b)減圧開始時圧力毎に決定された補正量(ΔE)を、その減圧開始時圧力に対応した標準通電量(Eo)に加算する場合のいずれであってもよい。
因みに、補正量(ΔE)の値は、正の数又は負の数のいずれであってもよい。つまり、補正量が負の数であるときには、「補正量(ΔE)を標準通電量(Eo)に加算する」とは、補正量(ΔE)の絶対値を標準通電量(Eo)から減算する意味となる。
ところで、第2弁体(34)には、高圧燃料の圧力が作用しているので、背圧室(32)と燃料タンク(12)側との連通させる時の高圧燃料の圧力(以下、この圧力を減圧開始時圧力という。)が高いほど、第2弁体(34)を変位させるに必要なエネルギー(通電量)は大きくならざるを得ない。つまり、リーク限界通電量(Er)は、減圧開始時圧力に応じて変化することなる。
これに対して、請求項7に記載の発明では、リーク限界通電量(Er)が複数回検出されたときに、補正量(ΔE)を決定する補正量決定手段(40)を備えることを特徴としている。
これにより、請求項7に記載の発明では、減圧開始時圧力毎に決定された補正量(ΔE)を、その減圧開始時圧力に対応した標準通電量(Eo)に加算することとなるので、内燃機関(50)に噴射供給する燃料の量及びタイミングをより良好に制御することが可能となる。
なお、リーク限界通電量(Er)は、減圧開始時圧力の変化とともに連続的に変化するので、リーク限界通電量(Er)は、減圧開始時圧力の関数となる。したがって、実際に検出されていないリーク限界通電量(Er)は、検出された複数のリーク限界通電量(Er)から数学的手法を用いて推定(補完)することにより間接的に検出することができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の概念図である。 本発明の実施形態に係るインジェクタ30の模式図である。 本発明の実施形態に係る学習制御を示すフローチャートである。 通電量Eと単位時間当たりの減圧量ΔPとの関係を示すグラフである。 標準通電量Eo及び学習後通電量Eaを示すグラフである。 本発明の実施形態に係る補完制御のフローチャートである。 本発明の実施形態に係るハーフリフト制御のフローチャートである。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の効果を説明するためのグラフである。 本発明の実施形態に係る燃料噴射装置の効果を説明するためのグラフである。
本実施形態は、本発明に係る燃料噴射装置を、車両用ディーゼルエンジンの燃料噴射装置に適用したものであり、以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
1.燃料噴射装置の構成(図1参照)
本実施形態に係る燃料噴射装置10は、いわゆる蓄圧式(コモンレール式)の燃料噴射装置である。具体的には、図1に示すように、フィードポンプ14、高圧ポンプ16、流量調整弁18、コモンレール20、圧力センサ22、安全弁24、インジェクタ30、電子制御装置(以下、ECUと記す。)40、及び電子駆動装置(以下、EDUと記す。)42等から構成されており、4気筒のディーゼル式内燃機関(以下、エンジンと記す。)50の各気筒に燃料を噴射する。
フィードポンプ14は、燃料タンク12から燃料を吸入して高圧ポンプ16に供給するものであり、この高圧ポンプ16は、カムシャフトのカムの回転に伴ってプランジャが往復移動することにより加圧室に吸入した燃料を加圧する公知のポンプである。
流量調整弁18は、高圧ポンプ16の吐出側又は吸入側に設けられてコモンレール20に供給される燃料の量を調節することにより、高圧ポンプ16と協働してコモンレール20内の圧力が制御目標圧力となるように調節するものであり、本実施形態では、この流量調整弁18と高圧ポンプ16とにより燃料を加圧供給する加圧供給手段が構成されている。
因みに、高圧ポンプ16は、エンジン50から動力を得て稼働するので、高圧ポンプ16自体を直接的に制御することができないが、流量調整弁18の作動(開度)は、ECU40により制御されるので、流量調整弁18の作動を制御することより、コモンレール20に供給する燃料の量を調節することができる。
なお、高圧ポンプ16の吐出部には、高圧ポンプ16からコモンレール20側に吐出された燃料が高圧ポンプ16に逆流することを防止する逆止弁16Aが設けられており、高圧ポンプ16の吐出圧がコモンレール20内の圧力より大きくなったときにのみ逆止弁16Aが開き、燃料がコモンレール20側に吐出される。
また、コモンレール20は、高圧ポンプ16から圧送されてきた燃料を蓄圧するとともに、燃料圧力をエンジン運転状態に応じた所定圧力に保持する畜圧容器であり、圧力センサ22は、コモンレール20の入口側にてコモンレール20内の圧力を検出する圧力検出手段である。このため、圧力センサ22は、高圧ポンプ16からコモンレール20を経てインジェクタ30に至る高圧経路L1内の圧力を検出することとなる。
安全弁24は、高圧経路L1(コモンレール20)内の圧力が異常上昇したときに、燃料噴射装置10を保護すべく、開弁することによりコモンレール20内の燃料を、燃料タンク12に連通する低圧側のリターン通路100に排出することにより、コモンレール20内の燃料圧力を低下させる減圧手段である。
なお、本実施形態に係る安全弁24は、バネ等の弾性手段の弾性力を高圧経路L1(コモンレール20)内の圧力と対向するように弁体に作用させるリリーフ弁(JIS B 0125 番号14−1等参照)であり、高圧経路L1内の圧力がバネによる設定圧力を上回ったときに開弁して、高圧経路L1内の高圧燃料を燃料タンク12側に排出する。
また、複数個のインジェクタ30は、互いにコモンレール20に並列的に接続され、コモンレール20に蓄圧されている燃料を各気筒内に噴射する燃料噴射弁である。なお、インジェクタ30の詳細構造は、後述する。
ECU40は、CPU、ROM、RAM及びフラッシュメモリ等の書換可能な不揮発性の記憶手段等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成された制御手段であり、流量調整弁18及びインジェクタ30はECU40により制御されている。なお、インジェクタ30は、ECU40により直接的に制御されておらず、インジェクタ30を駆動するEDU42を介して間接的にECU40により制御されている。
また、ECU40は、エンジン回転数を検出する回転数センサS1、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサS2、エンジンの回転数Neを検出する回転数センサS3、高圧ポンプ16の回転数を検出する回転数センサ28、及び圧力センサ22等の各種センサの検出信号に基づいてエンジン50及び燃料噴射装置10の運転状態を取得する。
そして、ECU40は、エンジン50を最適な運転状態に制御するために、取得したエンジン運転状態に基づいて、予めROM又はフラッシュメモリに記憶されているプログラムに従って流量調整弁18及びインジェクタ30等への通電(通電デューティ)を制御する。
具体的には、流量調整弁18への通電量に対する高圧ポンプ16の吐出量特性を示すマップ(以下、吐出量特性マップという。)がフラッシュメモリに記憶されており、ECU40は、フラッシュメモリに記憶している吐出量特性マップに基づき、圧力センサ22から取得するコモンレール20の燃料圧力が制御目標圧力(以下、目標コモンレール圧力Ptという。)となるようにPID制御により流量調整弁18への通電をフィードバック制御している。
このように、ECU40は、コモンレール20の燃料圧力が目標コモンレール圧力Ptとなるように流量調整弁18を制御するが、コモンレール20内の圧力(以下、コモンレール圧力Pcという。)を急速に低下させる際には、ECU40は、インジェクタ30の背圧室32(図2参照)に導入される高圧燃料を燃料タンク12側にリークさせる(漏らす)ことにより、高圧燃料を燃料タンク12側に戻す制御(以下、この制御をハーフリフト制御又は急減圧作動モードという。)を実行する。
2.インジェクタの構造及びハーフリフト制御
インジェクタ30は、図2に示すように、ニードル弁31に閉弁方向の燃料圧力を加える背圧室(制御室)32を設け、この背圧室32の圧力を制御することにより燃料噴射量を制御する公知のピエゾ駆動方式の弁である。
すなわち、噴射口31Aはエンジン50の燃焼室に燃料を噴射供給するための供給口であり、この噴射口31Aは針状のニードル弁31により開閉される。そして、ニードル弁31は、噴射口31Aから延びる円筒状の弁スリーブ31Bに摺動可能に収納されているとともに、弁スリーブ31Bの内周面に摺接するピストン部(大径部)31Cにより、弁スリーブ31Bを噴射口31A側の空間31D(以下、この空間を燃料室31Dという。)と背圧室32とに区画している。
また、燃料室31Dには、高圧通路33を介してコモンレール20内の高圧燃料が導入されており、噴射口31Aが開くと、燃料室31Dに溜まっている高圧燃料が燃焼室内に噴射される。一方、背圧室32には、噴射口31Aを閉じる向きにニードル弁31を押圧するバネ(本実施形態では、コイルバネ)31Eが配設されている。
高圧通路33は、所定の圧力損失(流通抵抗)を発生させるオリフィス33A、及び背圧制御通路32Aを介して背圧室32に連通しており、これらオリフィス33A及び背圧制御通路32Aを介して背圧室32にコモンレール20内の高圧燃料が導かれている。
そして、背圧制御通路32Aは、燃料タンク12側に連通する戻し通路32Bと高圧通路33(コモンレール20側)に連通する高圧導入通路32Cとに分岐しており、その分岐部には、戻し通路32B及び高圧導入通路32Cを開閉する球状のバルブ34が配設されている。
また、アクチュエータ34Bは、プッシュロッド34Aを介してバルブ34を変位させるピエゾ素子(圧電素子)方式の駆動手段である。そして、アクチュエータ34Bに通電されてアクチュエータ34Bにエネルギーが充電されると、アクチュエータ34Bが膨張するので、プッシュロッド34Aは、バネ34C(本実施形態では、皿バネ)を弾性変形させながら、戻し通路32Bを開き、かつ、高圧導入通路32Cを閉じる向きにバルブ34を押圧する。
一方、アクチュエータ34Bへの通電が遮断されてアクチュエータ34Bに充電されていたエネルギーが放電(開放)されると、アクチュエータ34Bが元の大きさに収縮するとともに、バネ34Cの弾性力により、戻し通路32Bを閉じ、かつ、高圧導入通路32Cを開く向きにバルブ34が変位する。
以上に述べた構成により、戻し通路32Bが開かれて、背圧室32の高圧燃料が背圧制御通路32A及び戻し通路32Bを経由して燃料タンク12側(低圧側)排出されると、背圧室32内の圧力が燃料室31D内の圧力より小さくなるので、ピストン部31Cが背圧室32側に変位して噴射口31Aが開かれる。
因みに、背圧室32と高圧通路33とは、オリフィス33Aを介して常に連通しているが、オリフィス33Aで発生する圧力損失(流通抵抗)が大きいため、高圧通路33から背圧室32に燃料が流入する際に、燃料の圧力が低下し、背圧室32内の圧力が燃料室31D内の圧力と同一圧力まで上昇することはない。
また、戻し通路32Bが閉じられ、かつ、高圧導入通路32Cが開かれると、背圧室32には、高圧導入通路32C(背圧制御通路32A)及びオリフィス33Aを経由して高圧燃料が導入されるので、背圧室32内の圧力が次第に上昇し、噴射口31Aを閉じる向きにニードル弁31が変位する。
因みに、噴射口31Aが完全に閉じた後は、ニードル弁31のうち噴射口31Aを閉塞している部分には、高圧燃料による圧力が作用しないので、ピストン部31Cのうち背圧室32側に作用する圧力による力は、ピストン部31Cのうち燃料室31D側に作用する圧力による力(以下、開弁力という。)より大きくなる。
つまり、噴射口31Aが完全に閉じられるまでは、ニードル弁31を噴射口31A側に変位させる力は、主にバネ31Eの弾性力である。しかし、噴射口31Aが完全に閉じた後のニードル弁31を噴射口31Aに押し付ける力は、バネ31Eの弾性力とピストン部31Cのうち背圧室32側に作用する圧力による力との和(以下、この和を閉弁力という。)である。
そして、ハーフリフト制御を実行するときには、閉弁力が開弁力を下回らない程度まで戻し通路32Bを開いて、高圧燃料を燃料タンク12側にリークさせる(漏らす)ことにより、高圧燃料を燃料タンク12側に戻している。
また、閉弁力の大きさは、背圧室32内の圧力、つまりコモンレール圧力Pcに大きく影響を受けるので、本実施形態に係るECU40は、ハーフリフト制御を実行する際のアクチュエータ34Bへの通電量(以下、この通電量をハーフ駆動通電量Eという。)を、ハーフリフト制御を開始する時のコモンレール圧力Pcについての関数(E=f(Pc))として決定する。
そして、ECU40は、ハーフリフト制御時には、アクチュエータ34B(ピエゾ素子)にハーフ駆動通電量Eに相当するエネルギーが充電されるように、所定の電流値にて所定時間だけアクチュエータ34Bに通電する。なお、本実施形態では、電流値は固定値としているので、通電時間をハーフ駆動通電量Eに基づいて決定した後、その決定した時間だけアクチュエータ34Bに通電する。
ところで、コモンレール圧力Pcを急速に低下させるには、戻し通路32Bを可能な限り大きく開くことが望ましいが、戻し通路32Bを開きすぎると、閉弁力が開弁力を下回ってしまい、噴射口31Aが開いてしまうおそれがある。
一方、インジェクタ30は、公差範囲内で固体差(バラツキ)を有しているので、背圧室32から燃料タンク12側にリークさせる燃料の量を増大させるべく、戻し通路32Bの開度を大きくすると、インジェクタ30によっては、噴射口31Aが開いてしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態に係るECU40は、インジェクタ30の固体差(バラツキ)を予め考慮して戻し通路32Bの開度を制御する「標準通電制御モード」、及び後述する「学習後通電制御モード」のうちいずれかのモードを、エンジン50の運転状況に応じて選択してハーフリフト制御(急減圧作動モード)を実行している。
すなわち、標準通電制御モードは、予め行われた試験に基づいて決定されたハーフ駆動通電量Eとコモンレール圧力Pcとの関係(関数)を用いてアクチュエータ34Bへのハーフ駆動通電量Eを制御するモードであり、この標準通電制御モードで用いるハーフ駆動通電量Eとコモンレール圧力Pcとの関係(E=fo(Pc))は、ECU40に設けられたROM等の記憶手段に記憶されている。なお、以下、標準通電制御モードで用いるハーフ駆動通電量Eとコモンレール圧力Pcとの関係(E=fo(Pc))により決定されたハーフ駆動通電量Eを標準通電量Eoという。
また、本実施形態に係る学習後通電制御モードは、後述する学習制御にて決定された補正量ΔEを標準通電量Eoに加算して得られる通電量(以下、この通電量を学習後通電量Ea(=Eo+ΔE)という。)を用いてアクチュエータ34Bへのハーフ駆動通電量Eを制御するモードである。
因みに、本実施形態では、学習後通電量Eaは、標準通電量Eoに補正量ΔEを加算した量であるので、補正量ΔEをフラッシュメモリ等の不揮発性記憶手段に記憶しておき、学習後通電制御モードを実行するときに、ハーフリフト制御開始時のコモンレール圧力Pcから標準通電量Eoを演算し、その求めた標準通電量Eoに補正量ΔEを加算した電流量をハーフ駆動通電量Eとしてアクチュエータ34Bへの通電を制御している。
3.学習制御
3.1.学習制御の内容
標準通電量Eoは、前述したように、予め行われた試験に基づいて決定されたハーフ駆動通電量Eであるので、インジェクタ30毎の固体差(バラツキ)により、現実の戻し通路32Bの開度が、予め設計段階で見込んだ開度と相違している可能性がある。
そこで、学習制御では、アクチュエータ34Bへの通電量(充電量)を変化させながら、噴射口31Aが実際に開く時のアクチュエータ34Bへの通電量(以下、この通電量をリーク限界通電量Erという。)を検出するリーク限界検出作動モードが実行されるととともに、このリーク限界通電量Erに基づいて補正量ΔEが決定される。以下、図3に示すフローチャートに従って学習制御の作動を説明する。
3.2.学習制御作動
学習制御を実行する制御フローは、エンジン50の稼働中(本実形態では、エンジン50のクランクシャフが回転しているとき)にインジェクタ30からエンジン50への燃料供給が停止したとき、つまり、アクセルペダルの踏み込み量が0となったときにECU40で起動・実行される。
なお、本学習制御が終了する前に、アクセルペダルが踏み込まれてインジェクタ30からエンジン50への燃料供給が開始されときには、本学習制御は、その時点で強制終了させられ、エンジン50を最適な運転状態に制御するための通常燃料噴射制御に戻る。
そして、学習制御を実行するための制御フロー(図3)が起動されると、補正量ΔEを求めるための学習制御以外の他の学習制御が実行されているか否かが判定され(S1)、他の学習制御が実行されていると判定された場合には(S1:YES)、他の学習制御が終了するまで待機状態となる。
なお、他の学習制御とは、例えば「多段噴射による1燃焼当たりの各噴射毎の補正量の誤補正を防止するための学習制御(特許第3966096号)」等のインジェクタ30への通電量を補正するための学習制御をいう。
また、S1にて他の学習制御が実行されていないと判定された場合には(S1:NO)、現在のコモンレール圧力Pcにより決定される標準通電量Eoより小さい通電量、つまり噴射口31Aが開くことが理論上あり得ない通電量(初期値E1)がアクチュエータに通電される(S3)。
次に、コモンレール圧力Pcの変化量が所定以上か否か、つまり、初期値E1にて通電される直前のコモンレール圧力Pc1と、初期値E1にて通電された直後のコモンレール圧力Pc2との差の絶対値(|Pc1−Pc2|)が所定圧力以上であるか否かが判定される(S5)。
そして、コモンレール圧力Pcの変化量が所定圧力以上でないと判定された場合には(S5:NO)、アクチュエータ34Bへの通電量が所定量だけ増加された後(S7)、再び、S5が実行される。
なお、この場合、S5では、S7が実行される直前のコモンレール圧力Pn−1と、S7が実行される直後のコモンレール圧力Pnとの差の絶対値(|(Pcn−1)−(Pcn)|)が所定圧力以上であるか否かが判定される。
一方、コモンレール圧力Pcの変化量が所定圧力以上であると判定された場合には(S5:YES)、(a)コモンレール圧力Pcが所定値以上に減少変化したか否か、又は(b)アクチュエータ34Bへの通電量の変化に対して、回転数センサS3により検出されたエンジン回転数Neが所定値以上に上昇変化したか否かに基づいて、ニードル弁31が作動して実際に噴射口31Aが開いたか否かが判定される(S9)。
つまり、本実施形態では、コモンレール圧力Pcが所定値以上に減少変化した場合、又はエンジン回転数Neが所定値以上に上昇変化した場合に、実際に噴射口31Aが開いたと判定される。なお、コモンレール圧力Pcが所定値以上に減少変化した否かの判定方法の詳細は、後述する。
そして、実際に噴射口31Aが開いていないと判定された場合には(S9:NO)、アクチュエータ34Bへの通電量が所定量だけ増加された後(S7)、再び、S5が実行され、一方、実際に噴射口31Aが開いたと判定された場合には(S9:YES)、現在の通電量Enの1つ前の通電量En−1が算出され、その通電量En−1がリーク限界通電量Erとしてみなされる(S11)。
次に、リーク限界通電量Er(=通電量En−1)が現実にアクチュエータ34Bに通電されたときの現実のコモンレール圧力Pc(以下、このコモンレール圧力を限界検出時圧力Prという。)から標準通電量Eoが算出された後(以下、この標準通電量Eoを算出標準通電量Eoという。)、リーク限界通電量Erから算出標準通電量Eoを減じた値(=Er−Eo)が補正量ΔEとしてみなされる(S13)。なお、補正量ΔEは、リーク限界通電量Erから算出標準通電量Eoを減じた値であるので、正・負いずれの場合もあり得る値である。
そして、S13にて決定された補正量ΔEに対応する限界検出時圧力Pr(以下、今回限界検出時圧力Prという。)と、既にフラッシュメモリ等に記憶されている補正量ΔEに対応する限界検出時圧力Pr(以下、前回限界検出時圧力Prという。)とが同一であるか否かが判定される(S15)。
なお、本実施形態では、今回限界検出時圧力Prが前回限界検出時圧力Prの約0.9〜1.1倍の範囲にあるときに、今回限界検出時圧力Prと前回限界検出時圧力Prとが同一であるとみなし、前記範囲から外れているときには今回限界検出時圧力Prと前回限界検出時圧力Prとが同一でないとみなしている。
そして、今回限界検出時圧力Prと前回限界検出時圧力Prとが同一であると判定された場合には(S15:YES)、S13にて算出された今回の補正量ΔE(以下、今回補正量ΔEという。)と既にフラッシュメモリ等に記憶されている補正量ΔE(以下、前回補正量ΔEという。)との差の絶対値が所定値未満であるか否かが判定される(S17)。
このとき、今回補正量ΔEと前回補正量ΔEとの差の絶対値が所定値未満であると判定された場合には(S17:YES)、既にフラッシュメモリ等に記憶されている前回補正量ΔE及び前回限界検出時圧力Prに代えて、今回補正量ΔE及び今回限界検出時圧力Prが記憶された後(S19)、本制御が終了する。
一方、今回補正量ΔEと前回補正量ΔEとの差の絶対値が所定値以上であると判定された場合には(S17:NO)、今回補正量ΔEは誤検出値であるとみなされて、今回補正量ΔE及び今回限界検出時圧力Prが記憶されることなく、S1が再び実行される。
また、S15にて今回限界検出時圧力Prと前回限界検出時圧力Prとが同一でないと判定された場合には(S15:NO)、今回補正量ΔE及び今回限界検出時圧力Prが追加記憶された後(S19)、本制御が終了する。
ところで、本実施形態では、S9におけるコモンレール圧力Pcが所定値以上に減少変化したか否かの判定は、以下のように行っている。
すなわち、ECU40は、アクチュエータ34Bへの通電量をE1からEn−1まで変化させたときのコモンレール圧力Pcの変化傾向基づいて、アクチュエータ34Bへの通電量がEnとなったときのコモンレール圧力Pcnを推定する。
そして、ECU40は、上記推定されコモンレール圧力Pcnと、アクチュエータ34Bへの通電量を現実にEnとしたときの現実のコモンレール圧力PcNとの差圧(|PcN−Pcn|)が所定圧以上となったか否かに基づいて判定している(図4参照)。
つまり、ECU40は、現実のコモンレール圧力PcNと推定したコモンレール圧力Pcnと差圧(|PcN−Pcn|)が所定圧以上となったときに、コモンレール圧力Pcが所定値以上に減少変化したと判定している。
因みに、コモンレール圧力Pcの推定は、本実施形態では、通電量Ek(k=1、2、3、・・・、n−1)に対する現実のコモンレール圧力Pckと関係から公知の数学的手法(例えば、ラグランジュ補完法等)を用いて推定している。
3.3.補正量ΔEの補完(マッピング)
ハーフ駆動通電量Eは、前述したように、ハーフリフト制御開始時のコモンレール圧力Pcとして決定される(E=f(Pc))ことから、補正量ΔEもコモンレール圧力Pcの関数(ΔE=f1(Pc))として表現されると類推できる。
しかし、図3に示す学習制御により算出される補正量ΔEは、学習制御が作動したときの限界検出時圧力Prに対応する補正量ΔEであって、その限界検出時圧力Pr以外のコモンレール圧力Pcに対応する補正量ΔEは不明である。
そこで、ECU40は、既にフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶されている補正量ΔEmが1つの場合には、「補正量ΔEは、コモンレール圧力Pcによらず、常にその記憶されている補正量ΔEmである」とみなして学習後通電量Ea(=Eo+ΔE)を決定する(図5参照)。
一方、既に複数の補正量ΔEmが記憶されている場合には、ECU40は、それら複数の補正量ΔEm及び限界検出時圧力Prmから公知の数学的手法(例えば、ラグランジュ補完法等)を用いて補正量ΔEとコモンレール圧力Pcとの関係を示す関数(ΔE=f1(Pc))を算出するとともに、記憶(検出)されていない限界検出時圧力Pr(コモンレール圧力Pc)に対する補正量ΔEを補完して、学習後通電量Ea(=Eo+ΔE)を決定する。
以下、上記した補正量ΔEの補完(マッピング)を実行するための補完制御の作動を図6に示すフローチャートに従って説明する。なお、図6に示す制御フローは、学習制御が終了した時(強制終了時も含む。)にECU40で実行される。
補完制御が起動されると、先ず、補正量ΔEmがフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶されているか否かが判定され(S21)、記憶されていないと判定された場合には(S21:NO)、待機状態となり、一方、記憶されていると判定された場合には(S21:YES)、フラッシュメモリ等の記憶手段に記憶されている補正量ΔEmが複数であるか否かが判定される(S23)。
そして、記憶されている補正量ΔEmが複数でないと判定された場合には(S23:NO)、「補正量ΔEは、常にその記憶されている補正量ΔEmである」として補正量ΔEがフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶された後(S25)、本制御が終了する。
一方、記憶されている補正量ΔEmが複数であると判定された場合には(S23:YES)、それら複数の補正量ΔEm及び限界検出時圧力Prmから正量ΔEとコモンレール圧力Pcとの関係を示す関数(ΔE=f1(Pc))が算出されて、その算出された補正量ΔEがフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶された後(S27)、本制御が終了する。
4.ハーフリフト制御
ハーフリフト制御は、コモンレール圧力Pcを目標コモンレール圧力Ptとするためにコモンレール圧力制御の一部として実行されるものであり、図7は、ハーフリフト制御の理解を容易にするために、コモンレール圧力制御の中からハーフリフト制御に関する制御フローのみを抽出したフローチャートである。以下、図7に従ってハーフリフト制御の作動を説明する。
ハーフリフト制御が起動され、目標コモンレール圧力Ptと現在のコモンレール圧力Pc(実圧Pc)との差から目標とする減圧量ΔP(=Pc−Pt)が算出された後(S31)、補完制御にて決定された補正量ΔEがフラッシュメモリ等の記憶手段に記憶されているか否か判定される(S33)。
そして、補完制御にて決定された補正量ΔEが記憶されていると判定された場合には(S33:YES)、S31で決定された減圧量ΔPが所定値より大きいか否かが判定され(S35)、減圧量ΔPが所定値より大きいと判定された場合には(S35:YES)、学習後通電制御モードにてハーフリフト制御をすべく、ハーフリフト制御開始時のコモンレール圧力Pcに対する学習後通電量Eaが求められ、ハーフ駆動通電量Eが決定される(S37)。
一方、補完制御にて決定された補正量ΔEが記憶されていないと判定された場合(S33:NO)、又は減圧量ΔPが所定値以下であると判定された場合には(S35:NO)、標準通電制御モードにてハーフリフト制御をすべく、ハーフリフト制御開始時のコモンレール圧力Pcに対する標準通電量Eoが求められ、ハーフ駆動通電量Eが決定される(S39)。
次に、S37又はS39にて決定されたハーフ駆動通電量Eに相当するエネルギーがアクチュエータ34Bに充電されるようにアクチュエータ34Bに通電されることにより、ハーフリフト制御が開始された後(S41)、現実のコモンレール圧力Pcが目標コモンレール圧力Ptまで低下したか否か判定される(S43)。
そして、現実のコモンレール圧力Pcが目標コモンレール圧力Ptまで低下していないと判定された場合には(S43:NO)、ハーフリフト制御が維持され、一方、現実のコモンレール圧力Pcが目標コモンレール圧力Ptまで低下したと判定された場合には(S43:YES)、アクチュエータ34Bに充電されたエネルギーを放電(開放)してハーフリフト制御を終了させる(S45)。
5.本実施形態に係る燃料噴射装置の特徴
本実施形態では、噴射口31Aが実際に開く時のアクチュエータ34Bへの通電量であるリーク限界通電量Erを検出するので、このリーク限界通電量Erを基準として実際の通電量を決定すれば、予め決定された通電量にてアクチュエータ34Bを駆動する場合に比べて、背圧室32から燃料タンク12側にリークさせる燃料の量を大きくすることが可能となる。
すなわち、アクセルペダルの踏み込み量が0となり、エンジン50への燃料噴射が停止すると、目標コモンレール圧力Ptが低くなるので、ハーフリフト制御が開始され、ハーフ駆動通電量Eがアクチュエータ34Bに通電される。
このとき、減圧量ΔPが大きい場合に、図8に示すように、学習後通電制御モード(学習後通電量Ea)にてアクチュエータ34Bを駆動すると、標準通電制御モード(標準通電量Eo)にてアクチュエータ34Bを駆動した場合に比べて、目標コモンレール圧力Ptに収束(到達)する時間が短くなる。
したがって、学習後通電制御モード(学習後通電量Ea)にてアクチュエータ34Bを駆動すると、図9に示すように、標準通電制御モード(標準通電量Eo)にてアクチュエータ34Bを駆動した場合に比べて、大きな減圧量ΔPを得ることができるので、本実施形態では、高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を得ることが可能となる。
ところで、アクチュエータ34Bに通電すると、背圧室32から燃料タンク12側に高圧燃料がリークして高圧燃料の圧力が低下し始めるが、噴射口31Aが開くと、高圧燃料が噴射口31Aから噴射されるので、噴射口31Aが開く前に比べて高圧燃料の圧力が大きく低下する。
そこで、本実施形態では、アクチュエータ34Bへの通電量の変化に対して、コモンレール圧力Pcが所定値以上に減少変化した時のアクチュエータ34Bへの通電量に基づいてリーク限界通電量Erを検出している。
これにより、本実施形態では、噴射口31Aが実際に開く時のアクチュエータ34Bへの通電量、つまりリーク限界通電量Erを的確に検出することが可能となる。
また、噴射口31Aが開くと、高圧燃料が噴射口31Aから噴射されるので、噴射口31Aが実際に開くと、エンジン50の回転数が上昇する。
そこで、本実施形態では、アクチュエータ34Bへの通電量の変化に対して、エンジン回転数Neが所定値以上に上昇変化した時のアクチュエータ34Bへの通電量に基づいてリーク限界通電量Erを検出している。これにより、本実施形態では、リーク限界通電量Erを的確に検出することが可能となる。
ところで、仮に、何らかの原因によりリーク限界通電量Erが正確に検出できなかった場合に、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行すると、高圧経路L1内の圧力を低下させることができるものの、燃料がエンジン50に噴射されてしまうので、エンジン50への燃料噴射を緻密に制御することが難しくなる。
これに対して、本実施形態では、目標とする圧力低下量が所定値以上となるときには、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行し、目標とする圧力低下量が所定値未満となるときには、標準通電制御モードにて急減圧作動モードを実行することとなる。
そして、目標とする圧力低下量が所定値未満となるときには、学習後通電制御モードにて急減圧作動モードを実行しなくても十分に減圧することができるので、本実施形態では、仮に何らかの原因によりリーク限界通電量Erが正確に検出できなかった場合であっても、エンジン50の制御に大きな悪影響を与えることはない。
一方、目標とする圧力低下量が所定値以上となるときには、仮に何らかの原因によりリーク限界通電量Erが正確に検出できなかったために誤ってエンジン50に燃料が噴射供給されても、目標とする圧力低下量が大きいので、エンジン50の制御に大きな影響を及ぼすことは殆どないばかりか、短時間でコモンレール圧力Pcを目標圧力まで低下させることができるので、エンジン50への燃料噴射を緻密に制御することが可能となる。
ところで、本実施形態では、アクチュエータ34Bへの通電量を変化させて噴射口31Aが実際に開く時の通電量(リーク限界通電量Er)を検出するので、仮に、エンジン50を稼働させるために燃料をエンジン50に燃料を供給しているときに、リーク限界通電量Erを検出すべく、通電量を変化させると、エンジン50の運転状態が大きく変動してしまうおそれがある。
これに対して、本実施形態では、エンジン50の稼働中にインジェクタ30からエンジン50への燃料供給が停止したときにリーク限界通電量Erを検出するので、エンジン50の運転状態が大きく変動してしまうことを抑制できる。
また、本実施形態では、学習後通電量Eaは、リーク限界通電量Erに基づいて決定された補正量ΔEを標準通電量Eoに加算することにより設定される値であるので、本実施形態では、標準通電量Eoが変更されずにROMに残ることとなる。
このため、急減圧作動モードの通電量をいつでも標準通電量Eoに戻すことができるので、燃料噴射装置10の安全性や整備性を損なうことなく、高圧燃料の圧力を急速に低下させることが可能な燃料噴射装置を得ることが可能となる。
ところで、リーク限界通電量Erは、前述したように、減圧開始時圧力(限界検出時圧力Pr)に応じて変化するが、本実施形態では、リーク限界通電量Erが複数回検出されたときには、複数の補正量ΔEm及び限界検出時圧力Prmに基づいて、記憶(検出)されていない限界検出時圧力Prに対する補正量ΔEを補完して、学習後通電量Eaを決定するので、エンジン50に噴射供給する燃料の量及びタイミングをより良好に制御することが可能となる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、現実のコモンレール圧力PcNと、推定したコモンレール圧力Pcnとの差圧(|PcN−Pcn|)が所定圧以上となったか否かに基づいて噴射口31Aが実際に開いたか否かを判定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、現実のコモンレール圧力PcNと現実のコモンレール圧力PcN−1との差圧(|PcN−PcN−1|)が所定圧以上となったか否かに基づいて判定してもよい。
また、上述の実施形態では、エンジン回転数Neの変化に基づいて噴射口31Aが実際に開いたか否かを判定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、エンジン50で発生するトルクの変化に基づいて噴射口31Aが実際に開いたか否かを判定してもよい。
また、上述の実施形態では、アクチュエータ34Bとしてピエゾ素子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、電磁ソレノイドを用いたアクチュエータにも適用できる。
また、上述の実施形態では、アクチュエータ34Bへの通電をPWM制御したが、本発明はこれに限定されるものではかく、アクチュエータ34Bに通電する電流値とその通電時間を制御することにより、アクチュエータ34Bに投入するエネルギー(通電量)を制御してもよい。
また、上述の実施形態では、「標準通電制御モード」及び「学習後通電制御モード」のうちいずれかのモードを選択してハーフリフト制御(急減圧作動モード)を実行したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば常に「学習後通電制御モード」にてハーフリフト制御を実行してもよい。
また、上述の実施形態では、本発明をディーゼルエンジン用のコモンレール方式の燃料噴射装置に適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
10…燃料噴射装置、12…燃料タンク、14…フィードポンプ、
16…高圧ポンプ、16A…逆止弁、18…流量調整弁、20…コモンレール、
22…圧力センサ、24…安全弁、28…回転数センサ、30…インジェクタ、
31…ニードル弁、31A…噴射口、31B…弁スリーブ、31C…ピストン部、
31D…空間、31D…燃料室、31E…バネ、32…背圧室、
32A…背圧制御通路、32B…戻し通路、32C…高圧導入通路、
33…高圧通路、33A…オリフィス、34…バルブ、34A…プッシュロッド、
34B…アクチュエータ、34C…バネ、50…エンジン、100…リターン通路。

Claims (7)

  1. 燃料を内燃機関に供給する燃料噴射装置であって、
    燃料タンクに蓄えられた燃料を加圧供給する加圧供給手段と、
    燃料を噴射する噴射口を開閉する第1弁体、前記噴射口を閉じる向きの圧力を前記第1弁体に作用させる背圧室、この背圧室と前記燃料タンク側との連通状態を調節する第2弁体、及び通電に応じて前記第2弁体を変位させるアクチュエータを有するとともに、前記加圧供給手段にて加圧供給された高圧燃料を前記内燃機関に噴射供給するインジェクタと、
    前記加圧供給手段から前記インジェクタに至る高圧経路内の圧力を検出する圧力センサと、
    前記アクチュエータへの通電量を制御することにより、前記インジェクタの作動を制御するとともに、前記噴射口を閉じた状態で前記背圧室と前記燃料タンク側とを連通させることにより、前記高圧経路内の圧力を低下させる急減圧作動モードが実行可能な制御手段と、
    前記アクチュエータへの通電量を変化させながら、前記噴射口が実際に開く時の前記アクチュエータへの通電量(以下、この通電量をリーク限界通電量という。)を検出するリーク限界検出作動モードを実行するリーク限界検出手段と
    を備えることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記リーク限界検出手段は、前記アクチュエータへの通電量の変化に対して、前記圧力センサにより検出された検出圧力が所定値以上に減少変化した時の前記アクチュエータへの通電量に基づいて前記リーク限界通電量を検出することを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記内燃機関の回転数を検出する回転数センサを備えており、
    前記リーク限界検出手段は、前記アクチュエータへの通電量の変化に対して、前記回転数センサにより検出された検出回転数が所定値以上に上昇変化した時の前記アクチュエータへの通電量に基づいて前記リーク限界通電量を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記急減圧作動モードを実行する際に前記アクチュエータに通電すべき通電量が予め記憶された記憶手段を備えており、
    前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている標準通電量にて前記急減圧作動モードを実行する標準通電制御モード、又は前記リーク限界通電量に基づいて設定された学習後通電量にて前記急減圧作動モードを実行する学習後通電制御モードが実行可能であり、
    さらに、前記制御手段は、前記急減圧作動モード時であって目標とする圧力低下量が所定値以上となるときには、前記学習後通電制御モードにて前記急減圧作動モードを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の燃料噴射装置。
  5. 前記リーク限界検出手段は、前記内燃機関の稼働中に前記インジェクタから前記内燃機関への燃料供給が停止したときに前記リーク限界通電量を検出することを特徴とする請求項4に記載の燃料噴射装置。
  6. 前記学習後通電量は、前記リーク限界通電量に基づいて決定された補正量を前記標準通電量に加算することにより設定される値であることを特徴とする請求項5に記載の燃料噴射装置。
  7. 前記リーク限界通電量が複数回検出されたときに、前記補正量を決定する補正量決定手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の燃料噴射装置。
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