JP2011121201A - 装飾体の貼付け方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾体の位置ずれを防止すると共に材料ロスを低減することができ、並びに装置全体を簡易にすることができる装飾体の貼付け技術を提供することを課題とする。
【解決手段】図(a)のヒーター昇降シリンダ35を稼働させてヒーター33を、矢印(8)のように下降させる。流体排出弁52を閉じて減圧ポンプ55を停止する。流体導入弁54を開き、矢印(9)のように流体を容器13内に導入する。すると、収納部材24内は減圧されているため、矢印(10)のように圧力を受けて圧縮され、被装飾体25に装飾体27が圧着して貼付けられる。
【効果】装飾体の大きさが被装飾体より小さくて済むので、装飾体を必要最低限の大きさにし、材料ロスを低減することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、被装飾体に、装飾体を貼付ける装飾体の貼付け技術の改良に関する。
例えば、自動二輪車の外面に、ロゴマークなどの装飾体が貼付けられることがある。このような装飾体の貼付け方法の具体例が提案されている(例えば、特許文献1(図5)参照。)。
この特許文献1の技術を図面に基づいて以下に説明する。
図9(a)に示されるように、装飾体貼付け装置100において、真空容器101の支持治具102に被装飾体103をセットし、把持枠104で装飾用シート(装飾体)105を把持する。ヒーター106で装飾用シート105を加熱して軟化させ、ヒーター106を退避させる。
図9(b)に示されるように、装飾用シート105を移動して被装飾体103に接近させる。通路107から空気を吸引し、装飾用シート105と被装飾体103との間に形成される空間108を減圧する。さらに、装飾用シート105の上方の空間109を加圧し、装飾用シート105を境界にして圧力差を生じさせる。すると、装飾用シート105が均一な圧力で被装飾体103に押し付けられる。結果、被装飾体103に装飾用シート105が貼付けられる。
しかし、従来技術においては、装飾用シート105自体で真空容器101の内部を仕切るため、被装飾体103よりも装飾用シート105を大きくする必要がある。加熱されて軟化した大きい装飾用シート105が被装飾体103に接触することで、装飾用シート105はある程度移動し、位置ずれが生じ得る。また、貼付け後に、装飾用シート105の不要な部分を切除する必要もあり、材料ロスが生じる。
また、把持枠104を昇降させる昇降手段と、ヒーター106を進退させる進退手段とが必要になるので、装置全体が複雑になる。
そこで、装飾用シート等の装飾体の位置ずれを防止するとともに材料ロスを低減することができ、並びに装置全体を簡易にすることができる装飾体の貼付け技術が望まれる。
特開2008−1093公報
本発明は、装飾体の位置ずれを防止すると共に材料ロスを低減することができ、並びに装置全体を簡易にすることができる装飾体の貼付け技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、被装飾体に装飾体を貼付ける装飾体の貼付け方法であって、前記被装飾体を袋状の収納部材の中に配置する工程と、前記装飾体を、前記被装飾体に対面するようにして前記収納部材の内側に仮付けする工程と、口を閉じない形態で前記収納部材を容器内に収納するとともに、この容器に蓋体を被せて前記容器内を減圧する工程と、前記収納部材の口を閉塞する工程と、前記容器内に流体を導入して前記収納部材を圧縮し、前記装飾体を前記被装飾体に圧着させて貼付ける工程と、からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、被装飾体に装飾体を貼付ける装飾体の貼付け装置において、この装飾体の貼付け装置は、容器と、この容器に被せる蓋体と、容器に内在して袋状の形態を呈し且つ被装飾体に対面するようにして装飾体が内側に仮付けされる収納部材と、収納部材の口を閉塞するための閉塞手段と、容器に設けられ容器内の流体を排出する流体排出機構と、容器に設けられ容器内へ流体を導入する流体導入機構と、からなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、装飾体を収納部材の内側に仮付けし、容器内を減圧する。そして、収納部材の口を閉塞し、容器内に流体を導入して収納部材を圧縮することで、装飾体を被装飾体に圧着させる。装飾体は収納部材に仮付けされるため、収納部材より十分に小さくすることができ、結果、被装飾体よりも小さくすることができる。装飾体の大きさが被装飾体より小さくて済むので、装飾体を必要最低限の大きさにし、材料ロスを低減することができる。
従来技術においては、装飾用シートをヒーターで加熱して軟化させた後、被装飾体に貼付けているので、個体差が生じないように装飾用シートの位置決め精度を高めるために、真空容器内の温度を厳密に管理し、装飾用シートの軟化による伸び率を制御する必要がある。この点、本発明では、装飾体は収納部材の内側に仮付けした後、被装飾体に貼付けているため、装飾体を軟化させる必要がないので、位置ずれを防止することができる。
加えて、袋状の収納部材内が減圧されるので、空気が混入することなく装飾体を被装飾体に接合することができ、品質を向上することができる。
さらに、収納部材の内側に仮付けした装飾体を、被装飾体の貼付け位置の近傍に配置してから圧着するので、装飾体の位置ずれを防止することができる。
請求項2に係る発明では、装飾体の貼付け装置は、容器と、蓋体と、収納部材と、閉塞手段と、流体導入排出機構とからなる。従来技術では、装飾体の昇降手段とヒーターの進退手段が必要であり、装置が複雑になり勝ちである。従来技術に比較して、本発明では、装飾体は収納部材に仮付けするだけであり、装飾体の昇降手段が必要ない。すなわち、貼付け装置を簡易にすることができる。
加えて、袋状の収納部材内が減圧されるので、空気が混入することなく装飾体を被装飾体に接合することができ、品質を向上することができる。
さらに、装飾体の大きさが被装飾体より小さくてもよく、装飾体を必要最低限の大きさにし、材料ロスを低減することができる。
本発明に係る装飾体の貼付け装置の正面図である。 装飾体の貼付け装置の要部を説明する図である。 図2の3−3線断面図である。 仮付け工程を説明する図である。 容器内を減圧する工程を説明する図である。 貼付け工程を説明する図である。 実施例2の装飾体の貼付け装置の要部を説明する図である。 図7の8矢視図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、装飾体の貼付け装置10は、基礎部にはベース11上に設けられ、テーブル12に載せられている容器13と、この容器13に被せる蓋体14と、容器13内の流体を排出する流体排出機構15と、容器13内へ空気等の流体を導入する流体導入機構16と、流体排出機構15や流体導入機構16等を制御する制御部17とからなる。
蓋体14は、上面18に取っ手21が設けられており、ヒンジ22を介して容器13に開閉自在に接続されている。
次に断面図に基づいて装飾体の貼付け装置10の要部について説明する。
図2に示されるように、容器13の底部23に、袋状の形態を呈している収納部材24が配置され、この収納部材24の中に被装飾体25が収納されている。被装飾体25は、収納部材24の中に収納されている仮支持部材としてのスポンジ26に挟まれている。また、被装飾体25に対面するようにして装飾体27が、収納部材24の内側に仮付けされている。
なお、仮支持部材26は、スポンジに限定されず、発泡体、弾性体等、伸縮する部材であれば、他の部材であっても差し支えない。
装飾体の貼付け装置10は、収納部材24の口31を閉塞するための閉塞手段32を備えている。
閉塞手段32は、収納部材24の口31を熱するヒーター33と、容器13の底部23に設けられヒーター33をロッド34によって昇降させるヒーター昇降シリンダ35とを備える。
また、閉塞手段32は、ヒーター昇降シリンダ35に圧縮空気を導く圧空供給管36と、この圧空供給管36に接続されヒーター昇降シリンダ35の昇降を制御する昇降シリンダ制御弁37と、圧空供給管36に接続され昇降シリンダ制御弁37に圧縮空気を送る圧縮空気源38と、蓋体14に設けられ蓋体14が閉じた状態でヒーター33が上昇したときに口31を挟んでヒーター33からの熱を受ける受熱板41とを備える。
なお、符号42は、ヒーター33に電気を導く給電線である。
容器13は、底部23に設けられ収納部材24の口31近傍を載せる台43と、容器13の内側に揺動自在に設けられ収納部材24を台43に押さえ付ける押さえ手段44とを備えている。
蓋体14のフランジ部45には、蓋体14が閉じた状態で容器13を密閉するパッキン46が設けられている。
また、流体排出機構15は、容器13に設けられ容器13内の流体を導く流体ホース51と、この流体ホース51に接続され容器13内の流体を排出する流体排出弁52とを備えている。
また、流体導入機構16は、容器に設けられ容器13内へ流体を導く流体導入管53と、この流体導入管53に接続され容器13内へ流体を導入する流体導入弁54とからなる。
なお、本発明に係る装飾体の貼付け装置10は、図9に示す従来技術のような装飾用シート105を軟化させるためのヒーター106及び装飾用シート105の昇降手段を必要としないので、装置を簡易にすることができる。また、押さえ手段44で収納部材24を押さえた上で、収納部材24の内側に仮付けした装飾体27を、被装飾体25の貼付け位置の近傍に配置して圧着するので、装飾体27の位置ずれを防止することができる。
図1に戻って、流体排出機構15は、流体ホース51、流体排出弁52と、この流体ホース51に接続され容器13内を減圧する減圧ポンプ55とからなる。
また、減圧ポンプ55に減圧ポンプ制御線56が接続され、流体排出弁52に流体排出弁制御線57が接続され、昇降シリンダ制御弁37に昇降シリンダ制御線58が接続され、流体導入弁54に流体導入弁制御線61が接続されており、制御部17から制御がなされる。
なお、実施例では、容器13に、流体排出弁52と流体導入弁54との2個の弁を設けているが、これらの2個の弁を1個にまとめても差し支えない。この場合は、流体排出弁52を三方弁にし、流体の排出及び導入を行う。
また、実施例では、流体を空気としたが、これに限らず、窒素や水等の他の流体であっても差し支えない。
次に押さえ手段44について説明する。
図3に示されるように、押さえ手段44は、容器13の内側に設けられているハンドル軸受け62と、このハンドル軸受け62に揺動自在に設けられているハンドル63と、このハンドル63に設けられ収納部材24を押さえるローラー64とからなる。
収納部材24は、ローラー64により2ヵ所押さえられている。結果、収納部材24の口31に隙間65を作ることができ、流体排出機構15により収納部材24の中からも空気を抜いて減圧することができる。加えて、装飾体(図2、符号27)の貼付け位置のずれの防止を図ることができる。
以上に述べた装飾体の貼付け装置10の作用を次に述べる。
図4(a)は被装飾体25を袋状の収納部材24の中に配置する工程から、装飾体27を仮付けする工程までを説明する図であり、被装飾体25及びスポンジ26を、矢印(1)のように、袋状の収納部材24の中に配置する。一方、装飾体27を、被装飾体25に対面するようにして収納部材24の内側に仮付けする。
そして、被装飾体25等を収納した収納部材24を、矢印(2)のように、容器13の中に移動させる。
図4(b)は容器13に収納された収納部材24の口31近傍を押さえる工程を説明する図であり、口31を閉じない形態で収納部材24を容器13に収納する。
そして、ハンドル63を、矢印(3)のように移動させ、ローラー64で収納部材24の口31近傍を押さえる。
なお、収納部材24の口31は、口31全体が押さえられている形態ではなく、部分的に押さえられているので、収納部材24内との空気の移動は可能である。
図5(a)は容器13に蓋体14を被せて容器13内を密封する工程を説明する図であり、手で取っ手21を動かし、蓋体14を矢印(4)のように移動させ、容器13に蓋体14を被せる。これで、容器13は密封される。
図5(b)は容器13内を減圧する工程から、収納部材24の口31を閉塞する工程までを説明する図であり、流体排出弁52を開いて減圧ポンプ55を稼働させ、矢印(5)のように、収納部材24内及び容器13内から空気等の流体を排出する。これで、収納部材24内及び容器13内は減圧される。
ヒーター昇降シリンダ35を稼働させてヒーター33を、矢印(6)のように上昇させ、収納部材24の口31をヒーター33と受熱板41とで挟んで閉じる。ヒーター33に、矢印(7)のように電流を流し、収納部材24の口31を熱で溶着させる。これで、収納部材24は密封される。
図6(a)は装飾体27を被装飾体25に圧着させて貼付ける工程を説明する図であり、ヒーター昇降シリンダ35を稼働させてヒーター33を、矢印(8)のように下降させる。流体排出弁52を閉じて減圧を停止する。流体導入弁54を開き、矢印(9)のように流体を容器13内に導入する。すると、収納部材24内は減圧されているため、矢印(10)のように圧力を受けて圧縮され、被装飾体25に装飾体27が圧着して貼付けられる。
なお、収納部材24が圧縮される際、ローラー64が回転することで、収納部材24の口31が被装飾体25側に引っ張られることを妨げない。結果、装飾体27は、ずれることなく正確な位置に貼付けられる。
図6(b)は装飾体27が貼付けられた被装飾体25を取り出す工程を説明する図であり、手で取っ手21を動かし、矢印(11)のように蓋体14を開く。ハンドル63を、矢印(12)のように移動させ、収納部材24の口31近傍からローラー64を放して、押さえを外す。収納部材24を、矢印(13)のように移動させ、収納部材24の中から装飾体27が貼付けられた被装飾体25を取り出す。
なお、実施例では、装飾体27をシート状のものとして収納部材24の内側に仮付けしたが、これに限定されず、装飾体27をインク状のものとして仮付けしてから被装飾体25に転写しても差し支えない。
また、流体排出機構15等の動作は、制御部(図1、符号17)による動作制御に限らず、手動で行っても差し支えない。
また、閉塞手段32のヒーター33は、ヒーターではなく、収納部材24の口31を受熱板41とで挟んで密封されるように圧接するアーム状部材であっても差し支えない。この場合、閉塞手段32のヒーター33で、収納部材24の口31を溶着せずに、受熱板41とで挟んで圧接することで密封する工程にしてもよい。これにより、収納部材24を再利用することができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、実施例1に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図7に示されるように、装飾体の貼付け装置70において、成形することで袋状の形態を呈する収納部材24が、容器13の底部23に配置されている。この収納部材24は、被装飾体25の下側に配置されている第1貼付け部材71と、被装飾体の上側に配置されている第2貼付け部材72とからなる。第1貼付け部材71の端部73、74を、第2貼付け部材72の端部75、76に熱で溶着させることで、袋状の収納部材24が成形される。
装飾体の貼付け装置70は、第1貼付け部材71の端部73を、第2貼付け部材72の端部75に熱で溶着することで閉塞する閉塞手段32を備えている。また、装飾体の貼付け装置70は、被装飾体25を挟んで閉塞手段32の反対側に、第1貼付け部材71の端部74を、第2貼付け部材72の端部76に熱で溶着することで閉塞する閉塞手段77を備えている。
閉塞手段77は、第1貼付け部材71の端部74及び第2貼付け部材72の端部76を熱するヒーター78と、容器13の底部23に設けられヒーター78をロッド81によって昇降させるヒーター昇降シリンダ82とを備える。
被装飾体25は、第1貼付け部材71と第2貼付け部材72に挟まれる形態で配置されている。被装飾体25は、収納部材24の中に収納されている仮支持部材としてのスポンジ26に挟まれている。また、第2貼付け部材72はスポンジ26に載せられており、被装飾体25に対面するようにして装飾体27が第2貼付け部材72の内側に仮付けされている。なお、符号83は圧空供給管、符号84は昇降シリンダ制御弁、符号85は給電線である。
次に実施例2における閉塞手段32、77及び台43を平面図に基づいて説明する。
図8に示されるように、閉塞手段32において、ヒーター33はL字形状を呈する。また、閉塞手段77において、ヒーター78はL字形状を呈する。ヒーター33とヒーター78は、それぞれ独立して昇降可能である。ヒーター33及びヒーター78は、ロの字形状の受熱板41(図7参照)に接するように上昇する。ヒーター33と受熱板41とで、第1貼付け部材71の端部73及び第2貼付け部材72の端部75を挟む。ヒーター78と受熱板41とで、第1貼付け部材71の端部74及び第2貼付け部材72の端部76を挟む。
また、台43は、被装飾体25を囲うようにロの字形状を呈している。これにより、四角形状の第1貼付け部材71の端部73、74及び第2貼付け部材72の端部75、76を、全て支持することができる。
なお、閉塞手段32のヒーター33は、ヒーターではなく、第1貼付け部材71及び第2貼付け部材72を、受熱板41とで挟んで密封されるように圧接するアーム状部材であっても差し支えない。また、閉塞手段77のヒーター78は、ヒーターではなく、第1貼付け部材71及び第2貼付け部材72を、受熱板41とで挟んで密封されるように圧接するアーム状部材であっても差し支えない。
以上に述べた装飾体の貼付け装置70の作用を次に述べる。
図7に戻って、第1貼付け部材71を、端部73、74が台43に乗るようにして容器13の底23に配置する。被装飾体25とスポンジ26を容器13内に配置する。装飾体27を被装飾体25に対面するようにして第2貼付け部材72の下側(内側)に仮付けし、台43及びスポンジ26の上に配置する。
このとき、第2貼付け部材72の端部75と第1貼付け部材71の端部73が合うよう配置し、第2貼付け部材72の端部76と第1貼付け部材71の端部74が合うよう配置する。これにより、端部73、74、75、76が閉じない形態で容器13内に収納される。すなわち、口31を閉じない形態で収納部材24を容器13内に収納するのと同様になる。
次に容器13に蓋体14を被せ、容器13を密封する。ヒーター78を上昇させ、第1貼付け部材71の端部74と第2貼付け部材72の端部76を熱で溶着させて閉塞する。ヒーター78を下降させる。
流体排出弁52を開いて減圧ポンプ55(図1参照)を稼働させ、収納部材24内及び容器13内から空気等の流体を排出する。これで、収納部材24内及び容器13内は減圧される。
ヒーター33を上昇させ、第1貼付け部材71の端部73と第2貼付け部材72の端部75を熱で溶着させて閉塞する。すなわち、収納部材24の口31は閉塞され、収納部材24は密封状態となる。
ヒーター33を下降させる。流体排出弁52を閉じて減圧を停止する。流体導入弁54を開き、流体を容器13内に導入する。すると、収納部材24内は減圧されているため、圧力を受けて圧縮され、被装飾体25に装飾体27が圧着して貼付けられる。
手で取っ手21を動かし、蓋体14を開く。収納部材24を移動させ、収納部材24の中から装飾体27が貼付けられた被装飾体25を取り出す。
上記の作用では、収納部材24を最初から袋状にしなくても良い。
なお、閉塞手段32のヒーター33と閉塞手段77のヒーター78で、第1貼付け部材71と第2貼付け部材72をそれぞれ溶着せずに、受熱板41とで挟んで圧接することで密封する工程にしても差し支えない。この場合、収納部材24(第1貼付け部材71、第2貼付け部材72)を再利用することができる。
次に実施例2の別形態について説明する。
装飾体の貼付け装置70の構成は、図7、図8に示したものと同様である。
装飾体の貼付け装置70の別形態の作用を次に述べる。
図7に示されるように、第1貼付け部材71を、端部73、74が台43に乗るようにして容器13の底23に配置する。被装飾体25とスポンジ26を容器13内に配置する。装飾体27を被装飾体25に対面するようにして第2貼付け部材72の下側(内側)に仮付けし、台43及びスポンジ26の上に配置する。すなわち、口31を閉じない形態で収納部材24を容器13内に収納するのと同様にする。
次に容器13に蓋体14を被せ、容器13を密封する。
流体排出弁52を開いて減圧ポンプ55(図1参照)を稼働させ、収納部材24内及び容器13内から空気等の流体を排出する。これで、収納部材24内及び容器13内は減圧される。
ヒーター33、78を上昇させ、第1貼付け部材71の端部73、74と第2貼付け部材72の端部75、76を熱で溶着させて閉塞する。すなわち、収納部材24の口31は閉塞され、収納部材24は密封状態となる。ヒーター33、78を下降させる。
流体排出弁52を閉じて減圧を停止する。流体導入弁54を開き、流体を容器13内に導入する。すると、収納部材24内は減圧されているため、圧力を受けて圧縮され、被装飾体25に装飾体27が圧着して貼付けられる。そして、装飾体27が貼付けられた被装飾体25を取り出す。
別形態の作用では、短時間で減圧することができる。
なお、閉塞手段32のヒーター33と閉塞手段77のヒーター78で、第1貼付け部材71と第2貼付け部材72をそれぞれ溶着せずに、受熱板41とで挟んで圧接することで密封する工程にしても差し支えない。この場合、収納部材24(第1貼付け部材71、第2貼付け部材72)を再利用することができる。
上記の図3〜図7、図9に示したように、被装飾体25に装飾体27を貼付ける装飾体27の貼付け方法であって、被装飾体25を袋状の収納部材24(第1貼付け部材71、第2貼付け部材72)の中に配置する工程と、装飾体27を、被装飾体25に対面するようにして収納部材24の内側に仮付けする工程と、口を閉じない形態で収納部材24を容器13内に収納するとともに、この容器13に蓋体14を被せて容器13内を減圧する工程と、収納部材24の口を閉塞する工程と、容器13内に流体を導入して収納部材24を圧縮し、装飾体27を被装飾体25に圧着させて貼付ける工程と、からなる。
この工程により、装飾体27は収納部材24に仮付けされるため、収納部材24より十分に小さくすることができ、結果、被装飾体25よりも小さくすることができる。装飾体27の大きさが被装飾体25より小さくて済むので、装飾体27を必要最低限の大きさにし、材料ロスを低減することができる。
従来技術においては、装飾用シート105をヒーター106で加熱して軟化させた後、被装飾体103に貼付けているので、個体差が生じないように装飾用シート105の位置決め精度を高めるために、真空容器101内の温度を厳密に管理し、装飾用シート105の軟化による伸び率を制御する必要がある。この点、本発明では、装飾体27は収納部材24の内側に仮付けした後、被装飾体25に貼付けているため、装飾体27を軟化させる必要がないので、位置ずれを防止することができる。
加えて、袋状の収納部材24内が減圧されるので、空気が混入することなく装飾体27を被装飾体25に接合することができ、品質を向上することができる。
さらに、収納部材24の内側に仮付けした装飾体27を、被装飾体25の貼付け位置の近傍に配置してから圧着するので、装飾体27の位置ずれを防止することができる。
上記の図1、図2、図7、図8に示したように、被装飾体25に装飾体27を貼付ける装飾体の貼付け装置10、70において、この装飾体の貼付け装置10、70は、容器13と、この容器13に被せる蓋体14と、容器13に内在して袋状の形態を呈し且つ被装飾体25に対面するようにして装飾体27が内側に仮付けされる収納部材24(第1貼付け部材71、第2貼付け部材72)と、収納部材24の口31を閉塞するための閉塞手段32、77と、容器13に設けられ容器13内の流体を排出する流体排出機構15と、容器13に設けられ容器13内へ流体を導入する流体導入機構16と、からなる。
この構成により、従来技術に比較して、本発明では、装飾体27は収納部材24に仮付けするだけであり、装飾体27の昇降手段が必要ない。すなわち、貼付け装置10、70を簡易にすることができる。
加えて、袋状の収納部材24内が減圧されるので、空気が混入することなく装飾体27を被装飾体25に接合することができ、品質を向上することができる。
さらに、装飾体27の大きさが被装飾体25より小さくてもよく、装飾体27を必要最低限の大きさにし、材料ロスを低減することができる。
尚、本発明に係る装飾体の貼付け装置は、樹脂等からなる成形品への装飾体の貼付けに適用したが、これに限定されず、金属を材料とする一般的な機械部品に適用することは差し支えない。
ここで言う装飾体とは、危険表示や標識等のシール及び貼付材を含む。ここで言う貼付材とは、のりやシール等に限らず、フィルムや紙等、貼付可能なもの全てを言う。
また、装飾体は、シート状のものに限定されず、インク又は塗料を用いることで、加飾することも可能である。
本発明の装飾体の貼付け装置は、被装飾体に、装飾体を貼付ける装飾体の貼付けに好適である。
10、70…装飾体の貼付け装置、13…容器、14…蓋体、15…流体排出機構、16…流体導入機構、24…収納部材、25…被装飾体、27…装飾体、31…収納部材の口、32、77…閉塞手段、33、78…ヒーター、35、82…ヒーター昇降シリンダ、41…受熱板、42…台、44…押さえ手段、52…流体排出弁、54…流体導入弁、55…減圧ポンプ、63…ハンドル、64…ローラー、71…第1貼付け部材、72…第2貼付け部材、73、74…第1貼付部材の端部、75、76…第2貼付け部材の端部。

Claims (2)

  1. 被装飾体に装飾体を貼付ける装飾体の貼付け方法であって、
    前記被装飾体を袋状の収納部材の中に配置する工程と、
    前記装飾体を、前記被装飾体に対面するようにして前記収納部材の内側に仮付けする工程と、
    口を閉じない形態で前記収納部材を容器内に収納するとともに、この容器に蓋体を被せて前記容器内を減圧する工程と、
    前記収納部材の口を閉塞する工程と、
    前記容器内に流体を導入して前記収納部材を圧縮し、前記装飾体を前記被装飾体に圧着させて貼付ける工程と、からなることを特徴とする装飾体の貼付け方法。
  2. 被装飾体に装飾体を貼付ける装飾体の貼付け装置において、
    この装飾体の貼付け装置は、容器と、この容器に被せる蓋体と、前記容器に内在して袋状の形態を呈し且つ前記被装飾体に対面するようにして前記装飾体が内側に仮付けされる収納部材と、前記収納部材の口を閉塞するための閉塞手段と、前記容器に設けられ前記容器内の流体を排出する流体排出機構と、前記容器に設けられ前記容器内へ流体を導入する流体導入機構と、からなることを特徴とする装飾体の貼付け装置。
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