JP2011118809A - ペン収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機器全体の実装密度を高めることができると共に、機器全体の小型化および薄型化を図ることができるペン収納構造を提供する。
【解決手段】 下部ケース12に設けられた凹溝形状のペン収納凹部17がタッチペン5の長手方向に沿って下部ケース12内に開放された開口17aを有し、この開口17aをカバーシート18で塞いだ。従って、ペン収納凹部17の開口17aに対応する箇所にも、回路基板19やフレキシブルな配線基板26などの部品を配置することができる。このため、下部ケース12内にペン収納凹部17を設けても、またこのペン収納凹部17がタッチペン5の長手方向に沿って開放された開口17aを有していても、機器全体の実装密度を十分に高めることができると共に、ペン収納凹部17をタッチペン5が密接して収納する最小限の大きさに形成することができるので、機器全体の小型化および薄型化を図ることができる。
【選択図】 図7

Description

この発明は、電子辞書、携帯情報端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、パーソナルコンピュータなどの電子機器に用いられるペン収納構造に関する。
従来、パーソナルコンピュータなどの電子機器においては、特許文献1に記載されているように、機器ケースの表面にタッチペンを着脱可能に収納するペン収納凹部を設けた構成のものが知られている。
特開2004−13325号公報
この種のペン収納構造は、ペン収納凹部がタッチペンの長手方向に沿って開放され、この開放されたペン収納凹部の一端部にタッチペンのペン先が挿入して係止される受け部を設けると共に、このペン収納凹部に収納されたタッチペンを取り出す際に、タッチペンをペン収納凹部内から取出方向に回転させるために、ペン収納凹部の一端部にペン先をペン収納凹部内において出没方向に回転移動させる空間部を受け部に対応させて設けた構成になっている。
しかしながら、このような従来のペン収納構造では、ペン収納凹部が機器ケースの表面に露出して設けられていると共に、このペン収納凹部がタッチペンの長手方向に沿って開放され、この開放された開口からタッチペンをペン収納凹部に挿入させて着脱可能に収納する構成であるから、ペン収納凹部に対応する箇所における機器ケースの表面に他の部品を搭載することができない。
このため、ペン収納凹部によって機器全体の実装密度が低下するばかりか、タッチペンのペン先をペン収納凹部内で出没方向に回転させるための空間部をペン収納凹部内に設ける必要があるため、ペン収納凹部が大きくなり、機器全体の小型化および薄型化を図ることができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、機器全体の実装密度を高めることができると共に、機器全体の小型化および薄型化を図ることができるペン収納構造を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、機器ケースにペンを収納するためのペン収納構造において、前記機器ケース内に設けられ、前記ペンの長手方向に沿って前記機器ケース内に開放された開口を有し、この開口の長手方向における一端部に設けられたペン挿入口から前記ペンが挿脱可能に挿入して収納される凹溝形状のペン収納凹部と、このペン収納凹部における前記開口を塞ぐためのカバーシートとを備え、前記ペン収納凹部における前記開口の縁部には、複数の突起部が設けられており、前記カバーシートの縁部には、前記複数の突起部がそれぞれ挿入して前記カバーシートを前記ペン収納凹部に取り付けるための複数の挿入孔が設けられていることを特徴とするペン収納構造である。
請求項2に記載の発明は、前記カバーシート上に、前記機器ケース内に設けられた回路基板が配置されており、この回路基板には、前記ペン収納凹部の前記複数の突起部が前記カバーシートの前記複数の挿入孔を通してそれぞれ挿入することにより、前記回路基板を前記ペン収納凹部に取り付けるための複数の取付孔部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のペン収納構造である。
請求項3に記載の発明は、前記カバーシートと前記回路基板との間に、前記回路基板と電気的に接続されて前記ペン収納凹部をその長手方向に対して直交する方向に横切って前記回路基板と反対側に延びるフレキシブルな配線基板が、配置されていることを特徴とする請求項2に記載のペン収納構造である。
請求項4に記載の発明は、前記カバーシートと前記回路基板とが、前記フレキシブルな配線基板と対応する箇所を除いて、粘着層によって接着されていることを特徴とする請求項3に記載のペン収納構造である。
この発明によれば、機器ケース内に設けられた凹溝形状のペン収納凹部におけるペンの長手方向に沿って機器ケース内に開放された開口をカバーシートによって塞ぐことにより、ペン収納凹部の開口に対応する箇所にも、部品を配置することができる。このため、機器ケース内にペン収納凹部を設けても、またこのペン収納凹部がペンの長手方向に沿って開放された開口を有していても、機器全体の実装密度を十分に高めることができると共に、ペン収納凹部をペンが密接して収納する最小限の大きさに形成することができるので、機器全体の小型化および薄型化を図ることができる。
この発明を電子辞書に適用した一実施形態を示した平面図である。 図1の電子辞書を折り畳んだ状態の側面図である。 図2の電子辞書を下側から見た裏面図である。 図1の電子辞書において第2のケースの下部ケースを上方から見た平面図である。 図4の下部ケース内に組み込まれる回路基板を下側から見た拡大裏面図である。 図4の下部ケース内に回路基板を組み付けた状態におけるペン収納部付近の要部を示した拡大平面図である。 図6の要部における各断面を示し、(a)は図6のA−A矢視における拡大断面図、(b)は図6のB−B矢視における拡大断面図、(c)は図6のC−C矢視における要部を示した拡大断面図である。 図6において回路基板を取り外した状態における下部ケースのペン収納凹部付近の要部を示した拡大平面図である。 図8のD−D矢視における要部を示した拡大断面図である。 図7のカバーシートを示し、(a)はそのカバーシートの拡大平面図、(b)はそのカバーシートの拡大裏面図である。 図6の回路基板を示した要部の拡大平面図である。 図11の回路基板を下面側から見た要部の拡大裏面図である。 図12の回路基板にカバーシートを取り付けた状態を示した要部の拡大裏面図である。 図7のA部の断面を示し、(a)はその要部を示した拡大断面図、(b)はその要部においてカバーシートを回路基板から剥がす状態を示した拡大断面図である。
以下、図1〜図14を参照して、この発明を電子辞書に適用した一実施形態について説明する。
この電子辞書は、図1および図2に示すように、第1のケース1と第2のケース2とを備え、これら第1のケースと第2のケース2とが一対のヒンジ部3によって回転自在に連結され、この一対のヒンジ部3を中心に第1のケース1と第2のケース2とが回転して開閉自在に重なり合うように構成されている。
この場合、第2のケース2に対向する第1のケース1の内側面には、図1に示すように、入力表示部4がほぼ全域に設けられている。この入力表示部4は、透明なタッチパネルの下に表示パネルを重ね合わせたものであり、透明なタッチパネルを通して表示パネルに表示された情報が見え、この状態で透明なタッチパネルをタッチペン5(図3参照)でタッチ操作することにより、情報を入力するように構成されている。
また、第1のケース1に対向する第2のケース2の内側面には、図1に示すように、キー入力部6、補助入力表示部7、およびスピーカ部8が設けられている。キー入力部6は、文字キー、ファンクションキーが配列された第1の入力部9と、カーソルキー、決定キーが円形状の領域内に配列された第2の入力部10とを備え、これらの各キーをキー操作することにより、情報を入力するように構成されている。
補助入力表示部7は、手書き入力部であり、入力表示部4と同様、透明なタッチパネルの下に表示パネルを重ね合わせたものであり、透明なタッチパネルをタッチペン5(図3参照)でタッチ操作することにより、手書き情報を入力するように構成されている。スピーカ部8は、音声や警報音などの音を放音するものであり、キー入力部6および補助入力表示部7で入力された情報に基づいて音声や警報音などの音を放音するように構成されている。
この場合、第2のケース2は、図2に示すように、上部ケース11と下部ケース12とを備えている。上部ケース11には、図1に示すように、キー入力部6、補助入力表示部7、およびスピーカ部8が上面から外部に露出して設けられている。下部ケース12には、図3に示すように、タッチペン5を収納するペン収納部13が設けられているほか、下部ケース12の下面には、電池蓋14および複数のゴム足15が設けられている。
電池蓋14は、図3および図4に示すように、第1のケース1と第2のケース2とを回転自在に連結する一対のヒンジ部3間に設けられて電池(図示せず)を収納する電池収納部16を開閉可能に塞ぐように構成されている。ペン収納部13は、図3および図4に示すように、電池蓋14が取り付けられた電池収納部16に沿って下部ケース12内に設けられ、その一端部(図3では右端部)が下部ケース12の一側面(図3では右側面)に開放されている。
このペン収納部13は、図4に示すように、下部ケース12内にタッチペン5の長手方向に沿って細長く設けられたペン収納凹部17を備えている。このペン収納凹部17は、図4、図7および図8に示すように、タッチペン5が挿入するほぼ半円筒形状の細長い凹溝である。このペン収納凹部17の上部には、タッチペン5の長手方向に沿って下部ケース12内に開放する開口17aが設けられている。
また、このペン収納凹部17の一端部(図4では右端部)には、タッチペン5が挿脱可能に挿入するペン挿入口17bが設けられている。さらに、このペン収納凹部17は、タッチペン5が密接した状態でタッチペン5を収納する最小限の大きさに形成されている。また、このペン収納凹部17は、タッチペン5の長手方向に沿って開放された開口17aが、図6および図7に示すように、カバーシート18および回路基板19によって塞がれるように構成されている。
この場合、ペン収納凹部17における開口17aの長手方向に沿う両側の各縁部17cには、図7(c)および図9に示すように、カバーシート18の一部が配置される複数のシート装着凹部20が所定間隔で設けられている。この複数のシート装着凹部20には、それぞれ複数の突起部19が上方に突出して設けられている。
カバーシート18は、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(PA)などの合成樹脂からなり、全体が厚みの薄い帯状に形成されている。すなわち、このカバーシート18は、図10(a)および図10(b)に示すように、その長さがペン収納凹部17の長手方向の長さとほぼ同じで、その長手方向と直交する方向の長さがペン収納凹部17における開口17aの長手方向と直交する方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
このカバーシート18の長手方向に沿う両側部には、図10(a)および図10(b)に示すように、ペン収納凹部17における開口17aの長手方向に沿う両側の各縁部17cに延びる複数の取付片18aがそれぞれで設けられている。この複数の取付片18aは、図7(c)に示すように、ペン収納凹部17における開口17aの長手方向に沿う両側の各縁部17cに設けられた複数のシート装着凹部20内にそれぞれ配置されるように構成されている。
この複数の取付片18aには、図7(a)〜図7(c)に示すように、ペン収納凹部17の各縁部17cにおける複数のシート装着凹部20に設けられた複数の突起部21がそれぞれ挿入する挿入孔18bが設けられている。これにより、カバーシート18は、図7(a)〜図7(c)に示すように、その長手方向に沿う両側辺からそれぞれ突出して設けられた複数の取付片18aの各挿入孔18bに、ペン収納凹部17の開口17aにおける縁部17cに設けられた各突起部21がそれぞれ挿入することにより、ペン収納凹部17に取り付けられてペン収納凹部17の開口17aを塞ぐように構成されている。
この場合、カバーシート18は、図7(c)に示すように、複数の取付片18aがペン収納凹部17における開口17aの長手方向に沿う両側の各縁部17cにそれぞれ設けられたシート装着凹部20内に配置されることにより、カバーシート18の上面がペン収納凹部17の各縁部17cの上面とほぼ同じ高さで、ペン収納凹部17に取り付けられるように構成されている。
一方、回路基板19は、機器全体を電気的に制御駆動するためのものであり、図5に示すように、LSI(大規模集積回路)などの電子辞書機能に必要な各種の電子部品19aが搭載され、図6に示すように、第2のケース2の下部ケース12に組み込まれている。この回路基板19には、図5および図13に示すように、下部ケース12に設けられたペン収納凹部17に対応する箇所にカバーシート18が設けられていると共に、図5および図6に示すように、電池収納部16内に配置される一対の電池ばね22およびアースばね23が設けられている。
一対の電池ばね22とアースばね23とは、図5および図6に示すように、その各接続片22a、23aが回路基板19の下面(図5では表面)に設けられた電極19bに接続されている。この場合、回路基板19には、図6、図11〜図13に示すように、一対の電池ばね22とアースばね23との各接続片22a、23aがそれぞれ挿入する複数のスリット孔24が、ペン収納凹部17をその長手方向に対して直交する方向に横切って設けられている。
また、この回路基板19には、図12に示すように、カバーシート18が配置される箇所に絶縁膜19cが印刷されている。この絶縁膜19cが印刷された箇所の回路基板19には、図6および図11に示すように、ペン収納凹部17における開口17aの長手方向に沿う両側の各縁部17cに設けられた複数の突起部21がそれぞれ挿入する複数の取付孔部25が設けられている。
この複数の取付孔部25は、図6、図11〜図13に示すように、ペン収納凹部17の上辺側に位置する縁部17cに対応する回路基板19の上辺部に設けられた複数の切欠孔部と、ペン収納凹部17の下辺側に位置する縁部17cに対応する回路基板19の箇所に設けられた複数の円形孔部とからなり、これらがカバーシート18に設けられた複数の挿入孔18bにそれぞれ対応するように構成されている。
これにより、回路基板19は、図6および図7に示すように、その下面にカバーシート18が配置された状態で、ペン収納凹部17の複数の突起部21がカバーシート18の複数の挿入孔18bを通してそれぞれ複数の取付孔部25に挿入することにより、ペン収納凹部17に取り付けられてカバーシート18と共にペン収納凹部17の開口17aを塞ぐように構成されている。
また、この回路基板19には、図5、図6、図11〜図13に示すように、フレキシブルな配線基板26が電気的に接続されている。このフレキシブルな配線基板26は、屈曲自在なフィルムに多数の配線を形成したシート状の接続部材であり、第2のケース2内の回路基板19と第1のケース1内の回路基板(図示せず)とを電気的に接続するように構成されている。
すなわち、このフレキシブルな配線基板26は、図5、図6、図11〜図13に示すように、その一端部(図5では下端部)が回路基板19のコネクタ部19dに電気的に接続された状態で、その他端部(図5では上端部)がカバーシート18をその長手方向に対して直交する方向に横切って回路基板19と反対側に延びていることにより、第2のケース2内からヒンジ部3内を通り抜けて第1のケース1内に導かれるように構成されている。
この場合、フレキシブルな配線基板26は、図6および図7(c)に示すように、回路基板19とカバーシート18との間に配置された状態で、ペン収納凹部17をその長手方向に対して直交する方向に横切るように構成されている。このため、ペン収納凹部17の縁部17cには、図7(c)および図9に示すように、配線基板26が対応する箇所のカバーシート18が配置する基板装着凹部27が設けられている。
ところで、カバーシート18は、図7および図14に示すように、回路基板19に粘着層28によって接着されている。この粘着層28は、剥離可能な感圧接着剤であり、図10(b)および図14(a)に示すように、カバーシート18の下面にフレキシブルな配線基板26と対応する箇所を除いて設けられ、配線基板26に接着しないように構成されている。これにより、カバーシート18と回路基板19との間には、フレキシブルな配線基板26が配置される隙間が形成されている。
このため、カバーシート18は、図14(a)および図14(b)に示すように、カバーシート18と回路基板19との間にフレキシブルな配線基板26が配置されていても、その配線基板26側に位置するカバーシート18の端部側(図14では右端部側)に設けられた粘着層28を回路基板19から剥がすことにより、配線基板26を取り外せるように構成されている。
次に、このような電子辞書においてペン収納部13を組み立てる場合について説明する。
この場合には、まず、図5、図11および図12に示すように、回路基板19にフレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23を電気的に接続した状態で取り付ける。
すなわち、フレキシブルな配線基板26は、図12に示すように、その一端部(図12では下端部)が回路基板19の下面(図12では表面)に設けられたコネクタ部19dに接続された状態で、他端部(図12では上端部)がカバーシート18を配置する箇所の回路基板19に印刷された絶縁膜19cを横切って回路基板19の上辺部から突出している。これにより、フレキシブルな配線基板26は、図11および図12に示すように、回路基板19の上辺部から突出した他端部が第2のケース2からヒンジ部3を通して第1のケース1内に向けて延びている。
また、一対の電池ばね22およびアースばね23は、図11および図12に示すように、その各接続片22a、23aがそれぞれ回路基板19の下面(図12では表面)に設けられた電極19bに接続されて回路基板19の各スリット孔24内に配置された状態で、カバーシート18が配置される箇所の回路基板19の絶縁膜19cを横切って、回路基板19の上辺部から突出している。これにより、一対の電池ばね22およびアースばね23は、図6に示すように、突出した他端部(図6では上端部)が一対のヒンジ部3間に位置する電池収納部16内に配置される。
この状態、回路基板19の下面における絶縁膜19cにカバーシート18を粘着層28によって接着し、このカバーシート18と回路基板19との間にフレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22およびアースばね23を挟み込む。このときには、図13に示すように、カバーシート18の複数の取付片18aにそれぞれ設けられた複数の挿入孔18bを回路基板19に設けられた複数の取付孔部25に対応させて貼り付ける。
また、このときには、図7(c)および図11(b)に示すように、粘着層28が、フレキシブルな配線基板26と対応する箇所を除いて、カバーシート18の下面に設けられているので、粘着層28が配線基板26に接着することがない。また、一対の電池ばね22とアースばね23との各接続片22a、23aは、回路基板19の各スリット孔24内に配置されているので、各接続片22a、23aにも、粘着層28が接着することがない。
この後、回路基板19を第2ケース2の下部ケース12に取り付ける。このときには、回路基板19に貼り付けられたカバーシート18を下部ケース12に設けられたペン収納凹部17の開口17aに対応させる。そして、ペン収納凹部17の各縁部17cに設けられた複数の突起部21を、カバーシート18の各挿入孔18bにそれぞれ挿入すると共に、回路基板19の各取付孔部25にそれぞれ挿入する。
すると、図6、図7および図13に示すように、カバーシート18の長手方向に沿う両側辺から側方に突出した複数の取付片18aがペン収納凹部17の縁部17cに設けられた複数のシート装着凹部20内にそれぞれ配置されると共に、回路基板19がペン収納凹部17の縁部17c上に配置される。また、このときには、フレキシブルな配線基板26に対応する箇所のカバーシート18がペン収納凹部17の縁部17cに設けられた基板装着凹部27内に配置される。
このため、カバーシート18は、図7(c)に示すように、その上面がペン収納凹部17の縁部17cの上面と同じ高さで、ペン収納凹部17に配置されると共に、カバーシート18と回路基板19との間にフレキシブルな配線基板26が配置されていても、この配線基板26に対応する箇所に粘着層28が設けられていないため、配線基板26の上面もペン収納凹部17の縁部17cの上面とほぼ同じ高さなる。
その結果、回路基板19は、その下面がペン収納凹部17の縁部17cの上面と同じ高さなるので、回路基板19の下面がペン収納凹部17の縁部17cの上面に密着して配置される。これにより、カバーシート18がペン収納凹部17の開口17aを塞いだ状態でペン収納凹部17に取り付けられると共に、回路基板19がカバーシート18を押し付けた状態でペン収納凹部17に取り付けられる。これにより、ペン収納凹部17は、タッチペン5が密接した状態で、タッチペン5を挿脱可能に収納する最小限の大きさに形成される。
この状態では、ペン収納凹部17のペン挿入口17bが下部ケース12の一側面に位置して開放されているので、この開放されたペン挿入口17bからタッチペン5をペン収納凹部17内に挿入して密接させて収納することができる。このときには、カバーシート18によってタッチペン5が、回路基板19、フレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23を傷付けないように保護することができる。
また、タッチペン5をペン収納凹部17から取り出す場合には、ペン挿入口17bから露出したタッチペン5の端部を摘んで引き出すことにより、ペン収納凹部17からタッチペン5を取り出すことができる。このときにも、カバーシート18によってタッチペン5が、回路基板19、フレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23を傷付けないように保護することができる。
一方、この電子辞書を修理したり点検したりする際には、まず、第2のケース2における上部ケース11と下部ケース12とを分解し、この後、回路基板19を下部ケース12から取り外す際に、ペン収納凹部17の縁部17cに設けられた複数の突起部21を回路基板19に設けられた複数の取付孔部25、およびカバーシート18に設けられた複数の挿入孔18bからそれぞれ抜き出すことにより、簡単に回路基板19およびカバーシート18をペン収納凹部17から取り外すことができる。
この状態で、カバーシート18と回路基板19との間からフレキシブルな配線基板26を取り外す際には、フレキシブルな配線基板26が対応するカバーシート18の箇所に粘着層28が設けられていないため、粘着層28によって回路基板19に接着されたカバーシート18を剥がすことにより、フレキシブルな配線基板26を傷付けることなくカバーシート18と回路基板19との間から容易に且つ良好に取り外すことができる。
このように、この電子辞書のペン収納構造によれば、下部ケース12内に設けられた凹溝形状のペン収納凹部17がタッチペン5の長手方向に沿って下部ケース12内に開放された開口17aを有し、この開口17aをカバーシート18によって塞いだ構成であるから、ペン収納凹部17の開口17aに対応する箇所にも、回路基板19、フレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23などの部品を配置することができる。
このため、下部ケース12内にペン収納凹部17を設けても、またこのペン収納凹部17がタッチペン5の長手方向に沿って下部ケース12内に開放された開口17aを有していても、機器全体の実装密度を高めることができると共に、ペン収納凹部17をタッチペン5が密接して収納する最小限の大きさに形成することができるので、機器全体の小型化および薄型化を図ることができる。
すなわち、この電子辞書のペン収納構造では、ペン収納凹部17における開口17aの各縁部17cに複数の突起部21をそれぞれ設け、カバーシート18の両側の各縁部に複数の突起部21がそれぞれ挿入してカバーシート18をペン収納凹部17に取り付けるための複数の挿入孔18bを設けた構成であるから、構造が簡単で、ペン収納凹部17の各突起部21をカバーシート18の各挿入孔18bに挿入するだけで、容易に且つ確実にカバーシート18をペン収納凹部17に取り付けることができる。
このため、ペン収納凹部17の開口17aに対応する箇所に、回路基板19、フレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23などの部品を配置しても、カバーシート18によって回路基板19、フレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23などの部品を保護することができるので、タッチペン5の挿脱操作時に回路基板19、フレキシブルな配線基板26、一対の電池ばね22、およびアースばね23などの部品がタッチペン5によって傷付かないようにすることができる。
この場合、カバーシート18の長手方向に沿う両側部には、複数の取付片18aが設けられ、この複数の取付片18aには、それぞれ挿入孔18bが設けられており、またペン収納凹部17の開口17aの各縁部17cには、カバーシート18の各取付片18aが装着する複数のシート装着凹部20が設けられ、この複数のシート装着凹部20内には、それぞれ突起部21が設けられているので、ペン収納凹部17の各突起部21をカバーシート18の各挿入孔18bに挿入すると、カバーシート18の各取付片18aをペン収納凹部17の各縁部17cにそれぞれ設けられた各シート装着凹部20内に配置することができる。
このため、カバーシート18は、その上面がペン収納凹部17の各縁部17cの上面と同じ高さで、ペン収納凹部17に取り付けられるので、カバーシート18でペン収納凹部17の開口17aを塞いでも、カバーシート18によってペン収納凹部17全体の厚みが厚くならないため、下部ケース12の薄型化を図ることができ、これにより機器全体の薄型化を図ることができる。
また、この電子辞書のペン収納構造では、下部ケース12内に組み込まれた回路基板19がカバーシート18上に配置され、この回路基板19にペン収納凹部17の複数の突起部21がカバーシート18の各挿入孔18bを通してそれぞれ挿入して、回路基板19をペン収納凹部17に取り付けるための複数の取付孔部25が設けられているので、回路基板19をカバーシート18と共にペン収納凹部17に容易に取り付けることができる。
すなわち、回路基板19の複数の取付孔部25にペン収納凹部17の複数の突起部21をカバーシート18の各挿入孔18bを通して挿入させるだけで、回路基板19をカバーシート18と共にペン収納凹部17に容易に取り付けることができると共に、ペン収納凹部17の開口17aを塞いだ状態のカバーシート18が厚みの薄い帯状に形成されていても、回路基板19によってカバーシート18を確実に且つ良好に押え付けてペン収納凹部17に取り付けることができる。
また、この電子辞書のペン収納構造では、カバーシート18と回路基板19との間に、この回路基板19と電気的に接続されてペン収納凹部17をその長手方向に対して直交する方向に横切って回路基板19と反対側に延びるフレキシブルな配線基板26が、配置されているので、配線基板26の引き回し作業が容易にできると共に、ペン収納凹部17を横切って配線基板26を引き回しても、機器全体の厚みが厚くならず、コンパクトに配線することができる。
この場合、ペン収納凹部17の各縁部17cには、基板装着凹部27がフレキシブルな配線基板26に対応して設けられているので、カバーシート18と回路基板19との間にフレキシブルな配線基板26が配置されていても、カバーシート18と同様、配線基板26の上面をペン収納凹部17の各縁部17cの上面とほぼ同じ高さにすることができる。
このため、回路基板19の下面をペン収納凹部17の各縁部17cの上面に密着させて配置することができるので、ペン収納凹部17に配線基板26が重なって配置されていても、機器全体の厚みが厚くならず、回路基板19によってカバーシート18と共に配線基板26を良好に固定することができる。
さらに、この電子辞書のペン収納構造では、カバーシート18に、フレキシブルな配線基板26と対応する箇所を除いて、回路基板19に接着される粘着層28が設けられていることにより、この粘着層28によってカバーシート18を回路基板19に接着することができるので、カバーシート18を回路基板19と共にペン収納凹部17に取り付けることができ、これによりペン収納凹部17に対するカバーシート18の取付作業性を向上させることができると共に、カバーシート18を回路基板19から容易に取り外すことができる。
この場合、配線基板26は、粘着層28に接着されていないので、カバーシート18を回路基板19から剥がすことにより、配線基板26をカバーシート18と回路基板19との間から良好に取り外すことができる。このため、配線基板26を傷付けることなく容易に且つ良好に交換することができるので、修理や保守点検の作業が容易にできる。
なお、上述した実施形態では、電子機器として電子辞書に適用した場合について述べたが、必ずしも電子辞書である必要はなく、例えば携帯情報端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、携帯型電子ゲーム機などの携帯型の電子機器に適用することができるほか、必ずしも携帯型の電子機器である必要はなく、パーソナルコンピュータなどの各種の電子機器にも広く適用することができる。
1、2 第1、第2の各ケース
3 ヒンジ部
5 タッチペン
11 上部ケース
12 下部ケース
13 ペン収納部
17 ペン収納凹部
17a 開口
17b ペン挿入口
17c 縁部
18 カバーシート
18a 取付片
18b 挿入孔
19 回路基板
20 シート装着凹部
21 突起部
25 取付孔部
26 配線基板
27 基板装着凹部
28 粘着層

Claims (4)

  1. 機器ケースにペンを収納するためのペン収納構造において、
    前記機器ケース内に設けられ、前記ペンの長手方向に沿って前記機器ケース内に開放された開口を有し、この開口の長手方向における一端部に設けられたペン挿入口から前記ペンが挿脱可能に挿入して収納される凹溝形状のペン収納凹部と、このペン収納凹部における前記開口を塞ぐためのカバーシートとを備え、
    前記ペン収納凹部における前記開口の縁部には、複数の突起部が設けられており、前記カバーシートの縁部には、前記複数の突起部がそれぞれ挿入して前記カバーシートを前記ペン収納凹部に取り付けるための複数の挿入孔が設けられていることを特徴とするペン収納構造。
  2. 前記カバーシート上には、前記機器ケース内に設けられた回路基板が配置されており、この回路基板には、前記ペン収納凹部の前記複数の突起部が前記カバーシートの前記複数の挿入孔を通してそれぞれ挿入することにより、前記回路基板を前記ペン収納凹部に取り付けるための複数の取付孔部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のペン収納構造。
  3. 前記カバーシートと前記回路基板との間には、前記回路基板と電気的に接続されて前記ペン収納凹部をその長手方向に対して直交する方向に横切って前記回路基板と反対側に延びるフレキシブルな配線基板が、配置されていることを特徴とする請求項2に記載のペン収納構造。
  4. 前記カバーシートと前記回路基板とは、前記フレキシブルな配線基板と対応する箇所を除いて、粘着層によって接着されていることを特徴とする請求項3に記載のペン収納構造。

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