JP2011117813A - 変形性関節症のマーカーおよびそれを用いた診断 - Google Patents
変形性関節症のマーカーおよびそれを用いた診断 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011117813A JP2011117813A JP2009274971A JP2009274971A JP2011117813A JP 2011117813 A JP2011117813 A JP 2011117813A JP 2009274971 A JP2009274971 A JP 2009274971A JP 2009274971 A JP2009274971 A JP 2009274971A JP 2011117813 A JP2011117813 A JP 2011117813A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peptide
- amino acid
- acid sequence
- present
- antibody
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
【解決手段】被験者より採取した生体試料中の、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量を測定する(好ましくは質量分析もしくは該ペプチドを特異的に認識する抗体を用いて測定する)ことを特徴とする、該被験者における変形性関節症の診断のための検査方法。
【選択図】なし
Description
本発明者らは、上記の知見に基づいて、これらのペプチドをOAの診断マーカーとして同定し、本発明を完成するに至った。
[1]被験者より採取した生体試料中の、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量を測定することを特徴とする、該被験者におけるOAの診断のための検査方法;
[2]OAがKOAまたはLOAである、上記[1]記載の方法;
[3]生体試料が体液である、上記[1]または[2]記載の方法;
[4]体液が血液、血漿、血清、唾液、尿、関節液、髄液、骨髄液、胸水、腹水、涙液、眼房水、硝子体液およびリンパ液からなる群より選択される、上記[3]記載の方法;
[5]生体試料を質量分析にかけることを含む、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の方法;
[6]配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなる各ペプチドを特異的に認識する抗体群より選ばれる1以上の抗体を用いることを特徴とする、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の方法;
[7]患者から時系列で生体試料を採取し、該試料における、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量の経時変化を調べることを特徴とする、上記[1]〜[6]のいずれかに記載の方法;
[8]OA患者における治療効果の評価方法であって、治療が施される前後に該患者から採取した生体試料における、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量の変化を調べることを特徴とする方法;および
[9]配列番号1〜4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるペプチド;
などを提供する。
また、本発明のペプチドは、生体内においてN末端、C末端もしくは側鎖が修飾されたものを包含する。
血清や血漿を用いる場合、常法に従って患者から採血し、液性成分を分離することにより調製することができる。検出対象である本発明のペプチドは必要に応じて、スピンカラムなどを用いて、予め高分子量の蛋白質画分などを分離除去しておくこともできる。
飛行時間型質量分析計に適合可能なプレートは、検出対象である本発明のペプチドを効率よく吸着し得る表面構造を有している限り、いかなるものであってもよい。そのような表面構造としては、例えば、官能基付加ガラス、Si、Ge、GaAs、GaP、SiO2、SiN4、改質シリコン、広範囲のゲル又はポリマー(例えば、(ポリ)テトラフルオロエチレン、(ポリ)ビニリデンジフロリド、ポリスチレン、ポリカーボネート、又はこれらの組合せなど)によるコーティングが挙げられる。複数のモノマー又はポリマー配列を有する表面構造としては、例えば、核酸の直鎖状及び環状ポリマー、ポリサッカライド、脂質、α-、β-又はω-アミノ酸を有するペプチド、クロマトグラフィーで使用されるゲル表面の担体(陰イオン性/陽イオン性化合物、炭素鎖1〜18からなる疎水性化合物、親水性化合物(例えば、シリカ、ニトロセルロース、セルロースアセテート、アガロース等)と架橋した担体など)、人工ホモポリマー(例えば、ポリウレタン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレア、ポリアミド、ポリエチレンイミン、ポリアリーレンスルフィド、ポリシロキサン、ポリイミド、ポリアセテート等)、上記化合物のいずれかに既知の薬物又は天然化合物が結合(共有及び非共有結合)したヘテロポリマー等によるコーティングが挙げられる。
薄層の厚さは、組織もしくは細胞に含まれる分子の転写効率および質量分析の測定感度等に好ましくない影響を与えない範囲で適宜選択することができるが、例えば、約0.001〜約100 μm、好ましくは約0.01〜約30 μmである。
「塗布」する場合、コーティング分子を、適当な溶媒、例えば、ジメチルホルムアミド(dimethyl formamide;DMF)などの有機溶媒に適当な濃度(例えば、約1〜約100 mg/mL程度)で溶解したもの(コーティング分子含有溶液)を、刷毛などの適当な道具を用いて基材に塗布することができる。
「噴霧」する場合、上記と同様にして調製したコーティング分子含有溶液を噴霧器に入れ、基材上に均一にPVDFが堆積されるように噴霧すればよい。
「蒸着」する場合、通常の有機薄膜作製用真空蒸着装置を用い、基材を入れた真空槽中でコーティング分子(固体でも溶液でもよい)を加熱・気化させることにより、基材表面上に該分子の薄層を形成させることができる。
「浸漬」させる場合、上記と同様にして調製したコーティング分子含有溶液中に基材を浸漬させればよい。
「印刷(プリント)」する場合は、基材の材質に応じて通常使用され得る各種印刷技術を適宜選択して利用することができ、例えば、スクリーン印刷などが好ましく用いられる。
「スパッタリング」する場合は、例えば、真空中に不活性ガス(例、Arガス等)を導入しながら基材とコーティング分子間に直流高電圧を印加し、イオン化したガスを該分子に衝突させて、はじき飛ばされたコーティング分子を基材上に堆積させて薄層を形成させることができる。
コーティングは基材全面に施してもよいし、質量分析に供される面(画分)のみに施してもよい。
質量分析装置は、ガス状の試料をイオン化した後、その分子や分子断片を電磁場に投入し、その移動状況から質量数/電荷数によって分離、物質のスペクトルを求めることにより、物質の分子量を測定・検出する装置である。試料とレーザー光を吸収するマトリックスを混合、乾燥させて結晶化し、マトリックスからのエネルギー移動によるイオン化とレーザー照射による瞬間加熱により、イオン化した分析対象物を真空中に導くマトリックス支援レーザー脱イオン化(MALDI)と、初期加速による試料分子イオンの飛行時間差で質量数を分析する飛行時間型質量分析(TOFMS)とをあわせて用いるMALDI-TOFMS法、1分析対象物を1液滴にのせて液体から直接電気的にイオン化する方法、試料溶液を電気的に大気中にスプレーして、個々の分析対象物多価イオンをunfoldの状態で気相に導くナノエレクトロスプレー質量分析(nano-ESMS)法等の原理に基づく質量分析装置を使用することができる。
質量分析用プレート上の分子を質量分析する方法自体は公知である。例えば、WO 2004/031759に記載の方法を、必要に応じて適宜改変して使用することができる。
競合法では、被験試料中の抗原と標識抗原とを抗体に対して競合的に反応させた後、未反応の標識抗原(F)と、抗体と結合した標識抗原(B)とを分離し(B/F分離)、B,Fいずれかの標識量を測定し、被験試料中の抗原量を定量する。本反応法には、抗体として可溶性抗体を用い、B/F分離をポリエチレングリコール、前記抗体に対する第2抗体などを用いる液相法、および、第1抗体として固相化抗体を用いるか、あるいは、第1抗体は可溶性のものを用い第2抗体として固相化抗体を用いる固相化法とが用いられる。
イムノメトリック法では、被験試料の抗原と固相化抗原とを一定量の標識化抗体に対して競合反応させた後固相と液相を分離するか、あるいは、被験試料中の抗原と過剰量の標識化抗体とを反応させ、次に固相化抗原を加え未反応の標識化抗体を固相に結合させた後、固相と液相を分離する。次に、いずれかの相の標識量を測定し被験試料中の抗原量を定量する。
また、ネフロメトリーでは、ゲル内あるいは溶液中で抗原抗体反応の結果生じた不溶性の沈降物の量を測定する。被験試料中の抗原量が僅かであり、少量の沈降物しか得られない場合にもレーザーの散乱を利用するレーザーネフロメトリーなどが好適に用いられる。
例えば、入江 寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和49年発行)、入江 寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和54年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(医学書院、昭和53年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(第2版)(医学書院、昭和57年発行)、石川栄治ら編「酵素免疫測定法」(第3版)(医学書院、昭和62年発行)、「Methods in ENZYMOLOGY」 Vol. 70 (Immunochemical Techniques (Part A))、同書 Vol. 73 (Immunochemical Techniques (Part B))、同書 Vol. 74 (Immunochemical Techniques (Part C))、同書 Vol. 84 (Immunochemical Techniques (Part D: Selected Immunoassays))、同書 Vol. 92 (Immunochemical Techniques (Part E: Monoclonal Antibodies and General Immunoassay Methods))、同書 Vol. 121 (Immunochemical Techniques (Part I: Hybridoma Technology and Monoclonal Antibodies)) (以上、アカデミックプレス社発行)などを参照することができる。
具体的には、治療ペプチドとしての本発明のペプチドの活性を増大させる物質としては、該ペプチド自体あるいはそれと同様のアゴニスト作用を有する分子が挙げられる。あるいは、治療ペプチドとしての本発明のペプチドの活性を増大させる物質として、該ペプチドの非中和抗体、好ましくはアゴニスト抗体なども挙げることができる。一方、増悪ペプチドとしての本発明のペプチドの活性を低減させる物質としては、該ペプチドのアンタゴニスト作用を有する分子、あるいは該ペプチドに対する中和抗体などが挙げられる。
また、治療ペプチドとしての本発明のペプチドの産生を増大させる物質としては、生体内に存在する親蛋白質(C4a、C3)から該ペプチドを遊離する分解酵素、該ペプチドのN末側および/またはC末側に該分解酵素により認識・切断されるアミノ酸配列をさらに含む、該分解酵素の基質もしくは基質アナログ分子、該分解酵素の産生を促進する分子(類似化合物を含む)、該分解酵素の活性を促進する分子、該分解酵素のインヒビターの産生を抑制する分子などが挙げられる。該ペプチドのN末側および/またはC末側のアミノ酸配列から、該ペプチドを遊離させる分解酵素の存在が示唆され、該ペプチドのN末側および/またはC末側のアミノ酸配列をプローブにした分解酵素探索と同定が可能となる。こうして同定された分解酵素の基質もしくは基質アナログ分子、即ち、該ペプチドのN末側および/またはC末側に該分解酵素により認識・切断されるアミノ酸配列をさらに含むペプチド分子は、OA患者の体内で該分解酵素により切断されて治療ペプチドとしての本発明のペプチドもしくはそのアナログ分子を遊離するので、同様の治療効果を奏することができる。一方、同定された分解酵素の産生および/または活性を促進する物質も、間接的に治療ペプチドとしての本発明のペプチドの産生を増大させることができる。これらの物質は、標的の分解酵素が同定されれば、自体公知の手法によりスクリーニングし、あるいは分子設計することができる。
一方、増悪ペプチドとしての本発明のペプチドの産生を低減させる物質としては、生体内に存在する蛋白質から該ペプチドを遊離する分解酵素の産生を抑制する分子、該分解酵素のインヒビター、該インヒビターの産生を促進する分子などが挙げられる。増悪ペプチドとしての本発明のペプチドを遊離する分解酵素は、上記治療ペプチドとしての本発明のペプチドと同様の手法により探索・同定することができる。こうして同定された分解酵素を用いて、自体公知の手法により、該分解酵素の産生もしくは活性を直接または間接的に抑制(阻害)する物質をスクリーニングし、あるいは分子設計することができる。
例えば、経口投与のための組成物としては、固体または液体の剤形、具体的には錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、丸剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤(ソフトカプセル剤を含む)、シロップ剤、乳剤、懸濁剤などがあげられる。かかる組成物は自体公知の方法によって製造され、製剤分野において通常用いられる担体、希釈剤もしくは賦形剤を含有するものである。例えば、錠剤用の担体、賦形剤としては、乳糖、でんぷん、蔗糖、ステアリン酸マグネシウムなどが用いられる。
非経口投与のための組成物としては、例えば、注射剤、坐剤などが用いられ、注射剤は静脈注射剤、皮下注射剤、皮内注射剤、筋肉注射剤、点滴注射剤、関節内注射剤などの剤形を包含する。かかる注射剤は、自体公知の方法に従って、例えば、上記化合物またはその塩を通常注射剤に用いられる無菌の水性もしくは油性液に溶解、懸濁または乳化することによって調製する。注射用の水性液としては、例えば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等張液などが用いられ、適当な溶解補助剤、例えば、アルコール(例、エタノール)、ポリアルコール(例、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール)、非イオン界面活性剤〔例、ポリソルベート80、HCO-50(polyoxyethylene(50 mol)adduct of hydrogenated castor oil)〕などと併用してもよい。油性液としては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、溶解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコールなどを併用してもよい。調製された注射液は、通常、適当なアンプルに充填される。直腸投与に用いられる坐剤は、上記化合物またはその塩を通常の坐薬用基剤に混合することによって調製される。
なお前記した各組成物は、上記治療ペプチドとしての本発明のペプチドの量もしくは活性を増大させる物質または増悪ペプチドとしての本発明のペプチドの量もしくは活性を低減させる物質との配合により、好ましくない相互作用を生じない限り、他の活性成分を含有してもよい。
治療ペプチドとしての本発明のペプチドの量もしくは活性を増大させる物質および増悪ペプチドとしての本発明のペプチドの量もしくは活性を低減させる物質の投与量は、その作用、投与ルート、患者の重篤度、年齢、体重、薬物受容性などにより差異はあるが、例えば、成人1日あたり活性成分量として約0.0008〜約25 mg/kg、好ましくは約0.008〜約2 mg/kgの範囲であり、これを1回もしくは数回に分けて投与することができる。
骨粗鬆症を併発しないKOA患者(KOA2OPnasi)6例およびLOA患者(LOA2OPnasi)14例、並びに健常者17例(normal)(表1)から採取した血清各1.5 μLを、電気泳動用サンプル処理液(NuPAGE(登録商標)LDS Sample Buffer 4x ;Invitrogen)4.5 μLと混合し、70℃で10分間加熱処理した後、4-12%グラジェントポリアクリルアミドゲル(Invitorigen)にアプライし、電気泳動を行った。電気泳動終了後、ゲルを切り出してBLOTCHIP(登録商標)(Protosera, Inc.)に積層し、電気転写用バッファー(BLOTBufferTM; Protosera, Inc.)中、90 mAで120分間転写した。転写終了後、チップの表面を超純水でリンスし、チップ全体にマトリックス(α-Cyano-4-hydroxy cinnamic acid)を塗布後、matrix-assisted laser desorption ionization time-of-flight (MALDI-TOF) mass spectrometer (Bruker Daltnics社製Ultra-FlexII)で質量分析を行った。測定パラメータは、Detector voltage 1685 V, Supression1000, Laser Intensity は28〜35のFuzzyモードで、1チップあたり415点、1点あたり500回のレーザー照射で、総計207,500回レーザー照射を行った。得られたスペクトル中の各ピーク強度をm/z 毎に積算し、1個の積算スペクトルに変換した。積算スペクトルをClinProTools (Bruker Daltonik GmbH) を用いて、患者血清と健常者血清の間でディファレンシャルプロファイリング解析を行った。さらにこうして得られた解析結果を実際の積算スペクトル中のピークと照合した。
その結果、OA患者群において、ピーク強度が健常者群と比較して顕著に低値を示すm/z約1450、約1816および1868の3種のペプチド(それぞれペプチド1〜3と命名)、並びにピーク強度が健常者群と比較して顕著に高値を示すm/z約1899のペプチド(ペプチド4と命名)が検出された(図1〜4)。
同定にはmatrix-assisted laser desorption ionization time-of-flight (MALDI-TOF) mass spectrometer (Bruker Daltnics社製Ultra-FlexII) を使用し、Bradykinin, AngiotensinII, AngiotensinI, SubstanceP, Bombesin,Renin Substrate, ACTH Clip{1-17}, ACTH Clip{18-39}, Somatostatinを用いて質量校正を行った。その後、リフレクトロン測定モードでプロファイリングをとり、選択したペプチドピークとそのフラグメントイオンからBiotools (Bruker Daltonik GmbH) に組み込まれているMASCOT検索エンジンを通して、NCBInr及び、SwissProtデータベースと合わせ、MS/MS解析による同定を行った。
その結果、ペプチド1〜4は、それぞれ配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチドであると同定された。ホモロジー検索の結果、ペプチド1およびペプチド4は、それぞれC4aタンパク質の1353-1365位および1337-1352位に相当するフラグメント、ペプチド2およびペプチド3は、それぞれC3タンパク質の749-764位および1304-1319位に相当するフラグメントであることが明らかとなった(表2)。
Claims (9)
- 被験者より採取した生体試料中の、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量を測定することを特徴とする、該被験者における変形性関節症の診断のための検査方法。
- 変形性関節症が変形性膝関節症または変形性腰椎症である、請求項1記載の方法。
- 生体試料が体液である、請求項1または2記載の方法。
- 体液が血液、血漿、血清、唾液、尿、関節液、髄液、骨髄液、胸水、腹水、涙液、眼房水、硝子体液およびリンパ液からなる群より選択される、請求項3記載の方法。
- 生体試料を質量分析にかけることを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなる各ペプチドを特異的に認識する抗体群より選ばれる1以上の抗体を用いることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
- 患者から時系列で生体試料を採取し、該試料における、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量の経時変化を調べることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 変形性関節症患者における治療効果の評価方法であって、治療が施される前後に該患者から採取した生体試料における、配列番号1〜4に示される各アミノ酸配列からなるペプチド群より選ばれる1以上のペプチドの量の変化を調べることを特徴とする方法。
- 配列番号1〜4のいずれかに示されるアミノ酸配列からなるペプチド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009274971A JP2011117813A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 変形性関節症のマーカーおよびそれを用いた診断 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009274971A JP2011117813A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 変形性関節症のマーカーおよびそれを用いた診断 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011117813A true JP2011117813A (ja) | 2011-06-16 |
Family
ID=44283320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009274971A Pending JP2011117813A (ja) | 2009-12-02 | 2009-12-02 | 変形性関節症のマーカーおよびそれを用いた診断 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011117813A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006506979A (ja) * | 2002-09-12 | 2006-03-02 | コンドロジーン・インコーポレイテッド | 変形性関節症のための治療標的の診断および同定に特に有用な配列の同定 |
JP2007185114A (ja) * | 2006-01-11 | 2007-07-26 | St Marianna Univ School Of Medicine | 強皮症の診断方法、強皮症の診断薬及び強皮症診断マーカー |
JP2008547006A (ja) * | 2005-06-17 | 2008-12-25 | ザ ブライハム アンド ウイメンズ ホスピタル, インコーポレイテッド | 変形性関節症のタンパク質プロフィール |
-
2009
- 2009-12-02 JP JP2009274971A patent/JP2011117813A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006506979A (ja) * | 2002-09-12 | 2006-03-02 | コンドロジーン・インコーポレイテッド | 変形性関節症のための治療標的の診断および同定に特に有用な配列の同定 |
JP2008547006A (ja) * | 2005-06-17 | 2008-12-25 | ザ ブライハム アンド ウイメンズ ホスピタル, インコーポレイテッド | 変形性関節症のタンパク質プロフィール |
JP2007185114A (ja) * | 2006-01-11 | 2007-07-26 | St Marianna Univ School Of Medicine | 強皮症の診断方法、強皮症の診断薬及び強皮症診断マーカー |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2008072676A1 (ja) | 新規疾患マーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP6146834B2 (ja) | 歯周病特異的ペプチド、並びにそれを用いた歯周病の治療および診断 | |
WO2009088022A1 (ja) | 新規癌マーカーおよびそれを用いた診断 | |
WO2017150681A1 (ja) | シグナルペプチドを指標にした筋萎縮性側索硬化症の診断方法 | |
JP5714285B2 (ja) | 妊娠高血圧症候群マーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP5410997B2 (ja) | うつ病およびうつ状態のマーカーおよびそれを用いた検出・診断 | |
JP6553264B2 (ja) | 卵子の受精可能性の検査のためのバイオマーカーおよびそれを用いた判定 | |
JP2010071953A (ja) | 乳癌マーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP2011117813A (ja) | 変形性関節症のマーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP2011080775A (ja) | 妊娠高血圧症候群マーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP2015108515A (ja) | 大腸癌の診断のための検査方法 | |
JP2014020941A (ja) | 大腸癌のマーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP2007332120A (ja) | 新規病態マーカー及びそれを用いた病態診断 | |
JP7300660B2 (ja) | 大腸がんの検出方法 | |
JP6521306B2 (ja) | 飲酒に伴う高血圧発症の予測用ペプチドおよびそれを用いた飲酒に伴う高血圧発症の予測方法 | |
JP7336097B2 (ja) | 乳がんに関するペプチドマーカー | |
JP7457300B2 (ja) | 神経変性疾患の診断用ペプチドマーカー | |
JP2014025868A (ja) | がん転移マーカーおよびそれを用いた診断 | |
JP5117336B2 (ja) | 多発性硬化症またはnmoの検査マーカーの測定方法 | |
JP2016148623A (ja) | 大腸がんの検出方法 | |
JP2008008769A (ja) | 被検体における桂枝茯苓丸の有効性を診断するためのマーカータンパク質 | |
JPWO2006036002A1 (ja) | 新規骨転移マーカーペプチドおよびそれを用いた骨転移の診断方法 | |
JP6755649B2 (ja) | 虚血性疾患の診断マーカー | |
JP2020016453A (ja) | 敗血症に関連する疾患のペプチドマーカー | |
JP2019152671A (ja) | 大腸がんの検出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20121203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20130827 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131224 |