JP2011114684A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被写体の状態や撮影状態等によらず、ユーザが所望するブレ補正の効果が得られるようにする。
【解決手段】撮像装置は、被写体の像を撮像して、画像信号を出力する撮像素子と、カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、検出されたブレに基づいて、撮影光学系と撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、検出されたブレの量が所定条件を満たす場合に、ブレ補正部材の駆動態様を、第1の駆動態様と、第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、画像信号に基づき、撮影画像上の主要被写体の像が占有する位置を検出する主要被写体検出手段と、主要被写体の位置に基づいて、所定条件を変更する変更手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置に関する。
従来から、構図変更時にはブレ補正の効果を弱めるとともに、構図変更が行われていない場合にはブレ補正の効果を強めるように制御を切替えるカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特許第3975760号
しかしながら、ブレ補正効果の切替え制御のための条件が固定されているため、被写体の状態や撮影状態等によっては、ユーザが所望するブレ補正の効果が得られない場合がある。
請求項1に記載の撮像装置は、撮影光学系を介して結像した被写体の像を撮像して、画像信号を出力する撮像素子と、カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段により検出されたブレに基づいて、撮影光学系と撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、ブレ検出手段により検出されたブレの量が所定条件を満たす場合に、ブレ補正部材の駆動態様を、第1の駆動態様と、第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、画像信号に基づき、撮影画像上の主要被写体の像が占有する位置を検出する主要被写体検出手段と、主要被写体検出手段により検出された主要被写体の位置に基づいて、所定条件を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明による撮像装置は、撮影光学系を介して結像した被写体像を撮像する撮像素子と、カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段により検出されたブレの量に基づいて、撮影光学系と撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、ブレ検出手段により検出されたブレの量が、所定条件を満たす場合に、ブレ補正部材の駆動態様を、第1の駆動態様と、第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、撮影光学系の焦点距離に基づいて、所定条件を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
請求項15に記載の発明による撮像装置は、撮影光学系を介して結像した被写体像を撮像する撮像素子と、カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、ブレ検出手段により検出されたブレの量に基づいて、撮影光学系と撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、ブレ検出手段により検出されたブレの量が、所定条件を満たす場合に、ブレ補正部材の駆動態様を、第1の駆動態様と、第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、動画撮影時と静止画撮影時との間で、所定条件を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、主要被写体が撮影画面上で占有する位置に基づいて、ブレ補正部材の駆動態様を変更するための所定条件を変更できる。
また、本発明によれば、撮影光学系の焦点距離に基づいて、ブレ補正部材の駆動態様を変更するための所定条件を変更できる。
さらに、本発明によれば、動画撮影時と静止画撮影時との間で、ブレ補正部材の駆動態様を変更するための所定条件を変更できる。
本発明の実施の形態によるカメラの要部構成を説明するブロック図 第1駆動モードと第2駆動モードとの間での切替えタイミングを説明する図 撮影画面における中心部と周辺部とを説明するための図 通常撮影時における撮影画面上の主要被写体の位置とシフトレンズの駆動モードの切替えとの関係を説明する図 構図変更時における撮影画面上の主要被写体の位置とシフトレンズの駆動モードの切替えとの関係を説明する図 主要被写体の位置と閾値との関係を説明する図 実施の形態によるカメラの動作を説明するフローチャート 実施の形態によるカメラの動作を説明するフローチャート 実施の形態によるカメラの動作を説明するフローチャート 実施の形態によるカメラの動作を説明するフローチャート 変形例における主要被写体の位置と閾値との関係を説明する図
図面を用いて、本発明の実施の形態による撮像装置について説明する。
図1は実施の形態のカメラの回路構成を示すブロック図である。カメラ1は、ズームレンズや焦点調節レンズ、その他の結像レンズにより構成される撮影レンズ2、撮像素子6、制御回路7、メモリ8、タイミングジェネレータ(TG)9、アナログ信号処理回路10、ブレ補正装置15、液晶モニタ17、操作部材18およびズームエンコーダ20を備える。
撮像素子6は、複数の光電変換素子を備えたCCDやCMOSイメージセンサによって構成される。撮像素子6は、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号(撮像信号)に変換し、タイミングジェネレータ9から出力される垂直転送クロック及び水平転送クロックに同期して、画素毎に蓄積された電荷を1ラインずつ撮像信号としてアナログ信号処理回路10へ出力する。撮像素子6の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子6がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、各撮像素子から出力される撮像信号は、それぞれRGB表色系の色情報を有する。各画素の電荷蓄積時間(露出時間)は、タイミングジェネレータ9から出力される電子シャッタ駆動信号によって決定する。なお、撮像素子6が撮像信号を出力する画素数は、後述する撮影画像のサイズに応じて制御回路7により設定される。
アナログ信号処理回路10は、相関2重サンプリング回路(CDS)10a、オートゲインコントローラ(AGC)10b、およびADコンバータ(ADC)10cを備え、タイミングジェネレータ9から入力したタイミング信号により、撮像素子6からの撮像信号の取り込みタイミングと同期が取られている。相関2重サンプリング回路(CDS)10aは、撮像素子6から入力した撮像信号からノイズを除去し、オートゲインコントローラ(AGC)10bはゲインを自動調整する。ADコンバータ(ADC)10cは、ノイズ除去およびゲイン自動調整された撮像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換して画像データを生成し、画素毎にR,G,Bの濃度値(色情報)を有するRAWデータとして制御回路7へ出力する。
制御回路7は、画像入力コントローラ7a、AF回路7b、AE回路7c、オートホワイトバランス(AWB)回路7d、画像処理回路7e、圧縮処理回路7f、およびメディアコントローラ7gを備える複合ICチップである。制御回路7は、アナログ信号処理回路10から入力した画像データに対して、各種の画像処理を施すとともに、スルー画の表示や、記憶媒体へアクセスして画像ファイルの読み書きを行いカメラの状態遷移等のシーケンスを管理する。また、制御回路7は、撮影モードが設定されている場合には、後述するブレ補正装置15に対して起動を指示する起動信号を出力する。
画像入力コントローラ7aは、アナログ信号処理回路10からRAWデータを取り込んで、これをメモリ8に書き込む。AF回路7bは、撮像素子6が撮像して取得した画像データに基づいて、たとえば周知の焦点評価値演算を行って焦点調節状態を検出し、撮影レンズ2の焦点調節レンズを駆動させて焦点調節状態を調節する。AF回路7bは、後述する顔認識機能がオンされると、公知の技術(たとえば基準パターンマッチング処理)を用いて、撮像素子6が撮像して取得した画像データに基づく撮影画像内における主要被写体(たとえば人物の顔)の位置を検出する。そして、AF回路7bは、主要被写体の位置に対応する画像データに基づいて焦点調節を行う。なお、AF回路7bは、主要被写体の位置、および主要被写体の大きさ(縦横幅)を、後述するように記録画素サイズを基準とした相対位置座標に変換する。そして、上記の主要被写体の位置、主要被写体の大きさおよび主要被写体の有無に関する各情報を主要被写体位置情報として所定の通信周期ごとにブレ補正装置15へ出力する。
AE回路7cは、撮像素子6から得られた測光値に基づいて被写体輝度を測定し、絞り値やシャッタ速度等を決定する。オートホワイトバランス(AWB)回路7dは、撮影時のホワイトバランスを自動調整する。画像処理回路7eは、画像データに対してガンマ補正,シャープネス補正,コントラスト補正などの画質補正処理や、RAWデータを輝度信号であるYデータと、青色色差信号であるCbデータ及び赤色色差信号であるCrデータとからなるYCデータに変換するYC処理を施す。圧縮処理回路7fは、制御回路7によって各種の画像処理が施された画像データに対してJPEG等の圧縮処理を施し、たとえばEXIF形式の画像ファイルを生成する。メディアコントローラ7gは、着脱可能に装着されたメモリカード12へアクセスして画像ファイルを書き込んだり、メモリカード12に記録されている画像データを読み出す。メモリカード12はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
メモリ8は、画像処理、画像圧縮処理および表示用画像データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。表示用画像データは、撮像素子6からの出力に基づいて、制御回路7が生成した画像データ、もしくはメモリカード12に記録されている画像データに基づいて、制御回路7により生成される。生成された表示用画像データは、制御回路7によりメモリ8に格納される。
操作部材18は、レリーズボタン、電源ボタン、モードダイヤル、ズームボタン、カメラの各種の機能を設定するための設定メニュー画面の表示切換スイッチ、設定メニュー決定ボタンなどを含む。モードダイヤルは動作モードの設定操作を行う際に用いられる。ズームボタンは、たとえば異なる操作信号を択一的に出力するシーソースイッチとして構成され、撮影画像の拡大率の変更、すなわち焦点距離を変更する際に操作される。本実施の形態のカメラは、動作モードとして、たとえば静止画撮影モードや動画撮影モード等を含む撮影モード、および再生モードなどを有している。さらに、静止画撮影モードには、たとえばポートレートモードやスポーツモード、夜景モード等の種々のモードが含まれる。
操作部材18は、ユーザの操作に応じて操作信号を制御回路7へ出力する。制御回路7は、操作信号を入力すると、カメラ1の動作を設定内容に基づいて制御するとともに、所定の通信周期のタイミングでブレ補正装置15へ設定内容に関する情報を出力する。たとえばズームボタンが操作された場合は、制御回路7は、ズームボタンの操作量と操作方向(WIDE/TELE)に応じて図示しないレンズ駆動回路を介して、ズームレンズを光軸方向に移動させる。このズームレンズの移動により撮影レンズ2の焦点距離が変化する。ズームエンコーダ20は、撮影レンズ2の図示しないズームレンズの位置を検出して、位置信号を制御回路7へ出力する。制御回路7は、ズームエンコーダ20から入力した位置検出信号を焦点距離の変化量を示す情報(焦点距離情報)として、所定の通信周期のタイミングで、ブレ補正装置15へ出力する。
LCD駆動回路171は制御回路7の制御信号に基づいて、液晶モニタ17を駆動し、液晶モニタ17に画像を表示する。また、液晶モニタ17は、デジタルカメラの各種設定メニュー画面などが表示される。メニュー画面に表示される設定内容として、たとえば手ブレ補正モードのオン/オフ、顔認識機能のオン/オフ、焦点検出位置の設定等がある。上記内容については、ユーザが操作部材18に含まれる設定メニュー決定ボタンを操作することにより設定可能に構成されている。
ブレ補正装置15は、シフトレンズ151、ブレ検出センサ152、アクチュエータ153、位置検出センサ154、およびブレ補正制御部155を備える。シフトレンズ151は、アクチュエータ153による駆動力に応じて、たとえばボールベアリングなどにより撮像素子6の撮像面と平行な面内、すなわち光軸に直交する平面(移動平面)内で移動可能となるように設けられる。シフトレンズ151の移動により、撮影レンズ2を通過した被写体光は、振れを打ち消す方向に屈折される。その結果、カメラ本体1の振れによる光学像のブレが補正される。
ブレ検出センサ152は、たとえば角速度センサ、ジャイロセンサなどで構成され、撮影時にカメラ本体1に発生する振れをピッチングとヨーイングに分解して、たとえば1msecの周期で検出する。ブレ検出センサ152で検出されたピッチング値とヨーイング値をブレ検出値としてブレ補正制御部155に出力する。
アクチュエータ153は、たとえば、コイル、磁石、およびヨークを有するボイスコイルモータである。アクチュエータ153は、後述するブレ補正制御部155により印加される電圧に応じて駆動力を発生して、シフトレンズ151を移動させる。位置検出センサ154は、たとえば、磁石および磁気検出素子を有する磁気センサであり、シフトレンズ151の位置を検出して、位置検出信号としてブレ補正制御部155へ出力する。
ブレ補正制御部155は、CPU、ROM、RAM等の周辺回路を備えるブレ補正装置15のブレ補正動作を制御する制御回路である。ブレ補正制御部155は、制御回路7から起動信号を入力すると、所定のシステムクロックとタイマ設定値とに基づいて、一定周期の制御周期ts1を発生させる。また、ブレ補正制御部155は、所定の通信周期ごとに制御回路7から、上述した主要被写体位置情報、設定された撮影モードに関する情報、焦点距離情報等の各種情報を撮影関連情報として入力する。ブレ補正制御部155は、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値を、制御周期ts1ごとのタイミングで量子化した後、LPF演算を行って振れ量を算出する。振れ量が算出されると、ブレ補正制御部155は、算出した振れ量に基づいて、シフトレンズ151が光学像のブレを補正するための位置(目標位置)を算出する。
ブレ補正制御部155は、制御周期ts1のタイミングごとに、位置検出センサ154から入力した位置検出信号を用いて、シフトレンズ151の現在位置を算出する。シフトレンズ151の目標位置と現在位置が算出されると、ブレ補正制御部155は、目標位置と現在位置との差分に基づいて、ブレ補正のためのシフトレンズ151の移動量を制御信号として算出する。そして、ブレ補正制御部155は、制御信号に応じた電圧をアクチュエータ153へ印加する。なお、上述した設定メニュー画面上において、手ブレ補正モードがオフに設定されている場合は、ブレ補正制御部155は、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値に基づいて算出した振れ量の値を0と見なす。その結果、ブレ補正制御部155は、シフトレンズ151を所定位置(移動平面中央近傍)に固定するように移動量を算出することになる。
ブレ補正制御部155は、後述するように、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値に基づいて算出した振れ量と、振れ量の継続時間とに基づいて、シフトレンズ151の駆動を第1駆動モードと第2駆動モードとの間で切替える。第1駆動モードでは、たとえばユーザがパンニングやチルティング等の構図変更動作を行っているときに、ブレ補正制御部155は、ブレ補正効果が抑制されるようにシフトレンズ151の駆動を制御する。この場合、ブレ補正制御部155は、手ブレ補正モードがオフに設定されている場合と同様にして、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値に基づいて算出した振れ量の値を0と見なす。その結果、ブレ補正制御部155は、シフトレンズ151を所定位置(たとえば移動平面中央近傍)に固定するように移動量を算出することになる。
第2駆動モードでは、上記したようなパンニングやチルティング等の構図変更動作が行われていない状態での撮影(通常撮影)時に、ブレ補正制御部155は、撮影中にカメラ本体1に加わるブレに起因する像ブレを抑制するようにシフトレンズ151の駆動を制御する。この場合、ブレ補正制御部155は、上述したように、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値に基づいて振れ量を算出する。そして、ブレ補正制御部155は、算出した振れ量に応じたシフトレンズ151の移動量を制御信号として算出し、アクチュエータ153に制御信号に応じた電圧を印加してシフトレンズ151の駆動を制御する。すなわち、第2駆動モードでは、第1駆動モードよりも強いブレ補正効果が得られる。
図2を参照しながら、ブレ補正制御部155による第1駆動モードと第2駆動モードとの間におけるシフトレンズ151の駆動の切替え制御について説明する。図2は、ブレ検出センサ152で検出されたブレ検出値に基づく振れ量と、第1駆動モードと第2駆動モードとの間での切替えタイミングを説明する図である。なお、以下の説明においては、第1駆動モードから第2駆動モードへ切替える際にブレ補正制御部155で用いられる振れ量判定閾値をωe、時間判定閾値をTeとする。また、第2駆動モードから第1駆動モードへ切替える際にブレ補正制御部155で用いられる振れ量判定閾値をωs、時間判定閾値をTsとする。また、図2に示すように、振れ量判定閾値は、|ωs|>|ωe|となるようにそれぞれの値が予め設定されているものとする。
図2は、時刻t0の時点では通常撮影が行われている状態、すなわちシフトレンズ151が第2駆動モードで駆動されている場合を示している。このとき、ブレ補正制御部155は、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値に基づいて算出した振れ量の絶対値と、振れ量判定閾値ωsとの大小を比較する。図2に示すように、時刻t1で振れ量が振れ判定閾値ωs以上(|振れ量|≧ωs)になると、ブレ補正制御部155は、図示しないタイマを起動して、振れ量が振れ量判定閾値ωs以上となる状態が継続する時間の計測を開始する。タイマにより計測された時間が時間判定閾値Ts以上となると(図2では時刻t2)、ブレ補正制御部155は、シフトレンズ151の駆動を第2駆動モードから第1駆動モードへ切替える。その結果、時刻t2以降は、構図変更動作中であるものと見なして、ブレ補正制御部155は、上述したようにシフトレンズ151を所定位置に固定するように制御する。
第1駆動モードが設定された後、ブレ補正制御部155は、ブレ検出センサ152から入力したブレ検出値に基づいて算出した振れ量の絶対値と、振れ量判定閾値ωeとの大小を比較する。図2に示すように、時刻t3で振れ量が振れ判定閾値ωe以下(|振れ量|≦ωe)になると、ブレ補正制御部155は、図示しないタイマを起動して、振れ量が振れ量判定閾値ωe以下となる状態が継続する時間の計測を開始する。タイマにより計測された時間が時間判定閾値Te以上となると(図2では時刻t4)、ブレ補正制御部155は、シフトレンズ151の駆動を第1駆動モードから第2駆動モードへ切替える。その結果、時刻t4以降は、通常撮影中であるものと見なして、ブレ補正制御部155は、上述したように、ブレ補正効果を得るようにシフトレンズ151の駆動を制御する。
ブレ補正制御部155は、入力した撮影関連情報に基づいて、以下の(1)〜(3)の情報に応じて、上述した振れ量判定閾値ωeおよびωsと、時間判定閾値TeおよびTsとを変更する。すなわち、ブレ補正制御部155は、下記の諸条件に応じて係数を決定し、決定された係数を、振れ量判定閾値ωeおよびωs、時間判定閾値TeおよびTsのそれぞれの基本値(ωe_base、ωs_base、Te_base、Ts_base)に乗算することにより各閾値を変更する。なお、振れ量判定閾値ωeに対する係数をne、時間判定閾値Teに対応する係数me、振れ量判定閾値ωsに対する係数をns、時間判定閾値Tsに対応する係数をmsとして説明する。
(1)撮影モードに関する情報
(2)焦点距離情報
(3)主要被写体位置情報
以下、(1)〜(3)のそれぞれについて、ブレ補正制御部155による上記の各閾値の変更について説明する。
(1)撮影モードに関する情報
(1−1)静止画撮影モード
静止画撮影モードにおいて、スポーツモードが設定された場合、ブレ補正制御部155は、スポーツモード以外のモードが設定されているときよりも、振れ量判定閾値ωeおよびωsと、時間判定閾値TeおよびTsが小さい値となるように変更する。たとえば、ブレ補正制御部155は、スポーツモード以外のモードにおいては、係数ne_a=Ae1、係数ns_a=As1、係数me_a=αe1、係数ms_a=αs1に設定する。そして、ブレ補正制御部155は、スポーツモードにおいては、係数ne_a=Ae2(<Ae1)、係数ns_a=As2(<As1)、係数me_a=αe2(<αe1)、係数ms_a=αs2(<αs1)に設定する。したがって、スポーツモードにおいては、第1駆動モードで駆動中のシフトレンズ151が、第2駆動モードでの駆動へ切替わりにくくなる、すなわち構図変更状態から通常撮影状態に移行しにくくなる。さらに、スポーツモードにおいては、第2駆動モードで駆動中のシフトレンズ151の駆動が第1駆動モードでの駆動へ切替わりやすくなる、すなわち通常撮影状態から構図変更状態へ移行しやすくなる。その結果、スポーツシーンのような屋外で動きの激しい被写体を撮影する際には、ブレ補正の効果よりもパンニングやチルティング動作への追従性を優先できる。
(1−2)動画撮影モード
動画撮影モードが設定された場合、ブレ補正制御部155は、静止画撮影モードが設定されているときよりも、上記の各閾値ωe、ωs、TeおよびTsが小さい値となるように変更する。たとえば、ブレ補正制御部155は、動画撮影モードにおいては、係数ne_a=Ae3(<Ae1)、係数ns_a=As3(<As1)、係数me_a=αe3(<αe1)、係数ms_a=αs3(<αs1)に設定する。したがって、動画撮影モードにおいては、第1駆動モードで駆動中のシフトレンズ151が、第2駆動モードでの駆動へ切替わりにくくなる、すなわち構図変更状態から通常撮影状態に移行しにくくなる。さらに、動画撮影モードにおいては、第2駆動モードで駆動中のシフトレンズ151の駆動が第1駆動モードでの駆動へ切替わりやすくなる、すなわち通常撮影状態から構図変更状態へ移行しやすくなる。その結果、ユーザは、記録される画像の見栄えを意識して主要被写体に対してゆっくりとしたパンニングやチルティング操作を行うことが想定される動画撮影モードでは、ブレ補正の効果よりもパンニングやチルティング動作への追従性を優先できる。
(2)焦点距離情報
ブレ補正制御部155は、制御回路7から入力した焦点距離情報に基づいて、閾値ωe、ωs、TeおよびTsを変更する。焦点距離情報に基づいて、撮影レンズ2の焦点距離が最長の場合、すなわちズームレンズがTELE端位置に駆動されている場合、ブレ補正制御部155は、焦点距離が最短(ズームレンズがWIDE端)の場合よりも各閾値ωe、ωs、TeおよびTsを小さな値に変更する。この場合、焦点距離が最短(ズームレンズがWIDE端)のときには、ブレ補正制御部155は、係数ne_b=Ae4、係数ns_b=As4、係数me_b=αe4、係数ms_b=αs4に設定する。
ブレ補正制御部155は、焦点距離情報が最長と最短の中間値の場合には、係数ne_b=Ae5(<Ae4)、係数ns_b=As5(<As4)、係数me_b=αe5(<αe4)、係数ms_b=αs5(<αs4)に設定する。そして、焦点距離が最長(ズームレンズがTELE端)のときは、ブレ補正制御部155は、係数ne_b=Ae6(<Ae5)、係数ns_b=As6(<As5)、係数me_b=αe6(<αe5)、係数ms_b=αs6(<αs5)に設定する。
したがって、ズームレンズがTELE端に移動されている場合には、第1駆動モードで駆動中のシフトレンズ151が、第2駆動モードでの駆動へ切替わりにくくなる、すなわち構図変更状態から通常撮影状態に移行しにくくなる。さらに、ズームレンズがTELE端に移動されている場合には、第2駆動モードで駆動中のシフトレンズ151の駆動が第1駆動モードでの駆動へ切替わりやすくなる、すなわち通常撮影状態から構図変更状態へ移行しやすくなる。その結果、主要被写体が撮影画面から外れることがないようにゆっくりとしたパンニングやチルティング操作を行うことが想定される倍率の高いTELE側では、ブレ補正の効果よりもパンニングやチルティング動作への追従性を優先できる。また、わずかなパンニング、チルティング操作では撮影画面上の変化が小さいため、比較的素早く大きく操作することが想定される倍率の低いWIDE側では、パンニングやチルティング動作への追従性よりもブレ補正の効果を優先できる。
また、焦点距離の変化が大きい場合には、ブレ補正制御部155は、画角の変化に比例して、複数の係数ne_b、係数ns_b、係数me_b、係数ms_bの値を設定してもよい。この場合でも、ブレ補正制御部155は、焦点距離が最長の場合には、他の焦点距離の場合と比べて、上記係数の値を最低限手振れ補正の効果が確保される値まで小さく設定する。
(3)主要被写体位置情報
ブレ補正制御部155は、制御回路7から入力した主要被写体位置情報を用いて主要被写体が撮影画面上で占有する位置を検出する。そして、ブレ補正制御部155は、主要被写体が撮影画面上の中心部近傍に位置する場合と、周辺部に位置する場合とで、上記の閾値の変更を行う。上述したように、主要被写体位置情報においては、主要被写体の位置は、記録画素サイズを基準とした相対座標系で表される。図3は、相対座標系の一例として、撮影画面の中心の座標を(0,0)とし、記録画素サイズの四隅の座標をA(100,100)、B(100,−100)、C(−100,−100)、D(−100,100)とした場合を示す。なお、相対座標系を導入しているのは、ユーザにより記録画素数を変更する設定が行われた場合であっても、撮影画面上における主要被写体の位置を同一の座標値として表すためである。
図3において、撮影画面内の中心部ReCは、上記の座標系において、たとえばa(50,50)、b(50,−50)、c(−50,−50)、d(−50,50)の各点で包含される領域(図3の破線で囲まれる領域の内部)とする。さらに、撮影画面において、中心部ReCに含まれない領域を周辺部RePとする。なお、たとえば主要被写体となる人物の顔が大きい場合には、中央部ReCを周辺部RePよりも広く設定してもよい。また、過去複数枚の撮影画像に基づいて、ブレ補正部155により中央部ReCの大きさを変更可能に設定してもよい。
以下、通常撮影状態の場合と、構図変更状態の場合とに分けて、ブレ補正制御部155により閾値変更処理について説明する。
(3−1)通常撮影状態
通常撮影状態では、ブレ補正制御部155は、入力した主要被写体位置情報に基づいて、主要被写体が中央部ReCと周辺部RePのいずれの領域に位置するかを判定する。そして、ブレ補正制御部155は、過去の通信周期で取得した主要被写体位置情報と比較して、主要被写体が移動している被写体(動体被写体)であるか否かを判定する。したがって、通常撮影状態における処理として、以下の4つの場合に分けて説明する。なお、主要被写体が動体被写体として判定されるのは、主要被写体自身が移動している場合と、カメラ1に生じたブレにより相対的に主要被写体が移動している場合とを含む。なお、通常撮影状態は、パンニング/チルティング操作が無い状態であるため、主要被写体位置情報を比較した結果、主要被写体位置が移動している場合は動体被写体と判断することが可能である。
(1)主要被写体が中央部ReCに位置し、動体被写体ではない場合
(2)主要被写体が周辺部RePに位置し、動体被写体ではない場合
(3)主要被写体が中央部ReCに位置し、動体被写体の場合
(4)主要被写体が周辺部RePに位置し、動体被写体の場合
(3−1−1)主要被写体が中央部ReCに位置し、動体被写体ではない場合
図4(a)に示すように、主要被写体Xが中央部ReCに位置し、かつ動体被写体ではない場合は、ブレ補正制御部155は、振れ量判定閾値ωsと、時間判定閾値Tsとが大きな値となるように変更する。すなわち、構図変更をする可能性が低く、この状態から画像データの取得動作に移行する可能性が高いことが想定されるので、シフトレンズ151の駆動を第1駆動モード(構図変更状態)へ移行しにくくする。この場合、ブレ補正制御部155は、係数ns_c1=As7、係数ms_c1=αs7および係数ns_c2=As10、係数ms_c2=αs10に設定する。なお、係数ns_c1およびms_c1は、係数ns_cおよびms_cのうち主要被写体Xの位置に関連する成分を表し、係数ns_c2およびms_c2は係数ns_cおよびms_cのうち主要被写体Xが動体被写体か否かに関連する成分を表す。そして、ブレ補正制御部155は、係数ns_c(=ns_c1×ns_c2=As7×As10)および係数ms_c(=ms_c1×ms_c2=αs7×αs10)を算出する。
(3−1−2)主要被写体が周辺部RePに位置し、動体被写体ではない場合
図4(b)に示すように、主要被写体Xが周辺部RePに位置し、かつ動体被写体ではない場合には、ユーザは、主要被写体Xが中央部ReCに位置するように構図変更する可能性が高いことが想定される。すなわち、主要被写体Xが図4(b)の矢印Ar1の方向に移動するように、矢印Ar2の方向に構図変更を行うことが予想される。したがって、ブレ補正制御部155は、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合よりも閾値ωsおよびTsを小さな値に変更して、構図変更状態へ移行しやすくする。この場合、ブレ補正制御部155は、係数ns_c1=As9(<As7)、係数ms_c1=αs9(<αs7)に設定する。なお、この場合、主要被写体Xが動体被写体ではないので、ブレ補正制御部155は、係数ns_c2=As10、係数ms_c2=αs10に設定する。そして、ブレ補正制御部155は、係数ns_c(=ns_c1×ns_c2=As9×As10)および係数ms_c(=ms_c1×ms_c2=αs9×αs10)を算出する。
(3−1−3)主要被写体が中央部ReCに位置し、動体被写体の場合
図4(c)は、主要被写体Xが中央部ReCに位置し、かつ動体被写体の場合を示す。図4(c)においては、前回の通信周期で取得した主要被写体位置情報に基づく主要被写体の位置をP1、今回の通信周期で取得した主要被写体Xの位置をP2とする。このような場合、ユーザは、主要被写体Xが中央部ReCのより中央近傍に位置するように構図変更する可能性が高いことが想定される。すなわち、主要被写体Xが図4(c)の矢印Ar3の方向に移動するように、矢印Ar4の方向に構図変更を行うことが予想される。したがって、ブレ補正制御部155は、主要被写体Xが動体被写体ではない場合よりも閾値ωsおよびTsを小さな値に変更して、構図変更状態へ移行しやすくする。この場合、ブレ補正制御部155は、係数ns_c2=As12(<As10)、係数ms_c2=αs12(<αs10)に設定する。なお、この場合、主要被写体Xは中央部ReCに位置するので、ブレ補正制御部155は、係数ns_c1=As7、係数ms_c1=αs7に設定する。そして、ブレ補正制御部155は、係数ns_c(=ns_c1×ns_c2=As7×As12)および係数ms_c(=ms_c1×ms_c2=αs7×αs12)を算出する。
(3−1−4)主要被写体が周辺部RePに位置し、動体被写体の場合
主要被写体Xが周辺部RePに位置し、かつ動体被写体の場合には、ユーザは、主要被写体Xが中央部ReCに位置するように構図変更する可能性が高いことが想定される。したがって、ブレ補正制御部155は、通常撮影状態における上記(3−1−1)〜(3−1−3)の場合と比べて、閾値ωsおよびTsが最小の値となるように値に変更して、構図変更状態へ移行しやすくする。この場合、ブレ補正制御部155は、係数ns_c1=As9、係数ms_c1=αs9、係数ns_c2=As12、係数ms_c2=αs12に設定する。そして、ブレ補正制御部155は、係数ns_c(=ns_c1×ns_c2=As9×As12)および係数ms_c(=ms_c1×ms_c2=αs9×αs12)を算出する。
なお、主要被写体位置情報に含まれる主要被写体の有無情報に基づいて、主要被写体が検出されていないと判定された場合は、ブレ補正制御部155は、上記(3−1−1)〜(3−1−4)の各場合で設定した値の中間値となるように閾値ωsおよびTsを変更する。すなわち、ブレ補正制御部155は、係数ns_c1=As8(As9<As8<As7)、係数ms_c1=αs8(αs9<αs8<αs7)、係数ns_c2=As11(As12<As11<As10)、係数ms_c2=αs11(αs12<αs11<αs10)に設定する。そして、ブレ補正制御部155は、係数ns_c(=ns_c1×ns_c2=As8×As11)および係数ms_c(=ms_c1×ms_c2=αs8×αs11)を算出する。
(3−2)構図変更状態
構図変更状態では、ブレ補正制御部155は、入力した主要被写体位置情報に基づいて、主要被写体Xが中央部ReCと周辺部RePのいずれの領域に位置するかを判定し、主要被写体の位置に応じて閾値を変更する。
(3−2−1)主要被写体が中央部ReCに位置する場合
図5(a)に示すように、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合は、ブレ補正制御部155は、振れ量判定閾値ωeを大きな値となるように変更し、時間判定閾値Teが小さな値となるように変更する。この場合、パンニングまたはチルティング操作により構図変更され主要被写体Xが中央部ReCに位置するようになったので、構図変更を終了する可能性が高く、この状態から画像データの取得動作に移行する可能性が高いことが想定される。したがって、シフトレンズ151の駆動を第2駆動モード(通常撮影状態)へ移行しやすくする。この場合、ブレ補正制御部155は、係数ns_d=Ae13、係数ms_d=αe13に設定する。
(3−2−2)主要被写体が周辺部RePに位置する場合
図5(b)に示すように、主要被写体Xが周辺部RePに位置する場合は、主要被写体Xの移動が継続しており、ユーザによるパンニングやチルティング操作が継続する可能性が高いことが想定される。したがって、ブレ補正制御部155は、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合よりも、振れ量判定閾値ωeを小さな値となるように変更し、時間判定閾値Teが大きな値となるように変更する。したがって、シフトレンズ151の駆動を第2駆動モード(通常撮影状態)へ移行しにくくして、シフトレンズ151の第1駆動モード(構図変更状態)での駆動を継続されやすくする。この場合、ブレ補正制御部155は、係数ns_d=Ae15(<Ae13)、係数ms_d=αe15(<αe13)に設定する。
なお、主要被写体位置情報に含まれる主要被写体の有無情報に基づいて、主要被写体Xが検出されていないと判定された場合は、ブレ補正制御部155は、上記(3−2−1)および(3−2−2)の各場合で設定した値の中間値となるように閾値ωeおよびTeを変更する。すなわち、ブレ補正制御部155は、係数ne_d=Ae14(Ae15<Ae14<Ae13)、係数me_d=αe14(αe15<αe14<αe13)に設定する。
ブレ補正制御部155は、上述のようして撮影関連情報に基づいて設定した係数を、各閾値の基本値に乗算することにより各閾値ωe、ωs、TeおよびTsを決定する。すなわち、通常撮影状態の場合は、ブレ補正制御部155は、以下の式(1)を用いて振れ量判定閾値ωsと時間判定閾値Tsとを決定する。また、構図変更状態の場合は、ブレ補正制御部155は、以下の式(2)を用いて振れ量判定閾値ωeと時間判定閾値Teとを決定する。
ωs=(ns_a×ns_b×ns_c)×ωs_base、
Ts=(ms_a×ms_b×ms_c)×Ts_base ・・・(1)
ωe=(ne_a×ne_b×ne_d)×ωe_base
Te=1/(me_a×me_b×me_d)×Te_base ・・・(2)
なお、上記の場合において、ブレ補正制御部155は、振れ量判定閾値ωsおよびωeが、ωs>ωeの関係を維持するように制御して、構図変更状態と通常撮影状態との切替えが不安定にならないようにする。
図6に、上記の式(1)および(2)を用いて算出された振れ量判定閾値ωsおよびωeにおける値の大小関係を示す。図6に示すように、振れ量判定閾値ωsおよびωeは、ズームレンズがWIDE端に位置する場合であっても、TELE端に位置する場合であっても、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合よりも、周辺部RePに位置する場合の方が小さな値となるように変更される。その結果、図6(a)に示すように、通常撮影時において、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合よりも、周辺部RePに位置する場合の方が、構図変更状態(第1駆動モード)に移行しやすくなる。また、図6(b)に示すように、構図変更状態において、主要被写体Xが周辺部RePに位置する場合よりも、中央部ReCに位置する場合の方が、通常撮影状態(第2駆動モード)に移行しやすくなる。
図7〜図10に示すフローチャートを参照しながら、本実施の形態によるカメラ1の動作を説明する。図6の処理は制御回路7でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、操作部材18から電源オン信号が入力されると起動され、実行される。
ステップS100では、ブレ補正装置15のブレ補正制御部155へ起動信号を出力してステップS101へ進む。ステップS101においては、カメラ1内の各種の初期設定を行ってステップS102へ進む。
ステップS102では、ズームボタンが操作されたが否かを判定する。操作部材18から入力した操作信号にズームレンズの移動を指示する信号が含まれている場合には、ステップS102が肯定判定されてステップS103へ進む。ステップS103では、ズームエンコーダ20から入力した位置検出信号に基づいて、焦点距離の変化量を示す焦点距離情報を更新して不図示のメモリに格納し、ステップS104へ進む。ズームボタンが操作されていない場合には、ステップS102が否定判定されてステップS104へ進む。
ステップS104においては、モードダイヤルの操作に応じて撮影モードが変更されたか否かを判定する。撮影モードが変更された場合には、ステップS104が肯定判定されてステップS105へ進む。ステップS105においては、撮影モードに関する情報を変更された撮影モードに更新して不図示のメモリに格納し、ステップS106へ進む。撮影モードが変更されていない場合には、ステップS104が否定判定されてステップS106へ進む。
ステップS106では、顔認識機能がオンされているか否かを判定する。顔認識機能がオンの場合には、ステップS106が肯定判定されてステップS107へ進む。顔認識機能がオフの場合は、ステップS106が否定判定されて、ステップS110へ進む。ステップS107では、公知の基準ブロックマッチング処理等を用いて画像データに基づいて、主要被写体(たとえば人物の顔)の判別を行ってステップS108へ進む。ステップS108においては、ステップS107の処理において、主要被写体が検出されたか否かを判定する。主要被写体が検出された場合は、ステップS108が肯定判定されてステップS109へ進む。主要被写体が検出されない場合は、ステップS108が否定判定されてステップS110へ進む。ステップS109では、検出された主要被写体の相対位置座標に基づいて、主要被写体位置情報を更新して不図示のメモリに格納してステップS111へ進む。ステップS110においては、主要被写体が存在しないことを示す無効設定をしてステップS111へ進む。
ステップS111では、ブレ補正制御部155との所定の通信周期か否かを判定する。通信周期の場合は、ステップS111が肯定判定されてステップS112へ進む。通信周期ではない場合は、ステップS111が否定判定されてステップS113へ進む。ステップS112においては、焦点距離情報、撮影モードに関する情報および主要被写体位置情報を撮影関連情報としてブレ補正制御部155へ出力してステップS113へ進む。
ステップS113においては、撮影指示が行われたか否かを判定する。レリーズボタンが操作され、操作部材18からの操作信号に撮影開始を指示する信号が含まれる場合は、ステップS113が肯定判定されてステップS114へ進む。レリーズボタンが操作されない場合は、ステップS113が否定判定されてステップS115へ進む。ステップS114では、撮影処理を行ってステップS115へ進む。このとき、撮像素子6から出力された撮像信号に、上述した各種の処理を施して画像データを生成する。そして、生成した画像データに基づいて生成した画像ファイルをメモリカード12へ記録する。
ステップS115では、撮影モードが終了されたか否かを判定する。モードダイヤルが操作され、再生モードが設定された場合は、ステップS115が肯定判定されてステップS116へ進む。動作モードが撮影モードのままである場合は、ステップS115が否定判定されてステップS102へ戻る。ステップS116では、ブレ補正制御部155へブレ補正装置15の動作の終了を指示する終了要求信号を出力して処理を終了する。
次に、図8〜図10に示すフローチャートを参照しながら、本実施の形態におけるブレ補正装置15の動作について説明する。図8〜図10の処理はブレ補正制御部155でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、制御回路7から起動信号が入力されると起動される。
図8のステップS201においては、ブレ補正装置15の初期設定を行ってステップS202へ進む。ステップS202では、各閾値の基本値ωe_base、ωs_base、Te_base、Ts_baseを設定してステップS203へ進む。
ステップS203においては、シフトレンズ151の駆動を第2駆動モードに設定してステップS204へ進む。ステップS204では、制御周期ts1が経過したか否かを判定する。制御周期ts1が経過した場合はステップS205へ進み、制御周期ts1が経過していない場合は、ステップS204で待機する。ステップS205においては、ブレ検出センサ152からブレ検出値を入力し、振れ量を算出してステップS206へ進む。
ステップS206では、入力した撮影関連情報に基づいて、撮影モードが変更されたか否かを判定する。撮影モードが変更されている場合は、ステップS206が肯定判定されてステップS207へ進む。撮影モードが変更されていない場合は、ステップS206が否定判定されて、後述するステップS212へ進む。
ステップS207においては、静止画撮影モードが設定されているか否かを判定する。静止画撮影モードが設定されている場合は、ステップS207が肯定判定されてステップS208へ進む。動画撮影モードが設定されている場合は、ステップS207が否定判定されて後述するステップS211へ進む。ステップS208においては、静止画撮影モードのうちのスポーツモードが設定されているか否かを判定する。スポーツモードが設定されていない場合は、ステップS208が否定判定されてステップS209へ進む。ステップS209では、係数ne_a=Ae1、係数ns_a=As1、係数me_a=αe1、係数ms_a=αs1に設定してステップS212へ進む。静止画撮影モードにおいてスポーツモードが設定されている場合は、ステップS208が肯定判定されてステップS210へ進む。ステップS210では、係数ne_a=Ae2、係数ns_a=As2、係数me_a=αe2、係数ms_a=αs2に設定してステップS212へ進む。
ステップS207が否定判定されると、ステップS211へ進み、係数ne_a=Ae3、係数ns_a=As3、係数me_a=αe3、係数ms_a=αs3に設定して、ステップS212へ進む。ステップS212においては、焦点距離が変更されたか否かを判定する。撮影関連情報に含まれる焦点距離情報に基づいて、焦点距離が変更されている場合は、ステップS212が肯定判定されてステップS213へ進む。焦点距離が変更されていない場合は、ステップS212が否定判定されて、後述する図9のステップS218へ進む。
ステップS213においては、ズームレンズがTELE端、すなわち焦点距離が最長か否かを判定する。ズームレンズがTELE端の場合、ステップS213が肯定判定されてステップS217へ進み、係数ne_b=Ae6、係数ns_b=As6、係数me_b=αe6、係数ms_b=αs6に設定して、後述するステップS218へ進む。ズームレンズがTELE端ではない場合は、ステップS213が否定判定されてステップS214へ進む。
ステップS214では、ズームレンズがWIDE端、すなわち焦点距離が最短か否かを判定する。ズームレンズがWIDE端の場合は、ステップS214が肯定判定されてステップS215へ進み、係数ne_b=Ae4、係数ns_b=As4、係数me_b=αe4、係数ms_b=αs4に設定してステップS218へ進む。ズームレンズがWIDE端ではない場合は、ステップS214が否定判定されてステップS216へ進み、係数ne_b=Ae5、係数ns_b=As5、係数me_b=αe5、係数ms_b=αs5に設定してステップS218へ進む。
ステップS218では、通常撮影状態、すなわち第2駆動モードが設定されているか否かを判定する。第2駆動モードが設定されている場合は、ステップS218が肯定判定されてステップS219へ進む。第1駆動モードが設定されている場合は、ステップS218が否定判定されて後述する図10のステップS233へ進む。ステップS219では、主要被写体Xが検出されているか否かを判定する。主要被写体位置情報に含まれる主要被写体の有無情報に基づいて、主要被写体Xが検出されていないと判定した場合は、ステップS219が否定判定されてステップS227へ進み、係数ns_c1=As8、係数ms_c1=αs8、係数ns_c2=As11、係数ms_c2=αs11に設定して、後述するステップS228へ進む。主要被写体Xが検出されていると判定した場合は、ステップS219が肯定判定されてステップS220へ進む。
ステップS220においては、過去の通信周期で入力した主要被写体位置情報と、今回の通信周期で入力した主要被写体位置情報とを用いて、主要被写体Xの移動量を算出してステップS221へ進む。ステップS221においては、主要被写体Xが撮影画面の中央部ReCに位置するか否かを判定する。主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合は、ステップS221が肯定判定されてステップS222へ進み、係数ns_c1=As7、係数ms_c1=αs7に設定してステップS224へ進む。主要被写体Xが周辺部RePに位置する場合には、ステップS221が否定判定されてステップS223へ進み、係数ns_c1=As9、係数ms_c1=αs9に設定してステップS224へ進む。
ステップS224においては、ステップS220で算出した主要被写体Xの移動量に基づいて、主要被写体Xが動体被写体であるか否かを判定する。主要被写体Xが動体被写体の場合は、ステップS224が肯定判定されてステップS226へ進み、係数ns_c2=As12、係数ms_c2=αs12に設定してステップS228へ進む。主要被写体Xが動体被写体ではない場合は、ステップS224が否定判定されてステップS225へ進み、係数ns_c2=As10、係数ms_c2=αs10に設定してステップS228へ進む。
ステップS228においては、式(1)を用いて振れ量判定閾値ωsおよび時間判定閾値Tsを算出してステップS229へ進む。ステップS229においては、ステップS205で算出した振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωs以上であるか否かを判定する。振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωs以上の場合は、ステップS229が肯定判定されてステップS230へ進む。このとき、図示しないタイマを起動して振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωs以上の状態が継続する時間を計測する。算出した振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωs未満の場合は、ステップS229が否定判定されて、後述する図10のステップS233へ進む。
ステップS230では、ステップS229で時間計測を開始してから時間Tsが経過したか否かを判定する。時間Tsが経過した場合は、ステップS230が肯定判定されてステップS231へ進み、シフトレンズ151の駆動を第1駆動モードに設定してステップS232へ進む。ステップS232では、ステップS229で起動したタイマによる計測時間をクリアしてステップS233へ進む。ステップS229で時間計測を開始してから時間Tsが経過していない場合は、ステップS230が否定判定されてステップS233へ進む。
ステップS233では、構図変更状態、すなわち第1駆動モードが設定されているか否かを判定する。第1駆動モードが設定されている場合は、ステップS233が肯定判定されてステップS234へ進む。第2駆動モードが設定されている場合は、ステップS233が否定判定されて後述するステップS244へ進む。ステップS234では、主要被写体Xが検出されているか否かを判定する。主要被写体位置情報に含まれる主要被写体の有無情報に基づいて、主要被写体Xが検出されていないと判定した場合は、ステップS234が否定判定されてステップS238へ進み、係数ne_d=Ae14、係数me_d=αe14に設定して、後述するステップS239へ進む。主要被写体Xが検出されていると判定した場合は、ステップS234が肯定判定されてステップS235へ進む。
ステップS235においては、主要被写体Xが撮影画面の中央部ReCに位置するか否かを判定する。主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合は、ステップS235が肯定判定されてステップS236へ進み、係数ne_d=Ae13、係数me_d=αe13に設定してステップS239へ進む。主要被写体Xが周辺部RePに位置する場合には、ステップS235が否定判定されてステップS237へ進み、係数ne_d=Ae15、係数me_d=αe15に設定してステップS239へ進む。
ステップS239では、式(2)を用いて振れ量判定閾値ωeおよび時間判定閾値Teを算出してステップS240へ進む。ステップS240においては、ステップS205で算出した振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωe以下であるか否かを判定する。振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωe以下の場合は、ステップS240が肯定判定されてステップS241へ進む。このとき、図示しないタイマを起動して振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωe以下の状態が継続する時間を計測する。算出した振れ量の絶対値が振れ量判定閾値ωeを超える場合は、ステップS240が否定判定されて後述するステップS244へ進む。
ステップS241では、ステップS240で時間計測を開始してから時間Teが経過したか否かを判定する。時間Teが経過した場合は、ステップS241が肯定判定されてステップS242へ進み、シフトレンズ151の駆動を第2駆動モードに設定してステップS243へ進む。ステップS243では、ステップS240で起動したタイマによる計測時間をクリアしてステップS244へ進む。ステップS240で時間計測を開始してから時間Teが経過していない場合は、ステップS241が否定判定されてステップS244へ進む。
ステップS244は、シフトレンズ151が光学像のブレを補正するための目標位置を算出してステップS245へ進む。ステップS245では、シフトレンズ151の移動量を算出し制御信号としてアクチュエータ153へ出力してステップS246へ進む。ステップS246においては、通信周期となったか否かを判定する。通信周期となった場合は、ステップS246が肯定判定されてステップS247へ進み、制御回路7から撮影関連情報を入力してステップS248へ進む。通信周期となっていない場合は、ステップS246が否定判定されてステップS248へ進む。ステップS248においては、制御回路7からブレ補正装置15の動作の終了を指示する終了要求信号を入力したか否かを判定する。終了要求信号を入力しない場合は、ステップS248が否定判定されてステップS204へ戻る。終了要求信号を入力した場合は、ステップS248が肯定判定されて処理を終了する。
以上で説明した実施の形態のカメラ1によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)シフトレンズ151を、第1駆動モードと、第1駆動モードよりもブレ補正効果の強い第2駆動モードとのいずれかの駆動モードにより駆動させるようにした。ブレ補正制御部155は、ブレ検出センサ152により検出されたブレの量が、シフトレンズ151の駆動モードを切替えるための振れ量判定閾値ωsおよびωe、時間判定閾値TsおよびTeで規定される条件を満たす場合に、駆動モードを、第1駆動モードと第2駆動モードとの間で切替えるようにした。そして、制御回路7から入力した撮影関連情報に基づいて、AF回路7bにより撮影画像上で主要被写体Xと、撮影画像上での主要被写体Xの位置とが検出されている場合、ブレ補正制御部155は、主要被写体Xの位置に基づいて、上記の閾値ωs、ωe、TsおよびTeを変更するようにした。
従来の技術のように、駆動モードを切替えるための閾値が固定値の場合、第1駆動モードへ移行するための振れ判定閾値ωsを小さく設定すると、ユーザのパンニング/チルティング操作がなくても、意図しない手振れによって、容易に第2駆動モードへ移行することが想定される。さらに、ブレが大きめに発生しているといつまでも第1駆動モードが継続し、ブレ補正効果が得られない画像が常に継続し、見栄えが悪くなってしまう。また、閾値ωsを大きく設定した場合、ゆっくりしたパンニング/チルティング動作すると構図変更状態と判定されない。すなわち、ブレ補正効果が強い状態が継続(通常撮影状態)し、カメラ操作量に対して画像の動きが遅れ、所望の位置に被写体を合わせることが難しくなる。これはブレ補正効果が高いほど現れやすいため、パンニング/チルティング時の操作性が大きく損なわれる。
さらには、閾値ωeを小さく設定するとパンニング/チルティングを終了したつもりでも、カメラの挙動が完全に安定するまで、暫く待たないと第2駆動モードに移行せず、ブレ補正効果の弱い状態が長く続き、像ブレ画像が継続してしまう。そのため、パンニング/チルティングを終えてから、即座にレリーズボタンを押した場合、構図変更状態のまま、撮影され、像ブレ画像が取得されてしまうことになる。閾値ωeを大きく設定した場合、パンニング/チルティング中にも関わらず、通常撮影状態に移行することが考えら、所望の構図を設定しにくくなることが予想される。同様に時間判定閾値Ts、Teの設定においても、値を長くすれば、状態の安定度は増すが、短くすれば、状態は不安定になりやすい。上記の通り、像ブレ補正効果とユーザの画角変更動作に対する追従性という機能は相反している。そのため、従来技術のように、閾値を固定値に設定する場合、構図変更状態と通常撮影の判断を一概に振れ検出量とその継続時間から適切に設定することは難しい。これに対して、本発明の実施の形態によるカメラ1では、主要被写体Xの位置に応じて想定されるパンニングやチルティング操作の発生頻度に応じて、ブレ補正効果の強弱、すなわち構図変更操作に対するシフトレンズ151の追従性を変更できるので、利便性が向上する。
(2)ブレ補正制御部155は、第2駆動モード時に、主要被写体Xが撮影画像の周辺部RePに位置する場合は、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合よりも、第1駆動モードに切替わりやすくなるように閾値ωsおよびTsを変更するようにした。すなわち、ブレ補正制御部155は、閾値ωsおよびTsを小さい値に変更するようにした。主要被写体Xが撮影画像の周辺部RePに位置する場合は、ユーザにより主要被写体Xが中央部ReCに位置するようにパンニングやチルティング操作を行う可能性が高い。このため、主要被写体Xが周辺部RePに位置するほどシフトレンズ151の駆動を構図変更のための操作に追従しやすくできる。
(3)ブレ補正制御部155は、第2駆動モード時に、主要被写体Xが動体被写体であると判定した場合、すなわち主要被写体Xの位置変化を検出した場合には、第1駆動モードに切替わりやすくなるように閾値ωsおよびTsを変更するようにした。すなわち、ブレ補正制御部155は、閾値ωsおよびTsを小さい値に変更するようにした。主要被写体Xが動体被写体の場合は、ユーザにより主要被写体Xの動きに追従してパンニングやチルティング操作を行う可能性が高い。このため、主要被写体Xが動体被写体の場合にはシフトレンズ151の駆動を構図変更のための操作に追従しやすくできるので、利便性が向上する。
(4)ブレ補正制御部155は、第1駆動モード時に、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合は、周辺部RePに位置する場合よりも、第2駆動モードに切替わりやすくなるように閾値ωeおよびTeを変更するようにした。すなわち、振れ判定閾値ωeの値を大きく、時間判定閾値Teの値を小さく変更する。構図変更中に主要被写体Xが中央部ReCに位置するようになると、ユーザのレリーズボタンの操作に基づく撮影動作に移行する可能性が高い。したがって、ユーザは構図変更を終了したつもりであっても、すぐにブレ補正効果が弱い状態が継続するために即座に撮影を開始できず、シャッターチャンスを逃すという事態を防ぐことができる。
(5)制御回路7から入力した撮影関連情報に含まれる撮影レンズ2の焦点距離に基づいて、ブレ補正制御部155は、主要被写体Xの位置に基づいて、上記の閾値ωs、ωe、TsおよびTeを変更するようにした。倍率の高いTELE側では、主要被写体が撮影画面から外れることがないようにゆっくりとしたパンニングやチルティング操作を行うことが想定される。なお、主要被写体Xが中央部ReCに位置する場合は、大きな手ブレが発生しても、防振効果が損なわれることが無い。また、倍率の低いWIDE側では、わずかなパンニング、チルティング操作では撮影画面上の変化が小さいため、比較的素早く大きく操作することが想定される。このように、焦点距離に応じて異なる構図変更の操作に応じて、シフトレンズ151の駆動態様を切替えることができるので、利便性が向上する。
(6)ブレ補正制御部155は、撮影レンズの焦点距離が短い場合は、焦点距離が長い場合よりも、上記の閾値ωs、ωe、TsおよびTeを大きな値に変更する。その結果、比較的素早く大きく操作することが想定される倍率の低いWIDE側では、パンニングやチルティング動作への追従性よりもブレ補正の効果を優先できるので、利便性が向上する。
(7)ブレ補正制御部155は、動画撮影モードと静止画撮影モードとの間で、上記の閾値ωs、ωe、TsおよびTeを変更するようにした。動画撮影モードの場合は静止画撮影モードに比べて、記録される画像の見栄えを意識して主要被写体に対してゆっくりとしたパンニングやチルティング操作を行うことが想定される。このように、動画撮影モードまたは静止画撮影モードに応じて異なる構図変更の操作に応じて、シフトレンズ151の駆動態様を切替えることができるので、利便性が向上する。
(8)ブレ補正制御部155は、動画撮影モードが設定されている場合には、静止画撮影モードが設定されている場合よりも上記の閾値ωs、ωe、TsおよびTeを小さい値に変更するようにした。したがって、動画撮影モードにおいては、静止画撮影モードの場合よりも、ブレ補正の効果よりもパンニングやチルティング動作への追従性を高めることができる。
(9)ブレ補正制御部155は、静止画撮影モードにおいて、スポーツモードのような激しい動きを伴う被写体の撮影に適した撮影モードが選択された場合は、他の撮影モードが選択された場合よりも上記の閾値ωs、ωe、TsおよびTeを小さい値に変更するようにした。したがって、静止画撮影モードが設定されている場合であっても、スポーツシーンのような屋外で動きの激しい被写体を撮影する際には、ブレ補正の効果よりもパンニングやチルティング動作への追従性を優先できる。
以上で説明した実施の形態のカメラ1を、以下のように変形できる。
(1)ユーザにより指定された焦点検出領域を含む所定の領域を中央部ReCとして設定してもよい。この場合、ユーザが操作部材18を操作して焦点検出領域の位置を指定すると、AF回路7bは、指定操作された焦点検出位置を相対座標系における座標値に換算する。そして、AF回路7bは、換算した座標値と、座標値を中心とした所定の大きさの領域(たとえば10×10画素)とを主要被写体位置情報として、通信周期のタイミングでブレ補正制御部155へ出力すればよい。
(2)主要被写体が中央部ReCに位置する場合と、周辺部RePに位置する場合とに応じて振れ量判定閾値ωs、ωeを変更するものに代えて、撮影画像上における中心からの主要被写体の距離に応じて連続的に振れ量判定閾値ωs、ωeを変更するようにしてもよい。この場合、図11に示すように、撮影画像の中心からの主要被写体の距離が大きくなるほど、値が漸減するように各振れ量判定閾値ωs、ωeが予め設定される。撮影画像の中心からの距離と振れ量判定閾値ωs、ωeとの値との関係を示すデータは、予めブレ補正制御部155のメモリ(不図示)に記録されている。そして、ブレ補正制御部155は、入力した主要被写体位置情報に基づいて、上記のデータを参照して振れ量判定閾値ωs、ωeの値を決定すればよい。
(3)ブレ補正制御部155が振れ量判定閾値ωs、ωeと、時間判定閾値Ts、Teとを変更するものに代えて、振れ量判定閾値ωs、ωeと、時間判定閾値Ts、Teとの少なくとも一方を変更するものでもよい。なお、この場合、ブレ補正制御部155は、振れ量判定閾値ωs、ωeを変更することが望ましい。
(4)ブレ補正制御部155は、撮影モードに関する情報と、焦点距離情報と、主要被写体位置情報とに基づいて各閾値ωs、ωe、Ts、Teを変更するものに限定されない。すなわち、ブレ補正制御部155が、撮影モードに関する情報と、焦点距離情報と、主要被写体位置情報との少なくとも1つの情報に基づいて、各閾値ωs、ωe、Ts、Teを変更してもよい。
(5)シフトレンズ151を駆動させるものに代えて、撮像素子6を駆動させて撮影レンズ2および撮像素子6における被写体光の光軸と直交する方向の相対位置を変更させて、像ブレを補正するものでもよい。
(6)シフトレンズ151や撮像素子6を駆動させることにより像ブレを補正する、いわゆる光学的ブレ補正に代えて、撮像素子6から出力された画像信号の切り出し範囲を変更することにより、撮像素子上での像ブレを補正する電子式ブレ補正により像ブレを補正するものでもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。説明に用いた実施の形態および変形例は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
1・・・カメラ、 2・・・撮影レンズ、 7・・・制御回路、 7b・・・AF回路、
15・・・ブレ補正装置、 152・・・ブレ検出センサ、 153・・・アクチュエータ、 155・・・ブレ補正制御部

Claims (20)

  1. 撮影光学系を介して結像した被写体の像を撮像して、画像信号を出力する撮像素子と、
    カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された前記ブレに基づいて、前記撮影光学系と前記撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、
    前記ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された前記ブレの量が所定条件を満たす場合に、前記ブレ補正部材の駆動態様を、前記第1の駆動態様と、前記第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、
    前記画像信号に基づき、撮影画像上の主要被写体の像が占有する位置を検出する主要被写体検出手段と、
    前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体の位置に基づいて、前記所定条件を変更する変更手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記切替手段は、前記所定条件として、前記検出された前記ブレの量が第1の閾値以上である状態が第1の時間以上継続した場合、前記ブレ補正部材の前記駆動態様を前記第1の駆動態様に切り替え、また前記所定条件として、前記検出された前記ブレの量が第2の閾値以下である状態が第2の時間以上継続した場合、前記ブレ補正部材の前記駆動態様を前記第2の駆動態様に切替えることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記所定条件として、前記第1の閾値と前記第1の時間と前記第2の閾値と前記第2の時間との少なくとも1つを変更することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記第2の駆動態様時に、前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体が前記撮影画像の周辺部に位置する場合は、前記主要被写体が前記撮影画面の中央部近傍に位置する場合よりも、前記第1の駆動態様に切替わり易くなるように前記所定条件を変更することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項4に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記主要被写体が前記撮影画像の前記中心部に位置する場合よりも、前記第1の閾値と前記第1の時間閾値との少なくとも一方が小さい値となるように前記所定条件を変更することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記主要被写体検出手段は、前記主要被写体の前記撮影画面上における位置変化をさらに検出し、
    前記変更手段は、前記第2の駆動態様時に前記主要被写体の前記位置変化が検出された場合には、前記第1の駆動態様に切替わり易くなるように前記所定条件を変更することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記主要被写体の位置変化が検出された場合は、前記主要被写体の位置変化が検出されない場合よりも、前記第1の閾値と前記第1の時間との少なくとも一方が小さい値となるように前記所定条件を変更することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記第1の駆動態様時に、前記主要被写体検出手段により検出された前記主要被写体が前記撮影画像の中央部近傍に位置する場合は、前記主要被写体が前記撮影画面の周辺部に位置する場合よりも、前記第2の駆動態様に切替わりやすくなるように前記所定条件を変更することを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項8に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記第2の閾値の大きい値への変更と、前記第2の時間閾値の小さい値への変更との少なくとも一方を行うことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項4乃至9のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記撮影光学系の焦点調節状態を検出するための焦点検出領域を前記撮影画像上に設定する第1設定手段と、
    前記第1設定手段により設定された前記焦点検出領域を前記撮影画像の中央部近傍として設定する第2設定手段とをさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  11. 撮影光学系を介して結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
    カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された前記ブレの量に基づいて、前記撮影光学系と前記撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、
    前記ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された前記ブレの量が、所定条件を満たす場合に、前記ブレ補正部材の駆動態様を、前記第1の駆動態様と、前記第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、
    前記撮影光学系の焦点距離に基づいて、前記所定条件を変更する変更手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項11に記載の撮像装置において、
    前記切替手段は、前記検出された前記ブレの量が第1の閾値以上である状態が第1の時間以上継続した場合、前記ブレ補正部材の前記駆動態様を前記第1の駆動態様に切り替え、前記検出された前記ブレの量が第2の閾値以下である状態が第2の時間以上継続した場合、前記ブレ補正部材の前記駆動態様を前記第2の駆動態様に切替えることを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項12に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記焦点距離が短い場合は、前記焦点距離が長い場合よりも、前記第1の駆動態様から前記第2の駆動態様に切替わり易くなるように前記所定条件の変更することを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項13に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記焦点距離が短い場合は、前記焦点距離が長い場合よりも、前記第1および前記第2の閾値と、前記第1および前記第2の時間との少なくとも一方を大きな値に変更することを特徴とする撮像装置。
  15. 撮影光学系を介して結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
    カメラのブレの量を検出するブレ検出手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された前記ブレの量に基づいて、前記撮影光学系と前記撮像素子との光軸に直交する方向の相対位置を変更して前記撮像素子上での像ブレを補正するブレ補正部材と、
    前記ブレ補正部材を、ブレ補正性能の異なる第1の駆動態様と第2の駆動態様とのいずれかの駆動態様により駆動させる駆動手段と、
    前記ブレ検出手段により検出された前記ブレの量が、所定条件を満たす場合に、前記ブレ補正部材の駆動態様を、前記第1の駆動態様と、前記第2の駆動態様との間で切替える切替手段と、
    動画撮影時と静止画撮影時との間で、前記所定条件を変更する変更手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  16. 請求項15に記載の撮像装置において、
    前記切替手段は、前記検出された前記ブレの量が第1の閾値以上である状態が第1の時間以上継続した場合、前記ブレ補正部材の前記駆動態様を前記第1の駆動態様に切り替え、前記検出された前記ブレの量が第2の閾値以下である状態が第2の時間以上継続した場合、前記ブレ補正部材の前記駆動態様を前記第2の駆動態様に切替えることを特徴とする撮像装置。
  17. 請求項16に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記動画撮影時には、前記静止画撮影時よりも前記第2の駆動態様から前記第1の駆動態様に切替わり易くなるように、前記所定条件を変更することを特徴とする撮像装置。
  18. 請求項17に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記第1および前記第2の閾値と、前記第1および前記第2の時間との少なくとも一方を小さい値に変更することを特徴とする撮像装置。
  19. 請求項16乃至18のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記変更手段は、前記静止画撮影時に、激しい動きを伴う被写体の撮影に適した撮影態様が選択された場合、他の撮影態様が選択された場合よりも、前記第1および前記第2の閾値と、前記第1および前記第2の時間との少なくとも一方を小さい値に変更することを特徴とする撮像装置。
  20. 請求項1乃至19のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記第1の駆動態様は、前記第2の駆動態様よりも前記ブレ補正効果が弱いことを特徴とする撮像装置。
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