JP2014175963A - 撮像装置、撮像方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】手ぶれ補正を行う撮像装置100であって、被写体の撮像の際の手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する手ぶれ判定部5bと、手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する重要度特定部5cと、特定された端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する重要度判定部5dと、端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、被写体の撮像処理にて、画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を実行させる一方で、端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、被写体の撮像処理にて、劣化低減処理の実行を禁止させる動作制御部5eと、を備えている。
【選択図】図1
Description
そこで、手ぶれが所定量を超えている場合には、撮像を禁止する撮像装置(例えば、特許文献1参照)や、収差による像劣化が生じない程度に補正光学手段の動作範囲を制限する防振制御装置(例えば、特許文献2参照)が提案されている。また、撮像の禁止や動作範囲の制限を行うことなく、撮像画像に対して歪曲補正を行う撮像装置(例えば、特許文献3参照)も提案されている。
一方、上記特許文献3の場合、相対的に大きな手ぶれも補正しつつ撮像を行うことができるものの、画像の内容によっては高負荷の歪曲補正を行う必要のない画像に対しても補正処理を行ってしまい、連続撮像速度や連続撮像可能枚数の低下といった撮像動作に支障を来たす虞もある。
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段と、前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段と、被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、前記撮像手段により生成される画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段と、前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、被写体の撮像処理にて、前記判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記手ぶれ量が所定値よりも大きくないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段と、前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段と、被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像動作を制限する一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像動作を制限しない制御手段と、を備えたことを特徴としている。
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段とを備える撮像装置を用いた撮像方法であって、前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行うステップと、前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出するステップと、検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定するステップと、前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定するステップと、特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定するステップと、被写体の撮像処理にて、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減処理の実行を禁止させるステップと、を含むことを特徴としている。
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段とを備える撮像装置のコンピュータを、前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段、前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段、前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段、前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段、前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段、被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段、として機能させることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
また、撮像部1、ユニット回路部2、手ぶれ量検出部3、手ぶれ補正部4、撮像処理部5、画像記録部6、表示制御部7、メモリ9及び中央制御部11は、バスライン12を介して接続されている。
撮像素子1bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサ等から構成されている。
撮像制御部1cは、例えば、タイミング発生器やドライバにより撮像素子1bを走査駆動して、光学素子1aを通過した光学像を撮像素子1bにより所定周期毎に二次元の画像信号(RGBデータ)に変換させ、当該撮像素子1bの撮像領域A(図4(a)等参照)から1画面分ずつフレーム画像を読み出してユニット回路部2に出力させる。
また、撮像制御部1cは、AF(自動合焦処理)、AE(自動露出処理)、AWB(自動ホワイトバランス)等の被写体を撮像する際の条件の調整制御を行っても良い。
また、ユニット回路部2は、A/D変換後の画像信号に対して、画素毎のR,G,Bの色成分データ(RGBデータ)を生成するRGB補間処理、RGBデータから輝度信号(Y)と色差信号(U、V)からなるYUVデータを画素毎に生成するYUV変換処理等を行う。
即ち、手ぶれ補正部4は、光学素子1a及び撮像素子1bのうち、一方(例えば、撮像素子1b等)を他方(例えば、光学素子1a等)に対して相対的に光軸方向に略直交する方向に移動させる光学式手ぶれ補正を行う。具体的には、手ぶれ補正部4は、手ぶれ量検出部3から出力された手ぶれ量データが入力されると、当該手ぶれ量に応じて手ぶれ補正量(例えば、撮像素子1bを搭載するステージの駆動に必要な電流値や通電時間等)を算出し、算出された手ぶれ補正量に基づいて撮像素子1bの駆動に係る駆動制御信号を決定する。そして、手ぶれ補正部4は、決定された制御信号に従って撮像素子1bの駆動を制御して当該撮像素子1bを光軸方向に略直交する方向に移動させる。
このとき、手ぶれ補正部4は、手ぶれ量検出部3により検出される手ぶれ量が相対的に大きくなるほど手ぶれ補正処理の強度を強くするように撮像素子1bの駆動を制御する。ここで、手ぶれ量が大きいとは、一方向への動き(手ぶれ)が継続して行われ、且つ、単位時間当たりの動き量が所定値よりも大きいことをいう。
手ぶれ量が相対的に小さい状況では、撮像素子1bの動作範囲が狭いため、当該撮像素子1bの撮像領域Aが光学素子1aの中央部付近に位置した状態となる(図4(a)参照)。一方、手ぶれ量が相対的に大きくなると撮像素子1bの動作範囲がより広くなるため、当該撮像素子1bの撮像領域Aが光学素子1aの周辺部に近付いた状態となる(図4(b)参照)。
なお、撮像処理部5の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
即ち、劣化低減処理部5aは、撮像部1による被写体の撮像によりユニット回路部2により生成された画像情報(例えば、RGBデータやYUVデータ等)に所定の劣化低減処理を施して、当該画像情報の劣化を低減させる。
即ち、光学素子1aの周辺部を通過することで結像された周辺光学像に歪みや色ズレ等の劣化が生じ易くなることから、劣化低減処理は、画像情報の劣化を低減する画像処理を含む。ここで、光学素子1aの周辺部とは、例えば、光学素子1aのイメージサークルC(図4(a)等参照)の中で、中心からの距離が半径の長さの所定の割合以上離れている領域に対応する領域のことを言う。なお、図4(a)〜図5(b)には、イメージサークルCのうち、光学素子1aの周辺部に対応する領域にドットを付して模式的に表している。
具体的には、劣化低減処理としては、例えば、画像情報に対する歪曲補正処理や、画像情報に対するトリミング処理等が挙げられる。
このトリミング処理は、例えば、画像情報の縦横比を維持したまま行われても良いし、縦横比を変更して新たな縦横比で画像の一部分の切り出しが行われても良い。具体的には、例えば、画像情報の縦横比を維持する場合、劣化低減処理部5aは、撮像領域Aの中で光学素子1aの周辺部を通過した光学像を結像する周辺部撮像領域A1の縁部と交わる交点を通るように互いに略直交し、且つ、トリミング前の画像情報の縦横比と略等しい比率の二本の線を引き、これら二本の線を基準としてトリミングの前後で縦横比が同じとなるトリミング領域Tを設定して切り出しを行う(図5(a)参照)。また、例えば、画像情報の縦横比を変更する場合、劣化低減処理部5aは、撮像領域Aの周辺部撮像領域A1の縁部と交わる何れか一の辺との交点を通るように当該一の辺と略直交する線を引くことでトリミング領域Tを設定して切り出しを行う(図5(b)参照)。
なお、上記したトリミング処理は、一例であってこれらに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
即ち、手ぶれ判定部5bは、手ぶれ量検出部3により検出された手ぶれ量が所定の判定値よりも大きいか否かを判定する。この判定値は、例えば、光学素子1aのイメージサークルCの周辺部までの距離を基準として規定されている。つまり、例えば、手ぶれ補正処理にて、光学素子1aのイメージサークルCの周辺部を通過した光が撮像素子1bの撮像領域A(周辺部撮像領域A1)に結像される位置まで当該撮像素子1bを移動させる必要がある場合、手ぶれ判定部5bは、手ぶれ量検出部3から出力されて入力された手ぶれ量データに基づいて、手ぶれ量が所定の判定値よりも大きいと判定する。
即ち、重要度特定部5cは、手ぶれ判定部5bにより手ぶれ量が所定の判定値よりも大きいと判定された場合に、ユニット回路部2により生成される画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する。
ここで、画像情報のうちの端部分の情報は、手ぶれ補正処理により光学素子1aのイメージサークルCの周辺部を通過した光が結像される撮像素子1bの撮像領域Aの端部分(周辺部撮像領域A1)により光電変換された画像情報を含む。
また、端部分の情報の重要度とは、画像情報全体に対する端部分の情報の相対的な意味での重要度や、当該端部分の情報の絶対的な意味での重要度を含む。また、端部分の情報の重要度は、画像情報の端部分における光学像の合焦度合い、端部分の情報の画像情報全体に対する明るさの度合い、端部分のコントラスト情報、画像情報内での被写体の相対的な位置、撮像処理における被写体を撮像するモードのうち、少なくとも何れか一に基づいて、所定の演算が行われることで数値化される。
例えば、重要度特定部5cは、撮像部1の測距位置や焦点距離や絞り値等から画像情報の端部分における光学像の合焦度合い(ボケ度合い)を特定して、端部分の光学像の合焦度合いに基づいて端部分の情報の重要度を数値化する。また、例えば、重要度特定部5cは、ユニット回路部2により生成された画像情報に基づいて、当該画像情報全体に対する端部分の明るさの度合い(明るいか暗いか等)を特定して、明るさの度合いに基づいて端部分の情報の重要度を数値化する。また、例えば、重要度特定部5cは、ユニット回路部2により生成された画像情報に基づいて、当該画像情報の端部分の画素値のコントラスト情報(画像の内容の複雑さ等)を特定して、コントラスト情報に基づいて端部分の情報の重要度を数値化する。また、例えば、重要度特定部5cは、ユニット回路部2により生成された画像情報に対して所定の被写体抽出処理を施して当該画像情報内で被写体の存する位置(例えば、中央よりの位置等)を特定して、被写体の存する位置に基づいて端部分の情報の重要度を数値化する。また、例えば、重要度特定部5cは、ユーザにより設定された被写体を撮像するモード(例えば、ポートレートモード等)の情報を取得して、撮像するモードに基づいて端部分の情報の重要度を数値化する。
なお、重要度特定部5cは、端部分の情報の重要度を数値化して特定する場合に、上記した複数の手法のうち、何れか一を用いても良いし、所定数を組み合わせて用いても良い。
即ち、重要度判定部5dは、重要度特定部5cにより特定された画像情報の端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高いか否かを判定する。この判定値は、例えば、仮にユーザが視認すると想定した際の当該画像情報の端部分の視認に対する影響度合いを基準として規定されている。つまり、例えば、画像をユーザが視認した際に端部分を注視するような内容(例えば、被写体が存していたり、ピントがあっている等)であったり、明るさや色が目立つような内容であった場合、重要度判定部5dは、重要度特定部5cにより特定された端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高いと判定する。
即ち、第1動作制御部5eは、重要度判定部5dにより画像情報のうちの端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高いと判定された場合に、劣化低減処理部5aに劣化低減処理を実行させる一方で、端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高くないと判定された場合に、劣化低減処理部5aによる劣化低減処理の実行を禁止させる。具体的には、手ぶれ量が所定の判定値よりも大きい場合、つまり、手ぶれ補正処理にて光学素子1aのイメージサークルCの周辺部を通過した光を撮像領域Aに結像させるように撮像素子1bを移動させる必要がある場合、第1動作制御部5eは、画像情報のうちの端部分の情報の重要度に応じて、劣化低減処理部5aにより劣化低減処理を実行させるか否かを制御する。
また、第1動作制御部5eは、被写体の撮像処理にて、手ぶれ判定部5bにより手ぶれ量が所定の判定値よりも大きくないと判定された場合に、劣化低減処理部5aによる劣化低減処理の実行を禁止させる。即ち、手ぶれ補正処理にて光学素子1aのイメージサークルCの周辺部を通過した光を撮像領域Aに結像させる位置まで撮像素子1bを移動させる必要がない場合、第1動作制御部5eは、撮像後の処理に時間のかかる高負荷の劣化低減処理の実行を禁止させる。
なお、画像記録部6は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
具体的には、表示制御部7は、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている(何れも図示略)。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部11の制御下にてメモリ9から読み出されてVRAMに記録されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部8に出力する。
次に、撮像装置100により被写体を撮像する場合に実行される撮像処理について、図2〜図5を参照して説明する。
図2は、撮像処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、自動合焦処理及び自動露出調整処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
ここで、全押し操作に対応する操作信号が入力されたと判定されると(ステップS4;YES)、中央制御部11のCPUは、手ぶれ量検出部3に手ぶれ量を所定の時間間隔で検出させる(ステップS5)。手ぶれ量検出部3は、検出された手ぶれ量に係る手ぶれ量データを手ぶれ補正部4及び撮像処理部5に出力する。
続けて、中央制御部11のCPUは、撮像処理部5に判定処理(図3参照)を実行させる(ステップS6)。
以下に、判定処理について図3を参照して詳細に説明する。
ここで、図3は、判定処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、手ぶれ量が所定の判定値よりも大きいと判定されると(ステップS21;YES)、重要度特定部5cは、手ぶれ補正処理にて撮像素子1bを移動させると光学素子1aのイメージサークルCの周辺部を通過した光が結像される撮像領域Aの端部分(周辺部撮像領域A1)を特定して(ステップS22)、ユニット回路部2により生成される画像情報のうち、特定された周辺部撮像領域A1に対応する情報の重要度を特定する(ステップS23)。具体的には、重要度特定部5cは、例えば、画像情報の端部分における光学像の合焦度合い、端部分の情報の画像情報全体に対する明るさの度合い、前記端部分のコントラスト情報、前記画像情報内での被写体の相対的な位置、前記撮像処理における被写体を撮像するモード等に基づいて、所定の演算を行って画像情報における端部分の情報の重要度を数値化して特定する。
ここで、端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高いと判定されると(ステップS24;YES)、第1動作制御部5eは、フラグに「1」をセットし(ステップS25)、一方、端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高くないと判定されると(ステップS24;NO)、第1動作制御部5eは、フラグに「0」をセットする(ステップS26)。
これにより、判定処理を終了する。
具体的には、フラグに「0」がセットされている場合(ステップS7;「0」)、第1動作制御部5eは、劣化低減処理部5aによる劣化低減処理の実行を禁止させ、手ぶれ補正部4により光学式手ぶれ補正が行われた状態で撮像部1により被写体の撮像を通常通り行わせて、被写体の画像情報を生成させる(ステップS8)。
また、フラグに「1」がセットされている場合(ステップS7;「1」)、第1動作制御部5eは、手ぶれ補正部4により光学式手ぶれ補正が行われた状態で撮像部1により被写体の撮像を行わせた後、劣化低減処理部5aにより劣化低減処理を実行させる(ステップS9)。即ち、被写体の撮像後に、劣化低減処理部5aは、画像情報の劣化を低減する劣化低減処理(例えば、歪曲補正処理やトリミング処理等)を画像情報に施す。
その後、中央制御部11のCPUは、例えば、ユーザによる操作入力部10の所定操作に基づいて行われる撮像モードの選択指定等の各種処理(その他の処理)を実行した後(ステップS11)、処理をステップS2に戻す。また、ステップS2にて、半押し操作に対応する操作信号が入力されていないと判定されるか(ステップS2;NO)、或いは、ステップS4にて、全押し操作に対応する操作信号が入力されていないと判定された場合(ステップS4;NO)にも、中央制御部11のCPUは、処理をステップS11に移行して、それ以降の各種処理の実行を制御する。
これにより、手ぶれ補正処理にて相対的に大きな手ぶれを補正する際に、必ずしも高負荷の劣化低減処理を実行する必要がなくなり、当該劣化低減処理の実行に起因する連続撮像速度や連続撮像可能枚数の低下といった撮像動作に対する影響の軽減を図ることができる。
例えば、第1動作制御部5eは、被写体の撮像処理にて、重要度判定部5dにより画像情報のうちの端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高いと判定されると、撮像部1による被写体の撮像動作を制限するようにしても良い(図6;ステップS19参照)。具体的には、第1動作制御部5eは、重要度判定部5dにより画像情報のうちの端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高いと判定された場合に、撮像部1による被写体の撮像動作を制限する一方で、端部分の情報の重要度が所定の判定値よりも高くないと判定された場合に、撮像部1による被写体の撮像動作を制限しないようになっている。つまり、手ぶれ補正処理にて光学素子1aのイメージサークルCの周辺部を通過した光を撮像領域Aに結像させるように撮像素子1bを移動させる必要がある場合、第1動作制御部5eは、画像情報のうちの端部分の情報の重要度を考慮して撮像動作を実行させるか否か、即ち、撮像動作を制限するか否かを制御する。
ここで、撮像部1による被写体の撮像動作の制限としては、例えば、手ぶれが収まるまで撮像素子1bによる光学像の光電変換の禁止、像劣化が生じない程度に手ぶれ補正の際の撮像素子1bの動作範囲の制限等が挙げられる。
以下に説明する撮像処理の変形例は、ステップS19以外の各処理は、上記した図2に示す撮像処理と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、ステップS7にて、フラグに「1」がセットされている場合(ステップS7;「1」)、第1動作制御部5eは、撮像部1による被写体の撮像動作を制限する(ステップS19)。具体的には、第1動作制御部5eは、撮像素子1bによる光学像の光電変換を禁止する。これにより、被写体を撮像した画像情報が生成されることがなくなるので、中央制御部11のCPUは、ステップS10をスキップして、その他の処理を実行した後(ステップS11)、処理をステップS2に戻す。
なお、この撮像処理の変形例では、必ずしも画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を実行させる必要がないため、撮像装置100が劣化低減処理部5aを具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、劣化低減処理ルーチン、検出処理ルーチン、第1判定処理ルーチン、特定処理ルーチン、第2判定処理ルーチン、制御処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、劣化低減処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う手段として機能させるようにしても良い。また、検出処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、撮像部1による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する手段として機能させるようにしても良い。また、第1判定処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する手段として機能させるようにしても良い。また、特定処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する手段として機能させるようにしても良い。また、第2判定処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、特定された端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する手段として機能させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、被写体の撮像処理にて、劣化低減処理を実行させる一方で、端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、被写体の撮像処理にて、劣化低減処理の実行を禁止させる手段として機能させるようにしても良い。
以下に、変形例1の撮像装置200について図7及び図8を参照して説明する。
図7は、変形例1の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。
なお、撮像装置200は、撮像処理部5の構成が上記実施形態の撮像装置100と異なる以外の点は上記撮像装置100と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
以下に、撮像装置200による撮像処理にて行われる判定処理について図8を参照して説明する。
なお、撮像装置200による撮像処理は、判定処理の内容が上記実施形態の撮像装置100と異なる以外の点は上記撮像装置100と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
ここで、手ぶれ量が所定の判定値よりも大きいと判定されると(ステップS31;YES)、第2動作制御部5fは、フラグに「1」をセットし(ステップS32)、一方、手ぶれ量が所定の判定値よりも大きくないと判定されると(ステップS31;NO)、第2動作制御部5fは、フラグに「0」をセットする(ステップS33)。
これにより、判定処理を終了する。
具体的には、フラグに「0」がセットされている場合(ステップS7;「0」)、第2動作制御部5fは、劣化低減処理部5aによる劣化低減処理の実行を禁止させ、手ぶれ補正部4により光学式手ぶれ補正が行われた状態で撮像部1により被写体の撮像を通常通り行わせて、被写体の画像情報を生成させる(ステップS8)。
また、フラグに「1」がセットされている場合(ステップS7;「1」)、第2動作制御部5fは、手ぶれ補正部4により光学式手ぶれ補正が行われた状態で撮像部1により被写体の撮像を行わせた後、劣化低減処理部5aにより劣化低減処理を実行させる(ステップS9)。即ち、被写体の撮像後に、劣化低減処理部5aは、画像情報の劣化を低減する劣化低減処理(例えば、歪曲補正処理やトリミング処理等)を画像情報に施す。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、
前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段と、
被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
<請求項2>
前記特定手段は、更に、
前記端部分における光学像の合焦度合い、前記端部分の情報の画像情報全体に対する明るさの度合い、前記端部分のコントラスト情報、前記画像情報内での被写体の相対的な位置、前記撮像処理における被写体を撮像するモードのうち、少なくとも何れか一に基づいて、前記端部分の情報の重要度を特定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
<請求項3>
前記劣化低減処理は、前記画像情報に対する歪曲補正処理を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
<請求項4>
前記撮像手段は、更に、被写体の光学像を結像する光学素子を有し、
前記劣化低減処理は、前記画像情報のうち、前記光学素子の周辺部により結像された光学像に対応する部分を削除するような当該画像情報に対するトリミング処理を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
<請求項5>
前記トリミング処理は、更に、
前記画像情報の前記光学像に対応する部分を削除して当該画像情報の縦横比を変更する処理を含むことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
<請求項6>
前記制御手段は、更に、
被写体の撮像処理にて、前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きくないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
<請求項7>
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、
前記撮像手段により生成される画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、
被写体の撮像処理にて、前記判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記手ぶれ量が所定値よりも大きくないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
<請求項8>
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段と、
被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像動作を制限する一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像動作を制限しない制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。
<請求項9>
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段とを備える撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行うステップと、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出するステップと、
検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定するステップと、
前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定するステップと、
特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定するステップと、
被写体の撮像処理にて、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減処理の実行を禁止させるステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法。
<請求項10>
被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段とを備える撮像装置のコンピュータを、
前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段、
前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段、
被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
1 撮像部
1a 光学素子
1b 撮像素子
3 手ぶれ量検出部
4 手ぶれ補正部
5 撮像処理部
5a 劣化低減処理部
5b 手ぶれ判定部
5c 重要度特定部
5d 重要度判定部
5e 第1動作制御部
11 中央制御部
Claims (10)
- 被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、
前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段と、
被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記特定手段は、更に、
前記端部分における光学像の合焦度合い、前記端部分の情報の画像情報全体に対する明るさの度合い、前記端部分のコントラスト情報、前記画像情報内での被写体の相対的な位置、前記撮像処理における被写体を撮像するモードのうち、少なくとも何れか一に基づいて、前記端部分の情報の重要度を特定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記劣化低減処理は、前記画像情報に対する歪曲補正処理を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段は、更に、被写体の光学像を結像する光学素子を有し、
前記劣化低減処理は、前記画像情報のうち、前記光学素子の周辺部により結像された光学像に対応する部分を削除するような当該画像情報に対するトリミング処理を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - 前記トリミング処理は、更に、
前記画像情報の前記光学像に対応する部分を削除して当該画像情報の縦横比を変更する処理を含むことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。 - 前記制御手段は、更に、
被写体の撮像処理にて、前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きくないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、
前記撮像手段により生成される画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する判定手段と、
被写体の撮像処理にて、前記判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記手ぶれ量が所定値よりも大きくないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、
被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段と、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段と、
被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像動作を制限する一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記撮像手段による被写体の撮像動作を制限しない制御手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段とを備える撮像装置を用いた撮像方法であって、
前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行うステップと、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出するステップと、
検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定するステップと、
前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定するステップと、
特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定するステップと、
被写体の撮像処理にて、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減処理の実行を禁止させるステップと、
を含むことを特徴とする撮像方法。 - 被写体を撮像して画像情報を生成する撮像手段と、被写体の撮像処理にて、手ぶれ補正を行う補正手段とを備える撮像装置のコンピュータを、
前記画像情報の劣化を低減させる劣化低減処理を行う劣化低減手段、
前記撮像手段による被写体の撮像の際の手ぶれ量を検出する検出手段、
前記検出手段により検出された手ぶれ量が所定値よりも大きいか否かを判定する第1判定手段、
前記第1判定手段により前記手ぶれ量が所定値よりも大きいと判定された場合に、前記画像情報のうちの端部分の情報の重要度を特定する特定手段、
前記特定手段により特定された前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いか否かを判定する第2判定手段、
被写体の撮像処理にて、前記第2判定手段により前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高いと判定された場合に、前記劣化低減手段に前記劣化低減処理を実行させる一方で、前記端部分の情報の重要度が所定値よりも高くないと判定された場合に、前記劣化低減手段による前記劣化低減処理の実行を禁止させる制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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