JP2011114385A - プリアンブル検出装置、方法及びプログラム - Google Patents

プリアンブル検出装置、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周波数ホッピングを行う無線通信方式において、プリアンブルの検出特性を向上させること。
【解決手段】プリアンブル検出装置は、相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する相関最大値検出閾値生成部と、相関結果のうちの相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する相関最大値検出判定部と、相関最大値が検出された場合に、相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する相関ピーク検出部と、LOスプリアス成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とし、第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、第1の期間及び第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信におけるプリアンブル検出装置、方法及びプログラムに関し、特に、MB−OFDM(Multi-Band Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に代表される周波数ホッピングを行う無線通信におけるプリアンブル検出装置、方法及びプログラムに関する。
周波数ホッピングを行う無線通信方式として、MB−OFDM方式がある。MB−OFDM方式においては、既知パターンの繰り返しから成るプリアンブル信号は、受信信号の先頭に付加され、一定の規則にしたがって周波数ホッピングしつつ送信される。周波数ホッピングとは、搬送波の周波数を特定のパターンにしたがって時間的に切り替えることにより、複数の周波数バンドをホッピングして拡散を実現する方式をいう。図11は、MB−OFDMのプリアンブル信号を一例として示す図である。図11を参照すると、1パケット当たり24個のプリアンブルシンボル(以下「シンボル」という。)で構成されるプリアンブル信号は、3つの周波数をホッピングしながら送信されてくる。
MB−OFDM受信器は、受信系を3系統有することを回避し、コスト及び消費電力を削減するために、周波数ホッピングされた信号を受信するための局部発振器(LO:Local Oscillator)を3つ有するとともに、これらを常時動作させている。3つのLO出力の周波数を周波数ホッピングに同期させてバンドスイッチで選択することで、ホッピングされた周波数に存在するシンボルを1系統の受信系で受信及び復調する。ただし、受信開始時においては、周波数ホッピングしているプリアンブル信号を確実に捕まえるために、LO出力の周波数を待ち受け周波数(例えば、図11の周波数バンド1)に固定した状態で高周波(RF:Radio Frequency)信号を受信して、ベースバンド(BB:Base Band)信号に周波数変換し、BB信号とプリアンブル信号の固定パターンとの相関演算結果を使用してシンボルタイミング同期及びプリアンブル検出を行う必要がある。
MB−OFDM方式では、周波数ホッピング時に、所定の時間内に周波数切り替えを行う。MB−OFDM方式では、上述のようにLOを常時動作させつつ、バンドスイッチにより周波数ホッピングに合わせて周波数を切り替える方式を用いる。しかし、バンドスイッチのアイソレーションが十分でない場合には、バンドスイッチで選択されないLO出力がローカルオシレータスプリアス(Local Oscillator Spurious、LOスプリアス)として漏れ出す。MB−OFDM方式のような高周波(4G〜9GHz)の場合には、バンドスイッチのアイソレーションを確保し、LOスプリアスの発生を抑えることが困難となる。
上述のようにバンドスイッチのアイソレーションの不足により、待ち受け周波数以外のLOスプリアス成分がLO出力に存在する場合には、所望の周波数バンドに存在するRF信号に加えて、所望の周波数バンド以外に存在する本来周波数変換されないRF信号も、BB信号に周波数変換される。さらに、周波数変換後のBB信号レベルがアナログデジタル変換器(ADC:Analog-to-Digital Converter)のダイナミックレンジを超えるような、強入力のRF信号レベルが入力された場合には、クリッピングレベルを超える。クリッピングレベルを超えたRF信号は、周波数変換後のBB信号が上限値に相当する一定の値(以下「クリップ」という。)となる。このとき、所望の周波数バンドのRF信号が周波数変換されたBB信号と、LOスプリアス成分が生じている周波数バンドのRF信号が周波数変換されたBB信号との間のレベル差が小さい状態が発生する。さらに、この状態にノイズの影響が加わると、LOスプリアス成分によるBB信号が、所望の周波数バンドのBB信号をわずかに上回る状態が発生する。したがって、LOスプリアス成分によるBB信号は、プリアンブルの検出にとって不要なノイズ成分となる。
ADCのダイナミックレンジを広げることにより、周波数変換後のBB信号のクリップを防ぐことができる。ADCのダイナミックレンジを広げるための方法として、電源電圧を高くする方法がある。しかしながら、単に電源電圧を高くするのみでは、ADC出力の分解能が低下する。したがって、電源電圧を高くする以前と同一の分解能を維持する必要がある。同一の分解能を維持するためには、ADC自体のビット幅を増加させるのに加えて、ADCの後段のデジタル回路のビット幅も増加させる必要があることから、回路規模が増大し、チップ面積及び消費電力も増加する。
以上説明したように、LOスプリアスの発生を抑えることと、強入力時においてもクリップが発生しないようなダイナミックレンジのADCを実現することは、困難である。そこで、強入力時においてLOスプリアス成分による影響を排除できるプリアンブル検出方法に対するニーズが高まっている。
特許文献1には、シンボルが繰り返されるプリアンブルがデータの先頭に配置されたパケットより構成された受信信号からシンボルタイミングを検出する際に、受信信号と、プリアンブルの固定パターンとの相関を求めて相関結果を順次取得し、順次取得される相関結果の最大値を更新しながら保持し、保持されている最大値に対して、該最大値がそのタイミングからの所定長のシンボルタイミング判定期間において更新されていないことと、シンボルタイミング判定期間内に設けられた誤検出判定期間において誤検出閾値より大きい相関結果の発生回数が所定回数より少ないことを条件に、この最大値のタイミングをシンボルタイミングとして判定し、上記シンボルタイミング検出方法によりシンボルタイミングを検出し、検出されたシンボルタイミングを基準にして、シンボル長に応じて開かれた周期性確認窓でシンボルの周期性を確認することによってプリアンブルの検出を実行する技術が記載されている。
図9は、特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置の構成を示すブロック図である。図9を参照すると、プリアンブル検出装置100は、アンテナ101、RF(Radio Frequency)部102、A/D変換部103、複素相関部111、検出実行部200を有する。
アンテナ101は、無線周波数帯の信号を受信してRF部102に出力する。RF部102は、この無線周波数帯の信号を複素ベースバンド信号(図9のI及びQ)に変換する。A/D変換部103は、A/D変換器を有し、これらの複素ベースバンド信号をデジタル信号に変換する。複素相関部111は、プリアンブル信号の固定パターンを記憶しており、A/D変換部103からのデジタル信号と固定パターンとの相関を求めて相関結果Rを検出実行部200に出力する。
図9を参照すると、検出実行部200は、相関ピーク検出部112、プリアンブル検出閾値生成部115、プリアンブル判定部116、誤検出閾値生成部113及び誤検出判定部114を有し、これらの制御とプリアンブル検出結果Wの取得を行う制御部117を有する。
制御部117は、シンボルタイミング検出制御部(非図示)とプリアンブル検出制御部(非図示)として機能する。また、誤検出閾値生成部113、誤検出判定部114、及び制御部117の一部は、シンボルタイミング判定部を構成する。また、プリアンブル検出閾値生成部115及びプリアンブル判定部116は、周期性確認部を構成する。
制御部117は、相関ピーク検出許可信号Q3及び相関ピーク値リセット信号Q2を相関ピーク検出部112に供給し、誤検出判定許可信号G2を誤検出判定部114に供給し、プリアンブル判定許可信号K2をプリアンブル判定部116に供給する。
相関ピーク検出部112は、制御部117からの相関ピーク検出許可信号Q3がアクティブである期間(以下「相関ピーク検出期間」という。)において、複素相関部111から供給される相関結果Rに基いて、最大値を更新しつつ保持する処理(以下「相関ピーク検出処理」という。)を行い、その値及びタイミングを保持する。すなわち、相関ピーク検出部112は、相関ピーク検出処理の開始時(開始後にリセットされた場合にはリセット時)から現在までの最大値を保持している。
図10は、特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置100の動作期間を示す図である。
ここでは、相関ピーク値PのタイミングA2がシンボルタイミングとして確定されているものとする。これが確定されたタイミングは、第1のシンボルタイミング判定期間T2の終点A4である。シンボルタイミングが確定されると、制御部117は、プリアンブル判定許可信号K2をアクティブにして、プリアンブル判定部116に周期性の確認を行わせる。周期性の確認は周期性確認窓において行われる。図10に示したA4からB2までは、周期性確認窓、すなわちプリアンブル判定期間T3である。相関ピーク値PのタイミングA2が真のシンボルタイミングである場合には、図10に示したタイミングB1において、プリアンブル検出閾値Dを越える相関結果があり、周期性確認が成功する。
特許文献1においては、周期性確認が2回連続して成功した場合にプリアンブルが検出されたものとしている。したがって、1回目のプリアンブル判定期間において周期性確認が成功した場合には、制御部117は、図10に示してない2回目のプリアンブル判定期間(図10のB4の後)を設け、プリアンブル判定部116に2回目の確認を行わせる。一方、1回目のプリアンブル判定期間において周期性確認が失敗した場合、又は、1回目のプリアンブル判定期間において周期性確認が成功したものの2回目のプリアンブル判定期間において周期性確認が失敗した場合には、プリアンブルが検出されていないものとし、相関ピーク検出部112に相関ピーク値Pのリセットをさせ、リセットした時点から相関ピーク検出処理とシンボルタイミング判定処理のやり直しを行わせる。
シンボルタイミングが確定された後においても、プリアンブル判定期間T3を除いた区間を相関ピーク検出期間とし、この区間において相関ピーク検出処理を継続させる。これに伴ってシンボルタイミングA2が真のシンボルタイミングか否かの判定を行うため、この相関ピーク検出期間はシンボルタイミング判定期間T6でもある。ここで、シンボルタイミングが確定される前の第1のシンボルタイミング判定期間T2と区別するために、シンボルタイミング判定期間T6を第2のシンボルタイミング判定期間という。第2のシンボルタイミング判定期間T6も、誤検出判定期間(第2の誤検出判定期間T5)と誤検出判定遅延期間(第2の誤検出判定遅延期間T4)から成る。
プリアンブル判定期間T3においてプリアンブルの判定が成功し、かつ、タイミングB2からB4までの第2のシンボルタイミング判定期間T6において、相関ピーク値Pの更新も誤検出の判定も行われなかった場合には、制御部117は、2回目のプリアンブルの判定をすべくタイミングB4の後に、シンボルタイミングA2を基準にした2回目のプリアンブル判定期間を設けて、再度、プリアンブル判定部116に周期性の確認を行わせる。2回目のプリアンブル判定期間においても周期性の確認が成功した場合には、制御部117は、プリアンブルが検出されたものとして、プリアンブル検出結果Wとして、「1」を出力する。
特開2008−048239号公報(第8乃至14頁、図1、図6、図17)
以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
特許文献1に記載された技術によると、待ち受け周波数以外のLOスプリアス信号がLO出力に存在し、ADCのダイナミックレンジを超える強入力信号を受信した場合に、強入力時におけるプリアンブル検出特性が劣化する。
誤検出判定期間にLOスプリアス成分による相関ピークが発生すると、所定の誤検出閾値を超える相関が増加する。そこで、誤検出閾値を緩めた場合には、希望波以外を検出してしまう誤検出が増加し、強入力時におけるプリアンブル検出特性が劣化する。
待ち受け周波数以外のLOスプリアス信号がLO出力に存在し、ADCのダイナミックレンジを超える強入力信号を受信した場合において、図11に示した3つの周波数をホッピングしつつ送信されたプリアンブル信号の検出を実施したときの動作について、図12を参照して説明する。
図12において、受信信号300は、周波数バンドf1,f2,f3,f1,…の順に周波数ホッピングしており、周波数バンドf1は待ち受け周波数とし、周波数バンドf2にLOスプリアス信号が発生しているものとする。このとき、待ち受け周波数である周波数バンドf1に存在するプリアンブルに加えて、周波数バンドf2に存在するプリアンブルも、RF部102でBB信号に周波数変換される。さらに、強入力信号を受信したため、周波数変換後のBB信号にクリップが発生し、周波数バンドf1のRF信号を周波数変換したBB信号レベルと、周波数バンドf2のRF信号を周波数変換したBB信号レベルとの差が小さくなる。このようなBB信号を複素相関部111で相関演算した結果が相関結果Rに出力されているため、LOスプリアスによる周波数バンドf2のプリアンブルの相関結果Z1、Z2は、周波数バンドf1のプリアンブルの相関結果P1に近いレベルで発生する。
かかる状態において、特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置100(図9)によると、初期化処理を行った後、今までの相関結果Rのうちの最大値となる、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関結果P1が検出されると、このタイミングにおいて、相関ピーク検出部112による相関ピーク値Pの更新が行われ、P1が相関ピーク値Pとして保持される。これに伴い、相関ピーク検出部112から出力される相関ピークタイミング信号Q1も1となり、誤検出閾値NにN1、プリアンブル検出閾値DにD1が設定され、制御部117のタイマ(図9において非図示)も0にリセットされる。
制御部117は、相関ピークP1を基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0内(タイマがT0以下)であれば、誤検出判定許可信号G2を0に保ち、誤検出判定を禁止する。その後、タイマがT0を超えると、第1の誤検出判定期間T1に移行し、制御部117は、誤検出判定許可信号G2を1にして、誤検出判定部114に誤検出を判定させる。
誤検出判定部114は、誤検出閾値N1を超える相関結果Rが誤検出回数閾値よりも多く存在するか否かを監視する。図12に示した例においては、P1を基準とする第1の誤検出判定期間T1(図中F2)において、ノイズY1以外に、LOスプリアスによる相関結果Z1及びZ2が存在し、誤検出閾値N1を超えてしまう。
例えば、誤検出回数閾値が3に設定されているものとすると、P2の相関結果Rの直前の相関タイミングにおいて、誤検出と判定される。したがって、制御部117は、相関ピーク値リセット信号Q2をアクティブにして、相関ピーク値Pを初期値0に戻す初期化処理を行い、さらに、相関ピーク値PをP2に更新して、シンボルタイミング判定処理がやり直される。
相関ピーク値PをP2に更新した後、図12に示すように、P2を基準とする第1の誤検出判定期間T1(図12のF4)内にP2よりも大きい相関結果P3が存在するため、相関ピーク検出部112は、相関ピーク値PをP3に更新する。さらに、P3を基準とする第1の誤検出判定期間T1(図12のF6)内にP3よりも大きい相関結果である、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関結果P4が存在するため、相関ピーク検出部112は、相関ピーク値PをP4に更新する。
相関ピーク値PをP4に更新した後の期間においても、図12の相関結果P1からP4に示すような相関結果が繰り返し発生する。すなわち、プリアンブル検出に使用できるシンボルであっても、LOスプリアスによる相関結果が原因となって誤検出と判定され、その後相関ピーク値Pを更新して第1の誤検出判定遅延期間T0を経て第1の誤検出判定期間T1において誤検出判定を行うことを繰り返すことになる。その結果、希望波であるにもかかわらず誤検出と判定されてしまい、プリアンブル検出特性が劣化する。
ところで、誤検出閾値Nを変更することにより、上述のプリアンブル検出特性の劣化を防ぐことができる。すなわち、図12に示した例において、P1を基準とする第1の誤検出判定期間T1における誤検出閾値N1の値を、Z1よりも高いレベルに緩めた場合には、LOスプリアスによる相関結果Z1、Z2が、誤検出判定に影響を及ぼすことはない。しかしながら、誤検出閾値を緩めた場合には、希望波のプリアンブル以外を受信した場合であっても、プリアンブルを検出したものとされてしまう。
図13は、希望波のプリアンブル以外を受信した場合の相関波形を一例として示す。図13に示すように、希望波のプリアンブル以外を受信した場合には、相関結果が無相関である。したがって、相関波形は希望波を受信した場合と比較して、相関ピーク値のレベルと相関ピーク以外のノイズレベルとの差が小さくなる。ある時点における相関ピークP11を基準とした誤検出閾値Nを考えると、図12と同様に設定した誤検出閾値N11を適用した場合には、誤検出閾値N11を超える相関結果Rが多数あることから、受信信号301を誤検出と判定することができる。一方、N11よりも値を緩和した誤検出閾値N11aを適用した場合には、誤検出閾値N11aを超える相関結果は1シンボルに1回程度となる。その結果として、誤った相関ピークタイミングでプリアンブル検出を進めてしまい、P12の誤ったタイミングでプリアンブル検出結果Wを1としてしまう。
以上のように、プリアンブル検出特性の劣化を防ぐために誤検出閾値を緩めた場合には、希望波の識別性能が劣化し、意図しない信号でもプリアンブル検出としてしまう。意図しない信号を検出して復調処理を行うことにより、その間に送信されている可能性のある希望波を検出することができなくなり、結果としてプリアンブル検出特性の劣化を招く。
そこで、周波数ホッピングを行う無線通信方式において、プリアンブルの検出特性を向上させることが課題となる。本発明の目的は、かかる課題を解決するプリアンブル検出装置、方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点に係るプリアンブル検出装置は、
周波数ホッピングを行う無線通信方式におけるプリアンブル検出装置であって、
相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する相関最大値検出閾値生成部と、
相関結果のうちの前記相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する相関最大値検出判定部と、
前記相関最大値検出判定部で相関最大値が検出された場合に、前記相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する相関ピーク検出部と、
LOスプリアス(Local Oscillator Spurious)成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とし、該第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、該第1の期間及び該第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する制御部とを有する。
本発明の第2の視点に係るプリアンブル検出方法は、
周波数ホッピングを行う無線通信方式におけるプリアンブル検出方法であって、
相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する工程と、
相関結果のうちの前記相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する工程と、
相関最大値が検出された場合に、前記相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する工程と、
LOスプリアス(Local Oscillator Spurious)成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とする工程と、
前記第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、前記第1の期間及び前記第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する工程とを含む。
本発明の第3の視点に係るプログラムは、
周波数ホッピングを行う無線通信方式におけるプリアンブル検出用のプログラムであって、
相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する処理と、
相関結果のうちの前記相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する処理と、
相関最大値が検出された場合に、前記相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する処理と、
LOスプリアス(Local Oscillator Spurious)成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とする処理と、
前記第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、前記第1の期間及び該第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明に係るプリアンブル検出装置、方法及びプログラムによると、周波数ホッピングを行う無線通信方式において、プリアンブルの検出特性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置における相関最大値検出判定部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置における相関ピーク検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置によるプリアンブル検出方法の動作期間を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置における相関ピーク値Pと誤検出判定停止期間との関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置における制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置における検出実行部の動作を示すタイミングチャートを一例として示す図である。 本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置における検出実行部の動作を示すタイミングチャートを一例として示す図である。 特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置の構成を示すブロック図である。 特許文献1に記載されたプリアンブル検出方法の動作期間である。 MB−OFDMのプリアンブルの例である。 特許文献1に記載された技術の問題点を説明するための図である。 特許文献1に記載された技術の問題点を説明するための図である。
第1の展開形態のプリアンブル検出装置は、上記第1の視点に係るプリアンブル検出装置であることが好ましい。
第2の展開形態のプリアンブル検出装置は、前記第1の期間が、相関ピーク位置を起点とし、シンボル長の整数倍であって周波数ホッピング周期の整数倍以外の位置を中心とする窓の期間であることが好ましい。
第3の展開形態のプリアンブル検出装置は、前記第2の期間が、相関ピーク位置を起点として、周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする窓の期間であることが好ましい。
第4の展開形態のプリアンブル検出装置は、前記相関最大値検出閾値生成部が、前記相関最大値に所定の係数を乗じたものを前記相関最大値検出閾値とすることが好ましい。
第5の展開形態のプリアンブル検出装置は、前記所定の係数が1以上であることが好ましい。
第6の展開形態のプリアンブル検出装置は、最初に検出された相関ピークが期待しない相関ピークである場合には、前記第1の期間又は前記第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果が存在することを検出し、該相関結果に相当する相関ピークにより該相関ピークを更新してプリアンブル検出処理をやり直し、最初に検出された相関ピークが期待する相関ピークである場合には、前記第1の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果が存在しないことを検出し、該相関ピークの更新を行うことなくプリアンブル検出処理を継続することが好ましい。
第7の展開形態のプリアンブル検出方法は、上記第2の視点に係るプリアンブル検出方法であることが好ましい。
第8の展開形態のプログラムは、上記第3の視点に係るプログラムであることが好ましい。
なお、上記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。
本発明のプリアンブル検出装置は、検出した相関ピーク位置を起点とする一定シンボル長ごとの検出期間(窓)をLOスプリアス成分による相関ピークが発生しうる期間(第1の期間)とみなし、第1の期間を誤検出閾値による監視対象期間から除外する。このとき、希望波であるにも関わらず誤検出であると判定されるによって生ずる、希望波の未検出を防ぐことができる。また、必要最低限の期間を誤検出閾値による監視対象期間から除外することで、誤検出閾値を緩和する(すなわち、大きくする)必要がなくなり、希望波以外の信号に対する誤検出を防ぐこともできる。
さらに、第1の期間及び第2の期間(相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間)に対して、相関最大値検出閾値による監視を行うことにより、期待しない相関ピークを検出した後に第1の期間又は第2の期間に期待する相関ピークが発生した場合に未検出となることを防ぐことができ、期待する相関ピークを検出した後に第1の期間に期待する相関ピークをわずかに上回るLOスプリアス成分による相関ピークが発生した場合には、LOスプリアス成分による相関ピークが新たな相関ピークとして更新され、誤ったタイミングでプリアンブル検出が行われることを防ぐことができる。
したがって、本発明に係るプリアンブル検出装置によると、周波数ホッピングを行う無線通信方式において、プリアンブルの検出特性を向上させることができる。
(実施形態)
本発明の実施形態に係るプリアンブル検出装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10の構成を示すブロック図である。プリアンブル検出装置10の要素のうちの特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置100(図9)と同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。図1を参照すると、プリアンブル検出装置10は、特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置100(図9)の構成に加えて、相関最大値検出閾値生成部18及び相関最大値検出判定部19を有する。
相関最大値検出閾値生成部18は、相関ピーク検出部12が出力する相関ピーク値Pを入力とし、相関ピーク値Pに係数δを乗算した結果である相関最大値検出閾値Jを相関最大値検出判定部に出力する。係数δは、1≦δの範囲で設定され、相関最大値検出漏れによるプリアンブル検出漏れの発生が起きない、又は、その影響が無視できる最小値をシステムシミュレーションに基づいて決定する。本実施形態では、一例として、係数δを10とする。
相関最大値検出判定部19は、相関最大値検出閾値生成部18から出力された相関最大値検出閾値J、複素相関部から出力された相関結果R、及び、制御部17から出力された相関最大値検出判定許可信号E2を入力とし、相関最大値検出判定結果E1を制御部17に出力する。
図2は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10における相関最大値検出判定部19の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、相関最大値検出判定部19は、相関マスク部22及び比較器24を有する。
相関マスク部22は、相関最大値検出判定許可信号E2及び相関結果Rを入力とし、相関マスク部出力23を比較器24に出力する。比較器24は、相関マスク部出力23及び相関最大値検出閾値Jを入力とし、相関最大値検出判定結果E1を制御部17に出力する。
相関ピーク検出部12は、複素相関部111から出力された相関結果R、並びに、制御部17から出力された相関ピーク検出許可信号Q3、相関ピーク値リセット信号Q2及び相関最大値更新信号Q4を入力とし、相関ピークタイミング信号Q1を制御部17に出力し、相関ピーク値Pをプリアンブル検出閾値生成部115、相関最大値検出閾値生成部18及び誤検出閾値生成部113に出力する。
図3は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10における相関ピーク検出部12の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、相関ピーク検出部12は、相関マスク部32、比較器34、相関値選択部36及び相関ピーク保持部38を有する。
相関マスク部32は、相関結果R及び相関ピーク検出許可信号Q3を入力とし、相関マスク部出力Mを相関値選択部36及び比較器34に出力する。相関マスク部32は、相関ピーク検出許可信号Q3がアクティブである期間には、入力された相関結果Rを、マスク処理をすることなくそのまま出力し、相関ピーク検出許可信号Q3がアクティブでない期間には、入力された相関結果Rに対して「0」を出力するマスク処理をする。
相関値選択部36は、相関マスク部出力M、相関結果R及び相関最大値更新信号Q4を入力とし、相関値選択部出力37を相関ピーク保持部38に出力する。相関値選択部36は、相関最大値更新信号Q4がアクティブである場合には相関結果Rを、相関最大値更新信号Q4がアクティブでない場合には相関マスク部出力Mを、相関値選択部出力37に出力する。
相関ピーク保持部38は、相関値選択部出力37、相関最大値更新信号Q4、相関ピーク値リセット信号Q2及び相関ピークタイミング信号Q1を入力とし、相関ピーク値Pを出力する。相関ピーク保持部38は、相関ピーク値Pを更新しつつ保持する。具体的には、相関最大値更新信号Q4がアクティブとなったとき、又は相関ピークタイミング信号Q1がアクティブとなったときに、相関ピーク保持部38は、保持している相関ピーク値Pを相関値選択部出力37へと更新する。また、制御部17からの相関ピーク値リセット信号Q2がアクティブとなったとき、相関ピーク保持部38は、相関ピーク値Pを初期値0にリセットする。なお、相関最大値更新信号Q4は、相関ピークタイミング信号Q1又は相関ピークリセット信号Q2と同時にアクティブとなることはない。相関ピークタイミング信号Q1と相関ピークリセット信号Q2は、同時にアクティブとなる場合があるものの、つねに相関ピークタイミング信号Q1の方が優先される。
比較器34は、相関マスク部出力M及び相関ピーク値Pを入力とし、相関ピークタイミング信号Q1を相関ピーク保持部38及び制御部17に出力する。相関ピーク保持部38には相関ピーク値P(初期値は0である)が保持されている。比較器34は、相関ピーク保持部38に保持されている相関ピーク値Pと相関マスク部出力Mを比較し、相関ピーク値Pよりも相関マスク部出力Mが大きい場合には、相関ピークタイミング信号Q1を、新たな相関ピークを検出したタイミングを示す「1」とする。一方、相関マスク部出力Mが相関ピーク値P以下である場合には、比較器34は、相関ピークタイミング信号Q1を、新たな相関ピークを検出していないことを示す「0」とする。すなわち、相関ピーク検出許可信号Q3がアクティブである期間に相関ピーク値Pが更新された場合に、相関ピークタイミング信号Q1は「1」となる。一方、相関最大値更新信号Q4による相関ピーク値Pの更新の場合には、相関マスク部出力Mが0にマスクされているため、相関ピークタイミング信号Q1は「0」のままである。
制御部17は、プリアンブル検出結果Wを出力する。制御部17は、シンボルタイミング推定位置となる相関ピーク値Pの更新確認を行う場合に、相関ピーク検出部12に対して相関ピーク検出許可信号Q3を出力し、相関ピーク値Pが更新された場合には、相関ピーク値Pが更新されたタイミングで、相関ピーク検出部12から相関ピークタイミング信号Q1を受信する。
制御部17は、相関ピーク値Pに対して誤検出判定を行う場合に、誤検出判定許可信号G2を誤検出判定部114に出力し、誤検出発生状況を示す誤検出判定結果G1を誤検出判定部114から受け取る。制御部17は、誤検出判定結果G1が誤検出を示す場合には、相関ピーク値Pをリセットするため、相関ピーク値リセット信号Q2を相関ピーク検出部12に出力する。
制御部17は、相関ピーク値Pよりも大きい相関値の発生を監視する相関最大値検出判定を行う場合には、相関最大値検出判定許可信号E2を相関最大値検出判定部19に出力し、相関最大値検出閾値Jよりも大きい相関値の発生状況を示す相関最大値検出判定結果E1を受け取る。相関最大値検出判定結果E1を受け取ると、制御部17は、相関最大値更新信号Q4を相関ピーク検出部12に出力する。
制御部17は、相関ピーク値Pから一定周期で発生する相関値を検出するプリアンブル判定を行う場合には、プリアンブル判定許可信号K2をプリアンブル判定部116に出力し、プリアンブル判定の成否を示すプリアンブル判定結果K1をプリアンブル判定部116から受け取る。プリアンブル判定に失敗した場合には、制御部17は、相関ピークリセット信号Q2を相関ピーク検出部12に出力し、相関ピーク値Pをリセットする。制御部17は、所定回数のプリアンブル判定が成功した場合には、プリアンブル検出に成功したものとみなし、プリアンブル判定結果Wをプリアンブル検出結果として出力する。
図4は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10によるプリアンブル検出方法の動作期間を示す図である。図4を参照して、制御部17が決定するプリアンブル検出方法の動作期間について説明する。
特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置100の動作期間(図10)との違いは、誤検出判定期間内に誤検出判定停止期間を設けて誤検出判定期間を分割した点と、相関ピーク検出期間を分割した点である。具体的には、図10における第1の誤検出判定期間T1に相当する、図4のA3からA4までの期間に、第1の誤検出判定停止期間T81及びT82を設け、第1の誤検出判定期間をT11〜T13に分割し、図10における第2の誤検出判定期間T5に相当する、図4のB3からB4までの期間に、第2の誤検出判定停止期間T91及びT92を設け、第2の誤検出判定期間をT51〜T53に分割した。さらに、図10におけるA1からA4までの相関ピーク検出期間を、図4のT100〜T102に分割し、図10におけるB2からB4までの相関ピーク検出期間を、図4のT103〜T105に分割した。なお、分割された相関ピーク検出期間の間隔は、誤検出判定停止期間と等しく、T100とT101との間の間隔はT81に等しく、T101とT102との間の間隔はT82に等しく、T103とT104との間の間隔はT91に等しく、T104とT105との間の間隔はT92に等しい。
誤検出判定期間、誤検出判定停止期間及び相関ピーク検出期間以外の期間については、特許文献1に記載されたプリアンブル検出装置100の動作期間と同一である。
図5は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10における相関ピーク値Pと誤検出判定停止期間との関係を示す図である。図5を参照して、第1及び第2の誤検出判定停止期間T81、T82、T91、T92の決定方法について説明する。
LOスプリアス成分による相関ピークが発生する位置は、周波数ホッピングパタンによって決まっており、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関ピークを起点として、シンボル長の整数倍であって周波数ホッピング周期の整数倍以外の位置である。この性質を利用して、制御部17は、最初に検出された相関ピークを起点として、シンボル長の整数倍であって、周波数ホッピング周期の整数倍以外の位置を中心とする窓を開き、この期間を誤検出判定停止期間とする。
図5は、周波数ホッピングパタンがf1→f2→f3→f1→・・・の順にホッピングする、周波数ホッピング周期3の場合の動作期間を示す。第1の誤検出判定停止期間T81は、相関ピークPを起点として、シンボル長Ts×1の位置を中心とする期間とし、第1の誤検出判定停止期間T82は、相関ピークPを起点として、シンボル長Ts×2の位置を中心とする期間とする。シンボル長Ts×3、すなわちTs×(周波数ホッピング周期)×1の位置を中心とする期間は、周期性確認窓T3であるため、LOスプリアス成分による相関ピーク発生位置には含まない。
第2の誤検出判定停止期間も第1の誤検出判定停止期間と同様に設定する。すなわち、T91は、相関ピークPを起点としてシンボル長Ts×4の位置を中心とする期間とし、T92は、相関ピークPを起点としてシンボル長Ts×5の位置を中心とする期間とする。
なお、T81、T82、T91及びT92の具体的な数値については、通信方式や受信環境に応じて好適な値が選ばれる。例えば、MB−OFDM方式においては、1T=1/528MHzとして、74Tとする。
誤検出判定停止期間は、以上のようにして決定される。なお、誤検出判定停止期間は、誤検出判定及び相関ピーク検出を停止し、後述する相関最大値検出判定を行う期間である。
図6は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10における制御部17の動作を示すフローチャートである。図6を参照して、図1に記載されたプリアンブル検出装置10の動作について説明する。
まず、アンテナ101により受信された受信信号から、複素相関部111の出力である相関結果Rを得るまでの一連の処理は、特許文献1に記載された技術と同一であるため説明を省略する。
次に、検出実行部20は、複素相関部111から順次取得する相関結果Rを用いてプリアンブル検出を開始する。プリアンブル検出開始時、検出実行部20は、各機能ブロックを初期化する(ステップS1)。
具体的には、制御部17は、プリアンブル判定許可信号K2、誤検出判定許可信号G2、相関最大値検出判定許可信号E2、プリアンブル検出結果W、後述する2つのプリアンブル判定フラグを“0”に初期化するとともに、制御部17内部に設けられたタイマ(非図示)を“0”に初期化する。制御部17は、プリアンブル判定部116による周期性確認の結果を示すプリアンブル判定フラグを2つ実装している。これら2つのプリアンブル判定フラグは、プリアンブル判定部116による2回の周期性確認の結果に対応し、プリアンブル判定結果K1がアクティブである時にアクティブにされる。
次に、相関最大値検出判定部19は、相関最大値検出判定結果E1を“0”に初期化する。
次に、相関最大値検出閾値生成部18、誤検出閾値生成部113、プリアンブル閾値生成部115は、相関最大値検出閾値J、誤検出閾値N、プリアンブル検出閾値Dをそれぞれ“0”に初期化する。
さらに、誤検出判定部114及び相関ピーク検出部12も初期化を行う。これらの初期化の処理は、特許文献1に記載された技術と同一であるため、説明を省略する。
各機能ブロックを初期化した(ステップS1)後、制御部17は、相関ピーク検出許可信号Q3をアクティブとし、相関ピーク検出部12による相関ピーク検出処理を開始させ、制御部17のタイマ(非図示)は、タイマの自走を開始する(ステップS2)。
タイマ開始(ステップS2)の後、制御部17は、複素相関部111から現在の相関結果Rが出力されると、その直前の相関結果Rに基づく相関最大値検出判定結果E1の状態を確認する(ステップS3)。相関最大値検出判定結果E1が“1”であれば相関最大値を検出したと判断し(ステップS3のYes)、制御部17は、相関最大値更新信号Q4を“1”にして、相関ピーク値Pの相関結果Rへの更新、すなわち検出した相関最大値への更新を相関ピーク検出部12に行わせるとともに(ステップS5)、初期化処理Aを行う(ステップS6)。
初期化処理A(ステップS6)は、特許文献1に記載された技術と同一であり、タイマを“0”とするタイマの初期化(ステップS7)、及び、2つのプリアンブル判定フラグを“0”とするフラグ初期化(ステップS8)である。
なお、図6に示すように、制御部17は、初期化処理A(ステップS6)の後に、処理をステップS3に戻し、リセットした時点から処理をやり直す。
一方、ステップS3において、確認の結果が“0”であれば相関最大値を検出しなかったものと判定して(ステップS3のNo)、ステップS10に進む。初期化した直後においては相関最大値検出判定結果E1が“0”であるため、処理はステップS3からステップS10に進む。
制御部17は、直前の相関結果Rに基づいた誤検出判定結果G1の状態を確認する(ステップS10)。誤検出判定結果G1が“1”であれば誤検出が発生したものと判定し(ステップS10のYes)、制御部17は、相関ピーク値リセット信号Q2を1として、相関ピーク値Pの初期化を相関ピーク検出部12に行わせるとともに(ステップS11)、初期化処理Aを行い(ステップS6)、ステップS3に戻って、リセットした時点から処理をやり直す。
一方、誤検出判定結果G1が“0”であれば誤検出が未発生であると判定し(ステップS10のNo)、ステップS12に進む。初期化した直後においては誤検出判定結果G1が“0”であるため、処理はステップS10からステップS12に進む。
制御部17は、直前の相関結果Rが相関ピーク値Pとして検出されているか否かを確認する(ステップS12)。具体的には、相関ピークタイミング信号Q1がアクティブ、すなわち“1”である場合には(ステップS12のYes)、相関ピーク検出処理において直前の相関結果Rが相関ピーク値Pとして検出された、すなわち、相関ピーク値Pの更新が行われたと判定し、初期化処理Aを行い(ステップS6)、更新された相関ピーク値Pを起点にしてステップS3に戻る。
ステップS12において、相関ピークタイミング信号Q1が“0”である場合には(ステップS12のNo)、直前の相関結果Rが相関ピーク値Pとして検出されていないものと判定し、ステップS13に進む。なお、初期化した直後においては相関ピークタイミング信号Q1が“0”であるため、ステップS12からステップS13に進む。
制御部17は、現在の相関結果のタイミングが相関ピーク検出部12により保持中の相関ピーク値Pを基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0内(タイマがT0以下)でない場合には(ステップS13のNo)、ステップS16に進む。現在の相関結果のタイミングが相関ピーク検出部12により保持中の相関ピーク値Pを基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0内(タイマがT0以下)である場合には(ステップS13のYes)、相関ピーク検出許可信号Q3をアクティブ状態で保持し、相関ピーク検出部12による相関ピーク検出処理を継続させる(ステップS15)。
また、この期間において、制御部17は、誤検出判定許可信号G2、相関最大値検出判定許可信号E2及びプリアンブル判定許可信号K2を“0”のまま保持し、誤検出判定、相関最大値検出判定及びプリアンブル判定を禁止する。
相関ピーク検出処理(ステップS15)の結果として、現在の相関結果が相関ピーク検出部12に保持中の相関ピーク値Pより大きい場合には、相関ピーク値Pが更新され、制御部17に出力される相関ピークタイミング信号Q1がアクティブとなる。一方、現在の相関結果が保持中の相関ピーク値P以下である場合には、相関ピーク値Pは更新されず、相関ピークタイミング信号Q1はアクティブとならない。相関ピーク検出処理(ステップS15)の後、次の相関結果に基づいた判定をするためにステップS3に戻る。
第1の誤検出判定遅延期間T0の経過後、かつ、第1の誤検出判定期間内又は第1の誤検出判定停止期間内(タイマがT0よりも大きくT2以下)である場合には(ステップS16のYes)、制御部17は、誤検出判定処理又は相関最大値検出判定処理を開始する。
第1の誤検出判定期間T11(タイマがT0よりも大きくT0+T11以下)、T12(タイマがT0+T11+T81よりも大きくT0+T11+T81+T12以下)、又は、T13(タイマがT0+T11+T81+T12+T82よりも大きくT2以下)と判定された場合には(ステップS17のYes)、制御部17は、相関ピーク検出部12による相関ピークの検出を継続させるとともに、誤検出判定部114に誤検出判定を行わせ(ステップS18)、処理はステップS3に戻る。誤検出判定部114が行う誤検出判定(ステップS18)は、特許文献1に記載された技術と同一の処理であるため、詳細な説明を省略する。相関ピーク検出部12は、現在の相関結果Rが保持中の相関ピーク値Pよりも大きい場合には、相関ピーク値Pを更新し、制御部17に出力する相関ピークタイミング信号Q1をアクティブとし、現在の相関結果が保持中の相関ピーク値P以下である場合には、相関ピーク値Pを更新せず、相関ピークタイミング信号Q1をアクティブとしない(ステップS18)。
第1の誤検出判定遅延期間ではないものと判定された場合には(ステップS17のNo)、第1の誤検出判定停止期間か否かを判定する処理(ステップS20)に進む。
第1の誤検出判定停止期間T81(タイマがT0+T11よりも大きくT0+T11+T81以下)、又は、T82(タイマがT0+T11+T81+T12よりも大きくT0+T11+T81+T12+T82以下)と判定された場合には(ステップS20のYes)、制御部17は、相関ピーク検出許可信号Q3と誤検出判定許可信号G2を“0”に保持し、相関ピーク検出部12による相関ピーク検出処理及び誤検出判定部114による誤検出判定処理を禁止するとともに、相関最大値検出判定許可信号E2をアクティブとして、相関最大値検出判定部19に相関最大値検出判定を行わせ(ステップS21)、ステップS3に戻る。
相関最大値検出判定部19は、現在の相関結果が相関最大値検出閾値Jより大きいか否かを判定し、大きい場合には、相関最大値検出判定結果E1をアクティブとし、現在の相関結果が相関最大値検出閾値J以下の場合には、相関最大値検出判定結果E1をアクティブとしない(ステップS21)。
第1の誤検出判定停止期間でないと判断した場合には(ステップS20のNo)、ステップS16に戻り、第1の誤検出判定遅延期間T0後、かつ、第1の誤検出判定期間内又は第1の誤検出判定停止期間内(タイマがT0より大きくT2以下)の処理を繰り返す。
第1の誤検出判定遅延期間T0後、かつ、第1の誤検出判定期間内又は第1の誤検出判定停止期間後(タイマがT2より大きい)である場合(ステップS16のNo)、すなわち、保持された相関ピーク値Pを基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0と第1の誤検出判定期間T11、T12、T13において相関ピーク値の更新がなく、かつ、第1の誤検出判定期間T11、T12、T13において誤検出が判定されず、かつ第1の誤検出判定停止期間T81、T82において相関最大値検出が判定されなかった場合には、相関ピーク値Pが保持された相関結果Rのタイミングは、シンボルタイミングと判定される。
シンボルタイミングが確定された後、制御部17は、確定されたシンボルタイミングを基準として、相関ピーク検出許可信号Q3を相関ピーク検出禁止状態である“0”に設定し、相関最大値検出判定許可信号E2を相関最大値検出判定許可状態である“1”に設定し、プリアンブル判定許可信号K2をプリアンブル判定許可状態である“1”に設定し、誤検出判定許可信号G2を誤検出判定禁止状態である“0”に設定し、相関最大値検出判定部19による相関最大値検出判定とプリアンブル判定部116による第1の周期性確認、すなわち1回目のプリアンブル判定期間か否かを判定し(ステップS22)、1回目のプリアンブル判定期間でない場合には(ステップS22のNo)、ステップS28に進む。
1回目のプリアンブル判定期間である場合には(ステップS22のYes)、相関最大値検出判定部19による相関最大値検出判定を行なう(ステップS23)。ステップS23は、ステップS21と同一の処理であるため、説明を省略する。
相関最大値検出判定(ステップS23)の結果、1回目のプリアンブル判定期間T3において相関最大値が検出された場合には、1回目のプリアンブル判定を行う(ステップS25)。
1回目のプリアンブル判定(ステップS25)の判定結果が成功でない場合には(ステップS26のNo)、ステップS3に戻る。一方、1回目のプリアンブル判定(ステップS25)の判定結果が成功である場合には(ステップS26のYes)、第1のプリアンブル判定フラグを“1”に設定して(ステップS27)、ステップS3に戻る。
1回目のプリアンブル判定期間ではないものと判定された場合には(ステップS22のNo)、第1のプリアンブル判定フラグを判定し(ステップS28)、1回目のプリアンブル判定が成功である場合には、プリアンブル判定フラグが“1”となり(ステップS28のYes)、ステップS31に進む。制御部17は、シンボルタイミングを基準とする2回目のプリアンブル判定期間T3の前に、第2のシンボルタイミング判定期間T6(第2の誤検出判定遅延期間T4+第2の誤検出判定期間T51+第2の誤検出判定期間T52+第2の誤検出判定期間T53+第2の誤検出判定停止期間T91+第2の誤検出判定停止期間T92)を設定し、先に確定されたシンボルタイミングが真のシンボルタイミングであるか否かを確認する(ステップS31〜S38)。確認処理(ステップS31〜S38)は、シンボルタイミングが確定される前における確認処理(ステップS13〜S21)と同一であるため、詳細な説明を省略する。
1回目のプリアンブル判定が成功でない場合には、プリアンブル判定フラグが“0”となり(ステップS28のNo)、相関ピーク検出値の初期化を行い(ステップS30)、初期化処理Aを行って(ステップS6)、ステップS3に戻る。
シンボルタイミングを基準とする2回目のプリアンブル判定期間T3内において、相関最大値検出判定及び2回目のプリアンブル判定が行われる。なお、ステップS40〜S47における処理は、1回目における処理(ステップS22〜S30)と同一であるため、詳細な説明を省略する。
第2のプリアンブル判定フラグを判定し(ステップS46)、2回目のプリアンブル判定も成功である場合には、プリアンブル判定フラグが“1”となり(ステップS46のYes)、制御部17は、プリアンブルが検出されたとしてプリアンブル検出結果Wに1を出力して(ステップS48)、プリアンブルの検出を終了する。
一方、2回目のプリアンブル判定が成功でない場合には、プリアンブル判定フラグが“0”となり(ステップS46のNo)、相関ピーク検出値初期化を行い(ステップS47)、初期化処理Aを行って(ステップS6)、ステップS3に戻る。
図7は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10における検出実行部20の動作を示すタイミングチャートを一例として示す図である。図7を参照して、検出実行部20の動作について説明する。
図7に記載されたタイミングチャートは、非プリアンブルのノイズによる相関ピーク値P10を検出した後、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関ピーク値P11を検出し、検出したタイミングから周波数ホッピング周期で2回プリアンブル検出閾値Dを超える相関結果P12、P13が存在した場合にプリアンブル検出とみなす動作を示す。
なお、図7に記載されたタイミングチャートにおいては、受信信号310は周波数バンドf1、f2、f3、f1、…の順に周波数ホッピングしており、待ち受け周波数は周波数バンドf1であり、周波数バンドf2においてLOスプリアス信号が発生しているものとする。また、受信信号310は、ADCのダイナミックレンジを超える強入力信号とする。
図7に示した例において、現在までの相関結果Rのうちの最大値である、非プリアンブルのノイズによる相関ピーク値P10が検出されると、P10が検出されたタイミングにおいて、相関ピーク検出部12による相関ピーク値Pの更新が行われ、P10が相関ピーク値Pとして保持される。また、P10の保持に伴い、相関ピーク検出部12から出力される相関ピークタイミング信号Q1が“1”とされる。相関ピークタイミング信号Q1が“1”となることに伴い、相関最大値検出閾値JはJ10に設定され、誤検出閾値NはN10に設定され、プリアンブル検出閾値DはD10に設定され、タイマは0にリセットされる。
次に、相関ピーク値Pとして保持されたP10に対して、P10のタイミングがシンボルタイミングであるか否かの判定が行われる。P10を基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0(図7の期間F20)において、いずれの相関結果もP10を超えないため、相関ピーク値Pの更新がないまま第1の誤検出判定遅延期間T0が経過し、第1の誤検出判定期間T11に進む。
次に、P10を基準とする第1の誤検出判定期間T11(図7の期間F21)において、相関ピーク検出部12による相関ピーク検出と誤検出判定部114による誤検出判定がなされ、いずれの相関結果RもP10を超えないため相関ピーク値Pの更新がなく、かつ誤検出閾値N10を超える相関結果Rが所定回数以下であるため誤検出が発生していると判定されないまま、第1の誤検出判定期間T11が経過し、第1の誤検出判定停止期間T81に進む。
次に、P10を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81(図7の期間F22)において、相関最大値検出判定部19による相関最大値検出判定がなされる。P10を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81内の相関結果Rのうち、P11が相関最大値検出閾値J10を超えたため、相関最大値検出判定結果E1がアクティブになり、P11のタイミングにおいて相関最大値が検出されたと判定される。なお、P10を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81の途中で相関最大値が検出されたため、P10に対して実際に誤検出判定を行った期間F22は、第1の誤検出判定期間T81以下となる。
相関最大値が検出されたと判定されると、制御部17は、相関最大値更新信号Q4をアクティブにして、相関ピーク検出部12に保持された相関ピーク値P10を更新するように制御する。相関最大値更新信号Q4がアクティブとなることにより、相関ピーク検出部12は、相関ピーク値Pを相関結果P11へと更新して保持する。このとき、相関ピーク検出部12内の相関マスク部32において、相関結果Rが0でマスクされており、相関マスク部出力Mが0であるため、相関ピークタイミング信号Q1はアクティブとならない。相関結果P11への更新に伴い、P11に係数δを乗算して相関最大値検出閾値J11を求め、P11に係数αを乗算して誤検出閾値N11を求め、P11に係数βを乗算してプリアンブル検出閾値D11を求める。また、タイマを初期化し、リセットした時点から処理をやり直す。
P11を基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0(図7の期間F23)と第1の誤検出判定期間T11(図7の期間F24)において相関ピーク値の更新がなく、かつ、第1の誤検出判定期間T11(図7の期間F24)において誤検出と判定されないため、P11を基準とした第1の誤検出判定停止期間T81(図7の期間F25)における処理に進む。
P11を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81(図7の期間F25)において、LOスプリアスによる相関結果Z11及びZ12が発生しているものの、誤検出判定が禁止されている期間であるため、Z11及びZ12が誤検出回数カウンタをカウントアップさせることはない。また、相関最大値検出閾値J11を超えないため、相関最大値検出がされないまま、第1の誤検出判定停止期間T81(図7の期間F25)が終了し、第1の誤検出判定期間T12に進む。
P11を基準とする第1の誤検出判定期間T12(図7の期間F26)及びT13(図7の期間F28)において相関ピーク値の更新がなく、誤検出が判定されず、かつ、P11を基準とする第1の誤検出判定停止期間T82(図7の期間F27)において相関最大値が検出されないため、P11を基準とする第1のシンボルタイミング判定期間が終了し、1回目のプリアンブル判定期間に進む(図6のステップS16のNo)。
P11を基準とした1回目のプリアンブル判定期間T3(図7の期間F29)において、相関最大値検出判定処理と1回目のプリアンブル判定処理が行われ、その結果、相関最大値検出閾値J11を超えず、かつプリアンブル検出閾値D11を超える相関結果P12において、1回目のプリアンブル判定が成功している。1回目のプリアンブル判定成功後に、P11を基準とする第2のシンボルタイミング判定及び2回目のプリアンブル判定を行う。
P11を基準とする第2の誤検出判定遅延期間T4(図7の期間F30)において相関ピーク値の更新がなく、P11を基準とする第2の誤検出判定停止期間T51(図7の期間F31)、T52(図7の期間F33)、T53(図7の期間F35)において相関ピーク値の更新がなく、かつ、誤検出が判定されていない。さらに、P11を基準とする第2の誤検出判定停止期間T91(図7の期間F32)、T92(図7の期間F34)において相関最大値が検出されないため、2回目のプリアンブル判定期間に進む。
P11を基準とする2回目のプリアンブル判定期間T3(図7の期間F36)において、相関最大値検出判定処理と2回目のプリアンブル判定処理が行われ、その結果、相関最大値検出閾値J11を超えず、かつ、プリアンブル検出閾値D11を超える相関結果P13において、2回目のプリアンブル判定が成功している。制御部17は、プリアンブル検出結果Wに“1”を出力し、プリアンブルの検出が終了する。
図8は、本実施形態に係るプリアンブル検出装置10における検出実行部20の動作を示すタイミングチャートを一例として示す図である。図8に記載されたタイミングチャートは、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関ピーク値P20を検出し、検出したタイミングから周波数ホッピング周期で2回プリアンブル検出閾値Dを超える相関結果P21、P22が存在した場合にプリアンブル検出とみなす動作を示す。
図8に記載されたタイミングチャートの受信信号320は、図7に記載された受信信号310を上回る強入力信号であり、クリップが発生することにより、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関ピーク値とLOスプリアス成分による相関ピークのレベル差がなく、ノイズの影響によってLOスプリアス成分による相関ピークのレベルの方が僅かに上回っているものとする。受信信号のレベル以外については、受信信号320の条件は、図7に記載された受信信号310の条件と同一とする。
図8に示した例において、待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関ピーク値P20が検出されてから相関ピーク値P22においてプリアンブル検出と判定されるまでの一連の処理の流れは、図7に示した、相関ピーク値P11が検出されてから相関ピーク値P13においてプリアンブル検出と判定されるまでの一連の処理と同一であるため、詳細な説明を省略する。
相関ピーク値P20が検出され、相関最大値検出閾値J20、誤検出閾値N20、プリアンブル判定閾値D20を得た後、相関ピーク値P20を基準とする第1の誤検出判定遅延期間T0(図8の期間F40)と第1の誤検出判定期間T11(図8の期間F41)において相関ピークの更新がなく、かつ、第1の誤検出判定期間T11(図8の期間F41)において誤検出と判定されないため、P20を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81(図8の期間F42)に処理が進む。
P20を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81において、LOスプリアス成分による相関結果Z20が発生している。相関結果Z20のレベルは、上述の通り、強入力受信によってクリップが発生した影響とノイズによる変動の影響により、相関ピーク値P20よりも僅かに大きい。P20を基準とする第1の誤検出判定停止期間T81においては、相関最大値検出判定部19による相関最大値検出判定処理が行われる。相関最大値検出判定処理は相関ピーク検出処理と異なり、相関結果Z20と比較するのは保持された相関ピーク値P20の値ではなく、相関最大値検出閾値生成部18によって生成される相関最大値検出閾値J20であるため、相関ピーク値Pが相関結果Z20に更新されることなく第1の誤検出判定停止期間T81が終了し、その後の相関ピーク値P20を基準とするシンボルタイミング判定処理を継続する。
その後、図8の期間F43から期間F53までの期間に、図7に示した期間F26から期間F36までの期間に実施した処理と同一の処理が行われて同一の結果を得て、図8の相関ピーク値P22においてプリアンブル検出結果Wに“1”が出力される。
本実施形態に係るプリアンブル検出装置は、検出した相関ピーク位置と周波数ホッピングパタンから、LOスプリアスによる相関ピーク発生期間が推定可能であることを利用して、相関ピーク位置を起点としたシンボル長の整数倍で、周波数ホッピング周期の整数倍を除く位置をLOスプリアスによる相関ピーク発生期間と推定し、推定したLOスプリアスによる相関ピーク発生期間に対して相関ピークが発生しないことを検出する誤検出閾値を適用しない監視対象誤検出判定停止期間とする。
これにより、検出した相関ピークを起点とした一定シンボル長毎の窓期間をLOスプリアス成分による相関ピーク発生期間とみなし、LOスプリアス成分による相関ピーク発生期間を誤検出閾値による監視対象期間から除外することができる。このとき、LOスプリアス成分による相関ピークが「誤検出閾値を超える相関結果が存在する」と判定されることを回避でき、結果として、希望波であるにも関わらず誤検出であると判定されること(すなわち、希望波の未検出)を防ぐことができる。
さらに、必要最低限の期間を誤検出閾値による監視対象期間から除外することで、誤検出閾値を緩和する必要がなくなる。このとき、希望波以外の信号でもプリアンブルを誤検出して復調処理に進むこと防ぎ、その間に送信されている可能性のある希望波が未検出となることを防ぐことができる。
さらに、本実施形態のプリアンブル検出装置は、相関ピーク値を基準として設定される相関最大値検出閾値を設け、前記誤検出判定停止期間及び相関ピーク位置を起点として一定間隔で開いたプリアンブル判定期間に相関最大値検出閾値を超える相関値の存在を監視することで、前記誤検出判定停止期間又は前記プリアンブル判定期間に期待する相関ピークが発生した場合に未検出となることを防ぐとともに、前記誤検出判定停止期間にLOスプリアス成分による相関ピークであって期待する相関ピーク値よりレベルの大きいものが発生した場合に未検出となることを防ぐことができる。
最初にノイズなどによる信号を受信し、期待しない相関ピーク値を検出した場合、前記誤検出判定停止期間又は前記プリアンブル検出期間には期待する相関ピーク、すなわち待ち受け周波数バンドのプリアンブルの相関ピーク値が発生する可能性がある。期待する相関ピーク値は、期待しない相関ピーク値とのレベル差が顕著に現れ、期待しない相関ピークに比べてレベルが大きくなることが多い。したがって、先に検出した期待しない相関ピーク値に1以上の一定の係数を乗算して決定された相関最大値検出閾値は、基準とした期待しない相関ピーク値に対して一定のレベル以上の相関結果のみを検出することができる値に設定される。この結果、前記誤検出判定停止期間又は前記プリアンブル検出期間に発生する期待する相関ピーク値を検出することができ、検出した相関ピーク値からプリアンブル検出処理をやり直すことができる。したがって、前記誤検出判定停止期間又は前記プリアンブル検出期間に期待する相関ピーク値が発生した場合に未検出となることを防ぐことができる。
本実施形態に係るプリアンブル検出装置は、最初に検出した相関ピークを起点として、一定シンボル長毎に窓を開き、その窓の期間をLOスプリアス成分による相関ピーク発生期間とする。このとき、必要最低限の期間のみを誤検出閾値による監視対象から除外することができ、誤検出閾値を緩和する必要がなくなる。したがって、希望波の識別性能の劣化を防ぐと同時に、希望波であるにも関わらず誤検出であると判定されることを防ぐことができる。したがって、本実施形態に係るプリアンブル検出装置によると、LOスプリアスが発生し、強入力信号を受信する場合における、プリアンブル検出特性の劣化を防止することができる。
また、本実施形態に係るプリアンブル検出装置は、前記誤検出判定停止期間及び相関ピーク位置を起点として一定間隔で開いたプリアンブル判定期間に対して相関最大値検出閾値による監視を行う。このとき、先に期待しない相関ピークを検出した後に前記誤検出判定停止期間又は前記プリアンブル判定期間に期待する相関ピークが発生した場合に未検出となることを防ぐことができ、かつ、先に期待する相関ピーク検出した後に前記誤検出判定停止期間に期待する相関ピークを僅かに上回るようなLOスプリアス成分による相関ピークが発生した場合には、前記LOスプリアス成分による相関ピークが新たな相関ピークとして更新されて誤ったタイミングでプリアンブル検出が行われることによる未検出を防ぐこともできる。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
10、100 プリアンブル検出装置
12、112 相関ピーク検出部
17、117 制御部
18 相関最大値検出閾値生成部
19 相関最大値検出判定部
20、200 検出実行部
22、32 相関マスク部
23 相関マスク部出力
24、34 比較器
36 相関値選択部
37 相関値選択部出力
38 相関ピーク保持部
101 アンテナ
102 RF部
103 A/D変換部
111 複素相関部
113 誤検出閾値生成部
114 誤検出判定部
115 プリアンブル検出閾値生成部
116 プリアンブル判定部
300、301、310、320 受信信号
D プリアンブル検出閾値
E1 相関最大値検出判定結果
E2 相関最大値検出判定許可信号
G1 誤検出判定結果
G2 誤検出判定許可信号
J 相関最大値検出閾値
K1 プリアンブル判定結果
K2 プリアンブル判定許可信号
N 誤検出閾値
P 相関ピーク値
Q1 相関ピークタイミング信号
Q2 相関ピーク値リセット信号
Q3 相関ピーク検出許可信号
Q4 相関最大値更新信号
R、Z1、Z2 相関結果
W プリアンブル検出結果
Y1 ノイズ

Claims (8)

  1. 周波数ホッピングを行う無線通信方式におけるプリアンブル検出装置であって、
    相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する相関最大値検出閾値生成部と、
    相関結果のうちの前記相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する相関最大値検出判定部と、
    前記相関最大値検出判定部で相関最大値が検出された場合に、前記相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する相関ピーク検出部と、
    LOスプリアス(Local Oscillator Spurious)成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とし、該第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、該第1の期間及び該第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する制御部とを備えていることを特徴とするプリアンブル検出装置。
  2. 前記第1の期間は、相関ピーク位置を起点とし、シンボル長の整数倍であって周波数ホッピング周期の整数倍以外の位置を中心とする窓の期間であることを特徴とする、請求項1に記載のプリアンブル検出装置。
  3. 前記第2の期間は、相関ピーク位置を起点として、周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする窓の期間であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のプリアンブル検出装置。
  4. 前記相関最大値検出閾値生成部は、前記相関最大値に所定の係数を乗じたものを前記相関最大値検出閾値とすることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリアンプブル検出装置。
  5. 前記所定の係数は、1以上であることを特徴とする、請求項4に記載のプリアンブル検出装置。
  6. 最初に検出された相関ピークが期待しない相関ピークである場合には、前記第1の期間又は前記第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果が存在することを検出し、該相関結果に相当する相関ピークにより該相関ピークを更新してプリアンブル検出処理をやり直し、最初に検出された相関ピークが期待する相関ピークである場合には、前記第1の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果が存在しないことを検出し、該相関ピークの更新を行うことなくプリアンブル検出処理を継続することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプリアンブル検出装置。
  7. 周波数ホッピングを行う無線通信方式におけるプリアンブル検出方法であって、
    相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する工程と、
    相関結果のうちの前記相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する工程と、
    相関最大値が検出された場合に、前記相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する工程と、
    LOスプリアス(Local Oscillator Spurious)成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とする工程と、
    前記第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、前記第1の期間及び前記第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する工程とを含むことを特徴とするプリアンブル検出方法。
  8. 周波数ホッピングを行う無線通信方式におけるプリアンブル検出用のプログラムであって、
    相関ピーク値を基準として相関最大値検出閾値を決定する処理と、
    相関結果のうちの前記相関最大値検出閾値を超えるものを相関最大値として検出する処理と、
    相関最大値が検出された場合に、前記相関ピーク値を検出された相関最大値へと更新する処理と、
    LOスプリアス(Local Oscillator Spurious)成分による相関ピークが発生しうる期間を第1の期間とするとともに、相関ピーク位置を起点として周波数ホッピング周期の整数倍の位置を中心とする期間を第2の期間とする処理と、
    前記第1の期間において誤検出閾値を適用しないようにしつつ、前記第1の期間及び前記第2の期間において前記相関最大値検出閾値を超える相関結果の有無を監視する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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