JP2011112696A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011112696A
JP2011112696A JP2009266295A JP2009266295A JP2011112696A JP 2011112696 A JP2011112696 A JP 2011112696A JP 2009266295 A JP2009266295 A JP 2009266295A JP 2009266295 A JP2009266295 A JP 2009266295A JP 2011112696 A JP2011112696 A JP 2011112696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
cleaning
regulating
developing device
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009266295A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nimura
栄司 丹村
Ikuo Makie
郁雄 牧江
Hirohisa Endo
裕久 遠藤
Takahisa Nakaue
隆久 中植
Yukihiro Mori
幸広 森
Masatake Hayashi
昌毅 林
Mitsuhiro Hashimoto
光弘 橋本
Yoshihiro Yamagishi
義弘 山岸
Kenichi Tamaoki
賢一 玉置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2009266295A priority Critical patent/JP2011112696A/ja
Publication of JP2011112696A publication Critical patent/JP2011112696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を磁気拘束力の影響を受けることなく除去することが可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置4には、第1S極27aを有する現像ローラ25と、第1S極27aと対向して支持壁20cの内側面20caに設けられ磁性体から成る規制ブレード30と、規制ブレード30の先端部を清掃する清掃部材50と、が設けられ、清掃部材50は、支持壁20cの外側面20cbに沿って現像ローラ25の軸方向に移動可能な支持部51と、規制ブレード30の先端と当接する清掃板53と、ケーシング20の前壁部20cの外側面20cbに形成された案内溝20ccに嵌合する突起部55と、規制ブレード30の先端と近接して配置される磁界発生部材57と、を有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置及びそれに用いる現像装置に関し、特に、現像剤担持体上の現像剤量を規制する規制部材の清掃に関するものである。
コピー機、プリンタ、FAX等の電子写真方式を用いる画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を現像剤によって可視化し、そのトナー像を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。
現像剤は、トナー及びキャリアから成る二成分現像剤と磁性を帯びたトナーのみから成る一成分現像剤とに大別され、現像装置には、像担持体と対向配置される現像ローラ(現像剤担持体)と、現像ローラ上の層厚(現像剤量)を規制する規制ブレード(規制部材)が備えられている。規制ブレードは、現像ローラに対して先端部を接触させ、または所定の間隔をおいて離間させた状態で対向配置される。
例えば、一成分現像剤(以下、単にトナーともいう)を用いる場合、現像剤は、回転する現像ローラに担持され、担持されたトナーの層厚が規制ブレードによって規制されることにより均一な厚さのトナー層(現像剤層)に形成された後、現像ローラが像担持体と接触あるいは近接する現像位置まで搬送されて、像担持体上に形成された静電潜像を現像する。
しかし、このような現像装置では、現像ローラと規制ブレードとの間に固化したトナーや紙粉等の異物が挟まって滞留することがある。かかる滞留が生じた場合には、均一なトナー層が得られず、像担持体上の静電潜像を正確に現像できないおそれがある。そこで、かかる異物を除去する方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、清掃部材を層厚規制部材(規制部材)に対して移動自在とし、層厚規制部材の先端部分に接触する清掃部材の摺擦面にやすり面を形成することにより、層厚規制部材に対して清掃部材を確実に接触させ、現像剤担持体と層厚規制部材との間に存在する異物を取り除く方法が開示されている。
また、特許文献2には、自由端と把持部とを有する清掃部材に、対向部材(像担持体)と板状部材(規制部材)との間隙から板状部材の内面側に自由端を進入させた状態で当該内面に当接可能な当接部を形成することにより、装置のコストアップや大型化を招くことなく板状部材の先端部内面に付着した異物を容易且つ確実に除去する方法が開示されている。
特開2001−175078号公報 特開2004−020877号公報
図12は、従来の規制ブレードと現像ローラとの間に発生する磁界を模式的に示す図であり、図13は、図12よりも磁界の発生状態を詳細に示す図である。なお、図12及び図13中、磁力線を破線で示し、誘起された極性を破線丸印で囲んで示す。図12及び図13に示すように、規制ブレード30が磁性体から形成され、現像ローラ25内部において規制ブレード30と対向する位置に永久磁石から成る第1S極27aが配置されている。かかる場合、規制ブレード30の先端にはN極が誘起され、規制ブレード30と現像ローラ25との間に磁界が発生する。
かかる磁界により、現像剤は規制ブレード30と現像ローラ25との間に拘束されて現像ローラ25から立ち上がり、規制ブレード30によって均一な厚さの現像剤層を安定して形成することができる。このように、規制ブレード30と現像ローラ25との間には磁気拘束力が働いており、異物が規制ブレード30の先端に付着する場合、かかる磁気拘束力も作用する。
しかし、特許文献1及び特許文献2の方法では、規制ブレードに付着した異物を物理的に除去することはできるが、このような磁気拘束力の影響までは抑制することはできず、規制ブレードに付着した現像剤を十分に除去できないおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を磁気拘束力の影響を受けることなく除去することが可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、現像容器に、像担持体と対向配置される現像剤担持体と、前記現像容器に設けられた支持壁における前記現像剤担持体の回転方向上流側面から、前記現像剤担持体に対して所定の隙間を隔てて対向するように突設され、前記現像剤担持体上の現像剤量を規制する規制部材と、前記現像剤担持体に内包され、前記規制部材と対向配置された規制極を含む複数の磁極と、前記規制部材を清掃する清掃部材と、を備えた現像装置であって、前記規制部材は、少なくとも磁性体から成る第1の板状部材を前記回転方向最下流側に有しており、前記清掃部材は、前記支持壁の前記規制部材とは反対側面に沿って前記規制部材の先端部と当接しながら前記現像剤担持体の軸方向に移動可能であり、且つ、前記清掃部材には、前記先端部と近接して配置され前記規制極とは逆極性を有する磁界発生部材が設けられたことを特徴としている。
また、本発明は、前記反対側面には、前記軸方向に沿って案内部が形成され、前記清掃部材には、支持部と、該支持部の下端部から突設され前記先端部と当接する清掃板と、前記支持部において前記清掃板よりも上方から前記案内部に係合可能に突設され、前記案内部に案内される突起部と、が設けられ、前記磁界発生部材は、前記支持部において前記突起部の下方に、前記清掃板と上方から近接して配置されることを特徴としている。
また本発明は、前記規制部材は、前記第1の板状部材と、該第1の板状部材に対し前記回転方向上流側に配置され前記規制極とは同極性を有する第2の板状部材と、の積層構造から成ることを特徴としている。
また本発明は、前記先端部において前記磁界発生部材により発生する磁力の方が、前記第2の板状部材により発生する磁力よりも大きいことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の現像装置を備えた画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、規制部材を、少なくとも磁性体から成る第1の板状部材を回転方向最下流側に有するものとし、清掃部材を、支持壁の規制部材とは反対側面に沿って規制部材の先端部と当接しながら現像剤担持体の軸方向に移動可能とし、且つ、清掃部材に、先端部と近接して配置され規制極とは逆極性を有する磁界発生部材を設けることによって、清掃部材を軸方向に移動させると、磁界発生部材と現像剤担持体との間に磁界を発生させることができる。
加えて、規制部材の先端部に規制極とは逆極性を誘起させて、規制部材と現像剤担持体との間に磁界が発生することを抑制することができる。これにより、規制部材の先端部に対して異物を拘束する、磁気拘束力の発生を抑制することができるため、現像剤担持体と規制部材との間に存在する異物を、磁気拘束力の影響を受けることなく除去することが可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、反対側面に、軸方向に沿って案内部を形成し、清掃部材に、支持部と、該支持部の下端部から突設され先端部と当接する清掃板と、支持部において清掃板よりも上方から案内部に係合可能に突設され、案内部に案内される突起部と、を設け、磁界発生部材を、支持部において突起部の下方に、清掃板と上方から近接して配置することによって、清掃部材を軸方向に沿って確実に移動させることができる。
加えて、磁界発生部材を規制部材と確実に近接させた状態で清掃部材を軸方向に移動させることができる。これにより、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を安定して効率的に除去することができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の現像装置において、規制部材を、第1の板状部材と、該第1の板状部材に対し回転方向上流側に配置され規制極とは同極性を有する第2の板状部材と、の積層構造から構成することによって、現像時には現像剤の磁気拘束力を強くして現像剤量を安定して規制することができる。
また、このように磁気拘束力が強い場合であっても、清掃部材を軸方向に移動させると、磁界発生部材と現像剤担持体との間に磁界を発生させると共に、第1の板状部材の先端部において、現像剤担持体の回転方向下流側と磁界発生部材との間、及び、上流側と第2の板状部材との間に磁界を発生させることができる。
これにより、清掃時には、規制部材と現像剤担持体との間での磁界の発生をより抑制し、規制部材の先端部に対して異物を拘束する磁気拘束力の発生をより抑制することができる。従って、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物の除去性能を向上させることができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第3の構成の現像装置において、先端部において磁界発生部材により発生する磁力の方が、第2の板状部材により発生する磁力よりも大きくすることによって、磁界発生部材と現像剤担持体との間に発生する磁界を強くすると共に、第1の板状部材において、現像剤担持体の回転方向下流側と磁界発生部材との間、及び、上流側と第2の板状部材との間、に発生する磁界も強くすることができる。これにより、規制部材と現像剤担持体との間での磁界の発生をさらに抑制することができる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1〜第4の構成の現像装置を備えた画像形成装置とすることによって、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を十分に除去することができるため、高品質な画像を形成することができる。
本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の概略断面図 本発明の第1実施形態に係る現像装置の構成を示す概略側面断面図 図2の規制ブレード及び清掃部材周辺を示す概略拡大側面断面図 図3の清掃部材周辺を図3のA方向から見た図 本実施形態に係る現像装置に用いられる清掃部材を示す概略斜視図 本実施形態に係る現像装置における現像ローラ、規制ブレード及び清掃部材の間に発生する磁界を模式的に示す図 図6の磁界の発生状態をより詳細に示す図 本発明の第2実施形態に係る現像装置において現像ローラ、規制ブレード及び清掃部材の構成、及び、これらの間に発生する磁界を模式的に示す図 本実施形態に係る現像装置において軸方向に対し清掃部材が配置されない位置周辺における現像ローラと規制ブレードの間に発生する磁界を模式的に示す図 本実施形態に係る現像装置において軸方向に対し清掃部材が対向する位置周辺における現像ローラ、規制ブレード及び清掃ブレードの間に発生する磁界を模式的に示す図 磁界発生部材の磁力を図10に示す場合よりも大きくしたときの、現像ローラ、規制ブレード及び清掃部材との間に発生する磁界を模式的に示す図 従来の規制ブレードと現像ローラとの間に発生する磁界を模式的に示す図 図12の磁界の発生状態をより詳細に示す図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の概略断面図である。画像形成装置(例えばプリンタ)100では、コピー動作を行う場合、装置本体内の画像形成部Pにおいて、不図示のパーソナルコンピューター(PC)から送信された原稿画像データに基づく静電潜像が形成され、現像装置4により静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成される。この現像装置4へのトナーの供給はトナーコンテナ5から行われる。そして、このような画像形成装置100では、感光体ドラム(像担持体)1を図1において時計回りに回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(時計回り)に沿って、帯電部2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラ6、クリーニング装置7、及び除電装置(図示せず)が配設されている。感光体ドラム1は、例えばアルミドラムに感光層が積層されたものであり、帯電部2により、表面を帯電させるようになっている。そして、後述する露光ユニット3からのレーザビームを受けた表面に、帯電を減衰させた静電潜像を形成する。なお、上記の感光層は、特に限定するものではないが、例えば耐久性に優れるアモルファスシリコン(a−Si)等が好ましい。
帯電部(帯電チャージャー)2は、感光体ドラム1の表面を均一に帯電させるものである。例えば帯電部2は、細いワイヤー等を電極として高電圧を印加することにより放電するコロナ放電装置が用いられる。なお、コロナ放電装置に代えて、帯電ローラに代表される帯電部材を感光体表面に接触させた状態で電圧を印加する接触式の帯電装置を用いても良い。露光ユニット3は、画像データに基づいて光ビーム(例えばレーザビーム)を感光体ドラム1に照射し、感光体ドラム1の表面に静電潜像を形成する。
現像装置4は、感光体ドラム1の静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させるものである。なお、ここでは磁性を有するトナー成分のみから構成される一成分現像剤が現像装置4に収容されている。また、現像装置4の詳細については後述する。転写ローラ6は、感光体ドラム1表面に形成されたトナー像を乱さずに用紙搬送路11を搬送されてくる用紙に移行(転写)する。クリーニング装置7は、感光体ドラム1の長手方向に線接触するクリーニングローラやブレード材等を備えており、トナー像が用紙に移行(転写)された後に、感光体ドラム1の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。
そして、予め入力された画像データに基づいて露光ユニット3が感光体ドラム1上にレーザビーム(光線)を発することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4が静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム1に向けて、用紙収容部10から用紙が用紙搬送路11及びレジストローラ対13を経由して画像形成部Pに搬送され、画像形成部Pにおいて転写ローラ6により感光体ドラム1表面のトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙は感光体ドラム1から分離され、定着部8に搬送されて加熱及び加圧されることで用紙にトナー像が定着される。定着部8を通過した用紙は、排出ローラ対14を通過して用紙排出部15に排出される。
図2は、本発明の第1実施形態の現像装置の構成を示す概略側面断面図であり、図3は、図2の規制ブレード及び清掃部材周辺を示す概略拡大側面断面図であり、図4は、図3の清掃部材周辺を図3のA方向から見た図であり、図5は、本実施形態に係る現像装置に用いられる清掃部材を示す概略斜視図である。
図2に示すように、ケーシング20(現像容器)内には、第1貯留室21と第2貯留室22とが、ケーシング20と一体形成された仕切り壁20aによって形成されている。そして、この第1貯留室21には第1攪拌スクリュー(攪拌部材)23が、第2貯留室22には第2攪拌スクリュー(攪拌部材)24が配設されている。ケーシング20の上部にはトナー供給口20bが設けられており、ケーシング20内のトナー量を検知するトナーセンサ(図示せず)の検知結果に応じてトナーコンテナ5(図1参照)に貯留されたトナーが供給される。
第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24は、それぞれ支軸を中心とし、その周囲に螺旋羽を設けた構成になっており、互いに平行な状態でケーシング20に回転可能に軸支されている。なお、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24の軸方向であるケーシング20の長手方向(図2の紙面方向)の両端部においては仕切り壁20aが存在せず、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24間でのトナーの受け渡しが可能となっている。これにより、第1攪拌スクリュー23は、第1貯留室21内のトナーを攪拌しながら第2貯留室22に搬送し、第2攪拌スクリュー24は、第2貯留室22に搬送されてきたトナーを攪拌しながら搬送して現像ローラ(現像剤担持体)25に供給する。
現像ローラ25は、感光体ドラム1(図1参照)の回転に応じて回転することで、感光体ドラム1と対向する現像位置において、感光体ドラム1の感光層にトナーを供給する。現像ローラ25の内部には複数の磁極を有する永久磁石から成るマグネットローラ27が固定されている。このマグネットローラ27の磁力により現像ローラ25の表面にトナーを付着(担持)させてトナー薄層43(図3参照)を形成する。現像ローラ25は、第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24と平行な状態で、ケーシング20に回転可能に軸支されている。第1攪拌スクリュー23、第2攪拌スクリュー24、及び現像ローラ25は、モータ(図示せず)により回転駆動される。
図2及び図3に示すように、規制ブレード(規制部材)30は、磁性体から成る板状部材(第1の板状部材)から形成され、その長手方向(図2の紙面方向)が最大現像幅よりも大きく形成されており、ケーシング20に設けられた前壁部(支持壁)20cの内側面(現像ローラ25の回転方向上流側面)20caに、現像ローラ25と所定の間隔を隔てて配置されることにより、感光体ドラム1に供給するトナー量を規制する規制ギャップGを形成する。ここでは、規制ブレード30は、磁性体から成るステンレス鋼から形成され、規制ブレード30と現像ローラ25との間隔(規制ギャップ)は0.4mmに設定されている。
次に、現像ローラ25上のトナー量の規制方法を詳細に説明する。図3に示すように、マグネットローラ27は、第1S極(規制極)27a、第2S極27cと、第1N極27b、第2N極27d、第3N極27eから成る5つの磁極(複数の磁極)27a〜27eを有している。規制ブレード30にはマグネットローラ27の第1S極27aが対向するため、前述の図12及び図13に示すように、規制ブレード30の先端部にはN極が誘起され、規制ギャップGに引き合う方向の磁界が発生する。
この磁界により、規制ブレード30と現像ローラ25との間にトナーが連なったトナー鎖(不図示)が形成される。そして、規制ギャップGを通過することにより層規制され、図3に示すように、現像ローラ25上にトナー薄層(トナー層)43が形成される。一方、トナー薄層43の形成に用いられなかったトナー41は規制ブレード30の上流側の側面に沿って滞留する。その後、現像ローラ25が反時計回りに回転してトナー鎖が現像位置に移動すると、第1N極27bにより磁界が付与されるため、トナー鎖(トナー薄層43)は感光体ドラム1表面に接触してトナー像を形成する。
さらに現像ローラ25が反時計回りに回転すると、今度は第2S極27cにより引き合う磁界が付与されて、トナー像の形成に使われなかったトナー41がケーシング20内に回収される。さらに、第2N極27d及び第3N極27eにより反発する磁界が付与されるため、トナーはケーシング20内で現像ローラ25から離脱する。そして、第2攪拌スクリュー24(図2参照)により攪拌、搬送された後、第3N極27eの磁界により再び現像ローラ25上に付着し、規制ギャップGを通過することにより、規制ブレード30によってトナー41の入れ替えが行われる。
このように、規制ブレード30によってトナー薄層43の形成とトナーの入れ替えが行われるが、規制ギャップGに固化したトナー41や紙粉等の異物が挟まって滞留することがあり、かかる滞留が生じた場合には、均一なトナー薄層43が形成されず、異物が付着した箇所ではトナー薄層43の厚さが均一にならず、現像ローラ25の幅方向において異物の付着した箇所では、現像ローラ25の回転方向に沿ってトナー層厚が安定しない領域が発生し、感光体ドラム1上の静電潜像を正確に現像できないおそれがある。このため、滞留する異物を除去する必要がある。
しかし、規制ギャップGにおいては、前述した図12及び図13に示すように、現像ローラ25の第1S極27aにより規制ブレード30の先端部にはN極が誘起され、該先端部に対して、異物が磁気拘束力によって付着している。このため、規制ブレード30の先端部を物理的に掻き取るだけでは、異物を十分に除去することが困難である。
そこで、清掃部材50に磁界発生部材57を設けることとした。図3〜図5に示すように、清掃部材50は、支持部51と、清掃板53と、突起部55と、磁界発生部材57と、から構成されている。
図3に示すように、支持部51は、合成樹脂材料から形成され、現像容器20の前壁部20cの外側面(反対側面)20cbに沿って、前壁部20cの上下方向略中央部から前壁部20cよりも下方に規制ブレード30の先端部と略同じ位置まで突出するように配置されている。かかる下方への突出量は、後述する磁界発生部材57を清掃板53と前壁部20cとの間に配置できるような長さに設定されている。
また、図4に示すように、支持部51は、現像ローラ25の軸方向(図の左右方向)に対し、トナー鎖によってトナー薄層43が形成される現像領域R1(ハッチングで示す)よりも一方の外側(図の右側)の非現像領域R2aに配置されている。また、支持部51は、後述するように、軸方向に沿って、非現像領域R2aから、現像領域R1を通過して他方の外側(図の左側)の非現像領域R2b(図の左側)まで移動できるようになっている。
なお、軸方向に対し規制ブレード30の長さは、現像ローラ25の長さよりも小さく、且つ、現像領域R1の長さよりも大きく形成されている。また、軸方向に対し清掃部材50の長さは、非現像領域R2a及びR2bそれぞれの長さよりも小さく設定されている。これにより、画像形成(現像)時には、清掃部材50を非現像領域R2a(若しくはR2b)に配置することができ、画像形成のための現像剤の搬送を妨げないようにすることができる。
図3〜図5に示すように、清掃板53は、弾性を有する板状部材から形成され、その一端が支持部51の底面に接着されている。清掃板53の厚さは、規制ギャップGに挿入できるように、規制ギャップGの間隔よりも小さく設定されている。そして、清掃板53は、支持部51の下端部からケーシング20の内側に向かって略垂直に突出し、現像ローラ25と当接することなく、且つその弾性力により規制ブレード30の先端部に下方から圧接されている。
また、清掃板53は、規制ブレード30よりも柔らかい材質から形成されており、規制ブレード30の損傷を防止することができるようになっている。ここでは、清掃板53の材質をポリエチレンテレフタレート(PET)とし、清掃板53の厚さを、規制ギャップGの間隔0.4mmよりも小さい0.2mmに設定した。
図3及び図5に示すように、突起部55は、支持部51の上端部からケーシング20の内側に向かって突設されている。また、ケーシング20の前壁部20cの外側面20cbにおいて突起部55と対向する位置には、突起部55が嵌合(係合)する案内溝(案内部)20ccが軸方向に沿って形成されており、図4に示すように、案内溝20ccは、非現像領域R2aからR2bにわたって形成されている。これにより、突起部55は、案内溝20ccに沿って軸方向に案内されて、非現像領域R2a及びR2bの間で移動し、軸方向に沿って現像領域R1全体を通過することができる。
また、図3及び図5に示すように、磁界発生部材57は、支持部51の下端部における規制ブレード30側(図3の右側)面において、突起部55の下方であって、清掃板53に上方から近接する位置に接着されている。また、磁界発生部材57は、清掃板53と前壁部20cの下端部との間に配置され、磁界発生部材57と前壁部20cの下端部との間には、両者が当接しないように隙間が設けられている。
これにより、磁界発生部材57が支持部51と共に軸方向に沿って移動する際、前壁部20cと当接してその移動が妨げられたり、前壁部20c若しくは磁界発生部材57が損傷することを防止している。また、磁界発生部材57は、N極の永久磁石から形成され、現像ローラ25の第1S極27aとは逆極性を有している。また、磁界発生部材57の支持部51とは反対側(図3の右側)面は、規制ブレード30の下端部における下流側(図3の左側)面と近接している。
そして、支持部51を手指等で掴み、軸方向に対し非現像領域R2aからR2bまで移動させると、突起部55が案内溝20ccに沿って案内され、清掃板53が規制ブレード30の先端部を掻き取りながら移動すると共に、磁界発生部材57が規制ブレード30の先端部と近接しながら移動する。このとき同時に、清掃板53が規制ブレード30の先端部の異物を掻き取って行く。
図6は、本実施形態に係る現像装置における現像ローラ、規制ブレード及び清掃部材の間に発生する磁界を模式的に示す図であり、図7は、磁界の発生状態を図6よりも詳細に示す図である。なお。図7では、清掃板53を省略して示す。また、図6及び図7では、磁力線を破線で示し、誘起された極性を破線丸印で囲んで示す。
次に、支持部51と共に磁界発生部材57が軸方向に沿って移動する際、磁界発生部材57に対向する規制ブレード30周辺の磁界の発生状態について説明する。軸方向に対し磁界発生部材57と対向する位置周辺以外においては、磁界発生部材57の磁力が規制ブレード30に及ばず、磁界発生部材57と現像ローラ25の第1S極27aとの間に磁界も発生しないため、前述した図12及び図13と同様の磁界が発生している。
そして、清掃時、清掃部材50が軸方向に沿って移動する際、現像領域R1(図4参照)において磁界発生部材57が存在する位置周辺においては、図6及び図7に示すように、N極を有する磁界発生部材57と現像ローラの第1S極27aとの間に磁界が発生する。また、磁界発生部材57が規制ブレード30の先端部に隣接しているため、上記した図12及び図13の場合とは異なり、かかる先端部にはS極が誘起される。
これにより、磁界発生部材57と現像ローラ25との間に磁力が集中する一方、規制ブレード30と第1S極27aとの間に反発磁界が形成されるため、規制ブレード30と現像ローラ25との間に発生する磁界が弱くなる。従って、規制ブレード30の先端部に集中していた第1S極27aによる磁力が弱まり、該先端部に対して異物を拘束する(付着させる)磁気拘束力が弱まる。よって、磁界発生部材57と共に軸方向に沿って移動する清掃板53で掻き取ることにより、規制ブレード30の先端に付着した異物を容易に除去することができる。
上記の通り、軸方向に移動可能な清掃部材50に、第1S極27aとは逆極性を有する磁界発生部材57を、磁性体から成る規制ブレード30と近接して配置したため、清掃部材50を軸方向に移動させることにより、規制ブレード30の先端の異物を磁気拘束力を受けることなく除去することができる。これにより、現像ローラ25上に均一なトナー薄層43を形成することができるため、感光体ドラム1上の静電潜像を精度良く現像することが可能となる。
また、異物を除去するために硬い清掃板を用いたり、規制ブレード30に対して強く押し付けたりする必要がないため、規制ブレード30や現像ローラ25の損傷を防止することがない。また、清掃部材50を何度も往復移動させて清掃回数を増加させることもできる。従って、良好な画像形成を行うと共に、現像装置4の長寿命化を図ることもできる。
また、本実施形態では、前壁部20cの外側面20cbに、軸方向に沿って案内溝20ccを形成し、清掃部材50に、支持部51と、該支持部51の下端部から突設され規制ブレード30の先端部と当接する清掃板53と、支持部51において清掃板53よりも上方から案内溝20ccに嵌合可能に突設され案内溝20ccに案内される突起部55と、を設け、磁界発生部材57を、支持部51において突起部55の下方に、清掃板53と上方から近接して配置したため、清掃部材50を軸方向に沿って確実に移動させることが可能となる。
また、磁界発生部材57を規制ブレード30と確実に近接させた状態で清掃部材50を軸方向に移動させることができる。これにより、現像ローラ25と規制ブレード30との間に存在する異物を安定して効率的に除去することができる。しかし、清掃部材50の構成や形状等は、特に限定されるものではなく、装置構成等応じて適宜設定することができる。例えばその他、支持部51に、突起部55の代わりに凹部を形成し、外側面20cbに、軸方向に延び当該凹部が係合可能な係合突起を設けることもできる。
なお、磁界発生部材57の磁力は、規制ブレード30と現像ローラ25との間の磁界を弱めて規制ブレード30の先端部の異物を清掃板53によって掻き取ることができるように、現像ローラ25の第1S極27aの磁力や、規制ギャップGの間隔や、その他の装置構成等に応じて適宜設定することができる。
図8は、本発明の第2実施形態に係る現像装置において現像ローラ、規制ブレード及び清掃部材の間に発生する磁界を模式的に示す図である。また、図9は、本実施形態に係る現像装置において軸方向に対し清掃部材が配置されない位置周辺における現像ローラと規制ブレードの間に発生する磁界を模式的に示す図であり、図10は、軸方向に対し清掃部材が対向する位置周辺における現像ローラ、規制ブレード及び清掃ブレードの間に発生する磁界を模式的に示す図である。なお。図10では、清掃板53を省略して示し、図8〜図10では、磁力線を破線で示し、誘起された極性を破線丸印で囲んで示す。また、図6と共通する部分には共通する符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図8に示すように、規制ブレード30として、磁性体から成る第1ブレード(第1の板状部材)31と、現像ローラ25の第1S極27aとは同極性のS極から成る永久磁石から形成された第2ブレード(第2の板状部材)32とを貼り合わせた、二層構造(積層構造)の規制ブレード30を用いることとした。第2ブレード32は、第1ブレード31の長手方向と略同一の長さを有し、第1ブレード31における現像ローラ25の回転方向(図8の反時計方向)に対し上流側(図の右側)面に接着されている。
また、清掃部材50が軸方向に移動すると、第1ブレード31における現像ローラ25の回転方向下流側(図の左側)面に対して磁界発生部材57が近接して移動するようになっている。また、磁界発生部材57及び第2ブレード32の磁極は、第1ブレード31の先端部において、磁界発生部材57による磁力の方が、第2ブレード32による磁力よりも大きくなるように設定されている。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
このように、規制ブレード30にS極から成る第2ブレード32を設けたため、軸方向において清掃部材50が対向する位置周辺以外では、規制ブレード30に磁界発生部材57が近接していない。このため、図9に示すように、第1ブレード31の先端部には、これと当接する第2ブレード32によってN極が誘起される。
これにより、画像形成(現像)時には、第1ブレード31の先端部において、現像ローラ25の第1S極27aのみならず、第2ブレード32によってもN極が誘起されるため、第1ブレード31と現像ローラ25との間に、より強い磁界を発生させることができる。従って、第1ブレード31と現像ローラ25との間で、トナー鎖を現像ローラ25からより確実に立ち上がらせて、現像ローラ25上のトナー薄層43(図3参照)の層厚をより安定して規制することができる。
しかし、このように磁気拘束力が大きくなると、現像性を向上させることができる反面、磁気拘束力が大きくなる分だけ、異物を規制ブレード30から除去し難くなる。そこで、本実施形態では、清掃部材50を軸方向に移動する際、第1ブレード31に対して磁界発生部材57を近接させることとした。
これにより、図10に示すように、軸方向に対し清掃部材50が対向する位置周辺では、磁界発生部材57と現像ローラ25の第1S極27aとの間に磁界が発生する。また、第1ブレード31には、磁界発生部材57が現像ローラ25の回転方向下流側に近接するため、第1ブレード31の先端部において回転方向下流側にはS極が誘起される。また、かかる先端部の回転方向上流側には、上記の通り第2ブレード32が当接するため、N極が誘起される。
これにより、第1ブレード31の下流側と磁界発生部材57との間、及び、第1ブレード31の上流側と第2ブレード32との間に磁界が発生する。その結果、現像ローラ25の周方向において、磁界発生部材57と現像ローラ25との間では磁界が発生し、第1ブレード31と現像ローラ25との間では磁界が弱められる。また、第2ブレード32と現像ローラ25の第1S極27aとは逆極性であるため、これらの間には反発磁界が発生する。
従って、このように磁気拘束力が強い場合であっても、清掃部材50を軸方向に移動させると、規制ブレード30と現像ローラ25との間での磁界の発生を抑制し、規制ブレード30の先端部に対して異物を拘束する磁気拘束力が弱まる。これにより、磁気発生部材57と共に移動する清掃板53で掻き取ることにより、規制ブレード30の先端部に付着した異物を除去することができる。よって、規制ブレード30と現像ローラ25との間に存在する異物の除去性能を向上させることができる。
図11は、磁界発生部材の磁力を図10に示す場合よりも大きくしたときの、現像ローラ、規制ブレード及び清掃部材との間に発生する磁界を模式的に示す図である。なお、図11において磁力線を破線で示し、誘起された極性を破線丸印で囲んで示す。
本実施形態において、規制ブレード30の先端部における、磁界発生部材57により発生する磁力を図10よりも大きくすると、図11に示すように、磁界発生部材57と現像ローラ25との間、及び、磁界発生部材57と第1ブレード31の下流側との間の磁界をさらに強くすることができる。これにより、規制ブレード30と現像ローラ25との間に発生する磁界を一層抑制することができるため、規制ブレード30の先端部に付着した異物を、より一層除去することができる。
上記した通り、本実施形態により、規制ブレード30を、第1ブレード31と第2ブレード32との積層構造から構成することによって、現像時には、トナー41に及ぼす磁気拘束力を強くしてトナー量をより安定して規制することができ、清掃時には、異物に及ぼす磁気拘束力を弱めて異物の除去性能を向上させることができる。
なお、本実施形態では、規制ブレード30を2層構造としたが、現像ローラ25の回転方向最下流側に磁性体を有する第1ブレード31が配置され、かかる第1ブレード31に磁界発生部材57が近接可能であれば、3枚以上のブレード材を貼り合わせた多層構造の規制ブレードにも全く同様に適用することができる。また、多層構造の規制ブレードの場合には、規制ブレードと現像ローラ25との間の磁界発生の抑制状態等に応じて、その組み合わせを適宜設定することができる。
また、本実施形態では、規制ブレード30の先端部において、磁界発生部材57により発生する磁力の方が、第2ブレード32により発生する磁力よりも大きくしたため、規制ブレード30と現像ローラ25との間での磁界の発生を、より抑制することができる。また、磁界発生部材57の磁力を大きくする程、規制ブレード30と現像ローラ25との間での磁界の発生をさらに抑制することができるため、規制ブレード30の先端部の異物の除去性能をより向上させることができる。
しかし、磁界発生部材57及び第2ブレード32が規制ブレード30の先端部に発生させる磁力の大きさは、規制ブレード30と現像ローラ25と間の磁界の発生を抑制し、清掃板53により規制ブレード30の先端部に付着した異物を除去可能であれば、特に限定されるものではなく、装置構成等に応じて適宜設定することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態で示した、規制ギャップGの間隔や、清掃板53の厚み等は、特に限定されるものではなく、現像状態等に応じて適宜設定することができる。
また、上記実施形態では、規制極を第1S極27aとしたが、その他、規制極をN極、磁界発生部材57をS極、第2ブレード32をN極とすることもできる。また、マグネットローラ27の極構成は、上記実施形態に特に限定されるものではなく、装置構成等に応じて適宜設定することができる。
また、ここでは本発明の現像装置として、図2に示したような磁性一成分現像剤を用いる現像装置について説明したが、これに限定されるものではなく、例えばトナー成分とキャリアとから成る二成分現像剤を用いる現像装置を用い、清掃部材50によって、現像ローラ上の磁気ブラシを規制する規制ブレードを清掃することもできる。
本発明は、規制部材が、少なくとも磁性体から成る第1の板状部材を回転方向最下流側に有し、清掃部材が、支持壁の規制部材とは反対側面に沿って規制部材の先端部と当接しながら現像剤担持体の軸方向に移動可能であり、且つ、清掃部材に、先端部と近接して配置され規制極とは逆極性を有する磁界発生部材が設けられたものである。
これにより、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を磁気拘束力の影響を受けることなく除去することが可能となるため、現像剤担持体上に均一な現像剤層を形成でき、像担持体上に形成された静電潜像に対して精度良く正確に現像を行うことが可能となると共に、現像装置の長寿命化を図ることもできる。
また、反対側面に、軸方向に沿って案内部を形成し、清掃部材に、支持部と、該支持部の下端部から突設され先端部と当接する清掃板と、支持部において清掃板よりも上方から案内部に係合可能に突設され、案内部に案内される突起部と、を設け、磁界発生部材を、支持部において突起部の下方に、清掃板と上方から近接して配置することによって、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を安定して効率的に除去することができる。
また、規制部材を、第1の板状部材と、該第1の板状部材に対し回転方向上流側に配置され規制極とは同極性を有する第2の板状部材と、の積層構造から構成することによって、現像時には現像剤の磁気拘束力を強くして現像剤量を安定して規制すると共に、清掃時には、現像剤担持体と規制部材との間に存在する異物の除去性能を向上させることができる。
また、先端部において磁界発生部材により発生する磁力の方が、第2の板状部材により発生する磁力よりも大きくすることによって、規制部材と現像剤担持体との間での磁界の発生をさらに抑制することができる。また、上記現像装置を備えた画像形成装置とすることによって、規制部材と現像剤担持体との間に存在する異物を十分に除去することができるため、高品質な画像を形成することができる。
1 感光体ドラム(像担持体)
4 現像装置
20 ケーシング(現像容器)
20c 前壁部(支持壁)
20ca 内側面(現像剤担持体の回転方向上流側面)
20cb 外側面(反対側面)
20cc 案内溝(案内部)
25 現像ローラ(現像剤担持体)
27 マグネットローラ
27a 第1S極(規制極)
30 規制ブレード(規制部材)
31 第1ブレード(第1の板状部材)
32 第2ブレード(第2の板状部材)
50 清掃部材
51 支持部
53 清掃板
55 突起部(突出部)
57 磁界発生部材
100 画像形成装置
G 規制ギャップ

Claims (5)

  1. 現像容器に、像担持体と対向配置される現像剤担持体と、
    前記現像容器に設けられた支持壁における前記現像剤担持体の回転方向上流側面から、前記現像剤担持体に対して所定の隙間を隔てて対向するように突設され、前記現像剤担持体上の現像剤量を規制する規制部材と、
    前記現像剤担持体に内包され、前記規制部材と対向配置された規制極を含む複数の磁極と、
    前記規制部材を清掃する清掃部材と、を備えた現像装置であって、
    前記規制部材は、少なくとも磁性体から成る第1の板状部材を前記回転方向最下流側に有しており、
    前記清掃部材は、前記支持壁の前記規制部材とは反対側面に沿って前記規制部材の先端部と当接しながら前記現像剤担持体の軸方向に移動可能であり、且つ、
    前記清掃部材には、前記先端部と近接して配置され前記規制極とは逆極性を有する磁界発生部材が設けられたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記反対側面には、前記軸方向に沿って案内部が形成され、
    前記清掃部材には、支持部と、該支持部の下端部から突設され前記先端部と当接する清掃板と、前記支持部において前記清掃板よりも上方から前記案内部に係合可能に突設され、前記案内部に案内される突起部と、が設けられ、
    前記磁界発生部材は、前記支持部において前記突起部の下方に、前記清掃板と上方から近接して配置されることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記規制部材は、前記第1の板状部材と、該第1の板状部材に対し前記回転方向上流側に配置され前記規制極とは同極性を有する第2の板状部材と、の積層構造から成ることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記先端部において前記磁界発生部材により発生する磁力の方が、前記第2の板状部材により発生する磁力よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
JP2009266295A 2009-11-24 2009-11-24 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 Pending JP2011112696A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266295A JP2011112696A (ja) 2009-11-24 2009-11-24 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266295A JP2011112696A (ja) 2009-11-24 2009-11-24 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011112696A true JP2011112696A (ja) 2011-06-09

Family

ID=44235107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009266295A Pending JP2011112696A (ja) 2009-11-24 2009-11-24 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011112696A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158649A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
US9360794B2 (en) * 2014-01-15 2016-06-07 Kyocera Document Solutions Inc. Developing device and image forming device provided with same
JP2017116597A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011158649A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
US9360794B2 (en) * 2014-01-15 2016-06-07 Kyocera Document Solutions Inc. Developing device and image forming device provided with same
JP2017116597A (ja) * 2015-12-21 2017-06-29 コニカミノルタ株式会社 現像装置および画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017142341A (ja) 攪拌搬送部材及び現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2006301604A (ja) トナー搬送装置、現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2011112696A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2009300755A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6780253B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2015087736A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP5659688B2 (ja) 画像形成装置
JP5277125B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP4785554B2 (ja) 現像装置,画像形成装置
JP2008046534A (ja) トナー搬送装置、現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4713247B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP6365448B2 (ja) 現像装置および画像形成装置
JP5216730B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP2011085777A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5268386B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6237602B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4574284B2 (ja) 現像装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2008250017A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2016177109A (ja) 画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP2016156955A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2011150123A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP6089684B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP2010156907A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2012242405A (ja) 画像形成装置
JP5277124B2 (ja) 現像装置およびそれを備えた画像形成装置