JP2011111733A - ドーム構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドーム構造に作用する変位・応力を制御することが可能な合理的な構造システムを実現することができる。
【解決手段】梁材11、11、…と、外周側端部12aが梁材11と柱材との第1交点P1とに連結されるとともに、内周側端部12bが構造物の中心軸線Oと第1交点P1の間に位置する第1ストリング12と、第1ストリング12の内周側端部12b同士を連結する第2ストリング13と、梁材11の前記中心軸線Oと梁端11aとの間の第3交点P3および第1ストリング12の内周側端部12bと第2ストリング13との第2交点P2を連結する束材14と、梁材11の前記中心軸線Oから梁端11aまでの間の中間部同士を連結する内周リング梁16とを備え、第1ストリング12と第2ストリング13とには、梁材11の曲げモーメントを最小とするように張力算定手法に基づいて算出された最適張力が導入された構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、多目的ドームやアリーナ等の構造物の屋根架構に採用されるドーム構造に関する。
従来、多目的ドームやアリーナ等の構造物の屋根架構として、サスペンション・ケーブルや2ヒンジ・アーチなどの形態抵抗性を利用して、圧縮力を受ける梁と束材と引張を受けるストリングとにより構成される張弦梁構造が知られている。このような張弦梁構造では、とくに水平状、円弧状の梁に対してストリング引張材(ストリング)が下方に配置されている方が力学的に有利である。
ところで、ドーム形状は、一般には球形の一部をいうことが多いが、放物線を軸回りに回転させたり円弧や放物線を軸をずらして回転させて形成される尖頭形の回転体などを示すこともある。従来は、連続体のコンクリートシェルによりドームを作っていたが、型枠など生産性の課題により、近年では鉄骨や集成材などにより、球面を分割して構造物とすることが多くなっている。ドーム構造に代表されるシェル形状の構造物の特徴は、外周の支持条件をピン支持としたり、外周に剛なテンション・リングを配置することにより、曲げモーメントの発生が少ない膜応力状態とすることができ、板厚を薄くできたり、鉄骨成を小さくできたりする合理的な構造システムとして知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3513734号公報
しかしながら、従来のドーム構造では、以下のような問題があった。
すなわち、上述したような特徴から、板厚方向の曲げ剛性が小さく、全体、部分、個材座屈の発生の可能性があった。さらに、スパンに対してライズが小さい扁平なドーム構造では、テンションリングの軸力が過大になるうえ、膜応力状態が崩れ、曲げモーメントが大きく発生して、合理性が保てないといった問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ドーム構造に作用する変位・応力を制御することが可能な合理的な構造システムを実現することができるドーム構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るドーム構造では、構造物の柱材に設けられた屋根架構を構成し、平面視で放射状に梁材を配したドーム構造であって、構造物の中心を通る放射方向に延在する複数の梁材と、これら梁材の下方の位置で長さ方向を放射方向に向けて梁材と同方向に配置され、一端が梁材と柱材との第1交点とに連結されるとともに、他端が平面視で構造物の中心と第1交点の間に位置する第1ストリングと、複数の第1ストリングの他端同士を連結する第2ストリングと、梁材の構造物の中心と梁端との間の任意の位置および第1ストリングの他端と第2ストリングとの第2交点を連結する束材と、梁材の中心から梁端までの間の中間部同士を連結する内周リング梁とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係るドーム構造では、第1ストリングと第2ストリングとには、梁材の曲げモーメントを最小とするように張力算定手法に基づいて算出された最適張力が導入されていることが好ましい。
また、本発明に係るドーム構造では、張力算定手法は、(1)式〜(3)式の連立方程式より、式中の係数αを設定することで、第1ストリングの第1張力α・PS1と、第2ストリングの第2張力α・PS2とを求める算定方法であることが好ましい。
Figure 2011111733
また、本発明に係るドーム構造では、張力算定手法は、(4)式〜(8)式の連立方程式より、式中の係数αを設定することで、第1ストリングの第1張力α・PS1と、第2ストリングの第2張力α・PS2とを求める算定方法であってもよい。
Figure 2011111733
また、本発明に係るドーム構造では、構造物の柱材に設けられた屋根架構を構成し、平面視で放射状に梁材を配したドーム構造であって、構造物の中心を通る放射方向に延在する複数の梁材と、これら梁材の下方の位置で長さ方向を放射方向に向けて梁材と同方向に配置され、一端が梁材と柱材との第1交点とに連結されるとともに、他端が平面視で構造物の中心と第1交点の間に位置する第1ストリングと、複数の第1ストリングの他端同士を連結する第2ストリングと、梁材の構造物の中心と梁端との間の任意の位置および第1ストリングの他端と第2ストリングとの第2交点を連結する束材と、梁材の中心から梁端までの間の中間部同士を連結する内周リング梁と、内周リング梁の中間所定位置下方に第2の束材を設け、内周リング梁の両端間と第2の束材下端にわたって連結する第3ストリングとを備えることを特徴としている。
また、本発明に係るドーム構造では、第1ストリング、第2ストリング、および第3ストリングには、梁材の曲げモーメントを最小とするように張力算定手法に基づいて算出された最適張力が導入されていることが好ましい。
また、本発明に係るドーム構造では、張力算定手法は、(9)式〜(14)式の連立方程式より、式中の係数α、βを設定することで、第1ストリングの第1張力α・PS1と、第2ストリングの第2張力α・PS2と、第3ストリングの第3張力β・PS3とを求める算定方法であることが好ましい。
Figure 2011111733
また、本発明に係るドーム構造では、張力算定手法は、(15)式〜(22)式の連立方程式より、式中の係数α、βを設定することで、第1ストリングの第1張力PS1と、第2ストリングの第2張力PS2と、第3ストリングの第3張力β・PS3とを求める算定方法であってもよい。
Figure 2011111733
本発明では、第1ストリングおよび第2ストリングがそれぞれ引張材として機能するため、それら第1ストリングおよび第2ストリングに適当な張力を付与することで、束材を介して上方への反力を付与することができ、構造全体として自己釣り合い型の架構となり、屋根架構を支持する下部構造に水平反力が生じることがない構造となっている。すなわち、第2ストリングは、第1ストリングの他端(内周側端部)を挟んだ両側がそれぞれ第1ストリングの延在方向に対して鈍角に交わって配置されているので、半径方向に配される各第1ストリングに張力を導入することで、第1ストリングに作用する張力が第2ストリングに分散されることになる。このとき、第1ストリングと第2ストリングにより構成されるストリング構造体には、中心を通って直径方向に延びる従来のストリング構造の曲げモーメントと同様に上向きの曲げモーメントが作用する。つまり、ストリング構造全体に作用する緊張力によって束材を介して梁材に上向きの力を与えることができる。
そして、逆に、第2ストリングに作用する張力が分かれば、第1ストリングの張力も決まることになる。
また、ストリングに導入される張力は、張力算出手法に基づいて算出された最適張力となることから、屋根部材の曲げモーメント、軸力および鉛直変位を小さくすることができ、ドーム構造に作用する応力と変位の制御を行うことができる。そのため、ストリング構造体の上部に位置する梁材の自重による下向きの曲げモーメントとストリング構造体全体に作用する上向きの曲げモーメントとをバランスさせることが可能となる。
さらに、屋根構面が完成した時点、つまり鉄骨建て方、全ての部材の接合部の本締めが終わった後にストリングへの張力導入を行うことから、施工効率が向上するうえ、施工途中に特定の部材の仮締め、本締めを行わずに済むことから、管理が容易になるという効果を奏する。
本発明のドーム構造によれば、張力算定手法に基づいて算出した最適張力をストリングへ導入することで、屋根部材の曲げモーメント、軸力および鉛直変位を小さくすることができることから、ドーム構造に作用する変位・応力を制御することが可能な合理的な構造システムを実現することができる。また、ドーム構造の座屈耐力も向上させることが可能となる利点がある。
本発明の第1の実施の形態によるドーム構造を備えた構造物を示す側面図である。 図1に示すドーム構造の斜視図である。 (a)、(b)はストリングに導入する最適張力の張力算出手法を説明する図である。 変形例によるドーム構造の構成を示す斜視図であって、図2に対応する図。 第2の実施の形態によるストリングに導入する最適張力の張力算出手法を説明する図である。 (a)〜(d)は実施例によるドーム構造の応力・変位を示す図である。 (a)〜(d)は比較例によるドーム構造の応力・変位を示す図である。 (a)、(b)は第3の実施の形態によるストリングに導入する最適張力の張力算出手法を説明する図である。 同じく第3の実施の形態によるストリングに導入する最適張力の張力算出手法を説明する図である。 (a)、(b)は第4の実施の形態によるストリングに導入する最適張力の張力算出手法を説明する図である。 (a)、(b)は同じく第4の実施の形態によるストリングに導入する最適張力の張力算出手法を説明する図である。
以下、本発明の第1の実施の形態によるドーム構造について、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1の符号1は、多目的ドームやアリーナ等に採用され、平面視で放射型に梁材11を配した立体張弦梁構造をなすドーム構造10を備えた本第1の実施の形態の構造物を示している。
ここで、構造物1の平面視中心を通る鉛直方向の軸線を中心軸線Oとして以下説明する。
図1および図2に示すように、ドーム構造10は、平面視形状が矩形状をなし、基礎3上で構造物1の平面視で外殻部に立設された柱2の上端2aにピン接合或いは剛接合により固定されて下方より支持され、引張材(後述する第1ストリング12、第2ストリング13)に張力を導入することにより、梁材11に上方向の反力を付与し、これにより断面剛性の高い屋根架構を構成するアーチ状の構造体をなしている。
具体的にドーム構造10は、構造物1の中心軸線Oを通るとともにその中心軸線Oを中心とした放射方向に延在する複数の梁材11、11、…と、各梁材11の下方の位置で長さ方向を前記中心軸線Oに対して放射方向に向けて梁材11と同方向に配置され、一端(外周側端部12a)が梁材11と柱材2との第1交点P1とに連結されるとともに、他端(内周側端部12b)が平面視で構造物1の中心軸線Oと第1交点P1の間に位置する第1ストリング12と、複数の第1ストリング12の内周側端部12b同士を連結する第2ストリング13と、対角線方向に配置される梁材11(図2に示す符号11A)における構造物1の中心軸線Oと梁端11aとの間の任意の位置(第3交点P3)および第1ストリング12の内周側端部12bと第2ストリング13との第2交点P2を連結する束材14とを備え、第1ストリング12と第2ストリング13とが緊張された構成となっている。
梁材11は、凸曲部を上方に向けた状態で梁端11a、11aを図1に示す柱材2の上端2aに固定させ、それぞれの梁材11の中心部同士を構造物1の中心軸線Oの位置で交差させている。
第1ストリング12は、構造物1の中心軸線Oと第1交点P1との間の任意の位置に内周側端部12bを配置させた長さ寸法をなし、外周側端部12aが梁材11の外周側の梁端11aに固定され、内周側端部12bが第2ストリング13と束材14の下端とに連結される第2交点P2を形成している。
第2ストリング13は、複数の第1ストリング12、12、…のそれぞれの内周側端部12b同士をリング状(ここでは、ドーム構造10の外殻をなす矩形状とほぼ相似形状の矩形状)に連結し、構造物1の中心軸線Oを中心とした周方向に延在している。
束材14は、第1ストリング12の内周側端部12bと、梁材11の前記第3交点P3(ここでは、梁材11の構造物1の中心軸線Oから梁端11aまでの間の略1/2の長さ寸法)とを連結し、鉛直方向に作用する圧縮材として機能する。
さらに、図2に示すように、本ドーム構造10には、平面視矩形状の外殻に沿って外周リング梁15が設けられるとともに、梁材11の中心軸線Oから梁端11aまでの略中間部11c、11c同士を連結する内周リング梁16が設けられ、さらにまたこれら梁材11および内周リング梁16により構成される屋根面内に水平ブレース17が配設されている。外周リング梁15は、頂点が対角線上に配置される梁材11、11の両端部に連結している。
次に、上述のように構成されるドーム構造10の作用について説明する。
本ドーム構造10では、第2ストリング13が第1ストリング12の内周側端部12b(第2交点P2)を挟んだ両側がそれぞれ第1ストリング12の延在方向に対して鈍角に交わって配置されているので、半径方向に配される各第1ストリング12に張力を導入することで、第1ストリング12に作用する張力が第2ストリング13に分散されその合力が生じることになる。このとき、第1ストリング12と第2ストリング13により構成されるストリング構造体には、中心軸線Oを通って直径方向に延びる従来のストリング構造の曲げモーメントと同様に上向きの曲げモーメントが作用する。つまり、ストリング構造全体に作用する緊張力によって束材14を介して梁材11に上向きの力を与えることができる。
そのため、ストリング構造体の上部に位置する梁材11の自重による下向きの曲げモーメントと、前記ストリング構造体全体に作用する上向きの曲げモーメントとがバランスされることになり、第2ストリング13を周方向に配置した場合であっても、従来のストリング構造と同様に梁材11の応力と変位の制御を行うことができる。
また、内周リング梁16や水平ブレース17が屋根面に配置されて主架構として機能するので、第1ストリング12と第2ストリング13とを緊張することで、屋根面全体の応力、変位制御を行うことができる。
つまり、本ドーム構造10においては、第1ストリング12および第2ストリング13がそれぞれ引張材として機能するため、それら第1ストリング12および第2ストリング13に適当な張力を付与することで、束材14を介して上方への反力を付与することができ、構造全体として自己釣り合い型の架構となり、屋根架構を支持する下部構造に水平反力が生じないようになっている。
また、本ドーム構造10では、屋根構面が完成した時点、つまり鉄骨建て方、全ての部材の接合部の本締めが終わった後にストリング12、13への張力導入を行うことから、施工効率が向上するうえ、施工途中に特定の部材の仮締め、本締めを行わずに済むことから、管理が容易になるという効果を奏する。
次に、上述したドーム構造10に適用される最適張力の算定方法について詳細に説明する。
図2に示す第1ストリング12と第2ストリング13とに導入される張力の算定方法は、張力算定手法により算定される。つまり、支配的荷重である自重(後述するドーム構造10の固定荷重DL)を対象として最適張力を求める方法であり、図2に示す外周リング梁15との端部接合条件がピン接合の場合において、梁材11の曲げモーメントが最小となるように導入張力を設定する。
ここで、図3において、梁材11の構造物1の中心側(中心軸線O側)の曲げモーメントを符号M1、梁材11の束材14上部(図2に示す第3交点P3に相当)の曲げモーメントを符号M2、そして梁材11の外周側端部11aにおける曲げモーメントを符号M3とする。また、ドーム構造10の固定荷重をDLとし、第1ストリング12に導入される張力(第1張力)の仮定値をPS1とし、第1張力の仮定値PS1により生じる第2ストリング13の張力(第2張力)をPS2とする。
さらに、図3は、ドーム構造10の一部を示しており、(a)はドーム構造10の固定荷重DLによる曲げモーメントを示す第1モデルA、(b)は第1ストリング12に第1張力の仮定値PS1を導入した時の曲げモーメントを示す第2モデルBを表している。
そして、上述した各曲げモーメントM1、M2の関係は、(1)式〜(3)式によって表される。
具体的に張力算定手法では、図3(a)、(b)に示す各モデルA、Bにおいて、梁材11の曲げモーメント(M1、M2)が(1)式および(2)式を満足するようにα・PS1と、α・PS2とを設定する。つまり、(1)式〜(3)式の連立方程式を解き、式中の係数αを算出して最適な第1ストリングの第1張力α・PS1と、第2ストリングの張力α・PS2とを求め、これによりドーム構造10に作用する曲げモーメントを低減することができる。
Figure 2011111733
このように最適張力を算定することで、梁材11の曲げ応力度を最小にし、曲げモーメントの最大値を均等化させることができ、同一部材を合理的に使用することができる。
上述のように本第1の実施の形態によるドーム構造では、張力算定手法に基づいて算出した最適張力を第1ストリング12および第2ストリング13へ導入することで、屋根部材の曲げモーメント、軸力および鉛直変位を小さくすることができることから、ドーム構造10に作用する変位・応力を制御することが可能な合理的な構造システムを実現することができる。また、ドーム構造10の座屈耐力も向上させることが可能となる利点がある。
次に、本発明の他の実施の形態および変形例について図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、異なる構成について説明する。
図4に示すように、変形例によるドーム構造20は、平面視形状が円形をなすものであり、構造物の中心軸線Oを通る放射方向に延在する複数の梁材21、21、…と、各梁材21の下方の位置で長さ方向を放射方向に向けて梁材21と同方向に配置され、一端(外周側端部22a)が梁材21と柱材22との第1交点P1とに連結されるとともに、他端(内周側端部22b)が平面視で構造物1の中心軸線Oと第1交点P1の間に位置する第1ストリング22と、複数の第1ストリング22の内周側端部22b同士を連結する第2ストリング23と、梁材21の構造物の中心軸線Oと梁端21aとの間の任意の位置(第3交点P3)および第1ストリング22の内周側端部22bと第2ストリング23との第2交点P2を連結する束材24とを備え、第1ストリング22と第2ストリング23とが緊張された構成となっている。
また、ドーム構造20には、第1交点P1同士を連結する外周リング梁25と、第3交点P3同士を連結する内周リング梁26と、外周リング梁25および内周リング梁26の間の位置に配置される中間リング梁27と、外周リング梁25、内周リング梁26、および中間リング梁27によって囲まれる面内に設けられる水平ブレース28とを備えた構成となっている。
本変形例によるドーム構造20においても、上述した第1の実施の形態と同様に張力算定手法に基づいて算出した最適張力を第1ストリング22および第2ストリング23へ導入することができるので、屋根部材の曲げモーメント、軸力および鉛直変位を小さくすることができ、ドーム構造20に作用する変位・応力を制御することが可能な合理的な構造システムを実現することができる。
次に、第2の実施の形態による最適張力の算定方法について説明する。
図5(a)に示すように、第2の実施の形態によるドーム構造は、上述した第1の実施の形態のドーム構造10に加えて、内周リング梁16の中間所定位置下方に束材18(第2の束材に相当)を設け、内周リング梁16の両端間と前記束材18の下端にわたって連結する第3ストリング19を備えた構造になっている。
この場合において、第1ストリング12と第2ストリング13とに導入される張力の算定方法は、張力算定手法により算定される。本張力算定手法においても、支配的荷重である自重(固定荷重DL)を対象として最適張力を求める方法であり、外周リング梁15との端部接合条件がピン接合の場合において、梁材11の曲げモーメントが最小となるように導入張力を設定する。
ここで、図5(a)〜(c)において、梁材11の構造物1の中心側(中心軸線O側)の曲げモーメントを符号M1、梁材11の束材14上部(図2に示す第3交点P3に相当)の曲げモーメントを符号M2、内周リング梁16の中央部(長さ方向の中間位置)の曲げモーメントを符号M1´、内周リング梁16の支持点間の中間部の最大曲げモーメントを符号M2´、そして梁材11の外周側端部11aにおける曲げモーメントを符号M3とする。また、ドーム構造10の固定荷重をDLとし、第1ストリング12に導入される張力(第1張力)の仮定値をPS1とし、第1張力の仮定値PS1により生じる第2ストリング13の張力(第2張力)をPS2とする。第3ストリングに導入される張力(第3張力)の仮定値をPS3とする。
さらに、図5は、ドーム構造10の一部を示しており、(a)はドーム構造10の固定荷重DLによる曲げモーメントを示す第1モデルA、(b)は第1ストリング12に第1張力の仮定値PS1を導入した時の曲げモーメントを示す第2モデルB、(c)は第3ストリング19に第3張力の仮定値PS3を導入した時の曲げモーメントを示す第3モデルCを表している。
そして、上述した各曲げモーメントM1、M2、M1´、M2´の関係は、(9)式〜(14)式によって表される。
具体的に張力算定手法では、図5(a)〜(c)に示す各モデルA〜Cにおいて、梁材11の曲げモーメント(M1、M2、M1´、M2´)が(9)式および(10)式を満足するようにα・PS1と、β・PS3とを設定する。つまり、(9)式〜(14)式の連立方程式を解き、式中の係数α、βを算出して最適な第1ストリングの第1張力α・PS1と、第2ストリングの張力α・PS2と、第3ストリングの第3張力β・PS3とを求め、これによりドーム構造10に作用する曲げモーメントを低減することができる。
Figure 2011111733
このように張力算定手法に基づいて算出した最適張力を第1ストリング12あるいは第2ストリング13、および第3ストリング19へ導入することで、梁材11の曲げ応力度を最小にし、曲げモーメントの最大値を均等化させることができ、同一部材を合理的に使用することができる。
次に、上述した実施の形態によるドーム構造の効果を裏付けるため、上述した算出方法を用いて張力を導入した実施例について以下説明する。
本実施例では、上述した第2の実施の形態によるドーム構造において、上記張力算定手法により算出した最適張力を第1ストリングST1あるいは第2ストリングST2、および第3ストリングST3とに導入した実施例(図6)と、第1ストリングST1と第2ストリングST2と第3ストリングST3とを備えていない比較例(図7)について、それぞれ梁材、外周リング梁、水平ブレース等の鉛直支持部材の断面に対する支配的荷重である自重(ドーム構造の固定荷重)を対象とし、各部における応力、変位を確認した。ここで、ドーム構造の屋根の寸法は、スパン(縦横の長さ寸法)が47m×47mであり、高さ寸法(ライズ)が3.1mである。
すなわち、実施例と比較例のそれぞれにおいて、中央鉛直変位、梁材と外周リング梁の軸力、および梁材の曲げモーメントの項目について比較した。このときのドーム構造の固定荷重(上述した図3に示すDLに相当)は、1.3kN/mである。
なお、図6(b)〜(d)は図6(a)に示すR1の領域を示し、図7(b)〜(d)は図7(a)に示すR0の領域を示している。
図6に示す実施例では、ドーム構造を構成する各部材として、梁材にSN90、HY−1000mm×300mm×16mm×28mmの高張力鋼を使用し、内外周リング梁にH−700mm×300mm×13mm×24mmの鋼材を使用し、小梁(水平ブレース材)にH−600mm×200mm〜346mm×174mmの鋼材を使用し、束材にP−φ190.7mm×5.3mmを使用した。
また、本実施例では、内周リング梁が大きくなるので、図6(a)の符号ST3に示す第3ストリングを配置している。この第3ストリングST3は、内周リング梁のスパンが大きいときに応力、変位を制御できる点で効果的であるが、これも張弦ドーム構造との併用とする構造が可能である。なお、ドームタイプように、内周リング梁のスパンが小さいときには、省略することが可能である。つまり、実施例のドーム構造は、下弦面に第1ストリングST1、第2ストリングST2、第3ストリングST3を配置し、下弦面の第1ストリングST1および第3ストリングST3に張力を導入した構造となっている。
ここで、各ストリングの部材として、第1ストリングST1にφ90mmの高張力鋼のタイロッドを使用し、第2ストリングST2にφ53mmの構造用ストランドロープを使用し、第3ストリングST3にφ53mm×2本の構造用ストランドロープを使用した。
そして、上述した張力算定手法により算定され、第1ストリングST1、第3ストリングST3に導入する最適張力は、第1ストリングST1が約1200kNであり、第3ストリングST3が約250kNである。
一方、図7に示す比較例では、上述したようにストリングを備えない構造であり、ドーム構造を構成する各部材(梁材、内外周リング梁、小梁、束材)は、図6の実施例と同様である。
先ず、実施例では、図6(b)に示す中央鉛直変位T11が64mmであり、図6(c)に示す梁材の軸力T12が1485kNであり、外周リング梁の軸力T13が246kNであり、図6(d)に示す梁材の曲げモーメントT14が150kN・mとなった。
一方、比較例では、図7(b)に示す中央鉛直変位T01が160mmであり、図7(c)に示す梁材の軸力T02が2356kNであり、外周リング梁の軸力T03が2256kNであり、図7(d)に示す梁材の曲げモーメントT04が1013kN・mとなった。
このような結果により、上述した張力算定手法を用いて最適な張力をストリングに導入した実施例は、ストリングを備えない比較例に比べてドーム構造が受ける応力・変位が小さくなっていることが確認された。
次に、第3の実施の形態では、上述した第1の実施の形態によるドーム構造に適用される最適張力の算定方法とは異なる他の算定方法について説明する。
図8および図9に示す本第3の実施の形態による最適張力の算定方法は、第1の実施の形態と同様に支配的荷重である自重(ドーム構造10の固定荷重DL)を対象として最適張力を求める方法であり、外周リング梁15との端部接合条件が剛接合の場合において、梁材11の曲げモーメントが最小となるように導入張力を設定する。
ここで、図8および図9において、梁材11の構造物1の中心側(中心軸線側)の曲げモーメントを符号M1、梁材11の束材14上部の曲げモーメントを符号M2、そして梁材11の外周側端部11a(図2参照)における曲げモーメントを符号M3とする。また、ドーム構造10の固定荷重をDLとし、剛接合前の固定荷重をDL1とし、剛接合後に加えられる固定荷重をDL2とし、第1ストリング12に導入される張力(第1張力)の仮定値をPS1とし、第1張力PS1の仮定値に生じる第2ストリング13の張力(第2張力)をPS2とする。なお、固定荷重DLは、構造材、屋根材、屋根材の下地、天井材、天井材の下地、設備配管、機器などの荷重である。
さらに、図8および図9は、ドーム構造10の一部を示しており、図8(a)はドーム構造10の固定荷重DLによる曲げモーメントを示す第1モデルA、図8(b)は剛接合後に加えられる固定荷重DL2のときの曲げモーメントを示す第2モデルB、図9は第1ストリング12に第1張力の仮定値SP1を導入した時の曲げモーメントを示す第3モデルCを表している。
そして、上述した各曲げモーメントM1、M2の関係、および固定荷重DLの関係式は、(4)式〜(8)式によって表される。
具体的に張力算定手法では、図8(a)、(b)、および図9に示す各モデルA〜Cにおいて、梁材11の曲げモーメント(M1、M2)が(4)式および(5)式を満足するようにα・PS1と、α・PS2とを設定する。つまり、(4)式〜(8)式の連立方程式を解き、式中の係数αを算出して最適な第1ストリングの第1張力の仮定値PS1と、第2ストリングの張力α・PS2とを求め、これによりドーム構造10に作用する曲げモーメントを低減することができる。
なお、本算定方法にあっては、剛接合前の固定荷重DL1のときに、第1張力の仮定値PS1、第2張力PS2を導入し、外周リング梁15を剛接合とし、残りの剛接合後に加えられる固定荷重DL2を載荷する手順により、外周リング梁15の端部の曲げモーメントが過大にならないように制御している。
Figure 2011111733
このように、第3の実施の形態による算定方法によって最適張力を算定することで、梁材11の曲げ応力度を最小にし、曲げモーメントの最大値を均等化させることができ、同一部材を合理的に使用することができる。
次に、第4の実施の形態では、上述した第2の実施の形態によるドーム構造に適用される最適張力の算定方法とは異なる他の算定方法について説明する。
図10および図11に示す本第4の実施の形態による最適張力の算定方法は、上述した第2の実施の形態と同様に支配的荷重である自重(ドーム構造10の固定荷重DL)を対象として最適張力を求める方法であり、外周リング梁15との端部接合条件が剛接合の場合において、梁材11の曲げモーメントが最小となるように導入張力を設定する。
ここで、図10および図11において、梁材11の構造物1の中心側(中心軸線O側)の曲げモーメントを符号M1、梁材11の束材14上部(図2に示す第3交点P3に相当)の曲げモーメントを符号M2、内周リング梁16の中央部(長さ方向の中間位置)の曲げモーメントを符号M1´、内周リング梁16の支持点間の中間部の最大曲げモーメントを符号M2´、そして梁材11の外周側端部11aにおける曲げモーメントを符号M3とする。また、ドーム構造10の固定荷重をDLとし、剛接合前の固定荷重をDL1とし、剛接合後に加えられる固定荷重をDL2とし、第1ストリング12に導入される張力(第1張力)の仮定値をPS1とし、第1張力PS1の仮定値に生じる第2ストリング13の張力(第2張力)をPS2とし、第3ストリング19に導入される張力(第3張力)の仮定値をする。なお、固定荷重DLは、構造材、屋根材、屋根材の下地、天井材、天井材の下地、設備配管、機器などの荷重である。
さらに、図10および図11は、ドーム構造10の一部を示しており、図10(a)はドーム構造10の固定荷重DLによる曲げモーメントを示す第1モデルA、図10(b)は剛接合後に加えられる固定荷重DL2のときの曲げモーメントを示す第2モデルB、図11(a)は第1ストリング12に第1張力の仮定値SP1を導入した時の曲げモーメントを示す第3モデルC、図11(b)は第3ストリング19に第3張力の仮定値SP3を導入した時の曲げモーメントを示す第4モデルDを表している。
そして、上述した各曲げモーメントM1、M2、M1´、M2´の関係、および固定荷重DLの関係式は、(15)式〜(20)式によって表される。
具体的に張力算定手法では、図10(a)、(b)、および図11(a)、(b)に示す各モデルA〜Dにおいて、梁材11の曲げモーメント(M1、M2、M1´、M2´)が(15)式および(16)式を満足するようにα・PS1と、β・PS3とを設定する。つまり、(15)式〜(22)式の連立方程式を解き、式中の係数α、βを算出して最適な第1ストリングの第1張力の仮定値PS1と、第2ストリングの張力α・PS2と、第3ストリングの張力β・PS3とを求め、これによりドーム構造10に作用する曲げモーメントを低減することができる。
なお、本算定方法にあっては、剛接合前の固定荷重DL1のときに、第1張力の仮定値PS1、第3張力の仮定値PS3を導入し、外周リング梁15を剛接合とし、残りの剛接合後に加えられる固定荷重DL2を載荷する手順により、外周リング梁15の端部の曲げモーメントが過大にならないように制御している。
Figure 2011111733
このように、第4の実施の形態による算定方法によって最適張力を算定することで、梁材11の曲げ応力度を最小にし、曲げモーメントの最大値を均等化させることができ、同一部材を合理的に使用することができる。
以上、本発明によるドーム構造の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、本願発明で対象とするドーム構造は、第1の実施の形態や変形例のようなドーム形状のみならず、凸曲面全てを含む円筒、HPおよび平板などを対象とすることができる。
さらに、梁材、第1ストリング、第2ストリング、第3ストリング、束材等の長さ寸法、配置本数、固定位置などの構成は構造物、ドーム構造の形状、大きさ等に応じて適宜設定することが可能である。
1 構造物
2 柱材
10、20 ドーム構造
11、21 梁材
11a 21a 梁端
12、22 第1ストリング
12a、22a 外周側端部(一端)
12b、22b 内周側端部(他端)
13、23 第2ストリング
14、24 束材
15、25 外周リング梁
16、26 内周リング梁
17、28 水平ブレース
18 束材(第2の束材)
19 第3ストリング
O 構造物1の中心軸線(構造物の中心)
P1 第1交点
P2 第2交点
P3 第3交点

Claims (8)

  1. 構造物の柱材に設けられた屋根架構を構成し、平面視で放射状に梁材を配したドーム構造であって、
    前記構造物の中心を通る放射方向に延在する複数の梁材と、
    これら梁材の下方の位置で長さ方向を前記放射方向に向けて前記梁材と同方向に配置され、一端が前記梁材と前記柱材との第1交点とに連結されるとともに、他端が平面視で前記構造物の中心と前記第1交点の間に位置する第1ストリングと、
    複数の前記第1ストリングの他端同士を連結する第2ストリングと、
    前記梁材の前記構造物の中心と梁端との間の任意の位置および前記第1ストリングの他端と前記第2ストリングとの第2交点を連結する束材と、
    前記梁材の前記中心から梁端までの間の中間部同士を連結する内周リング梁と、
    を備えることを特徴とするドーム構造。
  2. 前記第1ストリングと前記第2ストリングとには、前記梁材の曲げモーメントを最小とするように張力算定手法に基づいて算出された最適張力が導入されていることを特徴とする請求項1に記載のドーム構造。
  3. 前記張力算定手法は、(1)式〜(3)式の連立方程式より、式中の係数αを設定することで、前記第1ストリングの第1張力α・PS1と、前記第2ストリングの第2張力α・PS2とを求める算定方法であることを特徴とする請求項2に記載のドーム構造。
    Figure 2011111733
  4. 前記張力算定手法は、(4)式〜(8)式の連立方程式より、式中の係数αを設定することで、前記第1ストリングの第1張力α・PS1と、前記第2ストリングの第2張力α・PS2とを求める算定方法であることを特徴とする請求項2に記載のドーム構造。
    Figure 2011111733
  5. 構造物の柱材に設けられた屋根架構を構成し、平面視で放射状に梁材を配したドーム構造であって、
    前記構造物の中心を通る放射方向に延在する複数の梁材と、
    これら梁材の下方の位置で長さ方向を前記放射方向に向けて前記梁材と同方向に配置され、一端が前記梁材と前記柱材との第1交点とに連結されるとともに、他端が平面視で前記構造物の中心と前記第1交点の間に位置する第1ストリングと、
    複数の前記第1ストリングの他端同士を連結する第2ストリングと、
    前記梁材の前記構造物の中心と梁端との間の任意の位置および前記第1ストリングの他端と前記第2ストリングとの第2交点を連結する束材と、
    前記梁材の前記中心から梁端までの間の中間部同士を連結する内周リング梁と、
    該内周リング梁の中間所定位置下方に第2の束材を設け、前記内周リング梁の両端間と前記第2の束材下端にわたって連結する第3ストリングと、
    を備えることを特徴とするドーム構造。
  6. 前記第1ストリング、前記第2ストリング、および前記第3ストリングには、前記梁材の曲げモーメントを最小とするように張力算定手法に基づいて算出された最適張力が導入されていることを特徴とする請求項1に記載のドーム構造。
  7. 前記張力算定手法は、(9)式〜(14)式の連立方程式より、式中の係数α、βを設定することで、前記第1ストリングの第1張力α・PS1と、前記第2ストリングの第2張力α・PS2と、前記第3ストリングの第3張力β・PS3とを求める算定方法であることを特徴とする請求項2に記載のドーム構造。
    Figure 2011111733
  8. 前記張力算定手法は、(15)式〜(22)式の連立方程式より、式中の係数α、βを設定することで、前記第1ストリングの第1張力PS1と、前記第2ストリングの第2張力PS2と、前記第3ストリングの第3張力β・PS3とを求める算定方法であることを特徴とする請求項2に記載のドーム構造。
    Figure 2011111733
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