JP2011111017A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 サスペンション機構の簡略化を図り、コスト的に有利で、ひいては、車両の価格を安価に抑えることができ、また、重量の軽減も図れるなどの利点を有する新規なる車両のサスペンション装置を提供する。
【解決手段】 車輪Cを回転自由に支持する車輪支持部材Dと、一端部が車体フレームBに固定されると共に、他端部が車輪支持部材Dの自由端部に取り付けられる板バネ装置Eとを備え、板バネ装置Eの車輪支持部材Dとの取付部が上下方向に動作して、板バネ装置Eが弾性変形して撓む構成とした。これにより、サスペンション装置が簡略化される。
【選択図】 図1
【解決手段】 車輪Cを回転自由に支持する車輪支持部材Dと、一端部が車体フレームBに固定されると共に、他端部が車輪支持部材Dの自由端部に取り付けられる板バネ装置Eとを備え、板バネ装置Eの車輪支持部材Dとの取付部が上下方向に動作して、板バネ装置Eが弾性変形して撓む構成とした。これにより、サスペンション装置が簡略化される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、ゴルフ場で使用されるゴルフカートなどの車両におけるサスペンション装置に関し、特に、その機構の簡略化を図る技術に関する。
一般に、車両においては、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪と車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえ付ける機能とを持つことにより、乗り心地や操縦安定性などの改善を目的として、車体フレームと車輪との間に配置されて、車輪荷重を支えるサスペンション装置(懸架装置)が装備されているのが通例であり、従来では、例えば、特許文献1〜3に示すものが知られている。
特開平11−208233号公報
特開2009−101746号公報
特許第4239674号公報
しかしながら、このような従来のサスペンション装置は、例えば、サスペンションアーム、スプリングを複合的に備えた構成であるため、機構が複雑であり、コスト的にも不利であるため、車両の価格も高価になるという問題点があった。また、重量が嵩むという問題点もあった。
特に、ゴルフ場で使用されるゴルフカートは一般公道を走らないため、簡略的なサスペンション装置が望まれる。
本発明は、上記のような課題を解決するためなされたものであり、サスペンション機構の簡略化を図り、コスト的に有利で、ひいては、車両の価格を安価に抑えることができ、また、重量の軽減も図れるなどの利点を有する新規なる車両のサスペンション装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するため、請求項1に係る発明の車両のサスペンション装置は、車両の車体フレームと車輪との間に配置されて、車輪荷重を支えるサスペンション装置であって、前記車輪を回転自由に支持する車輪支持部材と、車両の前後方向と直交する左右方向に延びて配置され、一端部が前記車体フレームに固定されると共に、他端部が前記車輪支持部材の車輪支持端部と反対側の自由端部に取り付けられる板バネ装置とを備え、該板バネ装置の前記車輪支持部材との取付部が上下方向に動作して、当該板バネ装置が弾性変形して撓む構成であることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記車輪は、操舵機構により操舵される操舵輪であり、前記車輪支持部材の自由端部が、上下方向に延びる軸を中心として揺動自由に前記板バネ装置に取り付けられると共に、該車輪支持部材が操舵機構により揺動して車輪が操舵されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記車輪支持部材を、略T字形をなすナックルアームと支持軸とを備えたナックルから構成し、前記支持軸を、前記車輪に固定取付されたアクスルハブの中心孔の内周面に挿入して、ナックル周りをアクスルハブが回転自由となるようにする一方、前記ナックルアームのT字の横辺に相当する部位の両端部に、それぞれ軸受部を設け、各軸受部に回転自由に挿通支持させた軸部材を板バネ装置のナックル側の端部に固定して、該板バネ装置の端部に、ナックルが揺動可能となるように取り付けると共に、前記ナックルアームのT字の縦辺に相当する部位に操舵機構を連係させ、該操舵機構により、ナックルを揺動させて車輪を操舵するようにした構成であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記軸受部は、前記ナックルアームのT字の横辺に相当する部位の両端部にねじ嵌合された別体の支持部材の先端側のリング部内周面に軸受を装着した構成であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記板バネ装置は、上下に平行に離間して配設された2枚の板バネからなることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記車両は、ゴルフ場で使用されるゴルフカートであることを特徴とする。
請求項1に係る発明の車両のサスペンション装置によれば、例えば、サスペンションアーム、スプリングおよびショックアブソーバを複合的に備える必要がなく、機構が簡略化し、コスト的にも有利となり、ひいては、車両の価格も低減することができる。また、概ね、車輪支持部材と板バネ装置を具備しただけの簡単な構成であるため、軽量化を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、車輪として操舵輪を適用した場合、この操舵輪と板バネ装置と操舵機構とを、車輪支持部材により簡単に連結することができる。
請求項3に係る発明によれば、略T字形をなすナックルアームと支持軸とを備えたナックルを設けて、このナックル周りをアクスルハブが回転自由となるようにし、ナックルを、各板バネ装置の先端部に揺動可能となるように取り付ける一方、操舵機構により、ナックルを揺動させて、アクスルハブ、即ち、車輪を揺動させて操舵するようにしたから、車輪と板バネ装置と操舵機構を、簡単な構造のナックルにより容易に連結することができる。
しかも、ナックルに設けた軸受部により、このナックルを支持したため、ナックルの揺動がスームズなものとなり、また、揺動頻度が高いナックルと板バネ装置との連結部分の耐摩耗性を向上することができ、強度を増すことができる。
請求項4に係る発明によれば、ナックルの軸受部を、このナックルにねじ嵌合した別体の支持部材のリング部の内周面に軸受を装着して構成したから、ナックル自体の形状を複雑にすることなく、ナックルに簡単に軸受部を設けることができ、前記支持部材もナックルと別体であるため、軸受の保守点検を容易に行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、板バネ装置として、上下に平行に離間して配設された2枚の板バネから構成したため、サスペンション機能がより良好となり、加えて、強度も増すという利点がある。
請求項6に係る発明によれば、機構が簡単なサスペンション装置であるため、ゴルフ場で使用されるゴルフカートに簡単に具備することができ、ゴルフカートの乗り心地や操縦安定性などを図る上で有利となる。
以下、添付された図面を参照して本発明の実施の形態を詳述する。
図1は、本発明に係る車両のサスペンション装置を概略的に示した斜視図、言うなれば、請求項1記載の発明に対応した図である。
図1は、本発明に係る車両のサスペンション装置を概略的に示した斜視図、言うなれば、請求項1記載の発明に対応した図である。
この図において、サスペンション装置Aは、ゴルフカートの車体フレームBの側方に位置する車輪Cを回転自由に支持する車輪支持部材としてのナックルDと、ゴルフカートの前後方向と直交する左右方に延びて配置され、一端部が車体フレームBに固定されると共に、他端部がナックルDの自由端部に取り付けられる板バネ装置Eとを備え、板バネ装置EのナックルDとの取付部が上下方向に動作して、板バネ装置Eが弾性変形して撓むように構成されている。
また、請求項1記載の発明においては限定していないが、車輪Cが操舵輪の場合は、ステアリングハンドルの回転操作により連係ロッドFが左右に動作し、これにより、サスペンション装置Aにより支持された車輪Cが回転して操舵される。
次に、かかる構成を具体的に説明する。図2は、本発明に係る車両のサスペンション装置の一実施形態として、例えば、ゴルフ場で使用されるゴルフカートのサスペンション装置に適用した例を示している。このゴルフカートは、前1輪、後2輪の3輪車で、前1輪が操舵される操舵輪、後2輪が駆動輪であり、この後2輪の各ホイール内に、モータがそれぞれ内蔵されている、所謂、インホイールモータ形式のものである。
この図において、車輪(前1輪で操舵輪)1は、車両フレーム2の両側のうちの一方の横桟部2A(これのみ図示)と他方の横桟部の中間位置に配設される。この車輪1は、タイヤ1A、該タイヤ1Aを保持するホイール1Bおよび該ホイール1Bに装着されて固定取付されたアクスルハブ1Cを備えて構成される。このアクスルハブ1Cは、ベアリング(図示せず)を介してナックル3に回転自由に支持されている。
ここで、アクスルハブ1Cは、図3に示すように、基端部から先端部に向かって窄まるテーパ状の外周面形状並びに内周面形状を有する略円筒形の筒部1aと、その基端部に、中心軸と直交する面に沿って外側に延びて一体成形され、全体で略十字形状をなす板状の4つの取付フランジ部1bとからなり、該各取付フランジ部1bにはボルト挿通孔1cが形成されている。
また、アクスルハブ1Cの筒部1a内周面の基端部と先端部には、上述したベアリングの装着部1d,1eがそれぞれ形成されている。
かかるアクスルハブ1Cは、その筒部1aがホイール1Bの中心孔に挿入され、各取付フランジ部1bがボルト4とナット(図示せず)の締結具によって、ホイール1Bに固定取付される。
前記ナックル3は、図4に示すように、略T字形をなすナックルアーム3Aと支持軸3Bとが一体成形された構成である。ナックルアーム3Aは、T字の横辺に相当する部位で、上下方向に延び、両端部にそれぞれボルト嵌合孔(タップ孔)3aが形成された板バネ支持部3bと、T字の縦辺に相当する部位で、該板バネ支持部3bの両端部間位置から、横方向に延びてから、斜め上方向に延び、再度横方向に延びて略階段状をなすアーム部3cとから構成され、該アーム部3cの先端部にはボルト嵌合孔(タップ孔)3dが形成されている。
前記支持軸3Bは、ナックルアーム3Aのアーム部3cの一方の側面位置から、該ナックルアーム3Aが存する面と直交して延びている。また、支持軸3Bは、基端部から先端部に向かって窄まるテーパ状の外周面形状に形成されており、その先端部には、軸方向に延びるボルト嵌合孔(タップ孔)3eが形成されている。
なお、支持軸3Bのテーパ角は、アクスルハブ1Cの内周面のテーパ角と等しく形成されている。さらに、支持軸3Bの外周面の基端部と先端部には、アクスルハブ1C側の装着部1d,1eに装着されるベアリングの装着部3f,3gがそれぞれ形成されている。
かかるナックル3の支持軸3Bは、ホイール1Bに固定取付されたアクスルハブ1Cの筒部1aの内側(中心孔)に挿入される。この際、前記支持軸3Bのテーパ状の外周面が、前記アクスルハブ1Cの筒部1aのテーパ状の内周面と遊嵌し、かつ、両者のベアリングの装着部1d,1eと装着部3f,3g間に、図示しないがベアリングが介装され、ナックル3周りをアクスルハブ1Cが回転自由となるように、両者が組み付けられる。
この場合、ナックル3の支持軸3Bの先端部には、ボルト嵌合孔3eにねじ嵌合されたボルト(図示せず)により蓋(図示せず)が装着される。
一方、板バネ装置5は、本実施形態においては、上下に平行に離間して配設された2枚の板バネ5A,5Bから構成されている。各板バネ5A,5Bは、図5に示すように、略直角三角形の形状に、例えば、強度が高く、軽量などの利点を有するジュラルミンなどの金属により形成されている。
各板バネ5A,5Bの略直角三角形の底辺が位置する基端部には、2つのボルト挿通孔5a,5bが離間して並列形成され、先端部は、略半円形状に形成され、ボルト嵌合孔(タップ孔)5cが形成されている。
かかる板バネ装置5における各板バネ5A,5Bの基端部が車体フレーム2の横桟部2Aに固定されると共に、該各板バネ5A,5Bの先端部には、該横桟部2A側方に位置するナックル3の自由端部、即ち、ナックルアーム3Aが揺動可能となるように取り付けられる。
この場合、2つの板バネ5A,5Bの基端部は、車体フレーム2の横桟部2Aの上面と下面に該横桟部2Aを挟むように配され、該基端部のボルト挿通孔5a,5bと横桟部2Aとに挿通させたボルト6とナット(図示せず)により、これら2つの板バネ5A,5Bが、車体フレーム2の横桟部2Aに締結固定される。
一方、ナックルアーム3Aの板バネ支持部3bの両端部には、軸受部が設けられている。本実施形態においては、この軸受部は、図4〔B)に示すように、ナックルアーム3Aの板バネ支持部3bの両端部に、それぞれねじ嵌合された別体の支持部材7にすべり軸受8を装着して構成される。
即ち、これらの支持部材7は、基端側のねじ軸部7Aと、先端側のリング部7Bとからなり、該リング部7Bの内周面に前記のすべり軸受8が装着されている。かかる支持部材7は、そのねじ軸部7Aが板バネ支持部3bのボルト嵌合孔3aにねじ嵌合され、ナット9が締め付けられて、該板バネ支持部3bに固定取付される。この場合、各支持部材7のリング部7B(すべり軸受8)は、その軸線が垂直に延び、かつ、ナックルアーム3Aのアーム部3cを挟むように上下に対向して配設される。
一方、2つの板バネ5A,5Bの先端部は、前記アーム部3cの上面と下面に該アーム部3cを挟むように配設される。そして、各支持部材7のリング部7B(すべり軸受8)に軸部材としてのボルト10が回転自由に挿通支持され、さらに板バネ5A,5Bの先端部のボルト嵌合孔5cにねじ嵌合され、ナット11が締め付けられる。
これにより、ボルト10が板バネ5A,5Bに固定され、板バネ5A,5Bに対して、ナックル3が回動可能となる。即ち、ナックル3にアクスルハブ1Cを介して固定取付されたホイール1B、要するに車輪1が各板バネ5A,5Bの先端部に揺動可能に取り付けられることになる。この車輪1は、上述したように、ナックル3に回転自由に支持されており、該ナックル3に連係された、例えば、リンク式の操舵機構などにより操舵される。
即ち、ナックルアーム3Aのアーム部3cの先端部には、連係ロッド12の一端がボルト嵌合孔3dにねじ嵌合された回動軸13に回動自由に連結される。この連係ロッド12は、例えば、図示しないステアリングハンドルの回転操作により操作されるステアリングアームと連係して、図2の矢印で示す左右方向に動作し、これにより、ナックル3が揺動して、アクスルハブ1C、即ち、車輪1が揺動し操舵される。なお、上述のステアリングハンドル、ステアリングアームおよび連係ロッド12などがリンク式の操舵機構に相当する。
従って、かかる構成により、板バネ装置5のナックル3との取付部が上下方向に動作して、該板バネ装置5が弾性変形して撓むことにより、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪1と車軸の位置決め、車輪1を路面に対して押さえ付ける機能などのサスペンション機能が奏される。また、ステアリングハンドルの回転操作により車輪1が揺動し操舵される。
かかる構成のサスペンション装置によれば、ナックル3と、一端部がゴルフカートの車体フレーム2に固定されると共に、他端部がナックル3の自由端部、即ち、ナックルアーム3Aに、該ナックルアーム3Aが揺動可能となるように取り付けられる2つの板バネ5A,5Bからなる板バネ装置5とを備え、該板バネ装置5のナックルアーム3Aとの取付部が上下方向に動作して、当該板バネ装置5が弾性変形して撓む構成としたから、例えば、サスペンション装置を備える場合に、サスペンションアーム、スプリングおよびショックアブソーバを複合的に備える必要がなく、機構が簡略化し、コスト的にも有利となり、ひいては、ゴルフカートの価格も低減することができる。
また、概ね、ナックル3と2つの板バネ5A,5Bからなる板バネ装置5を設けただけであるため、軽量化を図ることができる。
さらに、本実施形態においては、車輪1として、操舵輪を適用したため、この操舵輪と板バネ装置5との連結構造に特徴がある。即ち、本実施形態においては、略T字形をなすナックルアーム3Aと支持軸3Bとが一体成形されたナックル3を設けて、このナックル3周りをアクスルハブ1Cが回転自由となるようにし、ナックル3を、各板バネ5A,5Bの先端部に揺動可能となるように取り付ける一方、操舵機構により、ナックル3を揺動させて車輪1を揺動させて操舵するようにしている。
このため、車輪1と板バネ5と操舵機構を、簡単な構造および形状のナックル3により容易に連結することができ、しかも、ナックル3を、これのすべり軸受8によって支持したため、ナックル3の揺動がスームズなものとなり、また、揺動頻度が高いナックル3と板バネ5A,5Bとの連結部分の耐摩耗性を向上することができ、強度を増すことができる。
特に、本実施形態においては、ナックル3にねじ嵌合した別体の支持部材7のリング部の内周面にすべり軸受8を装着して構成したから、ナックル3自体の形状が複雑にならず、ナックル3に簡単に軸受部を設けることができる。また、支持部材7をナックル3から取り外せば、すべり軸受8の保守点検作業も容易に行うことができる。
さらに、本実施形態においては、板バネ装置5として、上下に平行に離間して配設された2枚の板バネ5A,5Bから構成したため、サスペンション機能における緩衝機能や強度などが増すという利点がある。
なお、本実施形態においては、操舵輪に適用した例について説明したが、固定輪に適用しても良く、板バネ装置は、上下に平行に離間して配設された2枚の板バネから構成しなくても良く、上下に平行に離間して配設された3枚の板バネから構成しても良い。
さらに、本実施形態においては、前1輪、後2輪の3輪車のゴルフカートに適用した例について説明したが、勿論、他の車両でも良いし、4輪車でも構わない。また、操舵機構も実施形態のリンク式ものに限ることはない。
本発明の車両のサスペンション装置は、機構が簡単であるため、ゴルフ場で使用されるゴルフカートに簡単に付加することができ、ゴルフカートの乗り心地や操縦安定性などを図る上で有利となる。
A サスペンション装置
B 車体フレーム
C 車輪
D ナックル
E 板バネ装置
1 車輪
1C アクスルハブ
2 車両フレーム
3 ナックル
3A ナックルアーム
3B 支持軸
5 板バネ装置
5A 板バネ
5B 板バネ
7 支持部材
8 すべり軸受
10 ボルト
11 ナット
B 車体フレーム
C 車輪
D ナックル
E 板バネ装置
1 車輪
1C アクスルハブ
2 車両フレーム
3 ナックル
3A ナックルアーム
3B 支持軸
5 板バネ装置
5A 板バネ
5B 板バネ
7 支持部材
8 すべり軸受
10 ボルト
11 ナット
Claims (6)
- 車両の車体フレームと車輪との間に配置されて、車輪荷重を支えるサスペンション装置であって、前記車輪を回転自由に支持する車輪支持部材と、車両の前後方向と直交する左右方向に延びて配置され、一端部が前記車体フレームに固定されると共に、他端部が前記車輪支持部材の車輪支持端部と反対側の自由端部に取り付けられる板バネ装置とを備え、該板バネ装置の前記車輪支持部材との取付部が上下方向に動作して、当該板バネ装置が弾性変形して撓む構成であることを特徴とする車両のサスペンション装置。
- 前記車輪は、操舵機構により操舵される操舵輪であり、前記車輪支持部材の自由端部が、上下方向に延びる軸を中心として揺動自由に前記板バネ装置に取り付けられると共に、該車輪支持部材が操舵機構により揺動して車輪が操舵されることを特徴とする請求項1記載の車両のサスペンション装置。
- 前記車輪支持部材を、略T字形をなすナックルアームと支持軸とを備えたナックルから構成し、前記支持軸を、前記車輪に固定取付されたアクスルハブの中心孔の内周面に挿入して、ナックル周りをアクスルハブが回転自由となるようにする一方、前記ナックルアームのT字の横辺に相当する部位の両端部に、それぞれ軸受部を設け、各軸受部に回転自由に挿通支持させた軸部材を板バネ装置のナックル側の端部に固定して、該板バネ装置の端部に、ナックルが揺動可能となるように取り付けると共に、前記ナックルアームのT字の縦辺に相当する部位に操舵機構を連係させ、該操舵機構により、ナックルを揺動させて車輪を操舵するようにした構成であることを特徴とする請求項2記載の車両のサスペンション装置。
- 前記軸受部は、前記ナックルアームのT字の横辺に相当する部位の両端部にねじ嵌合された別体の支持部材の先端側のリング部内周面に軸受を装着した構成であることを特徴とする請求項3記載の車両のサスペンション装置。
- 前記板バネ装置は、上下に平行に離間して配設された2枚の板バネからなることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の車両のサスペンション装置。
- 前記車両は、ゴルフ場で使用されるゴルフカートであることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の車両のサスペンション装置。
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JP2009268468A JP2011111017A (ja) | 2009-11-26 | 2009-11-26 | 車両のサスペンション装置 |
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