JP2011107424A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011107424A JP2011107424A JP2009262534A JP2009262534A JP2011107424A JP 2011107424 A JP2011107424 A JP 2011107424A JP 2009262534 A JP2009262534 A JP 2009262534A JP 2009262534 A JP2009262534 A JP 2009262534A JP 2011107424 A JP2011107424 A JP 2011107424A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photosensitive member
- electrophotographic photosensitive
- electrophotographic
- formula
- intermediate layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】導電性支持体上に中間層と感光層を有する電子写真感光体において、中間層がポリオレフィン樹脂と、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンから選ばれる1種以上の陽イオンを含有することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明の目的は、電子写真装置の高耐久化、高画質化、および低コスト化、小型化の要求が厳しくなってもなお、ゴースト抑制効果に優れる電子写真感光体を提供することにある。また、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
また、本発明は、前記電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段およびトナー像を転写材に転写した後の前記電子写真感光体上に残余するトナーを回収するクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを共に一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジに関する。
さらには、本発明は、前記電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段、帯電された前記電子写真感光体に対して露光を行って前記電子写真感光体上に静電潜像を形成する露光手段、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段および前記電子写真感光体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段を備えた電子写真装置に関する。
電子写真装置の高画質化の要求に対するゴースト現象を抑制するには、ゴーストの原因の1つである電荷の滞留を軽減することが必要である。電荷の滞留は、露光時に発生した電荷が次帯電までに基盤まで移動しきれなかったエレクトロンであり、それを軽減させるためには、電荷発生層から中間層、基板への電荷の移動、特に低電界下での移動を十分に保つことが必要である。
また、樹脂中にイオンを有する中間層においては、繰り返し使用時におけるゴースト現象は、ベタ黒画像パターン(印字率100%)より印字率5%以下でのパターンによる繰り返し使用の方が顕在化する傾向がみられた。印字率が高いと、露光により表面電位が下がることで、感光体にかかる電界は低いのに対し、印字率が低いと、感光体の表面電位は暗部電位から変化することが少なく、感光体にかかる電界は高い状態が持続される。よって、繰り返し使用により、電界がかかり続ける状態が持続されることで、電荷移動に寄与しているイオンが一方向に移動すること、およびその過程でイオンがトラップされることにより、中間層に状態変化が生じる。その結果として、ゴースト現象の原因と考えている低電界下での電荷の移動が不十分になりやすい。
本発明者らは、鋭意検討の結果、導電性支持体上に中間層と感光層を有する電子写真感光体において、中間層がポリオレフィン樹脂と、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カ
リウムイオンから選ばれる1種以上の陽イオンを含有することで、上記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
0.01≦(A2)/{(A1)+(A2)+(A3)}×100≦30
55/45≦(A1)/(A3)≦99/1
(A1):下記式(11)で示される繰り返し構造単位
(A2):下記式(21)または式(22)で示される繰り返し構造単位
(A3):下記式(31)、式(32)、式(33)または式(34)で示される繰り返し構造単位
上記(A3)を有していない場合には、光感度が不十分な場合がある。また、上記(A2)の含有量が0.01質量%未満の場合は、光感度が不十分な場合があり、含有量が30質量%を越える場合は、繰り返し使用によりゴーストが発生しやすくなる場合がある。
0.01≦(A2)/{(A1)+(A2)+(A3)}×100≦10
以下の式を満たす場合がより好ましい。
0.01≦(A2)/{(A1)+(A2)+(A3)}×100≦5
上記の範囲を満たした場合、本願の効果が顕著となる。
これら繰り返し構造単位は炭素−炭素に2重結合を有するモノマーの存在下の重合反応で導入することができる。モノマーとしてはエチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセンが挙げられ、エチレンを用いることが好ましい。
基で、1つが−COOHであることが好ましい。
上記式(22)中、R25およびR26は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基またはフェニル基を示し、X21は、−Y22COOCOY23−(Y22およびY23は、それぞれ独立に、単結合、アルキレン基またはアリーレン基を示す。)で示される2価の基を示す。R25およびR26が水素原子、X21が−COOCO−基であることが好ましい。
上記式(32)中、R32、R33はそれぞれ独立に水素原子、メチル基を示し、R42、R43はそれぞれ独立にメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基のような炭素数1〜10のアルキル基を示し、メチル基、エチル基が好ましい。これら繰り返し構造単位はマレイン酸エステルモノマーの存在下の重合反応で導入することができる。モノマーとしてはマレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチルが挙げられる。
上記式(33)中、R34は水素原子、メチル基を示し、R51、R52はそれぞれ独立に水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示し、水素原子が好ましい。これら繰り返し構造単位はアクリル酸アミドモノマーの存在下の重合反応で導入することができる。
上記式(34)中、R35は水素原子、メチル基を示し、R53は水素原子またはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基のような炭素数1〜10のアルキル基を示し、メチル基、エチル基が好ましい。これら繰り返し構造単位はアルキルビニルエーテルモノマーならびにビニルアルコールモノマーの存在下の重合反応で導入することができる。モノマーとしてはメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ならびにビニルエステルを塩基性化合物でケン化して得られるビニルアルコールが挙げられ、これらの混合物を用いることもできる。この中で、繰り返し構造単位として式(31)が特に好ましい。
オルトジクロロベンゼン(d4)中、120℃にて1H−NMR、13C−NMR分析(バリアン社製、300MHz)を行って求めた。13C−NMR分析では定量性を考慮したゲート付きデカップリング法を用いて測定した。
(2)ポリオレフィン樹脂中の(A2)の組成
ポリオレフィン樹脂の酸価をJIS K5407に準じて測定し、ポリオレフィン樹脂中の(A2)の質量を換算した。
ウム、テトラフルオロホウ酸カリウム、ヨウ化カリウム、臭化カリウム、塩化カリウムが挙げられる。
また、中間層用塗布液は、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、ロ−ルコーティング法、スプレーコーティング法、カーテンコーティング法、スピンコーティング法のような塗布法により塗布することで中間層を形成することができるが、効率性/生産性の点からは浸漬塗布法が好ましい。本発明における中間層の膜厚は0.1〜20μmであることが好ましく、0.3〜5μmであることがより好ましい。
タロシアニン結晶、ジクロロスズフタロシアニン結晶、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料が好ましく、更に、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料が特に好ましい。
電荷発生層中の電荷発生物質の分散粒径は、0.5μm以下が好ましく、更に0.3μm以下が好ましく、0.01〜0.2μmの範囲がより好ましい。これらの電荷発生物質は、結着樹脂100質量部に対し100〜300質量部含有することが好ましい。電荷発生層の膜厚は、0.01〜2μmが好ましく、更に0.05〜0.3μmが好ましい。
トリフェニルメタンのようなトリアリールアルカン誘導体、トリフェニルアミンのようなトリアリールアミン誘導体、フェニレンジアミン誘導体、N−フェニルカルバゾール誘導体、スチルベン誘導体、ヒドラゾン誘導体のような低分子化合物を適当な結着樹脂(前述の電荷発生層用樹脂の中から選択できる)と共に溶剤に分散/溶解した溶液を前述の公知の方法によって塗布し、乾燥して形成することができる。この場合の電荷輸送物質と結着樹脂の比率は、両者の全質量部を100とした場合に電荷輸送物質の質量部は20〜100が好ましく、より好ましくは30〜100の範囲である。電荷輸送物質の質量部がそれより少ないと、電荷輸送能が低下し、感度低下及び残留電位の上昇が生じ易い。この場合の電荷輸送層の膜厚は好ましくは1〜50μm、より好ましくは3〜30μmの範囲で調整される。
さらに、上記電子写真感光体、電子写真感光体を帯電する帯電手段、帯電された電子写真感光体に対して露光を行って電子写真感光体上に静電潜像を形成する露光手段、電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段および電子写真感光体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段を備えた電子写真装置である。
は、原稿からの反射光や透過光、あるいはセンサーで原稿を読みとり、信号化し、この信号に従って行われるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動により照射される光である。
本発明の電子写真感光体は電子写真複写機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター及びレーザー製版の電子写真応用分野にも用いることができる。
は、「新高分子実験学2 高分子の合成・反応(1)」の第1〜4章(共立出版株式会社)、特開2003−105145公報、特開2003―147028公報に記述された方法で合成した。
実施例1〜30のポリオレフィン樹脂の組成は以下の方法によって測定した。その結果を表1、2に示す。
(1)ポリオレフィン樹脂中の(A1)〜(A3)の組成
オルトジクロロベンゼン(d4)中、温度120℃にて1H−NMR、13C−NMR分析(バリアン社製、300MHz)を行って求めた。13C−NMR分析では定量性を考慮したゲート付きデカップリング法を用いて測定した。
(2)ポリオレフィン樹脂中の(A2)の組成
ポリオレフィン樹脂の酸価をJIS K5407に準じて測定し、ポリオレフィン樹脂
中の(A2)の質量を換算した。
(ポリオレフィン樹脂粒子分散液1)
ヒーター付きの密閉できる耐圧1リットル容ガラス容器を備えた撹拌機を用いて、75.0gのポリオレフィン樹脂(ボンダインHX−8290、住友化学工業株式会社製)、60.0gの2プロパノール(以下、IPAと記す)、5.1gのトリエチルアミンおよび159.9gの蒸留水をガラス容器内に仕込み、撹拌翼の回転速度を300rpmとして撹拌したところ、容器底部には樹脂粒状物の沈澱は認められず、浮遊状態となっていることが確認された。そこでこの状態を保ちつつ、10分後にヒーターの電源を入れ加熱した。そして系内温度を140〜145℃に保ってさらに20分間撹拌した。その後、水浴につけて、回転速度300rpmのまま攪拌しつつ室温(約25℃)まで冷却した後、300メッシュのステンレス製フィルター(線径0.035mm、平織)で加圧濾過(空気圧0.2MPa)し、乳白色の均一な分散液を得た。
その後、溶媒比率が水/IPAが7/3、固形分が5質量%になるよう溶媒を添加し、攪拌することによってポリオレフィン樹脂粒子分散液1を得た。
直径30mm×長さ260.5mmのアルミニウムシリンダーを超音波水洗浄したものを支持体とした。
酸素欠損型SnO2を被覆した酸化チタン(SnO2の被覆率(質量比率)は25%)120部とレゾール型フェノール樹脂(商品名:ブライオーフェンJ−325、大日本イ
ンキ化学工業(株)製、固形分70%)70部と2−メトキシ−1−プロパノール100部とからなる溶液を約20時間ボールミルで分散し、導電層用の塗布液を調製した。この塗布液をアルミニウムシリンダー上に浸漬塗布法によって塗布し、温度140℃で30分間加熱硬化することにより、膜厚が15μmの導電層を形成した。
電子写真感光体を常温常湿(温度23℃/湿度50%RH)環境下で24時間放置した後、そのままの環境でゴースト画像の評価および電位測定を行った。
ゴースト画像の評価および電位測定は、ヒューレットパッカード社製のレーザービームプリンター(商品名:カラーレーザージェット4600)を暗部電位が−700V、プロセススピード120mm/s、露光光量可変になるように改造したものを用いた。このレーザービームプリンターの帯電手段は、帯電ローラーを備えた接触帯電手段であり、帯電ローラーには直流電圧のみの電圧が印加される。また、このレーザービームプリンターは、電子写真感光体の回転方向において帯電手段の上流側かつ転写手段の下流側の位置に除電手段を有さない。
シアン色用プロセスカートリッジのステーションに装着し、ゴースト画像を出力した。表面電位の測定は、電子写真感光体の上端部より130mmの位置に電位測定用プローブが位置するように固定された冶具と現像器とを交換して、現像器位置で測定を行った。感光体の暗部電位がVd=−700Vとなるように電位を調整した後、露光後の電位である明部電位を測定した。
実施例1の過塩素酸リチウムをテトラフルオロホウ酸リチウム、ヨウ化リチウム、臭化リチウム、塩化リチウム、過塩素酸ナトリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化カリウム、臭化カリウム、塩化カリウムにそれぞれ変更した以外は実施例1と同様に中間層用塗布液を得て、電子写真感光体2〜11を作製し、評価を行った。結果を表3に示す。
実施例1の過塩素酸リチウムの添加量を陽イオン(Liイオン)の含有率を、固形分重量に対して0.5mmol/gから、0.08mmol/g、0.1mmol/g、0.3mmol/g、1.0mmol/g、2.0mmol/gにそれぞれ変更した以外は実施例1と同様にこの中間層用塗布液を得て、電子写真感光体12〜16を作製し、評価を行った。結果を表3に示す。
実施例1において、ポリオレフィン樹脂粒子分散液1を、以下のポリオレフィン樹脂粒子分散液2〜15にそれぞれ変更した以外は実施例1と同様に中間層用塗布液を得て、電子写真感光体17〜30を作製し、評価を行った。結果を表3に示す。
ポリオレフィン樹脂(ボンダインHX−8290、住友化学工業株式会社製)を表1に記載のポリオレフィン樹脂(ボンダインAX−8210、住友化学工業株式会社製)、ポリオレフィン樹脂(ボンダインAX−8390、住友化学工業株式会社製)、ポリオレフィン樹脂(プリマコール5980I、ダウ・ケミカル社製)、ポリオレフィン樹脂〔B1〕〜〔B11〕に変えた以外は、実施例1のポリオレフィン樹脂粒子分散液1と同様に調製し、ポリオレフィン樹脂粒子分散液2〜15を得た。
実施例1の中間層を以下のように変更した以外は実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
N−メトキシメチル化6ナイロン5部をメタノール95部中に溶解し、中間層用塗布液を調製した。この中間層用塗布液を導電層上に浸漬塗布法で塗布し、温度100℃10分間乾燥し、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
実施例1の中間層を以下のように変更した以外は実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
N−メトキシメチル化6ナイロン5部をメタノール95部中に溶解し、4級アンモニウムイオンの含有率が固形分重量に対して0.5mmol/gになるように塩化テトラブチルアンモニウムを加え、中間層用塗布液を調製した。この中間層用塗布液を導電層上に浸漬塗布法で塗布し、温度100℃10分間乾燥し、膜厚が0.8μmの中間層を形成した。
実施例1の中間層を以下のように変更した以外は実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
N−メトキシメチル化6ナイロン5部をメタノール95部中に溶解し、陽イオン(Liイオン)の含有率が固形分重量に対して0.5mmol/gになるように過塩素酸リチウムを加え、攪拌することによって、中間層用塗布液を得た。この中間層用塗布液を前記導電層上に浸漬塗布法で塗布し、温度100℃で10分間乾燥し、膜厚が0.8μmの中間
層を形成した。
実施例1の中間層を以下のように変更した以外は実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
レゾール型フェノール樹脂(商品名:ブライオーフェンJ−325、大日本インキ化学工業(株)製、固形分70%)7部に2−メトキシ−1−プロパノール95部を加え、陽イオン(Liイオン)の含有率が固形分重量に対して0.5mmol/gになるように過塩素酸リチウムを加え、攪拌することによって、中間層用塗布液を得た。この中間層用塗布液を前記導電層上に浸漬塗布法で塗布し、温度130℃で10分間乾燥し、膜厚が0.
8μmの中間層を形成した。
実施例1の中間層を以下のように変更した以外は実施例1と同様に電子写真感光体を作製し、評価を行った。結果を表4に示す。
エチレン−アクリル酸共重合樹脂分散液(ファインレジンSG2000(鉛市株式会社製):固形分20%)を溶媒比率が水/IPAが7/3、固形分が5%になるよう調製し、中間層用塗布液を得た。この中間層用塗布液を前記導電層上に浸漬塗布法で塗布し、温度120℃で10分間乾燥し、膜厚が0.4μmの中間層を形成した。
2:回転軸
3:一次帯電手段
4:露光光
5:現像手段
6:転写手段
7:転写材
8:定着手段
9:クリーニング手段
10:プロセスカートリッジ
11:レール
Claims (9)
- 導電性支持体と、前記導電性支持体上に中間層と感光層を有する電子写真感光体において、前記中間層が、ポリオレフィン樹脂と、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンから選ばれる1種以上の陽イオンとを含有することを特徴とする電子写真感光体。
- 前記中間層は、ポリオレフィン樹脂と、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンから選ばれる陽イオンを有する1種以上の塩とを溶解させた中間層用塗布液を用いて形成された層であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記中間層用塗布液の固形分重量に対する陽イオンの含有率が、0.1mmol/g以上1.0mmol/g以下であることを特徴とする請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記ポリオレフィン樹脂が、下記(A1)、(A2)および(A3)を有し、(A1)、(A2)および(A3)の質量比が下記の式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
0.01≦(A2)/{(A1)+(A2)+(A3)}×100≦30
55/45≦(A1)/(A3)≦99/1
(A1):下記式(11)で示される繰り返し構造単位
(A2):下記式(21)または(22)で示される繰り返し構造単位
(A3):下記式(31)、式(32)、式(33)または式(34)で示される繰り返し構造単位
- 前記(A1)乃至(A3)の質量比が下記の式を満たすポリオレフィン樹脂であることを特徴とする請求項4に記載の電子写真感光体。
0.01≦(A2)/{(A1)+(A2)+(A3)}×100≦10 - 前記(A1)乃至(A3)の質量比が下記の式を満たすポリオレフィン樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の電子写真感光体。
0.01≦(A2)/{(A1)+(A2)+(A3)}×100≦5 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段およびトナー像を転写材に転写した後の前記電子写真感光体上に残余するトナーを回収するクリーニング手段からなる群より選ばれる少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリ
ッジ。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電する帯電手段、帯電された前記電子写真感光体に対して露光を行って前記電子写真感光体上に静電潜像を形成する露光手段、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像手段および前記電子写真感光体上のトナー像を転写材上に転写する転写手段を備えたことを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009262534A JP5460258B2 (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009262534A JP5460258B2 (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011107424A true JP2011107424A (ja) | 2011-06-02 |
JP2011107424A5 JP2011107424A5 (ja) | 2012-12-27 |
JP5460258B2 JP5460258B2 (ja) | 2014-04-02 |
Family
ID=44230955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009262534A Expired - Fee Related JP5460258B2 (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5460258B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012153646A1 (ja) | 2011-05-12 | 2012-11-15 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 医療用制御装置 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01114853A (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-08 | Showa Alum Corp | 電子写真用感光体 |
JPH01178970A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Hitachi Chem Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP3699935B2 (ja) * | 2001-01-15 | 2005-09-28 | ユニチカ株式会社 | ポリオレフィン樹脂水性分散体及びその製造方法 |
JP2006047870A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体及びその製造方法、電子写真装置、並びにプロセスカートリッジ |
JP2011095669A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2011095672A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
JP2011095670A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Canon Inc | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
-
2009
- 2009-11-18 JP JP2009262534A patent/JP5460258B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01114853A (ja) * | 1987-10-28 | 1989-05-08 | Showa Alum Corp | 電子写真用感光体 |
JPH01178970A (ja) * | 1987-12-29 | 1989-07-17 | Hitachi Chem Co Ltd | 電子写真感光体 |
JP3699935B2 (ja) * | 2001-01-15 | 2005-09-28 | ユニチカ株式会社 | ポリオレフィン樹脂水性分散体及びその製造方法 |
JP2006047870A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真感光体及びその製造方法、電子写真装置、並びにプロセスカートリッジ |
JP2011095669A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2011095672A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Canon Inc | 電子写真感光体の製造方法 |
JP2011095670A (ja) * | 2009-11-02 | 2011-05-12 | Canon Inc | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012153646A1 (ja) | 2011-05-12 | 2012-11-15 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 医療用制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5460258B2 (ja) | 2014-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5361666B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5361665B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5430353B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP4859239B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法 | |
EP2423752A1 (en) | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and electrophotographic apparatus | |
JP5430354B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5147274B2 (ja) | 新規なイミド化合物及びそれを用いた電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP4411232B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法 | |
JP5460258B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2015176139A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、および電子写真装置 | |
JP2006251487A5 (ja) | ||
JP2009288623A (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置。 | |
JP5634048B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法 | |
JP4911711B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2005234321A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP5409282B2 (ja) | 電子写真感光体、該電子写真感光体を用いたプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5479041B2 (ja) | 電子写真感光体の製造方法 | |
JP4411231B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5550314B2 (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2010134222A (ja) | 電子写真感光体 | |
JP2009288622A (ja) | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び電子写真装置。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121113 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140114 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5460258 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |