JP2011107399A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体に収容された第1電源回路基板とは別の第2電源回路基板を引出部に装着しやすくする。
【解決手段】電源回路基板23A及び電源回路基板装着部338の全体が第1筐体304外に位置する装着位置で、第1引出板331が位置決めされる。この状態において、電源回路基板装着部338に、電源回路基板23Vが装着される。このため、電源回路基板23Vを第1引出板331に装着する際に、第1筐体304が干渉しにくく、電源回路基板23Vを第1引出板331に装着しやすい。
【選択図】図10
【解決手段】電源回路基板23A及び電源回路基板装着部338の全体が第1筐体304外に位置する装着位置で、第1引出板331が位置決めされる。この状態において、電源回路基板装着部338に、電源回路基板23Vが装着される。このため、電源回路基板23Vを第1引出板331に装着する際に、第1筐体304が干渉しにくく、電源回路基板23Vを第1引出板331に装着しやすい。
【選択図】図10
Description
本発明は、電源装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置としては、特許文献1、2、3に開示される画像形成装置が公知である。特許文献1に開示される画像形成装置では、作像ユニット7a〜dを引き出し体41に載置して画像形成装置本体に装着する構成とする。引き出し体42は、2本のスライドレール43によって本体へ保持され、引き出し自在である。引き出し体42には引き出し体取手部42、両側取手部47を設ける。スライドレール43には位置決めピン44があり、引き出し体41の位置決めと、ストッパーの役目をする。
特許文献2に開示される画像形成装置は、装置本体に対してスライド可能な作像ユニット144と、装置本体に対して開閉可能であって、前記作像ユニット144に当接して画像形成するための二次転写ローラ117を有する搬送扉155と、前記作像ユニット144を装置本体に装着した状態でロックするためのユニットロック手段と、前記搬送扉155を装置本体に閉じた状態で保持するためのラッチ機構と、を有し、前記ラッチ機構は前記ユニットロック手段のロック解除動作に連動して前記搬送扉155の保持が解除することを特徴とする。
特許文献3に開示される画像形成装置は、機体より引き出し可能なユニットを備えた画像形成装置であって、前記ユニットは、回動軸の一端に取り付けられたハンドル部材と、回動軸の他端に取り付けされたロック部材とを有し、前記ロック部材は、前記ハンドル部材の回動に従って回動するとともに、前記回動軸と垂直の回転軸を中心にそれ自体回転可能であることを特徴とする。
本発明は、筐体に収容された第1電源回路基板とは別の第2電源回路基板を引出部に装着しやすくすることを課題とする。
請求項1の発明は、第1電源回路基板が収容された筐体と、前記筐体内に設けられ、第2電源回路基板が装着可能とされた装着領域を有し、前記筐体から引出し可能な引出部と、前記筐体から引き出された前記引出部を、前記装着領域の全体が前記筐体外に位置する装着位置で位置決めする位置決め部と、を備える電源装置である。
請求項2の発明は、前記第1電源回路基板は、前記装着領域に対して引出方向と交差する水平方向側に隣接して前記引出部に装着され、前記引出部が装着位置に位置する場合において、前記筐体外に位置する請求項1に記載の電源装置である。
請求項3の発明は、前記位置決め部は、前記筐体に設けられ、前記引出部をその引出方向へ案内する案内部材と、前記案内部材に設けられ、前記装着位置に位置する前記引出部に当たって、前記引出部の引出方向への移動を規制する規制部と、を有する請求項1又は請求項2に記載の電源装置である。
請求項4の発明は、画像形成装置本体と、前記第1電源回路基板が、前記画像形成装置本体に標準装備された標準部品へ電力を供給し、前記第2電源回路基板が、前記画像形成装置本体に追加された追加部品へ電力を供給する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置と、を備える画像形成装置である。
本発明の請求項1の構成によれば、装着領域の全体が筐体外に位置する装着位置で引出部を位置決めしない場合に比べ、筐体に収容された第1電源回路基板とは別の第2電源回路基板を引出部に装着しやすい。
本発明の請求項2の構成によれば、引出部が装着位置に位置する場合において第1電源回路基板が筐体外に位置しない場合に比べ、第1電源回路基板に対して保守点検がしやすい。
本発明の請求項3の構成によれば、装着領域の全体が筐体外に位置する装着位置で引出部を位置決めしない場合に比べ、筐体に収容された第1電源回路基板とは別の第2電源回路基板を引出部に装着しやすい。
本発明の請求項4の構成によれば、装着領域の全体が筐体外に位置する装着位置で引出部を位置決めしない場合に比べ、追加部品へ電力を供給する第2電源回路基板を引出部に装着しやすい。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(本実施形態に係る画像形成装置の構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
(本実施形態に係る画像形成装置の構成)
まず、本実施形態に係る画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
本実施形態に係る画像形成装置10は、カラー画像又は白黒画像を形成するものであり、図1及び図2に示すように、水平方向一側(図1における左側)に配置された第1処理装置10A(画像形成装置本体の一例)と、水平方向他側(図1における右側)に配置された第2処理装置10Bとを備えている。第1処理装置10Aと第2処理装置10Bとは、分割可能に接続されている。
第2処理装置10Bは、第2処理装置本体302と、画像形成装置10の各部へ供給される電力をその各部で必要とされる電力に調整するための電源回路基板23が収容された電源装置303と、を備えて構成されている。電源装置303には、コンピュータ等の外部装置から送られてくる画像データに画像処理を施す画像処理基板13も収容されている。
第2処理装置本体302は、筐体304が載る領域が上方へ突出する突出部305が形成された直方体形状に形成されている。なお、電源装置303の具体的構成については、後述する。
一方、第1処理装置10Aの上部には、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナーを収容するトナーカートリッジ14V、14W、14Y、14M、14C、14Kが水平方向に沿って交換可能に設けられている。
なお、第1特別色及び第2特別色としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の色(透明を含む)から適宜選択される。また、以後の説明では、各構成部品について第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を区別する場合は、符号の後にV、W、Y、M、C、Kのいずれかを付して説明し、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を区別しない場合は、V、W、Y、M、C、Kを省略する。
また、トナーカートリッジ14の下側には、各色のトナーに対応する6つの画像形成ユニット16(画像形成部の一例)が、各トナーカートリッジ14と対応するように水平方向に沿って設けられている。各トナーカートリッジ14と画像形成ユニット16との間には、露光ユニット40が設けられている。
画像形成ユニット16毎に設けられた露光ユニット40は、前述した画像処理基板13によって画像処理を施された画像データを画像処理基板13から受け取り、この画像データに応じて変調した露光光L(図3参照)を後述の感光体18(図3参照)へ照射するように構成されている。
各画像形成ユニット16は、図3に示すように、一方向(図3における時計回り方向)に回転駆動される感光体18を備えている。各露光ユニット40から各感光体18へ露光光Lが照射されることにより、各感光体18には静電潜像が形成される。
各感光体18の周囲には、感光体18を帯電する帯電装置の一例としてのコロナ放電方式(非接触帯電方式)のスコロトロン帯電器20と、露光ユニット40によって感光体18に形成された静電潜像を現像剤で現像する現像装置22と、転写後の感光体18に残留する現像剤を除去する除去部材としてのブレード24と、転写後の感光体18に光を照射して除電を行う除電装置26が設けられている。
スコロトロン帯電器20、現像装置22、ブレード24、除電装置26は、感光体18の表面と対向して、感光体18の回転方向上流側から下流側へ向けてこの順番で配置されている。
現像装置22は、トナーを含んだ現像剤Gを収容する現像剤収容部材22Aと、現像剤収容部材22Aに収容された現像剤Gを感光体18に供給する現像ロール22Bを含んで構成されている。現像剤収容部材22Aは、トナーカートリッジ14(図1参照)とトナー供給路(図示省略)を通して接続されており、トナーカートリッジ14からトナーが供給されるようになっている。
図1に示すように、各画像形成ユニット16の下側には、転写部32が設けられている。転写部32は、各感光体18と接触する環状の中間転写ベルト34と、各感光体18に形成されたトナー画像を中間転写ベルト34に多重転写させる一次転写部材としての一次転写ロール36とを含んで構成されている。
中間転写ベルト34は、図示しないモータで駆動される駆動ロール38と、中間転写ベルト34に張力を付与する張力付与ロール41と、後述する二次転写ロール62に対向する対向ロール42と、複数の巻掛ロール44とに巻き掛けられており、駆動ロール38により、一方向(図1における反時計回り方向)に循環駆動されるようになっている。
各一次転写ロール36は、中間転写ベルト34を挟んでそれぞれの各画像形成ユニット16の感光体18と対向配置されている。また、一次転写ロール36は、給電ユニット(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により、感光体18に形成されたトナー画像が中間転写ベルト34に転写されるようになっている。
中間転写ベルト34を挟んだ駆動ロール38の反対側には、ブレードを中間転写ベルト34に接触させて、中間転写ベルト34上の残留トナーや紙粉等を除去する除去装置46が設けられている。
転写部32の下方には、用紙等の記録媒体が収容される記録媒体収容部48が水平方向に沿って2個設けられている。
各記録媒体収容部48は、第1処理装置10Aから引き出し自在とされている。各記録媒体収容部48の一端側(図1における右側)の上方には、各記録媒体収容部48から記録媒体Pを搬送経路60へ送り出す送出ロール52が設けられている。
各記録媒体収容部48内には、記録媒体Pが載せられる底板50が設けられている。この底板50は、記録媒体収容部48が第1処理装置10Aから引き出されると、図示せぬ制御手段の指示によって下降するようになっている。底板50が下降することで、ユーザーが記録媒体Pを補充する空間が記録媒体収容部48に形成される。
第1処理装置10Aから引き出された記録媒体収容部48を第1処理装置10Aに装着すると、底板50が、制御手段の指示によって上昇するようになっている。底板50が上昇することで、底板50に載せられた最上位の記録媒体Pと送出ロール52とが当るようになっている。
送出ロール52の記録媒体搬送方向下流側(以下、単に「下流側」という場合がある)には、記録媒体収容部48から重なって送り出された記録媒体Pを一枚ずつに分離する分離ロール56が設けられている。分離ロール56の下流側には、記録媒体Pを搬送方向下流側に搬送する複数の搬送ロール54が設けられている。
記録媒体収容部48と転写部32との間に設けられる搬送経路60は、記録媒体収容部48から送り出された記録媒体Pを第1折返部60Aで図1における左側に折り返し、さらに、第2折返部60Bで図1における右側に折り返すように、二次転写ロール62と対向ロール42との間の転写位置Tへ延びている。
二次転写ロール62は、給電部(図示省略)によって、トナー極性とは逆極性の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。この構成により中間転写ベルト34に多重転写された各色のトナー画像が、二次転写ロール62によって、搬送経路60に沿って搬送されてきた記録媒体Pに二次転写される構成となっている。
搬送経路60の第2折返部60Bへ合流するように、第1処理装置10Aの側面から延びる予備経路66が設けられている。第1処理装置10Aに隣接して配置される記録媒体収容部(図示省略)から送り出された記録媒体Pが予備経路66を通って搬送経路60に入り込むようになっている。
転写位置Tの下流側には、トナー画像が転写された記録媒体Pを第2処理装置10Bに向けて搬送する複数の搬送ベルト70が第1処理装置10Aに設けられ、搬送ベルト70に搬送された記録媒体Pを下流側に搬送する搬送ベルト80が第2処理装置10Bに設けられている。
複数の搬送ベルト70及び搬送ベルト80のそれぞれは、環状に形成されており、一対の巻掛ロール72に巻き掛けられている。一対の巻掛ロール72は、記録媒体Pの搬送方向上流側と下流側とにそれぞれ配置されており、一方が回転駆動することにより、搬送ベルト70(搬送ベルト80)を一方向(図1における時計回り方向)に循環移動させる。
搬送ベルト80の下流側には、記録媒体Pの表面に転写されたトナー画像を記録媒体Pに熱と圧力で定着させる定着ユニット82が設けられている。
定着ユニット82は、定着ベルト84と、定着ベルト84に対して下側から接触するように配置された加圧ロール88と、を備えている。定着ベルト84と加圧ロール88との間には、記録媒体Pを加圧加熱してトナー画像を定着させる定着部Nが形成されている。
定着ベルト84は、環状に形成されており、駆動ロール89及び従動ロール90に巻き掛けられている。駆動ロール89は、加圧ロール88に対して上側から対向しており、従動ロール90は、駆動ロール89よりも上側に配置されている。
駆動ロール89及び従動ロール90は、それぞれに、ハロゲンヒータ等の加熱部が内蔵されている。これにより、定着ベルト84が加熱される。
図1に示すように、定着ユニット82の下流側には、定着ユニット82から送り出された記録媒体Pを下流側へ搬送する搬送ベルト108が設けられている。搬送ベルト108は、搬送ベルト70と同様に形成されている。
搬送ベルト108の下流側には、定着ユニット82によって加熱された記録媒体Pを冷却する冷却ユニット110が設けられている。
冷却ユニット110は、記録媒体Pの熱を吸収する吸収装置112と、記録媒体Pを吸収装置112に押し付ける押付装置114とを備えている。吸収装置112は、搬送経路60に対する一方側(図1における上側)に配置され、押付装置114は、他方側(図1における下側)に配置されている。
吸収装置112は、記録媒体Pと接触し、記録媒体Pの熱を吸収する環状の吸収ベルト116を備えている。吸収ベルト116は、吸収ベルト116へ駆動力を伝達する駆動ロール120と、複数の巻掛ロール118とに巻き掛けられている。
吸収ベルト116の内周側には、吸収ベルト116と面状に接触して吸収ベルト116が吸収した熱を放熱させるアルミニウム材料で形成されたヒートシンク122が設けられている。
さらに、ヒートシンク122から熱を奪い熱気を外部へ排出させるためのファン128が、第2処理装置10Bの裏側(図1に示す紙面奥側)に配置されている。
記録媒体Pを吸収装置112に押し付ける押付装置114は、記録媒体Pを吸収ベルト116へ押し付けながら記録媒体Pを搬送する環状の押付ベルト130を備えている。押付ベルト130は、複数の巻掛ロール132に巻き掛けられている。
冷却ユニット110の下流側には、記録媒体Pを挟んで搬送し、記録媒体Pの湾曲(カール)を矯正する矯正装置140が設けられている。
矯正装置140の下流側には、記録媒体Pに定着されたトナー画像のトナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等を検出する検出装置180が設けられている。
検出装置180では、光源から記録媒体Pへ出射され、記録媒体Pによって上方に反射された反射光をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の検出素子で検出することにより、トナー濃度欠陥、画像欠陥、画像位置欠陥等を検出するようになっている。
検出装置180の下流側には、片面に画像が形成された記録媒体Pを第2処理装置10Bの側面に取り付けられた排出部196に排出する排出ロール198が設けられている。
一方、両面に画像を形成させる場合は、検出装置180から送出された記録媒体Pは、検出装置180の下流側に設けられた反転経路202に搬送されるようになっている。
反転経路202には、搬送経路60から分岐する分岐パス202Aと、分岐パス202Aに沿って搬送される記録媒体Pを第1処理装置10A側に向けて搬送する用紙搬送パス202Bと、用紙搬送パス202Bに沿って搬送される記録媒体Pを逆方向に向けて折返してスイッチバック搬送させて表裏を反転させる反転パス202Cが設けられている。
この構成により、反転パス202Cでスイッチバック搬送された記録媒体Pは、第1処理装置10Aに向けて搬送され、さらに、記録媒体収容部48の上方に設けられた搬送経路60に入り込み、転写位置Tへ再度送り込まれるようになっている。
次に、画像形成装置10の画像形成工程について説明する。
画像処理基板13で画像処理が施された画像データが、各露光ユニット40に送られる。各露光ユニット40では、画像データに応じて各露光光Lを出射して、スコロトロン帯電器20によって帯電した各感光体18に露光し、静電潜像が形成される。
図3に示すように、感光体18に形成された静電潜像は、現像装置22によって現像され、第1特別色(V)、第2特別色(W)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー画像が形成される。
図1に示すように、各画像形成ユニット16V、16W、16Y、16M、16C、16Kの感光体28に形成された各色のトナー画像は、6つの一次転写ロール36V、36W、36Y、36M、36C、36Kによって中間転写ベルト34に順次多重転写される。
中間転写ベルト34に多重転写された各色のトナー画像は、二次転写ロール62によって、記録媒体収容部48から搬送されてきた記録媒体P上に二次転写される。トナー画像が転写された記録媒体Pは、搬送ベルト70によって第2処理装置10Bの内部に設けられた定着ユニット82に向けて搬送される。
記録媒体P上の各色のトナー画像が定着ユニット82により加熱・加圧されることで記録媒体Pに定着する。さらに、トナー画像が定着された記録媒体Pは、冷却ユニット110を通過して冷却された後、矯正装置140に送り込まれ、記録媒体Pに生じた湾曲が矯正される。
湾曲が矯正された記録媒体Pは、検出装置180によって画像欠陥等が検出された後、排出ロール198によって排出部196に排出される。
一方、画像が形成されていない非画像面に画像を形成させる場合(両面印刷の場合)は、検出装置180を通過後に、記録媒体Pが反転経路202で反転され、記録媒体収容部48の上方に設けられた搬送経路60に送り込まれて、前述した手順で裏面にトナー画像が形成される。
なお、本実施形態に係る画像形成装置10では、第1特別色及び第2特別色の画像を形成するための部品(画像形成ユニット16V・16W、露光ユニット40V・40W、トナーカートリッジ14V・14W、一次転写ロール36V・36W)は、ユーザーの選択により、追加部品として第1処理装置10Aに装着可能に構成されている。従って、画像形成装置10としては、第1特別色及び第2特別色の画像を形成するための部品を有さない構成、第1特別色及び第2特別色のうちいずれか1色の画像を形成するための部品のみを有する構成としてもよい。
一方、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像を形成するための部品(第1特別色及び第2特別色の画像形成用の部品以外の部品、例えば、画像形成ユニット16Y・16M・16C・16K、定着ユニット82)は、標準装備された標準部品として、第1処理装置10Aに予め装着されている。
(本実施形態に係る電源装置303の構成)
次に、本実施形態に係る電源装置303の構成について説明する。
次に、本実施形態に係る電源装置303の構成について説明する。
以下では、図中における矢印F方向を電源装置303の前方とし、その反対側(矢印B方向)を電源装置303の後方とし、電源装置303の前方側に向かって右側(矢印R方向)を、電源装置303の右側とし、電源装置303の前方側に向かって左側(矢印L方向)を、電源装置303の左側として説明する。なお、電源装置303におけるこれらの方向は、説明の便宜上定めたものであるから、電源装置303における左右方向及び前後方向は、この方向に限られるものではない。
電源装置303の前方側は、画像形成装置10の各種の操作を行うようにされた側、例えば、画像形成装置10を操作するための操作部15(図2参照)が配置された側であり、第1処理装置10Aにおける記録媒体収容部48(図1参照)が引き出される側である。
電源装置303は、図4に示すように、少なくとも後面側が開放され、各構成部品が収容される第1筐体304を備えている。第1筐体304は、直方体の枠状に形成されたフレーム314と、フレーム314の左側面側に設けられた左側板316と、フレーム314に底面側に設けられた底板318と、フレーム314の前面側に開閉可能に設けられた開閉カバー306と、フレーム314の右側面側に着脱可能に設けられた右側面カバー312と、フレーム314の上面側に着脱可能に設けられた上面カバー313と、を備えている。左側板316は、第1処理装置10Aの右側面に接合され(図1参照)、底板318は、第2処理装置本体302の突出部305の上面に接合されている(図1及び図4参照)。
なお、図4に示すように、開閉カバー306及び右側面カバー312は、第2処理装置本体302の突出部305の前面側、右側面側も、それぞれ覆うように設けられている。
第1筐体304の後面の開口部320Bには、第1筐体304に対して着脱される後面カバー322が設けられている。なお、後面カバー322は、第2処理装置本体302の突出部305の後面側も覆うように設けられている。
第1筐体304の内部の上下方向中央部には、図5に示すように、各構成部品が設置される棚板324が、底板318に沿って設けられている。第1筐体304の内部であって、棚板324上の後方側には、画像処理基板13V、13Y、13C(図1参照)を有する画像処理装置326が設置されている。
第1筐体304の内部には、図6及び図7に示すように、第1筐体304から引出可能な引出部の一例としての第1引出板331が、棚板324の下方に棚板324に対して間隔をあけて設けられている。第1引出板331は、棚板324に沿って第1筐体304内部からその後方側にスライド移動することにより、第1筐体304から引き出されるようになっている。
第1引出板331は、図8に示すように、第2処理装置10Bが設置された床面からの高さHが、例えば1200mmとされており、第1引出板331の引出作業をする作業者の胸辺りの高さに配置されている。
第1筐体304の内部には、図9に示すように、第1引出板331と同様に第1筐体304から引出可能な第2引出板332が、第1引出板331の下方に第1引出板331に対して間隔をあけて設けられている。この第2引出板332は、第1筐体304の底板318上に配置されており、底板318に沿って第1筐体304内部からその後方側にスライド移動することにより、第1筐体304から引き出されるようになっている。
第2引出板332には、画像形成ユニット16Y・16M・16C・16Kに供給される電力を、その画像形成ユニット16で必要とされる電力に調整するための複数の電源回路基板23Aが装着されている。
第1引出板331上の後方側であって左側には、図10に示すように、定着ユニット82に供給される電力をその定着ユニット82で必要とされる電力に調整するための第1電源回路基板の一例としての電源回路基板23Bが装着されている。
第1引出板331上の後方側であって右側には、図10に示すように、画像形成ユニット16V・16Wの少なくとも1つに供給される電力をその画像形成ユニット16で必要とされる電力に調整するための第2電源回路基板の一例としての電源回路基板23V(図11参照)が装着される電源回路基板装着部338が設けられている。すなわち、電源回路基板23Bは、電源回路基板装着部338に対して、第1引出板331の引出方向と交差する水平方向側に隣接して設けられている。
電源回路基板装着部338には、電源回路基板23Vと電気的に接続可能なコネクタ337が設けられている。コネクタ337が電源回路基板23Vに接続されることにより、配線339を通じて、電源回路基板23Vに対する電力の入力又は出力がなされる。
電源回路基板23Vは、第1特別色及び第2特別色の画像を形成するための部品(画像形成ユニット16V・16W等)が追加された場合に、図11に示すように、第1筐体304の内部から引き出された第1引出板331の電源回路基板装着部338に装着されて、追加部品として追加されるようになっている。
ここで、第1引出板331及び第2引出板332を第1筐体304からそれぞれ引き出す第1引出機構341及び第2引出機構342について説明する。なお、第2引出板332における第2引出機構342は、第1引出板331における第1引出機構341と、同様に構成されているので、説明を省略する。
第1引出機構341は、図12に示すように、第1筐体304の右側面側及び左側面側に設けられた案内部材350と、第1引出板331の右側部及び左側部に設けられ案内部材350に案内される被案内部材360と、を備えている。
なお、図12においては、第1筐体304の左側面側に設けられた案内部材350と、第1引出板331の左側部に設けられた被案内部材360とが、図示されている。また、第1筐体304の右側面側の案内部材350及び第1引出板331の右側部の被案内部材360は、それぞれ、第1筐体304の左側面側の案内部材350、第1引出板331の左側部の被案内部材360に対して、左右対称に形成されている点を除けば、同様に構成されているので、説明を省略する。
案内部材350は、第1筐体304の左側面側に設けられ筐体304の前後方向に長さを有する側板352と、側板352と一体に側板352の下端から右側に張り出し前後方向に長さを有する底板354と、を備えている。
具体的には、側板352及び底板354は、図13に示すように、第1筐体304の左側面側にある前方側のフレーム314から後方側のフレーム314に渡って配置されている。
底板354の後端には、図12に示すように、規制部の一例としてのストッパー356が形成されている。ストッパー356は、第1筐体304から引き出された第1引出板331を、電源回路基板23A及び電源回路基板装着部338の全体が第1筐体304外に位置する装着位置(図10参照)における第1引出板331の後述の突当て部材366に当って、第1引出板331の引出方向への移動を規制するようになっている。
すなわち、ストッパー356が形成された案内部材350は、電源回路基板23A及び電源回路基板装着部338の全体が第1筐体304外に位置する装着位置で第1引出板331を第1筐体304に対して位置決めする位置決め部として機能する。
側板352の上端には、側板352から右側に張り出す上板358が、側板352の長さ方向に沿って側板352と一体に形成されている。具体的には、上板358は、図13に示すように、前端から前後方向中央よりも後端側の位置まで形成されており、側板352の後端部には形成されていない。
上板358の左右方向の幅は、図12に示すように、案内部材350の側板352の左右方向の幅よりも短く、被案内部材360の後述の側板362の上端面を覆う程度とされており、被案内部材360が上方へ移動すると、後述の側板362の上端面が上板358に当るようになっている。
被案内部材360は、案内部材350の側板352の右面に沿って設けられ前後方向に長さを有する側板362と、側板362と一体に側板362の下端から右側に張り出し前後方向に長さを有する底板364と、を備えている。
底板364の底面には、ストッパー356に突き当たる突当て部材366が設けられている。突当て部材366は、ストッパー356に突き当たることにより後方への移動が規制される被規制部として機能する。突当て部材366は、底板364から下方へ突出しており、案内部材350の底板354に接触してスライド移動するようになっている。
また、底板364の前端の底面には、図13に示すように、底板364から下方へ突出され、底板354に接触してスライド移動可能な接触部材365が設けられている。この接触部材365は、第1引出板331の後端側を持ち上げた際に、支点として機能し、接触部材365を中心として第1引出板331の後端側が回転可能とされている。
また、底板364の底面には、底板364から下方へ突出され、底板354に接触する接触部材363が、接触部材365よりも後端側であって突当て部材366よりも前端側に設けられている。
側板362には、上端が前端側よりも高く張り出した張出部362Aが形成されている。側板362の張出部362Aよりも前端側には、張出部362Aよりも一段下に凹んだ凹部362Bが形成されている。側板362の凹部362Bよりも前端側には、張出部362Aよりも低く凹部362Bよりも高く突出した突出部362Cが形成されている。
被案内部材360が装着位置に位置する場合には、図15に示すように、張出部362Aが案内部材350の上板358よりも後方側に位置し、案内部材350の上板358の下方位置には、凹部362B及び突出部362Cが位置するようになっている。これにより、案内部材350の上板358と被案内部材360の側板362との間に隙間が形成され、図16に示すように、側板362を上方へ持ち上げることが許容される。側板362を上方へ持ち上げることにより、突当て部材366、ストッパー356が、上下に離れるようになっている。
(本実施形態に係る電源装置303の作用)
次に、本実施形態に係る電源装置303の作用として、第1特別色及び第2特別色の画像を形成するための部品(画像形成ユニット16V・16W、露光ユニット40V・40W、トナーカートリッジ14V・14W、一次転写ロール36V・36W)が第1処理装置10Aで追加された場合に、電源装置303において、電源回路基板23Vを追加する追加手順を説明する。
次に、本実施形態に係る電源装置303の作用として、第1特別色及び第2特別色の画像を形成するための部品(画像形成ユニット16V・16W、露光ユニット40V・40W、トナーカートリッジ14V・14W、一次転写ロール36V・36W)が第1処理装置10Aで追加された場合に、電源装置303において、電源回路基板23Vを追加する追加手順を説明する。
電源回路基板23Vを追加する場合には、図4に示すように、電源装置303の後面カバー322を取り外す。
次に、第1筐体304の開口部320Bを通じて、図6に示すように、第1引出板331を第1筐体304の内部から後方側へ引き出す。
第1引出板331が引き出されると、図14に示すように、被案内部材360の側板362の張出部362Aが、案内部材350の上板358と底板354に挟まれた状態でスライド移動する。
第1引出板331がさらに引き出されると、図15に示すように、第1引出板331の被案内部材360の突当て部材366が、ストッパー356に突き当たり、電源回路基板23A及び電源回路基板装着部338の全体が第1筐体304外に位置する装着位置(図10参照)で、第1引出板331が位置決めされる。
図11に示すように、第1筐体304外の装着位置に位置する状態の電源回路基板装着部338に、電源回路基板23Vが装着される。このため、電源回路基板23Vを第1引出板331に装着する際に、第1筐体304が干渉しにくく、電源回路基板23Vを第1引出板331に装着しやすい。
また、上記のように第1引出板331が引き出された状態において、第1引出板331に装着された電源回路基板23Aに対する交換及び保守点検がなされる。このため、電源回路基板23Aの交換や電源回路基板23Aに対する保守点検の際に、第1筐体304が干渉しにくく、電源回路基板23Aの交換や電源回路基板23Aに対する保守点検がしやすい。
さらに、第1引出板331自体を第1筐体304から取り外す際には、図16に示すように、装着位置における第1引出板331を持ち上げると、ストッパー356から突当て部材366が外れると共に、被案内部材360の側板362の凹部362Bが、案内部材350の上板358に当る。
次に、図17に示すように、第1引出板331を持ち上げた状態で、さらに後方へ引き出す。これにより、被案内部材360全体が、案内部材350の上板358よりも後方側に抜けた状態となる。
この状態からさらに、第1引出板331を持ち上げることにより、図18に示すように、第1引出板331が第1筐体304から取り外される。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
10A 第1処理装置(画像形成装置本体の一例)
304 筐体
331 第1引出板(引出部の一例)
350 案内部材(位置決め部の一例)
356 ストッパー(規制部、位置決め部の一例)
304 筐体
331 第1引出板(引出部の一例)
350 案内部材(位置決め部の一例)
356 ストッパー(規制部、位置決め部の一例)
Claims (4)
- 第1電源回路基板が収容された筐体と、
前記筐体内に設けられ、第2電源回路基板が装着可能とされた装着領域を有し、前記筐体から引出し可能な引出部と、
前記筐体から引き出された前記引出部を、前記装着領域の全体が前記筐体外に位置する装着位置で位置決めする位置決め部と、
を備える電源装置。 - 前記第1電源回路基板は、前記装着領域に対して引出方向と交差する水平方向側に隣接して前記引出部に装着され、前記引出部が装着位置に位置する場合において、前記筐体外に位置する請求項1に記載の電源装置。
- 前記位置決め部は、
前記筐体に設けられ、前記引出部をその引出方向へ案内する案内部材と、
前記案内部材に設けられ、前記装着位置に位置する前記引出部に当たって、前記引出部の引出方向への移動を規制する規制部と、
を有する請求項1又は請求項2に記載の電源装置。 - 画像形成装置本体と、
前記第1電源回路基板が、前記画像形成装置本体に標準装備された標準部品へ電力を供給し、前記第2電源回路基板が、前記画像形成装置本体に追加された追加部品へ電力を供給する請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置と、
を備える画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009262116A JP2011107399A (ja) | 2009-11-17 | 2009-11-17 | 電源装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011107399A true JP2011107399A (ja) | 2011-06-02 |
Family
ID=44230934
Family Applications (1)
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JP2009262116A Pending JP2011107399A (ja) | 2009-11-17 | 2009-11-17 | 電源装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011107399A (ja) |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH11275284A (ja) * | 1998-01-26 | 1999-10-08 | Ricoh Co Ltd | 原稿読取装置 |
JP2004249584A (ja) * | 2003-02-20 | 2004-09-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007240657A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2009
- 2009-11-17 JP JP2009262116A patent/JP2011107399A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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