JP2011106785A - 流体加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 燃料を燃焼させて熱エネルギーを発生させる燃焼装置と、この燃焼装置からの熱エネルギーで流体を加熱する加熱器からなる流体加熱装置において、この加熱器の少なくとも一部が間隙を保ってプレートを積層したプレート部からなり、これらのプレートの間隙を熱エネルギーを有する流体と被加熱流体が交互に流れ、被加熱流体が加熱されるように加熱部と被加熱部とを構成した流体加熱装置であって、前記プレート部は、燃焼火炎5中に置かれる下プレート部分6と燃焼火炎後に置かれる上プレート部分7の2箇所に配置され、燃焼火炎は下プレート部分を水平に流れた後、上方に屈曲して上プレート部分を上方に向かって流れ、被加熱流体は下プレート部分を上方に流れた後、上プレート部分の下部から入って上部へ流れる。
【選択図】 図2
Description
伝熱管群を用いる場合、形状の制約、および管ピッチが溶接しろの制約を受けるなど、最適設計ができないという欠点があった。また製作の複雑なことによるコストアップ、最適形状が得られないことによるサイズアップの問題があった。
図1は、本発明の流体加熱装置の要部を示している。1は加熱器で、加熱部2と被加熱部3とからなっている。この加熱器1に隣接して燃焼装置(図示せず)が配置されている。
また、図7に示すように、燃焼火炎中または/および燃焼火炎後に置かれる加熱部のプレート間隙は、燃焼ガス流速または燃焼ガス圧力がほぼ均一になるように決定される。
この場合、図13および図14に示すように、被加熱流体は流体加熱装置の外部より、外箱15の上部および下部のいずれかに設けられた被加熱流体供給管16、17を経て流入し、外箱15の上部より流出するように構成することが好ましい。
2 加熱部
3 被加熱部
4 プレート
5 燃焼火炎
6 下プレート部分
7 上プレート部分
8 円管群
9 異径管群
10、11、12 プレート群
13 多孔プレート
14 面燃焼バーナ
15 外箱
16、17 被加熱流体供給管
20 気液分離器
21 気液分離室
22 蒸気出口
23 液流体出口
24 液溜まり
25 液面検知器
26 液面検知器
27 液流体入口
28 液流体入口の流量制御弁
29 制御器
Claims (21)
- 燃料を燃焼させて熱エネルギーを発生させる燃焼装置と、この燃焼装置からの熱エネルギーで流体を加熱する加熱器からなる流体加熱装置において、この加熱器の少なくとも一部が間隙を保ってプレートを積層したプレート部からなり、これらのプレートの間隙を熱エネルギーを有する流体と被加熱流体が交互に流れ、被加熱流体が加熱されるように加熱部と被加熱部とを構成した流体加熱装置であって、前記プレート部は、燃焼火炎中に置かれる下プレート部分と燃焼火炎後に置かれる上プレート部分の2箇所に配置され、燃焼火炎は下プレート部分を水平に流れた後、上方に屈曲して上プレート部分を上方に向かって流れ、被加熱流体は下プレート部分を上方に流れた後、上プレート部分の下部から入って上部へ流れるようにしたことを特徴とする流体加熱装置。
- 燃焼火炎中に置かれる下プレート部分におけるプレートの積層が、燃焼火炎後に置かれる上プレート部分におけるプレートの積層より疎である請求項1記載の流体加熱装置。
- 燃焼火炎中に置かれる下プレート部分の代わりに、ごばん目状および千鳥状のいずれかの円管群を配置した請求項1または2記載の流体加熱装置。
- 燃焼火炎中に置かれる下プレート部分の代わりに、異形管で構成された異形管群を配置した請求項1または2記載の流体加熱装置。
- 異形管群が楕円管および扁平管のいずれかで構成された管群である請求項4記載の流体加熱装置。
- プレート間の間隙が加熱部と被加熱部で異なるようにした請求項1〜5のいずれかに記載の流体加熱装置。
- 燃焼火炎中に置かれる加熱部のプレート間隙が燃焼ガス流速および圧力損失の少なくともいずれかを均一に近づけるように決められた請求項6記載の流体加熱装置。
- 燃焼火炎後に置かれる加熱部のプレート間隙が燃焼ガス流速および圧力損失の少なくともいずれかを均一に近づけるように決められた請求項6記載の流体加熱装置。
- 加熱部のプレート間の間隙が被加熱部のプレート間の間隙より大きくなっている請求項6記載の流体加熱装置。
- 燃焼火炎後に置かれる上プレート部分が熱エネルギーの流れに沿って複数のプレート群に分かれている請求項1〜9のいずれかに記載の流体加熱装置。
- 複数のプレート群において、それぞれのプレート群の積層が下流になるほど密になっている請求項10記載の流体加熱装置。
- 加熱部のプレート間の間隙が下流方向に行くにつれて狭まり、被加熱部が下流方向に行くにつれて広くなっている請求項1または2記載の流体加熱装置。
- 加熱部および被加熱部が燃焼火炎中に置かれている請求項12記載の流体加熱装置。
- 加熱部および被加熱部が燃焼火炎後に置かれている請求項12記載の流体加熱装置。
- 燃料を燃焼させて熱エネルギーを発生させる燃焼装置が、多孔プレートを用いた面燃焼バーナである請求項1〜14のいずれかに記載の流体加熱装置。
- 燃料を燃焼させて熱エネルギーを発生させる燃焼装置が、耐熱金属繊維を用いた面燃焼バーナである請求項1〜14のいずれかに記載の流体加熱装置。
- 熱エネルギーで流体を加熱する加熱器からなる下プレート部分および上プレート部分を囲んで外箱が設置され、この加熱器と外箱の間に被加熱流体が充墳されているとともに、被加熱流体のプレートの間隙が外箱と連通しており、燃焼火炎後に置かれる上プレート部分の外側に被加熱流体が流れるようにした請求項1〜16のいずれかに記載の流体加熱装置。
- 被加熱流体は流体加熱装置の外部より、外箱の上部および下部のいずれかに設けられた被加熱流体供給管を経て流入し、外箱の上部より流出するようにした請求項17記載の流体加熱装置。
- 燃焼火炎後に置かれる上プレート部分の被加熱部の上部の側方に、被加熱部に連通する気液分離器を備えた気液分離室が設けられ、この気液分離室の上部および上側部のいずれかに蒸気出口が設けられて、被加熱流体は加熱され沸騰して蒸気を発生し、蒸気と液は燃焼火炎後に置かれる上プレート部分より気液分離室に流入し、気液分離器で蒸気が液流体と分離されて蒸気が外部へ流出し、液は気液分離室の下部より流出するようにした請求項17または18記載の流体加熱装置。
- 気液分離室の下部の内側および外側のいずれかに、液流体出口を備えた液溜まりを設け、この液溜まりに液面検知器を設けて液面検知部を構成し、被加熱流体供給管の液流体入口に流量制御弁を設け、この弁と前記液面検知器とを接続して、被加熱部の下部の内側および外側のいずれかに流出する流体の液面を検知し、この液面が一定になるように被加熱部に流入する流体流量を調節するようにした請求項19記載の流体加熱装置。
- 被加熱流体が吸収液であり、流体加熱装置が吸収式冷凍機の再生器である請求項1〜20のいずれかに記載の流体加熱装置。
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2009
- 2009-11-20 JP JP2009264825A patent/JP5457145B2/ja active Active
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