JP2011106659A - 管接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】係合部が切り粉の進入により不具合を生じることなく分岐管に係合し、分岐管を接続部に水密に接続できる管接続装置を提供すること。
【解決手段】流体管1を被覆する被覆部11と、流体管1に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁13aを有した開口部13と、分岐口を穿設する穿孔機16を水密に接続可能に開口した接続部15と、開口部13と接続部15とを連通可能な開閉弁部14とを備え、流体管1に対し水密に接続される管接続装置10であって、接続部15の内周面に、分岐管と係合する係合部15a,15bが設けられており、穿孔機16の接続時に、係合部15a,15bへの切り粉の進入を阻止する筒状体17が、穿孔機16と係合部15a,15bとの間に介設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体管を被覆する被覆部と、この流体管に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁を有した開口部と、分岐口を穿設する穿孔機若しくは分岐管を水密に接続可能に開口した接続部と、開口部と接続部とを連通可能な開閉弁部と、を備え、流体管に対し水密に接続される管接続装置に関する。
従来の管接続装置は、分岐管の接続時に分岐管と係合する係合部が内周面に設けられた接続部を備え、この接続部に穿孔機を接続して流体管に分岐口を穿孔している(例えば、特許文献1参照)。
特許第4162063号公報(第5頁、第5図)
しかしながら、特許文献1にあっては、穿孔機により流体管に分岐口を穿孔する際に発生する切り粉が、接続部に設けられた分岐管と係合する係合部に進入してしまうため、係合部に残留した切り粉が分岐管との間に介在し、水密性を維持できないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、係合部が切り粉の進入により不具合を生じることなく分岐管に係合し、分岐管を接続部に水密に接続できる管接続装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の管接続装置は、
流体管を被覆する被覆部と、該流体管に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁を有した開口部と、前記分岐口を穿設する穿孔機若しくは分岐管を水密に接続可能に開口した接続部と、前記開口部と接続部とを連通可能な開閉弁部と、を備え、前記流体管に対し水密に接続される管接続装置であって、
前記接続部の内周面に、前記分岐管の接続時に該分岐管と係合する係合部が設けられており、前記穿孔機の接続時に、前記係合部への切り粉の進入を阻止する筒状体が、前記穿孔機と前記係合部との間に介設されていることを特徴としている。
この特徴によれば、穿孔機と接続部の内周面との間に介設された筒状体により、穿孔機で分岐口を穿設する際の切り粉が係合部へ進入することを阻止できるため、分岐口の穿設後、係合部が切り粉の進入により不具合を生じることなく分岐管に係合し、分岐管を接続部に水密性を維持した状態で接続できる。
本発明の管接続装置は、
前記筒状体は、前記接続部の前記係合部よりも前記開閉弁部側に当接する先端周面に、密着部材を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、筒状体を接続部の開閉弁部側に向けて押し込むだけで、先端周面に備えた密着部材により係合部よりも開閉弁部側で密着し、切り粉の進入を簡単に防ぐことができる。
本発明の管接続装置は、
前記筒状体は、該筒状体の介設時に前記接続部の外側端に当接する鍔部を備え、該鍔部に、前記接続部の外側端に向けて螺挿可能なネジが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、筒状体を介設して穿孔機により分岐口を穿設した後に、筒状体の鍔部に設けられたネジを接続部の外側端に向けて螺挿するだけで、外側端を反力として利用して筒状体を接続部から取外すことができる。
本発明の管接続装置は、
前記接続部の外側端に、前記穿孔機の付属部品である止水蓋が取り付けられ、該止水蓋に、前記接続部の外部に連通可能な連通路が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、穿孔機で分岐口を穿設する際に、止水蓋に形成された連通路を開放することで、発生する切り粉を連通路を介して接続部の外部に排出できる。
本発明の管接続装置は、
前記止水蓋は、前記接続部に外嵌されたフランジ部材に対し固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、接続部に外嵌されたフランジ部材を用い止水蓋を固定できるため、接続部が、止水蓋を固定する構造を予め備える必要がなく、汎用性が高まる。
本発明の管接続装置は、
前記筒状体は、前記接続部のフランジ部に接続可能な第1のフランジと、前記穿孔機の付属部品である止水蓋に接続可能な第2のフランジと、を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、筒状体の第1のフランジを接続部のフランジ部に接続するとともに、第2のフランジを止水蓋に接続することで、接続部と止水蓋との接続が筒状体を介してできることになり、接続部と止水蓋とを接続するための別段の介設部材を不要にできる。
本発明の管接続装置は、前記止水蓋に、前記接続部の外部に連通可能な連通路が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、穿孔機で分岐口を穿設する際に、止水蓋に形成された連通路を開放することで、発生する切り粉を連通路を介して接続部の外部に排出できる。
実施例1における管接続装置を示す側断面図である。 実施例1における流体管を穿孔している状態を示す側断面図である。 実施例1における筒状体を取外す状態示す側断面図である。 (a)は、実施例1における筒状体の一部側断面図であり、(b)は、(a)と同じく背面図である。 実施例1における分岐管を接続した状態を示す側断面図である。 実施例1における流体管と管接続装置が相対移動した状態を示す側断面図である。 (a)は、実施例1におけるフランジ部材を示す正面図であり、(b)は、(a)と同じく側面図である。 実施例2における管接続装置を示す側断面図である。 実施例2における流体管を穿孔している状態を示す側断面図である。 実施例2における筒状体の一部側断面図である。
本発明に係る管接続装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。図1〜3,図4(a),図5,図7(b)及び図8〜10の図示左方側を前方(正面)側とし、図示右方側を後方(背面)側として説明する。
先ず、実施例1に係る管接続装置につき、図1から図7を参照して説明する。図1に示されるように、地中に埋設されたダクタイル鋳鉄製等の既設の流体管1の外周面に、管接続装置10が水密性を保持した状態で、且つ流体管1との所定限度量の相対移動を許容した状態で装着されている。管接続装置10は、径方向に2分割可能な筐体12と、別体の被覆部11とからなる。管接続装置10は、2分割に限らず3分割など複数に分割可能であってよい。また、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、流体管1の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管であっても構わない。
筐体12は、管軸に対して略直角外方を向き流体管1側から順に、開口部13、開閉弁部14、そして接続部15が連続して一体に設けられて成る。尚、開口部13、開閉弁部14、そして接続部15のうち少なくとも1つが、他と別体に設けられていても構わない。開口部13及び接続部15は、開閉弁部14により連通可能であって、流体管1に形成される分岐口1aの軸方向に拡がる内空構造を有している。開口部13は、被覆部11側に向けて開口した開口縁13aを有しており、この開口縁13aの開口領域が開閉弁部14側の開放領域に連続している。開口部13、開閉弁部14、そして接続部15を構成する筐体12と、被覆部11とは、互いの対向面間に配置された止水部材31,32を介し、ボルト・ナット30により流体管1に互いに組みつけられている。
このように、開口部13の開口縁13aと流体管1に後述のように形成される分岐口の開口縁とを容易に位置合わせした状態で、開口部13を構成する筐体12と被覆部11とを組付けるだけで流体管に接続できる。
開閉弁部14は、弁軸14bの回動操作で上下する弁体14aによって、開口部13と接続部15との間を開閉可能に成っている。
接続部15の内周面には、この接続部15に接続される分岐管40と係合する本発明の係合部としての、ロックリング22が設置される環状溝15aと環状溝15aよりも接続部15の外側端15c寄りで止水パッキン23が収容される拡径部15bとが、形成されている。尚、本発明の係合部として、ロックリング22が設置される環状溝15aのみが形成されてもよいし、若しくは止水パッキン23が収容される拡径部15bのみが形成されてもよい。接続部15の外周面には、分割構造のフランジ部材20が外嵌される凹溝15eが形成されている。更に、外側端15c近傍には、各々が径方向に貫通し周方向に沿って複数形成されたネジ孔15dに、調整ネジ24がそれぞれ螺挿されている。また、調整ネジ24の先方には、接続部15の内周面に沿って後述の分岐管の屈曲を防止するための屈曲防止リング35が予め設けられている。尚、屈曲防止リング35は特に図示しないが、周方向に隣接した複数の円弧部材と、円弧部材同士の間に介設された固定用部材とから成る。
次に、管接続装置10を用いた流体管1への分岐口1aの穿設について説明する。
図1,2に示されるように、先ず分岐口1aの穿設時の構造について説明すると、接続部15内部に、略筒形状の筒状体17が嵌挿されている。図4(a),(b)に示されるように、筒状体17は、ダクタイル鋳鉄等の金属材から成る本体筒の先端周面に、ゴム等の弾性材から成る密着部材26が設けられ、また後端に外径方向に突出した鍔部17aが形成されている。また、筒状体17の前記した本体筒は、先端周面側の縮径筒部17dと、鍔部17a側の拡径筒部17eと、から成り、拡径筒部17eは、後述の分岐管よりも若干小径の外径を備える。
接続部15に嵌挿された筒状体17は、密着部材26が接続部15の開閉弁部14寄りの縮径内面15fに当接するとともに、鍔部17aが接続部15の外側端15cに当接することで、係合部としての環状溝15a及び拡径部15bと、後述する穿孔機16との間に介設されている。筒状体17は、接続部15に嵌挿された後、調整ネジ24を適宜螺挿することで、筒状体17の軸心を位置合わせできるように成っている。また筒状体17は、拡径部15bに収容された止水パッキン23に水密に当接している。図1に示されるように、筒状体17は、分岐管との接続に用いるロックリング22、止水パッキン23、調整ネジ24及び屈曲防止リング35が接続部15の内周面に予め組み付けられた状態で、接続部15に嵌挿されている。また、前記した形状の筒状体17によれば、縮径筒部17dにより接続部15内を嵌挿し易く、且つ拡径筒部17eを止水パッキン23に水密に当接させ易い。
また、筒状体17の鍔部17aの背面側に、穿孔機16の付属部品である止水蓋としてのボーラーヘッド18が取り付けられている。ボーラーヘッド18は、接続部15の凹溝15eに外嵌したフランジ部材20に対し、長ボルト・ナット25により固定され、鍔部17aの背面に配置されたパッキン27を押圧保持することで接続部15内を水密に維持している。ボーラーヘッド18は、鍔部17a背面において後方に突出した突出部17cが、ボーラーヘッド18の前面に形成された中央凹部18bに嵌合することで、穿孔機16の軸心を位置合わせした状態で取り付けられている。
フランジ部材20について詳細には、図7(a),(b)に示されるように、各々が略半円弧状に形成され挿通孔20c,20cを備えた分割フランジ部材20a,20aと、接続ボルト・ナット20d,20dとからなり、フランジ部材20は、分割フランジ部材20a,20aを接続部15の凹溝15eに沿って嵌合した状態で接続ボルト・ナット20d,20dを締結することで、凹溝15e内に固定に接続される。
このように、接続部15に外嵌されたフランジ部材20を用いボーラーヘッド18を固定できるため、接続部15が、ボーラーヘッド18を固定するための構造を予め備える必要がなく、汎用性が高まる。
ボーラーヘッド18には、その外径方向に延びボーラーヘッド18の内外を連通する連通路18aが形成され、更に連通路18aを開閉する排出バルブ19が設けられている。
図2に示されるように、続いて分岐口1aの穿設工程について説明すると、開閉弁部14の弁体14aを上げ、また排出バルブ19を開放し、穿孔機16を構成する略円筒状のカッタ21を流体管1側に送出して穿孔を行なう。この穿孔機16と、係合部としての環状溝15a及び拡径部15bとの間に、環状溝15a及び拡径部15bへの切り粉の進入を阻止する筒状体17が介設されていることで、流体管1から流出する流体に伴い管壁から発生する切り粉が、これ等環状溝15a及び拡径部15bに向けて進入することなく、筒状体17内部を流通し、更に連通路18aを介して接続部15外部に排出できる。この穿孔により管軸に直交方向に略円形の分岐口1aが穿設される。
また、筒状体17を接続部15の開閉弁部14側に向けて押し込むだけで、先端周面に備えた密着部材26により係合部としての環状溝15a及び拡径部15bよりも開閉弁部14側の縮径内面15fに密着し、切り粉の進入を簡単に防ぐことができる。尚、筒状体は、必ずしも先端周面に密着部材26を備えていなくてもよく、単一の筒部材のみから成っていてもよい。更に尚、筒状体は、必ずしも水密性を有するものに限られず、例えば切り粉の進入を阻止できる程度の細かさの網目状体から成っていても構わない。
分岐口1aの穿設後、穿孔機16のカッタ21を接続部15側まで引き戻し、開閉弁部14の弁体14aを下げて、接続部15からボーラーヘッド18、穿孔機16、更にフランジ部材20を取り外す。
図3に示されるように、鍔部17aに形成された雌ネジ孔17bに、ネジ28を接続部15の外側端15c側に向けて螺挿するだけで、外側端15cを反力として利用して筒状体17を接続部15から取外すことができる。
図5に示されるように、筒状体17の取り外し後、接続部15の内方に、先端が外径方向に膨出した膨出部40aを有する分岐管40を挿入する。接続部15に挿入された分岐管40は、膨出部40aがロックリング22に係止することで抜出しが阻止され、且つ外周面が止水パッキン23に当接することで水密性が維持される。また、調整ネジ24を適宜螺挿し、屈曲防止リング35を分岐管40の外周面に当接させることで、接続後の分岐管40の屈曲が防止される。次いで、弁体14aを再び上げることで、流体管1と分岐管40とが分岐口1aを介して連通することになる。
このように、穿孔機16と係合部としての環状溝15a及び拡径部15bとの間に介設された筒状体17により、穿孔機16で分岐口1aを穿設する際の切り粉が係合部へ進入することを阻止できるため、分岐口1aの穿設後、環状溝15a及び拡径部15bが切り粉の進入により不具合を生じることなく分岐管40に係合し、分岐管を接続部に水密性を維持した状態で接続できる。また、筒状体17が、分岐管との接続に用いるロックリング22、止水パッキン23、調整ネジ24及び屈曲防止リング35が接続部15の内周面に予め組み付けられた状態で、接続部15に嵌挿できることで、筒状体17を取外した後に、別の組付工程を要することなく、分岐管40を直ぐに挿入できる。
次に、分岐口1aの穿孔及び分岐管40の設置後の流体管1と管接続装置10との相対移動について説明する。
開口部13の開口縁13aは、分岐口1aの開口縁1bよりも十分に大きい略円形に形成されている。図5に示されるように、分岐口1aの穿孔及び分岐管40の設置直後では、開口部13の開口縁13aは、分岐口1aの略円形の開口縁1bと略同軸であって、より大口径の略円形状に形成されている。
図6に示されるように、流体管1と管接続装置10とが、管軸回りの方向に所定の限度量相対移動した場合でも、分岐口1aの開口縁1bは、開口部13の開口縁13aにより被覆されることなく開口領域を維持している。
このように、流体管1に水密に接続された管接続装置10が、不測の外力等により流体管に対し所定限度量まで相対移動しても、十分に大きい開口領域の開口縁13aを有した開口部13により、流体管1の分岐口1aの開口領域が維持されるため、流体管1から分岐口1aを介し、連通する接続部15に接続された分岐管40への流量が常に保たれることになる。また、管接続装置10が流体管1に対し所定限度量まで相対移動しても、開閉弁部14との間に開放された開放領域Sを有した開口部13により、分岐口1aを介し開閉弁部14に向けての流路が確保され、連通する接続部15に接続された分岐管40への流量が確実に保たれることになる。
また、特に図示しないが、流体管1と管接続装置10とは、必ずしも流体管1の管軸回りの方向に相対移動するものに限られず、例えば流体管1と管接続装置10とは、流体管1の管軸方向や、或いは流体管1の管軸回りの方向と管軸方向とを組合せた方向に、所定限度量まで相対移動しても、十分に大きい開口領域の開口縁13aを有した開口部13により、流体管1の分岐口1aの開口領域が維持される。このように開口部13の開口縁13aが、分岐口1aの開口縁1bと略同軸に形成されていることで、管接続装置10の流体管1に対する相対移動の範囲を多方向に拡げることができる。
尚、本実施例の流体管1と管接続装置10とに許容される相対移動の所定の限度量は、接続当初を基準として、流体管1の管軸回りに正負各略15度の合計略30度であって、且つ流体管1の管軸方向に前後各分岐口1aの略半径長さの合計略直径長さであるが、例えば、流体管1と管接続装置10とが、相対移動を許容しない態様で接続されるものであってもよい。
次に、実施例2に係る管接続装置につき、図8から図10を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成を省略する。
図8に示されるように、接続部15’の内周面には、この接続部15’に接続される分岐管(図示略)と係合する本発明の係合部としての、ロックリング22が設置される環状溝15aと環状溝15aよりも接続部15’の外側端15c寄りで止水部材(図示略)が収容される拡径部15gとが、形成されている。接続部15’の外側端15c外方には、所定数の挿通孔15jが形成されたフランジ部15hが接続部15’に一体に形成されている。
図8及び図10に示されるように、接続部15’内部に、略筒形状の筒状体37が嵌挿されている。筒状体37は、ダクタイル鋳鉄等の金属材から成る本体筒の先端周面に、ゴム等の弾性材から成る密着部材26が設けられている。また筒状体37の前記した本体筒は、先端周面側の縮径筒部37dと、後部側の拡径筒部37eと、から成る。更に筒状体37は、後部側に外径方向に突出した第1のフランジ37aが形成され、更にこの第1のフランジ37aから軸方向に所定長の筒部37fを介して離間した後端部に第2のフランジ37gが形成されている。
第1のフランジ37aは、接続部15’の挿通孔15jと略同軸の挿通孔37bが穿設されており、第2のフランジ37gは、穿孔機16の付属部品である止水蓋としてのボーラーヘッド18に形成された挿通孔と、略同軸の挿通孔37hが穿設されている。筒状体37は、挿通孔15j及び挿通孔37bに挿通されたボルト・ナット33により接続部15’に締結されるとともに、ボーラーヘッド18の挿通孔及び挿通孔37hに挿通されたボルト・ナット36によりボーラーヘッド18に締結されている。
接続部15’に嵌挿された筒状体37は、係合部としての環状溝15a及び拡径部15gと、後述する穿孔機16との間に介設されている。接続部15’に嵌挿された筒状体37は、第1のフランジ37aの前側面に設けられた環状パッキン39により、接続部15’のフランジ部15hとの間が密封され、第2のフランジ37gの後側面に設けられた環状パッキン38により、ボーラーヘッド18との間が密封されている。尚、環状パッキン39に代えて、若しくは加えて、接続部15’の拡径部15gに設けられた図示しないパッキンにより、筒状体37と接続部15’との間を密封するようにしても構わない。
ボーラーヘッド18には、その外径方向に延びボーラーヘッド18の内外を連通する連通路18aが形成され、更に連通路18aを開閉する排出バルブ19が設けられている。
図9に示されるように、続いて分岐口1aの穿設工程について説明すると、開閉弁部14の弁体14aを上げ、また排出バルブ19を開放し、穿孔機16を構成する略円筒状のカッタ21を流体管1側に送出して穿孔を行なう。この穿孔機16と、係合部としての環状溝15a及び拡径部15gとの間に、環状溝15a及び拡径部15gへの切り粉の進入を阻止する筒状体37が介設されていることで、流体管1から流出する流体に伴い管壁から発生する切り粉が、これ等環状溝15a及び拡径部15gに向けて進入することなく、筒状体37内部を流通し、更に連通路18aを介して接続部15’外部に排出できる。この穿孔により管軸に直交方向に略円形の分岐口1aが穿設される。
また、筒状体37を接続部15’の開閉弁部14側に向けて押し込むだけで、先端周面に備えた密着部材26により係合部としての環状溝15a及び拡径部15gよりも開閉弁部14側の縮径内面15fに密着し、切り粉の進入を簡単に防ぐことができる。
このように、穿孔機16と係合部としての環状溝15a及び拡径部15gとの間に介設された筒状体37により、穿孔機16で分岐口1aを穿設する際の切り粉が係合部へ進入することを阻止できるため、分岐口1aの穿設後、環状溝15a及び拡径部15gが切り粉の進入により不具合を生じることなく図示しない分岐管に係合し、分岐管を接続部15’に水密性を維持した状態で接続できる。また、筒状体37が、分岐管との接続に用いるロックリング22、止水パッキンが接続部15’の内周面に予め組み付けられた状態で、接続部15’に嵌挿できることで、筒状体37を取外した後に、別の組付工程を要することなく、分岐管を直ぐに挿入できる。
筒状体37の第1のフランジ37aを接続部15’のフランジ部15cに接続するとともに、第2のフランジ37gを止水蓋としてのボーラーヘッド18に接続することで、接続部15’とボーラーヘッド18との接続が筒状体37を介してできることになり、接続部15’とボーラーヘッド18とを接続するための別段の介設部材を不要にできる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、開口部13が十分に大きい開口縁13aを有し、流体管1と管接続装置10とが相対移動しても分岐口1aを介する分岐管40への流量が保たれているが、例えば開口部の開口縁は、流体管の分岐口の開口縁よりも僅かに大きい開口縁であってもよい。
また例えば、前記実施例1では、筒状体17は、本体筒の先端周面に弾性材から成る密着部材26を備えているが、例えば筒状体は、筒状体全体が弾性材から成るものであってもよい。更に前記実施例の筒状体17は、鍔部17aに設けられたネジ28を螺挿することで、接続部15から取外されるように成っているが、例えば筒状体は、別段に設けた図示しない取外し手段等により取外されても構わない。
また例えば、前記実施例1では、接続部15の外側端15cに取り付けられたボーラーヘッド18の連通路18aを開放することで、この連通路18aを介して切り粉を接続部15の外部に排出させながら分岐口1aを穿設しているが、例えば、切り粉を外部に排出するための連通路が筒状体に形成されていてもよいし、若しくは穿孔時に切り粉を一時集積するための集積箇所を別段に設けても構わない。
更に例えば、前記実施例1では、ボーラーヘッド18が接続部15に外嵌されたフランジ部材20に対し固定されているが、例えば接続部の外側端に一体にフランジ部が設けられ、ボーラーヘッドが前記フランジ部に対し固定されていてもよい。
1 流体管
1a 分岐口
1b 開口縁
10 管接続装置
11 被覆部
12 筐体
13 開口部
13a 開口縁
14 開閉弁部
14a 弁体
15、15’ 接続部
15a 環状溝(係合部)
15b 拡径部(係合部)
15c 外側端
15e 凹溝
15h フランジ部
16 穿孔機
17 筒状体
18 ボーラーヘッド(止水蓋)
18a 連通路
19 排出バルブ
20 フランジ部材
21 カッタ
22 ロックリング
23 止水パッキン
26 止水部材
28 ネジ
29 コア
29a 突出口
37 筒状体
37a 第1のフランジ
37g 第2のフランジ
40 分岐管

Claims (7)

  1. 流体管を被覆する被覆部と、該流体管に形成される分岐口の開口縁に沿った開口縁を有した開口部と、前記分岐口を穿設する穿孔機若しくは分岐管を水密に接続可能に開口した接続部と、前記開口部と接続部とを連通可能な開閉弁部と、を備え、前記流体管に対し水密に接続される管接続装置であって、
    前記接続部の内周面に、前記分岐管の接続時に該分岐管と係合する係合部が設けられており、前記穿孔機の接続時に、前記係合部への切り粉の進入を阻止する筒状体が、前記穿孔機と前記係合部との間に介設されていることを特徴とする管接続装置。
  2. 前記筒状体は、前記接続部の前記係合部よりも前記開閉弁部側に当接する先端周面に、密着部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の管接続装置。
  3. 前記筒状体は、該筒状体の介設時に前記接続部の外側端に当接する鍔部を備え、該鍔部に、前記接続部の外側端に向けて螺挿可能なネジが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の管接続装置。
  4. 前記接続部の外側端に、前記穿孔機の付属部品である止水蓋が取り付けられ、該止水蓋に、前記接続部の外部に連通可能な連通路が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管接続装置。
  5. 前記止水蓋は、前記接続部に外嵌されたフランジ部材に対し固定されていることを特徴とする請求項4に記載の管接続装置。
  6. 前記筒状体は、前記接続部のフランジ部に接続可能な第1のフランジと、前記穿孔機の付属部品である止水蓋に接続可能な第2のフランジと、を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の管接続装置。
  7. 前記止水蓋に、前記接続部の外部に連通可能な連通路が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の管接続装置。
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