JP2011106595A - 油圧クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 クラッチピストンを動作するための油圧制御を簡易な構成で行うことのできる油圧クラッチの提供。
【解決手段】 作動油で満たされたクラッチ油室とキャンセラー油室とを分け隔てているクラッチピストンに、各油室に連通する油路とオイルポンプとを設け、オイルポンプを駆動することによって油路を介して各油室間で相互に作動油を移動させる。作動油を移動させると、各油室のうち一方を満たす油量が増加して他方を満たす油量が減少される。この際に、油量が増加している油室からクラッチピストンに対してかかる油圧が増すことになり、クラッチピストンは油量が増加した油室側から油量が減少した油室側へと移動を開始する。このようにして、クラッチ油室及びキャンセラー油室それぞれを満たす油量をオイルポンプを駆動して調整するといった簡単な構成で、クラッチピストンを移動制御することができるようになる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、クラッチピストンに作用する遠心油圧をキャンセルする遠心油圧キャンセラー機構を有する油圧クラッチに関する。特に、クラッチピストンを動作するための油圧制御を簡易な構成で行うことのできる技術に関する。
従来から、クラッチ油室内に供給される作動油の油圧によってクラッチピストンに押圧力を与え、該クラッチピストンの押圧力によりクラッチを係合/解放する油圧クラッチが知られている。こうした油圧クラッチは、前記クラッチ油室に作動油を供給するための油圧供給機構を有する。このような装置の一例としては、例えば特許文献1に記載された装置などがある。
従来知られた油圧クラッチの油圧供給機構の一例を図6に示す。従来知られた油圧供給機構Xは回転軸J(例えば変速機入力軸など)と共に回転する油圧クラッチKと別途に設けられた付帯設備であって、例えば図6に示されるように、クラッチピストンKPを有する油圧クラッチK内に形成されたクラッチ油室KAに供給する作動油を蓄えたリザーバーRと、作動油内に含まれる異物を除去するオイルストレーナーOと、前記リザーバーRから回転軸J内の油供給路A(又は単に油路)を介して油圧クラッチKに対して作動油を送り出す油圧供給源P(オイルポンプなど)と、クラッチ油室KA内の油圧を制御するために前記油圧供給源Pと前記油圧クラッチKとの間に油供給路Aを介して適宜に配置されるバルブ・ソレノイド類(例えばレギュレータバルブRV、リニアソレノイドLS、シフトバルブSV及びシフトソレノイドSSなど)とを含んでなる。なお、図示の例では回転軸Jと油供給路Aとの接続部に油漏れを防ぐためのシールリングSRが設けられている。
また、従来知られた油圧クラッチにおいて、変速機の回転軸上に配設されたクラッチが前記回転軸と共に回転することによりクラッチ油室内に生ずる遠心油圧の影響(例えばクラッチの引きずり現象などを引き起こしうる原因となる)をキャンセルするための遠心油圧キャンセラー機構を有するものも知られている。前記遠心油圧キャンセラー機構はクラッチピストンを挟んでクラッチ油室と反対側にキャンセラー油室を設けてなり、クラッチの非係合時には前記キャンセラー油室内に作動油を供給して、該供給された前記キャンセラー油室内の作動油に発生する遠心油圧と前記クラッチ油室内の作動油に発生する遠心油圧とを互いに相殺させることにより、クラッチピストンに作用する遠心油圧の影響を排除するようにしている。このような遠心油圧キャンセラー機構を有する油圧クラッチの一例としては、例えば特許文献2に記載されている装置などがある。
特開2007-315572号公報 特開2001-99187号公報
ところで、上述した遠心油圧キャンセラー機構を有する油圧クラッチにおいても、クラッチ油室に作動油を供給する油圧供給機構は当然に必要である。また、それに加えて上述のようにキャンセラー油室に対しても作動油を供給する油圧供給機構が必要とされている。しかし、上述したような油圧供給機構を用いてクラッチ油室及びキャンセラー油室ともに作動油を供給できるようにするには、前記油供給路を複雑に張り巡らせてかつ前記バルブ・ソレノイド類の部品点数を数多く用いた従来に比較してより複雑化された機構が必要とされることから、そのような機構を設置するための多大なスペースを確保しなければならないし、またコスト高に繋がり都合が悪い、という問題点があった。
また、従来の油圧供給機構は前記油圧供給源と前記油圧クラッチとの間に作動油の漏れを伴いうるバルブ・ソレノイド類を複雑に張り巡らされた油供給路を介して数多く配置しなければならないことから、これら各部品の寸法や性能のばらつき、温度による漏れ量のばらつきなどに起因して、精度よく油圧をコントロールすることが難しくなる(油圧制御精度が悪化しやすい)。さらに、前記回転軸と油供給路との接続部あるいは前記バルブ・ソレノイド類から作動油が漏れているような場合には、ポンプからの吐出量を増加して適切な油圧に制御する必要があり、そのためにポンプフリクションの増加による効率悪化を招きうること、あるいは増加する分の吐出量を考慮してポンプの大型化を招く(コスト高及び重量アップを伴う)ことなどから都合が悪い。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、回転軸上に配設される遠心油圧キャンセラー機構を有する油圧クラッチにおいて、クラッチピストンを動作するための油圧制御を簡易な構成で行うことのできる油圧クラッチを提供することを目的とする。
本発明に係る油圧クラッチは、回転軸(J)の外周にクラッチドラム(1)と、前記クラッチドラム(1)内において軸方向に移動自在に嵌入配設されたクラッチピストン(KP)と、前記クラッチピストン(KP)に嵌入配設されるとともに前記クラッチドラム(1)に係止されたキャンセラープレート(C)とを支持してなり、前記クラッチドラム(1)及び前記クラッチピストン(KP)間にクラッチ油室(KA)を画成するとともに前記クラッチピストン(KP)及び前記キャンセラープレート(C)間にキャンセラー油室(CA)を画成してなる油圧クラッチにおいて、作動油で満たされた前記クラッチ油室(KA)と前記キャンセラー油室(CA)とを分け隔てている前記クラッチピストン(KP)に、前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)に連通する油路(Ka〜Kc)とオイルポンプ(P)とを設けてなり、前記オイルポンプ(P)を駆動して前記油路(Ka〜Kc)を介して前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)間で相互に作動油を移動させることによって、前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)それぞれを満たす油量を調整して前記クラッチピストン(KP)の移動制御を行うことを特徴とする。
この発明によると、作動油で満たされたクラッチ油室(KA)とキャンセラー油室(CA)とを分け隔てているクラッチピストン(KP)に、前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)に連通する油路(Ka〜Kc)とオイルポンプ(P)とを設け、前記オイルポンプ(P)を駆動することによって前記油路(Ka〜Kc)を介して前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)間で相互に作動油を移動させるようにした。前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)間で相互に作動油を移動させると、前記クラッチ油室(KA)及び前記キャンセラー油室(CA)のうち一方を満たす油量が増加して他方を満たす油量が減少される。この際に、油量が増加している油室からクラッチピストン(KP)に対してかかる油圧が増すことになり、前記クラッチピストン(KP)は油量が増加した油室側から油量が減少した油室側へと移動を開始する。このようにして、本発明に係る油圧クラッチでは、クラッチ油室(KA)及びキャンセラー油室(CA)それぞれを満たす油量を調整することによってクラッチピストン(KP)の移動制御を行うようにしている。このように、オイルポンプ(P)を駆動して油量を調整するといった簡単な構成でクラッチピストン(KP)を移動制御できることから、従来のように大規模な付帯設備(油圧供給機構)を設けなくても済み、油圧クラッチにおいての省スペース、低コスト、設計自由度の大幅向上を実現することができる。また、従来に比べて油漏れの恐れがほとんどないことから、オイルポンプ(P)の駆動に応じて応答性よくクラッチピストン(KP)を移動制御できるとともに、さらには精度よく効率的に油圧をコントロールすることができるようにもなる。
なお、上記で括弧内に記した図面参照符号は、後述する実施形態において対応する構成要素等を参考のために例示したものである。
この発明によれば、作動油で満たされたクラッチ油室とキャンセラー油室とを分け隔てているクラッチピストンに、前記各油室に連通する油路とオイルポンプとを設けてなり、前記オイルポンプを駆動して前記油路を介して前記各油室間で相互に作動油を移動させて各油室の油量を調整することによってクラッチピストンを移動させるようにしたことから、クラッチピストンを移動するための油圧制御を簡単な構成で行うことができるようになる、という効果を奏する。
この発明に係る油圧クラッチの一実施例を示す断面図である。 クラッチピストンの全体構造の一実施例を示す正面図である。 図1に示した油圧クラッチにおけるクラッチピストンの作動要領を説明するための模式図である。 突出軸タイプのモータを用いた油圧クラッチを示す断面図である。 図4に示した油圧クラッチにおけるクラッチピストンの全体構造を示す正面図である。 従来知られた油圧クラッチの油圧供給機構の構成の一例を示すブロック図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
図1は、この発明に係る油圧クラッチの一実施例を示す断面図である。図示を省略したが従来知られているように、油圧クラッチKは変速機内において複数のギヤ列の中から、例えば変速機入力軸J(回転軸)に伝達されるエンジンなどの原動機の動力を変速カウンタ軸へと伝達させるギヤ列を選択的に動作するものであり、この図1では説明を理解しやすくするために、変速機入力軸J上に回転自在に配設された任意の1つのギヤ列(ここではドライブギヤDのみを示す)に対応して配設されてなるものを代表的に拡大して示している。
変速機入力軸J(回転軸)の外周には、クラッチドラム1と、前記クラッチドラム1内に配設されたクラッチピストンKP及びキャンセラープレートCがそれぞれ支持されている。前記クラッチピストンKPは、前記クラッチドラム1内部において図1の軸方向に移動自在に嵌入されている。前記クラッチピストンKPとクラッチドラム1の側壁面(図1において右側)との間にはクラッチ油室KAが形成され、このクラッチ油室KA内は作動油で満たされている。
クラッチドラム1内における前記クラッチピストンKPの押付け部Zが対向する位置に、軸方向に交互に重なって複数のクラッチプレートBa及びクラッチディスクBbが配設されている。クラッチプレートBaは外周側においてクラッチドラム1の係止部1aに係止されており、クラッチドラム1と一体回転するようになっている。一方、クラッチディスクBbは内周側においてドライブギヤDと一体に形成されたクラッチスプライン部Daとスプライン係合されて、ドライブギヤDと一体回転することができるようになっている。また、クラッチプレートBa及びクラッチディスクBbはそれぞれ軸方向に移動可能であるが、ドライブギヤD側に必要以上に移動することのないように、エンドプレートEにより塞がれるとともにサークリップFにより係止保持されることによって、クラッチドラム1内の所定箇所に位置付けされる。上記クラッチプレートBa及びクラッチディスクBbがクラッチピストンKPから押圧力を受けて係脱されることによって、クラッチの係合/解放は行われる。
他方、前記クラッチピストンKPを挟んだ前記クラッチドラム1の側壁面と反対側(図1において左側)には、キャンセラープレート(カバー)Cがその下方部をクラッチドラム1に取り付けられたサークリップHにより図1の左方向への移動が制限された状態でクラッチドラム1の底面に固定されると共に、その上方部が相対的に軸方向に摺動可能に前記クラッチピストンKPに嵌入されている。このキャンセラープレートCとクラッチピストンKPとの間にはキャンセラー油室CAが形成され、このキャンセラー油室CA内は作動油で満たされている。
前記クラッチドラム1と前記クラッチピストンKPと前記キャンセラープレートCとが各々接する箇所はシールリングSRによってシールされており、前記クラッチ油室KA及び前記キャンセラー油室CAに満たされた作動油がクラッチドラム1内の他の箇所へと漏れることのないようにしている。そして、図から理解できるように、前記クラッチピストンKPはクラッチドラム1内において、常に作動油が充満された状態にある前記クラッチ油室KAとキャンセラー油室CAとを分け隔てるように配設されている。すなわち、この油圧クラッチでは、前記クラッチ油室KA及びキャンセラー油室CAに対して外部から作動油を供給/排出する油供給路を含む油圧供給機構が設けられておらず、あくまでも作動油はクラッチ油室KA及びキャンセラー油室CAの両室内のみに留まり、外部との間で作動油の供給/排出を行うことのできるようにはなっていない。この実施例に示す油圧クラッチでは、クラッチ油室KA及びキャンセラー油室CAの両室内の内外径を同じに構成することでピストン作動時における前記各油室内の油の体積変化を同一とし、これによりクラッチ油室KA及びキャンセラー油室CAの両室内のみに作動油を留まらせる密閉構造をとることを可能としている。
詳しくは後述するが、前記クラッチピストンKPはその内部にオイルポンプPを有する構造となっており、当該オイルポンプPによって前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとの間でこれらに充満されている作動油を相互に移動させることで、前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAそれぞれを満たす油量を調整することのできるようにしている。そこで、前記オイルポンプPを駆動するために、例えば超音波モータなどの小型/軽量な円筒状の中空モータM(モータ軸を中空にした中空軸タイプのモータ)と、前記中空モータMを駆動する電源などを供給するスライド端子(可動接点)Qと、前記中空モータMの同心中空軸に取り付けられたモータ回転子Maとが前記キャンセラー油室CA内に配設されている。
前記モータ回転子Maは円周方向の全周にわたって複数の歯Mgを有してなり、このモータ回転子Maはその有する歯Mgの一部がオイルポンプPのポンプ駆動軸Pcの円周方向の全周にわたって設けられた複数の歯Pgの一部と噛み合わされて(図2参照)、前記中空モータMの回転に応じて前記オイルポンプPを駆動するポンプ駆動ギヤとして機能するようになっている。なお、図1(又は図2)から理解できるように、前記中空モータMの中空軸内には変速機入力軸J及び変速機入力軸Jの外周に支持されたクラッチドラム1の一部(詳しくは内周部のみ)が通されており、これら変速機入力軸J及びクラッチドラム1が中空モータM及びモータ回転子Maとは別途に回転できるようになっている。
次に、内部にオイルポンプPを有するクラッチピストンKPの構造について、図2を用いて具体的に説明する。図2は、クラッチピストンKPの全体構造の一実施例を示す正面図である。ただし、図2では説明を理解しやすくするために、オイルポンプPを駆動するためにキャンセラー油室CA内に配設される中空モータMについても便宜的に図示している。なお、図2において図面手前がキャンセラー油室CA側であり、図面奥がクラッチ油室KA側である。
図1又は図2に示すように、クラッチピストンKPの内部には、例えば円筒状のオイルポンプP(例えば、後述するようなトロコイドポンプ)が隙間なくきっちりと嵌合する大きさ/形状の空洞部Kcが形成されている。また、クラッチピストンKPの背面側(図1において右側)と正面側(図1において左側)には、それぞれ前記空洞部Kcを介して前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとに連通する吸入吐出口Ka,Kbが、オイルポンプPのロータ室Prの円周方向に沿ってほぼ外周よりに上下や左右などのポンプ駆動軸Paを挟んで対称となる対向位置に同じ形状/大きさでそれぞれ形成される。すなわち、クラッチピストンKPの内部には、前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとに連通した前記空洞部Kc及び前記吸入吐出口Ka,Kbからなる1つの油路が形成されており(図1において点線で示す矢印参照)、当該油路の途中(詳しくは前記空洞部Kc)にオイルポンプPを配設することのできる構造となっている。
前記空洞部KcにオイルポンプPが隙間なくきっちりと嵌合されることで、該オイルポンプPが駆動(回動)しているときでないと、前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとをそれぞれ満たしている作動油を各油室間において、前記クラッチピストンKPの正面及び背面にそれぞれ形成された吸入吐出口Ka,Kbを介し移動させることのできないようになっている。このように、クラッチピストンKPはオイルポンプPと一体的に構成される。なお、前記クラッチピストンKPは変速機入力軸Jと共に回転し、またこうしたクラッチピストンKPの回転にあわせて前記吸入吐出口Ka,KbとオイルポンプPとはポンプ駆動軸Paを中心とする同心円状を一緒に回転することから、クラッチピストンKPが回転されても前記吸入吐出口Ka,KbとオイルポンプPとは常に互いの位置関係を保持した状態にあるのは言うまでもない。
ここで、前記オイルポンプPについて説明する。ただし、この発明に係る油圧クラッチKで用いるオイルポンプPは本発明の目的ではなくかつ公知のオイルポンプを適宜に採用してよいことから、本明細書ではオイルポンプPの一例として公知のトロコイドポンプを例示して、これを簡単に説明するに止める。
トロコイドポンプPは、ロータ室Prに例えば図示のような波状に形成されたトロコイド歯形を有するインナーロータPa及びアウターロータPbが内装された所謂ギヤポンプである。インナーロータPaは中心から外方に向かって突出した複数の歯を有し、同様にアウターロータPbは内周側から中心に向かって突出した複数の歯を有している。そして、インナーロータPaの歯数は、アウターロータPbの歯数よりも1つ少なく形成されている(この例では、インナーロータPaの歯数が6枚、アウターロータPbの歯数が7枚である)。こうしたインナーロータPaの歯とアウターロータPbの歯とが噛み合って互いに同じ方向に回転するのであるが、常時同じ箇所でのみ(この例では右方)1乃至複数のインナーロータPaの歯先とアウターロータPbの歯底が一致するようになっている。図示の例では、インナーロータPaが一回転するとアウターロータPbは一歯分遅れて回転する。
上記動作に従いインナーロータPaとアウターロータPbとの間には、仕切られた複数の空隙部SPが形成され、回転するインナーロータPaとアウターロータPbにより前記一方の吸入吐出口Ka(又はKb、便宜的に吸入口と呼ぶ)に近づくにつれてその空隙部SPが次第に容積を増加しつつ前記吸入口から作動油を吸入する。一方、他方の吸入吐出口Kb(又はKa、便宜的に吐出口と呼ぶ)に近づくにつれて空隙部SPが次第に容積を減少しつつ、前記吸入口Ka(Kb)から吸入した作動油を前記吐出口Kb(Ka)から吐出する。
なお、前記吸入吐出口Ka,Kbを形成する位置は、トロコイドポンプPのインナーロータPa及びアウターロータPbの形状や互いの歯が噛み合う位置などによって決まりうる。また、前記吸入吐出口Ka,Kbは、それぞれから空隙部SPに吸入する又は吐出する油量が同じになるようにその形状/大きさが調整される。
クラッチピストンKPの正面と背面にそれぞれ形成される吸入吐出口Ka,Kbは、クラッチピストンKP内部の空洞部Kcを介してそれぞれ前記クラッチ油室KAとキャンセラー油室CAとに連通しているので、トロコイドポンプPにより吸入口Ka(Kb)から吸入された作動油が吐出口Kb(Ka)から吐出されることによって、前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとの間で作動油の移動が行われることになる。例えば、図示した形状のトロコイドポンプPにおいては、中空モータMが時計回りに回転した場合には図面奥(クラッチ油室KA)から手前(キャンセラー油室CA)に向かって作動油が移動され、中空モータMが反時計回りに回転した場合には図面手前(キャンセラー油室CA)から奥(クラッチ油室KA)に向かって作動油を移動する。
上記トロコイドポンプPの駆動(回動)制御つまりは前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとの間で移動させる油量の調整は、前記キャンセラー油室CA内に配設されている中空モータMによって行われる。この中空モータMには円周方向の全周にわたって複数の歯Mgを有したモータ回転子Maが配設されており、このモータ回転子Maの歯Mgの一部がインナーロータPaの中央に一体的に設けられたポンプ駆動軸Pcの円周方向の全周にわたって配置された複数の歯Pgの一部と噛み合わされている。したがって、中空モータMを左右いずれかの方向に回転制御するのに応じて、前記モータ回転子Maとギヤ噛み合いしているポンプ駆動軸Pcを介し前記中空モータMの回転向きと逆向きにインナーロータPa及びアウターロータPbが回動される。そして、上述したように、インナーロータPaとアウターロータPbとの噛み合いに従って空隙部SPの容量が吸入口Ka(Kb)と吐出口Kb(Ka)とで同じだけ増減することに応じて、前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとの間で作動油の移動が行われる。
上述のように、中空モータMによりトロコイドポンプPを駆動(回動)制御して、クラッチ油室KAとキャンセラー油室CAとの間で作動油を移動させると、クラッチ油室KAとキャンセラー油室CAとをそれぞれを満たす油量が変わる。油量が変われば、クラッチ油室KAとキャンセラー油室CAとを分け隔てているクラッチピストンKPの両側にかかる圧力状態が変動し、それによる差圧に従ってクラッチピストンKPが図1の左右いずれかに移動されてクラッチの係合/解放が行われる。
そこで、次に図2に示したトロコイドポンプPの駆動(回動)制御に応じたクラッチピストンKPの作動要領について、図3を用いて説明する。図3は、本発明に係る油圧クラッチにおけるクラッチピストンの作動要領を説明するための模式図である。
クラッチが解放された非係合状態にありかつトロコイドポンプPが回動される前(停止時)においては、クラッチピストンKPに対してキャンセラー油室CA及びクラッチ油室KAから同じだけの油圧(図中において実線で示す矢印参照)がかけられている安定した圧力状態にあり、クラッチピストンKPは所定位置に静止している。
上記クラッチ非係合状態においてトロコイドポンプPが停止状態から反時計回りに回動された場合、キャンセラー油室CAからクラッチ油室KAへと作動油が供給されることにより、クラッチピストンKPは図3において左つまりはキャンセラー油室CA側に移動する。これにより、クラッチは係合された係合状態となる。すなわち、作動油が流入するクラッチ油室KAの油量が増加することでクラッチ油室KA側からの油圧が高まる一方で、作動油が流出するキャンセラー油室CAの油量が減少することでキャンセラー油室CA側からの油圧が低下する。これに応じて、クラッチピストンKPの両側にかかる油圧のバランスが崩れて差圧が発生するので、該差圧が解消されるまでクラッチピストンKPは自ら移動しようとする。この場合にはクラッチピストンKPがキャンセラー油室CA側に移動するので、該移動に応じて押付け部ZがクラッチプレートBa及びクラッチディスクBbをエンドプレートEに押し付ける。すると、両プレート間での摩擦力により両プレートが結合されて、ドライブギヤDがクラッチドラム1と一体回転するクラッチ係合状態となる。トロコイドポンプPが停止されても前記差圧は解消されず(キャンセラー油室CAとクラッチ油室KAとの間で作動油の移動が行われないため)、クラッチピストンKPの押圧力は保持される。
上記クラッチ係合状態においてトロコイドポンプPが停止状態から時計回りに回動された場合、クラッチ油室KAからキャンセラー油室CAに作動油が供給されることにより、クラッチピストンKPは図3において右つまりはクラッチ油室KA側に移動する。これにより、クラッチは解放された非係合状態となる。すなわち、作動油が流入するキャンセラー油室CAの油量が増加することでキャンセラー油室CA側からの油圧が高まる一方で、作動油が流出するクラッチ油室KAの油量が減少することでクラッチ油室KA側からの油圧が低下する。これに応じて、トロコイドポンプPを反時計回りに回動することにより生じたクラッチピストンKPの両側にかかる油圧のバランスの崩れが修正され、前記差圧を解消する方向にクラッチピストンKPは自ら移動する。クラッチプレートBa及びクラッチディスクBbをエンドプレートEに押し付けていたクラッチピストンKPが反対方向に移動すれば、両プレート間の結合が解かれクラッチドラム1と一体回転していたドライブギヤDが回転しないクラッチ非係合状態となる。
ところで、油圧クラッチにおいては係合/解放が繰り返されることにより内部で発生される摩擦熱、あるいはエンジンや変速機などの外部から伝達される熱などの影響をうけて、クラッチ油室KA及びキャンセラー油室CA内の作動油の温度が上昇しうる。油温が上昇すると各油室内の作動油の体積が熱膨張により増加してしまい、予期しない油圧がクラッチピストンKPに対して働くことから、上記したオイルポンプPによる各油室の油量を調整することによるクラッチピストンKPの移動制御を精度よく行うことが困難になる。
そこで、こうした作動油の熱膨張によるボリューム(体積)変化を吸収するために、体積調整部材Nがキャンセラー油室CA内に設けられる(図1参照)。この体積調整部材Nは例えば内部が気体で満たされた弾性体チューブであって、作動油の熱膨張によるボリューム変化に応じて適宜に変形しうる。これにより、作動油の熱膨張を原因とする予期しない油圧がクラッチピストンKPに対して働くことを防止し、熱膨張があった場合であっても熱膨張のない場合と同様にしてオイルポンプPによる各油室の油量調整を適切に行うことができるようにしている。
なお、前記体積調整部材Nは、キャンセラー油室CA内でなくクラッチ油室KA内に設けてあってもよい。また、体積調整部材Nの硬さを調整できるようにしてあってもよい。さらには、前記体積調整部材Nは弾性体チューブに限らず、作動油の熱膨張によるボリューム変化を吸収することができればどのような部材であってもよい。
以上説明したように、本発明に係る油圧クラッチは、作動油で満たされたクラッチ油室KAとキャンセラー油室CAとを分け隔てるクラッチピストンKPに、前記クラッチ油室KA及び前記キャンセラー油室CAそれぞれに連通する油路(Ka〜Kc)とオイルポンプPとを設けておき、前記オイルポンプPを駆動することによって前記油路(Ka〜Kc)を介して前記クラッチ油室KA及び前記キャンセラー油室CA間で相互に作動油を移動させるようにしている。前記クラッチ油室KA及び前記キャンセラー油室CA間で相互に作動油を移動させると、前記クラッチ油室KA及び前記キャンセラー油室CAのうち一方を満たす油量が増加して他方を満たす油量が減少される。すると、油量が増加している油室からクラッチピストンKPに対してかかる油圧が増すことになり、前記クラッチピストンKPは油量が増加した油室側から油量が減少した油室側へと移動される。こうして、クラッチピストンKPに対して押圧力を与えるようにしている。
この構成によれば、オイルポンプPを駆動して油量を調整するといった簡単な構成でクラッチピストンKPを移動制御できることから、従来のように大規模な付帯設備(油圧供給機構X)を設けなくても済むので、油圧クラッチにおいての省スペース、低コスト、設計自由度の大幅向上を実現することができる。また、従来に比べて油漏れの恐れがほとんどないことから、オイルポンプPの駆動に応じて応答性よくクラッチピストンKPを移動制御できるとともに、精度よく効率的に油圧をコントロールすることができるようにもなる。さらに、作動油は前記クラッチ油室KA及び前記キャンセラー油室CA間のみを移動(循環)することから、作動油として専用の油を使用することが可能となり、また潤滑油として用いることがないのでオイル特性(粘度など)が最適な油を使用することが簡単にできるようになる。
以上、図面に基づいて実施形態の一例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な実施形態が可能であることは言うまでもない。例えば、上述の実施例においてはオイルポンプPを駆動するために中空モータMを用いた例を示したがこれに限らず、中空のモータ軸ではなく突出したモータ軸を有する一般的に知られた突出軸タイプのモータを用いるようにしてもよい。図4は、突出軸タイプのモータを用いた油圧クラッチを示す断面図である。図5は、図4に示した油圧クラッチにおけるクラッチピストンの全体構造を示す正面図である。なお、図4及び図5において上述した図1及び図2と同じ構成部材についてはそれらと同じ記号を記載してあり、これらは上述したとおりであるからここでの説明を省略する。
図4及び図5に示す実施例においては、トロコイドポンプPの駆動(回動)制御つまりは前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとの間で移動させる油量の調整を突出軸タイプのモータTによって行う。図示のように、モータTはクラッチドラム1のキャンセラー油室CA内の所定位置にスライド端子(可動接点)Qを介して固定的に取り付けられており、クラッチドラム1が回転してもオイルポンプPとの相対的位置関係を保持した状態のままで変速機入力軸Jを中心とする同心円状を回転するようになっている。
前記モータTが有する図4右方に突出したモータ軸Tbには、円形状のモータ回転体Taがモータ軸Tbの回転にあわせてモータ軸Tbを中心として一緒に回転するように取り付けられている。前記モータ回転体Taは円周方向の全周にわたって複数の歯Tgを有してなり、このモータ回転体Taの歯Tgがポンプ駆動軸Pcの複数の歯Pgの一部と噛み合わされている。したがって、前記モータTを左右いずれかの方向に回転制御するのに応じて、前記モータ回転体Taとギヤ噛み合いしているポンプ駆動軸Pcを介し前記モータTの回転向きと逆向きにインナーロータPa及びアウターロータPbが回動される。すると、既に説明したように、インナーロータPaとアウターロータPbとの噛み合いに従って空隙部SPの容量が吸入口Ka(Kb)と吐出口Kb(Ka)とで同じだけ増減することに応じて、前記クラッチ油室KAと前記キャンセラー油室CAとの間で作動油の移動が行われる。これに従って、クラッチピストンKPに対して押圧力が与えられてクラッチの係合/解放が行われる。
なお、熱膨張による作動油のボリューム変化を吸収するために上述した実施例においては体積調整部材N(図1又は図3参照)を用いたがこれに限らず、キャンセラープレートCをクラッチピストンKPに対して軸方向に移動可能にクラッチドラム1に取り付けておき、キャンセラープレートCを前記クラッチピストンKPに対して近づけたり遠ざけたりするように移動制御して各油室の作動油全体の体積を一定に調整できるようにすることにより、熱膨張があった場合であっても熱膨張のない場合と同様にしてオイルポンプPによる各油室の油量調整を適切に行うことができるようにしてよい。
なお、クラッチピストンKPに複数のオイルポンプPを一体的に設けるようにしてもよい。
1…クラッチドラム
1a…係止部
A…油供給路
Ba…クラッチプレート
Bb…クラッチディスク
C…キャンセラープレート(カバー)
CA…キャンセラー油室
D…ドライブギヤ
Da…クラッチスプライン部
E…エンドプレート
F(H)…サークリップ
K…油圧クラッチ
Ka(Kb)…吸入吐出口
Kc…空洞部
KA…クラッチ油室
KP…クラッチピストン
J…回転軸(変速機入力軸)
LS…リニアソレノイド
M…中空モータ
Ma…モータ回転子
Mg(Pg,Tg)…歯
N…体積調整部材
O…オイルストレーナー
P…オイルポンプ
Pa…インナーロータ
Pb…アウターロータ
Pc…ポンプ駆動軸
Pr…ロータ室
Q…スライド端子
R…リザーバー
RV…レギュレータバルブ
SP…空隙部
SR…シールリング
SS…シフトソレノイド
SV…シフトバルブ
T…突出軸タイプのモータ
Ta…モータ回転体
Tb…モータ軸
X…油圧供給機構
Z…押付け部

Claims (4)

  1. 回転軸の外周にクラッチドラムと、前記クラッチドラム内において軸方向に移動自在に嵌入配設されたクラッチピストンと、前記クラッチピストンに嵌入配設されるとともに前記クラッチドラムに係止されたキャンセラープレートとを支持してなり、前記クラッチドラム及び前記クラッチピストン間にクラッチ油室を画成するとともに前記クラッチピストン及び前記キャンセラープレート間にキャンセラー油室を画成してなる油圧クラッチにおいて、
    作動油で満たされた前記クラッチ油室と前記キャンセラー油室とを分け隔てている前記クラッチピストンに、前記クラッチ油室及び前記キャンセラー油室に連通する油路とオイルポンプとを設けてなり、前記オイルポンプを駆動して前記油路を介して前記クラッチ油室及び前記キャンセラー油室間で相互に作動油を移動させることによって、前記クラッチ油室及び前記キャンセラー油室それぞれを満たす油量を調整して前記クラッチピストンの移動制御を行うことを特徴とする油圧クラッチ。
  2. 前記キャンセラー油室内に前記オイルポンプを駆動するためのモータを配設してなり、当該モータの回転に応じて前記オイルポンプを駆動することを特徴とする請求項1に記載の油圧クラッチ。
  3. 前記キャンセラー油室内に少なくとも熱膨張による作動油の体積の増減を調整するための体積調整部材を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の油圧クラッチ。
  4. 前記キャンセラープレートを軸方向に移動自在に前記クラッチドラムに嵌入配設してなり、前記キャンセラープレートを前記クラッチピストンに対して遠ざけたり近づけたりして移動させることによって前記キャンセラー油室内において少なくとも熱膨張による作動油の体積の増減を調整することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧クラッチ。
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