JP2011106416A - 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム - Google Patents

排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータが再生運転の発生を事前に予測できるシステムの提供。
【解決手段】ディーゼルパーティキュレートフィルターを具備する排気ガス浄化システムの制御方法であって、排気ガス浄化システムが、エンジンを制御するコントローラと、オペレータに情報を報知するための第1報知装置と、を備えており、コントローラが実行する工程として、ディーゼルパーティキュレートフィルターを再生する再生運転の実行を決定する決定工程S1と、決定工程S1の後に、第1報知装置に再生運転の開始を予告する情報を出力させる予告工程S4、S6と、予告工程の後にエンジンに再生運転を実行させる実行工程S5、S8と、を備えている。
【選択図】図3

Description

ディーゼルパーティキュレートフィルターを具備する排気ガス浄化システムの制御方法及び該排気ガス浄化システムに関する。
ディーゼルパーティキュレートフィルター(以下、DPF)を具備する排気ガス浄化システムにおいて、DPFを再生する再生運転に関する技術が、公知である。DPFの再生は、例えば、DPFに燃料及び高温の排気ガスを供給することによって行われる。DPFには酸化触媒が設けられており、高温の排気ガスによる高温環境で燃焼が行われることによって、DPFに付着した粒子状物質が燃焼する。例えば、特許文献1には、DPFの再生時に排気ガス温度制御の乱れ等により不完全なDPFの再生が起こるのを防止することを可能にする手段が開示されている。
特開2008−014157号公報
DPFを再生するために、エンジンの運転を、通常運転から高温の排気ガスが排出される再生運転に変更する必要がある。再生運転はエンジン音(騒音等を含む)の感覚的な違いが通常運転とは異なっている。このため、再生運転が突然開始されると、エンジン音の変化がオペレータに違和感を与えてしまう。また、通常運転から再生運転に移行するときに、負荷変動により回転数が一時的に低下する。この結果、作業機の場合、オペレータの要求する作業ができない場合がある。例えば、播種作業機による播種作業の場合、再生運転の開始時に、播種間隔が狂ってしまう。
そこで本発明は、オペレータが再生運転の発生を事前に予測できると共に作業の中断や変更を事前に決定できるように、再生運転の開始を事前に警告する排気ガス浄化システム又は排気ガス浄化システムの制御方法を提供する。
第1発明は、ディーゼルパーティキュレートフィルターを具備する排気ガス浄化システムの制御方法であって、排気ガス浄化システムが、エンジンを制御する制御装置と、オペレータに情報を報知するための第1報知装置と、を備えており、制御装置が実行する工程として、ディーゼルパーティキュレートフィルターを再生する再生運転の実行を決定する、決定工程と、決定工程の後に、第1報知装置に再生運転の開始を予告する情報を出力させる、予告工程と、予告工程の後に、エンジンに再生運転を実行させる、実行工程と、
を備えている。
第1発明は、好ましくは、構成(a)〜(c)を採用できる。
(a)排気ガス浄化システムが、オペレータに情報を報知する第2報知装置と、目的入力装置と、を備えており、目的入力装置が、エンジンの出力の利用目的を制御装置に入力するものであり、制御装置が、利用目的に対応するエンジンの出力の利用状況が、再生運転に適当な適当状況であるか又は再生運転に不適当な不適当状況であるかを判定できるものであり、制御装置が実行する工程として、決定工程の後且つ予告工程の前に、適当状況及び不適当状況のどちらが現在の利用状況であるかを確認する、状況確認工程と、予告工程の実行中に、状況確認工程において確認された現在の利用状況が不適当状況であればオペレータに現在の利用目的の中断を促す警告を第2報知装置に出力させる、変更督促工程と、を備えている。
(b)排気ガス浄化システムが、制御装置に再生運転の保留又は許可を指令するための保留入力装置を備えており、制御装置が実行する工程として、予告工程の実行中に、再生運転の保留及び許可のどちらが入力されているかを確認する、保留確認工程と、保留確認工程において再生運転の保留が確認される場合、再び、状況確認工程、予告工程、及び保留確認工程を実行させる、待機工程と、を備えており、保留確認工程において再生運転の許可が確認される場合、前記実行工程が実行される。
(c)排気ガス浄化システムが、オペレータに情報を報知するための第3報知装置を備えており、制御装置が実行する工程として、実行工程の実行中に、再生運転が実行中であることをオペレータに注意させる情報を第3報知装置に出力させる、喚起工程を備えている。
第2発明は、ディーゼルパーティキュレートフィルターを具備する排気ガス浄化システムであって、エンジンを制御する制御装置と、オペレータに情報を報知するための第1報知装置と、を備えており、制御装置が、ディーゼルパーティキュレートフィルターを再生する再生運転の実行を決定する、決定手段と、決定手段の作動後に、第1報知装置に再生運転の開始を予告する情報を出力させる、予告手段と、予告手段の作動後に、エンジンに再生運転を実行させる、実行手段と、を備えている。
第2発明は、好ましくは、構成(d)〜(f)を採用できる。
(d)オペレータに情報を報知する第2報知装置と、目的入力装置と、を備えており、目的入力装置が、エンジンの出力の利用目的を制御装置に入力するものであり、制御装置が、利用目的に対応するエンジンの出力の利用状況が、再生運転に適当な適当状況であるか又は再生運転に不適当な不適当状況であるかを判定できるものであり、制御装置が、決定手段の作動後且つ予告手段の作動前に、適当状況及び不適当状況のどちらが現在の利用状況であるかを確認する、状況確認手段と、予告手段の作動中に、状況確認手段によって確認された現在の利用状況が不適当状況であればオペレータに現在の利用目的の中断を促す警告を第2報知装置に出力させる、変更督促手段と、を備えている。
(e)制御装置に再生運転の保留又は許可を指令するための保留入力装置を備えており、制御装置が、予告手段の作動中に、再生運転の保留及び許可のどちらが入力されているかを確認する、保留確認手段と、保留確認手段において再生運転の保留が確認される場合、再び、状況確認手段、予告手段、及び保留確認手段を作動させる、待機手段と、を備えており、保留確認手段において再生運転の許可が確認される場合、実行手段が作動される。
(f)オペレータに情報を報知するための第3報知装置を備えており、制御装置が、実行手段の作動中に、再生運転が実行中であることをオペレータに注意させる情報を第3報知装置に出力させる、喚起手段を備えている。
第1発明及び第2発明によれば、再生運転の開始が事前にオペレータに予告される。したがって、オペレータが、再生運転の発生を事前に予測できると共に、現在の利用目的を中断することを事前に決定できる。
構成(a)又は(d)によれば、再生運転の開始が予告されると共に、利用状況が再生運転に適当でない場合に利用目的の中断を促す警告が報知される。したがって、オペレータが、現在の利用目的を中断する必要があることを事前に判断できる。
構成(b)又は(e)によれば、再生運転の保留が入力されている間、再生運転の実行が保留される。したがって、オペレータは、現在の利用目的を中断するのに必要な時間を確保できる。
構成(c)又は(f)によれば、オペレータが、再生運転の実行中か否かを把握できる。
走行作業車を示す側面図である。 排気ガス浄化システムを示すブロック図である。 排気ガス浄化システムの制御方法を示すフロー図である。
図1は、走行作業車を示す側面図である。走行作業車は、トラクタ1、耕耘機2、及び播種機3によって構成されている。
トラクタ1は、車台11、エンジン12、2つの前輪13、2つの後輪14、運転台15、シート16、平行リンク機構17、及びPTO軸18を備えている。2つの前輪13及び2つの後輪14は、車台11に回転自在に支持されている。エンジン12、運転台15、シート16、平行リンク機構17、及びPTO軸18は、車台11に支持されている。
トラクタ1の平行リンク機構17には耕耘機2が連結されており、耕耘機2には播種機3が連結されている。耕耘機2は圃場を耕す作業機である。播種機3は圃場に種子を捲く作業機である。トラクタ1は、耕耘機2及び播種機3を牽引しながら走行する。また、トラクタ1は、PTO軸18から出力される動力により、耕耘機2及び播種機3を駆動する。
図2は、排気ガス浄化システム100を示すブロック図である。排気ガス浄化システム100は、トラクタ1内に設けられている。図2において、排気ガス浄化システム100は、エンジン12、コントローラ(制御装置)4、排気管5、DPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)6、モード選択ボタン群110、再生運転保留ボタン120、第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103を備えている。
コントローラ4は、エンジン12、第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103を制御する。
エンジン12の出力軸は、動力伝達機構20に入力されている。PTO軸18及び走行駆動軸19が、動力伝達機構から出力されている。走行駆動軸19に伝達された動力は、前輪13及び後輪14を駆動させる。
排気管5は、エンジン12に接続されており、エンジン12からの排気ガスを大気中に排出する。排気管5内には、DPF6が配置されている。
排気管5内に、排気管5内のガス圧を検出するための上流圧力センサ111及び下流圧力センサ112が設けられている。上流圧力センサ111はDPF6の上流側に設けられており、下流圧力センサ112はDPF6の下流側に設けられている。上流側及び下流側は、排気ガスの流れる方向を基準としている。
モード選択ボタン群110は、エンジン12の出力の利用目的をコントローラ4に入力するための目的入力装置である。モード選択ボタン群110は、複数のボタンからなっている。各ボタンは、ON又はOFF状態を取りうる。
エンジン12の出力の利用目的には、単純走行、単純耕耘作業、播種作業、などがある。作業機を駆動することなくトラクタ1を移動させる場合、利用目的が単純走行である。耕耘機2のみを駆動しながらトラクタ1を走行させる場合、利用目的が単純耕耘作業である。耕耘機2及び播種機3を駆動しながらトラクタ1を走行させる場合、利用目的が播種作業である。利用目的に応じて、単純走行モード、単純耕耘作業モード、播種作業モードなどの制御モードが設定されている。モード選択ボタン群110に含まれる各ボタンは、制御モード(利用目的)毎に設けられている。現在入力されている制御モードが特定されるように、1つのボタンのみがON状態を取ることができる。コントローラ4は、ON状態にあるボタンを検出することによって、現在入力されている制御モードを認識できる。オペレータは、なんらかの作業を開始するときに、利用目的のボタンを押すことによって、コントローラ4に利用目的を把握させる。
コントローラ4は、入力された利用目的に沿って、エンジン12の出力を制御する。具体的には、エンジン12の回転数を調整すると共に、走行駆動軸19及びPTO軸18に分配される各動力の大きさを調整する。この結果、エンジン12の出力の利用状況が、利用目的に対応する。
コントローラ4は、利用状況が、DPF6の再生運転に適当な適当状況であるか、又は再生運転に不適当な不適当状況であるかを、確認できる。不適当状況は、エンジン回転数の変動によって作業性能が大幅に損なわれる利用状況を指している。例えば、播種機3によって播種作業が実行されている場合、利用状況が不適当状態である。播種作業は、走行速度に連動して播種が実行される作業であるので、エンジン回転数の変動によって播種間隔が狂ってしまう。このため、播種作業を利用目的とする利用状況は、不適当状況に含まれている。一方、トラクタ1が特定の作業を行うことなく単純に走行しているとき、利用状況は適切状況である。耕耘機2のみが駆動されて耕耘作業が行われているときも、利用状況は適切状況である。
再生運転保留ボタン120は、コントローラ4に再生運転の保留又は許可を指令するための入力手段(保留入力装置)である。再生運転保留ボタン120は、ON又はOFF状態を取りうる。再生運転保留ボタン120がON状態にあるとき、再生運転の保留がコントローラ4に入力されている。再生運転保留ボタン120がOFF状態にあるとき、再生運転の許可がコントローラ4に入力されている。
第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103は、トラクタ1のオペレータに情報を報知するための装置である。第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103は、本実施形態では、ディスプレイ(画像表示出力装置)である。第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103は、シート16の正面にある運転台15に配置されている。コントローラ4は、第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103のそれぞれに、異なる情報を、文字表示の形で、出力させることができる。特に、出力された文字表示にオペレータの注意を引きやすいように、ディスプレイ上に目立ちやすい色彩で文字表示が行われる。第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103によって出力される情報の内容は、後述する。
図3は、排気ガス浄化システム100の制御方法を示すフロー図である。コントローラ4は、DPF6の目詰まりの具合に応じて、DPF6を再生する再生運転の実行を決定する。DPF6の目詰まりの具合は、DPF6の上流側と下流側との間のガス圧差に応じて特定される。前記ガス圧差は、上流圧力センサ111によって得られたガス圧の情報と下流圧力センサ112によって得られたガス圧の情報とに基づいて、算出される。目詰まりの程度が進行するにつれて、ガス圧差が大きくなる。
ステップS1(決定工程)は、コントローラ4が再生運転の実行を決定したときを指している。再生運転の実行が決定されると、排気ガス浄化システム100の制御が開始される。
ステップS1において、コントローラ4は、再生運転の実行を決定すると共に、再生運転の実行を開始する開始時刻を決定する。開始時刻は、例えば、再生運転の実行が決定された決定時刻の5分前に、設定される。
ステップS1に続くステップS2において、コントローラ4は、現在時刻が開始時刻まで所定時間(例えば3分)以内であるか否かを確認する。現在時刻と開始時刻との差が3分以内であるとき、ステップS3の処理が実行される。ステップS2において、現在時刻と開始時刻との差が3分より長いとき、ステップS2の処理が再度実行される。
ステップS3(状況確認工程)において、コントローラ4は、利用状況が適当状況であるのか又は不適当状況であるのかを確認する。利用状況が適当状況である場合、ステップS4の処理が実行される。利用状況が不適当状況である場合、ステップS6の処理が実行される。前述したように、本実施形態では、播種作業が実行されているとき、利用状況が、再生運転の実行に不適当な不適当状況である。
ステップS4(予告工程)において、コントローラ4は、第1報知装置101に、再生運転の開始を予告する情報を出力させる。具体的には、ディスプレイとしての第1報知装置101上に、「3分後に再生運転が開始されます」等の予告を示す文字が表示される。予告のための出力は、現在時刻が、ステップS1において決定された開始時刻に到達するまで行われる。
ステップS1において決定された開始時刻に到達すると、コントローラ4は、ステップS5の処理を実行する。
ステップS5(実行工程)において、コントローラ4は再生運転を実行する。コントローラ4は、再生運転において、エンジン12の回転数を所定の高速回転数に高めると共に、燃焼工程後に追加の燃料を噴射する。DPF6に、高温の排気ガス及び燃料が供給されるので、DPF6において高温で燃焼反応が発生する。この結果、DPF6が再生される。
また、ステップS5(喚起工程)において、コントローラ4は、再生運転が実行中であることをオペレータに注意させる情報を第3報知装置に出力させる。具体的には、ディスプレイとしての第3報知装置103上に、「現在、再生運転を実行中です」等の再生運転の実行を示す文字が表示される。再生運転の実行を報知するための出力は、再生運転が終了するまで行われる。
次に、ステップS3の確認の結果、ステップS6の処理が実行される場合を説明する。ステップS6(予告工程)において、ステップS4と同様に、コントローラ4は、第1報知装置101に、再生運転の開始を予告する情報を出力させる。予告のための出力は、現在時刻が、ステップS1において決定された開始時刻に到達するまで行われる。
また、ステップS6(変更督促工程)において、コントローラ4は、第2報知装置102に、オペレータに現在の利用目的の中断を促す警告を第2報知装置102に出力させる。具体的には、ディスプレイとしての第2報知装置102上に、「播種作業を中断してください。」等の現在の利用目的(作業)の中断を促す文字が表示される。利用目的の中断を促すための出力も、現在時刻が、ステップS1において決定された開始時刻に到達するまで行われる。
ステップS6における利用目的の中断を促すための出力が行われている間に、ステップS7の処理が実行される。ステップS7(保留確認工程)において、コントローラ4は、再生運転の保留及び許可のどちらが入力されているかを確認する。
ステップS7において、再生運転の許可が確認される場合、コントローラ4は、ステップS8の処理を実行する。ステップS8(実行工程)において、ステップS5と同様に、コントローラ4は再生運転を実行する。
また、ステップS8(喚起工程)において、ステップS5と同様に、コントローラ4は、再生運転が実行中であることをオペレータに注意させる情報を第3報知装置に出力させる。
一方、ステップS7において、再生運転の保留が確認される場合、コントローラ4は、ステップS3、S6、及びS7を再度実行する。ステップS3、S6、及びS7のループ処理は、待機工程の処理である。オペレータが再生運転保留ボタン120をON状態にしているとき、待機工程が実行される。待機工程では、再度、ステップS3(状況確認工程)が実行される。このため、ステップS6において利用目的の中断を促されたオペレータが、現在の利用目的の継続を中断した場合、処理がステップS4、S5に移行する。例えば、播種作業の中断を促されていたオペレータが、モード選択ボタン群110の操作によって播種作業を単純走行に変更した場合、播種作業が中断される。この結果、ステップS1において決定された開始時刻に、再生運転が実行される。一方、現在の利用目的の継続が中断されない限り、待機工程が実行される。待機工程が実行されている限り、再生運転の実行(ステップS8)が保留される。つまり、ステップS1において決定された開始時刻よりも後の時刻に、再生運転の実行を開始できる。
本実施形態は、次の構成により、次の作用、効果を奏する。
排気ガス浄化システム100が、コントローラ4と、第1報知装置101とを備えている。コントローラ4が実行する工程として、決定工程(ステップS1)、予告工程(ステップS4、S6)、及び実行工程(ステップS5、S8)を備えている。コントローラ4は、決定工程、予告工程、及び実行工程を実行するための決定手段、予告手段、及び実行手段を備えている。
このため、再生運転の開始が事前にオペレータに予告される。したがって、オペレータが、再生運転の発生を事前に予測できると共に、現在の利用目的を中断することを事前に決定できる。
更に、排気ガス浄化システム100が、第2報知装置102と、モード選択ボタン群110とを備えている。コントローラ4が実行する工程として、状況確認工程(ステップS3)、及び変更督促工程(ステップS6)とを備えている。コントローラ4は、状況確認工程、及び変更督促工程を実行するための状況確認手段、及び変更督促手段を備えている。
このため、再生運転の開始が予告されると共に、利用状況が再生運転に適当でない場合に利用目的の中断を促す警告が報知される。したがって、オペレータが、現在の利用目的を中断する必要があることを事前に判断できる。
更に、排気ガス浄化システム100が、再生運転保留ボタン120を備えている。コントローラ4が実行する工程として、保留確認工程(ステップS7)、及び待機工程(ステップS3、S6、及びS7のループ)を備えている。コントローラ4は、保留確認工程、及び待機工程を実行するための保留確認手段、及び待機手段を備えている。
このため、再生運転の保留が入力されている間、再生運転の実行が保留される。したがって、オペレータは、現在の利用目的を中断するのに必要な時間を確保できる。
更に、排気ガス浄化システム100が、第3報知装置103を備えている。コントローラ4が実行する工程として、喚起工程(ステップS5、S8)を備えている。コントローラ4は、喚起工程を実行するための喚起手段を備えている。
このため、オペレータが、再生運転の実行中か否かを把握できる。
本実施形態は、次の変形構成を適用できる。
第1報知装置101、第2報知装置102、及び第3報知装置103は、ディスプレイ(画像表示出力装置)に限定されない。報知装置101、102、及び103は、ディスプレイ(画像表示出力装置)、ランプ(光源)、及びブザー(音声出力装置)のいずれか又はこれらの組み合わせであってもよい。報知装置101、102、及び103がランプ及び/又はブザーによって構成されている場合、各報知装置の用途を示す注意書きが設けられている。例えば、第1報知装置101がランプである場合、該ランプが再生運転の開始の予告用ランプであることを示す注意書きが、運転台15上における該ランプの周辺に設けられている。
目的入力装置は、モード選択ボタン群110に限定されない。目的入力装置は、エンジン12の出力の分配に係わる作業クラッチ及び/又は作業変速レバーでもよい。ここで、作業クラッチの接続又は切断、及び作業変速レバーの操作によって、走行駆動軸19及びPTO軸18のそれぞれに分配される動力の大きさが変更される。このとき、コントローラ4は、作業クラッチ及び/又は作業変速レバーの操作状況を検出することによって、エンジン12の出力の利用状況を把握する。
再生運転の実行の決定は、本実施形態では、DPF6の目詰まりの具合を示す前記ガス圧差の検出に基づいて、行われている。ガス圧差の検出に代えて、エンジン12の運転時間が所定時間を過ぎる度に、再生運転の実行が決定されてもよい。ここで所定時間は、例えば100時間である。
4 コントローラ(制御装置)
6 DPF(ディーゼルパーティキュレートフィルター)
12 エンジン
100 排気ガス浄化システム
101 第1報知装置
102 第2報知装置
103 第3報知装置
110 モード選択ボタン群(目的入力装置)
120 再生運転保留ボタン(保留入力装置)

Claims (8)

  1. ディーゼルパーティキュレートフィルターを具備する排気ガス浄化システムの制御方法であって、
    排気ガス浄化システムが、エンジンを制御する制御装置と、オペレータに情報を報知するための第1報知装置と、を備えており、
    制御装置が実行する工程として、
    ディーゼルパーティキュレートフィルターを再生する再生運転の実行を決定する、決定工程と、
    決定工程の後に、第1報知装置に再生運転の開始を予告する情報を出力させる、予告工程と、
    予告工程の後に、エンジンに再生運転を実行させる、実行工程と、
    を備えている、
    排気ガス浄化システムの制御方法。
  2. 排気ガス浄化システムが、オペレータに情報を報知する第2報知装置と、目的入力装置と、を備えており、
    目的入力装置が、エンジンの出力の利用目的を制御装置に入力するものであり、
    制御装置が、利用目的に対応するエンジンの出力の利用状況が、再生運転に適当な適当状況であるか又は再生運転に不適当な不適当状況であるかを判定できるものであり、
    制御装置が実行する工程として、
    決定工程の後且つ予告工程の前に、適当状況及び不適当状況のどちらが現在の利用状況であるかを確認する、状況確認工程と、
    予告工程の実行中に、状況確認工程において確認された現在の利用状況が不適当状況であればオペレータに現在の利用目的の中断を促す警告を第2報知装置に出力させる、変更督促工程と、
    を備えている、
    請求項1に記載の排気ガス浄化システムの制御方法。
  3. 排気ガス浄化システムが、制御装置に再生運転の保留又は許可を指令するための保留入力装置を備えており、
    制御装置が実行する工程として、
    予告工程の実行中に、再生運転の保留及び許可のどちらが入力されているかを確認する、保留確認工程と、
    保留確認工程において再生運転の保留が確認される場合、再び、状況確認工程、予告工程、及び保留確認工程を実行させる、待機工程と、
    を備えており、
    保留確認工程において再生運転の許可が確認される場合、前記実行工程が実行される、
    請求項2に記載の排気ガス浄化システムの制御方法。
  4. 排気ガス浄化システムが、オペレータに情報を報知するための第3報知装置を備えており、
    制御装置が実行する工程として、実行工程の実行中に、再生運転が実行中であることをオペレータに注意させる情報を第3報知装置に出力させる、喚起工程を備えている、
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の排気ガス浄化システムの制御方法。
  5. ディーゼルパーティキュレートフィルターを具備する排気ガス浄化システムであって、
    エンジンを制御する制御装置と、オペレータに情報を報知するための第1報知装置と、を備えており、
    制御装置が、
    ディーゼルパーティキュレートフィルターを再生する再生運転の実行を決定する、決定手段と、
    決定手段の作動後に、第1報知装置に再生運転の開始を予告する情報を出力させる、予告手段と、
    予告手段の作動後に、エンジンに再生運転を実行させる、実行手段と、
    を備えている、
    排気ガス浄化システム。
  6. オペレータに情報を報知する第2報知装置と、目的入力装置と、を備えており、
    目的入力装置が、エンジンの出力の利用目的を制御装置に入力するものであり、
    制御装置が、利用目的に対応するエンジンの出力の利用状況が、再生運転に適当な適当状況であるか又は再生運転に不適当な不適当状況であるかを判定できるものであり、
    制御装置が、
    決定手段の作動後且つ予告手段の作動前に、適当状況及び不適当状況のどちらが現在の利用状況であるかを確認する、状況確認手段と、
    予告手段の作動中に、状況確認手段によって確認された現在の利用状況が不適当状況であればオペレータに現在の利用目的の中断を促す警告を第2報知装置に出力させる、変更督促手段と、
    を備えている、
    請求項5に記載の排気ガス浄化システム。
  7. 制御装置に再生運転の保留又は許可を指令するための保留入力装置を備えており、
    制御装置が、
    予告手段の作動中に、再生運転の保留及び許可のどちらが入力されているかを確認する、保留確認手段と、
    保留確認手段において再生運転の保留が確認される場合、再び、状況確認手段、予告手段、及び保留確認手段を作動させる、待機手段と、
    を備えており、
    保留確認手段において再生運転の許可が確認される場合、実行手段が作動される、
    請求項6に記載の排気ガス浄化システム。
  8. オペレータに情報を報知するための第3報知装置を備えており、
    制御装置が、実行手段の作動中に、再生運転が実行中であることをオペレータに注意させる情報を第3報知装置に出力させる、喚起手段を備えている、
    請求項5〜7のいずれか1つに記載の排気ガス浄化システム。
JP2009264638A 2009-11-20 2009-11-20 排気ガス浄化システムの制御方法及び排気ガス浄化システム Pending JP2011106416A (ja)

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JP2009113882A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Aichi Corp 高所作業車の制御装置
JP2009257264A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Yanmar Co Ltd 排気浄化装置

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