JP2011106171A - 天端出し補助具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天端出し補助具1は、コンクリート打設レベルを示す第1レベル指示部13及びレベル材打設レベルを示す第2レベル指示部12aを有する棒材10と、棒材10を配筋に固定する固定部材20とを備えている。固定部材20は、棒材10を上下方向に相対移動可能に保持する弾性変形可能な棒材保持部22と、開口21aを有するとともに内径が縦筋Tの径と同径又は縦筋Tの径よりも狭く形成され、縦筋Tを保持する弾性変形可能な縦筋保持部21とを備えている。縦筋保持部21及び棒材保持部22の外面の両側に縦筋保持部21側から棒材保持部22側へ連続して延びる補強用リブを設けることにより、棒材保持部22に棒材10を保持させた場合における縦筋保持部21の内径の拡がりを抑制する。
【選択図】図1
Description
請求項4に記載の天端出し補助具は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記棒材保持部は、前記縦筋保持部よりも上部に形成されていることを特徴とする。
図1は、本実施形態の天端出し補助具1を配筋(縦筋T及び横筋Y)に取着した状態を示している。図1に示すように、天端出し補助具1は棒材10と、棒材10を縦筋Tに固定する固定部材20とから構成される。棒材10及び固定部材20は、ポリプロピレン、ポリアセタール、ABS樹脂、ポリカーボネート、及びポリアミド等の樹脂材により形成される。なお、本発明の天端出し補助具において、上下とは図1に示すように天端出し補助具を配筋(縦筋T)に装着した状態での方向をいう。
図3(a)〜(c)に示すように、固定部材20は、共に略筒状をなす縦筋保持部21及び棒材保持部22が、その外面同士で一体に接続された形状をなし、樹脂により一体に成形されている。図3(a)に示すように、縦筋保持部21は、断面C字状の筒状体であり、周壁の一部を軸方向に切り欠いてなる縦筋側開口21aを有している。縦筋保持部21の内径は、装着される縦筋Tの径と同径又は縦筋Tの径よりも狭くなるように形成されている。なお、基礎構造物に使用される配筋は10、13、16mm等の直径を有する鉄筋であり、固定部材20の縦筋保持部21はこれら各直径にそれぞれ対応した大きさに形成されている。
まず、棒材10のネジ溝11が形成されている部位を、棒材側開口22aから棒材保持部22内へ嵌入し、棒材保持部22の係合部23と棒材10のネジ溝11とを係合させる。このとき、棒材10は、棒材保持部22の嵌入案内部22bに案内されながら弾性変形により棒材側開口22aの開口幅を広げて、棒材保持部22内への嵌入が許容されるとともに棒材保持部22に挟み込まれる。そして、棒材保持部22は、棒材保持部22の弾性変形後の復元力や、棒材保持部22と棒材10との間の摩擦力によって棒材10を保持する。天端出し補助具1は棒材10と固定部材20とが上記のとおりに組み合わされた状態で使用される。
(1)本実施形態の天端出し補助具1は、棒材10と棒材10を配筋に固定する固定部材20とを備えている。固定部材20に設けられる縦筋保持部21は、縦筋側開口21aを有するとともに内径が装着対象となる縦筋Tの径と同径又は縦筋Tの径よりも狭く形成され、弾性変形可能に構成されている。また、縦筋保持部21及び棒材保持部22の外面の両側に、縦筋保持部21側から棒材保持部22側へ連続して延びる補強用リブ26が設けられている。
上記構成によれば、当接部24が縦筋Tと組み合わせされている横筋Yの上部に当接することで、縦筋Tに対する固定部材20の下方向への位置ずれ(ずり落ち)を防止することができる。
上記構成によれば、高さ調節用治具を用いて棒材10の上下位置を調整することが可能となる。よって、棒材10の上下位置の調整をより容易かつ正確に行なうことができる。
上記構成によれば、棒材保持部22がより上部側にあるため、棒材保持部22と縦筋保持部21とが同じ高さ位置に形成されている場合と比較して、棒材10の長さを短くすることができる。また、同じ長さの棒材10を用いた場合には、上方向の調整代をより大きくすることができる。
上記特許文献1の天端出し補助具の挟持部(縦筋保持部21に相当)はラチェット歯とラチェット爪とを有するものであるが、そうした構成と比較して縦筋保持部21の構成が非常に単純である。そのため、単純な構造の金型で固定部材20を製造することが可能であり、引いては天端出し補助部材1の製造コストを低減することができる。また、その構造が単純であることから、縦筋保持部21をより小さく形成することができる。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
Claims (4)
- 配筋に固定して、コンクリート打設レベル及びレベル材打設レベルを設定する天端出し補助具において、
コンクリート打設レベルを示す第1レベル指示部及びレベル材打設レベルを示す第2レベル指示部を有する棒材と、同棒材を配筋に固定する固定部材とを備え、
同固定部材は、開口を有するとともに前記棒材を上下方向に相対移動可能に保持する弾性変形可能な棒材保持部と、開口を有するとともに内径が縦筋径と同径又は縦筋径よりも狭く形成され、縦筋を保持する弾性変形可能な縦筋保持部とを備え、
前記縦筋保持部及び前記棒材保持部の外面の両側に、前記縦筋保持部側から前記棒材保持部側へ連続して延びる補強用リブを設けることにより、前記棒材保持部に前記棒材を保持させた場合における前記縦筋保持部の内径の拡がりを抑制することを特徴とする天端出し補助具。 - 前記固定部材には、固定部材を縦筋に固定した状態で、同縦筋と組み合わせされている横筋の上部に当接する当接部が形成されている請求項1に記載の天端出し補助具。
- 前記棒材における前記第1レベル指示部及び前記第2レベル指示部の下側位置にネジ溝を形成するとともに、前記棒材保持部の内面に前記棒材のネジ溝と係合する係合部を形成し、前記棒材を前記固定部材と相対回転させることで上下方向に相対移動可能とし、
前記棒材の先端には、前記棒材の高さを調節する高さ調節用治具と嵌合する嵌合部が形成されている請求項1又は請求項2に記載の天端出し補助具。 - 前記棒材保持部は、前記縦筋保持部よりも上部に形成されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の天端出し補助具。
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