JP2011103326A - Led駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調光時における効率の向上を図ると同時に、出力コンデンサによる音鳴りの発生を根本的に防止する。
【解決手段】主スイッチング素子3のスイッチング動作により、出力コンデンサ5に発生する出力電圧VoをLED列7に供給する昇圧チョッパ回路1を備える。特に本発明では、PWM制御されたパルス状の調光信号Sに同期して、主スイッチング素子3のスイッチング動作を断続的に停止させる調光回路としてのダイオード32と、出力コンデンサ5と直列接続されるスイッチ素子11と、主スイッチング素子3のスイッチング動作が停止している期間に、スイッチ素子11をオフにして、出力コンデンサ5からの放電を阻止する負電圧生成回路21を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、LED(発光ダイオード)照明装置やLEDバックライト装置を用いた画像表示装置などに組み込まれ、特に調光時の効率向上と同時に調光時の音鳴り防止に用いて好適なLED駆動装置に関する。
近年、LCD(Liquid Crystal Display)パネルのバックライトとして、白色発光を可能とするLEDの駆動制御を行なうLED駆動装置が知られている。この種のLED駆動装置は、複数のLEDを直列接続したLED列に対して、DC−DCコンバータから安定した出力電圧を供給する構成を有すると共に、PWM調光信号に同期してLED列をオンまたはオフすることで、PWM調光信号の時比率に応じてLED列の発光量を調節する調光回路を備えているが、装置の小型化長寿命化のために、DC−DCコンバータの出力コンデンサにセラミックコンデンサ等を使用した場合、出力電圧の変動分、つまり電荷の変化量の大きさに応じた音鳴りが発生する問題が従来から存在していた。これは、前記PWM調光信号に同期してDC−DCコンバータの動作がオンからオフへ移行したときに、出力コンデンサの電荷が負荷であるLED列やその他の回路へリークすることで発生する。特に出力電力が大きい場合、出力コンデンサのサイズも大きくなるため、そうした現象が顕著になる。
このような問題に対し、例えば特許文献1では、PWM調光信号に同期させて、LED列と直列に挿入された定電流回路をオンまたはオフさせるが、DC−DCコンバータについてはオン期間に出力していた電圧と同じ電圧を、LED列がオフしている期間にも出力させ続けることで、DC−DCコンバータからの出力電圧ひいては出力コンデンサの端子間電圧の変動を抑え、音鳴りを抑制するLED駆動装置が開示されている。
また別な特許文献2では、前記出力コンデンサとして、所望値の半分の容量値を有するコンデンサ素子を、両素子の共振を避けるようにして異なる向きに並列接続し、出力コンデンサに電圧変動が生じた場合でも音鳴りを低減するようにした考えが提案されている。
特開2008−277079号公報 特開2009−33090号公報
しかし、上記従来技術では次のような問題があった。
特許文献1では、LED列がオフの期間でも、DC−DCコンバータを動作させ続ける必要があるため、DC−DCコンバータによるスイッチングロスが発生し、調光時における装置の効率が上がりにくい。
また特許文献2では、PWM調光信号に同期して、DC−DCコンバータの動作を停止させたときの音鳴り対策方法について記載されているが、共振を避けるには並列接続する各コンデンサ素子の特性を極力揃えなければならず、根本的な解決には至っていない。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、調光時における効率の向上を図ると同時に、出力コンデンサによる音鳴りの発生を根本的に防止できるLED駆動装置を提供することを、その目的とする。
本発明のLED駆動装置は、上記目的を達成するために、主スイッチング素子のスイッチング動作により、出力コンデンサに発生する出力電圧をLEDに供給するコンバータ回路を備えたLED駆動装置において、パルス状の調光信号に同期して、前記主スイッチング素子のスイッチング動作を断続的に停止させる調光回路と、前記出力コンデンサと直列に接続されるスイッチ素子と、前記主スイッチング素子のスイッチング動作が停止している期間に、前記スイッチ素子をオフにして、前記出力コンデンサからの放電を阻止するスイッチ素子駆動回路と、を備えて構成される。
この場合の前記スイッチ素子は、Pチャネル型のMOSFETであることが好ましい。
それに加えて、前記出力電圧が発生する一方の出力ラインに前記出力コンデンサの一端を接続し、前記出力コンデンサの他端に前記スイッチ素子のドレインを接続し、前記スイッチ素子のソースに接地された他方の出力ラインを接続し、前記スイッチ素子駆動回路は、前記他方の出力ラインを基準として、前記スイッチ素子をオンにする負電圧を生成する負電圧生成回路を備えることが好ましい。
さらに前記負電圧生成回路は、前記主スイッチング素子をスイッチング動作するためのパルス駆動信号を利用して、前記負電圧を生成する構成とするのが好ましい。
本発明のLED駆動装置によれば、パルス状の調光信号に同期して、前記主スイッチング素子のスイッチング動作を断続的に停止させることで、調光信号に応じたLEDの発光量の調節が可能になる。またその調光動作中に、主スイッチング素子のスイッチング動作が停止すると、出力コンデンサと直列に接続されたスイッチ素子がオフして出力コンデンサからの放電を阻止するので、出力コンデンサの電荷がリークすることに起因する音鳴りを根本的に解決できる。しかも、スイッチ素子のオフ期間中は、コンバータ回路としての動作も停止しているので、主スイッチング素子によるスイッチングロスも発生せず、調光時における効率の向上も図れる。
また本発明において、スイッチ素子をPチャネル型のMOSFETとすることにより、ソースよりも低い電圧をゲートに印加して、スイッチ素子をオンさせることができる。
さらに、スイッチ素子を出力コンデンサのローサイドに接続し、スイッチ素子のソースを接地された他方の出力ラインに接続することで、負電圧生成回路は他方の出力ラインの接地した電位を基準として、スイッチ素子をオンにし得る一定の負電圧を生成すればよく、実用性の高い回路構成を実現できる。
加えて、主スイッチング素子をスイッチング動作するためのパルス駆動信号を利用すれば、簡単な回路で負電圧を生成しやすくなり、負電圧生成回路の構成を簡素化することができる。
本発明の一実施例を示すLED駆動装置の回路図である。 同上、別な変形例を示すLED駆動装置の回路図である。
図1は、本発明で提案するLED駆動装置の好適な回路例を示すものである。同図において、1は入力端子+Vin,GND間に印加される直流入力電圧Viを、別な直流出力電圧Voに変換するDC−DCコンバータとしての昇圧チョッパ回路であり、これはインダクタ2と、Nチャネル型のMOSFET(電界効果トランジスタ)からなる主スイッチング素子3と、ダイオード4と、出力コンデンサ5と、制御用IC6とを備えて構成される。また7は、複数のLED7A,7B,…7Nを直列接続してなるLED列であり、これは前記昇圧チョッパ回路1の負荷として電流検出用の抵抗8と共に直列回路をなし、その直列回路に前記出力電圧Voが供給されるようになっている。
昇圧チョッパ回路1は、入力電圧Viよりも高い出力電圧Voを生成するために、入力端子+Vin,GND間にインダクタ2と主スイッチング素子3との直列回路を接続し、主スイッチング素子3の両端間に、ダイオード4と出力コンデンサ5との直列回路を接続して構成される。そして、制御用IC6の出力端子OUTから主スイッチング素子3のゲートに与えられるパルス駆動信号がH(高)レベルになり、主スイッチング素子3がオンすると、ダイオード4のアノード電位がカソード電位よりも低くなるので当該ダイオード4がオフになり、入力端子+Vin,GND間の入力電圧Viがインダクタ2に印加され、インダクタ2にエネルギーが蓄えられる。その後、制御用IC6からのパルス駆動信号がL(低)レベルに切り替り、主スイッチング素子3がオフすると、それまでインダクタ2にエネルギーが蓄えられていた関係で、ダイオード4のアノード電位は入力電圧Viにインダクタ2の逆起電圧を加えたものとなり、ダイオード4がオンして出力コンデンサ5にエネルギーが供給され、当該出力コンデンサ5の両端間に出力電圧Voが発生するようになっている。
11は、寄生ダイオード12のカソードが接地されるように、出力コンデンサ5と直列に接続されるスイッチ素子である。ここでのスイッチ素子11は、Pチャネル型のMOSFETからなり、出力コンデンサ5のローサイド、すなわち出力コンデンサ5の他端と接地された負出力ライン15との間に接続するのが好ましい。この場合、出力コンデンサ5の一端はダイオード4のカソードに接続する正出力ライン14に直接接続され、負出力ライン15を基準として正出力ライン14に発生する出力電圧Voを、前記LED列7と抵抗8との直列回路に供給する構成となっている。また、スイッチ素子11がMOSFETの場合、そのドレイン・ソース間に接続する前記寄生ダイオード12は、スイッチ素子11がオフ状態のときに、出力コンデンサ5の電荷が寄生ダイオード12を通して放電しない方向に接続される。
なお、前記主スイッチング素子3のドレイン−ソース間にも、同様の寄生ダイオード13が存在するが、こちらはカソードではなくアノードが負出力ライン15に接地される。
出力ライン14,15間には、出力電圧Voの検出回路となる直列の分圧抵抗18,19が接続される。分圧抵抗18,19の接続点には、出力電圧Voに比例した分圧電圧が発生し、これが例えばOV(過電圧)の検出電圧として監視される。
21は、調光信号Sに同期して前記スイッチ素子11のゲートに負電圧を供給する負電圧生成回路である。この実施例での負電圧生成回路21は、制御用IC6の出力端子OUTから発生するパルス駆動信号を利用して、スイッチ素子11をオンにする負電圧を生成するようになっており、コンデンサ22,23と、ダイオード24,25と、抵抗26とを備えて構成される。そして、制御用IC6の出力端子OUTにコンデンサ22の一端が接続され、コンデンサ22の他端にダイオード24のアノードとダイオード25のカソードがそれぞれ接続され、スイッチ素子11のゲートに接続するダイオード25のアノードが、コンデンサ23の一端と抵抗26の一端に接続され、ダイオード24のカソードと、コンデンサ23の他端と、抵抗26の他端が、いずれも接地された負出力ライン15に接続される。
前記制御用IC6は、出力端子OUTの他にフィードバック端子FBを備えている。このフィードバック端子FBには、他端を負出力ライン15に接続した抵抗8の一端が接続され、抵抗8の両端間に発生する電圧レベル、すなわちLED列7を流れる電流に応じて、制御用IC6が出力端子OUTからのパルス駆動信号の導通幅を可変制御するようになっている。またここでは、接地した負出力ライン15を基準として、パルス状の調光信号Sが発生する調光信号ライン31と、制御用IC6のフィードバック端子FBとの間に、調光信号Sに同期して主スイッチング素子3のスイッチング動作を断続的に停止させる調光回路としてのダイオード32が接続される。これにより、調光信号SがHレベルになる期間では、ダイオード32がオン状態となり、制御用IC6の動作が停止する電圧レベルにフィードバック端子FBが上昇する一方で、調光信号SがLレベルになる期間では、ダイオード32がオフ状態になって制御用IC6が動作し、前述したLED列7を流れる電流に応じた導通幅のパルス駆動信号が、制御用IC6の出力端子OUTから主スイッチング素子3や負電圧生成回路21に出力される。
さらに、前記調光信号ライン31とスイッチ素子11との間には、調光信号SがHレベルになると、スイッチ素子11を確実にオフにさせるためのスイッチオフ回路として、コンデンサ34と抵抗35の直列回路が接続される。なお、このスイッチオフ回路は、確実にスイッチ素子11をオフさせることができれば別な回路構成であってもかまわない。
次に、上記構成についてその作用を説明する。通常動作時において、制御用IC6の出力端子OUTから発生するパルス駆動信号によって、主スイッチング素子3が例えば1MHzでスイッチング駆動され、またそのパルス駆動信号の電圧を利用して、負電圧生成回路21がスイッチ素子11のゲートに負電圧を生成する。負電圧生成回路21は、パルス駆動信号がHレベルのときに、コンデンサ22からダイオード24を通して電流を流してコンデンサ22を充電し、パルス駆動信号がLレベルになると、コンデンサ22の充電電圧を利用してダイオード25をオンにし、コンデンサ23を充電して当該コンデンサの一端、すなわちスイッチ素子11のゲートに負出力ライン15を基準として負の電圧を生成する。
この時、調光信号Sが発生せず、調光信号ライン31がLレベルのままであれば、出力コンデンサ5と直列に接続されたスイッチ素子11は前記負電圧によりオン状態になり、出力コンデンサ5の他端は接地した負出力ライン15に接続されることと等価になる。そのため、主スイッチング素子3のスイッチング動作に応じて出力コンデンサ5の充放電が行なわれ、入力電圧Viよりも高い出力電圧Voが昇圧チョッパ回路1からLED列7に供給されることで、負荷のLED列7が連続点灯する。
また制御用IC6は、LED列7を流れる電流をフィードバック端子FBに発生する電圧で監視し、このLED列7を流れる電流が制御目標値で安定化するように、前記パルス駆動信号の時比率を可変制御する。これによりLED列7に一定の電流を流して、LED列7をムラなく点灯させることができる。
一方、パルス状の調光信号Sが与えられると、調光信号SがHレベルの期間は、ダイオード32がオンしてフィードバック端子FBの電圧レベルが上昇し、制御用IC6の動作が停止して、当該制御用IC6の出力端子OUTから主スイッチング素子3へのパルス駆動信号の供給が遮断され、昇圧チョッパ回路1からの電力供給が途絶えてLED列7は消灯する。また、調光信号SがLレベルの期間は、ダイオード32がオフしてフィードバック端子FBの電圧レベルが抵抗8の両端間電圧と等しくなり、制御用IC6は動作して、LED列7を流れる電流に応じた導通幅のパルス駆動信号が、制御用IC6の出力端子OUTから主スイッチング素子3に供給され、昇圧チョッパ回路1からの電力供給が再開してLED7は点灯する。
このようなバースト(PWM)の調光動作中において、LED列7の発光量は、調光信号Sの時比率を変えることで調節できる。ここでは、調光信号Sの一周期に対するHレベルの期間を広げることで、LED列7の発光量を減らすことができ、逆に調光信号Sの一周期に対するHレベルの期間を狭めることで、LED列7の発光量を増やすことができる。調光信号Sの周波数は、主スイッチング素子3の周波数よりも低く設定される。
また特に調光信号SがHレベルで、制御用IC6の動作が停止する期間では、主スイッチング素子3をオンにする電圧も途絶えているため、負電圧生成回路21からの負電圧は発生せず、スイッチ素子11のゲート電位は上昇して、当該スイッチ素子11はオフ状態となる。したがって、出力コンデンサ5の他端は負出力ライン15に対してオープンになり、出力コンデンサ5に蓄えられた電荷は放電せずにそのまま残ることから、出力コンデンサ5の電荷がLED列7や分圧抵抗18,19へリークして殆ど零になることに起因する音鳴りを根本的に解決できる。しかも、スイッチ素子11がオフ状態になるのと同時に、制御用IC6ひいては昇圧チョッパ回路1の動作は停止しているので、主スイッチング素子3によるスイッチングロスも発生せず、調光時の効率が向上する。
なお、図1の回路例では、調光信号SがHレベルに切り替った直後に、コンデンサ23を速やかに放電させるために、コンデンサ放電回路としてのコンデンサ34と抵抗35を付加しているが、別な素子(例えばトランジスタ)で構成してもよい。これにより、出力コンデンサ5を速やかに負出力ライン15から切り離して、出力コンデンサ5の不必要な放電を回避し、音鳴りを確実に防止することができる。
図1の変形例として、例えば前記Pチャネル型のMOSFETからなるスイッチ素子11を、出力コンデンサ5のハイサイド、すなわち正出力ライン14と出力コンデンサ5の一端との間に接続することも考えられる。その場合、スイッチ素子11のソースは出力コンデンサ5の一端の高電位となるため、図1における負電圧生成回路21を不要にできる利点があるが、スイッチ素子11をオフにするには、スイッチ素子11のゲートを出力電圧Vo以上にする必要があり、出力電圧Voが変化したときにはそれに合わせた電圧を生成する必要があるので、回路が複雑になって実用的ではない。
また、図1のようなPチャネル型に代わり、Nチャネル型のMOSFETからなるスイッチ素子11を、出力コンデンサ5のハイサイドまたはローサイドに接続してもよいが、その場合も、スイッチ素子11のゲート駆動回路は出力電圧Voの変化を考慮しなければならず、実用的ではない。その点、図1の回路例では、スイッチ素子11のソースが安定した電位の負出力ライン15に接続され、スイッチ素子11の駆動回路をなす負電圧生成回路21は、この負出力ライン15の接地した電位を基準として、スイッチ素子11をオンにし得る一定の負電圧を生成すればよいので、実用性の高い回路構成を実現できる。
図2は、本発明の別な変形例として、制御用IC6からのパルス駆動信号ではなく、直流の入力電圧Viを利用して負電圧を生成する負電圧生成回路41が設けられている。ここでの負電圧生成回路41は、入力電圧Viを図示しないチョッパ回路でパルス状に波形整形し、そのパルス波形を前記図1に示すコンデンサ22,23、ダイオード24,25などの回路構成で負電圧に変換するもので、入力端子+Vin,GND間に入力電圧Viが印加される限り、制御用IC6の動作停止時にも負電圧を生成することができる。
また42は、調光信号Sに同期して前記負電圧をスイッチ素子11のゲートに供給するスイッチ手段である。このスイッチ手段42は、調光信号SがHレベルの期間にオフし、負電圧生成回路41からスイッチ素子11のゲートへの負電圧の供給を遮断して、出力コンデンサ5を負出力ライン15から切り離す一方で、調光信号SがLレベルの期間にオンし、負電圧生成回路41で生成した負電圧をスイッチ素子11のゲートに供給して、出力コンデンサ5を負出力ライン15に接続するようになっている。
その他、図2の変形例では、調光回路としてダイオード32と抵抗43の直列回路が調光信号ライン31とフィードバック端子FBとの間に接続され、スイッチ素子11のゲート・ソース間に抵抗44が接続される。これ以外の構成や動作は、図1に示す実施例と共通しているので、重複する説明は省略する。
図2の変形例にあるように、負電圧生成回路41は直流の入力電圧Viを利用することもできる。但し、その場合は入力電圧Viをパルス電圧に変換する回路が必要となる。その点、図1に示す負電圧生成回路21は、制御用IC6で生成されるパルス駆動信号を利用しているので、負電圧生成回路21の構成を簡素化することができる。
さらに、図1や図2の回路例に共通して、スイッチ素子11は調光信号Sによって制御用IC6が動作停止したときに、出力コンデンサ5の電荷が放電されなければよく、スイッチング速度,耐久性,サイズ,コスト,駆動効率等の目標を満足できれば、他のスイッチを用いてもよい。その場合、前述のように負電圧生成回路21,41が不要になることがある。また、主スイッチング素子3についても、MOSFET以外の素子(例えば、トランジスタ)を用いてもよい。
以上のように、主スイッチング素子3のスイッチング動作により、出力コンデンサ5に発生する制御された出力電圧VoをLED7A,7B,…7Nに供給するコンバータ回路としての昇圧チョッパ回路1を備えたLED駆動装置において、PWM制御されたパルス状の調光信号Sに同期して、主スイッチング素子3のスイッチング動作を断続的に停止させ、LED7A,7B,…7Nの発光量を調節する調光回路としてのダイオード32や抵抗43と、出力コンデンサ5と直列に接続されるスイッチ素子11と、主スイッチング素子3のスイッチング動作が停止している期間に、スイッチ素子11をオフにして、出力コンデンサ5からの放電を阻止するスイッチ素子駆動回路としての負電圧生成回路21,41やスイッチ手段42を備えている。
この場合、パルス状の調光信号Sに同期して、主スイッチング素子3のスイッチング動作を断続的に停止させることで、調光信号Sに応じたLED7A,7B,…7Nの発光量の調節が可能になる。またその調光動作中に、主スイッチング素子3のスイッチング動作が停止すると、スイッチ素子11がオフして出力コンデンサ5からの放電を阻止するので、出力コンデンサ5の電荷がリークすることに起因する音鳴りを根本的に解決できる。しかも、スイッチ素子11のオフ期間中は、昇圧チョッパ回路1としての動作も停止しているので、主スイッチング素子3によるスイッチングロスも発生せず、調光時における効率の向上も図れる。
また、ここでのスイッチ素子11は、特にPチャネル型のMOSFETを用いており、ソースよりも低い電圧をゲートに印加して、スイッチ素子11をオンさせることができる。
さらに、出力電圧Voが発生する一方の出力ラインである正出力ライン14に出力コンデンサ5の一端を接続し、出力コンデンサ5の他端にスイッチ素子11のドレインを接続し、スイッチ素子11のソースに接地された他方の出力ラインである負出力ライン15を接続し、前記スイッチ素子駆動回路は、安定した電位である負出力ライン15を基準として、スイッチ素子11をオンにする負電圧を生成する負電圧生成回路21,41を備えている。
この場合、スイッチ素子11を出力コンデンサ5のローサイドに接続し、スイッチ素子11のソースを接地された負出力ライン15に接続することで、負電圧生成回路21,41は負出力ライン15の接地した電位を基準として、スイッチ素子11をオンにし得る一定の負電圧を生成すればよく、実用性の高い回路構成を実現できる。
また、特に図1の回路例にあるように、主スイッチング素子3をスイッチング動作するためのパルス駆動信号を利用して、負電圧を生成する負電圧生成回路21が設けられている。
このように、主スイッチング素子3をスイッチング動作するためのパルス駆動信号を利用すれば、簡単な回路で負電圧を生成しやすくなり、負電圧生成回路21としての構成を簡素化することができる。
なお本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えばコンバータ回路として示したトランスを有しない非絶縁型の昇圧チョッパ回路1は、同じ非絶縁型の降圧チョッパ回路や昇降圧チョッパ回路を代わりに用いてもよく、また入力側と出力側とをトランスで絶縁した絶縁型のチョッパ回路でもよい。絶縁型チョッパ回路の場合、フォワード式,フライバック式,プッシュプル式,ハーフブリッジ式,フルブリッジ式など各種の回路方式を採用できる。また、入力電圧Viが交流であってもよく、その場合はAC−DCコンバータ回路からLED列7に直流出力電圧Voが供給されることになる。
また、LED7A,7B,…7Nの個数は特に限定されず、複数のLED列7を並列に接続してもよい。この場合、各LED列7を流れる電流がほぼ同じ値となるように、それぞれのLED列に独立した定電流回路を直列接続して、そのLED列7と定電流回路の直列体にコンバータ回路から安定した電圧を供給するのが好ましい。
1 昇圧チョッパ回路(コンバータ回路)
3 主スイッチング素子
5 出力コンデンサ
7A,7B,…7N LED
11 スイッチ素子
14 正出力ライン(一方の出力ライン)
15 負出力ライン(他方の出力ライン)
21,41 負電圧生成回路(スイッチ素子駆動回路)
32 ダイオード(調光回路)
42 スイッチ手段(スイッチ素子駆動回路)
43 抵抗(調光回路)

Claims (4)

  1. 主スイッチング素子のスイッチング動作により、出力コンデンサに発生する出力電圧をLEDに供給するコンバータ回路を備えたLED駆動装置において、
    パルス状の調光信号に同期して、前記主スイッチング素子のスイッチング動作を断続的に停止させる調光回路と、
    前記出力コンデンサと直列に接続されるスイッチ素子と、
    前記主スイッチング素子のスイッチング動作が停止している期間に、前記スイッチ素子をオフにして、前記出力コンデンサからの放電を阻止するスイッチ素子駆動回路と、
    を備えたことを特徴とするLED駆動装置。
  2. 前記スイッチ素子は、Pチャネル型のMOSFETであることを特徴とする請求項1記載のLED駆動装置。
  3. 前記出力電圧が発生する一方の出力ラインに前記出力コンデンサの一端を接続し、
    前記出力コンデンサの他端に前記スイッチ素子のドレインを接続し、
    前記スイッチ素子のソースに接地された他方の出力ラインを接続し、
    前記スイッチ素子駆動回路は、前記他方の出力ラインを基準として、前記スイッチ素子をオンにする負電圧を生成する負電圧生成回路を備えたことを特徴とする請求項2記載のLED駆動装置。
  4. 前記負電圧生成回路は、前記主スイッチング素子をスイッチング動作するためのパルス駆動信号を利用して、前記負電圧を生成するものであることを特徴とする請求項3記載のLED駆動装置。
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