JP2011102526A - 開閉具および床下収納庫の蓋体支持装置 - Google Patents

開閉具および床下収納庫の蓋体支持装置 Download PDF

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昭市 岩坂
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Abstract

【課題】床下収納庫の蓋体支持装置への採用において、床に形成された開口部を開閉する蓋体を床の上面に重なる位置まで開放させることができるようにした簡単構造の開閉具を提供することである。
【解決手段】床1に形成された開口部2を開閉する蓋体4の外周一面に凹部5を設け、その凹部5内に組み付けられて蓋体4を開閉自在に支持する開閉具10を、一対のヒンジ片21a、21bのそれぞれ一側部にヒンジ軸23を設け、そのヒンジ軸23を連結環25の長孔26に挿入して一対のヒンジ片21a、21bを開閉自在に連結したヒンジ20と、そのヒンジ20をスライド自在に支持するガイド凹部34が形成されたヒンジ受け具30とで構成する。ヒンジ片21bを蓋体4の凹部5の内面に固定し、ヒンジ受け具30を開口部2の内周に固定し、そのヒンジ受け具30のガイド凹部34に残りのヒンジ片21aをスライド自在に嵌合し、蓋体4の開放時にヒンジ片21aを上方にスライドさせて、蓋体4が床1の上面に重なる位置まで開放できるようにする。
【選択図】図6

Description

この発明は、床や壁面に形成された開口部の開閉用蓋体等を開閉自在に支持する開閉具およびその開閉具を用いた床下収納庫の蓋体支持装置に関する。
室内の床下に収納庫を設けた床下収納庫においては、床に開口部を形成し、その開口部を蓋体で開閉させるようにしている。ここで、蓋体を開口部に対して取外し自在とすると、開口部に対する蓋体の嵌め外しに手間がかかるため、蓋体を揺動自在に支持し、その蓋体の揺動によって開口部を開閉自在とした床下収納庫が多く提案されている。
ここで、蝶番の取付けによって蓋体を揺動自在に支持すると、蝶番は、その揺動中心となるヒンジ軸部が床面に露出する取付けとなり、床面の体裁が悪くなるため、特許文献1に記載された床下収納庫においては、蓋体の下面両側部の下方に開閉具を組込み、その開閉具によって蓋体を揺動自在に支持している。
特開2002−220970号公報
ところで、特許文献1に記載された床下収納庫においては、蓋体を揺動自在に支持する開閉具がリンク機構を採用した構成であるため、構成が複雑であって部品点数が多く、組み立てに非常に手間がかかるという問題がある。
また、蓋体の開放角度が水平位置から90°を少し超える程度であるため、収納庫内に対する収納品の出し入れの際に蓋体が邪魔することがあり、また、開放状態の蓋体に外力が付加されると、蓋体が倒れて怪我する危険がある。
この発明の課題は、床下収納庫や壁面収納庫の蓋体支持装置への採用においては、床あるいは壁面に形成された開口部を開閉する蓋体を床の上面に重なる位置あるいは壁面パネルの内表面に重なる位置まで開放させることができるようにした簡単な構造の開閉具、および、その開閉具を用いた床下収納庫の蓋体支持装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係る開閉具においては、開閉体支持対象に対して開閉体を開閉自在に支持するヒンジと、前記開閉体支持対象にねじ止めされて、開閉体支持対象にヒンジをスライド自在に連結するヒンジ受け具とからなり、前記ヒンジが、一対の板状のヒンジ片のそれぞれ一側部にヒンジ軸が設けられ、そのヒンジ軸が連結環に形成された長孔内に挿入されて、前記一対のヒンジ片が開閉自在に連結され、一方のヒンジ片に表裏に貫通する窓を設けた構成とされ、前記ヒンジ受け具が、前記開閉体支持対象に対向配置される帯状の支持板部を有し、その支持板部の前記開閉体支持対象に対する対向面側に前記ヒンジの一方のヒンジ片がスライド自在に嵌合されるガイド凹部が形成され、そのガイド凹部の開閉体支持対象に対する対向面に前記窓内に挿入され、その窓の内周下辺に対する当接により一方のヒンジ片を抜止めする係合片が形成された構成を採用したのである。
ここで、開閉体支持対象とは、開口部が形成された床や壁面、あるいは、点検口が形成された天井等をいい、また、開閉体とは、その開口部を開閉する蓋体や点検口を開閉する点検蓋等をいう。
この発明に係る床下収納庫の蓋体支持装置においては、床下に収納庫を設け、床には前記収納庫の上方位置に開口部を形成し、その開口部を蓋体によって開閉自在とした床下収納庫の蓋体支持装置において、前記蓋体の外周一面に上記開閉具の一対のヒンジ片が互いに対向する折畳み状態で開閉具の全体を収容可能とする大きさの上部が閉塞する凹部を形成し、その凹部内に前記開閉具を組込み、その開閉具におけるヒンジ受け具を開口部の内周一面に取付け、そのヒンジ受け具のガイド凹部で前記一対のヒンジ片の一方をスライド自在に支持し、他方のヒンジ片を前記凹部の開口部内周と対向する内面に取付けた構成を採用したのである。
ここで、一方のヒンジ片に形成された係合片を、上側を折り曲げの起点とする切り起こしにより形成して傾斜状とすることにより、ガイド凹部の上側からそのガイド凹部内に一方のヒンジ片を差し込むことにより、係合片が弾性変形してヒンジ片の差し込みを許容し、そのヒンジ片に形成された窓が係合片に対向する位置までヒンジ片が差し込まれると、係合片は復元弾性により窓に嵌る状態となる。このため、開閉具を簡単に組込み状態とすることができる。
上記の構成からなる床下収納庫の蓋体支持装置において、蓋体の開閉側端部を上方に引上げると、蓋体の外周一面の上部が開口部の内周面上部に当接し、その当接部を中心にして蓋体が上方に揺動し、その蓋体に取付けられた他方のヒンジ片のヒンジ軸が連結環の長孔に沿って移動して長孔の端部に当接する。
その当接状態から蓋体が同方向にさらに引上げられると、連結環を介して一方のヒンジ片に引上げ力が付加される。その引上げ力により、一方のヒンジ片がヒンジ受け具のガイド凹部内で上方に向けてスライドし、その一方のヒンジ片に設けられたヒンジ軸が床の上面より上方に位置する状態とされる。
このとき、連結環および蓋体は床面上に配置されるヒンジ軸を中心にして揺動可能であるため、蓋体を床面上に重なる位置まで揺動させることができる。
このように、ヒンジの一方のヒンジ片はヒンジ受け具のガイド凹部においてスライド自在とされているため、開閉具の全体が蓋体の外周一面に形成された凹部内に納まって歩行の障害となることのない安全で体裁のよい取付けでありながらも、蓋体を床板の上面に重なる位置まで開放させることができる。
また、支持板部に設けられた係合片は、一方のヒンジ片に形成された窓内に配置され、その一方のヒンジ片が必要以上に引上げられると、窓の下辺が係合片の下面に係合するため、ヒンジ片がガイド凹部から抜け出ることがなく、ヒンジ受け具とヒンジを組付け状態に確実に保持することができる。
ここで、蓋体の開閉側端面を開口部内周に対する対向間隔が上部から下部に至るに従って次第に大きくなるテーパ面としておくことにより、蓋体の開放初期に開閉側端面が開口部の内面に干渉するのを防止することができ、蓋体の開放側端面と、その開閉側端面が対向する開口部の内面間の隙間を小さくすることができる。
この発明に係る床下収納庫の蓋体支持装置において、開口部における両側内面の蓋体の開閉中心側の一端部とこれに対向する蓋体の両側面の一端部間に、蓋体の外周一面の上側エッジが床上面にせり出しつつ蓋体が開放するように蓋体を開放案内するガイド手段を設けておくと、蓋体の開放初期に、その蓋体の外周一面の上部が床上面にせり出して、その上部が開口部の開口縁に当接し、その当接部を中心にして蓋体が上方に揺動するため、スライド自在の一方のヒンジ片の上部に負荷される曲げモーメントを小さくすることができ、上記一方のヒンジ片の変形防止に効果を挙げることができる。また、一方のヒンジ片を上方に向けてスムーズにスライドさせることができ、蓋体を円滑に開放させることができる。
上記ガイド手段として、開口部における両側内面の蓋体の開閉中心側の一端部にガイド板を取付け、前記蓋体の両側面の一端部にはそのガイド板を収容可能とする下部開放の収容凹部を設け、前記ガイド板には、蓋体の開放時に、前記収容凹部の前壁面の下端を接触案内して蓋体の外周一面の上側エッジを床上面にせり出させる凹曲面状のガイド面を形成した構成からなるものを採用することができる。
上記のように、この発明に係る開閉具においては、開閉体に取付けられるヒンジと開閉体支持対象に取付けられるヒンジ受け具とからなる部品点数の少ない簡単な構成であるため、組付けの容易なコストの安い開閉具を提供することができる。また、床下収納庫の蓋体支持装置への採用において、蓋体の外周一面の下部に形成された凹部内に全体が収容されて歩行の障害となることのない安全で体裁のよい取付けでありながらも、蓋体を床の上面に重なる位置まで開放させることができる。このため、収納庫に対する収納物品の出し入れに際して蓋体が邪魔をすることがなく、また、蓋体が倒れて怪我をする危険もなく、収納物品の出し入れを容易に安全に行なうことができる。
この発明に係る開閉具を採用した床下収納庫の蓋体支持装置を示す平面図 図1のII−II線に沿った断面図 図2の開閉具の取付け部位を拡大して示す断面図 図2のIV−IV線に沿った断面図 開閉蓋の開放途中の状態を示す断面図 開閉蓋の開放状態を示す断面図 図6の左側面図 この発明に係る床下収納庫の蓋体支持装置の他の実施の形態を示す一部切欠平面図 図8のIX−IX線に沿った断面図 図9のX−X線に沿った断面図 開閉蓋の開放途中の状態を示す断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1乃至図4は、この発明に係る床下収納庫の蓋体支持装置を示す。図1および図2に示すように、フローリングによって形成された床1には開口部2が形成され、その開口部2の下方には収納庫3が設けられている。
開口部2は蓋体4によって開閉される。蓋体4は、その外周一面と開口部2の内周間に組込まれた開閉具10によって開閉自在に支持され、その開閉側端面4aは開口部2の内周に対する対向間隔が上部から下部に至るに従って次第に大きくなるテーパ面とされている。
図3、図6および図7に示すように、開閉具10は、ヒンジ20と、ヒンジ受け具30とからなる。ヒンジ20は、2枚のヒンジ片21a、21bのそれぞれ一側部に180°の折曲げ部22を形成して、その折曲げ部22でヒンジ軸23を保持し、上記折曲げ部22に複数の切欠部24を設け、一方のヒンジ片21aの切欠部24と他方のヒンジ片21bの切欠部24に端部が嵌め込まれた扁平な連結環25の長孔26内に2本のヒンジ軸23のそれぞれを挿通して、2枚のヒンジ片21a、21bを開閉自在に連結した構成とされている。
ここで、ヒンジ片21a、21bは、厚さ1mm程度の扁平な金属板からなり、その金属板の片面一側部に両端に至る深さ0.5mm程度の溝の形成によって薄肉部27と、その薄肉部27を長さ方向に複数に分断する複数の角孔とを形成し、上記薄肉部27からの180°の折曲げによってφ1mmのヒンジ軸23を保持し、上記角孔によって切欠部24を形成しており、上記ヒンジ片21a、21bの折曲げ部での厚みが2mm程度とされている。
一方、連結環25は、φ0.4mmの鋼線を端面形状を長円形の螺旋状に密に巻き付け、長さ10mm、外側の幅寸法を約7mm、両側半円状部の内径を1.1mm程度としたものを用いるようにしているが、断面長円形の薄肉の金属短管を用いるようにしてもよい。
上記2枚のヒンジ片21a、21bうち、一方のヒンジ片21aには表裏に貫通する角形の窓28が形成されている。
図3および図7に示すように、ヒンジ受け具30は、帯状の支持板部31の長さ方向の両端部に、その支持板部31の片面側に向く一対の折曲げ片32を設け、各折曲げ片32のそれぞれ端部に外向きの取付片部33を設けた構成とされ、上記折曲げ片32の形成によって支持板部31の片面側にガイド凹部34が設けられ、そのガイド凹部34に対してヒンジ20を構成する一方のヒンジ片21aがスライド自在に嵌合されている。
また、支持板部31には、コの字形の切り込み35が形成され、その切り込み35の内側部分はガイド凹部34側に起こされて係合片36が形成されている。係合片36は上部を折曲げの起点とする折曲げであって傾斜状とされている。この係合片36は、ガイド凹部34に一方のヒンジ片21aをスライド自在に嵌合する開閉具10の組立て状態で、そのヒンジ片21aに形成された窓28内に嵌り、その窓28の下辺が係合片36の下面に当接する範囲内においてヒンジ片21aはスライド自在とされ、上方へ抜け出るのが防止される。
実施の形態では、厚さ1.2mm程度の金属板をプレス成形してヒンジ受け具30を形成しており、ガイド凹部34の深さは、1.1mm程度とされている。
図3に示すように、蓋体4の内周一面には、上部が閉塞する凹部5が形成されている。凹部5は、開閉具10の一対のヒンジ片21a、21bが互いに対向する折畳み状態でその開閉具10の全体を収容可能とする大きさとされ、その凹部5に対する開閉具10の組込み状態で、ヒンジ受け具30の両端の取付片部33が開口部2の内周にねじ止めされている。また、他方のヒンジ片21bは、凹部5の開口部2内周と対向する内面にねじ止めされている。
なお、開閉具10の取付けは、上記のように、ヒンジ20の一方のヒンジ片21aをヒンジ受け具30のガイド凹部34に嵌合する開閉具10の組立状態で行なうようにしてもよいが、ヒンジ20の他方のヒンジ片21bを凹部5の内面にねじ止めすると共に、開口部2の内面にヒンジ受け具30をねじ止めし、そのヒンジ受け具30のガイド凹部34の上方からガイド凹部34内に一方のヒンジ片21aを差し込むようにしてもよい。
なお、図1に示す40は、蓋体4の開閉側端部の上面に設けた指掛け部を示す。
実施の形態で示す床下収納庫の蓋体支持装置は上記の構造からなり、図1および図2は、蓋体4が開口部2を閉鎖している状態を示す。その開口部2の開放に際しては、指掛け部40に指を掛けて蓋体4の開閉側端部を引き上げる。
いま、蓋体4の開閉側端部を引き上げると、蓋体4の外周一面の上部に形成された面取り6の下側のエッジ7が、図2および図3に示す開口部2の内周面上部のa点に当接し、その当接点aを中心にして蓋体4が上方に揺動し、その蓋体4に取付けられた他方のヒンジ片21bのヒンジ軸23が連結環25の長孔26に沿って移動して、図5に示すように、長孔26の端部に当接する。
その当接状態から蓋体4が同方向にさらに引上げられると、連結環25を介して一方のヒンジ片21aに引上げ力が付加される。その引上げ力により、一方のヒンジ片21aがヒンジ受け具30のガイド凹部34内で上方に向けてスライドし、その一方のヒンジ片21aに設けられたヒンジ軸23が床1の上面より上方に位置する状態とされる。
このとき、連結環25および蓋体4は床1の上面より上方に配置される上記ヒンジ軸23を中心にして揺動し得るため、図6に示すように、床1の上面に重なる位置まで蓋体4を揺動させて開放状態とすることができる。
このように、ヒンジ20の一方のヒンジ片21aは、開口部2の内周面に取付けられたヒンジ受け具30のガイド凹部34においてスライド自在とされているため、開閉具10の全体が蓋体4の一側面に形成された凹部5内に納まって歩行の障害となることのない安全で体裁のよい取付けでありながらも、蓋体4を床1の上面に重なる位置まで開放させることができる。
また、ヒンジ受け具30の支持板部31に設けられた係合片36は、一方のヒンジ片21aに形成された窓28内に配置され、一方のヒンジ片21aが必要以上に引上げられると、窓28の下辺が係合片36の下面に当接することになる。このため、ヒンジ片21aがガイド凹部34から抜け出ることがなく、ヒンジ受け具30とヒンジ20を組付け状態に確実に保持することができる。
ここで、蓋体4の開閉側端面4aは、開口部2の内周に対する対向間隔が上部から下部に至るに従って次第に大きくなるテーパ面とされているため、蓋体4の開放初期に開閉側端面4aが開口部2の内面に干渉することがない。このため、蓋体4の開放側端面4aと、その開閉側端面4aが対向する開口部2の内面間の隙間を小さくすることができる。
実施の形態においては、この発明に係る開閉具10を床下収納庫の蓋体4の開閉用として使用したが、開閉具10の使用はこれに限定されるものではない。例えば、壁面に形成された開口部の開閉用蓋体や天井点検口の点検蓋の支持用として用いるようにしてもよい。
図8乃至図11は、この発明に係る床下収納庫の蓋体支持装置の他の実施の形態を示す。この実施の形態においては、開口部2における両側内面の蓋体4の開閉中心側の一端部とこれに対向する蓋体4の両側面の一端部間に、蓋体4の外周一面の上部に形成された面取り6の下側のエッジ7が床1の上面にせり出しつつ蓋体4が開放するように蓋体4を開放案内するガイド手段50を設けている点で図1に示す実施の形態で示す床下収納庫の蓋体支持装置と相違している。このため、図1に示す実施の形態と同一の部品には同一の符号を付して説明を省略する。
ここで、ガイド手段50は、図9および図10に示すように、開口部2における両側内面の蓋体4の開閉中心側の一端部それぞれにガイド板51をねじ止めし、一方、蓋体4の両側面の一端部それぞれに上記ガイド板51を収容可能とする下部開放の収容凹部52を設け、上記ガイド板51には、蓋体4の開放時に、前記収容凹部52の前壁面53の下端を接触案内して蓋体4の外周一面のエッジ7を床1の上面にせり出させる凹曲面状のガイド面54を形成した構成とされている。
上記のように、開口部2における両側内面の蓋体4の開閉中心側の一端部とこれに対向する蓋体4の両側面の一端部間にガイド手段50を設けると、蓋体4の開放初期に、蓋体4は、外周一面の上部が床1の上面にせり出しつつ上方に向けて揺動して、図11に示すように、外周一面の上部が開口部2の開口縁に当接し、その当接部を中心にして蓋体4がさらに上方に向けて揺動する。このため、スライド自在の一方のヒンジ片21aの上部に負荷される引き上げ力Fの水平方向分力Fが小さくなり、ヒンジ片21aの上部に負荷される曲げモーメントを小さくすることができる。その結果、一方のヒンジ片21aが折れ曲るということがなくなり、一方のヒンジ片21aの変形防止に効果を挙げることができる。
また、一方のヒンジ片21aに負荷される引き上げ力Fの垂直方向分力Fは逆に大きくなるため、一方のヒンジ片21aを上方に向けてスムーズにスライドさせることができ、蓋体4を円滑に開放させることができる。
1 床(開閉体支持対象)
2 開口部
3 収納庫
4 蓋体(開閉体)
5 凹部
10 開閉具
20 ヒンジ
21a ヒンジ片
21b ヒンジ片
23 ヒンジ軸
25 連結環
26 長孔
28 窓
30 ヒンジ受け具
31 支持板部
34 ガイド凹部
36 係合片
50 ガイド手段
52 収容凹部
53 前面壁
54 ガイド面

Claims (6)

  1. 開閉体支持対象に対して開閉体を開閉自在に支持するヒンジと、前記開閉体支持対象にねじ止めされて、開閉体支持対象にヒンジをスライド自在に連結するヒンジ受け具とからなり、
    前記ヒンジが、一対の板状のヒンジ片のそれぞれ一側部にヒンジ軸が設けられ、そのヒンジ軸が連結環に形成された長孔内に挿入されて、前記一対のヒンジ片が開閉自在に連結され、一方のヒンジ片に表裏に貫通する窓を設けた構成とされ、
    前記ヒンジ受け具が、前記開閉体支持対象に対向配置される帯状の支持板部を有し、その支持板部の前記開閉体支持対象に対する対向面側に前記ヒンジの一方のヒンジ片がスライド自在に嵌合されるガイド凹部が形成され、そのガイド凹部の開閉体支持対象に対する対向面に前記窓内に挿入され、その窓の内周下辺に対する当接により一方のヒンジ片を抜止めする係合片が形成された構成とされた開閉具。
  2. 前記係合片が、上側を折り曲げの起点とする切り起こしにより形成されて傾斜状とされた請求項1に記載の開閉具。
  3. 床下に収納庫を設け、床には前記収納庫の上方位置に開口部を形成し、その開口部を蓋体によって開閉自在とした床下収納庫の蓋体支持装置において、
    前記蓋体の外周一面に請求項1又は2に記載の開閉具の一対のヒンジ片が互いに対向する折畳み状態で開閉具の全体を収容可能とする大きさの上部が閉塞する凹部を形成し、その凹部内に前記開閉具を組込み、その開閉具におけるヒンジ受け具を開口部の内周一面に取付け、そのヒンジ受け具のガイド凹部で前記一対のヒンジ片の一方をスライド自在に支持し、他方のヒンジ片を前記凹部の開口部内周と対向する内面に取付けたことを特徴とする床下収納庫の蓋体支持装置。
  4. 前記蓋体の開閉側端面を開口部内周に対する対向間隔が上部から下部に至るに従って次第に大きくなるテーパ面とした請求項3に記載の床下収納庫の蓋体支持装置。
  5. 前記開口部における両側内面の蓋体の開閉中心側の一端部とこれに対向する蓋体の両側面の一端部間に、蓋体の外周一面の上側エッジが床上面にせり出しつつ蓋体が開放するように蓋体を開放案内するガイド手段を設けた請求項3又は4に記載の床下収納庫の蓋体支持装置。
  6. 前記ガイド手段が、開口部における両側内面の蓋体の開閉中心側の一端部にガイド板を取付け、前記蓋体の両側面の一端部にはそのガイド板を収容可能とする下部開放の収容凹部を設け、前記ガイド板には、蓋体の開放時に、前記収容凹部の前壁面の下端を接触案内して蓋体の外周一面の上側エッジを床上面にせり出させる凹曲面状のガイド面を形成した構成からなる請求項5に記載の床下収納庫の蓋体支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018087473A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 積水化学工業株式会社 床構造および床の施工方法

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