JP2011101989A - 記録媒体 - Google Patents

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Naoya Hatta
直也 八田
Yasuhiro Nito
康弘 仁藤
Hisao Kamo
久男 加茂
Tetsuro Noguchi
哲朗 野口
Ryo Taguri
亮 田栗
Isao Oguri
勲 小栗
Herlambang Olivia
オリフィア ヘルランバン
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Abstract

【課題】近年のインクジェットプリンタの高速印字に耐えうる高いインク吸収性、高い耐湿性、および高い耐オゾン性を有する記録媒体を提供することである。
【解決手段】支持体上にインク受容層を有する記録媒体であって、前記インク受容層が、アルミナ水和物と、該アルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、該アルミナ水和物に対して0.2質量%以上2.0質量%以下のヒンダードアミン系化合物塩とを含有し、該ヒンダードアミン系化合物塩は、明細書中に定義される式(1)の構造を分子内に一つ以上有する化合物であるヒンダードアミン系化合物と、酸との塩であることを特徴とする記録媒体。
【選択図】なし

Description

本発明は、記録媒体、特にインクジェット記録媒体に関する。
記録媒体に関しては、シリカ粒子やアルミナ水和物粒子等の無機顔料をポリビニルアルコール等のポリマーバインダーで保持したインク受容層を有するものが一般的である。特許文献1では、アルミナ水和物とスルホン酸とからなる固形分濃度が15質量%以上30質量%以下のアルミナゾルが開示されている。また、固形分濃度が30質量%以下であれば、アルミナ水和物ゾルの固形分濃度が高い場合でも安定で、インク吸収性が良好であるという内容の開示がある。
また、堅牢性を改良した記録媒体として、ヒンダードアミン化合物を含む記録媒体も知られている。特許文献2では、メタリン酸、またはピロリン酸で中和されたヒンダードアミン化合物塩を含有させることで耐光性に優れた記録媒体が得られるという内容が開示されている。また、特許文献3では、インク受容層中にヒンダードアミン化合物と酸とのオニウム塩を含有させることで、インク吸収性が良好であり、印字後の堅牢性が良好であるという内容の開示がある。特許文献4ではヒンダードアミン化合物と、ヒンダードアミン化合物と酸との塩と、から構成されるヒンダードアミン成分を含有することで、画像濃度と堅牢性が両立できることが開示されている。特許文献5では分子量700以上のヒンダードアミン化合物と、酸との塩をインク受容層中に含有することで堅牢性が向上することが開示されている。
特許第3791039号公報 特開2000−247015号公報 特開2001−121812号公報 特開2005−349645号公報 特開2007−182016号公報
特許文献1では、ベンゼンスルホン酸やヘキサンスルホン酸やアミド硫酸といった、炭素数0のスルホン酸、炭素数6以上のアルキルスルホン酸、またはベンゼン環を有するスルホン酸でアルミナ水和物を解膠している。本発明者らの検討では、解膠酸として、アルキル鎖の炭素数が5以上のアルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸を用いた場合、画像濃度が低下することがあった。また、炭素数0のアミド硫酸については、耐湿性が低いことがあるため、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸が好ましいという結論に至った。しかしながら、アルキルスルホン酸の量が多いとインク吸収性が低下することがあり、またアルキルスルホン酸の量が少ないと耐オゾン性が低下することがあった。このため、高速印字に対応するインク吸収性、耐オゾン性、および耐湿性を高いレベルで有する記録媒体を製造するのは難しい場合があった。特許文献2では、ピロリン酸、またはメタリン酸で中和したヒンダードアミン化合物塩を含有した記録媒体が耐光性に優れるとの開示がある。しかし、本発明者らの検討では、特許文献2の実施例記載の合成非晶質シリカと、前記ヒンダードアミン化合物塩とを用いた場合では高速印字に対するインク吸収性が低い場合があり、さらに、耐湿性との両立が困難な場合があった。特許文献3ではヒンダードアミン化合物と酸とのオニウム塩が堅牢性に優れているとの開示があるが、本発明者らの検討では、これらは高い堅牢性は示すものの、耐湿性が低い場合があった。また、特許文献3の実施例記載のヒンダードアミン化合物塩水溶液を受容層塗工後に塗布する方法では、高いインク吸収性を示すのが困難な場合があった。特許文献4ではヒンダードアミン化合物と、ヒンダードアミン化合物と酸との塩と、から構成されるヒンダードアミン成分を含有することで、画像濃度と堅牢性が両立できると開示されている。しかし、本発明者らの検討では、塩を形成しないスルホン酸以外の酸が受容層中に存在することで耐湿性が低下する場合があることがわかった。また、特許文献5では分子量が700以上のヒンダードアミン化合物と、酸との塩を含有させることで堅牢性が優れるとの開示があるが、本発明者らの検討では、高い堅牢性は示すものの、耐湿性との両立が達成できない場合があった。
上記の通り、これらの従来技術では、高速印字に対応するインク吸収性、耐湿性および耐オゾン性等を高いレベルで有する記録媒体を提供することが困難な場合があった。
本発明の目的は、近年のインクジェットプリンタの高速印字に耐えうる高いインク吸収性、高い耐湿性、および高い耐オゾン性を有する記録媒体を提供することである。
本発明により、支持体上にインク受容層を有する記録媒体であって、
前記インク受容層が、アルミナ水和物と、該アルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、該アルミナ水和物に対して0.2質量%以上2.0質量%以下のヒンダードアミン系化合物塩とを含有し、該ヒンダードアミン系化合物塩は、式(1)の構造を分子内に一つ以上有する化合物であるヒンダードアミン系化合物と、酸との塩であることを特徴とする記録媒体が提供される。
Figure 2011101989
〔R1〜R4は、それぞれ独立して炭素数1以上5以下のアルキル基を表す。R5は、水素原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、ベンジル基、アリル基、アセチル基、アルコキシル基またはベンジルオキシ基を表す。*は、結合部を表す。〕
本発明により、近年のインクジェットプリンタの高速印字に耐えうる高いインク吸収性、高い耐湿性、および高い耐オゾン性を有する記録媒体が提供される。
以下に本発明の記録媒体をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
<<記録媒体>>
本発明の記録媒体は、支持体と、その支持体上に設けたアルミナ水和物を含むインク受容層とから形成することができる。また、必要に応じて、支持体の表面側のインク受容層の他に、支持体の裏面側に本発明のインク受容層、もしくはそれとは別のインク受容層が形成されていてもよい。なお、本発明の記録媒体は、インクジェット記録媒体として使用することができる。
<インク受容層>
本発明に用いるインク受容層は、少なくともアルミナ水和物と、そのアルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、そのアルミナ水和物に対して0.2質量%以上2.0質量%以下のヒンダードアミン系化合物塩とを含む。また、前記インク受容層は、アルミナ水和物分散液と、バインダーとを混合した塗工液を前記支持体上に塗工して得ることができ、前記塗工液の固化物であることができる。インク受容層中のアルミナ水和物の含有量は、インク受容層全体に対して75質量%以上92質量%以下であることが、本発明の効果を優れて発揮する上で好ましい。
本発明に用いるインク受容層に含まれる成分、およびその物性について以下に説明する。
(アルミナ水和物)
本発明はインク受容層を形成する顔料として、アルミナ水和物を用いる。このアルミナ水和物としては、例えば、下記一般式(X)により表されるものを好適に利用できる。
Al23-n(OH)2n・mH2O・・・・(X)
(上記式中、nは0、1、2および3の何れかを表し、mは0以上10以下、好ましくは0以上5以下の数を表す。但し、mとnは同時に0にはならない。)
mH2Oは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであるため、mは整数または整数でない値をとることができる。また、アルミナ水和物を加熱するとmは0の値になることもあり得る。
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型が知られており、これらのうち、何れの結晶構造のものも使用可能である。これらの中で好適なアルミナ水和物は、X線回折法による分析でベーマイト構造、または非晶質を示すアルミナ水和物である。具体例としては、特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報等に記載されたアルミナ水和物を挙げることができる。さらに、アルミナ水和物としては、市販のDisperal HP14(商品名、サソール社製)およびDisperal HP18(商品名、サソール社製)等を挙げることができ、これらは単独で用いることもでき、2種以上を併用することも可能である。
本発明に用いるアルミナ水和物には、インク受容層形成時のインク受容層全体の平均細孔半径が7.0nm以上、10nm以下となるものを用いることが好ましい。より好ましくは、インク受容層形成時のインク受容層全体の平均細孔半径が、8.0nm以上、10nm以下となるものを用いるのが良い。インク受容層全体の平均細孔半径が、7.0nm以上10nm以下であることによって、優れたインク吸収性および発色性を発揮することが可能となる。また、インク受容層全体の平均細孔半径が7.0nm以上であれば、インク吸収性が低下することを優れて防ぎ、必要に応じてアルミナ水和物に対するバインダーの量を調整するなどして、優れたインク吸収性を得ることができる。また、インク受容層全体の平均細孔半径が10nm以下であれば、インク受容層のヘイズが大きくなることを優れて防ぐことができ、特に良好な発色性を得ることができる。
また、インク受容層全体の細孔容積は、全細孔容積が0.50ml/g以上であることが好ましい。全細孔容積が0.50ml/g以上であれば、インク受容層全体のインク吸収性が低下することを優れて防ぐことができ、必要に応じてアルミナ水和物に対するバインダーの量を調整するなどして、優れたインク吸収性を得ることができる。
さらに、インク受容層の細孔中に、細孔半径として25nm以上の細孔が存在しないことが好ましい。言い換えると、本発明に用いるインク受容層中の細孔は全て、細孔半径が25nm未満であることが好ましい。細孔半径が25nm以上の細孔が存在しない場合には、インク受容層のヘイズが大きくなることを優れて防ぎ、特に良好な発色性を有する記録媒体を得ることができる。
なお、上記の平均細孔半径、全細孔容積、細孔半径とは、記録媒体を窒素吸着脱離法によって測定した、窒素ガスの吸着脱離等温線よりBJH(Barrett−Joyner−Halenda)法を用いて求められる値である。特に、平均細孔径とは、窒素ガス脱離時に測定される全細孔容積と比表面積から計算によって求まる値である。
なお、インク吸収性記録媒体を窒素吸着脱離法により測定した場合には、インク受容層以外の部分に対しても測定が行われることとなる。しかし、インク受容層以外の成分(例えば、基材のパルプ層、樹脂被膜層等)は窒素吸着脱離法で一般的に測定できる範囲である1nm以上100nm以下の細孔を持っていない。このため、インク吸収性記録媒体全体を窒素吸着脱離法で測定した場合は、インク受容層の平均細孔径を測定していることになると考えられる。なお、このことは、レジンコート紙を窒素吸着脱離法で細孔分布を測定した場合、1nm以上100nm以下の細孔を有していないことからも理解できる。
また、上記のようなインク受容層形成時の平均細孔半径(7.0nm以上10nm以下)を得るためには、BET法により測定されるBET比表面積が、100m2/g以上200m2/g以下であるアルミナ水和物を用いることが好ましい。より好ましくは、前記BET比表面積が125m2/g以上175m2/g以下であるアルミナ水和物を用いるのが良い。
なお、上記BET法とは、気相吸着法による粉体の表面積測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持つ総表面積、即ち比表面積を求める方法である。このBET法では、通常、吸着気体として窒素ガスが用いられ、吸着量を被吸着気体の圧力または容積の変化から測定する方法が最も多く用いられる。この際、多分子吸着の等温線を表すものとして最も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であって、BET式と呼ばれ比表面積決定に広く用いられている。上記BET法では、BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が表面で占める面積を掛けることにより比表面積が得られる。BET法では、窒素吸着脱離法の測定において、ある相対圧力における吸着量の関係を数点測定し、最小二乗法によりそのプロットの傾き、切片を求めることで比表面積を導き出す。このため、測定の精度を上げるためには、相対圧力と吸着量の関係は少なくとも5点測定しておくことが好ましく、より好ましくは10点以上であるのが良い。
また、アルミナ水和物の好適な形状としては、平板状で、平均アスペクト比が3.0以上10以下、かつ、平板面の縦横比が0.60以上1.0以下であるものが好ましい。なお、上記アスペクト比は、特公平5−16015号公報に記載された方法により求めることができる。すなわち、アスペクト比は、粒子の「厚さ」に対する「直径」の比で示される。ここで「直径」とは、アルミナ水和物を顕微鏡又は電子顕微鏡で観察したときの粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径(円相当径)を示す。また、平板面の縦横比は、アスペクト比と同様に、粒子を顕微鏡で観察した場合の、平板面の最大値を示す直径に対する最小値を示す直径の比を示す。
上記アスペクト比が3.0以上10以下となるアルミナ水和物を使用した場合、形成したインク受容層の細孔分布範囲が狭くなることを優れて防ぐことができる。このため、アルミナ水和物の粒子径を揃えて製造することが可能となる。また、同様に、上記縦横比が0.60以上1.0以下となるアルミナ水和物を使用した場合も、インク受容層の細孔径分布が狭くなることを優れて防ぐことができる。
Rocek J.らにより、「Applied Catalysis」1991年、74巻、p29〜36に掲載されているように、アルミナ水和物には繊毛状と、繊毛状でない形状のものがあることが知られている。本発明者らの知見によれば、同じアルミナ水和物であっても、平板状のアルミナ水和物の方が、繊毛状のアルミナ水和物よりも分散性が良い。また、繊毛状のアルミナ水和物は、塗工時に支持体の表面に対して平行に配向する傾向があり、形成されるインク受容層の細孔が小さくなる場合があり、インク受容層のインク吸収性が小さくなることがある。これに対して、平板状のアルミナ水和物は、塗工時に支持体の表面に対して平行に配向する傾向が小さく、形成されるインク受容層の細孔の大きさやインク吸収性へ特に良い影響を及ぼす。このため、平板状のアルミナ水和物を用いることが好ましい。
(アルキルスルホン酸)
本発明に好適に用いられるアルミナ水和物を安定的に分散する解膠酸は、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸である。前記解膠酸が、アルキル鎖の炭素数が5以上のアルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、またはp−トルエンスルホン酸の場合、色安定性が低下し、画像濃度も低下する。炭素数が5以上のアルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン酸またはp−トルエンスルホン酸の場合、疎水性が強くなるためアルミナ表面の疎水性が強くなり、アルミナ表面での染料定着速度が遅くなり、色安定性および画像濃度が低下すると考えられる。
また、アルキル炭素数が5以上のアルキルスルホン酸、または、ベンゼン環を有するスルホン酸をそれぞれ単独でアルミナ水和物の解膠酸として用いた場合、充分な分散性が得られないため、増粘しやすい。また、生産適性が低く、アルミナ水和物が凝集し、画像濃度の低下を引き起すことがわかった。このため、生産適性の観点からも、本発明に用いられるアルキルスルホン酸は、炭素数1以上4以下である。
本発明に用いるアルキルスルホン酸(RSO3H)は、スルホン酸基(SO3H)およびスルホン酸基の置換基であるアルキル基(R)を有する。
アルキルスルホン酸は、水可溶化基としてスルホン酸基のみを有する一塩基酸であることが好ましく、アルキル基は耐湿向上の点で、水可溶化基をもたない直鎖または分岐した無置換アルキル基であることが好ましい。
一方、スルホン酸基のみを水可溶化基として有するアルキルスルホン酸は、アルミナの解膠に関与しない水可溶化基を有さないため、多孔質層内に水分を保持する傾向が小さく、耐湿性が極端に低下することを優れて防ぐことができる。耐湿性と色安定性を同時に向上させるために、アルキルスルホン酸は一塩基酸であり、かつ、アルキル鎖の炭素数が1以上4以下の直鎖または分岐した無置換アルキル基であることが好ましい。好ましいアルキルスルホン酸としては、例えば、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン酸、n−プロパンスルホン酸、n−ブタンスルホン酸、I−ブタンスルホン酸、t−ブタンスルホン酸が挙げられるが、より好ましくは、炭素数1以上3以下のメタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン酸、n−プロパンスルホン酸である。これらは単独で用いても2種以上を混合して使用しても良い。
アルキル鎖の炭素数が1以上4以下のアルキルスルホン酸の合計使用量は、アルミナ水和物に対して、1.0質量%以上、2.0質量%以下である。1.0質量%よりも少ないと耐オゾン性が低く、2.0質量%より多いとインク吸収性が低下する。さらに、好ましくは前記アルキルスルホン酸の合計使用量は、1.3質量%以上1.6質量%以下である。なおヒンダードアミン系化合物とともに塩をなす酸が、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸の場合、この塩中の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸は、上記アルミナ水和物に対する炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸の合計使用量には含まれない。
(ヒンダードアミン系化合物塩)
本発明で用いられるヒンダードアミン系化合物塩について説明する。本発明で使用されるヒンダードアミン系化合物塩は、式(1)の構造を分子内に一つ以上有する化合物であるヒンダードアミン系化合物と酸との塩である。
Figure 2011101989
上記式(1)中、R1〜R4は、それぞれ独立して炭素数1以上5以下のアルキル基を表す。かかるアルキル基としては、メチル基またはエチル基が好ましい。R5は、水素原子、炭素数1以上8以下のアルキル基、ベンジル基、アリル基、アセチル基、アルコキシル基またはベンジルオキシ基を表す。*は、結合部を表す。ヒンダードアミン系化合物は、式(1)の構造を分子内に一つ以上有する化合物である。ヒンダードアミン系化合物としては、例えば、式(1)の構造が、アルキル基、アルコキシル基、アミノ基、アミド基、カルボキシル基、ビニル基を有する基、アルキレン基、またはエステル基と結合部で結合した化合物が挙げられる。また、ヒンダードアミン系化合物には、式(1)の構造を側鎖に有するポリマー、及び式(1)の構造を複数有する化合物を含む。エステル基としては、マロン酸、アジピン酸、コハク酸、セバシン酸、マレイン酸およびフタル酸等のジカルボン酸のエステル基、トリカルボン酸エステル基、ならびにテトラカルボン酸エステル基等が挙げられる。ビニル基を有する基としては、(メタ)アクリル酸エステル基等が挙げられる。
また、ヒンダードアミン系化合物塩を調製する際には、溶媒として純水を用いることができる。
上記ヒンダードアミン系化合物は、広い酸化防止機能を有する多機能酸化防止剤として知られている。多機能故に、作用機構はとても複雑で、現在でも完全には解明されていない。
上記ヒンダードアミン系化合物は、特公平4−34512号公報にも記載されており、各種のものが市場から入手可能である。ヒンダードアミン系化合物としては、例えば、チバスペシャリティーケミカルズ社のTINUVIN(商品名)(例えば、TINUVIN292、TINUVIN123、TINUVIN144、TINUVIN152など)や株式会社ADEKAのアデカスタブ(商品名)(例えば、LA−52、LA−57、LA−62、LA−67、LA−63P、LA−77、LA−82、LA−87など)等が挙げられる。
上記ヒンダードアミン系化合物を中和し、ヒンダードアミン系化合物塩にするための酸としては、硝酸、塩酸、硫酸等の無機酸、酢酸、コハク酸、絡酸、スルホン酸などの有機酸といった、一般的な酸を用いることができる。しかし、この酸の中でもアルキルスルホン酸が好ましく、特にメタンスルホン酸などの炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸が高い堅牢性と耐湿性とを両立させる上で好ましい。塩を調整する際の酸の添加量は式(1)の構造と酸由来の水素イオン(H+)とが、等モル当量となるようにする。
ヒンダードアミン系化合物塩は、例えば、式(1)で表される構造一つに対して、一価の酸を1分子の割合で反応させて得ることができる。このように、塩形成のための酸を過剰量加えずに塩を調製することで、耐湿性が低下することを優れて防ぐことができる。
インク受容層中のヒンダードアミン系化合物塩の含有量は、前記インク受容層中のアルミナ水和物の含有量に対して、0.2質量%以上、2.0質量%以下である。0.2質量%未満だと、耐オゾン性の効果が小さいため好ましくない。2.0質量%を超えると、塗工液がゲル化してしまうため好ましくない。さらには、0.5質量%1.5質量%以下が好ましい。
また、ヒンダードアミン系化合物塩の水に対する溶解度は、室温で5質量%以上であることが好ましい。前記溶解度が5質量%以上であれば、アルミナ水和物分散液の安定性が低下することを優れて防ぐことができる。さらには、前記溶解度が10質量%以上であるとより好ましい。
特開2007−182016号公報では、酸処理された分子量700以上のヒンダードアミン系化合物を含有することで高い堅牢性を示すとある。しかし、画像濃度、およびアルミナ水和物分散液の生産適性が特に向上する点から、ヒンダードアミン系化合物の重量平均分子量は700以下であることが好ましい。
(バインダー)
本発明に用いるインク受容層は、バインダーを含有することができる。バインダーとしては、上記アルミナ水和物を結着し、被膜を形成する能力のある材料であって、かつ、本発明の効果を損なわないものであれば、特に制限なく利用することができる。
バインダーとしては例えば、下記のものを挙げることができる。酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体。カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体。カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白およびポリビニルアルコール、ならびにその誘導体。ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役重合体ラテックス。アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体等のアクリル系重合体ラテックス。エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス。前記の各種バインダーのカルボキシル基等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス。カチオン基を用いて前記の各種バインダーをカチオン化したもの、カチオン性界面活性剤を用いて前記の各種バインダーの表面をカチオン化したもの。カチオン性ポリビニルアルコール下で前記の各種バインダーを重合し、重合体の表面にポリビニルアルコールを分布させたもの。カチオン性コロイド粒子の懸濁分散液中で前記の各種バインダーの重合を行い、重合体の表面にカチオン性コロイド粒子を分布させたもの。メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等の水性バインダー。ポリメチルメタクリレート等のメタクリル酸エステルやアクリル酸エステルの重合体および共重合体樹脂。ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂等の合成樹脂系バインダー。
上記バインダーは、単独で、または複数種を混合して用いることができる。上記バインダーの中で最も好ましく用いられるバインダーはポリビニルアルコールである。このポリビニルアルコールは、例えば、ポリ酢酸ビニルを加水分解して合成することができる。このポリビニルアルコールは、平均重合度が1500以上のものが好ましく用いられ、平均重合度が2000以上5000以下のものがより好ましい。ここでいう平均重合度とは、JIS−K6726(1994)に記載の方法で求めた平均重合度のことをいう。また、ケン化度は80モル%以上100モル%以下のものが好ましく、85モル%以上100モル%以下のものがより好ましい。ここでいうケン化度とは、JIS−K6726の方法で測定した値である。化学的には、ポリ酢酸ビニルをケン化してポリビニルアルコールを得た際の、ケン化反応によって生じた水酸基のモル数の割合である。
ポリビニルアルコール(PVA)の使用量は、アルミナ水和物に対して7質量%以上12質量%以下であることが好ましい。7質量%以上の場合は、特に強い塗膜が形成され、12質量%以下の場合は、ゲル化を優れて抑制し、塗工適性が低下する等の弊害を優れて防ぐことができる。本発明の最良な実施形態は、アルミナ水和物に対して、ポリビニルアルコールの使用量が8質量%以上9質量%以下である。
(添加剤)
本発明の記録媒体では、必要に応じて、インク受容層中にバインダーの架橋成分を含有することができる。前記架橋成分の具体例としては、ホウ酸やホウ酸塩が挙げられる。ホウ酸およびホウ酸塩の少なくとも一方を添加することにより、インク受容層内でのクラックの発生を優れて防止することができる。この際、使用できるホウ酸としては、オルトホウ酸(H3BO3)だけでなく、メタホウ酸や次ホウ酸等が挙げられる。ホウ酸塩としては、上記ホウ酸の水溶性の塩であることが好ましい。具体例としては、下記のホウ酸のアルカリ土類金属塩等を挙げることができる。
例えば、ホウ酸のナトリウム塩(Na247・10H2O、NaBO2・4H2O等)、ホウ酸のカリウム塩(K247・5H2O、KBO2等)等のアルカリ金属塩、ホウ酸のアンモニウム塩(NH449・3H2O、NH4BO2等)、ホウ酸のマグネシウム塩やカルシウム塩が挙げられる。これらのホウ酸およびホウ酸塩の中でも、塗工液の経時安定性と、クラック発生の抑制効果の点からオルトホウ酸を用いることが好ましい。また、ホウ酸およびホウ酸塩の使用量は、インク受容層中のバインダー含有量に対して、ホウ酸およびホウ酸塩の固形分が5質量%以上50質量%以下となる量であることが好ましい。50質量%以下であれば、塗工液の経時安定性が低下することを優れて防ぐことができる。5質量%以上であれば、架橋剤としての効果が優れて得られる。
また、その他の添加剤として、pH調製剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、硬化剤、耐候材料等を、必要に応じて適宜、添加しても良い。
(塗工液)
本発明に用いることができる塗工液は、アルミナ水和物分散液と、バインダーとを含むことができ、特にはアルミナ水和物分散液と、ポリビニルアルコール水溶液とを含むことができる。また、前記塗工液は、アルミナ水和物分散液と、ポリビニルアルコール水溶液とを混合して得ることができる。
(アルミナ水和物分散液)
本発明に用いることができるアルミナ水和物分散液(ゾル)について説明する。
上記アルミナ水和物分散液は、上記アルミナ水和物と、上記炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、上記ヒンダードアミン系化合物塩(HALS塩)とを含むことが好ましい。なお、アルミナ水和物分散液は、分散媒として純水を用いることができる。また、特に前記アルミナ水和物分散液は、上記アルミナ水和物と、上記炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、上記ヒンダードアミン系化合物塩と、純水とからなることができる。また、上記アルミナ水和物分散液中の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸は、アルミナ水和物分散液中のアルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下であることが好ましい。さらに、上記アルミナ水和物分散液中のヒンダードアミン系化合物塩が、アルミナ水和物分散液中のアルミナ水和物に対して0.2質量%以上2.0質量%以下であることが好ましい。上述したように分散液中のHALS塩に炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸を用いた場合、HALS塩中のアルキルスルホン酸は、上記アルミナ水和物分散液中のアルミナ水和物に対する炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸の合計使用量に含まない。
本発明に用いることができるアルミナ水和物分散液(ゾル)は、アルミナ水和物を、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、ヒンダードアミン系化合物塩と、純水と混合、分散したものであることができる。このアルミナ水和物分散液の特徴は、アルミナ水和物分散液の固形分濃度が30質量%よりも高い場合においても、低粘度で安定な状態を保持できるところにある。アルミナ水和物分散液の固形分濃度が30質量%より高いと、バインダー成分や架橋剤成分などの混合物である塗工液の固形分濃度も特に高くなり、特に高濃度な塗工液の塗工が可能となり、塗工速度を特に速くすることが可能になる。そのため、前記固形分濃度が30質量%より高い場合は、生産適性を特に高めることができ、好ましい。アルミナ水和物分散液の固形分濃度は、さらに33質量%以上がより好ましい。
<支持体>
本発明で用いられる支持体としては、例えば、キャストコート紙、バライタ紙、レジンコート紙(両面がポリオレフィンなどの樹脂で被覆された樹脂皮膜紙)などの紙類、フィルムからなるものなどが好ましく使用される。このフィルムとしては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリスチレン、ポリアセテート、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート等の透明な熱可塑性樹脂フィルムを使用することができる。
これ以外にも、適度なサイジングが施された紙である無サイズ紙やコート紙、無機物の充填もしくは微細な発泡により不透明化されたフィルムからなるシート状物質(合成紙など)を使用できる。また、ガラスまたは金属などからなるシートなどを使用しても良い。更に、これらの支持体とインク受容層との接着強度を向上させるため、支持体の表面にコロナ放電処理や各種アンダーコート処理を施すことも可能である。
上述した支持体の中でも、インク受容層形成後の光沢性の点から、レジンコート紙を用いるのが好ましい。
(塗工液の塗工方法)
インク受容層を形成するための塗工液の塗工には、例えば、各種カーテンコーター、エクストルージョン方式を用いたコーター、スライドホッパー方式を用いたコーターなどが好適に用いられる。この中でもスライドカーテン塗工装置が好適に使用できる。なお、塗工時に、塗工液の粘度調製等を目的として、塗工液を加温してもよく、コーターヘッドを加温することも可能である。また、塗工後の塗工液の乾燥には、例えば、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機を使用できる。また、赤外線、加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等を、適宜、選択して用いることができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、実施例及び比較例では、インクジェット記録媒体を作製した。
<支持体の作製>
下記条件にて支持体を作製した。まず下記組成の紙料を固形分濃度が3質量%となるように水で調製した。
(紙料組成)
・パルプ
(濾水度450mlCSF(Canadian Standarad Freeness)の、広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)80質量部、
および濾水度480ml CSFの、針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)20質量部)。
・カチオン化澱粉 0.60質量部。
・重質炭酸カルシウム 10質量部。
・軽質炭酸カルシウム 15質量部。
・アルキルケテンダイマー 0.10質量部。
・カチオン性ポリアクリルアミド 0.03質量部。
次に、この紙料を長網抄紙機で抄造し3段のウエットプレスを行った後、多筒式ドライヤーで乾燥した。この後、サイズプレス装置で、塗工量が1.0g/m2となるように酸化澱粉水溶液を含浸させ、乾燥させた。この後、マシンカレンダー仕上げをして、坪量170g/m2、ステキヒトサイズ度100秒、透気度50秒、ベック平滑度30秒、ガーレー剛度11.0mNの基紙Aを得た。その基紙A上に、低密度ポリエチレン(70質量部)と、高密度ポリエチレン(20質量部)と、酸化チタン(10質量部)とからなる樹脂組成物を25g/m2塗布した。さらに、その基紙Aの裏面に、高密度ポリエチレン(50質量部)と、低密度ポリエチレン(50質量部)とからなる樹脂組成物を、25g/m2塗布することにより、樹脂被覆した支持体1を得た。
<アルミナ水和物分散液の作製>
(アルミナ水和物分散液1):
ヒンダードアミン系化合物として以下に示すアデカスタブLA−63P(商品名、(株)ADEKA製、重量平均分子量2000)10g、酸として塩酸1.25g、および純水33.7gを混合した。これにより、ヒンダードアミン系化合物塩(HALS塩)溶液として、LA−63P塩酸塩溶液A(固形分濃度:25質量%)を得た。
純水(408.2g)中に、アルミナ水和物として、Disperal HP14(商品名、サソール社製)200g、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸として、メタンスルホン酸を前記アルミナ水和物に対して1.0質量%(2.0g)を加えた。さらに、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分が前記アルミナ水和物に対して1.0質量%となるように、前記アデカスタブLA−63P塩酸塩溶液Aを8.0g加え、ミキサーで30分間撹拌し、アルミナ水和物分散液1を得た。そして、アルミナ水和物分散液1を目視で観察したところ、沈殿やゲル化は見られず、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液1の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。アルミナ水和物分散液1の固形分濃度は、アルミナ水和物分散液1を5g秤取り、赤外線水分計FD−620(商品名、(株)ケツト科学研究所製)を用い、120℃で加熱し続け2分間の質量の変動幅が0.1%未満となったときの値とした。
Figure 2011101989
(アルミナ水和物分散液2):
上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から1.3質量%(2.6g)へ、純水の量を上記408.2gから409.4gへ変更した。これら以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液2を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液2の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液3):
上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から1.6質量%(3.2g)へ、純水の量を上記408.2gから410.6gへ変更した。これら以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液3を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液3の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液4):
上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から2.0質量%(4.0g)へ、純水の量を上記408.2gから412.2gへ変更した。これら以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液4を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液4の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液5):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分をアルミナ水和物に対して0.2質量%となるようLA−63P塩酸塩溶液Aの量を上記8.0gから1.6gへ変更した。また、純水の量を上記409.4gから411.0gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液5を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液5の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液6):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分をアルミナ水和物に対して2.0質量%となるようLA−63P塩酸塩溶液Aの量を上記8.0gから16.0gへ変更した。また、純水の量を上記409.4gから407.5gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液6を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液6の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液7):
アルミナ水和物分散液1で用いた、アデカスタブLA−63Pを10g、メタンスルホン酸を3.29g、及び純水を39.9gで混合した。これにより、ヒンダードアミン系化合物塩溶液として、LA−63Pメタンスルホン酸塩溶液B(固形分濃度:25質量%)を得た。上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から1.3質量%(2.6g)へ変更した。また、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分をアルミナ水和物に対して1.0質量%となるよう上記LA−63P塩酸塩溶液A8.0gをLA−63Pメタンスルホン酸塩溶液B8.0gへと変更した。さらに、純水の量を上記408.2gから409.4gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液7を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液7の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液8):
以下に示すアデカスタブLA−77(商品名、(株)ADEKA製、重量平均分子量481)10g、メタンスルホン酸4.0g、および純水42.0gを混合した。これにより、ヒンダードアミン系化合物塩溶液として、LA−77メタンスルホン酸塩溶液C(固形分濃度:25質量%)を得た。上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から1.3質量%へ変更した。また、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分をアルミナ水和物に対して1.0質量%となるよう上記LA−63P塩酸塩溶液A8.0gをLA−77メタンスルホン酸塩溶液C8.0gへと変更した。さらに、純水の量を上記408.2gから409.4gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液8を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液8の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
Figure 2011101989
(アルミナ水和物分散液9):
アルミナ水和物分散液1を調製する際の、メタンスルホン酸をエタンスルホン酸へ変更し、アルミナ水和物に対するエタンスルホン酸の量を1.3質量%(2.6g)、純水の量を409.4gとした。これら以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液9を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液9の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液10):
以下に示すアデカスタブLA−82(商品名、(株)ADEKA製、重量平均分子量239)10g、メタンスルホン酸4.0g、および純水42.0gを混合した。これにより、ヒンダードアミン系化合物塩溶液として、LA−82メタンスルホン酸塩溶液D(固形分濃度:25質量%)を得た。上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から1.3質量%へ変更した。また、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分をアルミナ水和物に対して1.0質量%となるよう上記LA−63P塩酸塩溶液A8.0gをLA−82メタンスルホン酸塩溶液D8.0gへと変更した。さらに、純水の量を上記408.2gから409.4gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液10を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液10の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
Figure 2011101989
(アルミナ水和物分散液11):
以下に示すTINUVIN123(商品名、チバスペシャリティーケミカルズ社製、重量平均分子量737)10g、メタンスルホン酸2.61g、および純水37.8gを混合した。これにより、ヒンダードアミン系化合物塩溶液として、TINUVIN123メタンスルホン酸塩溶液E(固形分濃度:25質量%)を得た。上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から1.3質量%へ変更した。また、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分をアルミナ水和物に対して1.0質量%となるよう上記LA−63P塩酸塩溶液A8.0gをTINUVIN123メタンスルホン酸塩溶液E8.0gへと変更した。さらに、純水の量を上記408.2gから409.4gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液11を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液11の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
Figure 2011101989
(アルミナ水和物分散液12):
上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から0.8質量%(1.6g)へ、純水の量を上記408.2gから407.4gへと変更した。これら以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液12を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液12の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液13):
上記アルミナ水和物分散液1を調製する際の、アルミナ水和物に対するメタンスルホン酸の量を上記1.0質量%から2.5質量%(5.0g)へ、純水の量を上記408.2gから414.3gへと変更した。これら以外は、アルミナ水和物分散液1と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液13を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液13の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液14):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分がアルミナ水和物に対して0.1質量%となるようLA−63P塩酸塩溶液Aの量を上記8.0gから0.80gへと変更した。また、純水を上記409.4gから411.1gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液14を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液14の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液15):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、ヒンダードアミン系化合物塩溶液の固形分がアルミナ水和物に対して2.5質量%となるようLA−63P塩酸塩溶液Aの量を上記8.0gから20.0gへ変更した。また、純水を上記409.4gから406.5gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液15を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液15の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液16):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、解膠酸をメタンスルホン酸の代わりに酢酸とした以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液16を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液16の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液17):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、解膠酸をメタンスルホン酸の代わりに硫酸とした以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液17を調製した。分散(攪拌)開始から30分経過しても良好な分散状態は得られず、ゲル化した状態であった。アルミナ水和物分散液17の固形分濃度を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液18):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、HALS塩を加えず、純水を上記409.4gから411.3gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液18を調製した。分散開始から30分経過しても良好な分散状態は得られず、ゲル化した状態であった。アルミナ水和物分散液の固形分濃度18を測定したところ、33質量%であった。
(アルミナ水和物分散液19):
上記アルミナ水和物分散液2を調製する際の、HALS塩を加えず、純水を上記409.4gから607.8gへと変更した以外は、アルミナ水和物分散液2と同一組成、同一条件にてアルミナ水和物分散液を調製し、分散状態が良好であることを確認した。アルミナ水和物分散液19の固形分濃度を測定したところ、25質量%であった。
(実施例1)
・塗工液の調製
バインダーとして、ポリビニルアルコールPVA235(商品名、クラレ(株)製、平均重合度:3500、ケン化度:88モル%)を純水中に溶解させて、固形分濃度9.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を得た。このポリビニルアルコール水溶液と、上記で調製したアルミナ水和物分散液1を、アルミナ水和物の固形分に対して、PVA固形分換算((ポリビニルアルコールの質量)/(アルミナ水和物の質量)×100)が9質量%となるように混合した。次に、3.0質量%ホウ酸水溶液を、アルミナ水和物に対してホウ酸固形分換算で1.5質量%となるように混合して、塗工液を調製した。
・インクジェット記録媒体の作製
上記塗工液を上記支持体1の上に乾燥後の厚みが35μmとなるようにスライドダイを用いて塗布した。この際、塗工液の温度は45℃とした。次に、これを80℃で乾燥して、インクジェット記録媒体1を作製した。
(実施例2〜実施例11、および比較例1〜8)
それぞれ下記表1に示す組成のアルミナ水和物分散液を調製し、実施例1と同様に塗工液を調製し、インクジェット記録媒体2〜19を作製した。なお、ポリビニルアルコールPVA235およびホウ酸のアルミナ水和物に対する各配合比率は、実施例1と同様にした。アルミナ水和物分散液15、17、及び18を用いて調製した塗工液はゲル化したために記録媒体は作製できなかった。このため、記録媒体15、17および18は欠番とし、以下の評価も行わなかった。
(記録媒体の評価)
次に記録媒体の評価方法、および評価結果について説明する。
<評価1 記録媒体のO.D.>
上記で得られた記録媒体1〜19のO.D.(光学濃度)をそれぞれ測定した。プリンタはiP4600(商品名、キヤノン(株)製)を用いてブラックベタ(R,G,B=0,0,0)を印字し、装置は、X−rite530(商品名、X−rite社製)を用いた。表1に評価結果を示す
<評価2 インク吸収性の評価>
上記で得られた記録媒体1〜19のインク吸収性をそれぞれ評価した。印字はiP4600(商品名、キヤノン(株)製)の印字処理方法を改造した装置を使用した。印字パターンは、Green色の64階調のベタを使用(6.25%Duty刻みで64階調、0〜400%Duty)し、キャリッジ速度が25インチ/秒で、往復2回のパスで印字が完了する双方向印字で検討した。なお、400%Dutyとは、600dpi四方(600dpiで1平方インチの正方形)に44ngのインクを付与することを意味する。インク吸収性とビーディングはほぼ相関性があるため、ビーディングを評価することによって、記録媒体のインク吸収性を評価した。評価は目視で行い、下記の評価基準に基づきランクを決定した。表1からわかるように、本発明の記録媒体は、次世代の高速印字プリンタの印字速度であっても、十分使用可能なインク吸収性を有する。
・評価基準
ランク3:300%Duty以下でビーディングが観察されず、次世代の高速印字プリンタに対しても十分余裕があるインク吸収性を有する。
ランク2:200%Dutyよりも高Dutyでは観察されるが、200%Duty以下でビーディングが観察されず、次世代の高速印字に十分使用可能なインク吸収性を有する。
ランク1:200%Duty以下でもビーディングが発生しており、次世代の高速印字には使用できない。
<評価3 耐オゾン性>
上記で得られた記録媒体1〜19の耐オゾン性をそれぞれ評価した。プリンタはiP4600(商品名、キヤノン(株)製)を用い、256階調のグレーパッチを各記録媒体に印字した。Bk(ブラック)のO.D.値で1.0に最も近いパッチをオゾン暴露し、オゾン暴露前後のO.D.値の比率(O.D.残存率)にてオゾン性を評価した。オゾン暴露の条件は、温度:23℃、相対湿度:50%、オゾン濃度10体積ppm、オゾン暴露時間40hとした。表1からわかるように、本発明の記録媒体は、耐オゾン性が良好であった。
・評価基準
ランク4:O.D.残存率が95%以上、
ランク3:O.D.残存率が90%以上95%未満、
ランク2:O.D.残存率が80%以上90%未満、
ランク1:O.D.残存率が80%未満。
<評価4 耐湿性(耐マイグレーション)>
上記で得られた記録媒体1〜19の耐湿性をそれぞれ評価した。
プリンタはiP4600(商品名、キヤノン(株)製)を用い、これらの記録媒体に、ブルーベタに「電驚」の白抜き文字を48ポイントで印字し、温度:30℃、相対湿度:90%の環境に、7日間放置した。放置前後での白抜き部分への色材のにじみ度合いを目視にて評価した。表1からわかるように、本発明の記録媒体は、耐湿性が良好であった。
・評価基準
ランク4:にじみが確認されない。
ランク3:拡大して観察すると、多少にじみがあるが、肉眼ではほとんどわからない。
ランク2:肉眼で観察してわずかににじみがわかる。
ランク1:肉眼にて明らかににじみが確認でき、耐湿性が低い。
Figure 2011101989

Claims (7)

  1. 支持体上にインク受容層を有する記録媒体であって、
    前記インク受容層が、アルミナ水和物と、該アルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸と、該アルミナ水和物に対して0.2質量%以上2.0質量%以下のヒンダードアミン系化合物塩とを含有し、該ヒンダードアミン系化合物塩は、式(1)の構造を分子内に一つ以上有する化合物であるヒンダードアミン系化合物と、酸との塩であることを特徴とする記録媒体。
    Figure 2011101989
    〔R1〜R4は、それぞれ独立して炭素数1以上5以下のアルキル基を表す。R5は、水素原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、ベンジル基、アリル基、アセチル基、アルコキシル基またはベンジルオキシ基を表す。*は、結合部を表す。〕
  2. 前記インク受容層が、アルミナ水和物分散液と、バインダーとを含む塗工液を、前記支持体上に塗工して得られるインク受容層であって、
    該アルミナ水和物分散液は、アルミナ水和物、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸、およびヒンダードアミン系化合物塩を含み、
    該アルミナ水和物分散液中の炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸が該アルミナ水和物分散液中のアルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下であり、
    該アルミナ水和物分散液中のヒンダードアミン系化合物塩が、前記式(1)の構造を分子内に一つ以上有する化合物であるヒンダードアミン系化合物と、酸との塩であって、かつ、該アルミナ水和物分散液中のアルミナ水和物に対して0.2質量%以上2.0質量%以下である、請求項1記載の記録媒体。
  3. 前記アルミナ水和物分散液の固形分濃度が30質量%よりも高い請求項2記載の記録媒体。
  4. 前記炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸がメタンスルホン酸であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録媒体。
  5. 前記ヒンダードアミン系化合物とともに塩をなす酸が、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録媒体。
  6. 前記ヒンダードアミン系化合物とともに塩をなす炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸が、メタンスルホン酸である請求項1〜5のいずれか一項に記載の記録媒体。
  7. 前記ヒンダードアミン系化合物の重量平均分子量が700以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録媒体。
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