JP2012179897A - 記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高いインク吸収性を有し、塗工後のひび割れの発生を抑制し、かつ耐折り割れ性が高い記録媒体を提供すること。
【解決手段】 支持体と、下層と上層の2層のインク受容層とを有する記録媒体であって、該下層は、無機微粒子としてアルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有し、該上層は、無機微粒子としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有し、該下層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を2.0質量%以上7.0質量%以下含有し、該上層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を10.0質量%以上30.0質量%以下含有していることを特徴とする記録媒体。
【選択図】 なし

Description

本発明は、記録媒体に関する。
インクにより記録を行う記録媒体として、支持体上にインク受容層を有する記録媒体が知られている。このような記録媒体には、近年の記録速度の高速化に伴い、高いインク吸収性を有することが求められている。
特許文献1には、支持体上に下層と上層を有する記録媒体が記載されている。この記録媒体は、顔料に対する結合剤(バインダー)の比を上層から下層に従って高くしていくことで、高いインク吸収性を発現しつつ、支持体とインク受容層との密着性を高め、塗工後のインク受容層のひび割れの発生を抑制したものである。
特開2004−1528号公報
近年、好みの写真又は文字を混在させた写真からなるオンデマンド写真集、即ちページの両面に画像を配置したフォトブックやフォトアルバム等を製本することがある。この際の製本工程において、片面にのみ画像を記録した記録媒体に折り目を入れ、折り目を境界として折った後で2枚の記録媒体の裏面同士を貼り合わせ、それらを綴じ合わせる製本方式が用いられることがある。この製本方式では、折り目を中心として見開きが可能であり、ページをまたぐ大きな写真や画像を配置し、通常の綴じ製本よりも高品位のフォトブックやフォトアルバムを作成することができる。このような見開き可能なフォトブック、フォトアルバムを製本する際、その折り目部分でインク受容層にひび割れが入ったり、或いは一部が剥がれ落ちたりすると、画像の見た目が低下することがある。従って、記録媒体は高い耐折り割れ性を有することが求められている。
しかしながら、本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の記録媒体は、耐折り割れ性の点で十分ではなかった。
従って本発明は、高いインク吸収性を有し、塗工後のひび割れの発生を抑制し、かつ耐折り割れ性が高い記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、以下の通りである。即ち本発明は、支持体と、該支持体上に下層と上層の2層のインク受容層とを有する記録媒体であって、該下層は、無機微粒子としてアルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有し、該上層は、無機微粒子としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有し、該下層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を2.0質量%以上7.0質量%以下含有し、該上層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を10.0質量%以上30.0質量%以下含有していることを特徴とする記録媒体である。
本発明によれば、高いインク吸収性を有し、塗工後のひび割れの発生を抑制し、かつ耐折り割れ性が高い記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の記録媒体について詳細に説明する。
本発明の記録媒体は、支持体と、該支持体上に下層と上層の2層のインク受容層とを有する。支持体と下層とは隣接しており、下層の支持体と隣接している面と反対側の面は上層と隣接している。
<支持体>
本発明では、支持体として耐水性支持体を用いることが好ましい。耐水性支持体としては、例えば基紙を樹脂で被覆した樹脂被覆紙(Resin Coated紙)、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。耐水性支持体としては、特に樹脂被覆紙を用いることが好ましい。
樹脂被覆紙の基紙としては、一般的に用いられている普通紙等が使用できるが、写真用支持体に用いられているような平滑な原紙が好ましい。特に、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を付加して圧縮する表面処理をした表面平滑性の高いものが好ましい。原紙を構成するパルプとしては、例えば天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ等を1種もしくは2種以上混合して用いられる。この原紙には一般的に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等の添加剤を配合してもよい。さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等を表面塗工してもよい。基紙の密度は、0.6g/cm以上1.2g/cm以下であることが好ましい。より好ましくは0.7g/cm以上である。1.2g/cm以下であれば、クッション性が低下することや、搬送性が低下することを抑制できる。0.6g/cm以上であれば、表面平滑性が低くなることを抑制できる。基紙の膜厚は50.0μm以上であることが好ましい。50.0μm以上であれば、引っ張りや引き裂きに対する強度や、質感が高まる。基紙の膜厚は、生産性等の点から350.0μm以下であることが好ましい。基紙を被覆する樹脂(樹脂層)の膜厚は、5.0μm以上であることが好ましく、8.0μm以上であることがより好ましい。また40.0μm以下であることが好ましく、35.0μm以下であることがより好ましい。5.0μm以上であれば、基紙への水やガスの浸透を抑制し、折り曲げによるインク受容層のひび割れの発生を抑制できる。40.0μm以下であれば、耐カール性を高めることができる。樹脂としては、例えば低密度のポリエチレン(LDPE)や高密度のポリエチレン(HDPE)が用いられる。他にも、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)やポリプロピレン等を用いてもよい。特にインク受容層を形成する側(表面側)の樹脂層には、ルチルまたはアナターゼ型の酸化チタン、蛍光増白剤、群青をポリエチレン中に添加して、不透明度、白色度及び色相を改良することが好ましい。樹脂層に酸化チタンを含有させる場合は、酸化チタンの含有量は樹脂全量に対して3.0質量%以上であることが好ましく、4.0質量%以上であることがより好ましい。また、20.0質量%以下であることが好ましく、13.0質量%以下であることがより好ましい。
また、プラスチックフィルムとしては、例えば、熱可塑性樹脂であるポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等、熱硬化性樹脂である尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等から製造されたフィルムが挙げられる。プラスチックフィルムの膜厚は50.0μm以上250.0μm以下であることが好ましい。
耐水性支持体の面質は、光沢面、半光沢面、無光沢面等、所望の面質とすることができる。中でも、半光沢面或いは無光沢面とすることが好ましい。例えば、樹脂を基紙表面上に溶融押し出ししてコーティングする際に、凹凸の模様がついたローラーに圧接することにより型付け処理を行うことで、半光沢面或いは無光沢面とすることができる。半光沢面或いは無光沢面を有する支持体上にインク受容層を形成すると、インク受容層の表面、即ち記録媒体の表面には、支持体の凹凸を反映した凹凸が形成される。この結果、過度に高い光沢によるぎらつきを抑制することができる。また、支持体とインク受容層の接着面積が広く、耐折り割れ性が向上する。記録媒体表面のJIS B 0601:2001に規定されるカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さ(Ra)は、0.3μm以上6.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以上3.0μm以下であることがより好ましい。0.3μm以上6.0μm以下であることにより、良好な光沢性を得ることができる。
本発明においては、支持体のインク受容層を設ける側の面に、ゼラチンやポリビニルアルコール等の親水性高分子を主体とするプライマー層を設けてもよい。或いは、コロナ放電やプラズマ処理等による易接着処理を行ってもよい。これらによって支持体とインク受容層の接着性を高めることができる。
<インク受容層>
本発明のインク受容層は、下層と上層の2層である。インク受容層はインク受容層形成用塗工液の固化物であり、インク受容層形成用塗工液を耐水性支持体上に塗工、乾燥して作成する。インク受容層の膜厚は、上層と下層とを合わせて15.0μm以上とすることが好ましく、20.0μm以上とすることがより好ましく、25μm以上とすることが特に好ましい。また、50.0μm以下とすることが好ましく、40.0μm以下とすることがより好ましい。インク受容層の膜厚が15.0μm以上50.0μm以下であることにより、耐折り割れ性とインク吸収性、さらに画像濃度を良好とすることができる。本発明においては、インク受容層の膜厚を30.0μm以上、38.0μm以下とすることが最も好ましい。
2層のインク受容層のうち、下層は、無機微粒子としてアルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有する。上層は、無機微粒子としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有する。以下、各成分に関して説明する。
(アルミナ)
アルミナとしては、γ−アルミナ、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナ等が挙げられる。これらの中でも、画像濃度、インク吸収性の観点から、γ−アルミナが好ましい。γ−アルミナとしては市販の気相法γ−アルミナ(例えば商品名:AEROXIDE Alu C、EVONIK製)が挙げられる。
(アルミナ水和物)
アルミナ水和物としては、下記一般式(X)により表されるものが好ましい。
Al3−n(OH)2n・mHO・・・・(X)
(上記式中、nは0、1、2または3の何れかを表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の範囲にある値を表す。但し、mとnは同時に0にはならない。mHOは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水を表すものであるため、mは整数または整数でない値をとることができる。また、加熱するとmは0の値に達することがある。)
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型が知られており、これらのうち、何れの結晶構造のものも使用可能である。これらの中でも好適なアルミナ水和物としては、X線回折法による分析でベーマイト構造、または非晶質を示すアルミナ水和物である。具体的には、特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報等に記載されたアルミナ水和物を挙げることができる。本発明に用いるアルミナ水和物の形状の具体例としては、不定形のものや、球状、板状等の定形の形態を有しているものが挙げられる。不定形或いは定形のいずれかを使用してもよいし、併用してもよい。特に一次粒子の数平均粒径が5nm以上50nm以下のアルミナ水和物が好ましく、アスペクト比2以上の板状アルミナ水和物が好ましい。アスペクト比は、特公平5−16015号公報に記載された方法により求めることができる。すなわち、アスペクト比は、粒子の「厚さ」に対する「直径」の比で示される。ここで「直径」とは、アルミナ水和物を顕微鏡または電子顕微鏡で観察したときの粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径(円相当径)を示す。
また、BET比表面積が、100m/g以上200m/g以下のアルミナ水和物を用いることが好ましい。より好ましくは、125m/g以上である。また、190m/g以下である。尚、BET法とは、気相吸着法による粉体の表面積測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持つ総表面積、即ち比表面積を求める方法である。BET法では、通常、吸着気体として窒素ガスが用いられ、吸着量を被吸着気体の圧または容積の変化から測定する方法が最も多く用いられる。この際、多分子吸着の等温線を表すものとして最も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であって、BET式と呼ばれ比表面積決定に広く用いられている。BET法では、BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が表面で占める面積を掛けることにより比表面積が得られる。BET法では、窒素吸着脱離法の測定において、ある相対圧力における吸着量の関係を数点測定し、最小二乗法によりそのプロットの傾き、切片を求めることで比表面積を導き出す。本発明では、相対圧力と吸着量の関係を5点測定し、比表面積を導き出す。
アルミナ水和物は、米国特許第4,242,271号明細書、同第4,202,870号明細書に記載されているような、アルミニウムアルコキシドを加水分解する方法やアルミン酸ナトリウムを加水分解する方法等の公知の方法で製造できる。また、アルミン酸ナトリウム等の水溶液に硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の水溶液を加えて中和する方法等の公知の方法でも製造することができる。本発明に用いるアルミナ水和物の具体例としては、X線回折法による分析でベーマイト構造もしくは非晶質を示すアルミナ水和物が挙げられる。特に、特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報等に記載されているアルミナ水和物が挙げられる。さらに、アルミナ水和物の具体例としては、市販のアルミナ水和物(例えば商品名:DISPERAL HP14、サソール製)を挙げることができる。
アルミナ及びアルミナ水和物は混合して用いてもよい。混合する場合は、アルミナ及びアルミナ水和物を粉体状態で混合、分散して分散液(ゾル)としてもよいし、アルミナ分散液とアルミナ水和物分散液とを混合してもよい。
(気相法シリカ)
気相法シリカとは、四塩化ケイ素、水素、酸素を燃焼させることにより製造されるシリカのことであり、乾式シリカとも呼ばれる。気相法シリカの具体例としては、市販の気相法シリカ(例えば商品名:AEROSIL300、EVONIK製)を挙げることができる。
気相法シリカのBET比表面積は、インク吸収性、画像濃度、塗工乾燥時のひび割れ防止の観点から、50m/g以上であることが好ましく、200m/g以上であることがより好ましい。また、400m/g以下であることが好ましく、350m/g以下であることがより好ましい。尚、BET比表面積は上述のアルミナ水和物と同様にして求める。
(ポリビニルアルコール)
ポリビニルアルコールとしては、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールが挙げられる。ポリビニルアルコールの粘度平均重合度は、2000以上4500以下であることが好ましく、3000以上4000以下であることが好ましい。粘度平均重合度が2000以上4500以下であれば、耐折り割れ性、インク吸収性及び画像濃度が向上する。また、塗工時のひび割れが抑制できる。ポリビニルアルコールは、完全にまたは部分的にケン化されたポリビニルアルコールが好ましい。ポリビニルアルコールのケン化度は85モル%以上100モル%以下であることが好ましい。ポリビニルアルコールとしては、例えばPVA235(クラレ製、ケン化度88モル%、平均重合度3500)が挙げられる。
インク受容層形成用塗工液にポリビニルアルコールを含有させる際には、ポリビニルアルコールは水溶液中に含ませることが好ましい。ポリビニルアルコール含有水溶液のポリビニルアルコールの固形分濃度は、4.0質量%以上15.0質量%以下とすることが好ましい。4.0質量%以上15.0質量%以下とすることで、塗工液の濃度が過度に低下して乾燥速度が大幅に低下することを抑制でき、また逆に塗工液の濃度の上昇により塗工液粘度が大幅に上昇して塗工面の平滑性が損なわれることを抑制できる。
また、インク受容層には必要に応じてポリビニルアルコール以外のバインダーも併用できる。但し、本発明の効果を十分に発現する為には、ポリビニルアルコール以外のバインダーの含有量はポリビニルアルコール全量に対して50.0質量%以下とすることが好ましい。
(硼酸)
硼酸としては、例えばオルト硼酸(HBO)、メタ硼酸、次硼酸等が挙げられる。これらは硼酸塩として用いてもよい。硼酸塩としては、例えばオルト硼酸塩(例えばInBO、ScBO、YBO、LaBO、Mg(BO、Co(BO)、二硼酸塩(例えばMg、Co)、メタ硼酸塩(例えばLiBO、Ca(BO、NaBO、KBO)、四硼酸塩(例えばNa・10HO)、五硼酸塩(KB・4HO、Ca11・7HO、CsB)及びこれらの水和物等が挙げられる。これらの中でも、塗工液の経時安定性の点からオルト硼酸を用いることが好ましい。本発明においては、硼酸全質量に占めるオルトホウ酸の量を80質量%以上100質量%以下とすることが好ましく、90質量%以上100質量%以下とすることがより好ましい。
インク受容層形成用塗工液に硼酸を含有させる際には、硼酸は水溶液中に含ませることが好ましい。硼酸含有水溶液の固形分濃度は0.5質量%以上8.0質量%以下であることが好ましい。0.5質量%以上8.0質量%以下であることで、塗工液の濃度が低下して乾燥速度が大幅に低下することや、硼酸が析出することを抑制できる。
(添加剤)
上層及び下層は、それぞれ必要に応じて添加剤を含有してもよい。添加剤としては、例えば各種カチオン性樹脂等の定着剤、多価金属塩等の凝集剤、界面活性剤、蛍光増白剤、増粘剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、浸透剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、防腐剤、pH調整剤等が挙げられる。
次に、下層及び上層の関係に関して説明する。
(上層及び下層の関係)
無機微粒子とポリビニルアルコールに加えて、硼酸等の架橋剤を含有した従来のインク受容層は、架橋剤を比較的多量に含有し、インク受容層の架橋度が高い場合が多かった。この場合、塗工・乾燥時(塗工後)に発生するひび割れを効果的に抑制し、インク吸収性の良好なインク受容層を得ることができる傾向にある。しかしながら、インク受容層は架橋度が高いため固く脆くなり、特に耐折り割れ性が低いことがあった。
一方、架橋剤を全く含有しない場合には、塗工後に発生するひび割れが顕著となり、インク吸収性が低下する他に、本来架橋剤を含有しないために高いと考えられるインク受容層の耐折り割れ性が、逆に低い場合があった。この理由は定かではないが、ポリビニルアルコールを全く架橋しない場合には、ポリビニルアルコールと無機微粒子及び耐水性支持体との間の凝集結合力が弱まることによると考えられる。
本発明者らが鋭意検討した結果、インク受容層の耐折り割れ性は、耐水性支持体と下層、或いは下層と上層との接着性に影響されることを見出した。さらに、インク受容層の柔軟性にも影響されることを見出した。そして、耐水性支持体と隣接した下層及び上層のポリビニルアルコールがある一定の範囲内で架橋されているときに、耐折り割れ性が良好となることを見出した。また、耐折り割れ性の観点からはポリビニルアルコールの最適な架橋範囲が存在するが、これらの範囲内では塗工後のひび割れが発生したり、インク吸収性が低下したりすることがあることが分かった。そこで、本発明者らは、2層のインク受容層の各層の架橋の度合いを特定することで、塗工後のひび割れ抑制、インク吸収性及び耐折り割れ性をいずれも高くできることを見出し、本発明に至った。
本発明において、下層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を2.0質量%以上7.0質量%以下含有する。2.0質量%以上7.0質量%以下とすることにより、耐水性支持体と下層とが良好に接触し、塗工後のひび割れを抑制できる。また、耐折り割れ性を高めることができる。下層におけるポリビニルアルコールの量に対する硼酸の量は、3.0質量%以上6.5質量%以下であることが好ましい。
さらに、下層は、無機微粒子としてアルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種を含有する。アルミナ水和物は、気相法シリカやアルミナと比較して表面水酸基密度が高く、ポリビニルアルコールとの結合力が高い。このため、耐折り割れ性の観点から、下層が含有する無機微粒子のうち50.0質量%以上がアルミナ水和物であることが好ましく、80質量%以上がアルミナ水和物であることがより好ましく、100質量%全てがアルミナ水和物であることが特に好ましい。
下層は、無機微粒子に対してポリビニルアルコールを11.0質量%以上40.0質量%以下含有していることが好ましく、12.0質量%以上30.0質量%以下含有していることがより好ましい。11.0質量%以上40.0質量%以下とすることにより、塗工後のひび割れ抑制、インク吸収性及び耐折り割れ性をより高めることができる。
上層は、下層よりも層中のポリビニルアルコールの含有量に対する硼酸の含有量を多くする。さらに、単に多くするだけでなく、ポリビニルアルコールに対して硼酸を10.0質量%以上30.0質量%以下含有する。ポリビニルアルコールに対して硼酸を10.0質量%以上30.0質量%以下含有する上層は、ポリビニルアルコールの架橋度が下層と比較して適度に高くなる。この結果、インクが着弾してもポリビニルアルコールが膨潤しにくくなり、高いインク吸収性を発現できる。加えて、塗工・乾燥時の耐ひび割れ性が向上する。上層におけるポリビニルアルコールの量に対する硼酸の量は、12.0質量%以上25.0質量%以下であることが好ましい。
上層は、無機微粒子に対してポリビニルアルコールを5.0質量%以上10.0質量%以下含有していることが好ましく6.0質量%以上9.0質量%以下含有していることがより好ましい。5.0質量%以上10.0質量%以下とすることにより、下層の構成と相まって、塗工後のひび割れを抑制し、インク吸収性及び耐折り割れ性をより高めることができる。上層は無機微粒子としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含む。上層中の無機微粒子全質量に対するアルミナ及びアルミナ水和物の総量は、90質量%以上であることが好ましく、100質量%であることがより好ましい。また、上層は、無機微粒子としてアルミナとアルミナ水和物の両方を含むことが好ましい。上層が無機微粒子としてアルミナとアルミナ水和物の両方を含む場合、アルミナとアルミナ水和物との比は60:40〜80:20であることが好ましい。
上層の膜厚は5.0μm以上20.0μm以下であることが好ましく、7.0μm以上15.0μm以下であることがより好ましい。また、下層の膜厚は20.0μm以上40.0μm以下であることが好ましく、20.0μm以上28.0μm以下であることがより好ましい。上層と下層の膜厚の比は、上層/下層で0.08以上1.0以下であることが好ましい。0.08以上1.0以下である場合、耐折り割れ性と、インク吸収性、塗工・乾燥時の耐ひび割れ性がいずれも良好となる。
本発明のインク受容層は2層であるが、上層のさらに上、または上層と下層との間、或いは下層と支持体との間に、本発明の効果を大きく妨げない範囲であれば薄膜を設けてもよい。薄膜の膜厚は、0.1μm以上3.0μm以下とすることが好ましい。特に薄層として上層の上にコロイダルシリカを含有した表面層を設けると、光沢性及び耐傷性の点で好ましい。
尚、本発明における膜厚とは、絶乾時の膜厚であり、走査電子顕微鏡を用いて断面を4点測定した平均値である。本発明では、膜厚を測定する対象を四角形とし、四隅から四角形の重心方向に1cm離れた部分を4点としている。
<インク受容層形成用塗工液>
(アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾル)
本発明に用いるアルミナまたはアルミナ水和物は、分散液中で解膠剤により解膠した状態でインク受容層形成用塗工液に含有させることが好ましい。アルミナ水和物及びアルミナを解膠剤により解膠した分散液を、それぞれアルミナ水和物ゾル及びアルミナゾルとする。アルミナまたはアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルは、アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種に加えて、解膠剤としての酸を含有することが好ましい。他にも分散媒、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられるが、特に水であることが好ましい。本発明では解膠剤として酸(解膠酸)を使用することが好ましい。解膠酸としては、一価のスルホン酸が、画像の耐オゾン性や高湿環境下での画像にじみ抑制の点で好ましい。一価のスルホン酸の具体例としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1−プロパンスルホン酸、2−プロパンスルホン酸、1−ブタンスルホン酸、クロロメタンスルホン酸、ジクロロメタンスルホン酸、トリクロロメタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、アミド硫酸、タウリン、ビニルスルホン酸、アミノメタンスルホン酸、3−アミノ−1−プロパンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ヒドロキシベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。これらは1種または2種以上混合して使用することができる。
アルミナまたはアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルは、アルミナ水和物及びアルミナの合計量1kgに対して解膠酸を100mmol以上500mmol以下含有することが好ましい。100mmol以上とすることで、ゾル粘度が大幅に上昇することを抑制できる。500mmol以下とすることで、解膠効果を頭打ちさせずにブロンジングやビーディングの発生を抑制することができる。
(気相法シリカを含有するゾル)
本発明に用いる気相法シリカは、分散液中で分散させた状態でインク受容層形成用塗工液に含有させることが好ましい。媒染剤としてのカチオンポリマーを含有し、気相法シリカを分散した分散液を、気相法シリカゾルとする。カチオンポリマーとしては、例えばポリエチレンイミン系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリジアリルアミン系樹脂、ジシアンジアミド縮合物等が挙げられる。これらのカチオン性樹脂は、それぞれ単独で用いても、2種以上を併用してもよい。気相法シリカゾルは、多価金属塩を含有していることが好ましい。多価金属塩としては、例えばポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウム、ポリ乳酸アルミニウム等のアルミニウム化合物が挙げられる。他にも、シランカップリング剤等の表面改質剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。気相法シリカを含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、またはこれらの混合溶媒等が挙げられるが、特に水であることが好ましい。
(インク受容層形成用塗工液の塗工方法)
本発明では、インク受容層形成用塗工液を塗工し、乾燥させることでインク受容層とする。インク受容層形成用塗工液の塗工には、公知の塗工方式を用いることができる。例えば、スロットダイ方式、スライドビード方式、カーテン方式、エクストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方式等が挙げられる。下層及び上層用の塗工液は、逐次塗工で塗工、乾燥する他、同時多層塗工を行ってもよい。特にスライドビードによる同時多層塗工は、生産性が高く好ましい方法である。
塗工後の乾燥は、例えば、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線、加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等を用いて行う。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の内容は実施例に限られるものではない。尚、「部」とは「質量部」である。
(耐水性支持体の作製)
濾水度450mlCSF(Canadian Standarad Freeness)の広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)80部と、濾水度480mlCSFの針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)20部とからなるパルプを用意した。このパルプに、カチオン化澱粉0.60部、重質炭酸カルシウム10部、軽質炭酸カルシウム15部、アルキルケテンダイマー0.10部、カチオン性ポリアクリルアミド0.03部を添加し、固形分濃度が3.0質量%となるように水で調整して紙料を得た。得られた紙料を長網抄紙機で抄造して3段のウエットプレスを行い、多筒式ドライヤーで乾燥した。その後、サイズプレス装置で酸化澱粉水溶液を1.0g/m含浸させ、乾燥後、マシンカレンダ−仕上げをして坪量155g/mの基紙を得た。
基紙の片面(表面とする)に、低密度ポリエチレン(70部)と高密度ポリエチレン(20部)と酸化チタン(10部)とからなる樹脂組成物を25.0μmの膜厚となるように塗工して、樹脂層を形成した。樹脂層の塗工直後に、表面に規則的な凹凸を有するクーリングロールにて型付け処理を行い、樹脂層の面質を半光沢面とした。樹脂層表面のJIS B 0601に規定されるカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さ(Ra)は、1.8μmであった。
次に、基紙のもう一方の面(裏面)に、高密度ポリエチレン(50部)と低密度ポリエチレン(50部)とからなる樹脂組成物を30.0μmの膜厚となるように塗工して、樹脂層を形成した。
表面側の樹脂層にコロナ放電した後、酸処理ゼラチンを固形分塗工量が0.05g/mとなるよう塗工にして、易接着層を形成した。また、裏面側の樹脂層にコロナ放電した。その後、マット剤として、Tg(ガラス転移点)が約80℃のスチレン−アクリル酸エステル系ラテックスバインダーを0.4g、帯電防止剤(カチオン性ポリマー)を0.1g、コロイダルシリカを0.1g含有するバック層を、裏面側に塗工した。
このようにして、本実施例で用いる耐水性支持体を得た。
(アルミナ水和物ゾルの調製)
イオン交換水333部に対して、解膠酸としてメタンスルホン酸を1.5部添加してメタンスルホン酸水溶液とした。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARKII2.5型、特殊機化工業製)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら、アルミナ水和物(DISPERAL HP14、サソール製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後も30分間攪拌し、固形分濃度23.0質量%のアルミナ水和物ゾルを調製した。
(アルミナゾルの調製)
イオン交換水333部に対して、解膠酸としてメタンスルホン酸を1.5部添加してメタンスルホン酸水溶液とした。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARKII2.5型、特殊機化工業製)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら、アルミナ(AEROXIDE Alu C、EVONIK製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後も30分間攪拌し、固形分濃度23.0質量%のアルミナゾルを調製した。
(気相法シリカゾルの調製)
イオン交換水333部に対して、カチオンポリマー(シャロールDC902P、第一工業製薬製)4.0部を添加してカチオンポリマー水溶液とした。このカチオンポリマー水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARKII2.5型、特殊機化工業製)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら、気相法シリカ(AEROSIL300、EVONIK製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後、イオン交換水で希釈を行い、さらに高圧ホモジナイザー(ナノマイザー、吉田機械興業製)で2回処理を行い、固形分濃度20.0質量%の気相法シリカゾルを調製した。
(ポリビニルアルコール含有水溶液の調製)
イオン交換水1150部に対して、ポリビニルアルコール(PVA235、クラレ製、けん化度88%、平均重合度3500)100部を撹拌しながら添加した。添加終了後、90℃で加熱溶解させ、固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール含有水溶液を調製した。
〔記録媒体1の作製〕
(上層用塗工液1)
前記アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分質量比で70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で16.4部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、上層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、上層用塗工液1とした。
(下層用塗工液1)
前記アルミナ水和物ゾルに対して、前記ポリビニルアルコ−ル水溶液を、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるように混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液1とした。
(インク受容層の作製)
上層用塗工液1と下層用塗工液1を、支持体の表面側に塗工した。塗工は、絶乾時における下層の膜厚が25.0μm、下層の上に上層の膜厚が10.0μm、合計35.0μmとなるように、多層スライドホッパー型塗工装置にて行った。続いて60℃で乾燥させて記録媒体1を得た。
〔記録媒体2の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1を下記の下層用塗工液2に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体2を得た。
(下層用塗工液2)
前記気相法シリカゾルに対して、前記ポリビニルアルコール水溶液を、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で30.0部となるように混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液2とした。
〔記録媒体3の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1を下記の下層用塗工液3に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体3を得た。
(下層用塗工液3)
前記アルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルを、アルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で25:75になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で25.0部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液3とした。
〔記録媒体4の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1を下記の下層用塗工液4に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体4を得た。
(下層用塗工液4)
前記アルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルを、アルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で75:25になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で18.0部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液4とした。
〔記録媒体5の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1を下記の下層用塗工液5に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体5を得た。
(下層用塗工液5)
前記アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分比で75:25になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液5とした。
〔記録媒体6の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1を下記の下層用塗工液6に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体6を得た。
(下層用塗工液6)
前記アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分比で25:75になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で5.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液6とした。
〔記録媒体7の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が5.0μm、下層の膜厚が13.0μm、合計18.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体7を得た。
〔記録媒体8の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が6.0μm、下層の膜厚が14.0μm、合計20.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体8を得た。
〔記録媒体9の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が12.0μm、下層の膜厚が28.0μm、合計40.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体9を得た。
〔記録媒体10の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が13.0μm、下層の膜厚が30.0μm、合計43.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体10を得た。
〔記録媒体11の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が2.5μm、下層の膜厚が32.5μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体11を得た。
〔記録媒体12の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が5.0μm、下層の膜厚が30.0μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体12を得た。
〔記録媒体13の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が17.5μm、下層の膜厚が17.5μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体13を得た。
〔記録媒体14の作製〕
前記記録媒体1の上層の膜厚が20.0μm、下層の膜厚が15.0μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体14を得た。
〔記録媒体15の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で10.0部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体15を得た。
〔記録媒体16の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で30.0部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体16を得た。
〔記録媒体17の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で4.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体17を得た。
〔記録媒体18の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で5.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体18を得た。
〔記録媒体19の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体19を得た。
〔記録媒体20の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体20を得た。
〔記録媒体21の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.3部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体21を得た。
〔記録媒体22の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で6.9部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体22を得た。
〔記録媒体23の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.3部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体23を得た。
〔記録媒体24の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.0部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体24を得た。
〔記録媒体25の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.4部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体25を得た。
〔記録媒体26の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で6.8部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体26を得た。
〔記録媒体27の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で2.2部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体27を得た。
〔記録媒体28の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で6.7部になるように固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体28を得た。
〔記録媒体29の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体29を得た。
〔記録媒体30の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体30を得た。
〔記録媒体31の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体31を得た。
〔記録媒体32の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体32を得た。
〔記録媒体33の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体33を得た。
〔記録媒体34の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体34を得た。
〔記録媒体35の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体35を得た。
〔記録媒体36の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体36を得た。
〔記録媒体37の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体37を得た。
〔記録媒体38の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように上記したポリビニルアルコール含有水和物を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体38を得た。
〔記録媒体39の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体39を得た。
〔記録媒体40の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体40を得た。
〔記録媒体41の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体41を得た。
〔記録媒体42の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体42を得た。
〔記録媒体43の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体43を得た。
〔記録媒体44の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体44を得た。
〔記録媒体45の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物とアルミナの固形分質量比が100:0になるようにした。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体45を得た。
〔記録媒体46の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1及び下層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA217、クラレ製、けん化度88%、平均重合度1700)水溶液(固形分濃度8.0質量%)に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体46を得た。
〔記録媒体47の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1及び下層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA424、クラレ製、けん化度80%、平均重合度2400)水溶液(固形分濃度8.0質量%)に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体47を得た。
〔記録媒体48の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1及び下層用塗工液1の調整において、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を、オルト硼酸とホウ砂の固形分比が75:25で溶解された総固形分濃度5.0質量%の混合水溶液に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体48を得た。
〔記録媒体49の作製〕
前記記録媒体1の支持体の作成において、型付け処理を行うクーリングロールを表面に凹凸を有しないクーリングロールに変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体49を得た。
〔記録媒体50の作製〕
前記記録媒体1の支持体の作成において、型付け処理を行うクーリングロールをより大きな凹凸を有するクーリングロールに変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体50を得た。
〔記録媒体51の作製〕
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、上層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体51を得た。
〔記録媒体52の作製〕
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、下層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体52を得た。
〔記録媒体53の作製〕
前記記録媒体2のインク受容層の作製において、下層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体53を得た。
〔記録媒体54の作製〕
前記記録媒体3のインク受容層の作製において、下層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体54を得た。
〔記録媒体55の作製〕
前記記録媒体4のインク受容層の作製において、下層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体55を得た。
〔記録媒体56の作製〕
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、上層塗工液1と下層塗工液1を交換して塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体56を得た。
〔記録媒体57作製〕
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、上層用塗工液1と下層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体57を得た。
〔記録媒体58の作製〕
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、下層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体58を得た。
〔記録媒体59の作製〕
前記記録媒体1のインク受容層の作製において、上層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体59を得た。
〔記録媒体60の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で35.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体60を得た。
〔記録媒体61の作製〕
前記記録媒体1の上層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で9.3部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体61を得た。
〔記録媒体62の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.5部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体62を得た。
〔記録媒体63の作製〕
前記記録媒体1の下層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体63を得た。
〔記録媒体64の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体64を得た。
〔記録媒体65の作製〕
前記記録媒体2の下層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体65を得た。
〔記録媒体66の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体66を得た。
〔記録媒体67の作製〕
前記記録媒体3の下層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.6部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体67を得た。
〔記録媒体68の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で1.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体68を得た。
〔記録媒体69の作製〕
前記記録媒体4の下層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で7.8部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体69を得た。
〔記録媒体70の作製〕
(上層用塗工液2)
前記アルミナ水和物ゾルの固形分100部に対して、ポリビニルアルコールが固形分換算で6.8部となるように前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で17.7部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、上層用塗工液とした。さらに界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、上層用塗工液2とした。
(下層用塗工液7)
前記アルミナ水和物ゾルに対して、前記ポリビニルアルコ−ル水溶液を、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で15.0部となるように混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸固形分換算で8.0部になるように固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、下層用塗工液7とした。
(インク受容層の作製)
上層用塗工液2と下層用塗工液7を、上記支持体の表面側に多層スライドホッパー型塗工装置にて塗工し、下層1層、下層の上に上層1層の合計2層を形成した。この際、絶乾時における下層の膜厚が20.0μm、上層の膜厚が20.0μm、合計40.0μmとなるようにした。続いて60℃で乾燥させて記録媒体70を得た。
記録媒体1〜70の組成を表1及び表2に示す。尚、表1及び表2中の表面粗さは、記録媒体表面の表面粗さである。測定は、表面粗さ計(商品名:Surfcorder SE3500、小坂研究所製)を用いてJIS B 0601:2001に準じて行った。カットオフ値は0.8mmに設定し、評価長さは2.5mmとした。
<評価>
<塗工後ひび割れ>
得られた記録媒体のインク受容層表面を観察し、以下の基準で評価した。評価結果を表3、4に示す。
・評価基準
5:ひび割れの発生は認められない。
4:肉眼で確認できないほどの微小なひび割れが認められる。
3:肉眼で確認できる大きさのひび割れが一部認められる。
2:肉眼で確認できる大きさのひび割れが全面に多数認められる。
1:大きなひび割れが無数にあり、インク受容層が一部支持体から剥がれている。
<耐折り割れ性>
得られた記録媒体をA4サイズにし、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、記録面全面にブラックのベタ印字を行った。印字を行った記録媒体を印字面が内側になるようにして2つ折りにし、更に、プレス機を用いて500kgの荷重をかけて5分間保持し、折目をつけた。折目がついた記録媒体を20回開閉した後、折目部分を目視で確認し、以下の基準で評価を行った。
・評価基準
5.白い筋が見えない。
4.白い筋がわずかに見える。
3.白い筋が多少見える。
2.白い筋がはっきり見える。
1.白い筋が幅広く、はっきり見える。
<インク吸収性>
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙光沢ゴールド、色補正なしモードにて、グリーンのベタ印字を行った。更に、印字部を目視にて観察し、下記の基準で判定した。
・評価基準
5:ベタ部にムラがほとんど見られない。
4:ベタ部にムラがわずかに見られる。
3:ベタ部にムラが少し見られる。
2:ベタ部にムラがかなり見られる。
1:ベタ部にインクのあふれが見られる。
<画像濃度>
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙 光沢ゴールド、色補正なしモードにて、ブラックのベタ印字を行った。ベタ印字部分の光学濃度を光学反射濃度計(商品名:530分光濃度計、X−Rite製)を用いてそれぞれ測定した。
・評価基準
5:2.20以上
4:2.15以上、2.20未満
3:2.10以上、2.15未満
2:2.00以上、2.10未満
1:2.00未満
以上の評価結果を表3及び表4に示す。
表3及び表4に示す通り、実施例1〜50の記録媒体は、塗工後ひび割れ、耐折り割れ性、インク吸収性のいずれも良好であった。一方、インク受容層が単層で構成された比較例1〜5の記録媒体は、塗工後ひび割れ、耐折り割れ性、インク吸収性の少なくともいずれかが良好でなかった。上層の硼酸量が少なく下層の硼酸量が多い比較例6の記録媒体は、特に耐折り割れ性及びインク吸収性が良好でなかった。下層が硼酸を含有していない比較例7及び8の記録媒体は、特に塗工後ひび割れが良好でなかった。上層が硼酸を含有していない比較例9の記録媒体は、塗工後ひび割れ、耐折り割れ性、インク吸収性のいずれも良好でなかった。上層の硼酸量が多い比較例10の記録媒体は、耐折り割れ性が良好でなかった。上層の硼酸量が少ない比較例11の記録媒体は、インク吸収性が良好でなかった。下層の硼酸量が少ない比較例12、14、16、18の記録媒体は、塗工後ひび割れ及び耐折り割れ性が良好でなかった。下層の硼酸量が多い比較例13、15、17、19、20の記録媒体は、耐折り割れ性が良好でなかった。

Claims (8)

  1. 支持体と、該支持体上に下層と上層の2層のインク受容層とを有する記録媒体であって、
    該下層は、無機微粒子としてアルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有し、該上層は、無機微粒子としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有し、
    該下層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を2.0質量%以上7.0質量%以下含有し、該上層は、ポリビニルアルコールに対して硼酸を10.0質量%以上30.0質量%以下含有していることを特徴とする記録媒体。
  2. 前記支持体が耐水性支持体である請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記下層は、前記無機微粒子に対してポリビニルアルコールを11.0質量%以上40.0質量%以下含有する請求項2に記載の記録媒体。
  4. 前記上層は、前記無機微粒子に対してポリビニルアルコールを5.0質量%以上10.0質量%以下含有する請求項2または3に記載の記録媒体。
  5. 前記インク受容層の膜厚が30.0μm以上38.0μm以下である請求項2〜4のいずれか1項に記載の記録媒体。
  6. 前記上層の膜厚が7.0μm以上15.0μm以下である請求項5に記載の記録媒体。
  7. 前記下層は、前記無機微粒子に対してポリビニルアルコールを12.0質量%以上30.0質量%以下含有し、前記上層は前記無機微粒子に対してポリビニルアルコールを6.0質量%以上9.0質量%以下含有する請求項2〜6のいずれか1項に記載の記録媒体。
  8. 前記上層は、無機微粒子としてアルミナ及びアルミナ水和物を含み、前記上層中のアルミナの含有量と前記上層中のアルミナ水和物の含有量の比が60:40〜80:20である請求項2〜7のいずれか1項に記載の記録媒体。
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