JP5414877B2 - 記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に関する。
インクにより記録を行う記録媒体として、支持体上にインク受容層を有する記録媒体が知られている。このような記録媒体には、近年の記録速度の高速化に伴い、高いインク吸収性を有することが求められている。
特許文献1には、支持体上に複数のインク受容層を有する記録媒体が記載されている。この記録媒体は、それぞれのインク受容層における、顔料の含有量に対するバインダーの含有量の質量比率(バインダー/顔料)を支持体から遠い方のインク受容層から支持体から近い方のインク受容層に向かって高くすることで、インク吸収性及び支持体とインク受容層との密着性が改善することが記載されている。
特開2004−1528号公報
画像を記録した記録媒体において、「折り割れ現象」という課題が知られている。折り割れ現象は、画像を記録した記録媒体を、折り曲げた際に、折り目に沿って画像が割れる現象である。この折り割れ現象は、近年、需要が高まりつつあるフォトブックやフォトアルバムなどの分野において、技術課題として特に注目されている。尚、フォトブックやフォトアルバムの作製工程において折り割れが発生し得るメカニズムは以下の通りである。
フォトブックやフォトアルバムは以下の方法によって作製される。先ず、第1の記録媒体の片面に画像を記録し、記録媒体の中心線に沿って折り目を入れる。尚、折り目に沿って、左側の面を左面、右側の面を右面とする。次いで、第2の記録媒体を用意し、第1の記録媒体と同様にして画像を記録し、折り目を入れる。そして、第1の記録媒体の右面の裏面と、第2の記録媒体の左面の裏面を貼り合わせる。同様の作業を複数の記録媒体に行うことで、それぞれの記録媒体の折り目を中心として見開き可能なフォトブックやフォトアルバムを作製することができる。この作製工程において、折り目を跨ぐような画像を記録した記録媒体を用いた場合、画像の折り割れが発生することが分かった。したがって、フォトブックやフォトアルバムに用いられる記録媒体として、耐折り割れ性が高いことが求められる。
その他に、フォトブックやフォトアルバムに用いられる記録媒体に求められる性能としては、得られる画像の画像濃度が高く、かつ、インク受容層塗工後のひび割れの発生が抑制され、インク吸収性、光沢性、及び手めくり性が高いことが挙げられる。
本発明者らの検討によれば、特許文献1に記載の記録媒体は、耐折り割れ性及び手めくり性が十分ではなかった。
したがって、本発明の目的は、得られる画像の画像濃度が高く、かつ、インク受容層塗工後のひび割れの発生が抑制され、インク吸収性、耐折り割れ性、光沢性、及び手めくり性が高い記録媒体を提供することである。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。即ち、本発明にかかる記録媒体は、支持体と、第一のインク受容層と、最表層である第二のインク受容層とをこの順に有し、前記第一のインク受容層は、第一のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第一のインク受容層用塗工液は、アルミナ、アルミナ水和物、及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し2.0質量%以上7.0質量%以下であり、かつ、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量は、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記無機顔料の含有量に対して11.0質量%以上40.0質量%以下であり、前記第二のインク受容層は、第二のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第二のインク受容層用塗工液は、平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、前記無機顔料と異なる、平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第二のインク受容層用塗工液中の硼酸の含有量は、前記第二のインク受容層用塗工液中のポリビニルアルコールの含有量に対し10.0質量%以上30.0質量%以下であり、かつ、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子の含有量は、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である無機顔料の含有量に対して0.5質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする。また、支持体と、第一のインク受容層と、第二のインク受容層と、最表層とをこの順に有する記録媒体であって、前記第一のインク受容層は、第一のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第一のインク受容層用塗工液は、アルミナ、アルミナ水和物、及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し2.0質量%以上7.0質量%以下であり、前記第二のインク受容層は、第二のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第二のインク受容層用塗工液は、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し10.0質量%以上30.0質量%以下であり、前記最表層は、最表層用塗工液を塗工することで得られ、前記最表層用塗工液は、平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、前記無機顔料と異なる、平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記最表層用塗工液中の前記平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子の含有量は、前記最表層用塗工液中の前記平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である無機顔料の含有量に対して0.5質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする。
本発明によれば、得られる画像の画像濃度が高く、かつ、インク受容層塗工後のひび割れの発生が抑制され、インク吸収性、耐折り割れ性、光沢性、及び手めくり性が高い記録媒体を提供することができる。
まず、本発明に至った経緯について説明する。無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸等の架橋剤とを含有するインク受容層を1層有する従来のインク受容層は、架橋剤を比較的多量に含有し、インク受容層の架橋度が高い場合が多かった。この場合、インク受容層塗工後に発生するひび割れを効果的に抑制し、インク吸収性の良好なインク受容層を得ることができる傾向にある。しかしながら、インク受容層は架橋度が高いことにより脆くなり、耐折り割れ性が低くなることがあった。
一方、架橋剤を含有しない場合には、インク受容層塗工後のひび割れが顕著となり、インク吸収性が低下することに加え、インク受容層の耐折り割れ性も低い場合があった。この理由は定かではないが、ポリビニルアルコールを架橋しない場合には、ポリビニルアルコールと無機顔料及び耐水性支持体との間の結合力が弱まることによると考えられる。
本発明者らが鋭意検討した結果、インク受容層中のポリビニルアルコールがある特定の範囲内で架橋されているときに、耐折り割れ性が良好となることを見出した。一方で、上記特定の範囲内では塗工後のひび割れが発生したり、インク吸収性が低下したりすることがあることが分かった。そこで、本発明者らは、第一のインク受容層と第二のインク受容層の2層のインク受容層を設けると共に、各層に含まれるポリビニルアルコールの架橋の度合いを特定することで、塗工後のひび割れ抑制、インク吸収性及び耐折り割れ性をいずれも高くできることを見出した。
更に、本発明者らが検討したところ、記録媒体の最表面に特定の粒径を有する粒子を加えることで、インク受容層塗工後のひび割れ抑制及び耐折り割れ性を損なうことなく光沢性及び手めくり性を高めることができることを見出した。更に、この粒子が存在することにより、インク吸収性が高まることを見出した。
<記録媒体>
以下、本発明の記録媒体について詳細に説明する。本発明の記録媒体は、支持体と、支持体上に順に第一のインク受容層と第二のインク受容層の少なくともの2層のインク受容層とを有する。即ち、第一のインク受容層は、第二のインク受容層よりも支持体から近い位置に設けられている。また、本発明の記録媒体の最表層は粒子を含む。
本発明において、記録媒体が第一のインク受容層と第二のインク受容層との2層のインク受容層を有する場合、第二のインク受容層が最表層である。つまり、係る構成の記録媒体においては、第二のインク受容層が粒子を含む。また、記録媒体が3層の記録媒体を有し、第二のインク受容層よりも支持体から遠い位置に第三のインク受容層が設けられている場合、第三のインク受容層が最表層であり、粒子を含む。本発明においては、第一のインク受容層と、第二のインク受容層とが隣接して設けられていることが好ましい。
本発明においては、支持体、第一のインク受容層、第二のインク受容層をこの順に有し、且つ、第二のインク受容層が粒子を含む記録媒体、或いは、支持体、第一のインク受容層、第二のインク受容層、最表層をこの順に有し、且つ、最表層が粒子を含む記録媒体であることが好ましい。
[支持体]
本発明では、支持体として耐水性支持体を用いることが好ましい。耐水性支持体としては、例えば基紙を樹脂で被覆することで得られる支持体(樹脂被覆紙)、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられる。耐水性支持体としては、特に樹脂被覆紙を用いることが好ましい。
樹脂被覆紙に用いる基紙としては、一般的に用いられている普通紙等が使用できるが、写真用支持体に用いられているような平滑な原紙が好ましい。特に、紙を抄造中又は抄造後カレンダー等にて圧力を付加して圧縮する表面処理をした表面平滑性の高いものが好ましい。原紙を構成するパルプとしては、例えば天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ等を1種もしくは2種以上混合して用いられる。この原紙には一般的に製紙で用いられているサイズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、染料等の添加剤を配合してもよい。更に、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等を表面塗工してもよい。基紙の密度は、0.6g/cm以上1.2g/cm以下であることが好ましい。より好ましくは0.7g/cm以上である。1.2g/cm以下であれば、クッション性が低下することや、搬送性が低下することを抑制できる。0.6g/cm以上であれば、表面平滑性が低くなることを抑制できる。基紙の膜厚は50.0μm以上であることが好ましい。50.0μm以上であれば、引っ張りや引き裂きに対する強度や、質感が高まる。基紙の膜厚は、生産性等の点から350.0μm以下であることが好ましい。基紙を被覆する樹脂(樹脂層)の膜厚は、5.0μm以上であることが好ましく、8.0μm以上であることがより好ましい。また40.0μm以下であることが好ましく、35.0μm以下であることがより好ましい。5.0μm以上であれば、基紙への水やガスの浸透を抑制し、折り曲げによるインク受容層のひび割れの発生を抑制できる。40.0μm以下であれば、耐カール性を高めることができる。樹脂としては、例えば低密度のポリエチレン(LDPE)や高密度のポリエチレン(HDPE)が用いられる。他にも、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)やポリプロピレン等を用いてもよい。特にインク受容層を形成する側(表面側)の樹脂層には、ルチル又はアナターゼ型の酸化チタン、蛍光増白剤、群青をポリエチレン中に添加して、不透明度、白色度及び色相を改良することが好ましい。樹脂層に酸化チタンを含有させる場合は、酸化チタンの含有量は樹脂全量に対して3.0質量%以上であることが好ましく、4.0質量%以上であることがより好ましい。また、20.0質量%以下であることが好ましく、13.0質量%以下であることがより好ましい。
また、プラスチックフィルムとしては、例えば、熱可塑性樹脂であるポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等、熱硬化性樹脂である尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等から製造されたフィルムが挙げられる。プラスチックフィルムの膜厚は50.0μm以上250.0μm以下であることが好ましい。
耐水性支持体の面質は、光沢面、半光沢面、無光沢面等、所望の面質とすることができる。中でも、半光沢面或いは無光沢面とすることが好ましい。例えば、樹脂を基紙表面上に溶融押し出ししてコーティングする際に、凹凸の模様がついたローラーに圧接することにより型付け処理を行うことで、半光沢面或いは無光沢面とすることができる。半光沢面或いは無光沢面を有する支持体上にインク受容層を形成すると、インク受容層の表面、即ち記録媒体の表面には、支持体の凹凸を反映した凹凸が形成される。この結果、過度に高い光沢によるぎらつきを抑制することができる。また、支持体とインク受容層の接着面積が広く、耐折り割れ性が向上する。記録媒体表面のJIS B 0601:2001に規定されるカットオフ値0.8mmでの算術平均粗さ(Ra)は、0.3μm以上6.0μm以下であることが好ましく、0.5μm以上3.0μm以下であることがより好ましい。0.3μm以上6.0μm以下であることにより、良好な光沢性を得ることができる。
本発明においては、支持体のインク受容層を設ける側の面に、ゼラチンやポリビニルアルコール等の親水性高分子を主体とするプライマー層を設けてもよい。或いは、コロナ放電やプラズマ処理等による易接着処理を行ってもよい。これらによって支持体とインク受容層の接着性を高めることができる。
次に本発明のインク受容層に好適に用いることのできる各材料について、詳細に説明する。
[インク受容層]
本発明の第一及び第二のインク受容層は、いずれもインク受容層形成用塗工液を耐水性支持体上に塗工、乾燥して作成されたインク受容層形成用塗工液の固化物であることが好ましい。第一のインク受容層及び第二のインク受容層を含むインク受容層全体の膜厚は15.0μm以上とすることが好ましく、20.0μm以上とすることがより好ましい。また、50.0μm以下とすることが好ましく、40.0μm以下とすることがより好ましい。インク受容層全体の膜厚が15.0μm以上50.0μm以下であることにより、耐折り割れ性とインク吸収性、更に画像濃度を良好とすることができる。インク受容層全体の膜厚は、30.0μm以上38.0μm以下であることが特に好ましい。
第一のインク受容層は、アルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有する。第二のインク受容層は、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸とを含有する。以下、各成分に関して説明する。
(アルミナ)
アルミナとしては、γ−アルミナ、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナ等が挙げられる。これらの中でも、画像濃度、インク吸収性の観点から、γ−アルミナが好ましい。γ−アルミナとしては市販の気相法γ−アルミナ(例えば商品名:AEROXIDE Alu C、EVONIK製)が挙げられる。
(アルミナ水和物)
アルミナ水和物としては、下記一般式(X)により表されるものが好ましい。
Al3−n(OH)2n・mHO・・・・(X)(上記式中、nは0、1、2又は3の何れかを表し、mは0〜10、好ましくは0〜5の範囲にある値を表す。但し、mとnは同時に0にはならない。mHOは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水を表すものであるため、mは整数又は整数でない値をとることができる。また、加熱するとmは0の値に達することがある。)
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型が知られており、これらのうち、何れの結晶構造のものも使用可能である。これらの中でも好適なアルミナ水和物としては、X線回折法による分析でベーマイト構造、又は非晶質を示すアルミナ水和物である。具体的には、特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報等に記載されたアルミナ水和物を挙げることができる。本発明に用いるアルミナ水和物の形状の具体例としては、不定形のものや、球状、板状等の定形の形態を有しているものが挙げられる。不定形或いは定形のいずれかを使用してもよいし、併用してもよい。特に一次粒子の数平均粒径が5nm以上50nm以下のアルミナ水和物が好ましく、アスペクト比2以上の板状アルミナ水和物が好ましい。アスペクト比は、特公平5−16015号公報に記載された方法により求めることができる。すなわち、アスペクト比は、粒子の「厚さ」に対する「直径」の比で示される。ここで「直径」とは、アルミナ水和物を顕微鏡又は電子顕微鏡で観察したときの粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径(円相当径)を示す。
また、本発明において、アルミナ水和物のBET法で求められる比表面積(BET比表面積)が100m/g以上200m/g以下であることが好ましく、125m/g以上190m/g以下であることがより好ましい。ここでBET法とは、試料表面に大きさの分かっている分子やイオンを吸着させて、その吸着量から、試料の比表面積を測定する方法である。本発明においては、試料に吸着させる気体として、窒素ガスを用いる。
アルミナ水和物は、米国特許第4,242,271号明細書、同第4,202,870号明細書に記載されているような、アルミニウムアルコキシドを加水分解する方法やアルミン酸ナトリウムを加水分解する方法等の公知の方法で製造できる。また、アルミン酸ナトリウム等の水溶液に硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム等の水溶液を加えて中和する方法等の公知の方法でも製造することができる。本発明に用いるアルミナ水和物の具体例としては、X線回折法による分析でベーマイト構造もしくは非晶質を示すアルミナ水和物が挙げられる。アルミナ水和物の具体例としては、市販のアルミナ水和物(例えば商品名:DISPERAL HP14、サソール製)を挙げることができる。
アルミナ及びアルミナ水和物は混合して用いてもよい。混合する場合は、アルミナ及びアルミナ水和物を粉体状態で混合、分散して分散液(ゾル)としてもよいし、アルミナ分散液とアルミナ水和物分散液とを混合してもよい。分散液中のアルミナやアルミナ水和物の平均粒子径(2次粒子径)は、50nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上200nm以下であることが好ましい。分散液中のアルミナやアルミナ水和物の平均粒子径(2次粒子径)は、動的光散乱法により測定できる。具体的には、測定装置として大塚電子株式会社製のELSZ−1、ELSZ−2等のELSZシリーズを用い、分散液を純水で希釈することで希薄水溶液状態としたものを測定することで、アルミナやアルミナ水和物の平均粒子径を測定することが好ましい。
(気相法シリカ)
気相法シリカとは、四塩化ケイ素、水素、酸素を燃焼させることにより製造されるシリカのことであり、乾式シリカとも呼ばれる。気相法シリカの具体例としては、市販の気相法シリカ(例えば商品名:AEROSIL300、EVONIK製)を挙げることができる。
気相法シリカのBET比表面積は、インク吸収性、画像濃度、塗工乾燥時のひび割れ防止の観点から、50m/g以上であることが好ましく、200m/g以上であることがより好ましい。また、400m/g以下であることが好ましく、350m/g以下であることがより好ましい。尚、BET比表面積は上述のアルミナ水和物と同様にして求める。気相法シリカを含むインク受容層形成用塗工液(分散液)中の気相法シリカの平均粒子径(2次粒子径)は、50nm以上300nm以下であることが好ましく、100nm以上200nm以下であることが好ましい。分散液中の気相法シリカの平均粒子径は、上述したアルミナやアルミナ水和物の平均粒子径の測定方法と同様の方法を用いて測定することができる。
(ポリビニルアルコール)
ポリビニルアルコールとしては、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールが挙げられる。ポリビニルアルコールの粘度平均重合度は、2000以上4500以下であることが好ましく、3000以上4000以下であることが好ましい。粘度平均重合度が2000以上4500以下であれば、耐折り割れ性、インク吸収性及び画像濃度が向上する。また、塗工時のひび割れが抑制できる。ポリビニルアルコールは、完全に又は部分的にケン化されたポリビニルアルコールが好ましい。ポリビニルアルコールのケン化度は85モル%以上100モル%以下であることが好ましい。ポリビニルアルコールとしては、例えばPVA235(クラレ製、ケン化度88モル%、平均重合度3500)が挙げられる。
インク受容層形成用塗工液にポリビニルアルコールを含有させる際には、ポリビニルアルコールは水溶液中に含ませることが好ましい。ポリビニルアルコール含有水溶液のポリビニルアルコールの固形分濃度は、4.0質量%以上15.0質量%以下とすることが好ましい。4.0質量%以上15.0質量%以下とすることで、塗工液の濃度が過度に低下して乾燥速度が大幅に低下することを抑制でき、また逆に塗工液の濃度の上昇により塗工液粘度が大幅に上昇して塗工面の平滑性が損なわれることを抑制できる。
また、インク受容層には必要に応じてポリビニルアルコール以外のバインダーも併用できる。但し、本発明の効果を十分に発現する為には、ポリビニルアルコール以外のバインダーの含有量はポリビニルアルコール全量に対して50.0質量%以下とすることが好ましい。
(硼酸)
硼酸としては、例えばオルト硼酸(HBO)、メタ硼酸、次硼酸等が挙げられる。これらは硼酸塩として用いてもよい。硼酸塩としては、例えばオルト硼酸塩(例えばInBO、ScBO、YBO、LaBO、Mg(BO、Co(BO)、二硼酸塩(例えばMg、Co)、メタ硼酸塩(例えばLiBO、Ca(BO、NaBO、KBO)、四硼酸塩(例えばNa・10HO)、五硼酸塩(KB・4HO、Ca11・7HO、CsB)及びこれらの水和物等が挙げられる。これらの中でも、塗工液の経時安定性の点からオルト硼酸を用いることが好ましい。本発明においては、硼酸全質量に占めるオルトホウ酸の量を80質量%以上100質量%以下とすることが好ましく、90質量%以上100質量%以下とすることがより好ましい。
インク受容層形成用塗工液に硼酸を含有させる際には、硼酸は水溶液中に含ませることが好ましい。硼酸含有水溶液の固形分濃度は0.5質量%以上8.0質量%以下であることが好ましい。0.5質量%以上8.0質量%以下であることで、塗工液の濃度が低下して乾燥速度が大幅に低下することや、硼酸が析出することを抑制できる。
(添加剤)
本発明の記録媒体の各インク受容層は、それぞれ必要に応じて添加剤を含有してもよい。添加剤としては、例えば各種カチオン性樹脂等の定着剤、多価金属塩等の凝集剤、界面活性剤、蛍光増白剤、増粘剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、浸透剤、滑剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、防腐剤、pH調整剤等が挙げられる。
次に、第一のインク受容層、第二のインク受容層及び最表層の各層に特有の構成について詳細に説明する。
[第一のインク受容層]
本発明において、第一のインク受容層中の硼酸の含有量は、第一のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量に対し2.0質量%以上7.0質量%以下である。2.0質量%以上7.0質量%以下とすることにより、塗工後のひび割れを抑制できると共に、耐折り割れ性を高めることができる。更には、第一のインク受容層中の硼酸の含有量は、第一のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量に対し、3.0質量%以上6.5質量%以下であることが好ましい。
更に、第一のインク受容層は、無機顔料としてアルミナ、アルミナ水和物及び気相法シリカの少なくとも1種を含有する。アルミナ水和物は、気相法シリカやアルミナと比較して表面水酸基密度が高く、ポリビニルアルコールとの結合力が高い。このため、耐折り割れ性の観点から、第一のインク受容層が含有する無機顔料のうち50.0質量%以上がアルミナ水和物であることが好ましく、80質量%以上がアルミナ水和物であることがより好ましく、100質量%アルミナ水和物であること、即ち、無機顔料全てがアルミナ水和物であることが特に好ましい。
また、第一のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量は、第一のインク受容層中の無機顔料の含有量に対し11.0質量%以上40.0質量%以下含有していることが好ましく、12.0質量%以上30.0質量%以下含有していることがより好ましい。11.0質量%以上40.0質量%以下とすることにより、塗工後のひび割れ抑制、インク吸収性及び耐折り割れ性をより高めることができる。また、第一のインク受容層の膜厚は20.0μm以上40.0μm以下であることが好ましく、25.0μm以上35.0μm以下であることがより好ましく、26.5μm以上33.0μm以下であることが特に好ましい。
[第二のインク受容層]
本発明において、第二のインク受容層は、第一のインク受容層よりもポリビニルアルコールの量に対する硼酸の量の割合が大きい。また、本発明においては係る割合を単に多くするだけでなく、第二のインク受容層中の硼酸の含有量が、第二のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量に対し10.0質量%以上30.0質量%以下とする。10.0質量%以上30.0質量%以下含有する第二のインク受容層は、ポリビニルアルコールの架橋度が第一のインク受容層と比較して適度に高い。この結果、インクが着弾してもポリビニルアルコールが膨潤しにくくなり、高いインク吸収性を発現できる。加えて、塗工、乾燥時の耐ひび割れ性が向上する。更には、第二のインク受容層中の硼酸の含有量が、第二のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量に対し12.0質量%以上25.0質量%以下であることが好ましい。
また、第二のインク受容層中のポリビニルアルコールの含有量は、第二のインク受容層中の無機顔料の含有量に対し5.0質量%以上10.0質量%以下含有していることが好ましく6.0質量%以上9.0質量%以下含有していることがより好ましい。5.0質量%以上10.0質量%以下とすることにより、第一のインク受容層中のポリビニルアルコールの量に対する硼酸の量の構成と相まって、塗工後のひび割れを抑制し、インク吸収性及び耐折り割れ性をより高めることができる。
また、第二のインク受容層は無機顔料としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含む。第二のインク受容層中の無機顔料全質量に対するアルミナ及びアルミナ水和物の総量は、90質量%以上であることが好ましく、100質量%であること、即ち、第二のインク受容層中の無機顔料全てがアルミナ又はアルミナ水和物であることがより好ましい。また、第二のインク受容層は、無機顔料としてアルミナとアルミナ水和物の両方を含むことが好ましい。第二のインク受容層が無機顔料としてアルミナとアルミナ水和物の両方を含む場合、アルミナとアルミナ水和物との比は60:40〜80:20であることが好ましい。
第二のインク受容層の膜厚は5.0μm以上20.0μm以下であることが好ましく、7.0μm以上15.0μm以下であることがより好ましい。第二のインク受容層と第一のインク受容層の膜厚の比は、第二のインク受容層/第一のインク受容層で0.08以上1.0以下であることが好ましい。0.08以上1.0以下である場合、耐折り割れ性と、インク吸収性、塗工、乾燥時の耐ひび割れ性をいずれも良好とすることができる。
尚、本発明においては、第一のインク受容層と支持体との間、或いは、第一のインク受容層と第二のインク受容層との間に、本発明の効果を大きく妨げない範囲で薄膜を設けることができる。薄膜の膜厚は、0.1μm以上3.0μm以下とすることが好ましい。
尚、本発明における膜厚とは、乾燥時の膜厚であり、走査電子顕微鏡を用いて断面を4点測定した平均値である。本発明では、膜厚を測定する対象を四角形とし、四隅から四角形の重心方向に1cm離れた部分を4点としている。
[最表層]
本発明の記録媒体の最表層は、平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子を含有する。本発明者等は検討の結果、係る粒子が記録媒体の最表面に存在することで、適度に滑り性を付与することができ、フォトブックにした際に手めくり性が向上することを見出した。本発明の記録媒体の層構成を両面に塗工した両面光沢紙を用いて作成したフォトブックは、特に台紙を使わないような平綴じや無線綴じタイプのフォトブック形態の際に生じやすいインク受容層同士が貼りついたり、摩擦で引っかかったりといった現象を、効果的に抑制することができる。その結果、ユーザーがストレスを感じることなく閲覧できるようになる。
粒子としては、有機粒子、無機粒子のいずれも好適に用いることができる。粒子の平均二次粒子径は2.0μm以上10.0μm以下であることが好ましく、2.0μm以上6.0μm以下であることがより好ましい。粒子の含有量は最表層中の無機顔料の含有量に対して、0.5質量%以上5.0質量%以下である。粒子の含有量を上記範囲内とすることで、光沢性を損なうことなく、手めくり性を向上させることができる。粒子の含有量は、好ましくは1.5質量%以上4.0質量%以下である。尚、本発明における粒子の平均二次粒子径とは、記録媒体表面を光学顕微鏡で観察し、任意の100個の粒子を選んで直径を測定し、それらの直径の平均値で規定したものである。
有機粒子としては特に限定されず、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、アイオノマー樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、ナイロン、各樹脂の共重合化合物、セルロース系化合物、澱粉等の有機物の粒子をいずれも好適に用いることができる。これらの中でもポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル系樹脂、澱粉が好ましく、ポリオレフィン樹脂が特に好ましい。有機粒子の形状は特に限定されないが、球状に近いほど好ましいと推測され、真球状が最も好ましい。表面の電荷は、インク受容層に用いるアルミナがカチオン性であるため、親和性の点でカチオン性又はノニオン性が好ましく、カチオン性がより好ましい。
無機粒子としては、湿式シリカが好ましい。湿式シリカ粒子としては、沈降法シリカあるいはゲル法シリカが好ましい。沈降法シリカは、珪酸ソーダと硫酸をアルカリ条件で反応させることで製造できる。具体的には、沈降法シリカは、シリカ粒子を成長させた後、粒子を凝集、沈降し、その後濾過、水洗、乾燥、粉砕、分級の工程を経ることで得られる。この方法で製造されたシリカの二次粒子は比較的粉砕しやすいという特性を有する。沈降法シリカとしては、例えば東ソー・シリカ社からニップシールとして、トクヤマ社からトクシール、ファインシールとして市販されている。より具体的には、沈殿法シリカとしてNIPSIL K−500(東ソー・シリカ株式会社製)FINESIL X−37(トクヤマ株式会社製)FINESIL X−37B(トクヤマ株式会社製)、FINESIL X−45(トクヤマ株式会社製)が挙げられる。
ゲル法シリカは、珪酸ソーダと硫酸を酸性条件下で反応させて製造することができる。係る製造方法を用いることで、一次粒子の成長を抑制しつつ、シリカ粒子を凝集させることができるため、一次粒子間の結合が強固な凝集粒子を得ることができる。ゲル法シリカは、例えば、水澤化学工業社からミズカシルとして、グレースジャパン社からサイロジェットとして市販されている。より具体的には、MIZUKASIL P−707(水澤化学工業株式会社製)、MIZUKASIL P78A(水澤化学工業株式会社製)が挙げられる。
湿式シリカの表面電荷は通常アニオン性であるが、アルミナとの親和性が高いため、アニオンのまま使用することができる。また、カチオンポリマー等でカチオン化して使用しても良い。
本発明において、第二のインク受容層が記録媒体の最表層である場合、第二のインク受容層は粒子を含む。一方、本発明の記録媒体の最表層が、第二のインク受容層とは異なる層として、別途設けられている場合、係る最表層が粒子を含む。このとき、第二のインク受容層も粒子を含んでいてもよい。しかしながら、本発明者等の検討によれば、粒子が記録媒体の最表層に存在することが、手めくり性を向上させる際には極めて重要である。そのため、第二のインク受容層と最表層とをそれぞれ有する記録媒体の場合、第二のインク受容層中の粒子は効果にさほど寄与しない。そのため、第二のインク受容層中の粒子の含有量は第二のインク受容層中の無機顔料に対して0.1質量%以下であることが好ましく、0.01質量%以下であることがより好ましく、含まないことが特に好ましい。
記録媒体が、第二のインク受容層とは異なる層として最表層を有する場合、最表層は上記した平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子以外にも、無機顔料、ポリビニルアルコール、硼酸を含むことが好ましい。
最表層がポリビニルアルコール及び硼酸を含む場合、最表層中の硼酸の含有量は、ポリビニルアルコールに対し10.0質量%以上30.0質量%以下であることが好ましく、12.0質量%以上25.0質量%以下であることがより好ましい。
また、最表層中のポリビニルアルコールの含有量は、最表層中の無機顔料に対し5.0質量%以上10.0質量%以下であることが好ましく、6.0質量%以上9.0質量%以下含有していることがより好ましい。
また、最表層は無機顔料としてアルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含むことが好ましい。最表層中の無機顔料全質量に対するアルミナ及びアルミナ水和物の総量は、90質量%以上であることが好ましく、100質量%であることがより好ましい。また、最表層は、無機顔料としてアルミナとアルミナ水和物の両方を含むことが好ましい。最表層が無機顔料としてアルミナとアルミナ水和物の両方を含む場合、アルミナとアルミナ水和物との比は60:40〜80:20であることが好ましい。
最表層を第二のインク受容層とは別に設ける場合は、最表層の膜厚は0.10μm以上5.0μm以下であることが好ましく、0.2μm以上3.0μm以下であることがより好ましい。
<インク受容層形成用塗工液>
(アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾル)
本発明に用いるアルミナ又はアルミナ水和物は、分散液中で解膠剤により解膠した状態でインク受容層形成用塗工液に含有させることが好ましい。アルミナ水和物及びアルミナを解膠剤により解膠した分散液を、それぞれアルミナ水和物ゾル及びアルミナゾルとする。アルミナ又はアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルは、アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種に加えて、解膠剤としての酸を含有することが好ましい。他にも分散媒、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。アルミナ及びアルミナ水和物の少なくとも1種を含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、又はこれらの混合溶媒等が挙げられるが、特に水であることが好ましい。本発明では解膠剤として酸(解膠酸)を使用することが好ましい。
本発明では、アルミナ水和物分散液が、解膠酸として炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸を含有することが好ましい。即ち、インク受容層が炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸を含有することが好ましい。
解膠剤として、炭素数が4以下のアルキルスルホン酸やベンゼン環を有するスルホン酸を用いると、色安定性、耐湿性が向上し、画像濃度が高くなりやすい。この理由は、炭素数が少なくなると解膠剤の疎水性が弱くなり、結果としてアルミナ水和物表面の疎水性が弱くなるので、アルミナ水和物表面での染料定着速度が速くなるためと考えられる。また、炭素数が4以下のアルキルスルホン酸やベンゼン環を有するスルホン酸でアルミナ水和物を解膠すると、特に良好な分散安定性を得ることができ、分散液の増粘を抑制することができる。また、アルミナ水和物の凝集を抑制することができるため、画像濃度を向上させることができる。
上記炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸は、可溶化基としてスルホン酸基のみを有する1塩基酸であることがより好ましい。水酸基やカルボキシル基といった可溶化基を有さないアルキル基であると、耐湿性の点で好ましい。また、アルキルスルホン酸は一塩基酸であり、かつ、アルキル鎖の炭素数が1以上4以下の無置換アルキル基であることが好ましい。また、直鎖あるいは分岐のいずれでもよい。好ましいアルキルスルホン酸としては、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン酸、n−プロパンスルホン酸、n−ブタンスルホン酸、i−ブタンスルホン酸、t−ブタンスルホン酸等が挙げられる。中でも、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、イソプロパンスルホン酸、n−プロパンスルホン酸が好ましい。更に、メタンスルホン酸が最も好ましい。尚、炭素数1以上4以下のアルキルスルホン酸は、2種類以上を併用してもよい。
このようなアルキルスルホン酸の好ましい含有量としては、アルミナ水和物に対して1.0質量%以上2.0質量%以下である。1.0質量%より低いと、耐湿性及び耐オゾン性が良好でなく、2.0質量%より高いとインク吸収性が良好でなくなる。また、1.3質量%以上であることが好ましい。更に、1.6質量%以下であることが好ましい。
(気相法シリカを含有するゾル)
本発明に用いる気相法シリカは、分散液中で分散させた状態でインク受容層形成用塗工液に含有させることが好ましい。媒染剤としてのカチオンポリマーを含有し、気相法シリカを分散した分散液を、気相法シリカゾルとする。カチオンポリマーとしては、例えばポリエチレンイミン系樹脂、ポリアミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミドエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂、ポリジアリルアミン系樹脂、ジシアンジアミド縮合物等が挙げられる。これらのカチオン性樹脂は、それぞれ単独で用いても、2種以上を併用してもよい。気相法シリカゾルは、多価金属塩を含有していることが好ましい。多価金属塩としては、例えばポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウム、ポリ乳酸アルミニウム等のアルミニウム化合物が挙げられる。他にも、シランカップリング剤等の表面改質剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、架橋剤、耐候材料等の添加剤等を含有してもよい。気相法シリカを含有するゾルの分散媒としては、水、有機溶媒、又はこれらの混合溶媒等が挙げられるが、特に水であることが好ましい。
(インク受容層形成用塗工液の塗工方法)
本発明では、インク受容層形成用塗工液を塗工し、乾燥させることでインク受容層とする。インク受容層形成用塗工液の塗工には、公知の塗工方式を用いることができる。例えば、スロットダイ方式、スライドビード方式、カーテン方式、エクストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーティング方式、ロッドバーコーティング方式等が挙げられる。第一のインク受容層用の塗工液及び第二のインク受容層用の塗工液は、逐次塗工機で塗工、乾燥する他、同時多層塗工を行ってもよい。特にスライドビードによる同時多層塗工は、生産性が高く好ましい方法である。
塗工後の乾燥は、例えば、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤー等の熱風乾燥機、赤外線、加熱ドライヤー、マイクロ波等を利用した乾燥機等を用いて行うことができる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の内容は実施例に限られるものではない。尚、「部」とは「質量部」である。
(耐水性支持体の作製)
濾水度450mlCSF(Canadian Standarad Freeness)の広葉樹晒しクラフトパルプ(LBKP)80部と、濾水度480mlCSFの針葉樹晒しクラフトパルプ(NBKP)20部とからなるパルプを用意した。このパルプに、カチオン化澱粉0.60部、重質炭酸カルシウム10部、軽質炭酸カルシウム15部、アルキルケテンダイマー0.10部、カチオン性ポリアクリルアミド0.03部を添加し、固形分濃度が3.0質量%となるように水で調整して紙料を得た。得られた紙料を長網抄紙機で抄造して3段のウエットプレスを行い、多筒式ドライヤーで乾燥した。その後、サイズプレス装置で酸化澱粉水溶液を1.0g/m含浸させ、乾燥後、マシンカレンダ−仕上げをして坪量155g/mの基紙を得た。
基紙の両面に、低密度ポリエチレン(70部)と高密度ポリエチレン(20部)と酸化チタン(10部)とからなる樹脂組成物を25.0μmの膜厚となるように塗工して、樹脂層を形成した。樹脂層の塗工直後に、表面が鏡面仕上げのクーリングロールにて型付け処理を行い、樹脂層の面質を光沢面とした。この樹脂層にコロナ放電した後、酸処理ゼラチンを固形分塗工量が0.05g/mとなるよう塗工にして、易接着層を形成した。このようにして、本実施例で用いる両面光沢紙用耐水性支持体を得た。
(アルミナ水和物ゾルの調製)
イオン交換水333部に対して、解膠酸としてメタンスルホン酸を1.5部添加してメタンスルホン酸水溶液とした。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARKII2.5型、特殊機化工業製)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら、アルミナ水和物(DISPERAL HP14、サソール製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後も30分間攪拌し、固形分濃度23.0質量%のアルミナ水和物ゾルを調製した。アルミナ水和物ゾル中のアルミナ水和物の平均粒子径を、大塚電子製ELSZ−2を用いて測定したところ、160nmであった。
(アルミナゾルの調製)
イオン交換水333部に対して、解膠酸としてメタンスルホン酸を1.5部添加してメタンスルホン酸水溶液とした。このメタンスルホン酸水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARKII2.5型、特殊機化工業製)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら、アルミナ(AEROXIDE Alu C、EVONIK製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後も30分間攪拌し、固形分濃度23.0質量%のアルミナゾルを調製した。アルミナゾル中のアルミナの平均粒子径を大塚電子製ELSZ−2を用いて測定したところ、180nmであった。
(気相法シリカゾルの調製)
イオン交換水333部に対して、カチオンポリマー(シャロールDC902P、第一工業製薬製)4.0部を添加してカチオンポリマー水溶液とした。このカチオンポリマー水溶液をホモミキサー(T.K.ホモミクサーMARKII2.5型、特殊機化工業製)で3000rpmの回転条件で攪拌しながら、気相法シリカ(AEROSIL300、EVONIK製)100部を少量ずつ添加した。添加終了後、イオン交換水で希釈を行い、更に高圧ホモジナイザー(ナノマイザー、吉田機械興業製)で2回処理を行い、固形分濃度20.0質量%の気相法シリカゾルを調製した。気相法シリカゾル中の気相法シリカの平均粒子径を大塚電子製ELSZ−2を用いて測定したところ、150nmであった。
(ポリビニルアルコール含有水溶液の調製)
イオン交換水1150部に対して、ポリビニルアルコール(PVA235、クラレ製、けん化度88%、平均重合度3500)100部を撹拌しながら添加した。添加終了後、90℃で加熱溶解させ、固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール含有水溶液を調製した。
[記録媒体1の作製]
(第二のインク受容層用塗工液1)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分質量比で70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL、X−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合することで塗工液を得た。得られた塗工液に更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように加え、混合することで、第二のインク受容層用塗工液1を得た。
(第一のインク受容層用塗工液1)
アルミナ水和物ゾルに対して、ポリビニルアルコ−ル水溶液を、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるように混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第一のインク受容層用塗工液1とした。
(インク受容層の作製)
第二のインク受容層用塗工液1と第一のインク受容層用塗工液1を、支持体の両面に塗工した。塗工は、乾燥時における第一のインク受容層の膜厚が25.0μm、第二のインク受容層の膜厚が10.0μm、合計35.0μmとなるように、多層スライドホッパー型塗工装置にて行った。続いて60℃で乾燥させて記録媒体1を得た。得られた記録媒体は、支持体、第一のインク受容層、第二のインク受容層がこの順に形成されてなる記録媒体であった。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体2の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液2に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体2を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液2)
気相法シリカゾルに対して、ポリビニルアルコール水溶液を、気相法シリカ固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で30.0部となるように混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、第一のインク受容層用塗工液2とした。
[記録媒体3の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液3に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体3を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液3)
アルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルを、アルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で25:75になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で25.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、第一のインク受容層用塗工液3とした。
[記録媒体4の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液4に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体4を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液4)
アルミナ水和物ゾルと気相法シリカゾルを、アルミナ水和物と気相法シリカの固形分比で75:25になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で18.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、第一のインク受容層用塗工液4とした。
[記録媒体5の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液5に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体5を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液5)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分比で75:25になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、第一のインク受容層用塗工液5とした。
[記録媒体6の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1を下記の第一のインク受容層用塗工液6に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体6を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
(第一のインク受容層用塗工液6)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分比で25:75になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で13.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で5.8部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合し、第一のインク受容層用塗工液6とした。
[記録媒体7の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が5.0μm、第一のインク受容層の膜厚が13.0μm、合計18.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体7を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体8の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が6.0μm、第一のインク受容層の膜厚が14.0μm、合計20.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体8を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体9の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が12.0μm、第一のインク受容層の膜厚が28.0μm、合計40.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体9を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体10の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が13.0μm、第一のインク受容層の膜厚が30.0μm、合計43.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体10を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体11の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が2.5μm、第一のインク受容層の膜厚が32.5μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体11を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体12の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が5.0μm、第一のインク受容層の膜厚が30.0μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体12を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体13の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が17.5μm、第一のインク受容層の膜厚が17.5μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体13を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体14の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層の膜厚が20.0μm、第一のインク受容層の膜厚が15.0μm、合計35.0μmとなるように塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体14を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体15の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で10.0部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体15を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体16の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で30.0部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体16を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体17の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で4.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体17を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体18の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で5.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体18を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体19の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体19を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体20の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように固形分濃度8.0質量%のポリビニルアルコール水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体20を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体21の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で2.3部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体21を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体22の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で6.9部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体22を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体23の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で2.3部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体23を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体24の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で7.0部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体24を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体25の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で2.4部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体25を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体26の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で6.8部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体26を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体27の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で2.2部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体27を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体28の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で6.7部になるように、固形分濃度5.0質量%オルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体28を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体29の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体29を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体30の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体30を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体31の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体31を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体32の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体32を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体33の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカの固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体33を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体34の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカの固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体34を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体35の作製]
前記記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカの固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体35を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体36の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、気相法シリカの固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体36を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体37の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体37を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体38の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体38を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体39の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体39を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体40の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体40を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体41の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で10.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体41を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体42の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で11.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体42を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体43の作製]
前記記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で40.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体43を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体44の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、混合ゾルに含まれるアルミナ水和物と気相法シリカの合計の固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で42.0部となるように混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体44を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体45の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が100:0になるようにした。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体45を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体46の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1及び第一のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA217、クラレ製、けん化度88%、平均重合度1700)水溶液(固形分濃度8.0質量%)に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体46を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体47の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1及び第一のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコール水溶液を別のポリビニルアルコール(PVA424、クラレ製、けん化度80%、平均重合度2400)水溶液(固形分濃度8.0質量%)に変更した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体47を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体48の作製]
(第二のインク受容層用塗工液2)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分質量比で70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL、X−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で0.5部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液2を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液2とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体48を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体49の作製]
(第二のインク受容層用塗工液3)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL、X−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で5部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液3を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液3とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体49を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体50の作製]
(第二のインク受容層用塗工液4)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して有機粒子(架橋ポリメタクリル酸メチル、MBX−8、平均二次粒子径5.0μm、積水化成品工業(株)製)を固形分換算で5部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液4を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液4とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体50を得た。記録媒体表面の任意の粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、5.0μmであった。
[記録媒体51の作製]
(第二のインク受容層用塗工液5)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(東ソー・シリカ株式会社製、NIPGEL、BY−001、平均二次粒子径20.0μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液5を得た。
記録媒体1のインク受容層の作製において、前記記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液5とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体51を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、20.0μmであった。
[記録媒体52の作製]
(第二のインク受容層用塗工液6)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(水澤化学工業株式会社製 MIZUKASIL P−707A平均二次粒子径1.0μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液6を得た。
記録媒体1のインク受容層の作製において、前記記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液6とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体52を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、1.0μmであった。
[記録媒体53の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体53を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体54の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体54を得た。
[記録媒体55の作製]
記録媒体2のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体55を得た。
[記録媒体56の作製]
記録媒体3のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体56を得た。
[記録媒体57の作製]
記録媒体4のインク受容層の作製において、第一のインク受容層のみを膜厚が35.0μmとなるように単層で塗工した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体57を得た。
[記録媒体58の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層塗工液1と第一のインク受容層塗工液1を交換して塗工した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体58を得た。
[記録媒体59作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層用塗工液1と第一のインク受容層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体59を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体60の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第一のインク受容層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体60を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体61の作製]
記録媒体1のインク受容層の作製において、第二のインク受容層用塗工液1にオルト硼酸水溶液を添加しなかった。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体61を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体62の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で35.7部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体62を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体63の作製]
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で9.3部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体63を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体64の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で1.5部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体64を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体65の作製]
記録媒体1の第一のインク受容層用塗工液1の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で7.7部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体1と同様にして記録媒体65を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体66の作製]
前記記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で1.7部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体66を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体67の作製]
記録媒体2の第一のインク受容層用塗工液2の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸は固形分換算で7.7部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体67を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体68の作製]
記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で1.6部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体3と同様にして記録媒体68を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体69の作製]
前記記録媒体3の第一のインク受容層用塗工液3の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で7.6部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体2と同様にして記録媒体69を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体70の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で1.7部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体70を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体71の作製]
記録媒体4の第一のインク受容層用塗工液4の調整において、ポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で7.8部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合した。これ以外は記録媒体4と同様にして記録媒体71を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体72の作製]
(第二のインク受容層用塗工液7)
アルミナ水和物ゾルの固形分100部に対して、ポリビニルアルコールが固形分換算で6.8部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物の合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL、X−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で17.7部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液7を得た。
(第一のインク受容層用塗工液7)
アルミナ水和物ゾルに対して、ポリビニルアルコ−ル水溶液を、アルミナ水和物固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で15.0部となるように混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で8.0部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合することで、第一のインク受容層用塗工液7を得た。
(インク受容層の作製)
第二のインク受容層用塗工液2と第一のインク受容層用塗工液7を、上記支持体の両面に多層スライドホッパー型塗工装置にて塗工し、第一のインク受容層、第一のインク受容層の上に第二のインク受容層の合計2層を形成した。この際、乾燥時における第一のインク受容層の膜厚が20.0μm、第二のインク受容層の膜厚が20.0μm、合計40.0μmとなるようにした。続いて60℃で乾燥させて記録媒体72を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体73の作製]
(第二のインク受容層用塗工液8)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESIL、X−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で0.3部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるようにポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液8を得た。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液8とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体73を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体74の作製]
(第二のインク受容層用塗工液9)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ製、FINESILX−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で7.0部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、第二のインク受容層用塗工液9とした。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液9とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体74を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体75の作製]
(第二のインク受容層用塗工液10)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(水澤化学工業株式会社製、MIZUKASIL、P−707M、平均二次粒子径35.0μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、第二のインク受容層用塗工液10とした。
記録媒体1の第二のインク受容層用塗工液1を第二のインク受容層用塗工液10とした以外は、記録媒体1と同様にして記録媒体75を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、25.0μmであった。
[記録媒体81の作製]
(第二のインク受容層用塗工液11)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対してポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合することで、第二のインク受容層用塗工液11を得た。
(最表層用塗工液1)
アルミナ水和物ゾルとアルミナゾルを、アルミナ水和物とアルミナの固形分の質量比が70:30になるように混合して混合ゾルとした。この混合ゾルに含まれるアルミナ水和物とアルミナの合計固形分100部に対して湿式シリカ(トクヤマ株式会社製、FINESILX−37B、平均二次粒子径3.7μm)を固形分換算で2.0部となるように混合した。更に、ポリビニルアルコールが固形分換算で7.0部となるように、前記ポリビニルアルコール水溶液を混合して混合液とした。次に、混合液中のポリビニルアルコールの固形分100部に対してオルト硼酸が固形分換算で16.4部になるように、固形分濃度5.0質量%のオルト硼酸水溶液を混合し、第二のインク受容層用塗工液とした。更に界面活性剤(商品名:サーフィノール465、日信化学工業社製)を塗工液全量に対して0.1質量%となるように混合し、最表層用塗工液1とした。
(インク受容層の作製)
最表層塗工液1と第二のインク受容層用塗工液11と第一のインク受容層用塗工液1を、支持体の両面に塗工した。塗工は、乾燥時における第一のインク受容層の膜厚が25.0μm、第二のインク受容層の膜厚が10.0μm、最表層が0.12μm、合計35.12μmとなるように、多層スライドホッパー型塗工装置にて行った。続いて60℃で乾燥させて記録媒体81を得た。上記操作によって得られた記録媒体81は、支持体から、第一のインク受容層、第二のインク受容層、最表層の順に各層が設けられていた。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体82の作製]
記録媒体81の最表層の膜厚を0.2μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体82を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体83の作製]
記録媒体81の最表層の膜厚を1.5μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体83を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体84の作製]
記録媒体81の最表層を2.0μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体84を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
[記録媒体85の作製]
記録媒体81の最表層を5.0μmとした以外は、記録媒体81と同様にして記録媒体85を得た。記録媒体表面の任意の湿式シリカ粒子を100個測定し、平均二次粒子径を算出した結果、3.0μmであった。
上記した記録媒体1から85の組成を、下記表1〜3に示す。尚、表1〜3中、「全体」とは第一のインク受容層と第二のインク受容層とを足したインク受容層全体を指す(第二のインク受容層とは別に最表層が設けられている場合、全体とは最表層も含む)。
<評価>
[塗工後ひび割れ]
得られた記録媒体のインク受容層表面を目視にて観察し、下記の評価基準を用いて、各記録媒体の塗工後のひび割れを評価した。評価結果を表4〜6に示す。
5:ひび割れの発生は認められない。
4:肉眼で確認できないほどの微小なひび割れが認められる。
3:肉眼で確認できる大きさのひび割れが一部認められる。
2:肉眼で確認できる大きさのひび割れが全面に多数認められる。
1:大きなひび割れが無数にあり、インク受容層が一部支持体から剥がれている。
[耐折り割れ性]
得られた記録媒体をA4サイズにし、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、記録面全面にブラックのベタ印字を行った。印字を行った記録媒体を印字面が内側になるようにして2つ折りにし、更に、プレス機を用いて500kgの荷重をかけて5分間保持し、折目をつけた。折目がついた記録媒体を20回開閉した後、折目部分を目視で観察し、下記の基準を用いて評価を行った。評価結果を表4〜6に示す。
5.白い筋が見えない。
4.白い筋がわずかに見える。
3.白い筋が多少見える。
2.白い筋がはっきり見える。
1.白い筋が幅広く、はっきり見える。
[インク吸収性]
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙光沢ゴールド、色補正なしモードにて、グリーンのベタ印字を行った。更に、印字部を目視にて観察し、下記の基準を用いて評価を行った。評価結果を表4〜6に示す。
5:ベタ部にムラがほとんど見られない。
4:ベタ部にムラがわずかに見られる。
3:ベタ部にムラが少し見られる。
2:ベタ部にムラがかなり見られる。
1:ベタ部にインクのあふれが見られる。
[画像濃度]
得られた記録媒体のそれぞれの記録面に、インクジェットプリンター(商品名:MP990、キヤノン製)を用いて、写真用紙、光沢ゴールド、色補正なしモードにて、ブラックのベタ印字を行った。ベタ印字部分の光学濃度を光学反射濃度計(商品名:530分光濃度計、X−Rite製)を用いてそれぞれ測定し、下記の基準を用いて評価を行った。評価結果を表4〜6に示す。
5:2.20以上。
4:2.15以上、2.20未満。
3:2.10以上、2.15未満。
2:2.00以上、2.10未満。
1:2.00未満。
[手めくり性]
記録媒体1を20枚作成し、10×10cmサイズで20枚重ね、片側を綴じた。その後、綴じていない側の端面を一枚ずつめくることで、記録媒体のめくり易さを評価した。同様の操作を他の記録媒体についても行い、下記評価基準により評価した。評価結果を表4〜6に示す。
5:表面の滑り性が極めて高く、著しくめくりやすい。
4:表面の滑り性が高く、かなりめくりやすい。
3:めくりやすい。
2:表面の滑り性が悪く、記録媒体同紙が貼りつく感覚があるため、めくりにくい。
1:表面の滑り性がかなり悪く、記録媒体同紙が貼りつく感覚が強くあるため、非常にめくりにくい。
[20°光沢度]
得られた記録媒体のそれぞれの記録の20°光沢度を測定した。装置は、光沢度計VG2000(日本電色工業製)を用いた。得られた光沢度を下記評価基準に基づいて評価した。評価結果を表4〜6に示す。
5:20°光沢度が30以上。
4:20°光沢度が25以上30未満。
3:20°光沢度が20以上25未満。
2:20°光沢度が15以上20未満。
1:20°光沢度が15未満。

Claims (10)

  1. 支持体と、第一のインク受容層と、最表層である第二のインク受容層とをこの順に有する記録媒体であって、
    前記第一のインク受容層は、第一のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第一のインク受容層用塗工液は、アルミナ、アルミナ水和物、及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し2.0質量%以上7.0質量%以下であり、かつ、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量は、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記無機顔料の含有量に対して11.0質量%以上40.0質量%以下であり、
    前記第二のインク受容層は、第二のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第二のインク受容層用塗工液は、平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、前記無機顔料と異なる、平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し10.0質量%以上30.0質量%以下であり、かつ、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子の含有量は、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である無機顔料の含有量に対して0.5質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする記録媒体。
  2. 前記第一のインク受容層の膜厚が26.5μm以上33.0μm以下である請求項1に記載の記録媒体。
  3. 前記第二のインク受容層の膜厚が5.0μm以上20.0μm以下である請求項1又は2に記載の記録媒体。
  4. 前記第二のインク受容層の膜厚と前記第一のインク受容層の膜厚の比(第二のインク受容層/第一のインク受容層)が0.08以上1.0以下である請求項1乃至の何れか1項に記載の記録媒体。
  5. 前記支持体が基紙を樹脂で被覆することで得られる耐水性支持体である請求項1乃至の何れか1項に記載の記録媒体。
  6. 前記平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子が湿式シリカである請求項1乃至の何れか1項に記載の記録媒体。
  7. 支持体と、第一のインク受容層と、第二のインク受容層と、最表層とをこの順に有する記録媒体であって、
    前記第一のインク受容層は、第一のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第一のインク受容層用塗工液は、アルミナ、アルミナ水和物、及び気相法シリカからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し2.0質量%以上7.0質量%以下であり、
    前記第二のインク受容層は、第二のインク受容層用塗工液を塗工することで得られ、前記第二のインク受容層用塗工液は、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記硼酸の含有量は、前記第二のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量に対し10.0質量%以上30.0質量%以下であり、
    前記最表層は、最表層用塗工液を塗工することで得られ、前記最表層用塗工液は、平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である、アルミナ及びアルミナ水和物からなる群より選ばれる少なくとも1種の無機顔料と、前記無機顔料と異なる、平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子と、ポリビニルアルコールと、硼酸と、を含み、前記最表層用塗工液中の前記平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子の含有量は、前記最表層用塗工液中の前記平均二次粒子径が50nm以上300nm以下である無機顔料の含有量に対して0.5質量%以上5.0質量%以下であることを特徴とする記録媒体。
  8. 前記第一のインク受容層用塗工液中の前記ポリビニルアルコールの含有量が前記第一のインク受容層用塗工液中の前記無機顔料の含有量に対して11.0質量%以上40.0質量%以下である請求項に記載の記録媒体。
  9. 前記最表層の膜厚が0.10μm以上5.0μm以下である請求項又はに記載の記録媒体。
  10. 前記平均二次粒子径が1.0μm以上20.0μm以下の粒子が湿式シリカである請求項乃至の何れか1項に記載の記録媒体。
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