JP2011101137A - 複合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は印刷部にて発生した印字ズレの補正に加えて、複写時に原稿の傾斜度を測定して該傾斜度に基づいて更に補正を加えることで、原稿が斜めに置かれた場合であっても、画像を傾斜させることなく印刷出力することが可能な複合装置を提供する。
【解決手段】 本発明の複合装置は、原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取部2と、印刷部8に係る固有補正値データを記憶する記憶部7aと、画像データの位置ズレ量を検出す読取位置ズレ量検出部3と、この位置ズレ量から読取り補正値データを生成し、この読取り補正値データと固有補正値データに基づいて画像データを補正し、出力データを生成し、印刷部8に送出する位置ズレ補正部7と、この補正された出力データに基づいて出力をする印刷部8とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、読み取り機能を備える複合装置に関するものである。
従来、パーソナルコンピュータ等から印刷データを受信して印刷する印刷装置では、当該印刷装置における印刷部のローラ取り付け誤差や、例えば電子写真方式の場合のLED(Light Emitting Diode)等からなる露光ヘッドの取り付け誤差等が原因となり、印刷位置に位置ズレが発生し、画像データが斜めに傾斜するといった問題がある。
この印字ズレを避けるために印刷部にて印刷データに補正をかけてから印刷を行う手法もある。また、例えば4組の印刷機構により記録されたカラー画像の各色間の色ずれ量を検出し、各印刷機構による記録媒体への印刷位置を、この検出された色ずれ量に応じて補正する技術もある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−134041号公報
しかしながら、従来技術の手法を読み取り機能を備える複合機にそのまま応用することはできず、やはり印字ズレが発生してしまうことがある。その理由は、この従来技術の手法は、あくまでも印刷部にて発生した印字ズレに対する補正にとどまり、複合機により原稿をスキャンするときに、原稿がプラテンガラスに対して斜めに置かれてしまうと、原稿の配置に合わせて斜めに複写されてしまうからである。
このように、前述したような従来技術の構成の装置で補正できるのは、印刷部の機械的要因による印刷位置のズレだけであって、読み取り機能を備える複合機では原稿読取時に原稿が画像読取部に対して斜めに置かれることにより、複写した画像も斜めとなって出力されてしまうとの問題が残っていた。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、印刷部にて発生した印字ズレの補正に加えて、複写時に原稿の傾斜度を測定して該傾斜度に基づいて更に補正を加えることで、原稿が斜めに置かれた場合であっても、画像を傾斜させることなく印刷出力することが可能な複合装置の提供を目的とする。
上述技術的な課題を解決するため、本発明の複合装置は、原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段と、出力手段に係る固有補正値データを記憶する記憶手段と、上記画像データの位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段と、上記位置ズレ量から読取り補正値データを生成し、この読取り補正値データと上記固有補正値データに基づいて上記画像データを補正し、出力データを生成し出力手段に送出するデータ生成手段と、上記補正された出力データに基づいて出力をする出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の複合装置は、原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段と、画像データに基づいて印刷を行う印刷手段と、上記印刷手段固有の印刷位置ズレ量を検出する印刷部位置ズレ量検出手段と、上記画像データの位置ズレ量を検出する読取位置ズレ量検出手段と、上記読取位置ズレ量検出手段にて検出された位置ズレ量に基づいて主走査方向の位置補正値と副走査方向の位置補正値をそれぞれ求め、この主走査方向の位置補正値と副走査方向の位置補正値と、上記印刷部位置ズレ量検出手段にて検出された印刷位置ズレ量とに基づいて、主走査補正量と副走査補正量求め、上記画像データに対して主走査位置補正及び副走査位置補正を行い、上記印刷手段に出力する位置ズレ補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の複合装置は、ホストコンピュータと通信自在な複合装置において、原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段と、上記画像データの位置ズレ量を検出する読取位置ズレ量検出手段と、上記読取位置ズレ量検出手段にて検出された位置ズレ量と、上記画像データを上記ホストコンピュータに送信する通信手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る複合装置によれば、印刷部にて発生した印字ズレの補正に加えて、複写時に原稿の傾斜度を測定して該傾斜度に基づいて更に補正を加えることで、原稿が斜めに置かれた場合であっても、画像を傾斜させることなく印刷出力することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る複合装置の構成を示す図である。 印刷位置ズレ量の検出について説明する概念図である。 画像読取部の構成を具現化して示した構成図である。 画像読取部にて原稿を読み取った得られた画像データを概念的に示す図である。 原稿の輪郭を抽出する方法について説明する概念図である。 原稿の輪郭を抽出する方法について説明する概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合装置による特徴的な処理手順を詳細に説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る複合装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る複合装置による特徴的な処理手順を詳細に説明するフローチャートである。
以下、本発明の複合装置に係る好適な実施形態につき図面を参照しながら説明する。なお、本発明の複合装置は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
[第1の実施形態]
図1には本発明の第1の実施形態に係る複合装置の構成を示し説明する。図1に示されるように、複合装置1は、画像読取部2、読取位置ズレ量検出部3、画像処理部4、印刷部ズレ量検出部5、通信部6、位置ズレ補正部7、印刷部8から構成される。位置ズレ補正部7は印刷位置ズレ量の情報を記憶する記憶部7aを有する。
このような構成において、外部装置としてのホストコンピュータ9は、ネットワークやUSB(universal serial bus)等の通信インタフェースを介して通信部6に接続され、印刷命令や印刷データ等を通信部6に送信する。通信部6は、ホストコンピュータ9からの印刷命令や印刷データを受信し、受信した印刷データ等を画像処理部4に出力する。画像読取部2は、原稿を読み取り、画像データに変換して画像処理部4と読取位置ズレ量検出部3に出力する。読取位置ズレ量検出部3は、この受信した画像データから原稿部分の輪郭を抽出して原稿の斜め度を表す原稿の頂点の座標を位置ズレ補正部7に出力する。
画像処理部4は、通信部6から送られた印刷データや画像読取部2から送出された画像データを画像処理し、ラスタデータに変換し、位置ズレ補正部7に出力する。一方、印刷部ズレ量検出部5は、印刷部8が用紙搬送ベルトに特定パターンを印刷して得たトナー像を読み取り、印刷部8の固有の印刷位置ズレ量を検出する。例えば、Y,M,C,K4色からなるカラー複合機の場合は、4色それぞれの印刷位置ずれ量を検出する。この印刷位置ズレ量は記憶部7aに記憶される。位置ズレ補正部7は、読取位置ズレ量検出部3により検出された位置ズレ量と印刷部ズレ量検出部5により検出された印刷位置ズレ量を総合的に勘案して、即ち、読取り補正値データと固有補正値データに基づいて位置ズレ補正を行い、補正後のデータを印刷部8に出力する。印刷部8は、この補正後のデータに基づいて印刷を行う。尚、位置ズレ補正の詳細については後に詳述する。
次に図2を参照して、印刷位置ズレ量の検出について説明する。印刷部ズレ量検出部5は、印刷パターンの印字で検出した予想印刷位置21と基準印刷位置20の主走査方向の印刷位置ズレ量dxと、図中左端の副走査方向の印刷位置ズレ量dylと、図中右端の副走査方向の印刷位置ズレ量dyrとを、位置ズレ補正部7に出力する。この印刷位置ズレ量の検出は印刷の都度行う必要はなく、ある一定間隔で定期的に行うか、或いは電源投入時やカバー開閉時など特定の機会に行えばよいことは勿論である。
図3には画像読取部2の構成を具現化して示し説明する。図3に示されるように、画像読取部2は、画像を読み取るCCD(Charge Coupled Device)ユニット30、プラテンガラス31、ローラ群33から構成される。このような構成において、画像読取部2は自動原稿送り読取り機能と原稿平面台固定読取り機能とを備える。自動原稿送り読取りを実施する場合には、CCDユニット30は読取り位置A点まで移動し、原稿32をローラ群33により読取地点Aを通過するように搬送する。そして、CCDユニット30は、原稿32が読取地点Aを通過するのに同期して読取を行う。一方、原稿平面台固定読取りを実施する場合には、プラテンガラス31の上に原稿32を固定してCCDユニット30を読取地点Bから読取地点Cまで移動させて同時に読取りを行う。
自動原稿送り読取りの場合は、原稿32が搬送過程でずれてCCDユニット30に対して直交せずに読み取られ、斜めの画像が読み取られる場合がある。また、原稿平面台固定読取りの場合は、操作者が原稿32をプラテンガラス31上に固定する際に斜めに固定してしまい、結果としてCCDユニット30に対して直交せずに読み取られ、斜めの画像が読み取られる場合がある。このような場合でも、本実施形態に係る複合装置によれば、詳細は後述するが、印刷部にて発生した印字ズレの補正に加えて、複写時に原稿の傾斜度を測定して該傾斜度に基づいて更に補正を加えることで、原稿が斜めに置かれた場合であっても、画像を傾斜させることなく印刷出力することが可能となる。
図4には、画像読取部2にて原稿を読み取った得られた画像データを概念的に示し説明する。図4に示されるように、画像読取部2から出力される読取画像データ40内に形成される原稿画像41の位置は、理想的な画像42の位置に対して少なからず傾斜する。この傾斜は、前述した自動原稿送り読取り、原稿平面台固定読取りのいずれの場合にも起こり得る。ここで、原稿は紙であり、紙の色は通常白であるが、画像読取部2の白基準色とは異なる為、原稿画像は原稿上に描画された画像だけでなく原稿の輪郭も表している。読取位置ズレ量検出部3は、理想的な画像42の位置に対して原稿画像41の位置の位置ずれ量を検出して位置ズレ補正部7に出力する。このとき、読取位置ズレ量検出部3は、画像読取部2から受信した読取画像データをエッジ抽出処理して原稿の輪郭を抽出する。なお、図4において、読取り可能な最大範囲は読取画像データ40のサイズとなる。
次に、図5及び図6を参照して、原稿の輪郭を抽出する方法について説明する。原稿画像41の画像データをRGB座標系からグレースケールYに変換して特定の閾値で2値化する。グレースケールYは、RGB座標系から次式で求められる。
Y=0.2989R+0.5866G+0.1145B
グレースケールYは、その値が大きいほど白に近くなるので、想定される原稿の色よりやや明るい色を閾値Dとして、
Y≦Dのとき1
Y>Dのとき0
とすれば、原稿画像41の画像データは全て"1"となり、図5に示される2値画像50の画像データに変換される。
読取位置ズレ量検出部3は、図6に示されるように、原稿の2値画像50の先頭左端LTの座標LT(x,y)と、後左端LBの座標LB(x,y)と、理想的な画像42の位置の先頭左端の座標A(x,y)と、先頭右端の座標B(x,y)とを求めて、位置ズレ補正部7に出力する。この2値画像50の先頭左端LTの座標LT(x,y)と後左端LBの座標LB(x,y)は、複数画素の行列パターンと2値化画像50をパターン比較することで求めることができる。理想的な画像42の先頭左端の座標A(x,y)と先頭右端の座標B(x,y)は、原稿サイズによって予め決まっている。
位置ズレ補正部7は、原稿の複写時には、読取位置ズレ量検出部3から受信した各座標LT(x,y)、LB(x,y)、A(x,y)、B(x,y)から主走査方向の補正値と副走査方向の補正値をそれぞれ求めることになる。この例では、原稿の搬送方向に平行な方向を主走査方向、搬送方向に垂直な方向を副走査方向とする。
先ず座標LT(x,y)、座標LB(x,y)から副走査ラインL(y)の主走査方向の位置補正値CH(y)を次式により求める。
CH(y)=(LB(x)−A(x))−(LT(x)−LB(x)
*(LB(y)−L(y))/(LB(y)−LT(y))
次に、画素P(x)の副走査方向の位置補正値CV(x)を次式により求める。
CV(x)=(LT(y)−A(y))
*(B(x)−P(x))/(B(x)−A(x))
位置ズレ補正部7は、こうして求めた主走査方向の位置補正値CH(y)、副走査方向の位置補正値CV(x)と、印刷部位置ズレ検出部5から受信した主走査方向印刷位置ズレ量dx、左端の副走査印刷位置ズレ量dyl、右側の副走査印刷位置ズレ量dyrとに基づいて最終的な主走査補正量H(y)と副走査補正量V(x)を次式により求める。
H(y)=CH(y)+dx
いま、印刷部8の出力ライン長をLLとすると、画素P(x)の最終の副走査補正量V(x)は次式により求めることができる。
V(x)=CV(x)+(dy1−dyr)*P(x)/LL
なお、複写に基づく印刷ではなく、ホストコンピュータ9から受信した印刷データに基づく印刷を行うときには、CH(y)=0、CV(x)=0とする。
こうして、位置ズレ補正部7は、画像処理部4から受信した画像データを各ライン毎に主走査補正量H(y)だけ左右にシフトして主走査位置補正を行い、各画素毎に副走査補正量V(x)だけ副走査方向にシフトして印刷部8に出力する。印刷部8は、位置ズレ補正部7から出力された印刷データを用紙上に印刷することになる。
以下、図7のタイムチャートを参照して、本発明の第1の実施形態に係る複合装置による特徴的な処理手順を詳細に説明する。電源投入され(時間t0)、複合装置1の初期設定が完了すると、印刷部8が該印刷部8の位置ズレ量検出パターンを搬送ベルトに印刷する(時間t1)。続いて、印刷部ズレ量検出部5が搬送ベルト上に印刷されたパターンを読取り、印刷部8の印刷位置ズレ量を検出する(時間t2)。この検出中に、印刷部8が位置ズレ量検出パターンの印刷を停止し(時間t3)、印刷部ズレ量検出部5が印刷部8の印刷位置ズレ量の検出を完了する(時間t4)。以上の処理により、印刷位置ズレ量として、前述したように主走査方向印刷位置ズレ量dx、左端の副走査印刷位置ズレ量dyl、右側の副走査印刷位置ズレ量dyrが得られることになる。
続いて、操作者が複写開始の操作を行うと、画像読取部2が原稿の読取りを開始し、読取データを画像処理部4と読取位置ズレ量検出部3に出力する(時間t5)。画像処理部4は画像処理を開始し、読取位置ズレ量検出部3は前述した手法により原稿の位置ズレ量の検出を開始する(時間t6)。そして、画像処理部4が画像処理を完了し、読取位置ズレ量検出部3が原稿の位置ズレ量の検出を完了すると、位置ズレ補正部7は読取位置ズレ量検出部3から受信したデータと印刷部位置ズレ量検出部5から受信したデータに基づいて画像処理部4から出力された画像データの主走査方向の位置補正と副走査方向の位置補正を行い印刷部8に出力する(時間t7)。即ち、前述したように、位置ズレ補正部7は、画像処理部4から受信した画像データを各ライン毎に主走査補正量H(y)だけ左右にシフトして主走査位置補正を行い、各画素毎に副走査補正量V(x)だけ副走査方向にシフトして印刷部に出力することになる。こうして、印刷部8は位置ズレ補正部7から受信した画像データに基づいて印刷を開始し(時間t8)、印刷を終了する(時間t9)。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係る複合装置は、原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段としての画像読取部2と、出力手段である印刷部8に係る固有補正値データ、つまり印刷位置ズレ量を記憶する位置ズレ補正部7内の不図示の記憶手段と、画像データの位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段としての読取位置ズレ量検出部3と、位置ズレ量から読取り補正値データを生成し、この読取り補正値データと固有補正値データに基づいて画像データを補正し、出力データを生成し出力手段に送出するデータ生成手段としての位置ズレ補正部7と、この補正された出力データに基づいて出力をする出力手段としての印刷部8を備える。データ生成手段としての位置ズレ補正部7は、画像データ上に形成される原稿画像の位置を検出し、検出した上記原稿画像の位置と理想的な位置とから上記画像データの上記読取り補正値データを生成する。
従って、本発明の第1の実施形態によれば、従来の印刷時の印刷位置ズレ補正に加えて複写時には原稿の傾斜度を測定して位置ズレ量を加味して印刷位置ズレ補正を行うため複写した画像も傾斜せずに印刷するという効果が得られる。即ち、本発明の第1の実施形態では、スキャン時に原稿がガラス板に斜めに放置されてしまうことに由来するズレ並びに印刷部にて発生したズレを考慮して、補正量を画像データに1回かけるだけで印刷するので、原稿が斜めに置かれた場合であっても、画像を傾斜させることなく印刷出力することが可能となる。
[第2の実施形態]
図8には本発明の第2の実施形態に係る複合装置の構成を示し説明する。尚、第2の実施形態に係る複合装置20の構成は基本的には、第1の実施形態に係る複合装置1の構成と同様であるので、同一構成には同一符号を付して重複した説明は省略する。
この第2の実施例では、複合装置20をスキャナとして使用するときにも読み取った原稿の位置ズレ補正を行うものである。複合装置20の、第1の実施形態の複合装置1に対しての相違点は、読取位置ズレ検出部3の出力を、通信部6を介してホストコンピュータ9に出力している点にある。ホストコンピュータ9上で動作する複合装置20のドライバソフトウェアは、第1の実施形態の主走査方向の位置補正値CH(y)、副走査方向の位置補正値CV(x)に基づき読み取り画像の位置ズレを補正する。読取位置ズレ量検出部3及び印刷部ズレ量検出部5による検出の詳細は第1の実施形態と同様である。
以下、図9のタイムチャートを参照して、本発明の第1の実施形態に係る複合装置による特徴的な処理手順を詳細に説明する。操作者が読取開始の操作を行うと、画像読取部2が原稿の読取りを開始し、読取データを画像処理部4と読取位置ズレ量検出部3に出力する(時間t11)。画像処理部4は画像処理を開始し、読取位置ズレ量検出部3は原稿の位置ズレ量の検出を開始する(時間t12)。
続いて、画像処理部4が画像処理を完了した画像データを通信部6に出力し、通信部6は受信した画像データをホストコンピュータ9に出力する(時間t13)。読取位置ズレ量検出部3が原稿の位置ズレ量の検出を完了すると、原稿画像の位置情報を通信部6に出力し、通信部6は受信した位置情報をホストコンピュータ9に出力する(時間t14)。より詳細には、読取位置ズレ量検出部3は、位置情報として、原稿の2値画像の先頭左端LTの座標LT(x,y)と、後左端LBの座標LB(x,y)と、理想的な画像の位置の先頭左端の座標A(x,y)と、先頭右端の座標B(x,y)とを求め、出力する。理想的な画像の位置の先頭左端の座標A(x,y)と、先頭右端の座標B(x,y)とが既にホストコンピュータにて保持されている場合には送信する必要はない。ホストコンピュータ9上のドライバソフトウェアは、画像データと原稿画像の位置情報を受信して、前述した手法により読取画像データの位置を補正する(時間t15)。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係る複合装置は、ホストコンピュータ9とネットワークを介して通信自在な複合装置において、原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段としての画像読取部2と、画像データの位置ズレ量を検出する読取位置ズレ量検出手段としての読取位置ズレ量検出部3と、この読取位置ズレ量検出部3にて検出された位置ズレ量と、画像データをホストコンピュータ9に送信する通信手段としての通信部6とを備えたことを特徴とする。
従って、第2の実施形態によれば、複合装置をスキャナとして使用する場合に画像データと一緒に原稿画像の位置情報をホストコンピュータに送信してホストコンピュータ上で原稿画像の位置ズレ補正を行うことにより、スキャナとして使用する場合でも位置ズレのない画像を得るという効果が得られる。
上述の各実施形態に説明した複合装置は、MFP装置のほか、読み取り機能を備えた装置一般に利用できる。また、第1の実施形態では、トナーを用いる電子写真装置として説明したが、インクを用いて印刷する装置でもよい。
1 複合装置
2 画像読取部
3 読取位置ズレ量検出部
4 画像処理部
5 印刷部ズレ量検出部
6 通信部
7 位置ズレ補正部
8 印刷部
9 ホストコンピュータ
20 複合装置

Claims (6)

  1. 原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段と、
    出力手段に係る固有補正値データを記憶する記憶手段と、
    上記画像データの位置ズレ量を検出する位置ズレ量検出手段と、
    上記位置ズレ量から読取り補正値データを生成し、この読取り補正値データと上記固有補正値データに基づいて上記画像データを補正し、出力データを生成し、出力手段に送出するデータ生成手段と、
    上記補正された出力データに基づいて出力をする出力手段と、
    を備えることを特徴とする複合装置。
  2. 上記データ生成手段は、上記位置ズレ量に基づいて、上記画像データ上に形成される原稿画像の位置を検出し、この検出した上記原稿画像の位置と理想的な位置との関係から上記画像データの上記読取り補正値データを生成することを特徴とする請求項1に記載の複合装置。
  3. 上記出力手段は媒体上に印刷を行う印刷手段であることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の複合装置。
  4. 原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段と、
    画像データに基づいて印刷を行う印刷手段と、
    上記印刷手段固有の印刷位置ズレ量を検出する印刷部位置ズレ量検出手段と、
    上記画像データの位置ズレ量を検出する読取位置ズレ量検出手段と、
    上記読取位置ズレ量検出手段にて検出された位置ズレ量に基づいて主走査方向の位置補正値と副走査方向の位置補正値をそれぞれ求め、この主走査方向の位置補正値と副走査方向の位置補正値と、上記印刷部位置ズレ量検出手段にて検出された印刷位置ズレ量とに基づいて、主走査補正量と副走査補正量求め、上記画像データに対して主走査位置補正及び副走査位置補正を行い、上記印刷手段に出力する位置ズレ補正手段と、
    を備えたことを特徴とする複合装置。
  5. 上記位置ズレ補正手段は、上記画像データを各ライン毎に主走査補正量だけ左右にシフトして主走査位置補正を行い、各画素毎に副走査補正量だけ副走査方向にシフトして副走査位置補正を行うことを特徴とする請求項4に記載の複合装置。
  6. ホストコンピュータと通信自在な複合装置において、
    原稿を読み取り、画像データを生成する画像読取手段と、
    上記画像データの位置ズレ量を検出する読取位置ズレ量検出手段と、
    上記読取位置ズレ量検出手段にて検出された位置ズレ量と、上記画像データを上記ホストコンピュータに送信する通信手段と、
    を備えたことを特徴とする複合装置。
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