JP2011099490A - 捩り振動低減装置 - Google Patents

捩り振動低減装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011099490A
JP2011099490A JP2009253821A JP2009253821A JP2011099490A JP 2011099490 A JP2011099490 A JP 2011099490A JP 2009253821 A JP2009253821 A JP 2009253821A JP 2009253821 A JP2009253821 A JP 2009253821A JP 2011099490 A JP2011099490 A JP 2011099490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
rolling element
torsional vibration
rotating body
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009253821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5282719B2 (ja
Inventor
Hisashi Miyahara
悠 宮原
Hiroyuki Amano
浩之 天野
Shinichiro Suenaga
真一郎 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009253821A priority Critical patent/JP5282719B2/ja
Publication of JP2011099490A publication Critical patent/JP2011099490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282719B2 publication Critical patent/JP5282719B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

【課題】転動体を安定的に転動できる捩り振動低減装置を提供する。
【解決手段】回転体2の周縁部に形成された転動室3の内部に、該転動室3の内面に形成された転動面3cに沿って移動可能な転動体4が収容されている捩り振動低減装置1において、前記回転体2に加速度が生じ、前記転動体4が前記転動面3cに沿って前記回転体2の回転方向とは反対方向に相対移動する場合に、前記転動体4を前記転動面3cに沿って回転させる転動機構7が設けられていることを特徴とする。したがって、転動体4が転動機構7によって転動面3cに沿って回転させられるから、転動体4の安定した転がり運動を確保できる。言い換えれば、転動体4のいわゆる滑り運動が防止もしくは抑制される。その結果、設計した転動体4の固有振動数ωpもしくはそれに近似した振動数を得ることができ、捩り振動を低減させることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、トルク変動に伴って生じる動力伝達軸の捩り振動を低減する装置に関するものである。
この種の装置の一例が、特許文献1に記載されている。この特許文献1には、ダンパマスを備えたフライホイールにおいて、そのダンパマスの転動面にダンパマスのスムーズな転動を確保するための案内レール構造が形成された発明が記載されている。また、特許文献2には、吸振器に形成された転動室の内部に収容された転動体をガイド部材で摺動自在に保持し、このガイド部材によって転動体の軌道を円弧状に規制するように構成された発明が記載されている。さらにまた、特許文献3には、転動室と転動体との互いに対向する面に規制壁を形成し、その規制壁間にワッシャを介装させることにより、規制壁間で発生する摩擦抵抗を低減させて所望の吸振効果を得られるように構成された発明が記載されている。
特開平6−193684号公報 特開平7ー280037号公報 特開平8ー93854号公報
上述した特許文献1に記載された発明によれば、案内レール構造により、ダンパマスの蛇行を阻止できる。そして、ダンパマスと転動室側面との接触面積が小さくなり、ダンパマスの振子運動に抗する力(ここでは摩擦力)を低減できる。しかしながら、この特許文献1に記載された構成では、ダンパマスの蛇行は阻止されるものの急激なトルク変動が生じた場合に、案内レール構造上をダンパマスが滑る虞があり、この点で改善の余地があった。
また、特許文献2に記載された発明によれば、ガイド部材によって転動体の軌道を円弧状にすることができる。しかしながら、特許文献2に記載された構成では、ガイド部材によって転動体の軌道を円弧状にできたとしても、転動体が転動していない虞があり、この点で改良の余地があった。
さらにまた、特許文献3に記載された発明によれば、ワッシャにより規制壁間で生じる摩擦力を低減できる。しかしながら、特許文献3に記載された構成では、規制壁間の摩擦力を低減させるために、ワッシャを介装させなければならないため、構成部材が増加し、またその構成が複雑になったりする可能性があり、この点で改良の余地があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、転動体を安定的に転動できる捩り振動低減装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、回転体の周辺部に形成された転動室の内部に、該転動室の内面に形成された転動面に沿って移動可能な転動体が収容されている捩り振動低減装置において、前記回転体に加速度が生じ、前記転動体が前記転動面に沿って前記回転体の回転方向とは反対方向に相対移動する場合に、前記転動体を前記転動面に沿って回転させる転動機構が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記転動機構は、前記転動体における回転中心よりも外側と前記転動室の内面における前記回転体の回転面に平行な面とのいずれか一方に突起部が形成され、いずれか他方にその突起部を遊嵌するガイド溝が形成されていることを特徴とする捩り振動低減装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記突起部あるいは前記ガイド溝は、前記転動体が前記転動面に沿って回転する場合に描くハイポサイクロイドに沿って形成されていることを特徴とする捩り振動低減装置である。
請求項1の発明によれば、回転体に加速度が生じて、転動体が回転体とは反対方向に相対移動する場合に、転動機構によって転動体が転動面に沿って回転(転動)させられる。このように請求項1の発明によれば、回転体にいわゆる回転変動が生じた場合に、転動体が転動機構によって転動面に沿って回転させられるから、転動体の安定した転がり運動を確保できる。言い換えれば、回転体にいわゆる回転変動が生じた場合に、転動体が回転(転動)せずに相対移動すること、転動体のいわゆる滑り運動が防止もしくは抑制される。その結果、設計した転動体の固有振動数もしくはそれに近似した振動数を得ることができる。そして、これにより回転体の回転変動にともなう捩り振動を低減させることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明による効果と同様の効果に加えて、転動体における回転中心よりも外側と転動室の内面における回転体の回転面に平行な面とのいずれか一方に突起部が形成され、他方にその突起部を遊嵌するガイド溝が形成されている。上記の突起部およびガイド溝を形成することによって、転動体の運動を、いわゆる転がり運動のみにすることができる。言い換えれば、回転体に回転変動が生じた場合に、転動体が回転(転動)せずに相対移動する滑り運動を防止もしくは抑制することができる。その結果、設計した転動体の固有振動数もしくはそれに近似した振動数を得ることができ、これにより回転体の回転変動にともなう捩り振動を低減させることができる。
請求項3の発明によれば、請求項1または2の発明による効果と同様の効果に加えて、突起部あるいはガイド溝は、転動体が転動面に沿って回転する場合に描くハイポサイクロイドに沿って形成される。そのため、突起部およびガイド溝を形成する位置の設計を簡素化でき、また、転動体と転動室の内面との接触位置を明らかにできる。そしてまた、この接触位置が転動体と転動室の内面との間で摩耗を生じる部分になるから、摩耗処理を施す場合には、その処理を施す部分を限定することができる。このように例えば摩耗処理を施す部分を限定することができるから、コスト低減を図ることができる。
この発明に係る捩り振動低減装置の構成例を模式的に示す図である。 図1におけるII−II’線に沿う断面図である。 この発明における転動体の転がり運動を原理的に示す図である。 この発明における転動体の滑り運動を原理的に示す図である。 この発明に係る捩り振動低減装置の他の構成例を模式的に示す図である。 図5におけるVI−VI’線に沿う断面図である。 この発明に係る捩り振動低減装置の更に他の構成例を模式的に示す図である。 図7におけるVIII−VIII’線に沿う断面図である。
つぎに、この発明を具体例を参照して説明する。図1には、この発明に係る捩り振動低減装置1の構成例を模式的に示してある。この発明における回転体2は、例えば動力源の発生させたトルクを伝達する動力伝達軸に一体回転可能に設けられており、その動力伝達軸に入力されるトルクの変動を回転体2の慣性力によって低減させることにより、動力源のトルク変動を低減させるようになっている。したがって、回転体2は、例えば車両に搭載されるフライホイールなどの回転板であってよい。また、動力源には、例えばガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、LPGエンジンなどが挙げられる。
上記の回転体2の周縁部に、もしくは周縁近傍に、回転体2と一体回転可能に転動室3が設けられている。この転動室3は回転体2に複数個設けてもよい。この転動室3は例えば円柱形状に形成されており、その一方の面(上面)3aおよび他方の面(底面)3bが、回転体2の回転面2a,2bに対して平行になるように形成されている。図1には、回転体2の周縁近傍であって、回転体2の内部に前述した転動室3が形成された例を示してある。その転動室3の内部に、転動室3の内周面3cに少なくとも一部が接触して転動する円柱形状の転動体4が収容されている。その転動体4は転動室3に収容されるように、その半径r2は転動室3の半径r1よりも小さく、また、その高さ4hは転動室3の高さ3hよりも低くなっている。そして、転動室3の内周面3cが、転動体4が転動する転動面3cになっている。
図1において、この発明における突起部5は、円柱形状の転動体4の各回転面4a,4bにおける最外周近傍に、もしくは、各回転面4a,4bの最外周に突起部5の最外周が接するようにそれぞれ設けられている。そして、一方の回転面4aに形成された突起部5と、その反対側の他方の回転面4bに形成された突起部5との位置関係は、相対的に同位置になるように形成されている。また、この突起部5は、突起部5に対向する転動室3の側面3a,3bに対して突になるように形成されている。
この突起部5に対向する転動室3の側面3a,3bには、この発明におけるガイド溝6が形成されており、突起部5を遊嵌するようになっている。このガイド溝6は、転動体4がその外周面4cの一部を転動室3の内周面3cに接触させながら、内周面3cに沿って滑らずに転動(回転)する場合に、突起部5が描く軌跡(ハイポサイクロイド)に沿って形成されている。これらの突起部5およびガイド溝6がこの発明における転動機構7に相当している。また、図1における矢印D1は、回転体2が回転する方向を示しており、矢印D2は回転体2に加速度が生じた場合に、転動体4が転動面3cに沿って回転する方向を示している。
図2は、図1におけるII−II’線に沿う断面図を模式的に示しており、図2に示すように、転動体4に設けられた突起部5は、転動室3の側面3a,3bに形成されたガイド溝6に遊嵌されるようになっている。
より具体的に説明すると、回転体2に加速度が生じて矢印D1で示す方向に回転した場合に、転動体4は慣性力によって元の場所に留まろうとする。その結果、転動体4は回転体2の回転方向(矢印D1)とは反対方向に相対移動する。この転動体4の相対移動には、例えば転がり運動と滑り運動とがあり、図3には、転動体4の転がり運動を原理的に示してある。図3に示すように、転動体4が転がり運動をおこなう場合には、転動体4は転動面3cに接する外周面4cの一部が連続的に移り変わりながら転動面3cに沿って転動(回転)する。図4には、転動体4の滑り運動を原理的に示してある。図4に示すように、転動体4が滑り運動をおこなう場合には、転動体4は転動面3cに接する外周面4cの一部が一定であり、もしくは転動面3cに接する外周面4cの一部が不連続に移り変わる。すなわち、前述したように、転動体4は転動面3cに沿って転動(回転)せずに、転動面3c上を相対移動する。
この発明に係る捩り振動低減装置1は、動力源のトルク変動の周期に、転動体4の振子運動を合わせるように、すなわちトルク変動の周期に転動体4の振子運動の周期を共振させるように構成されている。言い換えれば、動力源のトルク変動により転動体4にその固有振動数ωpを生じさせて、動力源のトルク変動を低減もしくは抑制するように構成されている。その転動体4の固有振動数ωpは、回転体2の回転中心から転動室3の中心までの距離L、および、転動室3の半径r1、ならびに、転動体4の半径r2等から下記の(1)式のように表わすことができる。なお、これらの各パラメータは、回転体2の回転変動に合わせて適宜設計される。また、ωは回転体2の回転速度を示している。
Figure 2011099490
しかしながら、この(1)式は、図3に示すように、転動体4が転動面3c上を滑らずに転動(回転)した場合にのみ成立する式であり、例えば図4に示すように、転動体4が滑り運動をおこなった場合には成立しない。転動体4が前述した滑り運動をおこなった場合における転動体4の固有振動数ωpを、下記の(2)式に示してある。
Figure 2011099490
したがって、図1および図2に示す構成によれば、転動体4を滑らせずに転動させることができ、転動体4の固有振動数ωpもしくはこれに近似した振動数で転動体4を共振させることができる。その結果、トルク変動を低減させることができる。より具体的には、突起部5およびガイド溝6を設けることにより、転動体4の滑り運動を規制でき、また、これによりを滑り運動を防止もしくは抑制することができる。言い換えれば、上記の(1)式に基づいて、捩り振動を低減させるための転動体4の固有振動数ωpを設計した場合に、その固有振動数ωp、もしくは、それに近似した振動数を得ることができ、トルク変動を低減させることができる。さらにまた、突起部5およびガイド溝6によって転動体4の滑り運動を含む不規則な変位を抑制することができる。さらに、転動面3cの摩擦係数を調整することにより、転動体4の滑り運動を抑制する方法と比較して、安定して転動体4を転動(回転)させることができる。そして、突起部5およびガイド溝6は、前述したハイポサイクロイドに沿って形成されるので、それらの設計が容易になり、また、転動体4および転動室3との接触位置を特定することができる。そのため、転動室3と転動体4との接触位置に摩耗処理を施す場合に、その摩耗処理を施す部分を限定することができる。このように例えば摩耗処理を施す部分を限定することができるから、コスト低減を図ることができる。
図5に、この発明に係る捩り振動低減装置1の他の構成例を模式的に示してある。なお、図5に示す例は、前述した図1に示す構成の一部を変更したものであり、したがって図1に示す部分と同一の部分には図5に図1と同様の符号を付してその説明を省略する。図5において、突起部5は、転動体4の各回転面4a,4bにおける最外周近傍に、もしくは各回転面4a,4bの最外周に突起部5の最外周が接するように複数設けられている。図5において、突起部5は、各回転面4a,4bにそれぞれ二つずつ設けられた例を示している。そして、これらの突起部5は、転動体4の各回転面4a,4bにおける直径の両端部側にそれぞれ設けられている。また、一方の回転面4aに形成された二つの突起部5と、その反対側の他方の回転面4bに形成された二つの突起部5との位置関係は、相対的に同位置になるように形成されている。そしてこれらの突起部5は、突起部5に対向する転動室3の側面3a,3bに対して突になるように設けられている。
この突起部5に対向する転動室3の側面3a,3bには、突起部5を遊嵌するガイド溝6が形成されている。このガイド溝6は、前述したように、転動体4がその外周面4cの一部を転動室3の内周面3cに接触させながら、内周面3cに沿って滑らずに転動(回転)する場合に、突起部5が描く軌跡(ハイポサイクロイド)に沿って形成されている。これらの突起部5およびガイド溝6がこの発明における転動機構7に相当している。また、図5における矢印D1は、回転体2が回転する方向を示しており、矢印D2は回転体2に加速度が生じた場合に、転動体4が転動面3cに沿って回転する方向を示している。
図6は、図5におけるVI−VI’線に沿う断面図を模式的に示しており、図6に示すように、突起部5は、ガイド溝6に遊嵌されるようになっている。
図7に、この発明に係る捩り振動低減装置1の更に他の構成例を模式的に示してある。なお、図7に示す例は、前述した図1および図5に示す構成の一部を変更したものであり、したがって図1および図5に示す部分と同一の部分には図7に図1および図5と同様の符号を付してその説明を省略する。図7において、突起部5は、転動体4の各回転面4a,4bにおける最外周近傍に、もしくは、各回転面4a,4bの最外周に突起部5の最外周が接するように設けられており、また、これらの突起部5は、各回転面4a,4bに対して一つずつ、いわゆるオフセットされて設けられた例を示している。すなわち、突起部5が設けられた一方の回転面4aにおける直径の他方の端部側であって、一方の回転面4aとは反対側の他の回転面に他の突起部5がオフセットされて設けられている。また、これらの突起部5は、転動室3の側面3a,3bに対して突になるように設けられている。
これらの突起部5に対向する転動室3の側面3a,3bに、突起部5を遊嵌するガイド溝6が形成されている。このガイド溝6は、前述したように、転動体4がその外周面4cの一部を転動室3の内周面3cに接触させながら、内周面3cに沿って滑らずに転動(回転)する場合に、突起部5が描く軌跡(ハイポサイクロイド)に沿って形成されている。これらの突起部5およびガイド溝6がこの発明における転動機構7に相当している。また、図7における矢印D1は、回転体2が回転する方向を示しており、矢印D2は回転体2に加速度が生じた場合に、転動体4が転動面3cに沿って回転する方向を示している。
図8は、図7におけるVIII−VIII’線に沿う断面図を模式的に示しており、図8に示すように、突起部5は、ガイド溝6に遊嵌されるようになっている。
したがって、図5および図6ならびに図7そして図8に示す構成によれば、前述した図1および図2に示す例と同様に、転動体4を滑り運動させずにガイド溝6にそって転動させることができ、その結果、トルク変動を低減させることができる。言い換えれば、ガイド溝6によって転動体4の滑り運動を規制することができるから、前述した(1)式から算出される転動体4の固有振動数ωpもしくはそれに近似した振動数を得ることができ、トルク変動を低減させることができる。また、突起部5およびガイド溝6によって転動体4の滑り運動を含む不規則な変位を抑制することができる。さらに、転動面3cの摩擦係数を調整することにより、転動体4の滑り運動を抑制する方法と比較して、安定して転動体4を転動(回転)させることができる。そして、突起部5およびガイド溝6は、ハイポサイクロイドに沿って形成されるので、それらの設計が容易になり、また、転動体4および転動室3との接触位置が特定される。そのため、これらの接触位置に摩耗処理を施す場合に、その摩耗処理を施す部分を限定することができる。このように例えば摩耗処理を施す部分を限定することができるから、コスト低減を図ることができる。
なお、転動室は、その内部に転動体を収容し、その内部で転動体を転がり運動させるものであればよく、前述した円柱形状に限定されない。また、同様に、転動体4は、要は、転動することができ、その固有振動数によって、すなわちトルク変動に共振してトルク変動を低減させるものであればよく、その形状は前述した円柱形状に限定されない。
1…捩り振動低減装置、 2…回転体、 3…転動室、 3c…転動面、 4…転動体、 5…突起部、 6…ガイド溝、 7…転動機構。

Claims (3)

  1. 回転体の周縁部に形成された転動室の内部に、該転動室の内面に形成された転動面に沿って移動可能な転動体が収容されている捩り振動低減装置において、
    前記回転体に加速度が生じ、前記転動体が前記転動面に沿って前記回転体の回転方向とは反対方向に相対移動する場合に、前記転動体を前記転動面に沿って回転させる転動機構が設けられていることを特徴とする捩り振動低減装置。
  2. 前記転動機構は、前記転動体における回転中心よりも外側と前記転動室の内面における前記回転体の回転面に平行な面とのいずれか一方に突起部が形成され、いずれか他方にその突起部を遊嵌するガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の捩り振動低減装置。
  3. 前記突起部あるいは前記ガイド溝は、前記転動体が前記転動面に沿って回転する場合に描くハイポサイクロイドに沿って形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の捩り振動低減装置。
JP2009253821A 2009-11-05 2009-11-05 捩り振動低減装置 Expired - Fee Related JP5282719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253821A JP5282719B2 (ja) 2009-11-05 2009-11-05 捩り振動低減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009253821A JP5282719B2 (ja) 2009-11-05 2009-11-05 捩り振動低減装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011099490A true JP2011099490A (ja) 2011-05-19
JP5282719B2 JP5282719B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=44190837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009253821A Expired - Fee Related JP5282719B2 (ja) 2009-11-05 2009-11-05 捩り振動低減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5282719B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020467A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Aisin Aw Industries Co Ltd 回転体の振動低減装置
CN104350302A (zh) * 2012-06-12 2015-02-11 Valeo离合器公司 带稳定的滚动元件的摆动式减震装置
JP2017053467A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社エクセディ トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置
WO2018016212A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 株式会社エクセディ トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置
CN113728179A (zh) * 2019-04-03 2021-11-30 法雷奥离合器公司 摆式阻尼装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236155A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Unisia Jecs Corp 遠心振り子式吸振器
JP2000018329A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Unisia Jecs Corp フライホイール
JP2000283242A (ja) * 1999-03-16 2000-10-13 Mannesmann Sachs Ag 振動減衰装置
JP2000283241A (ja) * 1999-03-16 2000-10-13 Mannesmann Sachs Ag 振動減衰装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09236155A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Unisia Jecs Corp 遠心振り子式吸振器
JP2000018329A (ja) * 1998-06-30 2000-01-18 Unisia Jecs Corp フライホイール
JP2000283242A (ja) * 1999-03-16 2000-10-13 Mannesmann Sachs Ag 振動減衰装置
JP2000283241A (ja) * 1999-03-16 2000-10-13 Mannesmann Sachs Ag 振動減衰装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104350302A (zh) * 2012-06-12 2015-02-11 Valeo离合器公司 带稳定的滚动元件的摆动式减震装置
JP2014020467A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Aisin Aw Industries Co Ltd 回転体の振動低減装置
JP2017053467A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社エクセディ トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置
WO2017043316A1 (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 株式会社エクセディ トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置
US10487911B2 (en) 2015-09-11 2019-11-26 Exedy Corporation Torque fluctuation inhibiting device, torque converter and power transmission device
WO2018016212A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 株式会社エクセディ トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置
CN113728179A (zh) * 2019-04-03 2021-11-30 法雷奥离合器公司 摆式阻尼装置
CN113728179B (zh) * 2019-04-03 2023-10-20 法雷奥离合器公司 摆式阻尼装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5282719B2 (ja) 2013-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5282719B2 (ja) 捩り振動低減装置
JP6874585B2 (ja) 遠心振り子式ダンパ
RU2662894C1 (ru) Устройство для уменьшения крутильных колебаний
JP5382207B2 (ja) ダイナミックダンパ
JP6644447B2 (ja) フラット型波動歯車装置
JP5621603B2 (ja) ダイナミックダンパ
JP6712586B2 (ja) トルク変動抑制装置、トルクコンバータ、及び動力伝達装置
US20150024902A1 (en) Drive device for hybrid vehicle
JP6602504B2 (ja) 波動発生器および波動歯車装置
JP2013185598A (ja) 捩り振動減衰装置
US10533629B2 (en) Centrifugal pendulum damper and torque transmission device
US10422406B2 (en) Torsion filtering mechanism having a cam track
JP7300284B2 (ja) トルク変動抑制装置、及びトルクコンバータ
JPWO2016098721A1 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP2015113877A (ja) 振動低減装置
JP2022124036A (ja) 回転装置、及び動力伝達装置
JP5912072B2 (ja) 動吸振器
US20100181878A1 (en) Power output device and power enhancement member
JP5742756B2 (ja) 捩り振動減衰装置
JP5912955B2 (ja) 回転体の振動低減装置
JP2011043074A (ja) ロッカアーム
JP5327125B2 (ja) 振子式ダイナミックダンパ
JP2012127451A (ja) ダイナミックダンパ
JP2005069253A (ja) 無段変速機用プーリ幅調整装置
JP5708528B2 (ja) 捩り振動減衰装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130513

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5282719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees