JP2011098552A - エアモルタル製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベースモルタルの供給量が時々刻々変化するような場合であっても、安定した性状のエアモルタルを製造できるエアモルタル製造装置を提供する
【解決手段】本発明に係るエアモルタル製造装置は、ベースモルタルが流れる配管に設けられてベースモルタルと気泡の供給を受けて両者を連続的に混合する混合筒11と、混合筒11に気泡を供給する気泡供給管13に設けられて空気と原料液の供給を受けて気泡を生成する発泡筒25とを備え、エアモルタルを連続的に製造するエアモルタル製造装置であって、配管を流れるベースモルタルの流量を検出するベースモルタル流量検出手段9と、該ベースモルタル流量検出手段の検知信号を予め定めた時間間隔で入力して検知されたベースモルタル流量に対応した気泡を生成する気泡生装置15とを備えたことを特徴とするものである
【選択図】 図1

Description

本発明は、モルタルと気泡を混合器によって混合して連続的にエアモルタルを製造するエアモルタル製造装置に関する。
気泡を混合する前のベースとなるモルタル(以下、「ベースモルタル」という)に気泡を混合して製造されるエアモルタルにおいて、その性状を均質にすることが求められる。その最も重要な点は、エアーの含有量を設定値にすることである。
このようなエアモルタルの製造方法として、従来、一般的に行われているのは以下のような方法である。
原液をあらかじめ決められた倍率で希釈した発泡液を生成し、生成された発泡液をポンプで送出配管に送出する。そして、送出配管の途中でエアーと混合して、泡(フォーム)を作成していた。発泡液、エアーの量はそれぞれ手動のバルブによって、経験豊富な技術者が作成された泡の状態を観察しながら調整していた。そして、サンプルを採取して泡(フォーム)の比重、エアー含有量等を計測し管理データとしていた。
また、作成した泡(フォーム)とモルタルを混合し、エアモルタル(最終製品)としたときも、施工前に技術者が製品の状態を観察し、発泡液の量、エアー量等に調整を加え、試料を採取して品質管理を行っていた。施工途中においては打設されるエアモルタルを経験の豊富な技術者が常時監視し、エアモルタルの性状に変化が生じたときにはその都度、材料の混合量の調整を行っていた。
エアーは圧縮体であるため、圧力負荷の変動に追随して手動操作でエアー量を調整することに手間取り、エア量と発泡液量を所定の混合比にして最適な泡(フォーム)を得るために、余計な時間を必要とした。また、打設環境(配管の長さ、配管径、勾配、等)によっても圧力負荷が変動するため、安定した品質の施工を行うためには経験豊富な技術者の監視が不可避であった。
このようなことから、自動化についての検討がなされ、特許文献1にその一例が提案されている。
特許文献1に開示されたエアモルタル打設方法は、起泡剤溶液と空気を混合して気泡を発生させる「発泡器」を前記混合器の前段に配置し、少なくとも、管路内を流れるエアモルタルの流量Q0およびゲージ圧P0、混合器に導入されるベースモルタルの流量Qbの3項目をモニターして、これらの測定値を用いて打設箇所に供給されるエアモルタルの空気含有率(体積%)を推定し、空気含有率の前記推定値が目標値に近づくように、少なくとも発泡器に送り込む空気の流量Qaを調整する自動制御をリアルタイムで行うというものである(特許文献1参照)。
そして、空気含有率の推定式として、以下に示すような式が提案されている。
空気含有率(Vol.%)=[{Q0−(Qb+Qk)}×(1+P0)]/{Q0(1+P0)−(Qb+Qk)P0}×100……(1)
ここで、
0:エアモルタル管路20を流れるエアモルタルの流量(L/min)
Qb:混合器17に導入されるベースモルタル流量(L/min)
Qk:発泡器24に導入される起泡剤溶液流量(L/min)
0:エアモルタル管路20を流れるエアモルタルのゲージ圧(atm)
特開2009―150193号公報
しかしながら、特許文献1に示された方法は、エアモルタルの流量、ベースモルタルの流量等を計測してエアー含有量を推定するというものであり、前述の(1)式を用いるものである。(1)式を参照すると理解されるように、特許文献1の方法は、ベースモルタル量とエアモルタル量を計測して空気含有量を算出していることから、計測時においてベースモルタル量が大きく変動しないことを前提としている。
しかしながら、ベースモルタルの供給を開始して、ベースモルタルが所定流量流れるまでには所定の時間を要し、換言すればベースモルタル量が所定量になるまではベースモルタル量が変化する。また、工事の都合により、ベースモルタル量を変化させる必要がある場合もある。
このように実工事においては、ベースモルタル量が変化する状況が多々ある。しかし、特許文献1の方法では、ベースモルタル量がほぼ一定の流量になっていることを前提しなければならず、このようなものでは実工事においては、ベースモルタル量が一定になるまで計測できないことになり不便である。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、ベースモルタルの供給量が時々刻々変化するような場合であっても、安定した性状のエアモルタルを製造できるエアモルタル製造装置を提供することを目的としている。
(1)本発明に係るエアモルタル製造装置は、ベースモルタルが流れる配管終端に設けられてベースモルタルと気泡の供給を受けて両者を連続的に混合する混合筒と、該混合筒に気泡を供給する気泡供給管の始点に設けられて空気と発泡液の供給を受けて気泡を生成する発泡筒とを備え、エアモルタルを連続的に製造するエアモルタル製造装置であって、
前記配管を流れるベースモルタルの流量を検出するベースモルタル流量検出手段と、該ベースモルタル流量検出手段の検知信号を予め定めた時間間隔で入力して検知されたベースモルタル流量に対応した気泡生成に必要な発泡液と空気の混合量を演算する気液混合量演算手段と、該気液混合量演算手段の演算値に基づいて前記発泡液と前記空気の供給量を制御する気液供給量制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、ベースモルタルを配管に送り出すベースモルタル供給ポンプと、該ベースモルタル供給ポンプの供給量を制御するベースモルタル供給ポンプ制御手段とを有し、該ベースモルタル供給ポンプ制御手段は、ベースモルタルの供給量の設定値と前記ベースモルタル量検知手段によって検知されたベースモルタル量を比較して、フィードバック制御を行うことを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記発泡筒に発泡液を供給する発泡液配管に設けられて発泡液の流量を検出する発泡液流量検出手段を備え、前記気液供給量制御手段は前記気液混合量演算手段によって演算された発泡液流量と前記発泡液流量検出手段の検出値とを比較してフィードバック制御を行うことを特徴とするものである。
(4)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記発泡筒に発泡液を供給する発泡液配管と、該発泡液配管に原液を供給する原液配管と、前記発泡液配管に希釈水を供給する希釈水配管と、前記原液配管に設けられて原液の流量を検出する原液流量検出手段と、前記希釈水配管に設けられて希釈水の流量を検出する希釈水流量検出手段とを備え、
前記気液混合量演算手段は、演算されたベースモルタル量に対応する発泡液量に見合った原液量と希釈水量を演算する機能を有し、
前記気液供給量制御手段は前記気液混合量演算手段によって演算された原液量と前記原液流量検出手段の検出値とを比較してフィードバック制御を行い、また前記気液混合量演算手段によって演算された希釈水量と前記希釈水流量検出手段の検出値とを比較してフィードバック制御を行うことを特徴とするものである。
(5)また、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載のものにおいて、前記混合筒は、ベースモルタルと気泡を合流させる流体合流部と、合流した流体を攪拌混合する流体攪拌混合部を有し、前記流体合流部はベースモルタルを送出する第1送出管と、吐出口が前記第1送出管内に前記第1送出管と同軸に挿入されて気泡を送出する第2送出管と、該第2送出管の出口に対向するように設けられた円錐面を有する流体均等化部材を備えてなることを特徴とするものである。
(6)また、上記(5)に記載のものにおいて、前記流体均等化部材と前記第2送出管の吐出口との間隔を調整する手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明においては、配管を流れるベースモルタルの流量を検出するベースモルタル流量検出手段と、該ベースモルタル流量検出手段の検知信号を予め定めた時間間隔で入力して検知されたベースモルタル流量に対応した気泡生成に必要な原料液と空気の配合量を演算する気液混合量演算手段の演算値に基づいて前記原料液と前記空気の供給量を制御する気液供給量制御手段とを備えたことにより、ベースモルタル流量が変化するような場合であっても、その時々のベースモルタル流量に応じた気泡が生成されて混合筒に供給され、混合筒でベースモルタルと混合されてエアモルタルが生成されるので、エアモルタルの性状をベースモルタル流量が変化しても均質に保持することができる。
本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置の説明図である。 本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置の管理ユニットを説明するブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置の管理ユニットにおけるモルタル搬送ポンプの制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置の管理ユニットにおける発泡液ポンプの制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置の管理ユニットにおける原液ポンプの制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置の管理ユニットにおける空気流量調整器の制御動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置における発泡液供給ラインの他の態様の説明図である。 本発明の他の実施の形態における混合筒の説明図である。 図8に示した混合筒の一部を拡大して示す拡大図である。 図9の丸で囲んで示すA部の拡大図である。 従来例の説明図である。 本発明の他の実施の形態における混合筒の説明図であり、流体合流部を拡大して示す拡大図である。 図12に示した流体合流部の作用を説明する説明図である。 図12に示した流体合流部の配置関係を説明する説明図である。
本発明の一実施の形態に係るエアモルタル製造装置を図面に基づいて説明する。
本実施の形態に係るエアモルタル製造装置1は、ベースモルタルを生成するミキシングプラント3と、ミキシングプラント3で生成されたベースモルタルをベースモルタル供給管5に送出するモルタル圧送ポンプ7と、ベースモルタル供給管5に設置されてベースモルタルの流量を検出するベースモルタル流量検出器9と、ベースモルタルが流れるベースモルタル供給管5の終端に設けられてベースモルタルと気泡の供給を受けて両者を連続的に混合する混合筒11と、ベースモルタル流量検出器9の情報に基づいて必要な気泡を生成し、生成された気泡を、気泡供給管13を介して混合筒11に供給する気泡生成装置15とを備えている。
混合筒11にはエアモルタル供給管17が接続され、エアモルタル供給管17がエアモルタルの打設現場まで配管されている。また、エアモルタル供給管17にはエアモルタル流量を検出するエアモルタル流量検出器19が設置されている。
各構成装置をさらに詳細に説明する。
<ミキシングプラント>
ミキシングプラント3は、最終製品であるエアモルタルのベースとなるモルタルを連続的に自動作成する。
なお、ここでいうベースモルタルとは、水、セメント、細骨材、セメント混和材等を混合してスラリー化したもの。もしくは、細骨材を除いたセメントミルクを含むものである。
<モルタル搬送ポンプ>
モルタル搬送ポンプ7は、ミキシングプラント3にて製造したセメントミルク、モルタルを搬送する。モルタル搬送ポンプ7は、インバータによる吐出制御機能を有し、後述する管理ユニット27からの制御信号で吐出量が制御される。
<ベースモルタル流量検出器>
ベースモルタル流量検出器9は、モルタル圧送ポンプ7のモルタル圧送量を後述する管理ユニット27に発信する。
<エアモルタル流量計>
エアモルタル流量計は、打設されたエアモルタルの流量を演算し、記録紙にアナログ記録する。
<混合筒>
混合筒11は、気泡生成装置15で作成した気泡とベースモルタルを混合してエアモルタルを生成する。本実施の形態においては、混合筒11の具体的な態様は特に限定されず、従来のものを使用することができる。例えば、混合筒11を、ベースモルタルが流れる筒体と、該筒体の軸芯と同芯になるように連結されて気泡を導入する気泡導入管と、合流後の位置に固定羽根からなる流れのエネルギーを利用した攪拌機構を設置したようなものが適用できる。
<気泡生成装置>
気泡生成装置15は、ベースモルタル流量検出器9の情報に基づいて必要な気泡を生成し、生成された気泡を、気泡供給管13を介して混合筒11に供給する。
このような機能を有する気泡生成装置15は、原液と希釈水を混合して適切な濃度の発泡液を生成して供給する発泡液供給ライン21と、発泡液に混合する圧縮空気を供給するエアー供給ライン23と、発泡液と空気を混合して気泡(フォーム)を生成する発泡筒25と、ベースモルタル流量検出器9の情報に基づいて発泡液供給ライン21とエアー供給ライン23の構成機器を制御する管理ユニット27を備えている。
なお、希釈水とは原液を薄めて所定濃度にするための「うすめ液」のことで、大半は水が使用される。
〔発泡筒〕
発泡筒25は、発泡液と空気を混合して気泡を生成する。具体的には、発泡液供給ライン21から導入される所定濃度に調整された発泡液と、エアー供給ライン23から導入される適量な空気を混合して、混合筒11に供給するための気泡を生成する。生成された気泡は気泡供給管13を介して混合筒11に供給される。
〔発泡液供給ライン〕
発泡液供給ライン21は、希釈水タンクから希釈水を送出する希釈水配管29と、原液タンクから原液を送出する原液配管34と、希釈水配管29と原液配管34の合流部よりも下流側であって、希釈水と原液が合流して発泡液となったものを発泡筒25に向けて送出する発泡液配管36を備えている。
希釈水配管29には、希釈水流量を検出する希釈水流量検出器33が設けられている。また、原液配管34には原液タンクから原液を送出する原液ポンプ35と、原液流量を検出する原液流量検出器37とが設けられている。さらに、発泡液配管36には、希釈水タンクから希釈水を送出する希釈水ポンプ31と、希釈水と原液の混合を促進するスタティックミキサー32が設けられ、スタティックミキサー32で希釈水と原液の混合が促進され、発泡筒25に供給される。
このスタティックミキサー32の構造は、管路の一部に固定羽根あるいは、じゃま板を設けた簡単なものでよい。
スタティックミキサー32と発泡筒25との間には逆止弁39が設置されている。また、原液配管34における原液流量検出器37の下流側には、希釈水の逆流防止と原液のオーバーフィード防止を行う背圧弁41が設置されている。
希釈水ポンプ31および原液ポンプ35は、インバータにて吐出制御されるポンプであって、管理ユニット27からの制御信号により設定吐出量を維持するようにフィードバック制御される。
なお、スタティックミキサー32を設けることなく、希釈水配管29と原液配管34を直接合流させるようにしてもよい。
〔エアー供給ライン〕
エアー供給ライン23は、コンプレッサによって生成された圧縮空気を送出する空気配管43に設けられて空気に含まれる水分やゴミ等を除去するエアフィルタ・ドライアユニット45と、空気配管43に設けられて空気流量を検出する空気流量検出器47と、空気配管43を流れる空気量を調整する空気流量調整器49と、空気の送出停止時に閉止して発泡液の逆流を防ぐ電磁弁51と、圧縮空気や発泡液の逆流を防止する逆止弁53を備えて構成される。
空気流量調整器49はエアバルブ又はエアー圧力調整器で構成され、管理ユニット27からの制御信号で制御されて設定された空気流量となるように自動制御される。
空気流量検出器47としては圧力の影響を受けない質量流量計を用いるのが好ましい。
〔管理ユニット〕
管理ユニット27は、ベースモルタル流量検出器9の信号を入力して、発泡液供給ライン21とエアー供給ライン23の構成機器を制御する。また、管理ユニット27は、ベースモルタル流量検出器9の信号に基づいてベースモルタル流量についても制御する。
より、具体的には、管理ユニット27は、制御用コンピュータ54および表示装置55等により構成され、原液、希釈水、空気の流量信号を受信し、受信した計測信号により、設定値を維持するよう、各機器を自動制御する機能を有している。
また、ベースモルタル流量検出器9、発泡液供給ライン21、エアー供給ライン23、エアモルタル流量検出器19のデータを受信し、データを記録する機能も併せて有している。
上記のような機能を有する管理ユニット27を構成する制御用コンピュータ54の機能を図2に示すブロック図によって説明する。
制御用コンピュータ54は、モルタルポンプ制御手段56と、希釈水量設定値演算手段57と、希釈水量制御手段59と、原液量設定値演算手段61と、原液量制御手段63と、エアー量設定値演算手段65と、エアー量制御手段67とを備えている。これら、各手段は、制御用コンピュータ54に搭載されたCPUが各プログラムを実行することで実現される。
なお、希釈水量設定値演算手段57、原液量設定値演算手段61及びエアー量設定値演算手段65が本発明の気液混合量演算手段に相当する。また、希釈水量制御手段59、原液量制御手段63及びエアー量制御手段67が本発明の気液供給量制御手段に相当する。
モルタルポンプ制御手段56は、ベースモルタルの供給量の設定値と、ベースモルタル流量検出器9によって検出されたベースモルタル流量を比較して、ベースモルタル流量が設定値になるようにモルタル搬送ポンプ7をフィードバック制御する。
希釈水量設定値演算手段57は、ベースモルタル流量検出器9によって検出されたベースモルタル流量信号を入力して、該ベースモルタル流量に対応した希釈水量設定値を演算する。ベースモルタル設定値をQMs、ベースモルタル流量をQMf、ベースモルタル設定値に対応した希釈水基準値をQWr、とすると、希釈水量設定値QWsは下式によって演算される。
Ws=QWr×(QMf/QMs
希釈水量制御手段59は、希釈水量設定値演算手段57によって演算された希釈水量設定値QWsと、希釈水流量検出器33によって検出された希釈水流量を比較して、希釈水流量が希釈水量設定値QWsになるように希釈水ポンプ31をフィードバック制御する。
原液量設定値演算手段61は、希釈水量設定値演算手段57によって算出された希釈水量設定値QWsを入力して、該希釈水量設定値QWsに対応した原液量設定値QUsを演算する。希釈水基準値QWrに対応した原液基準値をQUrとすると、原液量設定値QUsは下式によって演算される。
Us=QUr×(QWs/QWr
原液量制御手段63は、原液量設定値演算手段61によって演算された原液量設定値QUsと、原液流量検出器37によって検出された原液流量を比較して、原液液流量が原液量設定値QUsになるように原液ポンプ35をフィードバック制御する。
エアー量設定値演算手段65は、希釈水量設定値演算手段57によって算出された希釈水量設定値QWsを入力して、該希釈水量設定値QWsに対応したエアー量設定値QAsを演算する。希釈水基準値QWrに対応したエアー基準値をQArとすると、エアー量設定値QAsは下式によって演算される。
As=QAr×(QWs/QWr
エアー量制御手段67は、エアー量設定値演算手段によって演算されたエアー量設定値QAsと、空気流量検出器47によって検出された空気流量を比較して、空気流量がエアー量設定値QAsになるように空気流量調整器49をフィードバック制御する。
上記のように構成された本実施の形態のエアモルタル製造装置1の動作を説明する。
オペレータによってミキシングプラント3のスタートスイッチが押されるとベースモルタルの製造が開始される。ベースモルタルの送出開始が指示されると、モルタル搬送ポンプ7が稼動してベースモルタルがベースモルタル供給管5に供給される。
ベースモルタル供給管5にベースモルタルが供給されると、ベースモルタル流量検出器9によってベースモルタル供給管5を流れるベースモルタル流量が検出される。ベースモルタル流量検出器9の検出信号は管理ユニット27に送信される。管理ユニット27のモルタルポンプ制御手段56が、ベースモルタルの流量が設定値になるようにモルタル搬送ポンプ7をフィードバック制御する。
このモルタル搬送ポンプ7のフィードバック制御を図3に基づいて説明する。
ベースモルタルの吐出が開始されると(MS1)、モルタルポンプ制御手段56は、ベースモルタルの供給量の設定値QMsと、ベースモルタル流量検出器9によって検出されたベースモルタル流量QMfを比較する(MS3)。この比較において、ベースモルタル流量QMfがベースモルタル設定値QMsよりも小さい場合には、モルタル搬送ポンプ7の回転数を増すように制御する(MS5)。他方、ベースモルタル流量QMfがベースモルタル設定値QMsよりも大きい場合には、モルタル搬送ポンプ7の回転数を減少させるように制御する(MS7)。
この制御は所定時間間隔、例えば1秒ごとに行われ、この制御によってベースモルタル供給管5に供給されるベースモルタル流量が設定値になるように制御され、かつ設定値を維持するように制御される。
ベースモルタル供給管5にベースモルタルが供給されると、気泡生成装置15において、ベースモルタル供給管を流れているベースモルタル流量に対応した気泡が生成される。以下においては、気泡生成装置15における制御動作を、希釈水量の制御、原液量の制御、空気量の制御の順に、それぞれ、図4、図5、図6に基づいて説明する。
〔希釈水量の制御(図4参照)〕
管理ユニット27において、希釈水量制御手段59は、ベースモルタル流量検出器9からの信号を入力して、ベースモルタルの吐出があるかどうかを判断し(WS1)、ベースモルタルの吐出がない場合には希釈水ポンプ31を停止するように制御する(WS2)。
ベースモルタル流量検出器9からの信号によって、ベースモルタルの吐出があると判断された場合には、希釈水量設定値演算手段57は、ベースモルタル流量検出器9によって検出されたベースモルタル流量に対応した希釈水量設定値QWsを上述した方法によって演算する(WS3)。
希釈水量設定値QWsが演算されると、希釈水量制御手段59は、希釈水ポンプ31が稼動しているかどうかを判断し(WS5)、稼動していない場合には稼動させる(WS7)。WS5の判断において希釈水ポンプ31が稼動している場合、及びWS7によって希釈水ポンプ31を稼動させた場合には、希釈水量制御手段59は、希釈水量設定値QWsと、希釈水流量検出器33によって検出された希釈水流量QWfを比較する(WS9)。この比較において、希釈水流量QWfが希釈水量設定値QWsよりも小さい場合には、希釈水ポンプ31の回転数を増すように制御する(WS11)。他方、希釈水流量QWfが希釈水量設定値QWsよりも大きい場合には、希釈水ポンプ31の回転数を減少させるように制御する(WS13)。
この制御は所定時間間隔、例えば1秒ごとに行われ、この制御によって希釈水配管29に供給される希釈水量が、ベースモルタル流量検出器によって検出されたベースモルタル量に対応して設定された設定値になるように制御され、かつ設定値を維持するように制御される。
〔原液量の制御(図5参照)〕
管理ユニット27において、原液量制御手段63は、ベースモルタル流量検出器9からの信号を入力して、ベースモルタルの吐出があるかどうかを判断し(US1)、ベースモルタルの吐出がない場合には原液ポンプ35を停止するように制御する(US2)。
ベースモルタル流量検出器9からの信号によって、ベースモルタルの吐出があると判断された場合には、原液量設定値演算手段61は、希釈水量設定値演算手段57によって演算された希釈水量設定値QWsに対応した原液量設定値QUsを上述した方法によって演算する(US3)。
原液量設定値QUsが演算されると、原液量制御手段63は、原液ポンプ35が稼動しているかどうかを判断し(US5)、稼動していない場合には稼動させる(US7)。US5の判断において原液ポンプ35が稼動している場合、及びUS7によって原液ポンプ35を稼動させた場合には、原液量制御手段63は、原液量設定値QUsと、原液流量検出器37によって検出された原液流量QUfを比較する(US9)。この比較において、原液流量QUfが原液量設定値QUsよりも小さい場合には、原液ポンプ35の回転数を増すように制御する(US11)。他方、原液流量QUfが原液量設定値QUsよりも大きい場合には、原液ポンプ35の回転数を減少させるように制御する(US13)。
この制御は所定時間間隔、例えば1秒ごとに行われ、この制御によって原液配管に供給される原液量が、希釈水量設定値演算手段57によって演算された希釈水量設定値QWsに対応した設定値になるように制御され、かつ設定値を維持するように制御される。
上記のようにして所定量が供給されるように制御された希釈水と原液は配管途中に設けられたスタティックミキサー32で混合され、発泡液として発泡筒25に供給される。
〔空気量の制御(図6参照)〕
管理ユニット27において、エアー量制御手段は、ベースモルタル流量検出器9からの信号を入力して、ベースモルタルの吐出があるかどうかを判断し(AS1)、ベースモルタルの吐出がない場合には空気流量調整器49の弁を閉止するように制御する(AS2)。
ベースモルタル流量検出器9、希釈水流量検出器33、原液流量検出器37からの信号により各材料の吐出があると判断された場合には、エアー量設定値演算手段は、希釈水量設定値演算手段57によって演算された希釈水量設定値QWsに対応したエアー量設定値QAsを上述した方法によって演算する(AS3)。
エアー量設定値QAsが演算されると、エアー量制御手段は、空気流量調整器49の弁が開放しているかどうかを判断し(AS5)、開放していない場合には開放させる(AS7)。AS5の判断において空気流量調整器49が開放している場合、及びAS7によって空気流量調整器49を開放させた場合には、エアー量制御手段は、エアー量設定値QAsと、空気流量検出器47によって検出された空気流量QAfを比較する(AS9)。この比較において、空気流量QAfがエアー量設定値QAsよりも小さい場合には、原空気流量調整器49の開度を増すように制御する(AS11)。他方、空気流量QAfがエアー量設定値QAsよりも大きい場合には、原空気流量調整器49の開度を減少させるように制御する(AS13)。
この制御は所定時間間隔、例えば1秒ごとに行われ、この制御によって空気配管43に供給される空気量が、希釈水量設定値演算手段57によって演算された希釈水量設定値QWsに対応した設定値になるように制御され、かつ設定値を維持するように制御され、発泡筒25に供給される。
所定量の発泡液と所定量の空気が発泡筒25に供給され、発泡筒25内で発泡液と空気が混合されて気泡(フォーム)が生成される。生成された気泡は、気泡供給管13を介して混合筒11に供給される。
混合筒11では、ベースモルタルと気泡が混合されてエアモルタルが生成される。
以上のように、本実施の形態によれば、ベースモルタル流量が変化するような場合であっても、その時々のベースモルタル流量に応じた気泡が生成されて混合筒11に供給され、混合筒11でベースモルタルと混合されてエアモルタルが生成されるので、エアモルタルの性状をベースモルタル流量が変化しても均質に保持することができる。
なお、上記の例では、希釈水タンクと原液タンクをそれぞれ設け、これらの各タンクから供給される希釈水量と原液量を自動的に制御するようにしたが、希釈水と原液を予め所定割合で混合した発泡液を予め製造しておき、これを発泡液タンクに貯留して、ベースモルタル流量に応じて発泡筒25に供給するようにしてもよい。
この場合には、図7に示すように、発泡液タンクから発泡筒25に発泡液を供給する発泡液配管36に、発泡液供給ポンプ71と、発泡液の流量を検出する発泡液流量検出器73とを設け、ベースモルタル流量に見合う量として演算された発泡液流量と発泡液流量検出器73の検出値とを比較して発泡液供給ポンプ71をフィードバック制御するようにすればよい。
[実施の形態2]
本実施の形態においては、ベースモルタルと気泡をより均質に混合するための混合筒の具体的な態様について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る混合筒300の側面図である。
混合筒300は、気泡とベースモルタルという性質の異なる2つの流体を攪拌混合してエアモルタルを製造する。
なお、ここでいうベースモルタルとは、水、セメント、細骨材、セメント混和材等を混合してスラリー化したもの。もしくは、細骨材を除いたセメントミルクを含む。
混合筒300は、流体合流部100、流体攪拌・混合部200を備える。
流体合流部100は、気泡とベースモルタルを均等に合流させる想定である。また、流体攪拌・混合部200は、流体合流部100で均等に合流した流体を攪拌・混合する装置である。なお、本実施の形態では、流体攪拌・混合部200の具体的な構成は説明しないが、任意の公知技術を用いることができる。
流体合流部100の構成を図9、図10に基づいて説明する。図9は流体合流部100の側面図であり、図10は流体合流部分の内部拡大図である。なお、本実施の形態の流体合流部100の特徴を説明するための比較例として従来の流体合流部を図11に示す。
流体合流部100は、直径3インチの3インチ管120からなる第1流体送出管、直径2インチの2インチ管110からなる第2流体送出管、流体均等化手段に相当する合流部コマ130を備える。
2インチ管110は、3インチ管120の側面から3インチ管120の内部に挿入されており、3インチ管120の内部で気泡を吐出するようになっている。
合流部コマ130は、先端を2インチ管110の吐出口に向けた先端部が円錐状に形成された部材であり、2インチ管110の吐出口に配置されている。
合流部コマ130の側面には、図10に示すように、止めネジ140と螺合するネジ穴が設けられている(図10参照)。止めネジ140を締めることにより、合流部コマ130を、3インチ管120の中央部分、即ち2インチ管110および3インチ管120と同軸の位置に固定することができる。
なお、各送出管の直径は一例にすぎず、これら以外のサイズの管を用いてもよい。また、合流部コマ130を固定する手法として、止めネジ140以外のものを用いてもよい。
次に、上記のように構成された流体合流部100の内部で各流体が混合される過程を説明する。
3インチ管120に圧送されてきたベースモルタルは2インチ管110によって管内壁側へとその流れが移動してドーナツ状の流れとなる。
他方、2インチ管110内を圧送されてきた気泡は、2インチ管110の吐出口で円錐状の合流部コマ130に衝突することで、3インチ管120の内壁方向に向って、傘状に吐出される。
傘状に吐出された気泡は、3インチ管120内をドーナツ状に圧送されてきたベースモルタルの流れに合流する。
これにより、気泡とベースモルタルが均質に混じった状態で、気液混合流体を生成することができるので、以後に行うミキシング工程の効果を高め、均質なエアモルタルをつくる補助の役割を果たすことができる。
他方、図11に示すように合流部コマ130がない従来の流体合流装置では、2インチ管110から吐出された気泡群は、3インチ管120の内壁に向かって緩やかに拡散するので、気泡とベースモルタルを均質に混合することは難しい。
以上のように、本実施の形態2では、2インチ管110の吐出口に合流部コマ130を配置し、2インチ管110から吐出された気泡が3インチ管120の内壁に向かって傘状に拡散されるように構成したので、気泡とベースモルタルを均質に混合することができる。また、これにより、後工程の流体攪拌・混合部200が行うミキシング効果を高めることができる。
また、本実施の形態2において、合流部コマ130は、先端を2インチ管110の吐出口に向けた円錐状部材で構成されているので、簡易な部品構成で、流体合流・混合効果を高めることができ、部品コスト等の観点から有利である。
[実施の形態3]
本発明の実施の形態3では、流体合流部100の合流部コマ130の取付位置を変更できるようにした例を説明する。これにより2インチ管110から吐出される気泡の流量や流速を調整可能にすることができる。
図12は、本実施の形態3に係る流体合流部100の側面図である。本実施の形態3に係る流体合流部100は、3インチ管120が、3インチ管前段部121と3インチ管後段部122の2部分で構成されている。3インチ管前段部121と3インチ管後段部122は、例えば止め具や取付ネジで接続される。
また、両者の取付位置は、変更できるように構成されている。例えば、以下の(1)(2)のような構成が考えられる。
(1)取付ネジのネジ穴を複数個所に設けて取付位置を選択できるようにする。
(2)両者の間にリング状のパッドを挟み込んで、3インチ管前段部121と3インチ管後段部122の接続部分の間隔を調整できるようにする。
なお、合流部コマ130は、3インチ管後段部122と一体的に構成されていので、3インチ管後段部122の取付位置を変更することによって、合流部コマ130と2インチ管110の相対位置を変えることができる。
図12(a)(b)は、合流部コマ130の位置が変わる様子を示している。
図12(b)では、図12(a)と比較して、3インチ管後段部122の取付位置が流体の吐出方向に向かって移動している。これにともなって、合流部コマ130の位置も同方向に向かって移動し、2インチ管110と合流部コマ130の距離が離れている。
図13は、合流部コマ130の位置変化に伴う気泡群の流れの変化を示す図であり、図13(a)は図12(a)における合流部コマ130の位置に対応し、図13(b)は図12(b)における合流部コマ130の位置に対応している。
合流部コマ130の位置が下流側に向かって移動すると(図13(b)参照)、2インチ管110の吐出口と合流部コマ130の間隔が広がり、2インチ管110の開口部面積が大きくなるので、気泡群の流速が低下する。
反対に、合流部コマ130の位置が気泡の吐出口に向かって移動すると(図13(a)参照)、2インチ管110の吐出口と合流部コマ130の間隔が狭くなり、2インチ管110の開口部面積が小さくなるので、気泡群の流速が上昇する。
図14は、2インチ管110の開口部周辺のサイズを求めるための模式図である。
2インチ管110の開口量W、開口面積Qは、図14のように幾何学的に求めることができる。気泡群やモルタルの流量、流速等に応じて、開口量W、開口面積Qが所望の値となるように、合流部コマ130の取付位置を調整すればよい。
また、開口量W、開口面積Qの値を調整することにより、計画したモルタル圧送量とそれに混合する所定量の気泡に対し、気泡の合流速度を最適な値に調整できる。従って、計画したエアモルタル製造量ごとに最適の開口割合を見つけておけば、安定した品質のエアモルタルを製造することができる。
なお、本実施の形態3では、3インチ管後段部122と合流部コマ130を一体的に構成し、3インチ管後段部122の取付位置を変更可能に構成した例について説明したが、合流部コマ130単体の取付位置を変更可能に構成することによっても、同様の効果を発揮する。
例えば、止めネジ140と螺合するネジ穴を合流部コマ130の側面に複数箇所設けて合流部コマ130の取付位置を選択できるようにしておき、止めネジ140を締める位置を変更すれば、同様に合流部コマ130の位置を変更することができる。
以上のように、本実施の形態3では、合流部コマ130と2インチ管110の吐出口の間隔を調整することができるので、計画したモルタル圧送量とそれに混合する所定の気泡量に対し、最適な気泡の合流速度を調整できるようになり、後工程の攪拌・混合効率が上昇するため、所望の物性を有するエアモルタル製造に寄与することができる。
1 エアモルタル製造装置
3 ミキシングプラント
5 ベースモルタル供給管
7 モルタル圧送ポンプ
9 ベースモルタル流量検出器
11 混合筒
13 気泡供給管
15 気泡生成装置
17 エアモルタル供給管
19 エアモルタル流量検出器
21 発泡液供給ライン
23 エアー供給ライン
25 発泡筒
27 管理ユニット
29 希釈水配管
31 希釈水ポンプ
32 スタティックミキサー
33 希釈水流量検出器
34 原液配管
35 原液ポンプ
36 発泡液配管
37 原液流量検出器
39 逆止弁
41 背圧弁
43 空気配管
45 エアフィルタ・ドライアユニット
47 空気流量検出器
49 空気流量調整器
51 電磁弁
53 逆止弁
54 制御用コンピュータ
55 表示装置
56 モルタルポンプ制御装置
57 希釈水量設定値演算手段
59 希釈水量制御手段
61 原液量設定値演算手段
63 原液量制御手段
65 エアー量設定値演算手段
67 エアー量制御手段
71 発泡液供給ポンプ
73 発泡液流量検出器
100 流体合流部
110 2インチ管
120 3インチ管
121 3インチ管前段部
122 3インチ管後段部
130 合流コマ
140 止めネジ
200 流体攪拌・混合部
300 混合筒

Claims (6)

  1. ベースモルタルが流れる配管に設けられてベースモルタルと気泡の供給を受けて両者を連続的に混合する混合筒と、該混合筒に気泡を供給する気泡供給管に設けられて空気と発泡液の供給を受けて気泡を生成する発泡筒とを備え、エアモルタルを連続的に製造するエアモルタル製造装置であって、
    前記配管を流れるベースモルタルの流量を検出するベースモルタル流量検出手段と、該ベースモルタル流量検出手段の検知信号を予め定めた時間間隔で入力して検知されたベースモルタル流量に対応した気泡生成に必要な発泡液と空気の混合量を演算する気液混合量演算手段と、該気液混合量演算手段の演算値に基づいて前記発泡液と前記空気の供給量を制御する気液供給量制御手段とを備えたことを特徴とするエアモルタル製造装置。
  2. ベースモルタルを配管に送り出すベースモルタル供給ポンプと、該ベースモルタル供給ポンプの供給量を制御するベースモルタル供給ポンプ制御手段とを有し、該ベースモルタル供給ポンプ制御手段は、ベースモルタルの供給量の設定値と前記ベースモルタル量検知手段によって検知されたベースモルタル量を比較して、フィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1記載のエアモルタル製造装置。
  3. 前記発泡筒に発泡液を供給する発泡液配管に設けられて発泡液の流量を検出する発泡液流量検出手段を備え、前記気液供給量制御手段は前記気液混合量演算手段によって演算された発泡液流量と前記発泡液流量検出手段の検出値とを比較してフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアモルタル製造装置。
  4. 前記発泡筒に発泡液を供給する発泡液配管と、該発泡液配管に原液を供給する原液配管と、前記発泡液配管に希釈水を供給する希釈水配管と、前記原液配管に設けられて原液の流量を検出する原液流量検出手段と、前記希釈水配管に設けられて希釈水の流量を検出する希釈水流量検出手段とを備え、
    前記気液混合量演算手段は、演算されたベースモルタル量に対応する発泡液量に見合った原液量と希釈水量を演算する機能を有し、
    前記気液供給量制御手段は前記気液混合量演算手段によって演算された原液量と前記原液流量検出手段の検出値とを比較してフィードバック制御を行い、また前記気液混合量演算手段によって演算された希釈水量と前記希釈水流量検出手段の検出値とを比較してフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアモルタル製造装置。
  5. 前記混合筒は、ベースモルタルと気泡を合流させる流体合流部と、合流した流体を攪拌混合する流体攪拌混合部を有し、前記流体合流部はベースモルタルを送出する第1送出管と、吐出口が前記第1送出管内に前記第1送出管と同軸に挿入されて気泡を送出する第2送出管と、該第2送出管の出口に対向するように設けられた円錐面を有する流体均等化部材を備えてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエアモルタル製造装置。
  6. 前記流体均等化部材と前記第2送出管の吐出口との間隔を調整する手段を備えたことを特徴とする請求項5記載のエアモルタル製造装置。
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