JP2011096404A - コンセント装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な操作で、電源プラグの栓刃をロックした状態として通電させることができる一方で、簡易な操作で、アーク放電を生じさせずに電源プラグの栓刃を引き抜くことができるコンセント装置を提供することを目的とする。
【解決手段】電力ラインL1に接続され、電源プラグ2の栓刃20の差し込み操作と引き抜き操作とを受け付ける栓刃差込部10であって、栓刃20が栓刃受付位置に差し込まれたときにその栓刃20との導通を開始する栓刃差込部10と、栓刃ロック位置に位置する栓刃20を栓刃ロック位置でロックし、又は、その位置でロックされている栓刃20のロックを解除する栓刃保持部14と、栓刃20がロックされたときには、電力ラインL1を栓刃差込部10に対して導通させる一方で、栓刃20のロックが解除されたときには、電力ラインL1の栓刃差込部10に対する導通を切断する制御部13と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】電力ラインL1に接続され、電源プラグ2の栓刃20の差し込み操作と引き抜き操作とを受け付ける栓刃差込部10であって、栓刃20が栓刃受付位置に差し込まれたときにその栓刃20との導通を開始する栓刃差込部10と、栓刃ロック位置に位置する栓刃20を栓刃ロック位置でロックし、又は、その位置でロックされている栓刃20のロックを解除する栓刃保持部14と、栓刃20がロックされたときには、電力ラインL1を栓刃差込部10に対して導通させる一方で、栓刃20のロックが解除されたときには、電力ラインL1の栓刃差込部10に対する導通を切断する制御部13と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンセント装置に関するものである。
従来から、電源プラグの栓刃が差し込まれたときに、その電源プラグに接続された負荷に商用電力を供給するコンセント装置が存在する。この種のコンセント装置は、商用電力を供給する電力ラインが接続されており、電源プラグの栓刃が差し込まれると、電力ラインからコンセント装置及び栓刃を通じて負荷に至る電力路が形成される。これにより、電源プラグに接続された負荷に電力が供給される。
この種のコンセント装置では、電源プラグに接続された負荷に電力が供給された状態で栓刃が引き抜かれるとアーク放電が生じる。つまり、電源プラグに接続された負荷に電力が供給された状態では、栓刃と栓刃を狭持する刃受バネとの間が通電された状態である。
この状態のまま栓刃が引き抜かれると、栓刃と刃受バネとの間に電位差が生じるので、アーク放電が生じる。このアーク放電は、人にとって感電の危険があり、さらに、周囲の電子機器に悪影響を与える。
そこで、この種のコンセント装置では、電力ライン上に手元開閉器を設けて、アーク放電が生じないようにすることがある。手元開閉器は、いわゆるブレーカとしての機能を備えており、ユーザが栓刃をコンセント装置から引き抜く前に操作されることによって、電力ラインをコンセント装置に対して非導通状態とする。これにより、栓刃と刃受ばねとの間の通電を切断して、アーク放電を生じさせずに安全に電源プラグの栓刃を引き抜くことができるようにする。
また、特許文献1には、電気機器が接続された差込プラグの栓刃と、コンセント内の刃受バネとの間が通電された状態のときには、差込プラグの栓刃が引き抜かれないようにロックすることによって、栓刃と刃受バネとの間が通電された状態のまま差込プラグの栓刃が引き抜かれてアーク放電が発生することを防止する技術が記載されている。
その一方で、充電装置に充電コードを介して接続された電源プラグの栓刃が差し込まれたときに、充電装置から供給される充電電力を受け付けて、その充電電力を充電池に供給するコンセント装置が存在する。
この種のコンセント装置は、電力ラインを介して充電池が接続されており、充電電力を供給する充電装置が接続された電源プラグの栓刃が差し込まれると、充電装置から、栓刃、コンセント装置、及び、電力ラインを通じて充電池に至る電力路が形成される。これにより、充電電力が充電池に供給される。
この種のコンセント装置でも、充電電力が充電池に供給されている状態では、電源プラグの栓刃とこの栓刃を狭持する刃受バネとの間が通電した状態となっている。したがって、電源プラグの栓刃と刃受バネとの間で通電された状態のままで電源プラグの栓刃が不用意に引き抜かれると、栓刃においてアーク放電が生じる。
特許文献2には、充電用電源に接続された充電用コネクタを、電気自動者側でバッテリに接続された車両側コネクタに対して通電した状態としている状態では、充電用コネクタと車両側コネクタとをロックする技術が記載されている。この技術は、充電側コネクタが車両側コネクタに対して通電した状態のままで充電用コネクタが不用意に引き抜かれることを防止している。
ところで、電源プラグの栓刃が差し込まれたときに、その電源プラグに接続された負荷に商用電力を供給するコンセント装置には手元開閉器が設けられていないことが多い。
また、この種の手元開閉器が設けられていても、アーク放電を生じさせずに電源プラグの栓刃を引き抜くためには、栓刃を引き抜く前に手元開閉器を操作するという余分な操作が要される。その一方で、電源プラグの栓刃を通電させる際には、手元開閉器を操作して、電力ラインをコンセント装置に対して導通させる余分な操作が要される。
さらに、特許文献1の技術では、アーク放電を生じさせずに差込プラグを引き抜くために、差込プラグを引き抜く前に、直流電源による直流電力の供給を停止させるか直流電力の電力値を低下させるという余分な操作が要される。その一方で、差込プラグの栓刃をロックして通電させるためには、直流電源による直流電力の供給を開始させる余分な操作が要される。
さらに、特許文献2の技術では、アーク放電を生じさせずに充電用コネクタを引き抜くために、充電用コネクタを引き抜く前に、充電スイッチをオフ状態とするという余分な操作が要される。その一方で、充電用コネクタをロックして通電させるためには、遮断スイッチをオン状態とする余分な操作が要される。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、簡易な操作で、電源プラグの栓刃をロックした状態として通電させることができる一方で、簡易な操作で、アーク放電を生じさせずに電源プラグの栓刃を引き抜くことができるコンセント装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一局面に係るコンセント装置は、商用電力を供給する電力ラインに接続され、負荷が接続された電源プラグの栓刃を所定の栓刃受付位置に差し込み、その後、前記栓刃を第1の方向に回転させて所定の栓刃ロック位置に位置させる差し込み操作と、前記栓刃ロック位置に位置した状態の前記栓刃を前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転させ、その後、前記栓刃を引き抜く引き抜き操作を受け付ける栓刃差込部であって、前記栓刃が前記栓刃受付位置に差し込まれたときにその栓刃との導通を開始する栓刃差込部と、前記栓刃が前記栓刃ロック位置に位置したときにはその栓刃ロック位置で前記栓刃をロックする一方で、前記栓刃ロック位置でロックされている前記栓刃が前記第2の方向に回転したときには、前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックを解除する栓刃保持部と、前記栓刃保持部によって前記栓刃が前記栓刃ロック位置においてロックされたときには、前記電力ラインを前記栓刃差込部に対して導通させる一方で、前記栓刃保持部によって前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたときには、前記電力ラインの前記栓刃差込部に対する導通を切断する制御部と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、負荷が接続された電源プラグの栓刃が、栓刃差込部の栓刃受付位置に差し込まれたときには、栓刃差込部によってその栓刃差込部と栓刃との導通が開始され、その後、栓刃が所定の第1の方向に回転して所定の栓刃ロック位置に位置したときに、栓刃保持部によってロックされる。このとき、制御部によって、商用電力を供給する電力ラインが栓刃差込部と導通した状態とされる。
これにより、ユーザが、電源プラグの栓刃を栓刃差込部の栓刃受付位置に差し込むとその栓刃と栓刃差込部との導通が開始され、さらに、ユーザが栓刃を第1の方向へ回転させて栓刃ロック位置に位置させると、その栓刃がロックされるとともに、商用電力を供給する電力ラインが栓刃差込部と導通する。そのとき、商用電力を供給する電力ラインから栓刃差込部及び栓刃を経て負荷に至る電力路が形成される。
結果として、ユーザは、栓刃差込部の栓刃受付位置に電源プラグの栓刃を差し込み、その栓刃を第1の方向へ回転させて栓刃ロック位置に位置させるだけで、その栓刃が栓刃差込部から脱落しないようにその栓刃をロックさせるとともに、栓刃差込部と栓刃との間を通電した状態とすることができる。
その一方で、栓刃ロック位置に位置した状態の栓刃が、第1の方向とは逆の第2の方向に回転したときには、栓刃保持部によって、栓刃の栓刃ロック位置におけるロックが解除される。このとき、制御部によって、商用電力を供給する電力ラインと栓刃差込部との導通が切断される。
これにより、ユーザが、栓刃ロック位置でロックされている状態の電源プラグの栓刃を第2の方向に回転させると、その栓刃のロックが解除されるとともに、商用電力を供給する電力ラインと栓刃差込部との導通が切断される。そのとき、電力ラインから栓刃差込部及び栓刃を経て負荷へ至る電力路が切断されて、栓刃と栓刃差込部との間の通電が切断される。
結果として、ユーザは、栓刃ロック位置でロックされている状態の電源プラグの栓刃を第2の方向に回転させてそのロックを解除させ、その栓刃を引き抜くだけで、栓刃差込部と栓刃との間の通電を切断させて、アーク放電を生じさせずに電源プラグの栓刃を引き抜くことができる。
以上により、電源プラグの栓刃を栓刃保持部の栓刃受付位置に差し込み、その栓刃を第1の方向へ回転させる簡易な操作で、電源プラグの栓刃をロックした状態として通電させることができる。その一方で、栓刃差込部に差し込まれている電源プラグの栓刃を回転させ、引き抜くという簡易な操作で、アーク放電を生じさせずに電源プラグの栓刃を引き抜くことができる。
上記構成において、前記制御部は、前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたことを検出する一方で、前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたことを検出する検出部と、前記電力ライン上に設けられ、前記検出部によって前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたことが検出されたときには閉状態となる一方で、前記検出部によって前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたことが検出されたときには開状態となるスイッチング部と、で構成されている構成とすることができる(請求項2)。
この構成によれば、検出部によって栓刃ロック位置において栓刃がロックされたことが検出されたときには、電力ライン上に設けられたスイッチング部が閉状態となる一方で、検出部によって栓刃ロック位置における栓刃のロックが解除されたことが検出されたときには、電力ライン上に設けられたスイッチング部が開状態となる。
これにより、検出部によって、栓刃ロック位置において栓刃がロックされたことが検出されたときには、電力ライン上に設けられたスイッチング部が閉状態となって電力ラインが栓刃差込部に対して導通した状態となる一方で、検出部によって、栓刃ロック位置における栓刃のロックが解除されたことが検出されたときには、電力ライン上に設けられたスイッチング部が開状態となって電力ラインの栓刃差込部に対する導通が切断される。
そのため、栓刃ロック位置において栓刃がロックされたことを検出する一方で、栓刃ロック位置における栓刃のロックが解除されたことを検出する検出部と、検出部の検出結果に応じて閉状態及び開状態となるスイッチング部とで、電力ラインの栓刃差込部に対する導通及び非導通を切り換える制御部を具現化することができる。
上記構成において、前記検出部は、一端が固定され、他端が伸縮自在の弾性部材と、前記弾性部材の他端に設けられ、前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたときには、その栓刃によって前記弾性部材の弾性復元力の方向と逆の方向の力を受けた状態で所定の栓刃ロック検出位置に位置する一方で、前記栓刃のロックが解除されたときには前記弾性復元力の方向へ移動する移動部材と、電流が流れるべき通電ラインと、前記通電ラインを流れる電流を供給する電流供給源と、前記通電ライン上に設けられ、前記移動部材が前記栓刃ロック検出位置に位置したときに閉状態とされて前記通電ラインを通電させることにより、前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたことを検出したことを表す一方で、前記栓刃ロック検出位置に位置する前記移動部材が前記弾性復元力の方向へ移動したときに開状態とされて前記通電ラインの通電を遮断させることにより、前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたことを検出したことを表す接点と、を備える構成とすることができる(請求項3)。
この構成によれば、移動部材は、栓刃が栓刃ロック位置でロックされたときには、弾性部材の弾性復元力の方向と逆の方向の力を受けて所定の栓刃ロック検出位置に位置する一方で、栓刃のロックが解除されたときには、弾性部材の弾性復元力の方向へ移動する。
そして、移動部材が栓刃ロック検出位置に位置しているときには接点が閉状態となり、通電ラインに、電流供給源から供給される電流が流れる。接点は、この通電ラインを流れる電流をもって、栓刃ロック位置において栓刃がロックされたことを検出したことを表す。
その一方で、栓刃のロックが解除されて、栓刃ロック検出位置に位置する移動部材が弾性復元力の方向へ移動したときには接点が開状態となり、通電ラインに電流が流れなくなる。接点は、通電ラインに電流が流れなくなったことをもって、栓刃ロック位置における栓刃のロックが解除されたことを検出したことを表す。
そのため、伸縮自在の弾性部材、移動部材、通電ライン、及び、接点というアナログ的な構成で検出部を具現化することができるので、検出部を構成するためのコストが削減される。
上記構成において、前記スイッチング部は、前記接点が閉状態とされて前記通電ラインが通電したときに通電する一方で、前記接点が開状態とされて前記通電ラインの通電が遮断したときに通電しない電磁コイルと、前記電力ライン上に設けられ、前記電磁コイルが通電しているときに閉状態とされることにより前記電力ラインを導通状態とする一方で、前記電磁コイルが通電していないときに開状態とされることにより前記電力ラインを非導通状態とする常開型のスイッチと、からなる電磁リレーで構成されている構成とすることができる(請求項4)。
この構成によれば、通電ライン上に設けられた接点が閉状態となって通電ラインに電流が流れたときには電磁コイルに電流が流れるため、電磁コイルによる電磁誘導によって、電力ライン上に設けられた常開型のスイッチが閉状態とされる。その一方で、通電ライン上に設けられた接点が開状態となって通電ラインに電流が流れなくなったときには電磁コイルに電流が流れなくなり、電磁コイルによる電磁誘導が終了するため、電力ライン上に設けられた常開型のスイッチが開状態とされる。
これにより、通電ライン上に設けられた接点が閉状態となったときに電磁コイルにおける電磁誘導が生じることによって、電力ライン上に設けられた常開型のスイッチが閉状態とされて、電力ラインが栓刃差込部に対して導通状態とされる一方で、通電ライン上に設けられた接点が開状態となったときに電磁コイルにおける電磁誘導が終了することによって、電力ライン上に設けられた常開型のスイッチが開状態とされて、電力ラインの栓刃差込部に対する導通が切断される。
そのため、通電ライン上に設けられ、その通電ラインが通電状態となったときに電磁誘導が生じる電磁コイルと、この電磁コイルにおいて生じる電磁誘導によって閉状態とされる常開型のスイッチとで、検出部の検出結果に応じて、閉状態又は開状態となるスイッチング部を具現化することができる。
本発明によれば、電源プラグの栓刃を栓刃保持部の栓刃受付位置に差し込み、その栓刃を第1の方向へ回転させる簡易な操作で、電源プラグの栓刃をロックした状態として通電させることができる。その一方で、栓刃差込部に差し込まれている電源プラグの栓刃を回転させ、引き抜くという簡易な操作で、アーク放電を生じさせずに電源プラグの栓刃を引き抜くことができる。
これにより、ユーザの利便性、及び、ユーザや周辺の電子機器の安全性に配慮したコンセント装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るコンセント装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るコンセント装置の電気的な構成の一例を示した図である。尚、本明細書において、“導通”とは、電気的に接続されていることを意味し、“通電”とは、電流が流れていることを意味する。
図1に示されるコンセント装置1は、内部に栓刃保持部14を有する栓刃差込部10、検出部11、常開型のスイッチ12、移動部材1110、及び、電磁コイル15を備える。このような構成のコンセント装置1において、栓刃差込部10には、被供給体に電力を供給するための2本の電力ラインL1が接続されている。そして、2本の電力ラインL1上に、常開型のスイッチ12が設けられている。また、コンセント装置1において、検出部11及び電磁コイル15は、一端に直流電源(電流供給源)DCが接続される一方で他端が接地されている通電ラインL2上に設けられている。
コンセント装置1において、栓刃差込部10は、略U字状の2つの栓刃差込口100、及び、略U字状の1つの接地用栓刃差込口101を備える。栓刃差込部10は、2つの栓刃差込口100において、電源プラグ2の栓刃20の差し込み操作、及び、差し込まれた状態の栓刃20の引き抜き操作を受け付ける。また、栓刃差込部10は、栓刃差込口100に栓刃20が差し込まれたときには、差し込まれた状態の栓刃20と導通状態となる一方で、栓刃20が栓刃差込口100から引き抜かれたときにはその栓刃20との導通を切断する(詳細は後述)。
また、栓刃差込部10は、1つの接地用栓刃差込口101において、電源プラグ2の接地用栓刃(図示せず)の差し込み操作、及び、差し込まれた状態の接地用栓刃の引き抜き操作を受け付ける。
このような構成の栓刃差込部10は、スイッチ12が閉状態とされたときには、電力ラインL1に対して導通した状態とされる一方で、スイッチ12が開状態とされたときには、電力ラインL1に対して導通していない状態とされる。
以下に、電源プラグ2の栓刃20の差し込み操作、及び、差し込まれた状態の栓刃20の引き抜き操作について説明する。図2は、栓刃差込部における差し込み操作及び引き抜き操作を説明するための図である。
図2に示されるように、栓刃差込部10は、栓刃差込口100において、栓刃受付位置Aと、栓刃ロック位置Bとを有している。ユーザは、2つの栓刃差込口100の栓刃受付位置Aの部分に電源プラグ2の栓刃20を差し込む。次に、ユーザは、栓刃受付位置Aの部分に差し込んだ栓刃20を、電源プラグ2とともに順方向(第1の方向;図2では時計回り方向)に回転させて、栓刃ロック位置Bに位置させる。すると、栓刃ロック位置Bで栓刃20がロックされる。以上の操作が差し込み操作である。尚、図2において、栓刃ロック位置Bが位置する領域が斜線で示されている。電源プラグ2の栓刃20は、差し込み操作が完了したときには、この領域に位置することになる。
その一方で、ユーザは、電源プラグ2の栓刃20が栓刃ロック位置Bにおいてロックされている状態の電源プラグ2を逆方向(第2の方向;図2では反時計回り方向)に回転させて、栓刃20を栓刃受付位置Aまで戻す。その後、ユーザは、電源プラグ2の栓刃20を栓刃差込口100から引き抜く。以上の操作が引き抜き操作である。
また、コンセント装置1において、検出部11は、電源プラグ2の栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされたことを検出する一方で、そのロックが解除されたことを検出する。尚、本実施形態に係る検出部11は、先述された移動部材1110を少なくとも備えており、この移動部材1110が後述されるように移動することで、栓刃20が栓刃ロック位置Bのロック又はロック解除を検出する。常開型のスイッチ12は、電磁コイル15と組み合わさった状態で電磁リレー16を構成する。
この電磁リレー16は、電磁コイル15が通電されたときにスイッチ12が閉じられる一方で、電磁コイル15の通電が解除されたときにスイッチ12が開くスイッチング部17を構成する。
スイッチング部17は、検出部11によって栓刃20がロックされたことが検出されたときには、電磁コイル15による電磁誘導によってスイッチ12を閉状態とする。これにより、電力ラインL1が導通した状態とされるので、電力ラインL1が栓刃差込部10と導通した状態となる。
その一方で、スイッチング部17は、検出部11によって栓刃20のロックが解除されたことが検出されたときには、電磁コイル15による電磁誘導を終了させてスイッチ12を開状態とする。これにより、電力ラインL1が非導通状態とされるので、電力ラインL1が栓刃差込部10と導通していない状態となる。
栓刃保持部14は、先述されたように、栓刃差込部10の内部に設けられている。このような栓刃保持部14は、2つの栓刃差込口100の各々の真下に設けられている。この栓刃保持部14は、栓刃差込口100に電源プラグ2の栓刃20が差し込まれたときには、その栓刃20を栓刃差込口100の真下で保持する。
このように、栓刃保持部14が栓刃20を栓刃差込口100の真下で保持している状態で、栓刃20が順方向(図2における時計回り方向)に回転して栓刃ロック位置Bに位置したときには、栓刃保持部14は、その位置Bで栓刃20をロックする。その一方で、栓刃保持部14が栓刃20を栓刃ロック位置Bでロックしている状態で、栓刃20が逆方向(図2における反時計回り方向)に回転したときには、栓刃保持部14は、栓刃20のロックを解除する。
図3は、栓刃保持部14の構成の一例を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は斜視図を示している。図4は、電源プラグ2の図1におけるX方向に見たときの構成の一例を示す図である。
図3に示される栓刃保持部14は、2つの栓刃差込口100の各々に対応して設けられている。本実施形態では、栓刃保持部14は、先述されたように、2つの栓刃差込口100の各々の真下に設けられている。
栓刃保持部14は、導電性の刃受バネ141から構成されている。刃受バネ141は、略U字状の2つの栓刃狭持部142、及び、基部143を備える。栓刃狭持部142は、栓刃差込口100の栓刃受付位置Aに差し込まれた電源プラグ2の栓刃20を狭持する。また、栓刃狭持部142では、栓刃ロック位置Bに対応する位置に、栓刃20に設けられた孔200(図4参照)に嵌り込む突起144が設けられている。
その一方で、電源プラグ2は、図4で示されるように、電力が流れるコード4に接続されている。また、電源プラグ2の栓刃20には、栓刃狭持部142に設けられた突起144が嵌り込む孔200が設けられている。
栓刃差込口100の栓刃受付位置Aに電源プラグ2の栓刃20が差し込まれると、その栓刃20が、栓刃差込口100の真下に設けられた刃受バネ141のうち栓刃受付位置Aの真下の位置A’に挿入されて保持される。
すると、電源プラグ2の栓刃20は、導電性の刃受バネ141の一部である2つの栓刃狭持部141によって狭持されるため、2つの栓刃狭持部141と導通した状態とされる。
ここで、2つの栓刃狭持部141は、栓刃差込部10の内部に存在する。したがって、本明細書において、「電源プラグ2の栓刃20が栓刃狭持部141と導通した状態にあること」は、「電源プラグ2の栓刃20が栓刃差込部10と導通した状態にあること」を意味するものとして扱う。また、これとは逆に、「電源プラグ2の栓刃20が栓刃狭持部141と導通していない状態にあること」は、「電源プラグ2の栓刃20が栓刃差込部10と導通していない状態にあること」を意味するものとして扱う。
そして、栓刃20が栓刃狭持部141によって狭持されている状態で、栓刃20が順方向(図2における時計回り方向)に回転して栓刃ロック位置Bに位置すると、栓刃20に設けられた孔200に、栓刃狭持部142に設けられた突起144が嵌り込む。その結果、電源プラグ2の栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされる。その際、栓刃20は、刃受バネ143のうち栓刃ロック位置Bの真下の位置B’に位置した状態となる。
また、栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされている状態でその栓刃20が逆方向(図2における反時計回り方向)に回転すると、栓刃20は、栓刃狭持部142で狭持された状態で、栓刃受付位置Aに向かうことになる。その途中で、栓刃狭持部142に設けられた突起144が、栓刃20の孔200から抜け出す。
これにより、栓刃保持部14は、栓刃20が逆方向に回転したときには、栓刃20の栓刃狭持部141に対する導通(つまり、栓刃20の栓刃差込部10に対する導通)を維持したまま、栓刃20の栓刃ロック位置Bにおけるロックを解除する。
また、栓刃保持部14において、刃受バネ141の基部143には導電板140が取り付けられている。導電板140には、電力ラインL1が接続されている。この導電板140は、スイッチ12が閉状態とされたときには、電力ラインL1に対して導通した状態とされる。
ここで、導電板140は、栓刃差込部10の内部に存在する。したがって、本明細書において、「導電板140が電力ラインL1と導通した状態にあること」は、「栓刃差込部10が電力ラインL1と導通した状態にあること」を意味するものとして扱う。また、それとは逆に、「導電板140が電力ラインL1と導通していない状態にあること」は、「栓刃差込部10が電力ラインL1と導通していない状態にあること」を意味するものとして扱う。
また、導電板140は、導電性の刃受バネ141に当接した状態とされている。これにより、導電板140が電力ラインL1と導通状態とされたときには、導電板140に当接した状態の刃受バネ141が電力ラインL1と導通状態とされる。そして、先述されたように、栓刃20は、刃受バネ141の一部である栓刃狭持部141で狭持されている。
そのため、刃受バネ141が電力ラインL1と導通状態とされたときには、栓刃20が電力ラインL1と導通状態とされる。これにより、電力ラインL1を通じて電力が供給されているときには、栓刃20と刃受バネ141とが通電した状態となる。ここに、栓刃20と刃受バネ141とが通電した状態を、栓刃20と栓刃差込部10とが通電した状態という。
その一方で、導電板140は、スイッチ12が開状態とされたときには、電力ラインL1と非導通状態とされる。そのとき、導電板140に当接した状態の刃受バネ141が電力ラインL1と非導通状態とされるため、刃受バネ141の一部である栓刃狭持部141で狭持されている栓刃20が電力ラインL1と非導通状態とされる。
これにより、電力ラインL1を通じて電力が供給されていても、栓刃20と刃受バネ141とが通電していない状態となる。ここに、栓刃20と刃受バネ141とが通電していない状態を、栓刃20と栓刃差込部10とが通電していない状態という。
ここにおいて、図3に示されるように、移動部材1110が、栓刃保持部14において、基部140と2つの栓刃狭持部142とで囲まれた空間内に設けられている。この移動部材1110は、位置A’で狭持された状態の栓刃20が順方向(図中矢印AL1方向)に回転すると矢印AL2方向に移動する。その一方で、移動部材1110は、位置B’でロックされている状態の栓刃が逆方向(図中矢印AL3方向)に回転すると矢印AL4方向に移動する。尚、この移動部材1110の詳細は後述する。
図5は、検出部の構成の一例を示した図である。尚、図5(a)は、栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされていない状態を示しており、図5(b)は、栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされている状態を示している。
検出部11は、弦巻バネ(弾性部材)110、移動部材111、通電ラインL2、及び、接点112を備える。弦巻バネ110は、一端が、コンセント装置1の底面などの平面113上に固定される一方で、他端が伸縮自在とされている。この弦巻バネ110は、弦巻バネ110が延びる方向に弾性復元力が働くように構成されている。
移動部材111は、弦巻バネ110の他端に設けられ、弦巻バネ110の伸縮方向へ移動する。この移動部材111は、栓刃差込口100に差し込まれた状態の栓刃20の先端部201と同じ位置に、後述される傾斜部1110の最下部1110Aが位置するように構成されている。
また、移動部材111は、電源プラグ2の栓刃20の矢印AL1方向の移動によって、平面113方向(弦巻バネ110の弾性復元力の方向と逆の方向)に押されて、その方向へ移動する。その一方で、移動部材111は、電源プラグ2の栓刃20による平面113方向の力が弱くなるにつれて元の位置に戻る。
この移動部材111は、電源プラグ2の栓刃20が当接していないときには待機位置P1に位置するが、電源プラグ2の栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされたときには栓刃ロック検出位置P2に位置する。ここに、移動部材111は、電源プラグ2の栓刃20の先端部201が当接する傾斜部1110を備える。この傾斜部1110の機能は後述する。
接点112は、通常は開状態とされているA接点であり、移動部材111が栓刃ロック検出位置P2に位置したときに物理的な力を受け付けて閉状態とされるよう構成されている。ここに、接点112は、例えば、以下に示されるようにして構成される。
すなわち、移動部材111が待機位置P1から栓刃ロック検出位置P2まで移動したときには、弦巻バネ110が、移動部材111が移動した長さだけ縮む。したがって、接点112は、移動部材111が移動した長さだけ縮んだ状態の弦巻バネ110のいずれかの箇所で押されて閉状態となる接点で構成される。
この接点112は、通電ラインL2上で、電磁コイル15と直列に設けられており、移動部材111が栓刃ロック検出位置P2に位置したときに閉状態とされて通電ラインL2を通電させる。接点112は、通電ラインL2を電流が流れることをもって、栓刃ロック位置Bにおいて栓刃20がロックされたことを検出したことを表す。
その一方で、接点112は、栓刃ロック検出位置P2に位置する移動部材111が、弦巻バネ110の弾性復元力を受けてその方向へ移動したときに開状態とされて通電ラインL2の通電を遮断させる。接点112は、通電ラインL2を電流が流れないことをもって、栓刃ロック位置Bにおける栓刃20のロックが解除されたことを検出したことを表す。
以下、このような構成の検出部11の動作を説明する。検出部11では、通常、図5(a)のように、移動部材110が栓刃20による力を受けていない状態で待機位置P1に位置した状態とされている。また、図5(a)のように、接点112が開状態とされている。この状態で、栓刃差込部10に電源プラグ2の栓刃20が差し込まれ、順方向(図2における時計回り方向)に回転すると、検出部11では以下のような動作が行われる。
栓刃受付位置Aの部分に差し込まれた栓刃20が順方向に回転している状態は、図5(a)の矢印AL1で示されている。このように、栓刃20が順方向に回転して矢印AL1方向に移動すると、栓刃20の先端部201が、待機位置P1に位置する移動部材110の傾斜部1110の最下部1110Aと当接する。
そして、栓刃20が矢印AL1方向に移動するにつれて、栓刃20の先端部201が、傾斜部1110に沿って最下部1110Aから最上部1110Bの方向へ移動しながら、移動部材111を、弦巻バネ110の弾性復元力の方向と逆の方向(図5(b)の矢印AL2方向)へ押す。これにより、移動部材111が、弦巻バネ110の弾性復元力の方向と逆の方向(図5(b)の矢印AL2方向)に移動する。
そして、栓刃20が矢印AL1方向に移動して栓刃ロック位置Bでロックされたときには、移動部材111が栓刃ロック検出位置P2に位置する。このように、移動部材111が栓刃ロック検出位置P2に位置すると、接点112が閉状態とされる(図5(b)参照)。すると、通電ラインL2を電流が流れて電磁コイル15が通電される。
その一方で、栓刃ロック位置Bでロックされた状態の栓刃20が逆方向(図2における反時計回り方向)に回転したときには、検出部11では以下のような動作が行われる。
栓刃ロック位置Bから栓刃受付位置Aの方向(逆方向)へ栓刃20が回転している状態は、図5(b)の矢印AL3で示されている。このように、栓刃20が逆方向に回転して矢印AL3方向に移動すると、栓刃20が移動部材111を平面113の方向へ押す力が弱くなるので、移動部材111が弦巻バネ110の弾性復元力によって栓刃ロック検出位置P2から弾性復元力の方向(矢印AL4方向)に移動する。すると、接点112が開状態とされるので、通電ラインL2を電流が流れなくなり、電磁コイル15が通電されなくなる。
このような構成のコンセント装置1の動作を、図1及び図2に戻って説明する。
栓刃差込部10において、電源プラグ2の栓刃20が栓刃差込位置Aに差し込まれると、その栓刃20が、栓刃差込部10と導通した状態とされる。そして、栓刃20が順方向(図2における時計回り方向)に回転して栓刃ロック位置Bに位置すると、その栓刃20が、栓刃保持部14によってロックされる。このとき、検出部11によって、栓刃20が栓刃ロック位置Bでロックされたことが検出される。
すると、接点112が閉状態とされて通電ラインL2が通電されるので電磁コイル15が通電される。そのとき、電磁コイル15から磁界が発生するので、その磁界による電磁誘導が生じて、スイッチ12が閉状態とされる。これにより、電力ラインL1が導通されるので、電力ラインL1と栓刃差込部10とが導通した状態となる。
以上のように、栓刃差込部10に電源プラグ2の栓刃20が差し込まれ、さらに、順方向(図2における時計回り方向)に回転すると、その栓刃20が栓刃差込部10と導通した状態とされるとともに、栓刃ロック位置Bでロックされる。また、電力ラインL1が栓刃差込部10に対して導通した状態となる。これにより、栓刃差込部10と栓刃20との間が通電されうる状態となる。
その一方で、栓刃ロック位置Bでロックされた状態の栓刃20を逆方向(図2における反時計回り方向)に回転させる操作が行われると、栓刃保持部14と栓刃20との間の導通が維持されたまま、栓刃20のロックが解除される。このとき、栓刃20のロックが解除されたことが検出部11によって検出される。
すると、接点112が開状態とされて通電ラインL2が非通電とされるので、電磁コイル15が通電されなくなる。そのとき、電磁コイル15から磁界が発生しなくなるので電磁誘導が生じなくなり、スイッチ12が開状態とされる。これにより、電力ラインL1が非導通状態とされるので、電力ラインL1と栓刃差込部10との導通が切断される。
以上のように、栓刃差込部10に差し込まれた状態の栓刃20を逆方向(図2における反時計回り方向)に回転させる操作が行われると、栓刃20と栓刃差込部10との導通が維持されたまま栓刃20のロックが解除される。このとき、スイッチ12が開状態とされて、電力ラインL1が栓刃差込部10に対して非導通状態となる。これにより、栓刃差込部10と栓刃20が通電され得ない状態となる。そして、栓刃差込部10において逆方向(図2における反時計回り方向)に回転した後の栓刃20を引き抜く操作が行われると、栓刃20が栓刃差込部10から引き抜かれた状態となる。
さらに、栓刃20のロックが解除されたときに電力ラインL1の栓刃差込部10に対する導通が切断されるので、栓刃20と栓刃差込部10との間で通電されていても、この通電が切断される。これにより、アーク放電を生じることなく栓刃20を栓刃差込部10から引き抜くことができる。
電力ラインL1の栓刃差込部10に対する導通状態は、図6に示されるように模式的に表されることができる。図6は、電力ラインL1の栓刃差込部10に対する導通状態の一例を模式的に示したタイムチャートである。
図6において、栓刃差込状態(栓刃20が栓刃差込部10へ差し込まれただけの状態)、ロック解除状態(栓刃20は栓刃差込部10に差し込まれてはいるが、ロックが解除された状態)、及び、栓刃引抜状態(ロックが解除された栓刃20が引き抜かれた後の状態)では、ロック検出接点(以下、接点112という)、及び、電力ラインスイッチ(以下、スイッチ12という)はともにOFF状態(開状態)とされている。このような状態では、スイッチ12が開状態であるため、電力ラインL1は栓刃差込部10に対して非導通状態である。
その一方で、栓刃差込部10に差し込まれた状態の栓刃20が順方向に回転して栓刃20がロックされた状態では、接点112及びスイッチ12はともにON状態(閉状態)とされている。このような状態では、スイッチ12が閉状態であるため、電力ラインL1は栓刃差込部10に対して導通状態である。
このような構成のコンセント装置1は、例えば、以下に示される用途で用いられる。図7は、コンセント装置が、電源プラグに接続された負荷に商用電力を供給する用途で用いられる態様を示す図である。図8は、コンセント装置が、充電装置に接続された電源プラグを通じて充電電力を受け付けて充電池へ供給する用途で用いられる態様を示す図である。
図7において、電力ラインL1には商用電力ACが供給されており、その電力ラインL1がコンセント装置1に接続されている。その一方で、電源プラグ2にはコード4を通じて、被供給体として負荷3が接続されている。
このような構成によれば、コンセント装置1に電源プラグ2の栓刃20が差し込まれ、順方向に回転して栓刃ロック位置Bに位置したときには、栓刃20が、栓刃差込部10と導通した状態で、栓刃ロック位置Bでロックされるとともに、電力ラインL1が栓刃差込部10と導通した状態となる。これにより、電力ラインL1から栓刃差込部10及び栓刃20を通じて負荷3に至る電力路が形成される。これにより、電力ラインL1に供給されている商用電力ACが負荷3へ供給される。
その一方で、図7に示されるコンセント装置1では、栓刃ロック位置Bでロックされている状態の電源プラグ2の栓刃20が逆方向に回転したときには、栓刃20の栓刃ロック位置Bにおけるロックが、栓刃20と栓刃差込部10との導通を維持したまま解除されるとともに、電力ラインL1と栓刃差込部10との導通が切断される。これにより、電力ラインL1から栓刃差込部10及び栓刃20を通じて負荷3に至る電力路が切断されるので、栓刃差込部10と栓刃20との間の通電が切断された状態となる。
1 コンセント装置
2 電源プラグ
3 負荷
10 栓刃保持部
11 検出部
12 スイッチ
13 制御部
14 栓刃保持部
15 電磁コイル
16 電磁リレー
17 スイッチング部
20 栓刃
110 弦巻バネ
111 移動部材
112 接点
A 栓刃受付位置
B 栓刃ロック位置
L1 電力ライン
L2 通電ライン
P1 待機位置
P2 栓刃ロック検出位置
DC 直流電源
AC 商用電力
2 電源プラグ
3 負荷
10 栓刃保持部
11 検出部
12 スイッチ
13 制御部
14 栓刃保持部
15 電磁コイル
16 電磁リレー
17 スイッチング部
20 栓刃
110 弦巻バネ
111 移動部材
112 接点
A 栓刃受付位置
B 栓刃ロック位置
L1 電力ライン
L2 通電ライン
P1 待機位置
P2 栓刃ロック検出位置
DC 直流電源
AC 商用電力
Claims (4)
- 商用電力を供給する電力ラインに接続され、負荷が接続された電源プラグの栓刃を所定の栓刃受付位置に差し込み、その後、前記栓刃を第1の方向に回転させて所定の栓刃ロック位置に位置させる差し込み操作と、前記栓刃ロック位置に位置した状態の前記栓刃を前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転させ、その後、前記栓刃を引き抜く引き抜き操作を受け付ける栓刃差込部であって、前記栓刃が前記栓刃受付位置に差し込まれたときにその栓刃との導通を開始する栓刃差込部と、
前記栓刃が前記栓刃ロック位置に位置したときにはその栓刃ロック位置で前記栓刃をロックする一方で、前記栓刃ロック位置でロックされている前記栓刃が前記第2の方向に回転したときには、前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックを解除する栓刃保持部と、
前記栓刃保持部によって前記栓刃が前記栓刃ロック位置においてロックされたときには、前記電力ラインを前記栓刃差込部に対して導通させる一方で、前記栓刃保持部によって前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたときには、前記電力ラインの前記栓刃差込部に対する導通を切断する制御部と、
を備えることを特徴とするコンセント装置。 - 前記制御部は、
前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたことを検出する一方で、前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたことを検出する検出部と、
前記電力ライン上に設けられ、前記検出部によって前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたことが検出されたときには閉状態となる一方で、前記検出部によって前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたことが検出されたときには開状態となるスイッチング部と、で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンセント装置。 - 前記検出部は、
一端が固定され、他端が伸縮自在の弾性部材と、
前記弾性部材の他端に設けられ、前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたときには、その栓刃によって前記弾性部材の弾性復元力の方向と逆の方向の力を受けた状態で所定の栓刃ロック検出位置に位置する一方で、前記栓刃のロックが解除されたときには前記弾性復元力の方向へ移動する移動部材と、
電流が流れるべき通電ラインと、
前記通電ラインを流れる電流を供給する電流供給源と、
前記通電ライン上に設けられ、前記移動部材が前記栓刃ロック検出位置に位置したときに閉状態とされて前記通電ラインを通電させることにより、前記栓刃ロック位置において前記栓刃がロックされたことを検出したことを表す一方で、前記栓刃ロック検出位置に位置する前記移動部材が前記弾性復元力の方向へ移動したときに開状態とされて前記通電ラインの通電を遮断させることにより、前記栓刃ロック位置における前記栓刃のロックが解除されたことを検出したことを表す接点と、
を備えることを特徴とする請求項2に記載のコンセント装置。 - 前記スイッチング部は、
前記接点が閉状態とされて前記通電ラインが通電したときに通電する一方で、前記接点が開状態とされて前記通電ラインの通電が遮断したときに通電しない電磁コイルと、
前記電力ライン上に設けられ、前記電磁コイルが通電しているときに閉状態とされることにより前記電力ラインを導通状態とする一方で、前記電磁コイルが通電していないときに開状態とされることにより前記電力ラインを非導通状態とする常開型のスイッチと、
からなる電磁リレーで構成されていることを特徴とする請求項3に記載のコンセント装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009246840A JP2011096404A (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | コンセント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009246840A JP2011096404A (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | コンセント装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011096404A true JP2011096404A (ja) | 2011-05-12 |
Family
ID=44113132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009246840A Pending JP2011096404A (ja) | 2009-10-27 | 2009-10-27 | コンセント装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011096404A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016207475A (ja) * | 2015-04-22 | 2016-12-08 | 大和電器株式会社 | コンセント |
CN108075285A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-05-25 | 韦德远 | 一种改善型的除尘器设备 |
CN113959828A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-01-21 | 宁波康伯斯电器有限公司 | 一种电源线性能检测装置 |
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2009
- 2009-10-27 JP JP2009246840A patent/JP2011096404A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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