JP5424918B2 - 自動車用充電ケーブルのコンセントプラグ - Google Patents
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Description
自動車用充電ケーブルの一端部に配され、充電式自動車の充電時に、電源側のコンセントタップに差し込まれるコンセントプラグであって、
コンセントプラグ本体の内部に、常時は先端部がコンセント接続面から弾性手段により外側に付勢されて突出し、コンセントプラグ差込み時には弾性力に抗して内側に押し込まれるトリップバーを備え、
コンセントプラグ差込み時には、トリップバーが該コンセント接続面と反対側に押圧され、
コンセントプラグ本体の外側に設けた投入ボタンの押込み操作による接点投入を可能な状態とし、
コンセントプラグ引抜き時には、トリップバーのコンセント接続面の外側への移動に連動して、固定接点と可動接点の接触を引き外す接点開閉機構とを組み込んだことを特徴とするものである。
該コンセントプラグは、充電ケーブルの先端部に設けられたコンセントプラグ本体1と、コンセント接続面3からなり、コンセントプラグ本体1上部には、コンセントプラグを差し込んだ後通電が可能な状態にする投入ボタン29、自動車に通電が行われていることを表示する通電表示灯9、漏電検出時に回路を遮断する機能が正常に動作するかどうかを確認するためのテストボタン10を備え、コンセント接続面3には、一対の通電プラグ4と一本のアースプラグ5とが固定的に突設されている。
なお、コンセントプラグ本体1内に備えたトリップバー6は後端部17がコ字状に形成されている。
そして、コンセントプラグの差し込み時には、コンセントタップ側の端面と接した該先端部7は、コンセントプラグ本体1の内側に押し込まれる。
また、これと同時に、コンセントプラグ本体1内では、トリップバー6がコンセント接続面3から離れる方向(以下、紙面右方向と記す)に移動する。
一方、コンセントプラグの引き抜き時には、該先端部7がコンセントタップ側の端面から離れるに従って、該バネ8の付勢力により該先端部7が紙面左方向に押し戻されて、該コンセント接続面3に突出してくる。また、これと同時に、コンセントプラグ本体1内では、トリップバー6が紙面左方向に移動する。
なお、該可動接触子16は、自身のバネ力により、クロスバー33を下向きに押圧している。
該クロスバー33は、該クロスバー摺動部24内で保持されると共に、トリップバー6及び投入ボタン29のラッチ部37の移動により、該クロスバー摺動部24内で傾斜角度を変化させながら摺動する。
そして、可動接触子16のバネ力による垂直下向き方向に付勢力により、クロスバー33は、傾斜状態に維持される。
このとき、クロスバー33の上端に形成した係合部33cはプランジャ19の基部19cを、ソレノイド40内に設けたソレノイド付勢バネに抗して紙面右方向に押圧する。
一方、通電プラグ4がコンセントタップに差し込まれ、クロスバー33が紙面右方向に移動し、後端部17とクロスバー33の下端部33bの係合が解除されると、後端部17から該下端部33bに働く紙面左方向の押圧力がなくなる。よって、プランジャ19は前述したソレノイド付勢バネにより押し戻されることにより、クロスバー33は、起立状態となる。
また、該投入ボタン29は、弾性手段である投入ボタン付勢バネ36により、投入ボタン29の押込み方向と反対方向(以下、紙面上方向と記す)に付勢されていて、該ラッチ係合部14とラッチ37とが係合してクロスバー33を紙面上方向に引き上げることにより、可動接触子を引き上げ固定接点12と可動接点15と接触させる構造としている。
図3はコンセントプラグの差し込み前の状態、図4はコンセントプラグの差し込んだ時の状態、図5は投入ボタンを操作した直後の状態、図6は接点を閉じて通電可能としたときの状態、図7はコンセントプラグを引き抜いた時の状態の内部構造説明図を、各々示している。
したがって、トリップバー6の後端部17が、クロスバー33の下端部33bと係合して紙面左側に押圧する。このとき、クロスバー33は肩部33aに可動接触子16が当接しているため、傾斜状態となる。これにより、投入ボタン29を紙面下向きに押圧操作しても、クロスバー33のラッチ係合部14と投入ボタン29のラッチ部37とが係合することがないため、接点が閉じることがない。
また同時に、プランジャの中央部19bと係合している該クロスバー33の上端の係合部33cがプランジャ19をソレノイド40に押し込む。
これと同時に、コンセントプラグ本体1内では、トリップバー6が紙面左方向に移動する。これに伴って、図7に示すように、クロスバー33の下端部33bに後端部17が係合することにより、投入ボタン29のラッチ部37とクロスバー33に設けたラッチ係合部14との係合が外れ、該クロスバー33は投入ボタン付勢バネ36の付勢力から開放される。投入ボタン付勢バネ36の付勢力から開放された状態で、可動接触子16がクロスバー33の肩部33aに対して下向きに加える力が働くため、該クロスバー33が下側に摺動し、可動接点15を引き下げて固定接点12と可動接点15の接触を引き外して回路が遮断される。
当該構成によれば、電源供給回路の開閉を、コンセントプラグが電源側のコンセントタップに差し込まれ状態で行うことができる。すなわち、本発明によれば、充電式自動車を高電流で充電中に車載型ケーブルのコンセントプラグが電源側のコンセントタップから誤って引き抜かれた場合であっても、電流の遮断がコンセントプラグ内の接点で行われるため、コンセントプラグ外でのアーク発生を防止することができる。
また、コンセントプラグの引抜き時の先端部7の突出長を、十分に短いものとすれば、コンセントプラグの引き抜き完了時より速く、コンセントプラグ本体内で接点を引き外す応答速度を速め、より確実に電流の遮断をコンセントプラグ内の接点で行わせることができる。
2 充電ケーブル
3 コンセント接続面
4 通電プラグ
5 アースプラグ
6 トリップバー
7 先端部
8 バネ
9 通電表示灯
10 テストボタン
12 固定接点
13 固定接触子
14 ラッチ係合部
15 可動接点
16 可動接触子
17 後端部
19 プランジャ
19a 頭部
19b 中央部
19c 基部
24 クロスバー摺動部
29 投入ボタン
33 クロスバー
33a 肩部
33b 下端部
33c 係合部
34 ベース部材
36 付勢バネ
37 ラッチ部
38 電線
39 漏電検出装置
40 ソレノイド
Claims (3)
- 自動車用充電ケーブルの一端部に配され、充電式自動車の充電時に、電源側のコンセントタップに差し込まれるコンセントプラグであって、
コンセントプラグ本体の内部に、常時は先端部がコンセント接続面から弾性手段により外側に付勢されて突出し、コンセントプラグ差込み時には弾性力に抗して内側に押し込まれるトリップバーを備え、
コンセントプラグ差込み時には、トリップバーが該コンセント接続面と反対側に押圧され、
コンセントプラグ本体の外側に設けた投入ボタンの押込み操作による接点投入を可能な状態とし、
コンセントプラグ引抜き時には、トリップバーのコンセント接続面の外側への移動に連動して、固定接点と可動接点の接触を引き外す接点開閉機構とを組み込んだことを特徴とする自動車用充電ケーブルのコンセントプラグ。 - 該接点開閉機構は、可動接点を備えた可動接触子を従動させるクロスバーと、コンセントプラグ本体から突出して設けられる投入ボタンとからなり、該投入ボタンは弾性手段により、コンセントプラグ本体の外側に付勢されていて、コンセントプラグ差込み時には、投入ボタンの押込み操作により、投入ボタンに設けたラッチ部がクロスバーに設けたラッチ係合部と係合した後、該クロスバーを引き上げることにより可動接点と固定接点と接触させ、コンセントプラグ引抜き時には、トリップバーがクロスバーを押圧して、該投入ボタンのラッチ部とクロスバーに設けたラッチ係合部との係合を引外し、固定接点と可動接点の接触を引き外すことを特徴とする請求項1記載の自動車用充電ケーブルのコンセントプラグ。
- 該クロスバーが、更に、漏電検出装置に連動して動作することを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用充電ケーブルのコンセントプラグ。
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