JP6720982B2 - コネクタ、電動移動体及び電力供給システム - Google Patents

コネクタ、電動移動体及び電力供給システム Download PDF

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Description

本開示は、コネクタ、接続方法、遮断方法、電動移動体及び電力供給システムに関する。
直流給電でも交流給電でも、電力の切断時にはアーク放電が発生する。交流の場合、所定の時間毎(例えば10ミリ秒毎)に電圧がゼロとなる瞬間があるので、アーク放電は少なくとも上記所定の時間内(例えば10ミリ秒以内)に自然に止まる。しかし直流給電では、ゼロ電圧となる瞬間がないため、アーク放電は自然には止まらない。
そのため、直流給電の場合に電力の切断時にアーク放電の発生を抑えることを目的とした技術が開示されている(特許文献1,2等参照)。
特開2004−158332号公報 国際公開第2011/071170号
しかし、特許文献1,2で開示されている技術では、ブラグがコネクタに挿入され、通電した瞬間にロック機構が働くため、プラグの挿入を阻害してしまい、挿入初期の突入電流が流れる状態では完全な挿入が出来ず、再投入するための抜去でアークが発生する可能性があった。
そこで本開示では、直流給電時において、アークが発生しない条件下でのみ遮断を行うことが可能な、新規かつ改良されたコネクタ、接続方法、遮断方法、電動移動体及び電力供給システムを提案する。
本開示によれば、プラグに直流電流を供給する導体と、前記プラグの挿入に伴い、前記導体と接触して該プラグに直流電流を供給する接点を有するリレーと、前記プラグに直流電流を供給する際に前記リレーが生じさせる磁力により前記リレーと結合して前記プラグをロックするロック機構と、を備える、コネクタが提供される。
また本開示によれば、プラグの挿入に伴い該プラグに直流電流を供給する接点が接触することと、前記プラグに直流電流を供給する際にリレーが生じさせる磁力により前記プラグをロックすることと、を含む、接続方法が提供される。
また本開示によれば、プラグに供給される直流電流の減少によりリレーが生じさせる磁力が減少することと、前記磁力の減少に伴い、弾性体の弾性力を用いて前記プラグのロックを解除することと、を含む、遮断方法が提供される。
また本開示によれば、上記コネクタを備える、電動移動体が提供される。
また本開示によれば、直流電力を供給するバッテリと、前記バッテリから供給される直流電力による駆動する駆動部と、前記バッテリと前記駆動部との間に設けられる、少なくとも1つの上記コネクタと、を備える、電力供給システムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、直流給電時において、アークが発生しない条件下でのみ遮断を行うことが可能な、新規かつ改良されたコネクタ、接続方法、遮断方法、電動移動体及び電力供給システムを提供することが出来る。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施の形態の第1構成例を示す説明図である。 本開示の実施の形態の第1構成例を示す説明図である。 コネクタへのプラグ栓刃の挿入から抜去までのシーケンスを示す説明図である。 本開示の実施の形態の第2構成例を示す説明図である。 本開示の実施の形態の第2構成例を示す説明図である。 コネクタを備えた移動体の機能構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の実施の形態
1.1.背景
1.2.第1構成例
1.3.第2構成例
2.まとめ
<1.本開示の実施の形態>
[1.1.背景]
まず、本開示の実施の形態の背景について説明する。
直流給電でも交流給電でも、電力の切断時にはアーク放電が発生する。交流の場合、所定の時間毎(例えば10ミリ秒毎)に電圧がゼロとなる瞬間があるので、アーク放電は少なくとも上記所定の時間内(例えば10ミリ秒以内)に自然に止まる。しかし直流給電では、ゼロ電圧となる瞬間がないため、アーク放電は自然には止まらない。そのため、直流給電の場合に電力の切断時にアーク放電の発生を抑えることを目的とした技術が開示されている。
例えば、上記特許文献1、2では、直流電流を完全に遮断してから、プラグをコネクタから抜去するための技術が開示されている。
しかし、上記特許文献1、2で開示されている技術を含め、既存の技術では、ブラグがコネクタに挿入され、通電した瞬間にロック機構が働くため、プラグの挿入を阻害してしまい、挿入初期の突入電流が流れる状態では完全な挿入が出来ず、再投入するための抜去でアークが発生する可能性があった。
また、アーク抑制回路やアーク消弧機構を持たないスイッチにある一定以上の電流が流れている状態で直流電流の遮断を開始すると、アークが発生し、アークによる熱が回路に影響を与えうる。また、所定値以下の電流が流れている状態でのみ回路を切り替えられる回路分離機構においても、手順を間違えて分離するとアークが発生し続け、アークによる熱が回路に影響を与えうる。
また、断路器など電流を遮断した状態でのみ回路を分離する装置に、安全のためにアーク消弧装置やアーク抑制回路などの安全装置を備えると高価となり、また当該安全装置の定格電流を超えた状態で遮断する場合にアークが発生し、そのアークによる熱が回路に影響を与えうる。
そこで本件開示者は、上述した背景に鑑み、直流給電において、簡易な構成で安全に直流電流を遮断できる技術について、鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、以下で説明するように、直流給電において、簡易な構成で安全に直流電流を遮断できる技術を考案するに至った。
以上、本開示の実施の形態の背景を説明した。続いて、本開示の実施の形態について詳細に説明する。
[1.2.第1構成例]
まず、本開示の実施の形態の第1構成例について説明する。図1及び図2は、本開示の実施の形態の第1構成例を示す説明図である。以下、図1及び図2を用いて本開示の実施の形態の第1構成例について説明する。
図1及び図2に示したのは、本開示の実施の形態の第1構成例に係るコネクタ100である。コネクタ100には、2本のプラグ栓刃20a、20bが挿入されうる。図2に示したように、コネクタ100にプラグ栓刃20a、20bが完全に挿入されると、図示しない直流電源から負荷10へ直流の電流が流れる。
コネクタ100は、ソケットバネ101a、101bと、ロックレバー111と、リリースバネ120と、リレー130と、を備える。
ソケットバネ101aは本開示の導体の一例であり、ソケットバネ接点102a及びリレー接点114を備える。ソケットバネ101bはソケットバネ接点102b、103bを備える。ロックレバー111は、結合部112を備える。リレー130は、コイル131と、リレー接点132と、を備える。
ソケットバネ101aは、プラグ栓刃20aが挿入され、プラグ栓刃20aの結合部21aとソケットバネ接点102aとが嵌め合わされ、また、プラグ栓刃20aの挿入によりロックレバー111が押し込まれ、リレー接点114がリレー接点132と接触することで、プラグ栓刃20aを通じて負荷10に直流電流を流す。
ソケットバネ101bは、プラグ栓刃20bが挿入され、プラグ栓刃20bの結合部21bとソケットバネ接点102bとが、結合部22bとソケットバネ接点103bとが、それぞれ嵌め合わされることで、負荷10からの直流電流を流す。
ロックレバー111は、プラグ栓刃20aが挿入され、ロックレバー111の結合部112と、プラグ栓刃20aの結合部22aとが嵌め合わされることで、プラグ栓刃20aをロックする。またロックレバー111は、本開示の弾性体の一例であるリリースバネ120によって、プラグ栓刃20aが挿入されていない状態では図のように持ち上げられた状態となる。
ロックレバー111は、支点113においてソケットバネ101aに接続されている。図2のように、プラグ栓刃20aが挿入された状態となると、プラグ栓刃20aによってロックレバー111のリレー鉄片115が押し込まれ、支点113を中心に所定範囲回動すると、ロックレバー111の結合部112と、プラグ栓刃20aの結合部22aとが嵌め合わされる。
プラグ栓刃20aの挿入による、リレー接点114、132との接触のタイミングと、ロックレバー111の結合部112と、プラグ栓刃20aの結合部22aとの嵌合のタイミングとは、ほぼ同時であること、または、プラグ栓刃20aの結合部22aとの嵌合のタイミングの方が早いことが望ましい。また、支点113とリレー接点114との間は直線状であってもよく、図2に示したように、湾曲した状態となってもよい。
ロックレバー111は、磁石に付く性質を有する金属、例えば鉄で形成される。プラグ栓刃20aが挿入され、プラグ栓刃20aを通じて負荷10に直流電流が流れると、リレー130のコイル131に電流が流れる。コイル131に電流が流れることで、リレー130が磁力を帯びるようになる。リレー130が磁力を帯びると、リレー130とリレー鉄片115とが磁力によって結合した状態となる。
このため、ある所定値以上の直流電流、すなわち、アークの発生条件を満たす直流電流(例えば1.5アンペア以上の電流)がプラグ栓刃20aを通じて負荷10に流れている状態では、リレー130とリレー鉄片115とが磁力によって結合しており、プラグ栓刃20aを抜去しようとしてもロックレバー111がリレー130から離れない。
一方、上記所定値未満の直流電流、すなわち、アークの発生条件を満たさない直流電流(例えば1アンペア以下の電流)がプラグ栓刃20aを通じて負荷10に流れている状態、または、直流電流が全く流れていない状態では、リレー130とリレー鉄片115との結合力より、リリースバネ120の弾性力を含んだ、プラグ栓刃20aを抜去しようとする力が上回り、ロックレバー111がリレー130から離れられる。リレー130とリレー鉄片115とが離れると、リレー接点114、132が離れ、プラグ栓刃20aへの直流電流の供給が完全に遮断される。アークの発生条件を満たさない直流電流がプラグ栓刃20aを通じて負荷10に流れている状態、または、直流電流が全く流れていない状態なので、リレー接点114、132が離れてもアークの発生には至らない。
図3は、コネクタ100へのプラグ栓刃20a、20bの挿入から抜去までのシーケンスを示す説明図である。図3に示したグラフは、横軸が時間、縦軸がプラグ栓刃20a、20bの挿入量、ロックレバー111の位置、コイル131に流れる電流(すなわち負荷10に流れる電流)の量を示している。
時刻t1でプラグ栓刃20a、20bの挿入が開始される。挿入が終わる直前の時刻t2で、プラグ栓刃20aの先端がリレー鉄片115を押すと、ロックレバー110がロック位置に移動する。その後、時刻t3でリレー接点14、132が接触し、コイル131に電流が流れると、コイル131が発生させる磁力でリレー鉄片115がリレー130に吸引され、ロックレバー110が完全にロック位置にセットされる。
その後、負荷10に流れる電流が変化し、時刻t4でコイル131に流れる電流が0となると、リレー130はリレー鉄片115を吸引する吸引力が無くなり、リリースバネ120の力でロックレバー110が一部引き戻される。しかし、リリースバネ120の力でロックレバー110が一部引き戻されるが、プラグ栓刃20aが挿入位置から戻るほどではない。
その後、負荷10に流れる電流がさらに変化し、時刻t5で負荷10に流れる電流が増え始めると、コイル131が発生させる磁界でリレー鉄片115がリレー130に吸引され、ロックレバー110が完全にロック位置に再びセットされる。
スタンバイ状態など、負荷10に流れる電流がアークを発生させない程度に減流している状態で、プラグ栓刃20a、20bの抜去が開始されると、ロックレバー110がリリースバネ120の力で戻される。この状態では電流がアークを発生させない程度に減流しているので、そのままプラグ栓刃20a、20bをコネクタ100から引き抜くことができる状態となる。プラグ栓刃20a、20bが引き抜かれる途中の時刻t7の時点でリレー接点114、132の接続が解除されるが、その時の電流はアーク発生条件より低いので、アークとならないで遮断でき、コイル電流も0となる。
以上説明したように本開示の実施の形態の第1構成例によれば、プラグ栓刃20a、20bが挿入されると、磁力によってプラグ栓刃20a、20bの抜去が出来ないようにすることで、アーク消弧装置やアーク抑制回路などの安全装置を備えずに、安全に直流電流を遮断できるコネクタ100が提供される。
[1.3.第2構成例]
続いて、本開示の実施の形態の第2構成例について説明する。図4及び図5は、本開示の実施の形態の第2構成例を示す説明図である。以下、図4及び図5を用いて本開示の実施の形態の第2構成例について説明する。
第1の構成例は2つのプラグ栓刃20a、20bを有するプラグが挿入されるコネクタ100の例であった。第2の構成例は、1本のプラグ栓刃が挿入されるコネクタの例を示す。
図4及び図5に示したのは、本開示の実施の形態の第2構成例に係るコネクタ100’である。コネクタ100’には、1本のプラグ栓刃20cが挿入されうる。図5に示したように、コネクタ100’にプラグ栓刃20cが完全に挿入されると、図示しない直流電源から負荷10へ直流の電流が流れる。
コネクタ100’は、ソケットバネ101cと、ロックレバー111と、リリースバネ120と、リレー130と、を備える。
ソケットバネ101cはソケットバネ接点102c及びリレー接点114を備える。ロックレバー111は、結合部112を備える。リレー130は、コイル131と、リレー接点132と、を備える。
ソケットバネ101cは、スライドバー30がON方向に移動されることに伴ってプラグ栓刃20cが挿入され、プラグ栓刃20cの結合部21cとソケットバネ接点102cとが嵌め合わされ、また、プラグ栓刃20cの挿入によりロックレバー111が押し込まれ、リレー接点114がリレー接点132と接触することで、プラグ栓刃20cを通じて負荷10に直流電流を流す。
ロックレバー111は、スライドバー30がON方向に移動されることに伴ってプラグ栓刃20cが挿入され、ロックレバー111の結合部112と、プラグ栓刃20aの結合部22cとが嵌め合わされることで、プラグ栓刃20cをロックする。またロックレバー111は、リリースバネ120によって、プラグ栓刃20cが挿入されていない状態では図4のように持ち上げられた状態となる。
ロックレバー111は、支点113においてソケットバネ101cに接続されている。図5のように、スライドバー30がON方向に移動されてプラグ栓刃20cが挿入された状態となると、プラグ栓刃20cによってロックレバー111のリレー鉄片115が押し込まれ、支点113を中心に所定範囲回動すると、ロックレバー111の結合部112と、プラグ栓刃20cの結合部22cとが嵌め合わされる。
ロックレバー111は、磁石に付く性質を有する金属、例えば鉄で形成される。プラグ栓刃20cが挿入され、プラグ栓刃20cを通じて負荷10に直流電流が流れると、リレー130のコイル131に電流が流れ、コイル131に電流が流れることでリレー130が磁力を帯びるようになる。リレー130が磁力を帯びると、リレー130とリレー鉄片115とが磁力によって結合した状態となる。
このため、ある所定値以上の直流電流、すなわち、アークの発生条件を満たす直流電流(例えば1.5アンペア以上の電流)がプラグ栓刃20cを通じて負荷10に流れている状態では、リレー130とリレー鉄片115とが磁力によって結合しており、スライドバー30をOFF方向に移動させてプラグ栓刃20cを抜去しようとしてもロックレバー111がリレー130から離れない。
一方、上記所定値未満の直流電流、すなわち、アークの発生条件を満たさない直流電流(例えば1アンペア以下の電流)がプラグ栓刃20cを通じて負荷10に流れている状態、または、直流電流が全く流れていない状態では、リレー130とリレー鉄片115との結合力より、リリースバネ120の弾性力を含んだ、スライドバー30をOFF方向に移動させてプラグ栓刃20cを抜去しようとする力が上回り、ロックレバー111がリレー130から離れられる。リレー130とリレー鉄片115とが離れると、リレー接点114、132が離れ、プラグ栓刃20cへの直流電流の供給が完全に遮断される。アークの発生条件を満たさない直流電流がプラグ栓刃20cを通じて負荷10に流れている状態、または、直流電流が全く流れていない状態なので、リレー接点114、132が離れてもアークの発生には至らない。
以上説明したように本開示の実施の形態の第2構成例によれば、プラグ栓刃20cが挿入されると、磁力によってプラグ栓刃20cの抜去が出来ないようにすることで、アーク消弧装置やアーク抑制回路などの安全装置を備えずに、安全に直流電流を遮断できるコネクタ100’が提供される。
図6は、コネクタ100を備えた移動体1000の機能構成例を示す説明図である。移動体1000は、例えば、ガソリン車のようにガソリンを動力源とする移動体であってもよく、電気自動車、ハイブリッド車、電気オートバイ等の、充放電可能なバッテリを主な動力源とする移動体であってもよい。図6には、移動体1000に、バッテリ1010と、バッテリから供給される電力により駆動する駆動部1020と、が備えられた場合の例が示されている。駆動部1020には、例えばワイパー、パワーウィンドウ、ライト、カーナビゲーションシステム、エアーコンディショナのような車両に備えられる装備品や、モーター等の移動体1000を駆動させる装置などが含まれうる。
そして図6に示した移動体1000には、バッテリ1010から駆動部1020へ直流電力が供給される経路の途中に、コネクタ100が設けられている。図6に示した移動体1000は、バッテリ1010から駆動部1020へ直流電力が供給される経路上に、コネクタ100が設けられることで、例えばバッテリ1010を一時着脱させる際等にアーク放電の発生を抑えることが出来る。
なお図6には、コネクタ100が1つだけ備えられている移動体1000の例を示したが、本開示は係る例に限定されるものではない。すなわち、コネクタ100は直流電力が供給される経路の途中に複数設けられても良い。またコネクタ100は、バッテリ1010から駆動部1020へ直流電力が供給される経路の途中だけでなく、他の場所、例えばバッテリ1010を直流電力で充電する際の経路の途中に設けられても良い。移動体1000は、バッテリ1010を直流電力で充電する際の経路の途中にコネクタ100を設けることで、安全にバッテリ1010を直流電力で充電することができる。
また図6には、バッテリ1010から駆動部1020への直流電力の供給と遮断とを切り替えるのに、第1構成例のコネクタ100を示したが、もちろん第2構成例のコネクタ100’が用いられても良いことは言うまでも無いことである。
上述のコネクタ100、100’は、他にも太陽光、風力などの再生可能エネルギーにより発電された電力を受電する給電ケーブルの着脱のためにも用いられ得る。上述のコネクタ100、100’を、そのような給電ケーブルの着脱の用途に用いることで、発電中の状態での給電ケーブルの抜去を防ぎ、発電していない状態での給電ケーブルの抜去を可能にする。
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の実施の形態によれば、プラグ栓刃が挿入され、アークの発生条件以上の電流がプラグ栓刃に流れている状態では、電流により生じる磁力によってプラグ栓刃の抜去を妨げ、アークの発生条件を下回る電流がプラグ栓刃に流れている状態ではプラグ栓刃の抜去を許すコネクタが提供される。
本実施形態にかかるコネクタは、アークの発生条件以上の電流がプラグ栓刃に流れている状態では、電流により生じる磁力によってプラグ栓刃の抜去を妨げ、アークの発生条件を下回る電流がプラグ栓刃に流れている状態でプラグ栓刃の抜去を許すことで、簡易な構成で、かつ、安全に直流電流を遮断させることが可能となる。
もちろん、上述したコネクタの各部品やプラグ栓刃の構造は図示したものに限定されない。上述の説明では、プラグ栓刃を抜去しようとする力を、リリースバネ120の弾性力を含めた力としていたが、弾性力を用いる弾性体であれば図示したリリースバネ120に限定されるものでは無い。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
プラグに直流電流を供給する導体と、
前記プラグの挿入に伴い、前記導体と接触して該プラグに直流電流を供給する接点を有するリレーと、
前記プラグに直流電流を供給する際に前記リレーが生じさせる磁力により前記リレーと結合して前記プラグをロックするロック機構と、
を備える、コネクタ。
(2)
前記磁力が失われると前記プラグを前記ロック機構からリリースする弾性体をさらに備える、前記(1)に記載のコネクタ。
(3)
前記導体は、前記プラグの挿入に伴って該プラグの結合部と嵌合される接点を備える、前記(1)または(2)に記載のコネクタ。
(4)
前記ロック機構は、前記プラグの挿入または抜去に伴い支点を中心に所定範囲回動する、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のコネクタ。
(5)
前記導体は、前記リレーと接触する際に前記リレーと接触する接点と前記支点との間が湾曲する、前記(4)に記載のコネクタ。
(6)
プラグの挿入に伴い該プラグに直流電流を供給する接点が接触することと、
前記プラグに直流電流を供給する際にリレーが生じさせる磁力により前記プラグをロックすることと、
を含む、接続方法。
(7)
プラグに供給される直流電流の減少によりリレーが生じさせる磁力が減少することと、
前記磁力の減少に伴い、弾性体の弾性力を用いて前記プラグのロックを解除することと、
を含む、遮断方法。
(8)
前記(1)〜(5)のいずれかに記載のコネクタを備える、電動移動体。
(9)
直流電力を供給するバッテリと、
前記バッテリから供給される直流電力による駆動する駆動部と、
前記バッテリと前記駆動部との間に設けられる、少なくとも1つの、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のコネクタと、
を備える、電力供給システム。
(10)
前記電力供給システムは、電動移動体である、前記(9)に記載の電力供給システム。
10 :負荷
14 :リレー接点
20a :プラグ栓刃
20b :プラグ栓刃
20c :プラグ栓刃
21a :結合部
21b :結合部
21c :結合部
22a :結合部
22b :結合部
22c :結合部
30 :スライドバー
100 :コネクタ
100’ :コネクタ
101a :ソケットバネ
101b :ソケットバネ
101c :ソケットバネ
102a :ソケットバネ接点
102b :ソケットバネ接点
102c :ソケットバネ接点
103b :ソケットバネ接点
110 :ロックレバー
111 :ロックレバー
112 :結合部
113 :支点
114 :リレー接点
115 :リレー鉄片
120 :リリースバネ
130 :リレー
131 :コイル
132 :リレー接点

Claims (8)

  1. プラグに直流電流を供給する導体と、
    前記プラグの挿入に伴い、前記導体と接触して該プラグに直流電流を供給する接点を有するリレーと、
    前記プラグに直流電流を供給する際に前記リレーが生じさせる磁力により前記リレーと結合して前記プラグをロックするロック機構と、
    を備える、コネクタ。
  2. 前記磁力が失われると前記プラグを前記ロック機構からリリースする弾性体をさらに備える、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記導体は、前記プラグの挿入に伴って該プラグの結合部と嵌合される接点を備える、請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記ロック機構は、前記プラグの挿入または抜去に伴い支点を中心に所定範囲回動する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記導体は、前記リレーと接触する際に前記リレーと接触する接点と前記支点との間が湾曲する、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 少なくとも1つのコネクタ、を備え、
    前記コネクタは、
    プラグに直流電流を供給する導体と、
    前記プラグの挿入に伴い、前記導体と接触して該プラグに直流電流を供給する接点を有するリレーと、
    前記プラグに直流電流を供給する際に前記リレーが生じさせる磁力により前記リレーと結合して前記プラグをロックするロック機構と、を備える、
    電動移動体。
  7. 直流電力を供給するバッテリと、
    前記バッテリから供給される直流電力による駆動する駆動部と、
    前記バッテリと前記駆動部との間に設けられる、少なくとも1つのコネクタと、を備え
    前記コネクタは、
    プラグに直流電流を供給する導体と、
    前記プラグの挿入に伴い、前記導体と接触して該プラグに直流電流を供給する接点を有するリレーと、
    前記プラグに直流電流を供給する際に前記リレーが生じさせる磁力により前記リレーと結合して前記プラグをロックするロック機構と、を備える、
    電力供給システム。
  8. 前記電力供給システムは、電動移動体である、請求項に記載の電力供給システム。
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