JP2011095983A - 情報出力プログラム、画像形成システム、及び情報出力方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記憶手段に記憶されている情報の出力要求を受け付ける受付手段と、受付手段によって出力要求が受け付けられるとその出力要求によって出力が要求されている情報を出力する出力手段と、記憶手段に記憶されている情報の出力を禁止する、及び出力禁止を解除する禁止/解除手段としてコンピュータを機能させ、出力手段は、禁止/解除手段によって出力が禁止されている情報の出力要求が受け付けられた場合はその情報の出力を待機し、禁止/解除手段によってその情報の出力禁止が解除されると出力する。
【選択図】図2
Description
例えば、特定画像の出力を可能とする回数(以下出力可能回数という)を制限し、当該特定画像を有する媒体が廃棄されると、廃棄された媒体の分だけ当該特定画像の出力可能回数を増やす画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この発明によると、出力禁止が解除されると情報が出力されるので、出力禁止が解除されたときに速やかにその情報を出力させたいと考えているユーザは、出力禁止が解除されたか否かを監視していなくてもよい。
また、出力禁止が解除されると情報が出力されるので、出力が禁止されている情報の出力要求を行った利用者は、出力禁止が解除されてから印刷要求を行った利用者よりも優先して情報を出力させることができる。従って、出力が禁止されている情報の出力要求を行った利用者は、他者に割り込まれることがなく情報の出力を行うことができる。
よってこの発明によると、情報の出力が可能となった場合に速やかにその情報を出力させたいユーザにとって使い勝手がよい。
この発明によると、ユーザは情報の出力が直ちに行われないことを知ることができる。
この発明によると、情報の出力が待機されているユーザは、その情報の出力禁止が解除されたことを知ることができる。
この発明によると、記憶手段に記憶されている情報の出力禁止、及び出力禁止の解除を管理できる。また、記憶手段に記憶されている情報が機密性の高いものである場合、情報の機密性を保持しつつ、情報の出力禁止、及び出力禁止の解除を管理することができる。
この発明によると、情報を出力した後にまだ廃棄連絡を受け付けていない出力結果の数と出力禁止が解除されて出力待ち又は出力中の状態にある出力要求の数との合計数が上限数に達するまで情報を出力できるので、複数の出力結果が必要である場合に利用者にとって利便性がよい。
この発明によると、出力結果の廃棄が促進され、出力が待機されている情報の出力をより速やかに行うことができる。
この発明によると、出力が禁止されている情報の出力要求を入力したユーザは、その情報の出力が可能になるおおよその時を知ることができる。
この発明によると、情報の出力が可能となった場合に速やかにその情報を出力装置に出力させたいユーザにとって使い勝手がよい。
この発明によると、情報の出力禁止が解除された場合にはその出力要求を入力したユーザが出力装置で認証情報を入力しないと出力されないので、出力禁止が解除されたときに機密性の高い情報が直ちに出力されて他のユーザに閲覧されてしまわないようにすることができる。
この発明によると、情報の出力禁止が解除されてもユーザからの手動出力指示を受け付けないと出力されないので、出力禁止が解除されたときに機密性の高い情報が直ちに出力されて他のユーザに閲覧されてしまわないようにすることができる。
この発明によると、情報の印刷が可能となった場合に速やかにその情報を印刷させたいユーザにとって使い勝手がよい。
この発明によると、情報の出力が可能となった場合に速やかにその情報を出力させたいユーザにとって使い勝手がよい。
本発明の実施形態1を図1ないし図16によって説明する。
図1は、印刷システム10(画像形成システムの一例)の構成を示す模式図である。印刷システム10は、コンピュータ1、プリンタ2、及びそれらを通信可能に接続するLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク3で構成されている。
コンピュータ1(コンピュータ、情報処理装置の一例)は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶部14、表示部15、操作部16、ネットワークインタフェース17(I/F)などを備えて構成されている。
操作部16(受付手段、廃棄受付手段の一例)は、マウスやキーボードなどの入力装置で構成されている。利用者(ユーザ)は操作部16を操作して印刷要求、廃棄連絡、手動印刷指示(手動出力指示の一例)、各種のパスワード(認証情報の一例)などを入力する。
プリンタ2(出力装置、画像形成装置の一例)は、制御部21、印刷部22、操作部23、ネットワークインタフェース24(I/F)などを備えて構成されている。
制御部21は、CPU24、ROM25、RAM26などで構成されている。CPU24はROM25に記憶されている各種のプログラムを実行することによりプリンタ2の各部を制御する。ROM25はCPU24が実行するための各種のプログラムやデータなどを記憶している。RAM26はCPU24が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
操作部23(操作手段の一例)は、利用者がプリンタ2を操作するための各種の操作ボタンや、各種の情報を表示するためのディスプレイなどを備えている。
ネットワークインタフェース24は、通信ネットワーク3を介してコンピュータ1などの外部の機器と接続されている。
コンピュータ1は、文書印刷プログラムを実行することにより、記憶部14に記憶されている文書の機密管理を行う。機密管理とは、文書毎に同時に存在できる印刷物の部数に上限数(最大印刷可能数)を設定し、現存する印刷物の部数が上限数を超えないように文書の印刷禁止/禁止解除を行うことにより、機密が漏洩し難くする管理である。
すなわち、コンピュータ1は、プリンタ2に文書を印刷させるとその文書の印刷可能数(最大印刷可能数から印刷した部数を引いた部数)を1つ減らし、後述する廃棄処理を実行すると印刷可能数を1つ増やすように構成されている。
図2は、機密管理における文書の状態遷移を示す状態遷移図である。
「印刷許可」状態は、文書の印刷が許可されている状態である。「印刷許可」状態にある文書の印刷を要求する印刷要求が受け付けられると、文書の状態は「印刷中1」状態に遷移する。
「印刷禁止」状態は、プリンタ2で印刷した印刷物(出力結果の一例)が廃棄されていないために印刷が禁止されている状態である。この状態のときには、文書の印刷はできないが、利用者からの印刷要求は受け付けることができる。また、利用者は印刷物が不要になるとその印刷物を裁断や焼却などによって廃棄し、あるいは印刷物を管理者に返却することによって廃棄し、印刷物を廃棄した旨の連絡(廃棄連絡)をコンピュータ1に入力する。廃棄連絡を受け付けた場合には、文書の状態は「印刷許可」状態に戻る。
「印刷予約禁止(自動印刷)」状態は、印刷物が廃棄されたときに速やかに印刷が実行されるように文書の印刷が予約されている状態である。印刷物に対する廃棄連絡を受け付けると、プリンタ2に文書が送信され、文書の状態は「印刷中2」状態に遷移する。
「出力待ち(自動セキュア印刷)」状態は、プリンタ2側で利用者からセキュア印刷のパスワードが入力されるのを待っている状態である。コンピュータ1から送信したセキュア印刷のパスワードとプリンタ2側で利用者により入力されたセキュア印刷のパスワードとが一致すると、文書の状態は「印刷中2」状態に遷移する。
図3〜図6は、機密管理において用いられる各種の管理テーブルの一例を示す模式図である。
文書ID(Identification)は文書を一意に識別するためのファイル名などの情報である。
最大印刷可能数は、その文書について同時に存在できる印刷物の部数である。
利用期間は、印刷物の利用が可能な期間を設定するものである。利用者は印刷物を印刷してから利用期間内に後述の廃棄連絡をする必要がある。
利用者ID(識別情報の一例)は利用者を一意に識別するための情報である。
廃棄パスワードは、廃棄連絡を入力する際に必要となるパスワードである。
利用期限(廃棄期限の一例)は、文書を印刷した時刻にその文書の利用期間を加算した時刻であり、利用者はこの利用期限までに印刷物を廃棄して廃棄連絡を入力することが求められる。
状態は、仮想的な1つの文書の状態を示す情報である。
詳細情報は、印刷の予約に関する情報である。印刷の予約に関する情報とは、印刷方法(自動印刷、自動セキュア印刷、手動印刷)、印刷要求を入力した利用者の利用者ID、廃棄パスワード、セキュア印刷のパスワード(印刷方法が自動セキュア印刷の場合のみ)などである。印刷の予約についての詳細は後述する。
状態変化時刻は、図2に示す状態が変化する毎にその時の現在時刻に更新される。
通知方法(宛先の一例)には、例えば利用者のメールアドレス、電話番号、その利用者が所管しているコンピュータのIPアドレスなどが登録される。
文書印刷プログラムは、全体処理、廃棄処理、手動印刷処理、処理ID応答処理、及びプリンタ印刷処理を実行するためのプログラムである。全体処理、廃棄処理、手動印刷処理、及び処理ID応答処理はコンピュータ1側で実行される処理であり、プリンタ印刷処理はプリンタ2側で実行される処理である。
全体処理(図示せず)は、印刷に関する全体的な処理である。全体処理からは機密印刷処理1(図2参照)、及び機密印刷処理2(図2参照)が呼び出される。
機密印刷処理1は印刷が禁止されていない文書に対する印刷要求が入力された場合にその文書をプリンタ2に印刷させる処理である。
機密印刷処理2は印刷が禁止されている文書に対する印刷要求が入力された場合の処理であって、印刷物が廃棄されて印刷禁止が解除されたときに速やかに文書が印刷されるようにその文書の印刷を予約する処理である。
機密廃棄処理2は、文書の印刷が予約されている場合の処理であって、廃棄連絡が受け付けられると予約されている印刷を実行させる処理である。
図7は、全体処理の流れを示すフローチャートである。本処理は利用者が操作部16を操作して印刷要求を入力するための所定の操作を行うと開始される。
S101では、CPU11は利用者による印刷要求の入力を受け付ける。本実施形態では印刷要求として印刷対象の文書の文書IDを受け付ける。
S103では、CPU11は、その文書を直ちにプリンタ2に印刷させる。
S105では、CPU11は利用者による廃棄パスワードの入力を受け付ける。廃棄パスワードは廃棄連絡を入力する際に必要となるパスワードであり、ここでは利用者は任意のパスワードを廃棄パスワードとして入力できる。
S106では、CPU11は機密文書管理テーブルから文書IDに対応する最大印刷可能数と利用期間とを読み出す。
S108では、CPU11は現在時刻にS106で読み出した利用期間を加算して利用期限を算出する。
状態=「−(空白)」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
S111では、CPU11は処理対象のレコードに対して「機密印刷処理1」を実行する。「機密印刷処理1」の詳細は後述する。
S112では、CPU11はS104で入力された利用者IDに対応する利用者が部外者であるか否かを利用者情報テーブルを参照して判定し、部外者ではないと判定した場合はS113に進み、部外者であると判定した場合はS116に進む。
S114では、CPU11は同一文書IDで状態が「印刷禁止」状態であるレコードのうち、状態変化時刻が最も古いレコードを処理対象のレコードとする。
S116では、CPU11は利用者管理テーブルを参照してS101で入力された文書IDと同一文書IDのレコードの中で最も早く到来する利用期限を読み出す。
S117では、CPU11は、利用者情報テーブルを参照して、印刷要求を入力した利用者(部外者)の宛先に、最も早く到来する利用期限を送信する(廃棄期限を報知する一例)。この処理は表示部15に利用期限を表示させてもよい。
図8は、S111で実行される機密印刷処理1の流れを示すフローチャートである。
S201では、CPU11は利用者管理テーブルにS101で印刷要求を入力した利用者のレコードを追加し、必要な情報(文書ID、利用者ID、廃棄パスワード、及び利用期限)を入力する。
状態=「印刷中1」
詳細情報=「−(空白)]
状態変化時刻=「現在時刻」
S204では、CPU11は文書状態テーブルにおいて処理対象のレコードを次のように更新する。
状態=「印刷禁止」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
処理終了後、CPU11は全体処理に戻る。
図9は、S115で実行される機密印刷処理2の流れを示すフローチャートである。
S301では、CPU11は、利用者情報テーブルを参照して、印刷要求を入力した利用者に印刷待ちになる旨のメッセージを送信する(情報の出力が待機されたことを報知する一例)。なお、表示部15にメッセージを表示させてもよい。
S303では、CPU11は入力された印刷方法が自動印刷であるか否かを判定し、自動印刷である場合はS304に進み、自動印刷ではない場合(自動セキュア印刷、又は手動印刷である場合)はS305に進む。
状態=「印刷予約禁止」
詳細情報=「自動印刷、利用者ID、廃棄パスワード(PW)」
状態変化時刻=「現在時刻」
S306では、CPU11は利用者によるセキュア印刷のパスワードの入力を受け付ける。セキュア印刷のパスワードは、プリンタ2に送信した文書を印刷させるために利用者がプリンタ2側で入力するパスワードであり、ここでは利用者は任意のパスワードをセキュア印刷のパスワードとして入力できる。
状態=「印刷予約禁止」
詳細情報=「自動セキュア印刷、利用者ID、廃棄パスワード(PW)、セキュア印刷のパスワード(PW)」
状態変化時刻=「現在時刻」
状態=「印刷予約禁止」
詳細情報=「手動印刷、利用者ID、廃棄パスワード(PW)」
状態変化時刻=「現在時刻」
S310では、CPU11は利用者管理テーブル、及び利用者情報テーブルを参照し、処理対象とされたレコードの文書IDと同じ文書IDの文書が印刷された後にまだその印刷物の廃棄連絡を入力していない利用者の宛先に、他の利用者によってその文書の印刷が予約された旨のメッセージを送信する(出力結果の廃棄を要求する一例)。このときメッセージを送信する相手は、廃棄連絡を入力していない利用者全てであってもよいし、廃棄連絡を入力していない利用者のうち利用期限が過ぎている利用者でもよいし、廃棄連絡を入力していない利用者のうち状態変化時刻が最も早い利用者であってもよい。
処理終了後、CPU11は全体処理に戻る。
図10及び図11は、廃棄処理の流れを示すフローチャートである。本処理は利用者がコンピュータ1を操作して印刷物の廃棄連絡を入力するための所定の操作を行うと開始される。
S401では、CPU11は利用者による文書IDの入力を受け付ける。
S402では、CPU11は利用者による利用者IDの入力を受け付ける。
S403では、CPU11は利用者による廃棄パスワードの入力を受け付ける。ここでは利用者はS105で入力した廃棄パスワードと同じものを入力する。
S405では、CPU11は該当するレコードの利用期限と現在時刻とを比較し、現在時刻が利用期限を超過している場合はS406に進み、超過していない場合はS407に進む。
S407では、CPU11は利用者管理テーブルから該当するレコードを削除する。
S409では、CPU11は選択したレコードの中に状態が「印刷予約禁止」状態であるものが存在するか否かを判定し、存在する場合はS410に進み、存在しない場合はS412に進む。
S411では、CPU11は処理対象のレコードに対して「機密廃棄処理2」を実行する。「機密廃棄処理2」の詳細は後述する。
S413では、CPU11は該当するレコードのうち状態変化時刻が最も古いレコードを処理対象のレコードとする。
S415では、CPU11は選択したレコードの中に「印刷中1」状態、又は「印刷中2」状態であるものが存在するか否かを判定し、存在する場合はS416に進み、存在しない場合(「出力待ち(自動セキュア印刷)」状態、又は「出力待ち(手動印刷)」状態の場合)はS418に進む。
S417では、CPU11は印刷が完了するまで待機し、印刷が完了するとS414に進む。
S418では、CPU11は該当レコードが「出力待ち(自動セキュア印刷)」状態、又は「出力待ち(手動印刷)」状態であるとして所定時間待機し、その後にS409に戻って処理を繰り返す。
図12は、S414で実行される機密廃棄処理1の流れを示すフローチャートである。
S501では、CPU11は文書状態テーブルから処理対象のレコード(S413で処理対象とされたレコード)を削除する。これにより、処理対象のレコードの文書IDに対応する文書についての合計数が最大印刷可能数に達していた場合には、その文書の印刷禁止が解除される。
処理終了後、CPU11は廃棄処理に戻る。
図13は、S411で実行される機密廃棄処理2の流れを示すフローチャートである。
S601では、CPU11は機密文書管理テーブルからS401で入力された文書IDに対応する利用期間を読み出す。
S603では、CPU11は利用者管理テーブルにレコードを追加し、必要な情報(S410で処理対象とされたレコードの文書ID、そのレコードの詳細情報に登録されている利用者ID、廃棄パスワード、S602で算出した利用期限)を入力する。
状態=「印刷中2」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
S607では、CPU11は文書状態テーブルにおいて処理対象のレコードを次のように更新する。
状態=「印刷禁止」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
状態=「出力待ち」
詳細情報=変更なし
状態変化時刻=「現在時刻」
状態=「出力待ち」
詳細情報=変更なし
状態変化時刻=「現在時刻」
S612では、CPU11はS603で追加したレコードの利用者IDに対応する利用者に印刷予約禁止が解除された旨のメッセージを送信する(出力禁止が解除されたことを報知する一例)。
処理終了後、CPU11は廃棄処理に戻る。
図14は、手動印刷処理の流れを示すフローチャートである。本処理はS612で印刷予約禁止が解除された旨のメッセージが送信された利用者がコンピュータ1を操作して手動印刷指示を入力するための所定の操作を行うと開始される。
S701では、CPU11は利用者による文書IDの入力を受け付ける。
S702では、CPU11は利用者による利用者IDの入力を受け付ける。
文書ID=S701で入力された文書ID
状態=「出力待ち」
詳細情報の利用者ID=S702で入力された利用者ID
そして、CPU11は該当するレコードのうち状態変化時刻が最も古いレコードを処理対象のレコードとする。
状態=「印刷中2」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
S707では、CPU11は処理対象のレコードを次のように更新し、処理を終了する。
状態=「印刷禁止」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
図15は、プリンタ印刷処理の流れを示すフローチャートである。本処理はプリンタに電源が投入されている間、プリンタ2で繰り返し実行される処理である。
S801では、プリンタ2はコンピュータ1からの入力あるいはプリンタ2の操作部23からの入力を受信するまで待機し、入力を受信するとS802に進む。
S803では、プリンタ2は印刷指示がセキュア印刷であるか否かを判定し、セキュア印刷ではない場合(自動印刷、手動印刷、又は機密文書管理テーブルで管理されていない文書の印刷である場合)はS804に進み、セキュア印刷である場合はS805に進む。
S805では、プリンタ2はコンピュータ1から送信された文書に、処理ID、利用者ID、文書ID、及びセキュア印刷のパスワードを対応付けてRAM26に記憶して処理を終了する。
S806では、プリンタ2は操作部23からの入力がセキュア印刷のための操作であるか否かを判定し、セキュア印刷のための操作である場合はS807に進み、それ以外である場合は、操作部23から入力された操作に応じた処理を実行し処理を終了する。
S808では、プリンタ2は入力された利用者ID、セキュア印刷のパスワード、及び文書IDに対応する文書がRAM26に記憶されているか否かを判定し、記憶されている場合はS809に進み、記憶されていない場合は処理を終了する。
S810では、プリンタ2は印刷した文書に対応する処理IDをコンピュータ1へ応答し、処理を終了する。
図16は、処理ID応答処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、S810でプリンタ2から処理IDが応答されると開始される。
S901では、CPU11は文書状態テーブルに登録されているレコードのうちプリンタ2から受信した処理IDに対応するレコードを次のように更新する。
状態=「印刷禁止」
詳細情報=「−(空白)」
状態変化時刻=「現在時刻」
以上説明した本発明の実施形態1に係る文書印刷プログラムによると、印刷禁止が解除されると文書が印刷されるので、印刷禁止が解除されたときに速やかにその文書を印刷させたいと考えている利用者は、印刷禁止が解除されたか否かを監視していなくてもよい。
また、文書印刷プログラムによると、文書の廃棄連絡を受け付けた場合、その廃棄連絡を受けた文書で印刷予約禁止状態のものがあれば、印刷予約禁止状態となっている文書の印刷を行う。従って、印刷の予約を行った利用者は、出力禁止状態が解除されてから印刷要求を行った利用者よりも優先して文書を印刷させることができる。従って、印刷の予約を行った利用者は、他者に割り込まれることがなく情報の出力を行うことができる。
よってこの文書印刷プログラムによると、文書の印刷が可能となった場合に速やかにその文書を印刷させたい利用者にとって使い勝手がよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、プリンタ2にコンピュータ1の機能を持たせ、プリンタ2で機密管理を行う構成であってもよい。
また、利用者が廃棄連絡を入力するのではなく、利用者から印刷物が返却された管理者が廃棄連絡を入力するように運用されてもよい。
2…プリンタ
10…印刷システム
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…記憶部
15…表示部
16…操作部
21…制御部
22…印刷部
23…操作部
Claims (12)
- 記憶手段に記憶されている情報の出力要求を受け付ける受付手段と、
前記受付手段によって前記出力要求が受け付けられるとその出力要求によって出力が要求されている情報を出力する出力手段と、
前記記憶手段に記憶されている情報の出力を禁止する、及び出力禁止を解除する禁止/解除手段としてコンピュータを機能させ、
前記出力手段は、前記禁止/解除手段によって出力が禁止されている情報の出力要求が受け付けられた場合はその情報の出力を待機し、前記禁止/解除手段によってその情報の出力禁止が解除されると出力する、情報出力プログラム。 - 請求項1に記載の情報出力プログラムであって、
前記受付手段は、前記出力要求を行ったユーザの識別情報を受け付け、
前記出力要求によって出力が要求された情報の出力が待機された場合に、当該出力要求を入力したユーザの識別情報に応じた宛先に、情報の出力が待機されたことを報知する第1の報知手段として前記コンピュータを機能させる、情報出力プログラム。 - 請求項1又は請求項2に記載の情報出力プログラムであって、
前記受付手段は、前記出力要求を行ったユーザの識別情報を受け付け、
前記禁止/解除手段によって情報の出力禁止が解除されると、その情報の出力が待機されているユーザの識別情報に応じた宛先に、出力禁止が解除されたことを報知する第2の報知手段として機能させる、情報出力プログラム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報出力プログラムであって、
情報の出力結果に対する廃棄連絡を受け付ける廃棄受付手段として前記コンピュータを機能させ、
前記禁止/解除手段は、前記出力手段によって情報が出力されると出力を禁止し、前記廃棄受付手段によって廃棄連絡が受け付けられると出力禁止を解除する、情報出力プログラム。 - 請求項4に記載の情報出力プログラムであって、
前記禁止/解除手段は、情報を出力した後にまだ廃棄連絡を受け付けていない出力結果の数と出力禁止が解除されて出力待ち又は出力中の状態にある出力要求の数との合計数が上限数に達すると出力を禁止し、前記廃棄受付手段によって廃棄連絡が受け付けられると出力禁止を解除する、情報出力プログラム。 - 請求項4又は請求項5に記載の情報出力プログラムであって、
前記受付手段は、前記出力要求を行ったユーザの識別情報を受け付け、
情報が出力された後にまだその出力結果に対する廃棄連絡を入力していないユーザの識別情報を記憶手段に記憶させるユーザ管理手段として前記コンピュータを機能させ、
前記禁止/解除手段によって出力が禁止されている情報の出力要求が受け付けられると、まだ廃棄連絡を入力していないユーザの識別情報に応じた宛先に、出力結果の廃棄を要求する要求手段としてコンピュータを機能させる、情報出力プログラム。 - 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の情報出力プログラムであって、
前記受付手段は、前記出力要求を行ったユーザの識別情報を受け付け、
情報の出力結果に廃棄期限を設定する期限設定手段と、
前記禁止/解除手段によって出力が禁止されている情報の出力要求が受け付けられると、その出力要求を行ったユーザの識別情報に応じた宛先に、情報を出力した後にまだ廃棄連絡を受け付けていない他の出力結果に設定されている廃棄期限を報知する第3の報知手段として前記コンピュータを機能させる、情報出力プログラム。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の情報出力プログラムであって、
前記出力手段は前記受付手段によって出力要求が受け付けられるとその出力要求によって出力が要求されている情報を出力装置に出力する、情報出力プログラム。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の情報出力プログラムであって、
前記受付手段は、前記出力要求を行ったユーザの識別情報を受け付け、
前記出力手段は、前記コンピュータに接続された出力装置に対して情報の出力を指示するものであり、前記出力装置はユーザが認証情報を入力するための操作手段を備え、前記出力手段から情報の出力が指示されると前記操作手段によりユーザに認証情報を入力させ、前記コンピュータから出力された認証情報とユーザが入力した認証情報とが合致すると情報を出力する機密出力処理を実行可能に構成されており、
前記出力手段は、前記受付手段により前記機密出力処理が前記出力要求として受け付けられると、前記受付手段によりユーザから認証情報を受け付け、受け付けた認証情報とその出力要求によって機密出力処理が要求されている情報とを前記出力装置に出力して機密出力処理を指示する、情報出力プログラム。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の情報出力プログラムであって、
前記受付手段は、ユーザからの手動出力指示を受け付け、
前記出力手段は、前記禁止/解除手段によって情報の出力禁止が解除されると、前記受付手段によって手動出力指示が受け付けられるまで出力を待機し、手動出力指示が受け付けられると出力する、情報出力プログラム。 - 記憶手段に記憶されている情報の出力要求を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって前記出力要求が受け付けられるとその出力要求によって出力が要求されている情報を出力する出力手段と、前記記憶手段に記憶されている情報の出力を禁止する、及び出力禁止を解除する禁止/解除手段とを備え、前記出力手段は、前記禁止/解除手段によって出力が禁止されている情報の出力要求が受け付けられた場合はその情報の出力を待機し、前記禁止/解除手段によってその情報の出力禁止が解除されると出力する、情報処理装置と、
前記出力手段から出力された情報を出力する画像形成装置と、
を備える画像形成システム。 - 記憶手段に記憶されている情報を出力する情報出力方法であって、
記憶手段に記憶されている情報の出力要求を受け付ける受付段階と、
前記受付段階によって前記出力要求が受け付けられるとその出力要求によって出力が要求されている情報を出力する出力段階と、
前記記憶手段に記憶されている情報の出力を禁止する、及び出力禁止を解除する禁止/解除段階とを含み、
前記出力段階において、前記禁止/解除段階において出力が禁止されている情報の出力要求が受け付けられた場合はその情報の出力を待機し、前記禁止/解除段階においてその情報の出力禁止が解除されると出力する、情報出力方法。
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