JP2011095213A - 液体分注装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の液体分注装置10は、液滴を吐出する分注素子20の駆動を制御することにより予め設定された容量の液体試料をサンプルプレートに分注する。この液体分注装置10では、分析用の分注動作に先立ち、定量用分注作業を実行する。定量用分注作業では、予め設定された駆動パラメータに従ってテーブル12上の定量分注領域に設けられたウェル内に所定数の液滴を吐出し、定量用液体収容部である凹部の液面画像から凹部内に貯留された液体容積を算出する。定量用液体収容部に貯留された液体の液滴数は予め設定されており、この液滴数と算出した液体容積とから1滴当たりの液滴容積を算出する。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、分注素子の吐出部につながる空間をピエゾ素子からなる駆動部によって押圧することにより当該空間に充填された試料等を吐出部から吐出する液体分注装置が記載されている。このようなピエゾ素子の駆動により液体を分注する分注素子を備えた液体分注装置では、ピエゾ素子への印加電圧の大きさや印加時間、印加電圧の立ち上がり時間や立ち下がり時間等をパラメータとする制御信号により、吐出部から吐出される液滴量が調整される。
ところが、同一のパラメータであっても、分注する液体の表面張力や粘性等の物性、温度等の環境条件によって吐出される液滴の容積は変化する。分注量は液滴数によって管理されるため、液滴容積の変化は定量的な分注を困難にする。
この場合、上記液体分注装置では、表面張力が大きく基材上で球状に成り易い液体(水など)を標準サンプルとして液滴の容積を求めている。
本発明が解決しようとする課題は、液体の物性に関係なくより正確な液滴の容積を求めることができる液体分注装置及び液体分注方法を提供することである。
a) 先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットと、
b) 前記吐出駆動部の駆動パラメータの制御、及び、吐出された液滴数を記録する駆動制御部と、
c) 前記吐出ユニットから吐出された液滴が貯留される、底部から所定の高さ位置までの容量を当該所定の高さ位置における水平断面に関する情報を変数とする式で表すことができる定量用液体収容部と、
d)所定数の液滴が前記定量用液体収容部に貯留されたときの当該定量用液体収容部の液面画像を読み取る画像読取装置と、
e)前記画像読取装置が読み取った画像に基づいて前記定量用液体収容部の液面に関する情報を求め、この液面情報から前記定量用液体収容部に貯留された液滴一滴当たりの容量を算出し、算出された一滴当たりの液滴容量に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出する演算部とを備え、
前記駆動制御部は前記算出された液滴数を吐出するように前記吐出駆動部の駆動パラメータを調節することを特徴とする。
a)底部から所定の高さ位置までの容量を、当該所定の高さ位置における水平断面に関する情報を変数とする式で表すことができる定量用液体収容部に、前記吐出ユニットから液滴を吐出するステップと、
b)前記定量用液体収容部に貯留された液滴が所定数に達したときの前記定量用液体収容部の液面画像を読み取るステップと、
c)読み取った画像に基づいて前記液面に関する情報を求め、この液面情報から前記定量用液体収容部に貯留された一滴当たりの液滴容積を算出するステップと、
d)算出された一滴当たりの液滴容積に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出するステップと、
e)前記算出された液滴数を吐出するように前記吐出駆動部の駆動パラメータを調節するステップとを備えることを特徴とする。
なお、図示しないが、テーブル12の表面にはテーブル12上に配置されるサンプルプレート34の位置の基準となるベースポイントとしてのマークが設けられている。マークは、分注位置を情報として取り出す場合の基準となるものであり、スキャナ18で取得した画像上の位置とテーブル12の動きとを合わせる基準となるものである。
今、凹部40aに貯留された液体の上面(液面)の半径をr1とすると、その時点での凹部40aの底面から液面までの高さh1は、次の式(1)で表される。
h1=r1/R0 ×H0 ・・・・(1)
よって、その時点での底部から液面までの容積V1は次の式(2)で表される。
V1=πr1 2h1/3=πr1 3H0/3 ・・・(2)
このように、CCDカメラ16で取り込んだ液面の画像から半径r1が求められれば、凹部40a内に貯留された液体の容積を算出することができる。液面の半径r1と凹部40a内に貯留された液滴の容積V1との関係を表す式(2)は演算部51に予め記憶されている。
V=πR2H/3−πr2h/3
定量用液体収容部は角錐状の他、図7に示すような形状でも良い。図7に示す定量用液体収容部は、底面が長さd0とWaの辺からなる長方形であり、上部開口面が長さd0とWbの辺からなる長方形で、底面から上部開口面までの高さがH0の容器である。すなわち、図7に示されるように、対向する一対の台形の側面を有する。これら、d0、H0、Wa、Wbの値は予め求められている。
分注開始後、第1撮像時点での液面について、液面を形成する長方形の辺のうち、前記台形側面と接する1辺をW1とすると、第1撮像時点での容器の底面から液面までの高さh1は、(3)式で表される。
h1=(w1−wa)/(wb−wa)×H0 ・・・・(3)
分注開始後、第1撮像時点での、底面から液面までの容積は(4)式で表される。
V1=(wa+w1)×h1/2 × d0
=(wa+w1)×(w1−wa)/(wb−wa)×H0/2×d0 ・・・(4)
これより、CCDカメラ16で取り込んだ液面の画像から液面の1辺の長さw1が求められれば、液滴容量を算出することができる。
12・・・テーブル
14・・・プリントヘッド
16・・・CCDカメラ(画像読取装置)
18・・・スキャナ
20・・・分注素子
22・・・吐出部
28・・・ピエゾ素子
34・・・サンプルプレート
36・・・定量分注領域
40・・・ウェル
41・・・画像処理装置
43・・・画像記憶部
45・・・画像処理部
47・・・画像表示部
49・・・駆動制御部
51・・・演算部
Claims (4)
- a)先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットと、
b)前記吐出駆動部の駆動パラメータの制御、及び、吐出された液滴数を記録する駆動制御部と、
c)前記吐出ユニットから吐出された液滴が貯留される、底部から所定の高さ位置までの容量を当該所定の高さ位置における水平断面に関する情報を変数とする式で表すことができる定量用液体収容部と、
d)所定数の液滴が前記定量用液体収容部に貯留されたときの当該定量用液体収容部の液面画像を読み取る画像読取装置と、
e)前記画像読取装置が読み取った画像に基づいて前記定量用液体収容部の液面に関する情報を求め、この液面情報から前記定量用液体収容部に貯留された液滴一滴当たりの容量を算出し、算出された一滴当たりの液滴容量に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出する演算部と
を備え、
前記駆動制御部は前記算出された液滴数を吐出するように前記吐出駆動部の駆動パラメータを調節する液体分注装置。 - 前記定量用液体収容部が、下部から上部に向かって水平断面積が徐々に大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体分注装置。
- 先端から液滴を吐出する吐出部及び前記吐出部からの液滴の吐出を駆動する吐出駆動部を備えた吐出ユニットの前記吐出駆動部の駆動パラメータを制御することにより、予め設定された容量の液体試料を分注する液体分注方法において、
a)底部から所定の高さ位置までの容量を、当該所定の高さ位置における水平断面に関する情報を変数とする式で表すことができる定量用液体収容部に、前記吐出ユニットから液滴を吐出するステップと、
b)前記定量用液体収容部に貯留された液滴が所定数に達したときの前記定量用液体収容部の液面画像を読み取るステップと、
c)読み取った画像に基づいて前記液面に関する情報を求め、この液面情報から前記定量用液体収容部に貯留された一滴当たりの液滴容積を算出するステップと、
d)算出された一滴当たりの液滴容積に基づいて液体を所定量分注するために必要な液滴数を算出するステップと、
e)前記算出された液滴数を吐出するように前記吐出駆動部の駆動パラメータを調節するステップと
を備えることを特徴とする液体分注方法。 - 前記定量用液体収容部が、下部から上部に向かって水平断面積が徐々に大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の液体分注方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2971145A4 (en) * | 2013-03-15 | 2016-12-07 | Qiagen Gaithersburg Inc | VISIBLE BREATHING SYSTEM AND METHOD |
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