JP2011094675A - 樹脂製管の保護方法および樹脂製管用保護部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 口径の大きい短筒状の受け口部2の一端部に、内径を一致させて口径の小さな挿し口部3を一体的に形成した、曲管部にも連続的に嵌合し得るリング部材からなる樹脂製管用保護部材を、一方の樹脂製管用保護部材1Aの受け口部2に、他方の樹脂製管用保護部材1Bの挿し口部3を挿入し、保護すべき樹脂製管に連続的に外嵌させて、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させる
【選択図】 図4
Description
しかしながら、地中に埋設された樹脂製管は、地表の、たとえば重量車輌等の走行に伴う振動によって、あるいは地震による振動によって、さらには土砂の液状化、土圧の差による不当沈下などに起因して、損傷を受けるおそれが存在し、最悪の場合には、樹脂製管自体が破断するというおそれを有するもので、実際にも事故がしばしば報告されている。
この埋設管の補強方法は、発泡スチロール等の発泡樹脂からなる角柱ないし円筒状ブロックの補強材で、地中に埋設される樹脂製管を覆い、樹脂製管の外圧に対する強度を確実に高めると言うものである。
この配管用防護シートは、クッション層とクラフト紙と合成樹脂製保護層が順次積層されるとともに、各々の部材は結合材を介して一体構造の積層物とし、前記各クッション層面には粘着剤層を塗布してなるものである。
かかる構成の配管用防護シートは、2kgの鉄片を高さ2mのところから10回自由落下させても、樹脂(ポリエチレン)製管に与える傷は、測定不可能な浅い筋状の傷しか発生せず、防護シートとして充分効果的であるとしている。
すなわち、特許文献1の発泡樹脂からなる角柱ないし円筒状ブロックの補強材を用いる方法は、補強材の施工、特に、それらの設置と樹脂製管の配置がかなり煩雑になる。
また慎重な取扱を要し、特に曲管に対しての適用はかなり困難である。
また、特許文献3に示されるリブ付き曲管は、工場で均一に生産され、品質が一定しているため、幅広く採用されてきているが、生産工程の煩雑さを含め、必ずしも、全ての点において満足できるものではない。
加えて、リブ付き直管の長さ方向に均一にリブが設けられているので、それらの使用では、強度を必要としないところにも施す結果、大きな無駄が生じるおそれがあるものである。
さらに、リブ付き管の製造は、直管においては問題ないが、曲管へのリブ付け、特に角度の大きい曲管への均一なリブ付けは困難で、曲管部を有する直管状の樹脂製管に、均一な品質でリブ付けすることは、現在の時点においても、優れたものが製造されていないのが現状である。
内径を一致させて口径の大きい受け口部と口径の小さな挿し口部を一体的に形成した、曲管部にも連続的に嵌合し得るリング部材を、保護すべき樹脂製管に連続的に外嵌させることによって、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させること
を特徴とする樹脂製管の保護方法である。
口径の大きい短筒状の受け口部の一端部に、内径を一致させて口径の小さな挿し口部を一体的に形成した、曲管部にも連続的に嵌合し得るリング部材を、一方のリング部材の受け口部に、他方のリング部材の挿し口部が挿入して、保護すべき樹脂製管に連続的に外嵌させて、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させること
を特徴とする樹脂製管の保護方法である。
請求項1又は2に記載の樹脂製管の保護方法において、
前記リング部材は、
前記受け口部の内周面と、前記挿し口部の外周面には、一方の受け口部に他のリング部材の挿し口部を嵌合させたとき、互いの当接面が軸心に対して一定の円弧を形成するよう凹状の円弧面又は凸状の円弧面が形成されていること
を特徴とするものである。
請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂製管の保護方法において、
前記リング部材は、
前記受け口部の外周面に、周面を囲繞する、少なくとも1以上の環状突部を有すること
を特徴とするものである。
請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂製管の保護方法において、
前記リング部材は、
前記樹脂製管に外嵌させるために、環状部の一部に欠損部を有すること
を特徴とするものである。
請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂製管の保護方法において、
前記リング部材は、
前記樹脂製管の後端部に強制的に外嵌される固定リングによって、樹脂製管からの抜け落ちが阻止されていること
を特徴とするものである。
樹脂製管に連続的に外嵌させ、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させるリング部材であって、
口径の大きい短筒状の受け口部の一端部に、内径を一致させて口径の小さな挿し口部を一体的に形成するとともに、
一方の受け口部に他のリング部材の挿し口部を嵌合させたとき、当接面が軸心に対して一定の円弧を形成するよう、前記受け口部の内周面に凹状の円弧面が、前記挿し口部の外周面には凸状の円弧面が形成されていること
を特徴とする樹脂製管用保護部材である。
請求項7に記載の樹脂製管用保護部材において、
前記リング部材は、
前記受け口部の外周面に、周面を囲繞する、少なくとも1以上の環状突部を有すること
を特徴とするものである。
請求項7又は8に記載の樹脂製管用保護部材において、
前記リング部材は、
前記樹脂製管に外嵌させるために、環状部の一部に欠損部を有すること
を特徴とするものである。
請求項7〜9のいずれかに記載の樹脂製管用保護部材において、
前記リング部材は、
前記樹脂製管の後端部に強制的に外嵌される固定リングによって、樹脂製管からの抜け落ちが阻止されるものであること
を特徴とするものである。
同時に作業が効率化されるとともに、保護が必要な箇所に、適切な範囲で保護することを可能とするので、無駄な補強が省かれ、省資源化に寄与したうえで、コストの削減も達成されるものである。
特に、この発明の樹脂製管用保護部材は、樹脂製管を連続的に保護できるため、砕石が樹脂製管に当たらず、砕石による埋め戻しが可能となる。
特に、保護部材であるリング部材の一部に、樹脂製管に外嵌させるための欠損部を設けることにより、施工後の樹脂製管への嵌合が容易となるという、従来の技術では達成し得なかった効果を奏することを可能とするものである。
他方の挿し口部3は、その外周面3aを、軸線P上の中心点P2を中心として、他の受け口部2の内周面2aと当接させたとき、当接面が軸線Pに対して一定の円弧(通常保護すべき樹脂製管の外径に応じた円弧)を形成するよう、凸状の円弧面としたものである。
なお、この挿し口部3の内周面は、ほぼ平行となるよう形成されている。
また、既に配管され、管の端末が利用できない場合、たとえば、配管後に補強の必要が判明したとき、あるいは保護部材が破損して取り替えたいときに、樹脂製管に容易に外嵌させることができる。
なお、その際、必要に応じて、保護部材の材質に応じて欠損部5の幅を調整することが好ましい。
そのため、受け口部2の外径をφ235.6、挿し口部3の外径がφ225.8、その内径がφ216.8、環状突部4の外径がφ258.8としたものである。
また、受け口部2の内周面2aは、開口端面から環状突部4の中心まで(φ1)が2°、前記環状突部4の中心から内周端面まで(φ2+φ3)が15°(7.5°+7.5°)の角度で、後方に至るに従って開口部の径が縮径するよう凹状の円弧面に形成されたもので、中心点P1と前記円弧面との直径Lはφ225.8である。
すなわち、一方のリング部材1Bへの挿入部となる挿し口部3の外周部3aと、他方のリング部材1Aにおける受け口部2の内周面2aが、いずれも同一直径の円の一部からなる、軸心方向に対する傾斜を有するものである。
まず、図5に示すように、先端部近傍の外周部に曲管部が形成された樹脂製管10の後端部から、矢印で示のように、受け口部2を先頭にして樹脂製管用保護部材1Aを外嵌させる。
同様に、樹脂製管用保護部材1C、樹脂製管用保護部材1D、樹脂製管用保護部材1Eを連結して、最後に樹脂製管用保護部材1Xを連結させて、樹脂製管10の外周部を複数の樹脂製管用保護部材1で被覆するものである。
2 受け口部
2a 内周面
3 挿し口部
3a 外周面
4 環状突部
5 欠損部
10 樹脂製管
11,13 固定リング
12 シール材
P 軸線
P1,P2 中心点
Claims (10)
- 内径を一致させて口径の大きい受け口部と口径の小さな挿し口部を一体的に形成した、曲管部にも連続的に嵌合し得るリング部材を、保護すべき樹脂製管に連続的に外嵌させることによって、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させること
を特徴とする樹脂製管の保護方法。 - 口径の大きい短筒状の受け口部の一端部に、内径を一致させて口径の小さな挿し口部を一体的に形成した、曲管部にも連続的に嵌合し得るリング部材を、一方のリング部材の受け口部に、他方のリング部材の挿し口部が挿入して、保護すべき樹脂製管に連続的に外嵌させて、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させること
を特徴とする樹脂製管の保護方法。 - 前記リング部材は、
前記受け口部の内周面と、前記挿し口部の外周面には、一方の受け口部に他のリング部材の挿し口部を嵌合させたとき、互いの当接面が軸心に対して一定の円弧を形成するよう凹状の円弧面又は凸状の円弧面が形成されていること
を特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製管の保護方法。 - 前記リング部材は、
前記受け口部の外周面に、周面を囲繞する、少なくとも1以上の環状突部を有すること
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂製管の保護方法。 - 前記リング部材は、
前記樹脂製管に外嵌させるために、環状部の一部に欠損部を有すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂製管の保護方法。 - 前記リング部材は、
前記樹脂製管の後端部に強制的に外嵌される固定リングによって、樹脂製管からの抜け落ちが阻止されていること
を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂製管の保護方法。 - 樹脂製管に連続的に外嵌させ、当該樹脂製管の外圧に対する強度を向上させるリング部材であって、
口径の大きい短筒状の受け口部の一端部に、内径を一致させて口径の小さな挿し口部を一体的に形成するとともに、
一方の受け口部に他のリング部材の挿し口部を嵌合させたとき、当接面が軸心に対して一定の円弧を形成するよう、前記受け口部の内周面に凹状の円弧面が、前記挿し口部の外周面には凸状の円弧面が形成されていること
を特徴とする樹脂製管用保護部材。 - 前記リング部材は、
前記受け口部の外周面に、周面を囲繞する、少なくとも1以上の環状突部を有すること
を特徴とする請求項7に記載の樹脂製管用保護部材。 - 前記リング部材は、
前記樹脂製管に外嵌させるために、環状部の一部に欠損部を有すること
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前記樹脂製管の後端部に強制的に外嵌される固定リングによって、樹脂製管からの抜け落ちが阻止されるものであること
を特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の樹脂製管用保護部材。
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JP2009247867A JP2011094675A (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | 樹脂製管の保護方法および樹脂製管用保護部材 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106205825A (zh) * | 2016-08-26 | 2016-12-07 | 深圳市俊凯达科技有限公司 | 线缆保护层和数据线 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61244986A (ja) * | 1985-04-22 | 1986-10-31 | 株式会社椿本チエイン | ケ−ブル等の可撓支持体 |
JPH0519793U (ja) * | 1991-08-28 | 1993-03-12 | 積水化学工業株式会社 | ガス管用の保護カバー |
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2009
- 2009-10-28 JP JP2009247867A patent/JP2011094675A/ja active Pending
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