JP2011094456A - 荷重支持架台、支持材、及び荷重支持方法 - Google Patents

荷重支持架台、支持材、及び荷重支持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 載荷点の高さが制限される大型のクレーン車等の揚重機のアウトリガーを支持できるものを提供する。
【解決手段】 揚重機のアウトリガー26からの荷重を支持する荷重支持架台1であって、 地盤30上に接地された状態に設けられる複数の接地材2と、該接地材2の上部に架け渡される鉄骨材からなる梁材8と、該梁材8の下側に地盤30との間に所定の隙間を形成した状態で取り付けられる鉄骨材からなる支持材14とを備え、該支持材14の上部で前記アウトリガー26からの荷重を支持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、荷重支持架台、支持材、及び荷重支持方法に関し、特に、クレーン車等の移動式の揚重機のアウトリガーを支持するのに有効な荷重支持架台、支持材、及び荷重支持方法に関する。
軟弱地盤の強度が不足する地盤上において、クレーン車等の移動式の揚重機によって重量物を揚重する場合、揚重作業時に揚重機を安定した状態に保つ必要があることから、地盤上に鉄板等の敷板を設置し、この敷板の上部にアウトリガーを載置させることにより、揚重機からの荷重(揚重機の重量、及び揚重対象物の重量)を広い面積に分散させ、単位面積あたりの荷重を小さくして揚重機を安定した状態に保っている(例えば、特許文献1参照。)。
また、大型のクレーン車等の移動式の揚重機の場合には、揚重機からの荷重によって鉄板等の敷板に撓みが生じるおそれがあるため、H形鋼を複数段(例えば、3段)に組み上げて井桁状に形成した荷重支持架台を用い、この荷重支持架台を地盤上に敷いた敷板の上部に設置し、この架台の最上段のH形鋼の上部にアウトリガーを載置させることにより、揚重機からの荷重を順次下段のH形鋼に伝達させ、最下段のH形鋼を介して広い面積に分散させ、単位面積あたりの荷重を小さくしている。
特開平7−117640号公報
ところで、上記のような構成の荷重支持架台を用いて、揚重機によって重量物を揚重する場合、地盤から最上段のH形鋼の載荷点までの高さHが高くなるため、大型のクレーン車等の移動式の揚重機のアウトリガーのように、載荷できる高さに制限がある場合には適用することができない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、大型のクレーン車等の移動式の揚重機のアウトリガーのように、載荷できる高さに制限があるものであっても適用することが可能であって、揚重機からの荷重を広い面積に分散させることができる、荷重支持架台、支持材、及び荷重支持方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、本発明は、揚重機のアウトリガーからの荷重を支持する荷重支持架台であって、地盤上に接地された状態に設けられる複数の接地材と、該接地材の上部に架け渡される鉄骨材からなる梁材と、該梁材の下側に地盤との間に所定の隙間を形成した状態で取り付けられる鉄骨材からなる支持材とを備え、該支持材の上部で前記アウトリガーからの荷重を支持することを特徴とする。
本発明の荷重支持架台によれば、アウトリガーからの荷重は、支持材で支持されるとともに、支持材から梁材を介して接地材に伝達され、接地材の地盤との接地面の全体に分散される。この場合、支持材は、梁材の下側に取り付けられているので、アウトリガーを支持する支持材を梁材よりも低い位置に配置することができ、載荷高さに制限がある大型のクレーン車等の揚重機のアウトリガーであっても支持することができる。
また、本発明において、前記支持材は、前記梁材の下側に締結手段を介して取り付けられた状態に固定されていることを特徴とする。
本発明の荷重支持架台によれば、支持材は、締結手段を介して梁材の下側に取り付けられた状態に固定されるとともに、締結手段による固定状態を解除することにより、梁材の下側から分離されることになる。
さらに、本発明において、前記締結手段は、前記梁材と前記支持材とを締結するねじ締結体又は万力であることとしてもよい。
本発明の荷重支持架台によれば、支持材は、ねじ締結体又は万力によって梁材の下側に取り付けられた状態に固定され、又はねじ締結体又は万力による締結状態を解除することにより、梁材の下側から分離されることになる。
さらに、本発明において、前記接地材は、鉄骨材、コンクリート、又は石からなることとしてもよい。
本発明の荷重支持架台によれば、鉄骨材、コンクリート、又は石からなる接地材が地盤上に設置され、この接地材の上部に梁材が架け渡され、梁材の下側に支持材が取り付けられることになる。
さらに、本発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の荷重支持架台に用いられる前記支持材であって、前記梁材の長手方向に沿って所定のピッチで設けられた複数のねじ挿通孔と同一ピッチで当該支持材の幅方向に一対のねじ挿通孔が設けられ、該一対のねじ挿通孔が当該支持材の長手方向に所定のピッチで設けられていることを特徴とする。
本発明の支持材によれば、梁材の下側に支持材を配置し、梁材の何れかの連続する2つのねじ挿通用孔と、支持材の何れかの幅方向の一対のねじ挿通用孔とを合致させ、それらのねじ挿通用孔間にねじ締結体を挿通させて所定のトルクで締め付けることにより、梁材の下側に支持材が取り付けられた状態に固定されることになる。
さらに、本発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の荷重支持架台を用い、該荷重支持架台の支持材の上部に揚重機のアウトリガーを載置させ、該アウトリガーからの荷重を前記支持材及び前記梁材を介して前記接地材に伝達させ、前記接地材を介して分散させることを特徴とする。
本発明の荷重支持方法によれば、荷重支持架台を地盤上に設置し、揚重機のアウトリガーを荷重支持架台の支持材の上部に載置することにより、アウトリガーからの荷重が荷重支持架台の支持材を介して梁材に伝達され、梁材から接地材に伝達され、接地材の地盤との接地面の全体を介して分散され、単位面積あたりの荷重を低減させることができる。
以上、説明したように、本発明の荷重支持架台、支持材、及び荷重支持方法によれば、揚重機のアウトリガーを支持する支持材は、接地材の上部に架け渡された梁材の下側に取り付けられているので、アウトリガーからの荷重を支持する載荷点を梁材よりも下方に配置することができる。従って、載荷点の高さに制限のある大型の揚重機のアウトリガーであっても支持することが可能になり、揚重機からの荷重を広い面積に分散させて、単位面積あたりの荷重を小さくすることができる。
本発明による荷重支持架台の一実施の形態を示した概略平面図である。 図1のA矢視図である。 図1のB矢視図である。 図1の荷重支持架台の接地材のねじ挿通孔と梁材のねじ挿通孔との関係を示した説明図である。 図1の荷重支持架台の梁材のねじ挿通孔と支持材のねじ挿通孔との関係を示した説明図である。 本発明による荷重支持架台の概略斜視図である。 図6の部分拡大図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図7には、本発明による荷重支持架台の一実施の形態が示されている。この荷重支持架台1は、軟弱地盤等の強度が低い地盤30上において、クレーン車等の移動式の揚重機によって重量物を揚重する際に、揚重機のアウトリガー26を支持するのに有効なものである。
すなわち、本実施の形態の荷重支持架台1は、図1〜図3に示すように、地盤30の上部に敷かれた鉄板等の敷板25の上部に設置され、敷板25を介して地盤30に接地される接地材2と、接地材2の上部に架け渡される梁材8と、梁材8の下側に支持された状態に設けられる支持材14とを備えている。
接地材2は、H鋼等の鉄骨材、コンクリート、又は石(自然石、人工石等)から形成されるものであって、本実施の形態においては、敷板25の上部に一対の接地材2、2が水平方向に所定の間隔をおいて互いに平行をなすように配置されている。
各接地材2は、上下面が水平かつ互いに平行なフラット面に形成される断面矩形状、断面I形状、或いは断面H形状等の横向きの柱状をなすものであって、本実施の形態においては、各接地材2を、同一長さ、高さ、幅、厚みの2つのH形鋼3、3のフランジの端縁同士を溶接によって一体に連結することによって横向きの柱状に形成し、各接地材2の各H形鋼3の下部のフランジ6の下面6aの全体を敷板25の上部に接触させている。
各接地材2の各H形鋼3の上下のフランジ4、6とウエブ7とによって囲まれる部分には、必要に応じて、長手方向に沿って所定の間隔ごとに複数の板状の補強リブ22が溶接によって一体に設けられ、この複数の補強リブ22によって各接地材2の強度が高められる。この場合、任意の隣接する補強リブ22、22間にモルタル23を充填して固化させることにより、各接地材2の強度を更に高めるように構成してもよい。
各接地材2を構成する各H形鋼3の上部のフランジ4には、図4に示すように、長手方向に沿って所定の間隔ごとに幅方向に一対のねじ挿通孔5a、5bが設けられ、この2つのH形鋼3、3の何れかの一対のねじ挿通孔5a、5bと、各接地材2の上部に架け渡される後述する梁材8に設けられる何れかの一対のねじ挿通孔12a、12bとが合致可能に構成され、それらの合致させたねじ挿通孔間に締結手段20であるねじ締結材21を挿通させて締結させることにより、各接地材2の上部に後述する梁材8が架け渡された状態に固定される。
具体的には、各接地材2の各H形鋼3のねじ挿通孔5の長手方向のピッチをa1とし、2つのH形鋼3、3の一対のねじ挿通孔5a、5b間のピッチをb1とし、後述する梁材8のH形鋼9のねじ挿通用12の長手方向のピッチa2とし、幅方向の一対のねじ挿通孔12a、12bのピッチをb2としたときに、a1=b2、b1=a2の関係を満たすように、各接地材2の各H形鋼3の上部のフランジ4にねじ挿通孔5が設けられ、各梁材8のH形鋼9の下部のフランジ11にねじ挿通孔12が設けられている。
なお、各接地材2をコンクリート、石等で構成する場合には、例えば、上記のa1=b2、b1=a2の関係を満たすように、各接地材2の上面にねじ孔を設け、各接地材2の上部に架け渡される後述する梁材8に設けられるねじ挿通孔12と各接地材2のねじ孔とを合致させ、梁材8のねじ挿通孔12を挿通させた締結手段20であるねじ締結体21を各接地材2のねじ孔に締結させることにより、各接地材2の上部に後述する梁材8を架け渡した状態に固定すればよい。
各梁材8は、上下面が平坦で、水平かつ互いに平行な断面矩形状、断面I形状、或いは断面H形状等の横向きの柱状をなすものであって、本実施の形態においては、各梁材8をH形鋼9によって構成し、上記した一対の接地材2、2の上部の長手方向の両端部に互いに平行をなすように、かつ一対の接地材2、2に対して井桁状をなすように架け渡し、各梁材8を締結手段20によって一対の接地材2、2の上部の両端部に固定している。
各梁材8のH形鋼9の上下のフランジ10、11とウエブ13とによって囲まれる部分には、必要に応じて、長手方向に沿って所定の間隔ごとに複数の板状の補強リブ22が溶接によって一体に設けられ、この複数の補強リブ22によって各梁材8の強度が高められる。この場合、任意の隣接する補強リブ22、22間にモルタル23を充填して固化させることにより、各梁材8の強度を更に高めるように構成してもよい。
各梁材8は、H形鋼9のフランジ10、11が上下に配置されるように一対の接地材2、2の上部に架け渡され、この状態で、各梁材8のH形鋼9の下部のフランジ11が各接地材2の上部のフランジ4に締結手段20によって固定されている。
各梁材8のH形鋼9の下部のフランジ11の両縁部には、図4に示すように、ウエブ13に関して左右対称となるように、一対のねじ挿通孔12a、12bが各梁材8の長手方向に所定の間隔ごとに複数箇所に設けられ、各梁材8の何れかの一対のねじ挿通孔12a、12bと、上記の各接地材2の長手方向に連続する何れか2つのねじ挿通孔5、5とが合致可能に構成されている。
具体的には、各梁材8のH形鋼9のねじ挿通孔12の長手方向のピッチをa2とし、一対のねじ挿孔間12a、12bのピッチをb2としたときに、上記したように、a1=b2、b1=a2(a1;接地材2の各H形鋼3のねじ挿通孔5の長手方向のピッチ、b1;接地材2の2本のH形鋼3、3の一対のねじ挿通孔5a、5b間のピッチ)の関係を満たすように、各梁材8のH形鋼9の下部のフランジ11にねじ挿通孔12が設けられている。
各梁材8を一対の接地材2、2の上部に架け渡し、各梁材8の長手方向に連続する何れか2組の一対のねじ挿通孔12a、12bと、各接地材2の長手方向に連続する何れかの2組の一対のねじ挿通孔5a、5bとを合致させ、それらのねじ挿通孔12a〜5a、12b〜5b間に締結手段20であるねじ締結材21を挿通させて締結させることにより、一対の接地材2、2の上部に各梁材8が架け渡された状態に固定される。
ねじ締結体20は、例えば、上記の合致させたねじ挿通孔間に挿通されるボルトと、ボルトに螺合されてナットとから構成される。
各支持材14は、上下面が平坦で、水平かつ互いに平行な断面矩形状、断面I形状、或いは断面H形状等の横向きの柱状をなすものであって、本実施の形態においては、各支持材14をH形鋼15によって構成し、上記の一対の梁材8、8の下側の中央部に一対の支持材14、14を互いに平行に、かつ一対の梁材8、8及び接地材2、2に対して井桁状をなすように架け渡し、各支持材14を締結手段20によって一対の梁材8、8の下側の中央部に固定している。
各支持材14の各H形鋼15の上下のフランジ16、18とウエブ19とによって囲まれる部分には、必要に応じて、長手方向に沿って所定の間隔ごとに複数の板状の補強リブ(図示せず)が溶接によって一体に設けられ、この複数の補強リブによって各支持材14の強度が高められる。
各支持材14は、H形鋼15のフランジ16、18が上下に配置されるように一対の梁材8、8の下側に設けられ、この状態で、各支持材14のH形鋼15の上部のフランジ16が各梁材8の下部のフランジ11の下面に締結手段20によって固定されている。
各支持材14には、各接地材2を構成するH形鋼3よりも高さが低いH形鋼15が用いられる。これにより、各接地材2の下面を地盤30上の敷板25の上部に接地させたときに、各支持材14の下部のフランジ18の下面18aと地盤30上の敷板25との間には所定の隙間31が形成される。このように隙間31が形成されることで各支持材14が受けたアウトリガー26からの荷重を一対の梁材8、8を介して一対の接地材2、2に伝達させ、一対の接地材2、2の下部のフランジ6の下面6a(接地面)の全体を介して分散させることができる。
なお、上記の説明においては、各支持材14のH形鋼15に各接地材2よりも高さの低いH形鋼15を用いたが、各支持材14のH形鋼15に各接地材2のH形鋼3と同一高さのものを用いてもよい。その場合には、各接地材2の下部のフランジ6の下面6aと地盤30との間に所定の厚さのスペーサ(図示せず)を介在させ、各支持材14の下部のフランジ18の下面18aが地盤30上の敷板25に接触しないように構成すればよい。
各支持材14のH形鋼15の上部のフランジ16の両縁部には、図5に示すように、ウエブ19に関して左右対称となるように、一対のねじ挿通孔17a、17bが各支持材14の長手方向に所定の間隔ごとに複数箇所に設けられ、各支持材14のH形鋼15の長手方向に連続する何れか2つのねじ挿通孔17、17と、上記した各梁材8の何れかの一対のねじ挿通孔12a、12bとが合致可能に構成されている。
具体的には、各支持材14のH形鋼15のねじ挿通孔17の長手方向のピッチa3とし、一対のねじ挿孔17a、17b間のピッチをb3としたときに、a2=b3、b2=a3(a2;梁材8のH形鋼9のねじ挿通孔12の長手方向のピッチ、b2;梁材8のH形鋼9の一対のねじ挿通孔12a、12b間のピッチ)の関係を満たすように、各支持材14のH形鋼15の上部のフランジ16にねじ挿通孔17が設けられている。
各支持材14を一対の梁材8、8の下側に配置し、各支持材14の上部のフランジ10の長手方向に連続する何れかの2組の一対のねじ挿通孔17a、17bと、各梁材8の下部のフランジ11の長手方向に連続する何れかの2組の一対のねじ挿通孔12a、12bとを合致させ、それらのねじ挿通孔間に締結手段20であるねじ締結材21を挿通させて締結させることにより、一対の梁材8、8の下側に各支持材14が支持された状態に固定される。
ねじ締結体20は、例えば、合致させた上記のねじ挿通孔間に挿通されるボルトと、ボルトに螺合されてナットとから構成される。
そして、上記のように構成した荷重支持架台1を、図1〜図3、図6〜図7に示すように、地盤30上に設置した敷板25の上部に設置し、クレーン車等の揚重機のアウトリガー26を荷重支持架台1の支持材14の上部に載置させ、アウトリガー26のジャッキを作動させて荷重支持架台1に載荷させることにより、揚重機を安定した状態に保つことができ、この状態で揚重機のクレーンを操作して重量物の揚重作業を行うことにより、揚重機からの荷重が荷重支持架台1の支持材14から梁材8を介して接地材2に伝達され、接地材2の敷板25との接触面6aの全体に分散させることができ、単位面積あたりの荷重を低減させることができる。
以上説明した本実施の形態の荷重支持架台1にあっては、接地材2、2の上部に梁材8、8を架け渡し、梁材8、8の下側に支持材14、14を設けたので、揚重機からの荷重を支持する載荷点を梁材8、8の上部よりも下方に位置させることができる。従って、載荷点の高さが制限される大型のクレーン車等の移動式の揚重機のアウトリガー26にも適用することが可能となる。
また、接地材2、2の上部に梁材8、8をねじ締結体21によって架け渡した状態に固定し、梁材8、8の下側に支持材14、14をねじ締結体21によって支持された状態に固定したので、ねじ締結体21による締結状態を解除することにより、梁材8、8、支持材14、14、接地材2、2を互いに分離でき、これにより、現場への設置作業、現場からの撤去作業を容易に、短時間で、効率良く行うことができる。
さらに、各接地材2、梁材8、及び支持材14をH形鋼3、9、15で形成し、一対の接地材2、2の上部にボルト、ナットからなるねじ締結体21によって一対の梁材8、8を固定し、一対の梁材8、8の下側にボルト、ナットからなるねじ締結体21によって一対の支持材14、14を固定した簡単な構造のものであるので、容易かつ安価に製作することができる。
なお、前記の説明においては、2つの接地材2、2と、2つの梁材8、8と、2つの支持材14、14とによって荷重支持架台1を構成したが、図示はしないが、3つ以上の接地材2と、3つ以上の梁材8と、3つ以上の支持材14とによって荷重支持架台1を構成してもよい。
また、前記の説明においては、接地材2に梁材8を固定する締結手段20、梁材8に支持材14を固定する締結手段20にねじ締結体21を用いたが、ねじ締結体21の代わりにシャコ万力等の万力(図示せず)を用い、この万力によって接地材2に梁材8を固定し、梁材8に支持材14を固定するように構成してもよい。
さらに、前記の説明においては、本発明の荷重支持架台1をクレーン車等の移動式の揚重機のアウトリガー26の支持に適用したが、アウトリガー26を備えた各種の揚重機に本発明の荷重支持架台1を適用してもよいものであり、その場合にも同様の作用効果を奏する。
1 荷重支持架台
2 接地材
3 H形鋼
4 上部のフランジ
5、5a、5b ねじ挿通孔
6 下部のフランジ
6a 下面
7 ウエブ
8 梁材
9 H形鋼
10 上部のフランジ
11 下部のフランジ
12、12a、12b ねじ挿通孔
13 ウエブ
14 支持材
15 H形鋼
16 上部のフランジ
17、17a、17b ねじ挿通孔
18 下部のフランジ
18a 下面
19 ウエブ
20 締結手段
21 ねじ締結体
22 補強リブ
23 モルタル
25 敷板
26 アウトリガー
30 地盤
31 隙間

Claims (6)

  1. 揚重機のアウトリガーからの荷重を支持する荷重支持架台であって、
    地盤上に接地された状態に設けられる複数の接地材と、該接地材の上部に架け渡される鉄骨材からなる梁材と、該梁材の下側に地盤との間に所定の隙間を形成した状態で取り付けられる鉄骨材からなる支持材とを備え、該支持材の上部で前記アウトリガーからの荷重を支持することを特徴とする荷重支持架台。
  2. 前記支持材は、前記梁材の下側に締結手段を介して取り付けられた状態に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の荷重支持架台。
  3. 前記締結手段は、前記梁材と前記支持材とを締結するねじ締結体又は万力であることを特徴とする請求項2に記載の荷重支持架台。
  4. 前記接地材は、鉄骨材、コンクリート、又は石からなることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の荷重支持架台。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の荷重支持架台に用いられる前記支持材であって、前記梁材の長手方向に沿って所定のピッチで設けられた複数のねじ挿通孔と同一ピッチで当該支持材の幅方向に一対のねじ挿通孔が設けられ、該一対のねじ挿通孔が当該支持材の長手方向に所定のピッチで設けられていることを特徴とする支持材。
  6. 請求項1から4の何れか1項に記載の荷重支持架台を用い、該荷重支持架台の支持材の上部に揚重機のアウトリガーを載置させ、該アウトリガーからの荷重を前記支持材及び前記梁材を介して前記接地材に伝達させ、前記接地材を介して分散させることを特徴とする荷重支持方法。
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