JP2011093157A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画質の改善を図る。
【解決手段】光の照射によって硬化するインクを吐出するヘッドが媒体の搬送方向に並んだ複数のヘッドと、複数のヘッド毎に対応して設けられ、各ヘッドによって媒体に形成されたドットにそれぞれ仮硬化用の光を照射する複数の仮硬化用光源と、複数の仮硬化用光源からの光が照射されたドットに本硬化用の光を照射する本硬化用光源と、を備えた印刷装置であって、カラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向の上流側のヘッドからクリアインクを吐出する第1印刷モードと、カラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向の下流側のヘッドからクリアインクを吐出する第2印刷モードがあり、第1印刷モードのときのクリアインクを吐出するヘッドに対応した仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーよりも、第2印刷モードのときのクリアインクを吐出するヘッドに対応した仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーの方が小さい。
【選択図】図11

Description

本発明は、印刷装置に関する。
光(電磁波の一種、例えば紫外線(UV))の照射によって硬化する液体(例えばUVインク)を用いて印刷を行なう印刷装置が知られている。このような印刷装置では、ヘッドのノズルから媒体にインクを吐出した後、媒体に形成されたドットに光を照射する。こうすることにより、ドットが硬化して媒体に定着するので、液体を吸収しにくい媒体に対しても良好な印刷を行うことができる(例えば特許文献1参照)。
特開2000-158793号公報
また、上述したような印刷装置として、2段階の硬化を行うものが提案されている。例えばドット形成直後に弱い照射エネルギーの光を照射することで、インク間の滲みやドットの広がりを抑制する(仮硬化)。そして、その後、仮硬化されたドットに強いエネルギーの光を照射する。これによりドットを完全に硬化させる(本硬化)。
しかし、このような印刷装置においてクリアインクを用いる場合に、クリアインクを常に同じ条件で仮硬化させると、画質が劣化するおそれがあった。
そこで、本発明は、画質の改善を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、光の照射によって硬化するインクを吐出するヘッドが媒体の搬送方向に並んだ複数のヘッドと、前記複数のヘッド毎に対応して設けられ、各ヘッドによって前記媒体に形成されたドットにそれぞれ仮硬化用の光を照射する複数の仮硬化用光源と、前記複数の仮硬化用光源からの光が照射されたドットに本硬化用の光を照射する本硬化用光源と、を備えた印刷装置であって、カラーインクを吐出するヘッドよりも前記搬送方向の上流側のヘッドからクリアインクを吐出する第1印刷モードと、カラーインクを吐出するヘッドよりも前記搬送方向の下流側のヘッドからクリアインクを吐出する第2印刷モードがあり、前記第1印刷モードのときの前記クリアインクを吐出するヘッドに対応した前記仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーよりも、前記第2印刷モードのときの前記クリアインクを吐出するヘッドに対応した前記仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーの方が小さいことを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの全体構成のブロック図である。 印刷領域周辺の概略図である。 図2を上から見た図である。 印刷時にプリンタードライバーが行なう処理のフロー図である。 各ヘッドのノズル配置の説明図である。 ヘッドの断面図である。 カートリッジおよびカートリッジ装着部の構造の概略図である。 図8A〜図8Cは、媒体上に着弾したUVインクの形状と、仮硬化のUV照射エネルギーとの関係の説明図である。 第1実施形態の印刷モードとインクとの関係を示す図である。 第1実施形態の印刷モードによって形成される画像の説明図である。 第1実施形態のインク交換時の処理のフロー図である。 第2実施形態の印刷モードとインクとの関係を示す図である。 第2実施形態の印刷モードによって形成される画像の説明図である。 第2実施形態の印刷時の処理のフロー図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
光の照射によって硬化するインクを吐出するヘッドが媒体の搬送方向に並んだ複数のヘッドと、前記複数のヘッド毎に対応して設けられ、各ヘッドによって前記媒体に形成されたドットにそれぞれ仮硬化用の光を照射する複数の仮硬化用光源と、前記複数の仮硬化用光源からの光が照射されたドットに本硬化用の光を照射する本硬化用光源と、を備えた印刷装置であって、カラーインクを吐出するヘッドよりも前記搬送方向の上流側のヘッドからクリアインクを吐出する第1印刷モードと、カラーインクを吐出するヘッドよりも前記搬送方向の下流側のヘッドからクリアインクを吐出する第2印刷モードがあり、前記第1印刷モードのときの前記クリアインクを吐出するヘッドに対応した前記仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーよりも、前記第2印刷モードのときの前記クリアインクを吐出するヘッドに対応した前記仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーの方が小さいことを特徴とする印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置によれば、画質の改善を図ることができる。
かかる印刷装置であって、光の照射によって硬化するインクを収容した複数のカートリッジであって、それぞれ着脱可能に搭載される複数のカートリッジを有し、各カートリッジの交換に応じて、前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードが選択されてもよい。
このような印刷装置によれば、カートリッジの交換に応じて自動的に印刷モードを設定することができる。
かかる印刷装置であって、前記複数のカートリッジは、それぞれ、収容されているインクの種類に関する情報が記憶された記憶素子を備えていることが望ましい。
このような印刷装置によれば、カートリッジが装着されることによって、カートリッジに収容されているインクに関する情報を読み取ることができる。
かかる印刷装置であって、前記複数のヘッドがそれぞれ吐出するインクは、ヘッド毎に予め定められていてもよい。
このような印刷装置によれば、第1印刷モードと第2印刷モードの切り替えを簡易に行うことができる。
かかる印刷装置であって、前記第1印刷モードのときにクリアインクを吐出するヘッドは、前記第2印刷モードのときにクリアインクを吐出せず、前記第2印刷モードのときにクリアインクを吐出するヘッドは、前記第1印刷モードのときにクリアインクを吐出しないことが望ましい。
このような印刷装置によれば、クリアインクを吐出するヘッドを変更することで第1印刷モードと第2印刷モードをそれぞれ実行することができる。
かかる印刷装置であって、前記第1印刷モードでは、前記クリアインクは前記カラーインクによって形成されるカラー画像と前記媒体との密着性を高めるために用いられ、前記第2印刷モードでは、前記クリアインクは前記カラー画像の表面を加工するために用いられることが望ましい。
このような印刷装置によれば、第1印刷モードでは、カラー画像とクリアインクとの間の滲みを抑制することができ、第2印刷モードでは表面を平滑にすることができる。
以下の実施形態では、印刷装置としてラインプリンター(プリンター1)を例に挙げて説明する。
===第1実施形態===
<プリンターの構成について>
図1は、プリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2は、印刷領域周辺の概略図である。また、図3は図2を上から見た図である。
プリンター1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置であり、外部装置であるコンピューター110と通信可能に接続されている。
コンピューター110にはプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、表示装置(不図示)にユーザーインターフェイスを表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換させるためのプログラムである。このプリンタードライバーは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピューター読み取り可能な記録媒体)に記録されている。また、プリンタードライバーは、インターネットを介してコンピューター110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
そして、コンピューター110は、プリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンター1に出力する。
本実施形態のプリンター1は、液体の一例として、紫外線(以下、UV)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(以下、UVインク)を吐出することにより、媒体に画像を印刷する装置である。UVインクは、紫外線硬化樹脂を含むインクであり、UVの照射を受けると紫外線硬化樹脂において光重合反応が起こることにより硬化する。
本実施形態のプリンター1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット20、ヘッドユニット30、照射ユニット40)を制御して、印刷データに従って媒体に画像を印刷する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、媒体に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙など)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bと、ベルト24とを有する。不図示の搬送モータが回転すると、上流側搬送ローラ23A及び下流側搬送ローラ23Bが回転し、ベルト24が回転する。給紙ローラ(不図示)によって給紙された媒体は、ベルト24によって、印刷可能な領域(ヘッドと対向する領域)まで搬送される。ベルト24が媒体を搬送することによって、媒体がヘッドユニット30に対して搬送方向に移動する。印刷可能な領域を通過した媒体は、ベルト24によって外部へ排紙される。なお、搬送中の媒体は、ベルト24に静電吸着又はバキューム吸着されている。
ヘッドユニット30は、媒体にUVインクを吐出するためのものである。なお、以下の実施形態では、UVインクとして、画像を形成するためのカラーインク(シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ブルー)、無色透明なクリアインク、及び背景画像用の白インクを用いる。
本実施形態では、図2、図3に示すように、搬送方向に並ぶ6つのヘッド(ヘッド31a〜31f)が設けられている。これらの各ヘッドは、搬送中の媒体に対して各インクを吐出することによって、媒体にドットを形成し、画像を媒体に印刷する。なお、図2に示すように、搬送方向の上流側から、ヘッド31a、ヘッド31b、ヘッド31c、ヘッド31d、ヘッド31e、ヘッド31fの順で配置されており、後述するように、ヘッド毎に各色のインクを吐出する。本実施形態のプリンター1はラインプリンターであり、ヘッドユニット30の各ヘッドは、媒体幅分のドットを一度に形成することができる。
照射ユニット40は、媒体に着弾したUVインクに向けてUVを照射するものである。媒体上に形成されたドットは、照射ユニット40からのUVの照射を受けることにより、硬化する。本実施形態の照射ユニット40は、仮硬化用照射部42a〜42f、及び本硬化用照射部44を備えており、媒体に形成されたドットに対して仮硬化と本硬化の2段階の硬化(UV照射)を行っている。
仮硬化用照射部42a〜42fは、媒体に形成されたドットを仮硬化させるためのUVを照射する。なお、本実施形態において、仮硬化とは、UVインク間の滲みやドットの広がりを抑制するために行なう硬化のことである。
仮硬化用照射部42aは、ヘッド31aの搬送方向下流側に設けられており、仮硬化用照射部42bは、ヘッド31bの搬送方向下流側に設けられている。また、仮硬化用照射部42cは、ヘッド31cの搬送方向下流側に設けられており、仮硬化用照射部42dは、ヘッド31dの搬送方向下流側に設けられている。さらに、仮硬化用照射部42eは、ヘッド31eの搬送方向下流側に設けられ、仮硬化用照射部42fは、ヘッド31fの搬送方向下流側に設けられている。
これらの各仮硬化用照射部の媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。そして、各仮硬化用照射部は、ヘッドユニット30の対応するヘッドで形成されたドットにUVを照射する。
なお、本実施形態の仮硬化用照射部42a〜42fは、UV照射の光源として発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を備えている。LEDは入力電流の大きさを制御することによって、照射エネルギーを容易に変更することが可能である。なお、LEDの波長は、仮硬化及び本硬化のいずれの場合においても375〜420nmである。
本硬化用照射部44は、媒体に形成されたドットを本硬化させるためのUVを照射する。なお、本実施形態において、本硬化とは、ドットを完全に硬化させるために行なう硬化のことであり、本硬化におけるUVの照射量は、仮硬化におけるUVの照射量よりも多い。
本硬化用照射部44は、仮硬化用照射部42fよりも搬送方向下流側に設けられている。また、本硬化用照射部44の媒体幅方向の長さは媒体幅以上である。そして、本硬化用照射部44は、各ヘッドによって形成され、各仮硬化用照射部によって仮硬化されたドットに本硬化用のUVを照射する。
本実施形態の本硬化用照射部44は、UV照射の光源として、ランプ(メタルハライドランプ、水銀ランプなど)を備えている。なお、本硬化用照射部44の光源としてLEDを用いてもよい。
検出器群50には、ロータリー式エンコーダ(不図示)、紙検出センサ(不図示)などが含まれる。ロータリー式エンコーダは、上流側搬送ローラ23Aや下流側搬送ローラ23Bの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダの検出結果に基づいて、媒体の搬送量を検出することができる。紙検出センサは、給紙中の媒体の先端の位置を検出する。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニット(制御部)である。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
<プリンタードライバーの処理について>
図4は、プリンター1の印刷時にプリンタードライバーが行なう処理のフロー図である。
プリンタードライバーは、アプリケーションプログラムから画像データを受け取り、プリンター1が解釈できる形式の印刷データに変換し、印刷データをプリンターに出力する。アプリケーションプログラムからの画像データを印刷データに変換する際に、プリンタードライバーは、解像度変換処理・色変換処理・ハーフトーン処理・ラスタライズ処理・コマンド付加処理などを行う。以下に、プリンタードライバーが行う各種の処理について説明する。
解像度変換処理は、アプリケーションプログラムから出力された画像データ(テキストデータ、イメージデータなど)を、紙に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションプログラムから受け取ったベクター形式の画像データを720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。なお、解像度変換処理後の画像データの各画素データは、RGB色空間により表される多階調(例えば256階調)のRGBデータである。
色変換処理は、RGBデータを、画像を形成するインク色に対応した色空間のデータに変換する処理である。例えばCMYKのインクを用いて画像を印刷する場合は、RGBデータをCMYK色空間に変換する。この場合の色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYKデータの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。なお、この場合、色変換処理後の画素データは、CMYK色空間により表される256階調のCMYKデータである。
ハーフトーン処理は、高階調数のデータを、プリンターが形成可能な階調数のデータに変換する処理である。例えば、ハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、2階調を示す1ビットデータや4階調を示す2ビットデータに変換される。ハーフトーン処理では、ディザ法・γ補正・誤差拡散法などが利用される。ハーフトーン処理されたデータは、印刷解像度(例えば720×720dpi)と同等の解像度である。ハーフトーン処理後の画像データでは、画素ごと1ビット又は2ビットの画素データが対応しており、この画素データは各画素でのドットの形成状況(ドットの有無、ドットの大きさ)を示すデータになる。
ラスタライズ処理は、マトリクス状に並ぶ画素データを、プリンター1に転送すべきデータ順に、画素データごとに並べ替える。例えば、各ノズル列のノズルの並び順に応じて、画素データを並べ替える。
コマンド付加処理は、ラスタライズ処理されたデータに、印刷方式に応じたコマンドデータを付加する処理である。コマンドデータとしては、例えば媒体の搬送速度を示す搬送データなどがある。
これらの処理を経て生成された印刷データは、プリンタードライバーによりプリンター1に送信される。
<印刷動作について>
プリンター1がコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー60は、まず、搬送ユニット20によって給紙ローラ(不図示)を回転させ、印刷すべき媒体をベルト24上に送る。媒体はベルト24上を一定速度で停まることなく搬送され、ヘッドユニット30、及び照射ユニット40の下を通る。この間に、コントローラー60は、ヘッドユニット30の各ヘッドのノズルからインクを断続的に吐出させることによって媒体にドットを形成するとともに、照射ユニット40の各照射部からUVを照射させる。例えば、コントローラー60は、媒体がヘッド31aの下を通るときにヘッド31aからインクを吐出させる。そして、ヘッド31aを通過した媒体が仮硬化照射部42aの下を通るとき仮硬化照射部42aから仮硬化用のUVを照射させる。これにより、ヘッド31aによって媒体に形成されたドットは仮硬化される。以下、同様に媒体が搬送方向に搬送されるのに従って、各ヘッドからインクを吐出させ、その後、各ヘッドに対応する仮硬化用照射部42から仮硬化用のUVを照射させる。そして最後に、媒体が本硬化用照射部44の下を通る際に本硬化用照射部44から本硬化用のUVを照射させる。これにより媒体に形成されたドットは完全に硬化される。こうして媒体に画像が印刷される。そして、コントローラー60は、画像の印刷が終了した媒体を排紙する。
<インクについて>
プリンターでは、様々な色を表現するために「減法混色」が用いられている。減法混色の原色はシアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の3色である。シアン(C)は、レッド(R)を吸収し、グリーン(G)とブルー(B)を反射する。マゼンダ(M)は、グリーン(G)を吸収し、レッド(R)とブルー(B)を反射する。イエロー(Y)は、ブルー(B)を吸収し、レッド(R)とグリーン(G)を反射する。つまり、シアンインク、マゼンダインク、イエローインクは、光の3原色RGBの吸収量を調整することによって、視認される画像を表現する。以下、シアンインク、マゼンダインク、イエローインクのことを、それぞれ、Cインク、Mインク、Yインクともいう。
なお、本実施形態のプリンター1では、カラーインクとしてCMYインク以外にブラックインク(以下、Kインクともいう)、ブルーインク(以下、Bインクともいう)も使用する。なお、カラーインクとして、レッド、グリーン、メタリック、バイオレットなどを用いても良い。
Kインクを用いるのは、CMYの3色のインクを混ぜても、強い黒(深い黒)が表現できないためである。
また、Bインクを用いるのは、以下の理由による。
例えば、風景写真では、空の鮮やかなブルーを表現することが重要である。この場合、ブルーインク(以下、Bインクともいう)を用いると鮮やかなブルーを表現することが可能になる。
なお、以下の説明において、これらのカラーインクによって形成されたドットのことをカラードットともいう。
さらに、本実施形態では、クリアインク(以下、CLインクともいう)、及び白インク(以下、Wインクともいう)も使用する。なお、以下の説明において、CLインクによって形成されたドットのことをクリアドットともいい、Wインクによって生成されたドットのことを背景ドットともいう。
Wインクは、例えば透明媒体に印刷を行うときに、カラー画像の背景色(白色)を印刷するための白色のインクである。このように、背景を白色にすることによって、カラー画像が見やすくなる。
CLインクは、無色透明のインクであり、表面のコーティング(以下、表面コート)や、媒体に対するカラーインクの密着性を高めるため(以下、アンカーコート)に用いられる。CLインクは顔料が入っていないため、カラーインクよりも媒体に付着しやすい。このため、インクの付着しにくい媒体に対して直接カラードットを形成するよりも、媒体にクリアドットを形成した後、カラードットを形成した方が、媒体へのカラードットの密着性が良くなる。
このように、表面コート及びアンカーコートに共に使用されるCLインクとしては、例えば、以下に示す組成のものがある。
(CLインク組成の一例)
フェノキシエチルアクリレート 30%
アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル 15%
トリプロピレングリコールジアクリレート 15%
ジプロピレングリコールジアクリレート 15%
ビニルカプロラクタム 10%
ジシクロペンテニルアクリレート 11.45%
ウレタンオリゴマー 4%
光重合開始剤(イルガキュア819) 4%
光重合開始剤(ダロキュアTPO) 4%
光重合開始剤(イルガキュア127) 1%
熱重合禁止剤(MEHQ) 0.05%
界面活性剤(BYK-UV3500) 0.5%
これらの各インクは、プリンター1本体に着脱可能なカートリッジ(後述する)に収容されており、これらのカートリッジが各ヘッドに対してそれぞれ搭載されることによって、各ヘッドから対応するインクが吐出される。つまり、搭載するカートリッジを変更(交換)することによって、各ヘッドが吐出するインクを変更することができる。
<各ヘッドのノズル配置について>
図5は、各ヘッドのノズル配置の一例の説明図である。これらの各ヘッドは、図に示すように「A列」「B列」の2個のノズル列を備える。
各列のノズルは、搬送方向と交差する方向(ノズル列方向)に沿って、1/180インチの間隔(ノズルピッチ)で並んでいる。また、A列のノズルのノズル列方向の位置と、B列のノズルのノズル列方向の位置は、半ノズルピッチ分(1/360インチ)だけずれている。これにより、1/360インチの解像度で各色のドットを形成可能になっている。
<ヘッドの構成について>
次にヘッドの構成について説明する。
図6は、ヘッドの断面図である。なお、図6は、図4のノズル1つ分に相当する部分の断面を示している。図に示すようにヘッドは、駆動ユニット32と、駆動ユニット32を収納するためのケース33と、ケースに装着される流路ユニット34とを備えている。
駆動ユニット32は、複数のピエゾ素子321によって構成されるピエゾ素子群と、このピエゾ素子群が固定される固定板323と、各ピエゾ素子321に給電するためのフレキシブルケーブル324と、から構成される。各ピエゾ素子321は、所謂片持ち梁の状態で固定板323に取り付けられている。固定板323は、ピエゾ素子321からの反力を受け止め得る剛性を備えた板状部材である。フレキシブルケーブル324は、可撓性を有するシート状の配線基板であり、固定板323とは反対側となる固定端部の側面でピエゾ素子321と電気的に接続されている。そして、このフレキシブルケーブル324の表面には、ピエゾ素子321の駆動等を制御するための制御用ICであるヘッド制御部HCが実装されている。
ケース33は、駆動ユニット32を収納可能な収納空部331を有する直方体ブロック状の外形である。このケース33の先端面には上記の流路ユニット34が接合される。この収納空部331は、駆動ユニット32が丁度嵌合可能な大きさである。また、このケース33には、対応するカートリッジ(後述する)からのインクを流路ユニット34に供給するためのインク供給管332も形成されている。
流路ユニット34は、流路形成基板35と、ノズルプレート36と、弾性板37とを有し、流路形成基板35がノズルプレート36と弾性板37に挟まれるようにそれぞれを積層して一体的に構成される。ノズルプレート36は、ノズルNzが形成されたステンレス鋼製の薄いプレートである。
流路形成基板35には、圧力室351及びインク供給口352となる空部が各ノズルNzに対応して複数形成される。リザーバー353は、カートリッジに貯留されたインクを各圧力室351に供給するための液体貯留室であり、インク供給口352を通じて対応する圧力室351の他端と連通している。なお、カートリッジから供給されるインクは、インク供給管332を通って、リザーバー353内に導入されるようになっている。
駆動ユニット32は、ピエゾ素子321の自由端部を流路ユニット34側に向けた状態で収納空部331内に挿入され、この自由端部の先端面が対応する島部373に接着される。また、固定板323の背面が収納空部331を区画するケース33の内壁面に接着される。この収納状態でフレキシブルケーブル324を介してピエゾ素子321に駆動信号を供給すると、ピエゾ素子321は伸縮して圧力室351の容積を膨張・収縮させる。このような圧力室351の容積変化により、圧力室351内のインクには圧力変動が生じる。そして、このインク圧力の変動を利用することで対応するノズルNzからインク滴を噴射させることができる。
<カートリッジ及びカートリッジ装着部の構成について>
図7は、カートリッジおよびカートリッジ装着部38の構造の一例を示す概略図である。なお、カートリッジ装着部38は、各ヘッドにそれぞれ対応して設けられている。つまり、カートリッジはヘッド毎に装着されることになる。各ヘッドに対するカートリッジ及びカートリッジ装着部38の構成はすべて同様であるので、そのうちの一つについて説明する。なお、カートリッジの搭載方式としては、カートリッジがヘッドに搭載される方式(オンキャリッジ方式)であってもよいし、カートリッジがヘッドから離れて(プリンター本体に)搭載され、カートリッジからチューブを介してヘッドにインクを供給する方式(オフキャリッジ方式)であってもよい。
図7において、カートリッジは、内部にUVインクを収容するインク収容部391Kを構成するカートリッジ本体391と、このカートリッジ本体391の側枠部に設けられた記憶素子392とを備えている。この記憶素子392は、カートリッジをプリンター1本体のカートリッジ装着部38に装着したときに、プリンター1(コントローラー60)との間で各種のデータを授受する素子であり、フラッシュメモリー等の不揮発性メモリーなど、各種データの格納可能な素子により構成される。なお、この記憶素子392の表面には複数の接続端子(不図示)が露出している。
これに対して、カートリッジ装着部38は、カートリッジ装着部38の内壁に配置されたコネクタ381を備えている。このコネクタ381には、カートリッジ装着部38にカートリッジを装着したときに記憶素子392の複数の接続端子とそれぞれ電気的に接続する複数の接続端子(不図示)が形成されている。
カートリッジがカートリッジ装着部38に装着されると、カートリッジのインク収容部391Kからインク供給管332を通してヘッドへインクの供給が可能になる。また、カートリッジがカートリッジ装着部38に装着されるとカートリッジの記憶素子392の複数の接続端子と、カートリッジ装着部38のコネクタ381の複数の接続端子とがそれぞれ電気的に接続して、プリンター1(コントローラー60)と記憶素子392との間においてデータの授受が可能となる。
記憶素子392には、例えば、当該カートリッジに収容されているインクの色、濃度、粘性などの特性を示す情報や各種の印刷制御プログラムなどが記憶されている。また、インク(カートリッジ)を生成した時期に関する情報、カートリッジを装着した時期に関する情報などが記憶素子392に記憶されていてもよい。
このように、本実施形態では、プリンター1のカートリッジ装着部38にカートリッジが装着されることにより、プリンター1(コントローラー60)は記憶素子392からカートリッジに関する情報を読み出すことができる。
<仮硬化及び本硬化について>
本実施形態では、媒体に着弾したUVインクにUVを照射することで、ドットを硬化させている。本実施形態のプリンター1では、照射ユニット40として、UVインクの仮硬化用のUV照射を行なう仮硬化用42a〜42fと、本硬化用のUV照射を行なう本硬化用照射部44を備えており、2段階の硬化を行なっている。なお、仮硬化とは、媒体に着弾したUVインクの間の滲みやドットの広がりを抑制するためのものであり、本硬化とは、UVインクを完全に硬化させるためのものである。このため、本硬化のUVの照射エネルギーは、仮硬化のUVの照射エネルギーよりも大きい。なお、UVの照射エネルギー(mJ/cm)とは、UVの照射強度(mW/cm)×時間(sec)のことである。具体的には、仮硬化のUV照射エネルギーが3〜30mJ/cm(好ましくは、5〜15mJ/cm)であるのに対して、本硬化のUV照射エネルギーは200〜500mJ/cmである。
このように仮硬化は、媒体に着弾したUVインクの間の滲みやドットの広がりを制御するものであり、仮硬化によって、ドットの形状がほぼ定まる。
図8A〜図8Cは、媒体上に着弾したUVインク(ドット)の形状と、仮硬化のUV照射エネルギーとの関係の説明図である。なお、図8A、図8B、図8Cの順でUVの照射エネルギーが小さくなっている。
仮硬化のUV照射エネルギーが大きい場合、例えば図8Aのようになる。この場合、インク間の滲みやドットの広がりを抑制することができるが、ドットによって構成される媒体表面の凹凸が大きくなるため光沢が悪化する。
一方、仮硬化のUV照射エネルギーが小さい場合、例えば図8Cのようになる。この場合、光沢は良好になる。但し、他のインクとの間で滲みが生じやすくなり、また、ドットの広がりが大きくなる。
<第1実施形態の印刷処理について>
本実施形態では、前述したようにプリンター1のカートリッジ装着部38に装着するカートリッジに応じて各ヘッドに供給するインクを変更することができる。
図9は、第1実施形態の印刷モードとインクとの関係を示す図である。また、図10は、第1実施形態の印刷モードによって形成される画像の説明図である。
図9に示すように、第1印刷モードでは、画像を形成するため5色のカラーインク(Kインク、Yインク、Mインク、Cインク、Bインク)とCLインクを用いる。例えば、ヘッド31aに対応するカートリッジ装着部38には、CLインクのカートリッジを装着する。これによりヘッド31aからはCLインクが吐出される。また、例えばヘッド31fに対応するカートリッジ装着部38には、Bインクのカートリッジを装着する。これによりヘッド31aからはBインクが吐出される。
この第1印刷モードでは、まず、搬送方向の最上流側のヘッド31aからCLインクを吐出する。これにより、図10に示すように、媒体上にクリアドット(アンカーコート層)が形成される。このアンカーコート層は、後で形成されるカラー画像と、媒体との密着性を高めるためのものである。その後、アンカーコート層上にヘッド31b〜ヘッド31fからそれぞれ5色のカラーインク(Kインク、Yインク、Mインク、Cインク、Bインク)を吐出してカラー画像を印刷する。なお、ここでは説明を省略したが、各ヘッドからインクが吐出された後には、対応する仮硬化用照射部から仮硬化用のUVが照射され、ドット形成直後に仮硬化が行われる。以下の説明においても同様である。
一方、第2印刷モードでは、4色のカラーインク(Kインク、Yインク、Mインク、Cインク)、Wインク、及びCLインクを用いる。例えば、ヘッド31aに対応するカートリッジ装着部38には、Wインクのカートリッジを装着する。これによりヘッド31aからはWインクが吐出される。また、例えばヘッド31fに対応するカートリッジ装着部38にはCLインクのカートリッジを装着する。これによりヘッド31fからはCLインクが吐出される。
第2印刷モードでは、図10に示すように、媒体上に、ますWインクによって白色の背景画像が印刷される。そして、背景画像の上にCインク、Mインク、Yインク、Kインクによってカラー画像が形成され、その上にCLインクによって表面コート層が形成される。
コントローラー60は、各カートリッジの記憶素子392から情報を読み取ることにより、各ヘッドに対して搭載されているカートリッジの種類(色)を検出することができ、対応する印刷モードを選択することができる。そして、コントローラー60は、読み取った情報をコンピューター110のプリンタードライバーに送信する。プリンタードライバーは、各印刷モードに応じた印刷データを作成し、プリンター1に送信する。このように、本実施形態では、カートリッジの交換によって、印刷モードを自動的に変更することができる。
ところで、第2印刷モードの場合、CLインクを吐出するヘッド31fは他のヘッド(31a〜31e)よりも搬送方向下流側であるので、CLインクは他のカラーインクよりも後に吐出されることになる。しかし、この第2印刷モードの場合、CLインクを他のカラーインクと同様の条件で仮硬化を行うと表面が凹凸になり画質が劣化するおそれがある(図8参照)。そこで、本実施形態では、CLインクを表面コートに用いる場合(CLドットを他のカラードットよりも後に形成する場合)、CLドットに照射する仮硬化のUV照射エネルギーを小さくするようにしている。
図11は、第1実施形態のインク交換時の処理のフロー図である。
まず、コントローラー60は、各ヘッドに対応するカートリッジが交換されたか否かの判断を行う(S101)。カートリッジが交換されたと判断すると(S101でYES)、コントローラー60は、装着されたカートリッジにCLインク用のカートリッジがあるか否かを判断する(S102)。
CLインク用のカートリッジがあると判断したならば(S102でYES)、そのCLインク用のカートリッジが装着されたヘッドがカラーインクを吐出する他のヘッドよりも搬送方向の下流側か否かを判断する(S103)。CLインクのカートリッジが装着されたヘッドがカラーインクを吐出する他のヘッドよりも搬送方向下流側であると判断すると(S103でYES)、コントローラー60は、CLインクを吐出するヘッドに対応する仮硬化用照射部のUV照射エネルギーを仮硬化用の所定値よりも小さくする(S104)。つまり、CLインクを吐出するヘッドに対応する仮硬化用照射部のUV照射エネルギーを、他の仮硬化用照射部のUV照射エネルギーよりも小さくする。そしてステップS101に戻る。
ステップS102でCLインク用のカートリッジがないと判断した場合(S102でNO)、及び、ステップS103でCLインクのカートリッジが装着されたヘッドがカラーインクを吐出する他のヘッドよりも搬送方向下流側ではないと判断した場合(S103でNO)、各仮硬化用照射部の照射エネルギーを所定値に設定し(S105)、ステップS101に戻る。
例えば、図9において第1印刷モードでは、CLインクを吐出するヘッドが、カラーインクを吐出する他のヘッドよりも搬送方向上流側であるので、S103でNOと判断される。よって、各仮硬化用照射部の照射エネルギーは所定値に設定される。第1印刷モードから第2印刷モードに変更する場合、ヘッド31aのCLインクのカートリッジがWインクのカートリッジに交換され、また、ヘッド31fのBインクのカートリッジがCLインクのカートリッジに交換される。コントローラー60は、CLインクのカートリッジが装着されたことを検出すると、CLインクのカートリッジが装着されたヘッド(ヘッド31f)が、カラーインクを吐出する他のヘッドよりも搬送方向下流側かを判断する。第2印刷モードでは、ヘッド31fは、カラーインクを吐出する他のヘッドよりも搬送方向下流側であるので、S103でYESと判断される。よって、コントローラー60は、ヘッド31fに対応する仮硬化用照射部42fの光源(LED)への入力電流を小さくし、仮硬化用照射部42fからのUV照射エネルギーを下げる。この場合、CLインク(クリアドット)に照射される仮硬化のUV照射エネルギーが小さくなるが、媒体に先に吐出されたカラーインクはすでに仮硬化されているので、カラードットとクリアドットの間で滲みの生じるおそれは小さい。また、クリアドットへの仮硬化のUV照射エネルギーが小さいことにより、クリアドットにより形成される表面コート層の表面が平滑になり光沢が向上する。
こうすることにより、CLインクをアンカーコートに用いる際には滲みを抑制することができ、CLインクを表面コートに用いる際には光沢を向上させることができる。よって、CLインクを、アンカーコートと表面コートのそれぞれに有効に使用することができ、それぞれの場合において、画質の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、各色のインクについて仮硬化用の照射エネルギーは同じ(所定値)であることとしていたが、インク色毎に仮硬化に適した照射エネルギーの値を設定するようにしてもよい。例えばKインクは他の色のインクと比べて硬化しにくいので、Kインクを吐出するヘッドと対応する仮硬化用照射部の仮硬化のUV照射エネルギーを大きくするようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2印刷モードでCLインクを吐出するヘッド31fに対応する仮硬化用照射部42fのUV照射エネルギーを下げることとした(S104)が、仮硬化用照射部42fからUVを照射しないようにしてもよい。この場合、表面コート層の表面がより平滑になり、光沢がさらに向上する。
===第2実施形態===
第1実施形態では、カートリッジを交換することによって、各ヘッドが吐出するインクを変更していたが、第2実施形態では、各ヘッドが吐出するインクは固定となっている。すなわち、各ヘッドには予め定められた色のカートリッジが装着される。また、第1実施形態では、各ヘッドに対して装着されるカートリッジによってコントローラー60が自動的に印刷モードを設定していたが、第2実施形態では、例えば、コンピューター110表示装置(不図示)に表示されるユーザーインターフェイスに対するユーザーの入力に応じて印刷モードが設定される。
図12は、第2実施形態の印刷モードとインクとの関係を示す図である。また、図13は、第2実施形態の印刷モードによって形成される画像の説明図である。なお、図12において、各印刷モードで使用するヘッドを○で示し、使用しないヘッドを×で示している。
図12に示すように、各ヘッドには対応する色インクのカートリッジが装着されている。例えば、ヘッド31aにはCLインクのカートリッジが装着されており、ヘッド31aからはCLインクが吐出される。なお、CLインクは、プリンター1の各ヘッドのうち最も搬送方向上流側のヘッド31aと、最も搬送方向下流側のヘッド31fから吐出可能になっている。
第2実施形態の第1印刷モードでは、コントローラー60は、ヘッド31a〜31eからインクを吐出させ、ヘッド31fからはインク(CLインク)を吐出させない。
この第1印刷モードでは、まず、搬送方向の最上流側のヘッド31aからCLインクを吐出する。これにより、図13に示すように、媒体上にクリアドット(アンカーコート層)が形成される。このアンカーコート層は、後で形成されるカラー画像と、媒体との密着性を高めるためのものである。その後、アンカーコート層上にヘッド31b〜31eからそれぞれ4色のカラーインク(Kインク、Yインク、Mインク、Cインク)を吐出してカラー画像を印刷する。
なお、第1印刷モードでは、ヘッド31a〜31eに対応する仮硬化用照射部42a〜42eからそれぞれ仮硬化のUV照射を行ない、インクを吐出しないヘッド31fに対応する仮硬化用照射部42fからは仮硬化のUV照射を行わない。
また、第2実施形態の第2印刷モードでは、コントローラー60は、ヘッド31b〜31fからインクを吐出させ、ヘッド31aからはインク(CLインク)を吐出させない。
この第2印刷モードでは、まず、媒体上にヘッド31b〜31eからそれぞれ4色のカラーインク(Kインク、Yインク、Mインク、Cインク)を吐出してカラー画像を印刷する。そして、そのカラー画像上に搬送方向の最下流側のヘッド31fからCLインクを吐出する。これにより、図13に示すように、カラー画像上にクリアドット(表面コート層)が形成される。
なお、第2印刷モードでは、ヘッド31b〜31fに対応する仮硬化用照射部42b〜42fからそれぞれ仮硬化のUV照射を行ない、ヘッド31aと対応する仮硬化用照射部42aからは仮硬化のUV照射を行わない。
図14は、第2実施形態の印刷時の処理のフロー図である。
まず、プリンタードライバーから印刷モードを受信する(S201)と、コントローラー60は、その印刷モードにインクを吐出しないヘッドがあるか否かを判断する(S202)。インクを吐出しないヘッドがある場合(S202でYES)、コントローラー60は、インクを吐出しないヘッドに対応する仮硬化用照射部からUVを照射しないようにする(S203)。本実施形態の場合、第1印刷モード及び第2印刷モードともインクを吐出しないヘッドがある。例えば第1印刷モードの場合、コントローラー60は、インクを吐出しないヘッド31fに対応する仮硬化用照射部42fからUVを照射しないようにする。
ステップS202でNOと判断した場合、及びステップS203の後、コントローラー60は、CLインクを用いるか否かを判断する(S204)。
CLインクを用いると判断したならば(S204でYES)、カラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向下流側のヘッドからCLインクを吐出するか否かを判断する(S205)。カラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向下流側のヘッドからCLインクを吐出すると判断すると(S205でYES)、コントローラー60は、CLインクを吐出するヘッドに対応する仮硬化用照射部のUV照射エネルギーを仮硬化用の所定値よりも小さくする(S206)。つまり、CLインクを吐出するヘッドに対応する仮硬化用照射部のUV照射エネルギーを、他の仮硬化用照射部のUV照射エネルギーよりも小さくする。
ステップS204でCLインクを用いないと判断した場合(S204でNO)、及び、ステップS205でカラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向下流側のヘッドからCLインクを吐出しないと判断した場合(S205でNO)、インクを吐出するヘッドに対応する各仮硬化用照射部の照射エネルギーを所定値に設定する(S207)。
例えば図12の第1印刷モードの場合、カラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向上流側のヘッド(ヘッド31a)からCLインクを吐出するので、図14のステップS205でNOと判断され、インクを吐出する各ヘッドに対応する仮硬化用照射部のUV照射エネルギーはすべて同じ(所定値)に設定される(S207)。一方、第2印刷モードの場合、カラーインクを吐出するヘッドよりも搬送方向下流側のヘッド(ヘッド31f)からCLインクを吐出するので、図14のステップS205でYESと判断され、ヘッド31fに対応する仮硬化用照射部31の照射エネルギーが、所定値よりも小さく設定される(S206)。つまり、第2印刷モードのときにCLインク(表面コート層)に照射される仮硬化のUVの照射エネルギーは、第1印刷モードのときにCLインク(アンカーコート層)に照射される仮硬化のUVの照射エネルギーよりも小さい。こうすることにより、第1実施形態と同様に、第1印刷モードのときには、カラーインクとCLインク間での滲みを抑制することができ、滲みのおそれの小さい第2印刷モードのときには、CLインクによって形成される表面コート層の表面を平滑にすることができ、光沢を向上させることができる。
なお、この第2実施形態では、第1実施形態のように印刷モードを変更する際にカートリッジを変更する必要がなく、CLインクを吐出するヘッドを変更することのみで第1印刷モードと第2印刷モードを切り替えることができる。よって、印刷モードの切り替えを簡易に行うことができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、印刷装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の印刷装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
また、前述の実施形態ではラインプリンターであったがこれには限られない。例えば、円筒形の搬送ドラムの周面と対向して複数のヘッドと複数の仮硬化用照射部が交互に設けられ、最も搬送方向の下流側に本硬化用照射部が設けられたプリンターであってもよい。この場合も、前述した実施形態と同様に、仮硬化用照射部の照射条件を設定することができる。
<インクについて>
前述の実施形態は、紫外線(UV)の照射を受けることによって硬化するインク(UVインク)をノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、UV光で硬化するインクには限られず、可視光によって硬化するインクでも良い。この場合、各照射部は、インクが硬化する波長の可視光(光)を照射する。
また、本実施形態ではカラーインクとして、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ブルーのインクを用いたが、これ以外の色のインク(例えばオレンジ、グリーン、レッドなど)を用いてもよい。
<ヘッド数について>
前述の実施形態では、ヘッド(及び対応する仮硬化用照射部)の数が6個であったがこれには限定されない。例えばヘッド(及び対応する仮硬化用照射部)の数が5個以下であってもよいし、7個以上であってもよい。また、前述の実施形態では1つのカラーインクについて1つのヘッドを用いるようにしていたが、これには限られず、1つのカラーインクについて複数のヘッドを用いてもよい。
<プリンタードライバーについて>
図4のプリンタードライバーの処理をプリンター側で行っても良い。その場合、プリンターとプリンタードライバーをインストールしたPCとで印刷装置が構成される。
1 プリンター、
20 搬送ユニット、23A 上流側搬送ローラ、
23B 下流側搬送ローラ、24 ベルト、
30 ヘッドユニット、31a〜31f ヘッド、32 駆動ユニット、
321 ピエゾ素子、323 固定板、324 フレキシブルケーブル、
33 ケース、331 収納空部、332 インク供給管、
34 流路ユニット、35 流路形成基板、351 圧力室、352 インク供給口、
353 リザーバー、36 ノズルプレート、37 弾性板、373 島部、
38 カートリッジ装着部、381 コネクタ
391K インク収容部、391 カートリッジ本体、392 記憶素子、
392 記憶素子、
40 照射ユニット、42a〜42f 仮硬化用照射部、44 本硬化用照射部、
50 検出器群、60 コントローラー、
61 インターフェイス部、62 CPU、63 メモリー、
64 ユニット制御回路、110 コンピューター

Claims (6)

  1. 光の照射によって硬化するインクを吐出するヘッドが媒体の搬送方向に並んだ複数のヘッドと、
    前記複数のヘッド毎に対応して設けられ、各ヘッドによって前記媒体に形成されたドットにそれぞれ仮硬化用の光を照射する複数の仮硬化用光源と、
    前記複数の仮硬化用光源からの光が照射されたドットに本硬化用の光を照射する本硬化用光源と、
    を備えた印刷装置であって、
    カラーインクを吐出するヘッドよりも前記搬送方向の上流側のヘッドからクリアインクを吐出する第1印刷モードと、カラーインクを吐出するヘッドよりも前記搬送方向の下流側のヘッドからクリアインクを吐出する第2印刷モードがあり、
    前記第1印刷モードのときの前記クリアインクを吐出するヘッドに対応した前記仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーよりも、前記第2印刷モードのときの前記クリアインクを吐出するヘッドに対応した前記仮硬化用光源が照射する光の照射エネルギーの方が小さい、
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    光の照射によって硬化するインクを収容した複数のカートリッジであって、それぞれ着脱可能に搭載される複数のカートリッジを有し、
    各カートリッジの交換に応じて、前記第1印刷モード又は前記第2印刷モードが選択される
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記複数のカートリッジは、それぞれ、収容されているインクの種類に関する情報が記憶された記憶素子を備えている
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記複数のヘッドがそれぞれ吐出するインクは、ヘッド毎に予め定められている
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置であって、
    前記第1印刷モードのときにクリアインクを吐出するヘッドは、前記第2印刷モードのときにクリアインクを吐出せず、
    前記第2印刷モードのときにクリアインクを吐出するヘッドは、前記第1印刷モードのときにクリアインクを吐出しない
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の印刷装置であって、
    前記第1印刷モードでは、前記クリアインクは前記カラーインクによって形成されるカラー画像と前記媒体との密着性を高めるために用いられ、
    前記第2印刷モードでは、前記クリアインクは前記カラー画像の表面を加工するために用いられる
    ことを特徴とする印刷装置。
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