JP2011091950A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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宏平 永田
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Abstract

【課題】通常動作と間欠動作とを切り替えることのできるスイッチング電源装置において、コストを低減すること。
【解決手段】スイッチング電源装置1は、トランスT、スイッチが設けられた制御部10、および第1の制御回路20Aを備える。このスイッチング電源装置1では、出力端子OUT2に接続される負荷が軽くなるに従って、トランスTの補助巻線T5に生じる電圧が低下し、出力端子OUT2に接続される負荷が予め定められた閾値より軽くなると、第1の制御回路20Aに設けられたスイッチ素子Tr3がオフ状態になる。すると、端子P1の電圧は、基準電位端子GND1と同電位となり、制御部10は、発振期間と停止期間とを繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関する。
従来より、接続される負荷の変動に応じて通常動作と間欠動作とを切り替えるスイッチング電源装置がある(例えば、特許文献1参照)。
[スイッチング電源装置100の構成]
図2は、従来例に係るスイッチング電源装置100の回路図である。スイッチング電源装置100は、トランスT、制御部10、第1の制御回路20、および第2の制御回路30を備える。
まず、トランスTの1次側の構成について説明する。制御部10には、P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7の7つの端子が設けられている。この制御部10は、スイッチ(図示省略)を備えており、スイッチの一端には端子P7が接続され、スイッチの他端には端子P5が接続される。
入力端子IN1には、入力信号供給部(図示省略)から電流が供給される。この入力端子IN1には、端子P6と、トランスTの1次巻線T1の一端と、が接続されるとともに、キャパシタC1を介して基準電位端子GND1が接続される。基準電位端子GND1には、基準電位源(図示省略)から基準電位となる電圧が供給される。この基準電位端子GND1には、端子P3が接続されるとともに、抵抗R1を介して端子P5が接続される。トランスTの1次巻線T1の他端には、端子P7が接続されるとともに、キャパシタC2を介して端子P5が接続される。
第1の制御回路20は、ダイオードD1、スイッチ素子Tr2、ダイオードD5、抵抗R12、R13、およびフォトトランジスタPC12を備える。
トランスTの制御巻線T2の一端には、端子P3と、フォトトランジスタPC11のエミッタと、フォトトランジスタPC12のエミッタと、NPN型トランジスタで構成されるスイッチ素子Tr2のエミッタと、が接続されるとともに、抵抗R13を介してスイッチ素子Tr2のベースが接続され、キャパシタC4および抵抗R2を介して端子P1が接続される。フォトトランジスタPC11のコレクタには、端子P2が接続される。スイッチ素子Tr2のコレクタには、ダイオードD1のカソードが接続され、ダイオードD1のアノードには、端子P1が接続される。トランスTの制御巻線T2の他端には、キャパシタC4と抵抗R2との接点が接続されるとともに、ダイオードD2のアノードが接続される。ダイオードD2のカソードには、端子P4が接続されるとともに、キャパシタC3を介して端子P3が接続される。また、トランスTの制御巻線T2の他端には、抵抗R12を介して、フォトトランジスタPC12のコレクタと、ダイオードD5のアノードと、が接続される。ダイオードD5のカソードには、スイッチ素子Tr2のベースが接続される。
次に、トランスTの2次側の構成について説明する。第2の制御回路30は、抵抗R5、R7、R10、R11と、フォトダイオードPC22と、NPN型トランジスタで構成されるスイッチ素子Tr1と、を備える。
基準電位端子GND2、GND3には、基準電位源GNDが接続される。出力端子OUT1には、ダイオードD3のカソードが接続されるとともに、キャパシタC5を介して基準電位端子GND2が接続される。ダイオードD3のアノードには、トランスTの第1の2次巻線T3の他端が接続され、トランスTの第1の2次巻線T3の一端には、基準電位端子GND2が接続される。
出力端子OUT2には、抵抗R3の一端と、抵抗R4の一端と、抵抗R5の一端と、ダイオードD4のカソードと、が接続されるとともに、キャパシタC6を介して基準電位端子GND2が接続される。ダイオードD4のアノードには、トランスTの第2の2次巻線T4の他端が接続され、トランスTの第2の2次巻線T4の一端には、基準電位端子GND2が接続される。
抵抗R3の他端には、フォトトランジスタPC11と対に設けられたフォトダイオードPC21のアノードと、抵抗R6の一端と、が接続される。フォトダイオードPC21のカソードには、抵抗R6の他端と、シャントレギュレータTLのカソードと、が接続される。シャントレギュレータTLのアノードには、基準電位端子GND3が接続される。
抵抗R4の他端には、シャントレギュレータTLのリファレンスが接続されるとともに、抵抗R8およびキャパシタC7を介してシャントレギュレータTLのカソードが接続され、抵抗R9を介して基準電位端子GND3が接続される。
抵抗R5の他端には、フォトトランジスタPC12と対に設けられたフォトダイオードPC22のアノードと、抵抗R7の一端と、が接続される。フォトダイオードPC22のカソードには、抵抗R7の他端と、スイッチ素子Tr1のコレクタと、が接続される。スイッチ素子Tr1のエミッタには、基準電位端子GND3が接続される。スイッチ素子Tr1のベースには、抵抗R10を介して基準電位端子GND3が接続されるとともに、抵抗R11を介して入力端子IN2が接続される。入力端子IN2には、動作制御部(図示省略)から、通常動作と間欠動作とを切り替えるための信号(後述のHレベル電圧およびLレベル電圧)が供給される。
[スイッチング電源装置100の動作]
以上の構成を備えるスイッチング電源装置100は、制御部10に設けられたスイッチをオンオフさせることで、出力端子OUT1、OUT2から電力を出力する。
具体的には、まず、制御部10により、端子P5と端子P7との間に設けられたスイッチをオン状態にする。すると、入力端子IN1からトランスTの1次巻線T1に電流が流れ、この電流がトランスTの1次巻線T1の一端から他端に流れ、トランスTにエネルギーが蓄積される。
次に、上述のスイッチをオン状態にしてから所定時間が経過した後に、制御部10により、上述のスイッチをオフ状態にする。すると、スイッチがオン状態であった期間にトランスTに蓄積されたエネルギーにより、トランスTの第1の2次巻線T3と、トランスTの第2の2次巻線T4とには、一端から他端に電流を流そうとする起電力が生じる。
トランスTの第1の2次巻線T3に生じた起電力は、ダイオードD3およびキャパシタC5により整流および平滑化され、出力端子OUT1から出力される。また、トランスTの第2の2次巻線T4に生じた起電力は、ダイオードD4およびキャパシタC6により整流および平滑化され、出力端子OUT2から出力される。
ここで、スイッチング電源装置100では、基準電位源GNDより高電位であるHレベル電圧が入力端子IN2に入力されると、基準電位端子GND1より高電位の電圧が端子P1に入力され、通常動作が行われる。通常動作では、上述のスイッチのオンオフが所定の周期で行われる。
具体的には、入力端子IN2にHレベル電圧が入力されると、スイッチ素子Tr1がオン状態となる。すると、フォトダイオードPC22に電流が流れ、フォトダイオードPC22が光を出射する。このため、フォトダイオードPC22と対に設けられたフォトトランジスタPC12は、オン状態となる。
フォトトランジスタPC12がオン状態になると、スイッチ素子Tr2のベースは、ダイオードD5、オン状態のフォトトランジスタPC12、および端子P3を介して、基準電位端子GND1と導通し、スイッチ素子Tr2は、オフ状態になる。
スイッチ素子Tr2がオフ状態になると、端子P1と、この端子P1とダイオードD1およびスイッチ素子Tr2を介して接続された端子P3と、は絶縁される。このため、端子P1と、端子P3に接続された基準電位端子GND1とは、絶縁される。よって、端子P1には、トランスTの制御巻線T2の他端の電圧が抵抗R2を介して入力され、端子P1の電圧は、基準電位端子GND1より高電位となる。
制御部10は、端子P1に、基準電位端子GND1より高電位である所定の電圧が入力されると、自身の内部に設けられたスイッチを所定の周期でオンオフさせる。これによれば、スイッチング電源装置100は、通常動作を行うこととなる。
スイッチング電源装置100が通常動作を行う場合、トランスTの1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1は、図3の(a)のように変化する。
一方、スイッチング電源装置100では、基準電位源GNDと同電位であるLレベル電圧が入力端子IN2に入力されると、基準電位端子GND1と略同電位の電圧が端子P1に入力され、間欠動作が行われる。間欠動作では、上述のスイッチのオンオフを所定の周期で行う期間(以降、「発振期間」と呼ぶ)と、上述のスイッチのオンオフを停止させる期間(以降、「停止期間」と呼ぶ)と、が繰り返される。
具体的には、入力端子IN2にLレベル電圧が入力されると、スイッチ素子Tr1がオフ状態となる。このため、出力端子OUT2が基準電位端子GND3より高電位であっても、スイッチ素子Tr1のコレクタに接続されたフォトダイオードPC22には電流が流れず、フォトダイオードPC22は光を出射しない。したがって、フォトダイオードPC22と対に設けられたフォトトランジスタPC12は、オフ状態となる。
ここで、端子P4からは、基準電位端子GND1より高電位の電圧が出力されている。このため、フォトトランジスタPC12がオフ状態になると、端子P4から出力される電圧が抵抗R12およびダイオードD5を介してスイッチ素子Tr2のベースに供給され、スイッチ素子Tr2がオン状態になる。
スイッチ素子Tr2がオン状態になると、端子P1は、ダイオードD1、オン状態のスイッチ素子Tr2、および端子P3を介して、基準電位端子GND1と導通する。
制御部10は、端子P1に、基準電位端子GND1と同電位である所定の電圧が入力されると、自身の内部に設けられたスイッチをオンオフさせる期間を、後述の出力端子OUT2から出力される電圧に応じて制御して、発振期間と停止期間とを繰り返す。これによれば、スイッチング電源装置100は、間欠動作を行うこととなる。
以下に、制御部10が、自身の内部に設けられたスイッチをオンオフさせる期間を、出力端子OUT2から出力される電圧に応じて制御して、発振期間と停止期間とを繰り返すことについて、説明する。
出力端子OUT2から出力される電圧は、抵抗R4と抵抗R9とで分圧され、シャントレギュレータTLのリファレンスに印加される。このため、シャントレギュレータTLのリファレンスの電圧は、出力端子OUT2から出力される電圧が高くなるに従って上昇する。そして、出力端子OUT2から出力される電圧が予め定めた値まで上昇すると、シャントレギュレータTLがオン状態となる。
シャントレギュレータTLがオン状態になると、フォトダイオードPC21に電流が流れ、フォトダイオードPC21が光を出射する。このため、フォトダイオードPC21と対に設けられたフォトトランジスタPC11は、オン状態となる。
フォトトランジスタPC11がオン状態になると、端子P2は、オン状態のフォトトランジスタPC11および端子P3を介して、基準電位端子GND1と導通する。
制御部10は、端子P2に、基準電位端子GND1と同電位の電圧が入力されると、自身の内部に設けられたスイッチのオンオフを停止させる。これによれば、上述の停止期間が開始されることとなる。
停止期間では、出力端子OUT2から出力される電圧は、時間が経過するに従って低下する。そして、出力端子OUT2から出力される電圧が予め定めた値より低くなると、シャントレギュレータTLがオフ状態となる。
シャントレギュレータTLがオフ状態になると、フォトダイオードPC21には電流が流れなくなり、フォトダイオードPC21が光を出射しなくなる。このため、フォトダイオードPC21と対に設けられたフォトトランジスタPC11は、オフ状態となる。
フォトトランジスタPC11がオフ状態になると、端子P2と、この端子P2とフォトトランジスタPC11および端子P3を介して接続された基準電位端子GND1とは、絶縁される。
制御部10は、端子P2に、基準電位端子GND1と同電位の電圧が入力されなくなると、自身の内部に設けられたスイッチのオンオフを所定の周期で行う。これによれば、上述の発振期間が開始されることとなる。
スイッチング電源装置100が上述のように間欠動作を行う場合、トランスTの1次巻線T1の一端から他端に流れる電流IT1は、図3の(b)のように変化する。時刻t1から時刻t2までの期間と、時刻t3以降の期間とは、発振期間であり、時刻t2から時刻t3までの期間は、停止期間である。なお、通常動作時における電流IT1のピーク値をI1とすると、間欠動作時における電流IT1のピーク値は、I1より少ないI2となる。
特開2002−136124号公報
ところで、上述のような通常動作と間欠動作とを切り替えることのできるスイッチング電源装置では、コストの低減が要請されていた。
上述の課題を鑑み、本発明は、通常動作と間欠動作とを切り替えることのできるスイッチング電源装置において、コストを低減することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、トランスと、前記トランスの1次巻線に直列接続されたスイッチ素子と、前記スイッチ素子のオンオフを制御するスイッチ素子制御手段と、前記トランスの2次巻線に生じた電圧を出力電圧として出力する出力手段と、を備え、前記スイッチ素子をオンオフさせる期間を通常動作期間とし、前記スイッチ素子をオンオフさせる期間と前記スイッチ素子のオンオフを停止させる期間とで構成される期間を間欠動作期間とすると、前記スイッチ素子制御手段は、前記トランスの補助巻線に生じた電圧に応じて、前記通常動作期間と前記間欠動作期間とを切り替えることを特徴とするスイッチング電源装置を提案している。
この発明によれば、スイッチング電源装置に、トランスと、トランスの1次巻線に直列接続されたスイッチ素子と、スイッチ素子のオンオフを制御するスイッチ素子制御手段と、トランスの2次巻線に生じた電圧を出力電圧として出力する出力手段と、を設けた。そして、スイッチ素子をオンオフさせる期間を通常動作期間とし、スイッチ素子をオンオフさせる期間とスイッチ素子のオンオフを停止させる期間とで構成される期間を間欠動作期間とすると、スイッチ素子制御手段により、トランスの補助巻線に生じた電圧に応じて、通常動作期間と間欠動作期間とを切り替えることとした。
ここで、トランスの補助巻線に生じる電圧は、出力手段から出力される出力電圧により駆動される負荷に応じて変化する。このため、スイッチング電源装置は、出力手段から出力される出力電圧により駆動される負荷の変動に応じて、通常動作と間欠動作とを切り替えることができる。
また、出力手段から出力される出力電圧は、この出力電圧により駆動される負荷の変動に応じて変動する。このため、図2に示した従来例に係るスイッチング電源装置100では、出力端子OUT2から出力される電圧を、スイッチ素子制御手段に相当する制御部10に伝達するために、フォトダイオードPC22およびフォトトランジスタPC12で構成されるフォトカプラを備えていた。ところが、この発明によれば、スイッチ素子制御手段により、トランスの補助巻線に生じた電圧に応じて、通常動作期間と間欠動作期間とを切り替えるため、フォトカプラが必要ない。ここで、フォトカプラは、抵抗やダイオードや巻線などと比べると、高価な部品である。このため、図2に示した従来例に係るスイッチング電源装置100と比べて、コストを低減できる。
(2)本発明は、(1)のスイッチング電源装置について、前記トランスの補助巻線は、前記トランスの2次巻線と同方向に巻かれることを特徴とするスイッチング電源装置を提案している。
この発明によれば、トランスの補助巻線を、トランスの2次巻線と同方向に巻いたので、トランスの補助巻線に生じる電圧を、トランスの2次巻線に生じる電圧と、トランスの補助巻線と2次巻線との巻数比と、に応じて求めることができる。そして、トランスの2次巻線に生じる電圧は、出力手段から出力される出力電圧に応じて変化する。以上より、スイッチング電源装置は、出力手段から出力される出力電圧により駆動される負荷の変動に応じて、より的確に、通常動作と間欠動作とを切り替えることができる。
(3)本発明は、(1)または(2)のスイッチング電源装置について、前記トランスの補助巻線に生じた電圧が予め定められた閾値より低くなると、間欠動作指示信号を出力する信号出力手段を備え、前記スイッチ素子制御手段は、前記信号出力手段から前記間欠動作指示信号が出力されている期間では、前記間欠動作期間に切り替えることを特徴とするスイッチング電源装置を提案している。
この発明によれば、スイッチング電源装置に、トランスの補助巻線に生じた電圧が予め定められた閾値より低くなると、間欠動作指示信号を出力する信号出力手段を設けた。そして、スイッチ素子制御手段により、信号出力手段から間欠動作指示信号が出力されている期間では、間欠動作期間に切り替えることとした。
このため、信号出力手段により、間欠動作指示信号を出力する際の、予め定められた閾値を調整することで、通常動作と間欠動作とを切り替える際の、出力手段から出力される出力電圧により駆動される負荷の負荷レベルを制御できる。
本発明によれば、通常動作と間欠動作とを切り替えることのできるスイッチング電源装置において、コストを低減できる。
本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置の回路図である。 従来例に係るスイッチング電源装置の回路図である。 前記スイッチング電源装置に流れる電流波形を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
[スイッチング電源装置1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置1の回路図である。スイッチング電源装置1は、図2に示した従来例に係るスイッチング電源装置100とは、第2の制御回路30を備えない点と、第1の制御回路20の代わりに第1の制御回路20Aを備える点と、が異なる。なお、スイッチング電源装置1について、スイッチング電源装置100と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
第1の制御回路20Aは、第1の制御回路20に設けられていたダイオードD5およびフォトトランジスタPC12の代わりに、NPN型トランジスタで構成されるスイッチ素子Tr3と、抵抗R14と、ツェナーダイオードZDと、キャパシタC8と、ダイオードD6と、トランスTの補助巻線T5と、を備える。
トランスTの補助巻線T5は、トランスTの第2の2次巻線T3と同方向に巻かれている。このトランスTの補助巻線T5の一端には、端子P3が接続され、トランスTの補助巻線T5の他端には、ダイオードD6のアノードが接続される。
ダイオードD6のカソードには、キャパシタC8を介して端子P3が接続されるとともに、ツェナーダイオードZDのカソードが接続される。ツェナーダイオードZDのアノードには、抵抗R14を介して端子P3が接続されるとともに、スイッチ素子Tr3のベースが接続される。スイッチ素子Tr3のエミッタには、端子P3が接続され、スイッチ素子Tr3のコレクタには、スイッチ素子Tr2のベースが接続される。
[スイッチング電源装置1の動作]
以上の構成を備えるスイッチング電源装置1は、トランスTの補助巻線T5に生じた電圧に応じて、通常動作と間欠動作とを切り替える。
トランスTの補助巻線T5に生じた電圧は、ダイオードD6およびキャパシタC8により整流および平滑化され、ツェナーダイオードZDのカソードに印加される。そして、ツェナーダイオードZDのカソードに印加された電圧が、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧より高ければ、ツェナーダイオードZDが導通し、スイッチ素子Tr3がオン状態となる。一方、ツェナーダイオードZDのカソードに印加された電圧が、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧より低ければ、ツェナーダイオードZDが絶縁され、スイッチ素子Tr3がオフ状態となる。
スイッチ素子Tr3がオン状態になると、スイッチ素子Tr2のベースは、オン状態のスイッチ素子Tr3および端子P3を介して、基準電位端子GND1と導通する。このため、スイッチ素子Tr2がオフ状態となる。
スイッチ素子Tr2がオフ状態になると、上述のように、端子P1と、端子P3に接続された基準電位端子GND1とは、絶縁され、端子P1の電圧は、基準電位端子GND1より高電位となる。すると、制御部10は、自身の内部に設けられたスイッチを所定の周期でオンオフさせる。これによれば、スイッチング電源装置100は、通常動作を行うこととなる。
一方、スイッチ素子Tr3がオフ状態になると、スイッチ素子Tr2のベースと、端子P3に接続された基準電位端子GND1とは、絶縁される。このため、スイッチ素子Tr2は、端子P4から出力される電圧により、オン状態となる。
スイッチ素子Tr2がオン状態になると、上述のように、端子P1と、端子P3に接続された基準電位端子GND1とは、導通し、端子P1の電圧は、基準電位端子GND1と同電位となる。すると、制御部10は、自身の内部に設けられたスイッチをオンオフさせる期間を、上述のように出力端子OUT2から出力される電圧に応じて制御して、発振期間と停止期間とを繰り返す。これによれば、スイッチング電源装置100は、間欠動作を行うこととなる。
なお、トランスTの補助巻線T5に生じる電圧は、出力端子OUT2に接続される負荷が軽くなるに従って、急激に低下する。そこで、出力端子OUT2に接続される負荷が予め定められた閾値より軽くなるとスイッチ素子Tr3がオフ状態になるように、トランスTの補助巻線T5と第2の2次巻線T3との巻数比や、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧や、抵抗R14の抵抗値を設定する。これによれば、スイッチング電源装置1は、出力端子OUT2に接続される負荷が予め定められた閾値より高い期間では、通常動作を行い、出力端子OUT2に接続される負荷が予め定められた閾値より軽い期間では、間欠動作を行うこととなる。
以上のスイッチング電源装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
スイッチング電源装置1は、出力端子OUT2に接続される負荷に応じてトランスTの補助巻線T5に生じる電圧が変化することを利用して、トランスTの補助巻線T5に生じた電圧に応じて通常動作と間欠動作とを切り替える。このため、出力端子OUT2に接続される負荷の変動に応じて、通常動作と間欠動作とを切り替えることができる。
また、スイッチング電源装置1は、図2に示した従来例に係るスイッチング電源装置100に設けられていた第2の制御回路30を備えず、スイッチング電源装置100に設けられていた第1の制御回路20の代わりに第1の制御回路20Aを備える。ここで、スイッチング電源装置100には、第2の制御回路30に、フォトダイオードPC22が含まれており、第1の制御回路20は、フォトダイオードPC22と対にフォトトランジスタPC12が設けられていた。ところが、スイッチング電源装置1には、第2の制御回路30が設けられておらず、また、第1の制御回路20の代わりに設けられた第1の制御回路20AにフォトトランジスタPC12が設けられていない。以上によれば、スイッチング電源装置1は、フォトダイオードPC22およびフォトトランジスタPC12で構成されるフォトカプラを備えていない。ここで、フォトカプラは、抵抗やダイオードや巻線などと比べると、高価な部品である。このため、スイッチング電源装置1は、スイッチング電源装置100と比べて、コストを低減できる。
また、スイッチング電源装置1が間欠動作を行っている期間では、スイッチ素子Tr3がオフ状態になるため、ダイオードD6、ツェナーダイオードZD、および抵抗R14には、ほとんど電流が流れなくなる。このため、スイッチング電源装置1は、図2に示した従来例に係るスイッチング電源装置100と比べて、消費電力を増加させることなく間欠動作を行うことができる。
また、スイッチ素子Tr2は、スイッチ素子Tr3がオフ状態の場合にオン状態となり、スイッチ素子Tr3がオン状態の場合にオフ状態となる。そして、スイッチ素子Tr3のオンオフは、トランスTの補助巻線T5に生じる電圧に応じて変化し、トランスTの補助巻線T5に生じる電圧は、トランスTの補助巻線T5と第2の2次巻線T3との巻数比に応じて変化する。また、トランスTの補助巻線T5に生じている電圧が同一であっても、スイッチ素子Tr3のオンオフは、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧や、抵抗R14の抵抗値に応じて変化する。以上によれば、スイッチング電源装置1は、トランスTの補助巻線T5と第2の2次巻線T3との巻数比や、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧や、抵抗R14の抵抗値を調整することで、通常動作と間欠動作とを切り替える際の、出力端子OUT2に接続される負荷の負荷レベルを制御できる。
また、トランスTの補助巻線T5に生じる起電力が、入力端子IN1の電圧に応じて変化しないように、トランスTの補助巻線T5を設けることで、入力端子IN1の電圧範囲による影響を小さくすることができる場合がある。
また、通常動作から間欠動作に移行すると、ツェナーダイオードZDに印加される電圧は、所定値になるまで低下する方向に変化する。このため、ノイズといった影響により、ツェナーダイオードZDに印加される電圧が上昇する方向に変化しようとしても、この変化は、上述の所定値になるまで低下する方向の変化により打ち消される。したがって、ノイズといった影響によりツェナーダイオードZDが誤って導通してしまうのを、防止できる。よって、ノイズといった影響によりスイッチ素子Tr3が誤ってオン状態となってしまうのを防止できるので、ノイズといった影響を抑制するためのヒステリシス回路を設けることなく、間欠動作を安定して行うことができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
1、100;スイッチング電源装置
10;制御部
20、20A;第1の制御回路
30;第2の制御回路
PC11、PC12;フォトトランジスタ
PC21、PC22;フォトダイオード
T;トランス
TL;シャントレギュレータ

Claims (3)

  1. トランスと、
    前記トランスの1次巻線に直列接続されたスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子のオンオフを制御するスイッチ素子制御手段と、
    前記トランスの2次巻線に生じた電圧を出力電圧として出力する出力手段と、を備え、
    前記スイッチ素子をオンオフさせる期間を通常動作期間とし、前記スイッチ素子をオンオフさせる期間と前記スイッチ素子のオンオフを停止させる期間とで構成される期間を間欠動作期間とすると、前記スイッチ素子制御手段は、前記トランスの補助巻線に生じた電圧に応じて、前記通常動作期間と前記間欠動作期間とを切り替えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記トランスの補助巻線は、前記トランスの2次巻線と同方向に巻かれることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記トランスの補助巻線に生じた電圧が予め定められた閾値より低くなると、間欠動作指示信号を出力する信号出力手段を備え、
    前記スイッチ素子制御手段は、前記信号出力手段から前記間欠動作指示信号が出力されている期間では、前記間欠動作期間に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチング電源装置。
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