JP2011091051A - 電気的接続構造及びアンテナ装置 - Google Patents

電気的接続構造及びアンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011091051A
JP2011091051A JP2010258431A JP2010258431A JP2011091051A JP 2011091051 A JP2011091051 A JP 2011091051A JP 2010258431 A JP2010258431 A JP 2010258431A JP 2010258431 A JP2010258431 A JP 2010258431A JP 2011091051 A JP2011091051 A JP 2011091051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
terminal
base
cover
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010258431A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5267543B2 (ja
Inventor
Kyuichi Sato
久一 佐藤
Hiroshi Suzuki
弘 鈴木
Kenichi Kamata
謙一 鎌田
Takao Kato
隆夫 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2010258431A priority Critical patent/JP5267543B2/ja
Publication of JP2011091051A publication Critical patent/JP2011091051A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5267543B2 publication Critical patent/JP5267543B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】基板の縁部分に対して接続端子が強く固定されるようにする。
【解決手段】アンテナ装置の電気的接続構造は、ベース3と、カバー4と、ベース3にカバー4が嵌合された状態で両者を締結する雄ねじ9及び雌ねじ42と、ベース3とカバー4との内部空間に収容される回路基板5と、回路基板5を立設された状態に支持するリブ62,66と、回路基板5に取り付けられる接続端子10と、接続端子10に電気的に接続される支持金具45と、支持金具45に取り付けられるアンテナエレメント46と、を備え、接続端子10は、立設状態に支持された回路基板5の上縁部に取り付けられ、且つその一部が、ベース3とカバー4との締結状態において支持金具45と接触可能に構成され、雄ねじ9及び雌ねじ42によってベース3とカバー4とが締結されることにより、接続端子10と支持金具45とが電気的に接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気的接続構造及びアンテナ装置に関し、特に端子が回路基板から外れにくい電気的接続構造及びアンテナ装置に関する。
アンテナ装置の内部には、AMラジオ帯・FMラジオ帯の信号を受信するためのAM/FM基板及び携帯無線電話機の信号を受信するためのGSM(Global System for Mobile Communications)基板を始めとして各種部材が取り付けられている。そこでアンテナ装置の小型化を図るため、これらの基板を立てた状態で装置内部に配置する技術が用いられている。
基板を立てた状態で配置すると、アンテナ装置の上部に位置するアンテナエレメントと基板との電気的接続が困難になる。そのため、基板とアンテナエレメントを電気的に繋ぐ接続端子が必要となるが、これに関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の技術にあっては、ベース(3)に対しほぼ垂直に立てた状態に取り付けられた整合基板(9)と、アンテナエレメント(1)とを接続するために、整合基板(9)の上端部に接続端子(7)が取り付けられている。接続端子(7)の縁には係止部及び突起部が設けられ、係止部が整合基板(9)の上側の端面に引っ掛かり、突起部が整合基板(9)の一方の面に差し込まれることにより、接続端子(7)が整合基板(9)に対してほぼ垂直に固定される。アンテナエレメント(1)と接続するためのエレメント接続金具(2e)が接続端子(7)の上方から接続端子(7)に当接することにより、整合基板(9)とアンテナエレメント(1)が電気的に接続される。
特開2000−068722号公報
しかし、上記接続端子固定方法では、アンテナエレメント及びその支持金具が接続端子に強く押し付けられた場合には、接続端子が基板から外れてしまうおそれがある。このため、接続端子は基板に対して強く固定されていることが望まれる。
そこで、本発明の課題は、基板の縁部分に対して接続端子が強く固定されるようにすることである。
以上の課題を解決するために、本発明の第一の態様によれば、ベースと、前記ベースに嵌合されるカバーと、前記ベースに前記カバーが嵌合された状態で両者を締結する締結手段と、締結された前記ベースと前記カバーとの内部空間に収容される回路基板と、前記回路基板を前記ベースに立設された状態に支持する支持手段と、前記回路基板に取り付けられる第1の端子と、前記回路基板の上方において前記カバーを貫通し、前記第1の端子に電気的に接続される第2の端子と、前記カバーの外側において前記第2の端子に取り付けられるアンテナエレメントと、を備えたアンテナ装置の電気的接続構造であって、前記第1の端子は、立設状態に支持された前記回路基板の上縁部に取り付けられ、且つその一部が、前記ベースと前記カバーとの締結状態において前記第2の端子と接触可能に構成され、前記締結手段によって前記ベースと前記カバーとが締結されることにより、前記第1の端子と前記第2の端子とが電気的に接続されることを特徴とする電気的接続構造が提供される。
好ましくは、前記第1の端子が、前記回路基板の側端面に沿って前記回路基板の両面のうち一方の面側から他方の面側にかけて延設された係止部と、前記回路基板の一方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の一方の面に沿って設けられた第1の挟持片と、前記回路基板の他方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の他方の面に沿って設けられ、前記第1の挟持片との間に前記回路基板を挟持する第2の挟持片と、前記第2の挟持片に連接され、その連接部で前記第2の挟持片側に折られた板ばね部と、を有し、前記第2の端子が、前記第2の挟持片と前記板ばね部との成す内角を広げる方向に前記板ばね部に押し付けられる。
本発明の他の態様によれば、ベースと、前記ベースに嵌合されたカバーと、前記ベースに前記カバーが嵌合された状態で両者を締結する締結手段と、締結された前記ベースと前記カバーとの内部空間に収容された回路基板と、前記回路基板を前記ベースに立設された状態に支持する支持手段と、前記回路基板の上縁部に取り付けられた第1の端子と、前記回路基板の上方において前記カバーを貫通し、前記第1の端子に電気的に接続される第2の端子と、前記カバーの外側において前記第2の端子に取り付けられたアンテナエレメントと、を備え、前記第1の端子が、前記回路基板の上端面に沿って前記回路基板の両面のうち一方の面側から他方の面側にかけて延設された係止部と、前記回路基板の一方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の一方の面に沿って設けられた第1の挟持片と、前記回路基板の他方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の他方の面に沿って設けられ、前記第1の挟持片との間に前記回路基板を挟持する第2の挟持片と、前記第2の挟持片に連接され、その連接部で前記第2の挟持片側に折られた板ばね部と、を有し、前記締結手段によって前記ベースと前記カバーとが締結されることにより、前記第2の端子が、前記第2の挟持片と前記板ばね部との成す内角を広げる方向に前記板ばね部に押し付けられることを特徴とするアンテナ装置が提供される。
以上によれば、第1の挟持片と第2の挟持片が回路基板と接触し、板ばね部に第2の端子が押し付けられることにより、第2の端子と回路基板とを電気的に接続することができる。
また、第2の端子が板ばね部と第2の挟持片の成す内角を広げる方向に板ばね部に押し付けられることで、第2の挟持片が係止部との連接部を支点として回路基板に向かって押し付けられる。従って、第1の挟持片及び第2の挟持片によって回路基板を挟み込む力が強くなる。そのため、板ばね部が第2の端子によって強く押し付けられても、第1の端子が回路基板から外れない。
また、第1の端子は回路基板の縁部分に被せるようにして取り付けられているとともに、第2の端子が回路基板の側端面に対向する方向から第1の端子の板ばね部に当接するため、第1の端子が外れにくい。
好ましくは、前記第2の挟持片側に折り返された前記板ばね部の突端部が前記回路基板の一端面よりも上方に突出している。
板ばね部の突端部が回路基板の側縁からその側縁の外側に突出しているので、第2の端子を回路基板の側端面から離れた位置に配置できる。また、回路基板の側端面に対向する位置に第2の端子を配置することができる。
好ましくは、前記板ばね部の突端部が複数に分岐している。
板ばね部の突端部が複数に分岐しているので、これら分岐した枝部がそれぞれ独立して変形することができる。第2の端子が枝部に当接し、他の枝部に当接しない場合、一の枝部が押し込まれと、その一の枝部が変形し、第2の端子が他の枝部にも当接することができるため、電気的接続性が向上する。
好ましくは、前記第2の挟持片から前記回路基板の他方の面側に向かって凸設された突起を更に備える。
第2の挟持片に突起が設けられることにより、第1の挟持片と第2の挟持片によって回路基板を挟み込む力が強くなる。また、回路基板と第1の端子との電気的な接続を起こり易くする。
好ましくは、前記第1の挟持片が前記回路基板の一方の面に接合されている。
第1の挟持片が回路基板に接合されていることで、第1の端子が回路基板に対し強く固定され、第1の端子が外れにくい。
好ましくは、前記回路基板が2枚設けられ、前記2枚の回路基板が互いに平行に設けられ、前記第1の端子が2つ設けられ、前記2つの第1の端子が前記2枚の回路基板の側端面に対向する位置から見てずれた状態でそれぞれの前記回路基板に取り付けられている。
対向位置から見てずれた状態で2つの第1の端子を取り付けているので、2枚の回路基板を近接して配置でき、装置を小型化できる。
本発明によれば、第1の端子が回路基板に対して強く固定される。そのため、第1の担子が回路基板から外れにくい。
本発明の実施形態におけるアンテナ装置であって、カバーをはずした状態のものを斜め上から示した図面である。 同実施形態におけるアンテナ装置を正面から見て示した縦断面図である。 同実施形態におけるアンテナ装置を横から見て示した縦断面図である。 同実施形態におけるアンテナ装置に備わる接続端子の両側面図、下面図、正面図である。 同実施形態におけるアンテナ装置に備わる接続端子の挙動を説明するための図面である。
以下、図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1〜3は、本発明に係る電気的接続構造を有するアンテナ装置1である。図1はカバー4を外した状態のアンテナ装置1を斜め上から見て示した斜視図であり、図2はアンテナ装置1をその前方から見て示した断面図であり、図3はアンテナ装置1をその側方から見て示した断面図である。アンテナ装置1は、自動車のルーフ、乗物のルーフその他の設置箇所に取り付けられるものである。
このアンテナ装置1においては、ガスケット2が板状のベース3の上面の縁部分に装着され、カバー4がベース3の上に覆い被さり、ゴム製のガスケット2がカバー4とベース3との間に挟まれ、カバー4の内側に2枚の回路基板5が収容されている。
ベース3は長円状に形成されている。ベース3の下面に差込部6が凸状に設けられ、差込部6の突端からベース3の上面にかけて配線用穴7が貫通している。この配線用穴7には、配線が通される。
ベース3の上面には、凸部8が凸状に設けられている。凸部8はベース3の上面の縁に沿って枠状に形成されている。一方、ガスケット2がリング状に形成されており、凸部8がガスケット2に嵌め込まれて、ガスケット2が凸部8を囲んでベース3の上面に載置されている。
ベース3、差込部6及び凸部8は一体成形されている。ベース3、差込部6及び凸部8は導電性材料からなり、特に亜鉛、アルミといった金属材料からなる。
カバー4は円錐状に形成されており、カバー4の下側が開口している。カバー4の頭頂部には、支持金具45(第2の端子)が設けられ、この支持金具45に棒状のアンテナエレメント46が装着される。支持金具45がカバー4の頭頂部を上下に貫通し、支持金具45とカバー4が一体になっている。
ベース3はカバー4の下部開口に嵌め込まれ、その開口がベース3によって閉塞されている。カバー4の内壁であって下部開口近傍には段付部41が形成されている。段付部41はカバー4の下部開口に沿ってリング状に形成されている。ガスケット2は、この段付部41とベース3の上面縁部との間に挟まれている。ガスケット2によって止水性・気密性が保たれている。
また、ベース3の上面には、2つの台座31が凸状に設けられ、ベース3の下面から台座31の上面にかけて通し孔32が貫通している。カバー4の内壁には後述する組み立て方法によって2つの雌ねじ42が形成されている。雌ねじ42が通し孔32に対応する位置にあり、雄ねじ9がベース3の下から通し孔32に通され、雌ねじ42に螺合している。雄ねじ9が締め付けられることによってカバー4がベース3の上面に引きつけられ、ガスケット2が圧縮されている。
ベース3がカバー4によって覆われた状態においては、円錐状のカバー4の中心線がベース3の上面に対して斜めになっており、雄ねじ9の軸心がカバー4の中心線に対してほぼ平行になっている。
台座31の周囲にシール21が設けられ、通し孔32がシール21によって囲まれている。このシール21はゴム製であって、ガスケット2に一体成形されている。シール21もガスケット2と同様にベース3の一部とカバー4の一部との間に挟まれ、これにより通し孔32の周囲の止水性・気密性が保たれている。
ベース3の上面前側には、左右一対のリブ62が凸状に設けられ、ベース3の上面後ろ側には、左右一対のリブ66が凸状に設けられている。回路基板5の下端の前部が一対のリブ62に挟まれ、回路基板5の下端の後部が一対のリブ66に挟まれ、これにより回路基板5がベース3の上面に立てられている。回路基板5の下端の前部が弾性片22を介してカバー4の内面の押圧部43によってベース3側に押しつけられ、回路基板5の下端の後部が弾性片23を介してカバー4の内面の押圧部44によってベース3側に押しつけられている。これにより、回路基板5が支持されている。押圧部43,44の押しつけは、雄ねじ9の締結によりなされている。もう一方の回路基板5も同様にしてベース3の上に立てられ、二枚の回路基板5が互いに平行に設けられている。なお、弾性片22,23はガスケット2に一体形成されている。
回路基板5には、分波回路及び増幅回路等が組み込まれている。二枚の回路基板5のうち一方がAM/FM用の基板であり、他方がGSM用の基板である。これら回路基板5によって処理可能な電波の方式・規格は、AM/FM、GSMに限らず、他のものであってもよい。
2つの回路基板5の上端部には接続端子10(第1の端子)がそれぞれ取り付けられている。接続端子10は、支持金具45(第2の端子)に当接し、アンテナエレメント46と回路基板5を電気的に接続するためのものである。
図4(a)〜(d)はそれぞれ接続端子10を示した図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は下面図、図4(c)は側面図、図4(d)は正面図である。以下、接続端子10について説明する。
接続端子10は導電性材料からなる板金状の部材である。接続端子10は、係止部11、挟持片12(第1の挟持片)、挟持片13(第2の挟持片)及び板ばね部14を有し、これらは一体に形成されている。
係止部11の左右両端に挟持片12,13がそれぞれ連接されている。係止部11が挟持片12の上端で挟持片12に対してほぼ垂直に折られ、挟持片13が係止部11の右端で係止部11に対してほぼ垂直に折られている。挟持片12と挟持片13が対向し、これらがほぼ平行に設けられている。挟持片12と挟持片13の間隔は回路基板5の厚さにほぼ等しく、係止部11の左右長が回路基板5の厚さに対応するものとなっている。
挟持片12の中央部には貫通孔16が設けられている。貫通孔16は挟持片12の一方の面から他方の面に貫通する円形の孔である。なお、貫通孔16は円形でなくその他の形状であってもよいし、設けられていなくてもよい。
挟持片13の両面のうち挟持片12側の面には、一対の突起15が凸設されている。図示例では、挟持片13の外側の面から内側の面へプレス成形等することにより2つの突起15を形成しているが、これに限らず突起部材を溶接等により挟持片13の内側の面に取り付けたものであってもよい。
挟持片13の下端に板ばね部14が連接されている。板ばね部14が挟持片13の下端から上へ折り返され、挟持片13と板ばね部14の成す内角は鋭角になっている。板ばね部14の上端部が挟持片13の上端及び係止部11よりも高くなるよう、板ばね部14が折り返されている。
板ばね部14の突端部17が弓なり状に湾曲し、その突端部17が下方に折り返されている。板ばね部14の突端部17が二股に分岐している。なお、板ばね部14の突端部17は分岐していなくてもよいし、更に三ツ股以上に分岐していてもよい。また、分岐するのは板ばね部14の突端部17に限るものではなく、板ばね部14の全体が分岐していてもよいし、更に板ばね部14とともに挟持片13が分岐していてもよい。
接続端子10の回路基板5への取り付けは、係止部11及び挟持片12,13によってなされる。即ち、図2に示すように、回路基板5の上端部が挟持片12と挟持片13の間に差し込まれている。接続端子10が回路基板5に取り付けられた状態では、係止部11が回路基板5の上端面51に当接し、その係止部11が回路基板5の一方の面52から他方の面53にかけて延設されている。挟持片12が回路基板5の一方の面52に沿ってその面52の上縁から下に垂下し、挟持片13が回路基板5の他方の面53に沿ってその面53の上縁から下に垂下し、回路基板5の上端部が挟持片12,13間に挟まれている。接続端子10が回路基板5に取り付けられた状態では、板ばね部14の上端が回路基板5の上端面51よりも高い位置にある。
挟持片13に突起15が凸設されているから、挟持片12,13が互いに開くように接続端子10が弾性変形し、その弾性力によって接続端子10をより強く回路基板5に固定することができる。なお、回路基板5の他方の面53に凹部又は孔部が形成され、突起15が凹部又は孔部に入り込むものとしてもよい。突起15が凹部又は孔部に入り込む構成とすることにより、接続端子10が回路基板5の面53上に位置決めされ、接続端子10をよりズレにくく、また外れにくくすることができる。
挟持片12ははんだ等によって回路基板5の一方の面52にはんだ付けされている。はんだの一部は貫通孔16内に埋められている。
図5は、接続端子10の概略側断面図であり、カバー4の取り付けによる変形前及びその変形後の形状を示している。図5では、変形前の接続端子10を一点鎖線、変形後の接続端子10を実線で示す。図2、図5等に示すように、支持金具45の下端面が板ばね部14の突端部17に当接し、板ばね部14が支持金具45によって下に押し込まれている。そのため、板ばね部14が弾性変形し、板ばね部14と挟持片13の成す内角が自然状態よりも広がっている。その弾性力によって板ばね部14と支持金具45の接触力が向上している。
板ばね部14が下に押し込まれた状態であるから、挟持片13の上端部を支点にしたモーメントが挟持片13に作用し、挟持片13が回路基板5に押しつけられている。そのため、接続端子10が回路基板5から外れにくくなっている。また、板ばね部14が下に強く押し込まれても、挟持片13が回路基板5に支えられることによって、挟持片12が回路基板5の一方の面52から離れる方向のモーメントが殆ど作用しない。それゆえ、挟持片12が回路基板5にはんだ付けされることによって電気的接触をとっているから、その電気的接触不良が発生しにくい。
図1に示すように、一方の回路基板5に取り付けられている接続端子10については、板ばね部14が他方の回路基板5側になり、他方の回路基板5に取り付けられている接続端子10についても、板ばね部14が一方の回路基板5側になっている。ここで、これら接続端子10の位置は前後にずれており、これら接続端子10の板ばね部14は互い違いに配置されているため、これら板ばね部14同士が接触することはない。そのため、回路基板5同士を近づけることができ、ベース3及びカバー4の左右幅を狭められて、アンテナ装置1の小型化を図ることができる。なお、二つの接続端子10は、カバー4が取り付けられた際には支持金具45が2つの接続端子10の両方と接触できるように配置されている。
どちらの回路基板5についても、板ばね部14の上端が回路基板5の上端面51よりも高い位置にあるから、支持金具45の下端面が回路基板5の上端面よりも下に位置しなくても、支持金具45が板ばね部14に接触する。そうすると、2枚の回路基板5の間隔を支持金具45の幅よりも狭くすることができるので、2枚の回路基板5同士を近づけることができ、ベース3及びカバー4の左右幅を狭められて、アンテナ装置1の小型化を図ることができる。
このアンテナ装置1の製造方法及び回路基板5とアンテナエレメント46の電気的接続方法について説明する。
まず、回路基板5の上端部を接続端子10の挟持片12,13間に差し込み、係止部11を回路基板5の上端面51に当接させる。次に、貫通孔16内ではんだを溶融し、はんだによって挟持片12と回路基板5の一方の面52をはんだ付けするする。
一方、回路基板5の下端前部をリブ62とリブ62の間に挿入し、回路基板5の下端後部をリブ66とリブ66の間に挿入し、回路基板5の下端前部及びリブ62を弾性片22により覆い、回路基板5の下端後部及びリブ66を弾性片23により覆う。これにより、回路基板5をベース3の上面に立てた状態で支持する。
次に、ベース3の凸部8をガスケット2に嵌め、ガスケット2を凸部8の周囲でベース3の上面に載せる。この時、ガスケット2の周方向の位置を調整し、弾性片22をリブ62の上に載せると共に、弾性片23をリブ66の上に載せ、台座31の周囲にシール21を配置する。弾性片22,23がガスケット2に一体となっているから、ガスケット2を組み付ける際に弾性片22,23の位置も決まる。そのため、組立性が向上する。
次に、回路基板5の上からカバー4を覆い被せ、ベース3をカバー4の開口に嵌め込む。これにより、ガスケット2をカバー4の内側の段付部41とベース3との間に挟み、回路基板5の下端前部及び弾性片22をリブ62と押圧部43の間に挟み、回路基板5の下端後部及び弾性片23をリブ66と押圧部44の間に挟む。また、このとき支持金具45が接続端子10の板ばね部14の突端部17に当接する。支持金具45の下端面が接続端子10の係止部11に対して傾斜している場合には、二股に分岐した突端部17のうち一方が接する。
次に、雄ねじ9をベース3の下から通し孔32に通し、雄ねじ9を雌ねじ42に締め付ける。雄ねじ9は、例えばタッピングネジを使用し、通し孔32に螺合することで通し孔32の内面に雌ねじ42が形成され、締め付けされる。こうすることで、カバー4をベース3の上面に引きつけ、弾性片22,23、シール21及びガスケット2を圧縮させる。同時に、板ばね部14が支持金具45によって徐々に下方に押圧され、板ばね部14と挟持片13の成す内角が開く。なお、支持金具45の下端面が接続端子10の係止部11に対して傾斜している場合には、二股に分岐した突端部17のうち支持金具45に接しているものが変形し、ついには支持金具45が両方の突端部17に接する。
その後、支持金具45にアンテナエレメント46を取り付けると、回路基板5とアンテナエレメント46が接続端子10及び支持金具45を介して電気的に接続され、アンテナ装置1が完成する。
以上のように、本実施形態によれば、雄ねじ9の締め付けによって挟持片13と板ばね部14の成す内角が広がることによって、挟持片13と係止部11との連接部分を支点として挟持片13の下部が回路基板5へ向う方向のモーメントが挟持片13に作用する。従って、回路基板5が挟持片12と挟持片13とによって強く挟み込まれることとなる。これにより回路基板5に対し接続端子10が強く固定される(図5、変形後)。特に、支持金具45がより下方に押し付けられるにつれて、挟持片12と挟持片13の挟み込みは強くなり、接続端子10は強く固定されることとなる。従って、設計誤差により雄ねじ9の締め付けが強くなって、支持金具45が不意に下方に押し付けられても、接続端子10が回路基板5から外れることがない。
また、支持金具45は板ばね部14をその内角を広げる方向に押圧しており、板ばね部14にはこの動きに対抗して元の角度に戻ろうとする力が働くため、支持金具45と突端部17が強く当接し、電気的接続がより確実なものとなる。
また、接続端子10は回路基板5に対し上方から覆い被さるようして取り付けられ、かつ、支持金具45の接続端子10への接触も上方からのものであるため、接続端子10がはずれにくい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、挟持片13と板ばね部14の成す内角は鈍角であってもよく、板ばね部14の先端は回路基板5の上端面よりも低い位置にあってもよい。その場合には、支持金具45はその下端面が回路基板5の上端面51よりも低い位置で板ばね部14と接触する。
また、本実施形態では回路基板5は二枚設けられているが、一枚であってもよいし、更に多くの数が設けられていてもよい。
また、本実施形態では挟持片12の面52への固定はろう接によりなされているが、接着剤等による接着その他の固定方法であってもよい。
また、本発明に係る電気的接続構造は、アンテナ装置以外にも、回路基板をケース内に収容した構成の電気装置にも適用することができる。
1 アンテナ装置
3 ベース
4 カバー
5 回路基板
9 雄ねじ(締結手段)
10 接続端子(第1の端子)
11 係止部
12 挟持片(第1の挟持片)
13 挟持片(第2の挟持片)
14 板ばね部
15 突起
17 突端部
42 雌ねじ(締結手段)
45 支持金具(第2の端子)
46 アンテナエレメント
51 上端面
52 面
53 面
62 リブ(支持手段)
66 リブ(支持手段)

Claims (8)

  1. ベースと、
    前記ベースに嵌合されるカバーと、
    前記ベースに前記カバーが嵌合された状態で両者を締結する締結手段と、
    締結された前記ベースと前記カバーとの内部空間に収容される回路基板と、
    前記回路基板を前記ベースに立設された状態に支持する支持手段と、
    前記回路基板に取り付けられる第1の端子と、
    前記回路基板の上方において前記カバーを貫通し、前記第1の端子に電気的に接続される第2の端子と、
    前記カバーの外側において前記第2の端子に取り付けられるアンテナエレメントと、を備えたアンテナ装置の電気的接続構造であって、
    前記第1の端子は、立設状態に支持された前記回路基板の上縁部に取り付けられ、且つその一部が、前記ベースと前記カバーとの締結状態において前記第2の端子と接触可能に構成され、
    前記締結手段によって前記ベースと前記カバーとが締結されることにより、前記第1の端子と前記第2の端子とが電気的に接続されることを特徴とする電気的接続構造。
  2. 前記第1の端子が、
    前記回路基板の側端面に沿って前記回路基板の両面のうち一方の面側から他方の面側にかけて延設された係止部と、
    前記回路基板の一方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の一方の面に沿って設けられた第1の挟持片と、
    前記回路基板の他方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の他方の面に沿って設けられ、前記第1の挟持片との間に前記回路基板を挟持する第2の挟持片と、
    前記第2の挟持片に連接され、その連接部で前記第2の挟持片側に折られた板ばね部と、を有し、
    前記第2の端子が、前記第2の挟持片と前記板ばね部との成す内角を広げる方向に前記板ばね部に押し付けられることを特徴とする請求項1に記載の電気的接続構造。
  3. 前記第2の挟持片側に折り返された前記板ばね部の突端部が前記回路基板の一端面よりも上方に突出していることを特徴とする請求項2に記載の電気的接続構造。
  4. 前記板ばね部の突端部が複数に分岐していることを特徴とする請求項2又は3に記載の電気的接続構造。
  5. 前記第2の挟持片から前記回路基板の他方の面側に向かって凸設された突起を更に備えることを特徴とする請求項2から4の何れか一項に記載の電気的接続構造。
  6. 前記第1の挟持片が前記回路基板の一方の面に接合されていることを特徴とする請求項2から5の何れか一項に記載の電気的接続構造。
  7. 前記回路基板が2枚設けられ、前記2枚の回路基板が互いに平行に設けられ、
    前記第1の端子が2つ設けられ、前記2つの第1の端子が前記2枚の回路基板の側端面に対向する位置から見てずれた状態でそれぞれの前記回路基板に取り付けられていることを特徴とする請求項2から6の何れか一項に記載の電気的接続構造。
  8. ベースと、
    前記ベースに嵌合されたカバーと、
    前記ベースに前記カバーが嵌合された状態で両者を締結する締結手段と、
    締結された前記ベースと前記カバーとの内部空間に収容された回路基板と、
    前記回路基板を前記ベースに立設された状態に支持する支持手段と、
    前記回路基板の上縁部に取り付けられた第1の端子と、
    前記回路基板の上方において前記カバーを貫通し、前記第1の端子に電気的に接続される第2の端子と、
    前記カバーの外側において前記第2の端子に取り付けられたアンテナエレメントと、
    を備え、
    前記第1の端子が、
    前記回路基板の上端面に沿って前記回路基板の両面のうち一方の面側から他方の面側にかけて延設された係止部と、
    前記回路基板の一方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の一方の面に沿って設けられた第1の挟持片と、
    前記回路基板の他方の面側において前記係止部に連接し、前記回路基板の他方の面に沿って設けられ、前記第1の挟持片との間に前記回路基板を挟持する第2の挟持片と、
    前記第2の挟持片に連接され、その連接部で前記第2の挟持片側に折られた板ばね部と、を有し、
    前記締結手段によって前記ベースと前記カバーとが締結されることにより、前記第2の端子が、前記第2の挟持片と前記板ばね部との成す内角を広げる方向に前記板ばね部に押し付けられることを特徴とするアンテナ装置。
JP2010258431A 2010-11-19 2010-11-19 電気的接続構造及びアンテナ装置 Expired - Fee Related JP5267543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010258431A JP5267543B2 (ja) 2010-11-19 2010-11-19 電気的接続構造及びアンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010258431A JP5267543B2 (ja) 2010-11-19 2010-11-19 電気的接続構造及びアンテナ装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008316565A Division JP2010140789A (ja) 2008-12-12 2008-12-12 電気的接続構造及びアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011091051A true JP2011091051A (ja) 2011-05-06
JP5267543B2 JP5267543B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=44109077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010258431A Expired - Fee Related JP5267543B2 (ja) 2010-11-19 2010-11-19 電気的接続構造及びアンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5267543B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794929A (ja) * 1993-07-30 1995-04-07 Nippon Antenna Co Ltd 3波共用ルーフアンテナ
JPH08107285A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Oki Electric Ind Co Ltd 接続構造および接続部材
JPH08148734A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 磁気センサ
JP2000068722A (ja) * 1998-08-20 2000-03-03 Nippon Antenna Co Ltd 多周波用アンテナ
JP2006260842A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Alps Electric Co Ltd 端子取付構造、及びその端子取付方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0794929A (ja) * 1993-07-30 1995-04-07 Nippon Antenna Co Ltd 3波共用ルーフアンテナ
JPH08107285A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Oki Electric Ind Co Ltd 接続構造および接続部材
JPH08148734A (ja) * 1994-11-24 1996-06-07 Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd 磁気センサ
JP2000068722A (ja) * 1998-08-20 2000-03-03 Nippon Antenna Co Ltd 多周波用アンテナ
JP2006260842A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Alps Electric Co Ltd 端子取付構造、及びその端子取付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5267543B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6741040B2 (ja) ケーブルコネクタ装置
JP5757153B2 (ja) 同軸コネクタ装置
TWI487205B (zh) Wiring terminal connection device
US20140308825A1 (en) Connector
JP4525822B2 (ja) 回路基板支持構造及びアンテナ装置
JP5514262B2 (ja) アンテナ給電装置
JP4525823B2 (ja) 電気装置のキャビネット及びアンテナ装置
US20110128194A1 (en) Foldable portable terminal and portable terminal
US7559777B2 (en) Electrical connector for connecting electrically an antenna module to a grounding plate
US8814594B2 (en) Electrical connector having rotation prevention function
CN106410453B (zh) 一种电路板连接器及电子装置
KR20170055008A (ko) 터미널, 터미널을 포함하는 회로 기판 모듈
JP2010140789A (ja) 電気的接続構造及びアンテナ装置
JP2011070885A (ja) シェル付き電気コネクタ
JP2009296095A (ja) アンテナ装置
JP5267543B2 (ja) 電気的接続構造及びアンテナ装置
JP2001185923A (ja) フィルムアンテナ
KR101942811B1 (ko) 보강부재를 갖는 소켓커넥터 및 플러그커넥터
JP2012053246A (ja) 基板実装型の光コネクタ
JP6095396B2 (ja) 車載用電子機器
JP2006114646A (ja) 回路基板装置
JP3098997U (ja) アンテナ用アンプ
JP5585139B2 (ja) アンテナ装置
JP2015109161A (ja) 電子機器および外装部品
JP2010132216A (ja) 車載用電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110826

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5267543

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees