JP2011090840A - 有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置 - Google Patents

有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011090840A
JP2011090840A JP2009242428A JP2009242428A JP2011090840A JP 2011090840 A JP2011090840 A JP 2011090840A JP 2009242428 A JP2009242428 A JP 2009242428A JP 2009242428 A JP2009242428 A JP 2009242428A JP 2011090840 A JP2011090840 A JP 2011090840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic
sealing film
filling member
manufacturing
insulating substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009242428A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Hiramatsu
雅人 平松
So Watakabe
創 渡壁
Hiroshi Maruo
拓 丸尾
Kaichi Fukuda
加一 福田
Mikio Murata
幹夫 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Display Central Inc
Original Assignee
Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Mobile Display Co Ltd filed Critical Toshiba Mobile Display Co Ltd
Priority to JP2009242428A priority Critical patent/JP2011090840A/ja
Publication of JP2011090840A publication Critical patent/JP2011090840A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】水分による劣化を抑制することが可能とする。
【解決手段】 絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、前記有機EL素子を被覆するとともに、前記有機EL素子の一部の直上に開口が形成された封止膜と、前記封止膜に形成された前記開口に充填された充填部材と、を備えたことを特徴とする有機EL装置が提供される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)装置、有機EL装置の製造方法、及び、有機EL装置の製造装置に関する。
近年、自発光型で、高速応答、広視野角、高コントラストの特徴を有し、かつ、更に薄型軽量化が可能な有機エレクトロルミネセンス(EL)素子を用いた表示装置の開発が盛んに行われている。この有機EL素子は、水分や酸素の影響により劣化しやすい薄膜を含んでいる。このため、有機EL素子が大気に曝されないように気密に封止する必要がある。
例えば、特許文献1によれば、有機エレクトロルミネッセンス装置として、一面側に有機EL素子が形成されて素子基板と、有機EL素子上に設けられた接着層を介して素子基板と貼り合せられた保護基板とを備えており、保護基板と素子基板との間に、両基板を所定の間隔に保持する離間部材が設けられた構成が開示されている。
特開2005−251415号公報
本発明の目的は、水分による劣化を抑制することが可能な有機EL装置、有機EL装置の製造方法、及び、有機EL装置の製造装置を提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、前記有機EL素子を被覆するとともに、前記有機EL素子の一部の直上に開口が形成された封止膜と、前記封止膜に形成された前記開口に充填された充填部材と、を備えたことを特徴とする有機EL装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、前記有機EL素子を被覆する封止膜と、を備え、前記絶縁基板と前記封止膜との間に異物が介在したアレイ基板が載置されるステージと、前記ステージに載置された前記アレイ基板の異物に向けてレーザ光を照射する1個以上の照射部を備えたレーザ光照射装置と、前記レーザ光照射装置によるレーザ光の照射によって形成された前記封止膜の開口に向けて充填部材を形成するための原料を塗布する1個以上のノズルを備えた塗布装置と、を備えたことを特徴とする有機EL装置の製造装置が提供される。
本発明の第3の態様によれば、
絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、前記有機EL素子を被覆する封止膜と、を備え、前記絶縁基板と前記封止膜との間に異物が介在したアレイ基板を用意し、前記アレイ基板の異物に向けてレーザ光を照射し、レーザ光の照射によって形成された前記封止膜の開口に向けて充填部材を形成するための原料を塗布し、塗布された原料を硬化させる、ことを特徴とする有機EL装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、水分による劣化を抑制することが可能な有機EL装置、有機EL装置の製造方法、及び、有機EL装置の製造装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施態様における有機EL表示装置の構成を概略的に示す平面図である。 図2は、図1に示した有機EL表示装置の有機EL素子を備えたアレイ基板の構造を概略的に示す断面図である。 図3は、本実施形態における有機EL素子及び封止膜と、除去対象である異物の存在し得る位置との関係を模式的に示す断面図である。 図4は、異物に向けてレーザ光を照射した際に封止膜に開口が形成された場合を図示している。 図5は、異物に向けてレーザ光を照射した際に封止膜に開口が形成されるとともに有機EL素子に非発光部が形成された場合を図示している。 図6は、窒化シリコンを用いて形成した封止膜と、ポリシラザンを用いて形成した充填部材及びアクリル樹脂を用いて形成した樹脂層との封止性能を比較した結果を示す図である。 図7は、本実施形態で適用可能な有機EL装置の製造装置の構成を概略的に示す図である。 図8は、有機EL素子を被覆する封止膜が異物によって途切れたアレイ基板を概略的に示す平面図及びその断面図である。 図9は、異物が存在するアレイ基板にレーザ光を照射した状態を概略的に示す平面図及びその断面図である。 図10は、レーザ光の照射により異物が除去されたアレイ基板の状態を概略的に示す平面図及びその断面図である。 図11は、アレイ基板に充填部材を形成するための原料を塗布した状態を概略的に示す平面図及びその断面図である。
以下、本発明の一態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、有機EL装置の一例として、アクティブマトリクス駆動方式を採用した有機EL表示装置の構成を概略的に示す平面図である。
すなわち、有機EL表示装置は、表示パネル1を備えている。この表示パネル1は、アレイ基板100及び封止基板200を備えている。アレイ基板100は、画像を表示する略矩形状のアクティブエリア102において、マトリクス状に配置された複数の有機EL素子OLEDを備えている。封止基板200は、アクティブエリア102において、アレイ基板100に備えられた有機EL素子OLEDと向かい合っている。この封止基板200は、ガラスやプラスチックなどの光透過性を有する絶縁基板である。
これらのアレイ基板100及び封止基板200は、アクティブエリア102を囲む枠状に形成されたシール部材300によって貼り合わせされている。シール部材300は、例えば、樹脂材料や、フリットガラスなどによって形成されている。シール部材300によって囲まれた内側のアレイ基板100と封止基板200との間には、樹脂層が充填されていても良い。
図2は、図1に示した有機EL表示装置について有機EL素子OLEDを備えたアレイ基板100の一例を示す断面図である。
このアレイ基板100は、ガラスやプラスチックなどの光透過性を有する絶縁基板101、絶縁基板101の上方に形成されたスイッチング素子SW、有機EL素子OLEDなどを備えている。
絶縁基板101の上には、第1絶縁膜111が配置されている。第1絶縁膜111の上には、スイッチング素子SWの半導体層SCが配置されている。この半導体層SCは、例えばポリシリコンによって形成されている。この半導体層SCには、チャネル領域SCCを挟んでソース領域SCS及びドレイン領域SCDが形成されている。
半導体層SCは、第2絶縁膜112によって被覆されている。また、この第2絶縁膜112は、第1絶縁膜111の上にも配置されている。第2絶縁膜112の上には、チャネル領域SCCの直上にスイッチング素子SWのゲート電極Gが配置されている。この例では、スイッチング素子SWは、トップゲート型のpチャネル薄膜トランジスタである。
ゲート電極Gは、第3絶縁膜113によって被覆されている。また、この第3絶縁膜113は、第2絶縁膜112の上にも配置されている。これらの第1絶縁膜111、第2絶縁膜112、及び、第3絶縁膜113は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在している。このような第1絶縁膜111、第2絶縁膜112、及び、第3絶縁膜113は、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物などの無機化合物によって形成されている。
第3絶縁膜113の上には、スイッチング素子SWのソース電極S及びドレイン電極Dが配置されている。ソース電極Sは、半導体層SCのソース領域SCSにコンタクトしている。ドレイン電極Dは、半導体層SCのドレイン領域SCDにコンタクトしている。スイッチング素子SWのゲート電極G、ソース電極S、及び、ドレイン電極Dは、例えば、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)などの導電材料を用いて形成されている。
これらのソース電極S及びドレイン電極Dは、第4絶縁膜114によって被覆されている。また、この第4絶縁膜114は、第3絶縁膜113の上にも配置されている。このような第4絶縁膜114は、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在している。この第4絶縁膜114は、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂などの有機化合物などによって形成されている。
有機EL素子OLEDを構成する画素電極PEは、第4絶縁膜114の上に配置されている。画素電極PEは、スイッチング素子SWのドレイン電極Dに電気的に接続されている。この画素電極PEは、例えば陽極に相当する。このような画素電極PEの構造については、特に制限はなく、反射層及び透過層が積層された2層構造であっても良いし、反射層単層、あるいは、透過層単層であっても良いし、さらには、3層以上の積層構造であっても良い。反射層は、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)などの光反射性を有する導電材料によって形成されている。透過層は、例えば、インジウム・ティン・オキサイド(ITO)、インジウム・ジンク・オキサイド(IZO)などの光透過性を有する導電材料によって形成されている。有機EL素子OLEDが封止基板200の側から光を放射するトップエミッションタイプの場合には、画素電極PEは少なくとも反射層を含んでいる。
第4絶縁膜114の上には、隔壁PIが配置されている。この隔壁PIは、画素電極PEの周縁に沿って配置されている。また、この隔壁PIは、画素電極PEの一部に重なっている。このような隔壁PIは、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂などの有機化合物などの絶縁材料によって形成されている。このような隔壁PIは省略しても良い。
有機EL素子OLEDを構成する有機層ORGは、画素電極PEの上に配置されている。この有機層ORGは、少なくとも発光層を含み、さらに、ホール注入層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層などを含んでいても良い。なお、有機層ORGの少なくとも一部は、蛍光材料によって形成されていても良いし、燐光材料によって形成されていても良い。
有機EL素子OLEDを構成する対向電極CEは、有機層ORGの上に配置されている。この例では、対向電極CEは、陰極に相当する。この対向電極CEは、アクティブエリア102の概ね全体に亘って延在した連続膜であり、有機層ORGを被覆している。このような対向電極CEは、例えば半透過層によって形成されている。半透過層は、例えば、マグネシウム(Mg)・銀(Ag)などの導電材料によって形成されている。なお、対向電極CEは、半透過層及び透過層が積層された2層構造であっても良いし、透過層単層構造、または、半透過層単層構造であっても良い。透過層は、例えば、ITOやIZOなどの光透過性を有する導電材料によって形成可能である。有機EL素子OLEDが絶縁基板101の側から光を放射するボトムエミッションタイプの場合には、対向電極CEは少なくとも反射層あるいは半透過層を含んでいる。
対向電極CEの上には、封止膜115が配置されている。図2に示した例では、封止膜115は、第1封止膜115Aと、第2封止膜115Bと、第3封止膜115Cと、を有する3層構造であるが、封止膜115の構成はここに示した例に限定されない。
第1封止膜115Aは、有機EL素子OLEDの上に配置されている。第1封止膜115Aは、対向電極CEの上に配置され、アクティブエリア102の全体に亘って延在している。この第1封止膜115Aは、酸素を含まない無機化合物、例えば、窒化シリコン(SiN)などによって形成されている。
第2封止膜115Bは、第1封止膜115Aの上に積層されている。このような第2封止膜115Bは、アクティブエリア102の全体に亘って延在している。この第2封止膜115Bは、無機化合物、例えば、酸化シリコン(SiO)によって形成されている。
第3封止膜115Cは、第2封止膜115Bの上に積層されている。このような第3封止膜115Cは、アクティブエリア102の全体に亘って延在している。この第3封止膜115Cは、酸素を含まない無機化合物、例えば、窒化シリコン(SiN)などによって形成されている。
このような構成の封止膜115は、水分が浸透しにくい材料によって形成され、有機EL素子OLEDへの水分の浸透を防止する水分バリア膜として機能する。
なお、図示を省略した封止基板200は、封止膜115の上方に配置される。アレイ基板100と封止基板200との間に樹脂層が充填される場合には、樹脂層は封止膜115と封止基板200との間に配置される。樹脂層は、例えば、紫外線硬化型樹脂材料や熱硬化型樹脂材料などによって形成され、特に、有機EL素子OLEDがトップエミッションタイプに場合には、樹脂層は光透過性を有する材料によって形成される。
ところで、封止膜115を形成する工程より以前に、封止膜115の膜厚を大きく越えるようなサイズの異物が存在していた場合、封止膜115の一部が異物周辺で途切れてしまい、封止膜115が途切れた部分から水分が浸入して有機EL素子OLEDの劣化を招くおそれがある。特に、有機層ORGは水分に対する耐性が低いため、劣化が進行すると、ダークスポットと称される非発光部が形成され、次第にダークスポットが拡大し、発光に寄与する発光部の面積が低下してしまうことがある。ここで、発光部とは、画素電極PE、有機層ORG、及び、対向電極CEが積層された領域に相当し、画素電極PE−対向電極CE間に電流が流れた際に発光する。
通常、大きなサイズの異物は、水洗やブラシ洗浄などの洗浄工程により除去可能であるが、有機EL素子OLEDを形成した後では、有機層ORGの水分による劣化を防止するため、これらの洗浄工程を適用することは困難である。
本実施形態で適用した封止膜115によれば、比較的小さいサイズ例えば3μm未満の径の異物が存在していたとしても、封止膜115が途切れることなく異物を包み込むことが可能であることが確認されている。一方で、比較的大きいサイズ例えば3μm以上の径の異物については、有機EL素子OLEDを形成後のアレイ基板100のパターン画像と、CAD画像とを対比するなどして検査するパターン検査装置により検出可能であり、またその位置の特定も可能である。このため、本実施形態において除去すべき異物としては、3μm以上の径を有する異物とする。なお、本実施形態で適用するパターン検査装置は、3μm以上の径を有する異物を検出するのに十分な解像度を有している。
パターン検査装置による異物の検出は、封止膜115を形成する前の段階で行っても良いが、この段階では、有機EL素子OLEDが露出しているため、有機EL素子OLEDの劣化を抑制するために、乾燥した窒素雰囲気で行う必要がある。有機EL装置が大型の基板を用いて形成される場合には、この基板の全体を窒素雰囲気内に収容する必要があり、パターン検査装置が大型化し、コストアップの一因となりうる。
そこで、本実施形態では、パターン検査装置による異物の検出は、封止膜115を形成した後の段階で行う。この段階では、有機EL素子OLEDは、封止膜115によって完全に被覆されている、あるいは、異物に起因して封止膜115の一部が途切れた場合であっても有機EL素子OLEDの略全体が封止膜115によって被覆されている。このため、異物の検出は、短時間であれば窒素雰囲気ではなく、大気中で行うことが可能である。
図3は、本実施形態における有機EL素子OLED及び封止膜115と、除去対象である異物の存在し得る位置との関係を模式的に示す断面図である。なお、この図3においては、説明に必要な主要部のみを図示している。
有機EL素子OLEDは、画素電極PEと、この画素電極PEの上に配置された有機層ORGと、この有機層ORGの上に配置された対向電極CEと、を備えている。異物は、画素電極PEの上面PET、有機層ORGの上面ORGT、あるいは、対向電極CEの上面CETに存在し得る。このような異物の存在は、有機EL素子OLEDを被覆する封止膜115の一部が途切れる原因となり得る。なお、封止膜115の上面の異物については有機EL素子OLEDに対する悪影響を及ぼすおそれが低いため、除去対象とする必要はない。
除去対象である比較的大きなサイズの異物は、パターン検査装置によってその位置が特定された後に、照射されたレーザ光により破壊される。異物は、レーザ光が照射されることにより消滅する場合もあるが、一部が残留しサイズが小型化する場合もある。つまり、「除去」といっても、必ずしも異物が完全になくなるとは限らない。
このように、異物に向けてレーザ光が照射された際には、異物よりも上層に配置された薄膜、つまり封止膜115に開口が形成されるのは勿論のこと、場合によっては対向電極CE、有機層ORG、さらには画素電極PEも破壊されるおそれがある。
図4は、異物に向けてレーザ光を照射した際に封止膜115に開口115Hが形成された場合を図示している。図の左側は、異物に向けてレーザ光を照射した直後の状態を図示しており、異物は完全に消滅し、レーザ光の照射により封止膜115の一部が除去され、有機EL素子OLEDまで貫通した開口115Hが形成されている。この開口115Hは、有機EL素子OLEDの対向電極CEを露出している。開口115Hの直下の有機EL素子OLEDについては、画素電極PE、有機層ORG、及び、対向電極CEが積層されている。すなわち、有機EL素子OLEDは、封止膜115によって被覆されている部分のみならず、開口115Hの直下においても欠落することなく、発光部EMを形成している。
図の右側は、封止膜115の開口115Hに充填部材130が充填された状態を図示している。すなわち、充填部材130は、開口115Hから露出した対向電極CEの上に配置されるとともに、開口115Hに埋め込まれている。さらに、この充填部材130は、その一部が封止膜115の上面115Tに配置され、封止膜115の上面115Tよりも上方に向かって突出している。
このように、異物除去のためのレーザ光照射に伴って封止膜115に開口115Hが形成され、しかも、有機EL素子OLEDが露出した状態では、有機EL素子OLEDの水分による劣化を招くおそれがあるが、充填部材130が開口115Hに充填されたことにより、有機EL素子OLEDは、封止膜115及び充填部材130により被覆される。したがって、異物を除去した後における、有機EL素子OLEDの水分による劣化を抑制することが可能となる。
図5は、異物に向けてレーザ光を照射した際に封止膜115に開口115Hが形成されるとともに有機EL素子OLEDに非発光部NEMが形成された場合を図示している。図の左側は、異物に向けてレーザ光を照射した直後の状態を図示しており、異物は完全に消滅し、レーザ光の照射により封止膜115の一部が除去され、開口115Hが形成されている。さらに、このレーザ光の照射により、開口115Hの直下の有機EL素子OLEDを構成する画素電極PE、有機層ORG、及び、対向電極CEのそれぞれの一部が除去され、非発光部NEMが形成されている。
ここで、非発光部NEMとは、有機EL素子OLEDを構成する画素電極PE、有機層ORG、及び、対向電極CEのすべてが積層された箇所を発光部EMとするのに対し、画素電極PE、有機層ORG、及び、対向電極CEのうちの少なくとも1つが欠落した凹所である。このような非発光部NEMにおいては、電流が流れないため、発光しない。封止膜115の開口115Hは、非発光部NEMの直上に形成されている。なお、有機EL素子OLEDにおいて、封止膜115によって被覆されている部分については、発光部EMが形成されている。
図の右側は、封止膜115の開口115H及び非発光部NEMに充填部材130が充填された状態を図示している。すなわち、充填部材130は、有機EL素子OLEDに形成された凹所である非発光部NEMに埋め込まれているとともに封止膜115の開口115Hに埋め込まれている。さらに、この充填部材130は、その一部が封止膜115の上面115Tに配置され、封止膜115の上面115Tよりも上方に向かって突出している。
このように、異物除去のためのレーザ光照射に伴って封止膜115に開口115Hが形成され、しかも、有機EL素子OLEDの一部が欠落し、場合によっては有機層ORGが露出した状態では、有機EL素子OLEDの水分による劣化を招くおそれがあるが、充填部材130が開口115H及び有機EL素子OLEDの欠落箇所に充填されたことにより、有機EL素子OLEDは、封止膜115及び充填部材130により被覆される。したがって、異物を除去した後における、有機EL素子OLEDの水分による劣化を抑制することが可能となる。
なお、上述したように、レーザ光の照射により封止膜115に形成された開口115Hから有機EL素子OLEDが露出するため、レーザ光を照射する工程及び開口115Hに充填部材130を充填する工程は、乾燥した窒素雰囲気など水分を除去した環境で行うことが望ましい。
また、図4及び図5に示した例において、図示しない封止基板と封止膜115との間に樹脂層が配置される場合には、樹脂層は、封止膜115及び充填部材130の上に配置される。
上述した充填部材130は、例えば、紫外線硬化型樹脂材料や熱硬化型樹脂材料などの樹脂材料、あるいは、酸素及びケイ素が主成分である無機化合物などによって形成されている。また、充填部材130は、開口115Hが形成された箇所に局所的に原料を塗布した後に硬化させる手法を適用して形成されており、封止膜115の上面115Tの全面に成膜した後にフォトリソグラフィプロセスなどを経てパターニングする手法は適用しない。
充填部材130を形成する一例を説明する。例えば、窒素を含む無機ポリマーの一例であるポリシラザンを原料として用い、この無機ポリマーを硬化させることにより酸素及びケイ素が主成分である酸化ケイ素に転化させ、充填部材130が形成される。
このように、塗布⇒硬化の工程を経て充填部材130を形成する手法は、CVDなどにより成膜する手法と比較して、短時間で容易に厚い膜厚を得ることができる。このため、充填部材130自身の封止性能が封止膜115と比較して劣っていても、充填部材130の膜厚を厚くすることにより、封止性能を高めることが可能となる。図4及び図5に示した例において、充填部材130が封止膜115の上面115Tよりも上方に向かって突出している構成によれば、充填部材130の厚膜化によって、充填部材130による封止性能を高める効果が得られる。
また、硬化した状態の充填部材130が酸素及びケイ素が主成分である無機化合物を適用した場合、通常の樹脂材料と比較して、水分透過量が少なく、耐水性が高いため、有機EL素子OLEDの水分による劣化を抑制することができる。
図6は、窒化シリコン(SiN)を用いて形成した封止膜115と、ポリシラザンを用いて形成した充填部材130及びアクリル樹脂を用いて形成した樹脂層との封止性能を比較した結果を示す図である。図中の縦軸は、水分透過量を示している。
ポリシラザンを用いて形成した充填部材130の水分透過量は、窒化シリコンを用いて80℃の成膜温度で形成した封止膜115よりは多いものの、アクリル樹脂を用いて形成した樹脂層よりは少ない。つまり、ポリシラザンを用いて形成した充填部材130は、窒化シリコンほどの封止性能は得られないが、アクリル樹脂よりは高い封止性能が得られる。このため、充填部材130の膜厚は、封止膜115の膜厚よりも厚く形成し、封止膜115よりも封止性能が劣る分を補うことが望ましい。
上述した構成の有機EL装置によれば、有機EL素子OLEDは、封止膜115によって被覆されており、しかも、異物を除去するのに伴って形成された封止膜115の開口115Hには充填部材130が充填されている。このため、有機EL素子OLEDの水分による劣化を抑制することができる。
また、有機EL素子OLEDにおいて、異物の除去に伴って非発光部NEMが形成されたとしても、実質的に発光に寄与する発光部EMの面積に対して微小であり、非発光部NEMが形成されていない正常な有機EL素子OLEDと比較して、ほとんど同等の発光量を得ることができる。
さらに、非発光部NEMが形成された領域には、充填部材130が充填され、水分の浸入が抑制されるため、異物が存在し封止膜115が途切れた状態で放置された有機EL素子OLEDと比較して、非発光部NEMの成長を抑制することが可能となる。
次に、本実施形態で適用可能な有機EL装置の製造装置について説明する。
図7は、本実施形態で適用可能な有機EL装置の製造装置400の構成を概略的に示す図である。
すなわち、製造装置400は、コントローラ410と、ステージ420と、レーザ光照射装置430と、塗布装置440と、を備えている。コントローラ410は、ステージ420、レーザ光照射装置430、塗布装置440などをそれぞれ制御する。
ステージ420には、図示を省略する封止膜115まで形成済みのアレイ基板100が載置される。このステージ420に載置されるアレイ基板100は、パターン検査装置により絶縁基板101と封止膜115との間に介在した異物が検出されたものである。このとき、アレイ基板100は、封止膜が形成された面を上に向けて載置される。
レーザ光照射装置430は、レーザ光源431、レーザ光源431から出射されたレーザ光をステージ420の上のアレイ基板100に案内する反射鏡などの各種光学系432、光学系432によって案内されたレーザ光を高エネルギー密度に集光してアレイ基板100の異物に向けて照射する照射部433などを備えている。図示した例では、照射部433は1個のみであるが、レーザ光照射装置430は、複数個の照射部433を備えていても良い。
塗布装置440は、充填部材を形成するための原料を収容した原料供給源441、原料供給源441から供給された原料を塗布するノズル442などを備えている。図示した例では、ノズル442は1個のみであるが、塗布装置440は、複数個のノズル442を備えていても良い。
コントローラ410には、パターン検査装置によって検出された異物の位置情報が提供される。コントローラ410は、提供された異物の位置情報に基づき、ステージ420、レーザ光照射装置430、塗布装置440などを個別に制御し、照準を合わせる。
レーザ光照射装置430から異物に向けてレーザ光が照射される際には、ステージ420またはレーザ光照射装置430の照射部433のいずれか一方のみを移動させて異物に照準を合わせても良いし、ステージ420及び照射部433の双方を移動させて異物に照準を合わせても良い。レーザ光照射装置430は、照射部433が異物に対峙した状態において、レーザ光源431からレーザ光を出射し、照射部433から異物に向けてレーザ光を照射する。
塗布装置440から封止膜115の開口115Hに向けて充填部材を塗布する際には、ステージ420または塗布装置440のノズル442のいずれか一方のみを移動させて開口115Hに照準を合わせても良いし、ステージ420及びノズル442の双方を移動させて開口115Hに照準を合わせても良い。塗布装置440は、ノズル442が異物に対峙した状態において、原料供給源441から充填部材用の原料を供給し、ノズル442から開口115Hに向けて原料を塗布する。
製造装置400は、さらに、照射部433及びノズル442を収容したチャンバ450を備えている。このチャンバ450は、例えば、箱状に形成され、ステージ420に載置されたアレイ基板100と対向する面が開放されている。このチャンバ450には、乾燥した窒素ガスが導入され、アレイ基板100との間に窒素雰囲気の空間が形成されている。つまり、この窒素雰囲気の空間は、チャンバ450及びアレイ基板100によって囲まれている。なお、チャンバ450を省略する代わりに、装置の全体を窒素雰囲気の空間内に収容しても良い。
また、図示を省略するが、製造装置400は、硬化装置を備えていても良い。
塗布装置440により塗布された原料が紫外線硬化型の材料である場合には、製造装置400は、硬化装置として、紫外線光源を備えている。このような紫外線光源は、アレイ基板100の全体にわたって紫外線を照射可能に構成されても良いし、塗布装置440により原料が塗布された領域及びその周辺のみを部分的に紫外線を照射可能に構成されても良い。
塗布装置440により塗布された原料が熱硬化型の材料である場合には、製造装置400は、硬化装置として、加熱源を備えている。このような加熱源は、アレイ基板100の全体にわたって加熱可能に構成されても良いし、塗布装置440により原料が塗布された領域及びその周辺のみを部分的に加熱可能に構成されても良い。なお、アレイ基板100を加熱する場合には、既に形成済みの有機EL素子OLEDへの熱によるダメージを考慮して、加熱温度としては100℃以下に設定することが望ましい。
上述した構成の有機EL装置の製造装置400によれば、異物にレーザ光を照射するレーザ光照射装置430及びレーザ光照射に伴って封止膜115に形成された開口115Hに充填部材を形成するための原料を塗布する塗布装置440を備え、同一のステージ420に載置されたアレイ基板100に対してレーザ光照射及び充填部材形成用の原料塗布が可能となる。したがって、レーザ光照射後に原料塗布までの間の搬送系が不要であり、装置の小型化が可能となる。
また、製造装置400のうち、ステージ420に載置されたアレイ基板100を乾燥した窒素雰囲気に収容することにより、異物に向けてレーザ光を照射してから充填剤形成用の原料を塗布するまでの間の有機EL素子OLEDの水分による劣化を抑制することができる。
特に、レーザ光を照射する照射部433及び充填剤形成用の原料を塗布するノズル442をチャンバ450に収容した構成によれば、このチャンバ450とステージ420に載置されたアレイ基板100との間に窒素雰囲気の空間を形成することができ、装置のさらなる小型化が可能となる。
次に、本実施形態で適用可能な有機EL装置の製造方法について説明する。
図8は、有機EL素子OLEDを被覆する封止膜115が異物によって途切れたアレイ基板100を概略的に示す平面図及びその断面図である。なお、この図8においては、説明に必要な主要部のみを図示しており、図中の『R』、『G』、『B』は、それぞれ赤色、緑色、青色に発光する有機EL素子であり、以下に示す図9乃至図11においても同様である。図示した例では、異物が赤色有機EL素子Rと緑色有機EL素子Gとの間に存在し、封止膜115から露出しており、異物が存在する位置で封止膜115が途切れている。
パターン検査装置においては、アレイ基板100における異物の有無を検査した際に、図8に示したようなアレイ基板100について異物を検出し、しかも、その位置を特定し、コントローラ410に異物の位置情報を提供する。
図9は、異物が存在するアレイ基板100にレーザ光を照射した状態を概略的に示す平面図及びその断面図である。
アレイ基板100は、ステージ420に載置される。コントローラ410に提供された異物の位置情報に基づき、ステージ420及びレーザ光照射装置430の照射部433の少なくとも一方が移動され、照射部433と異物とが対峙するように位置合わせされる。その後、乾燥した窒素雰囲気において、照射部433から異物に向けてレーザ光が照射される。
図10は、レーザ光の照射により異物が除去されたアレイ基板100の状態を概略的に示す平面図及びその断面図である。
ステージ420の上のアレイ基板100には、レーザ光の照射により、封止膜115に開口115Hが形成されるとともに、赤色有機EL素子R及び緑色有機EL素子Gのそれぞれの一部が欠落している。なお、この状態においても、アレイ基板100の少なくとも開口115Hが形成された領域及び有機EL素子が欠落した領域は、乾燥した窒素雰囲気内にある。
図11は、アレイ基板100に充填部材130を形成するための原料を塗布した状態を概略的に示す平面図及びその断面図である。
コントローラ410に提供された異物の位置情報に基づき、アレイ基板100が載置されているステージ420及び塗布装置440のノズル442の少なくとも一方が移動され、ノズル442と異物とが対峙するように位置合わせされる。その後、乾燥した窒素雰囲気において、ノズル442から原料が塗布され、開口115H及び有機EL素子が欠落した領域に原料が充填される。塗布された原料を硬化させることにより、充填部材130が形成される。
上述した構成の有機EL装置の製造方法によれば、異物にレーザ光を照射する工程及びレーザ光照射に伴って封止膜115に形成された開口115Hに充填部材を形成する工程は、同一のステージ420の上において、大気開放されることなく、窒素雰囲気内で行われる。このため、異物に向けてレーザ光を照射してから充填剤形成用の原料を塗布するまでの間の有機EL素子OLEDの水分による劣化を抑制することができる。
充填部材130は、封止膜115に形成された開口115Hに向けて塗布された原料を硬化させることによって形成されるため、CVDなどによる成膜⇒パターニングの工程を経たプロセスよりも簡素化され、しかも、原料の塗布量に応じて容易に充填部材130の膜厚を調整することも可能である。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本実施形態は、有機EL装置として、有機EL表示装置について説明したが、有機EL照明や有機ELプリンターヘッドなどにも利用可能である。
本実施形態では、有機EL素子OLEDがトップエミッションタイプである場合について説明したが、有機EL素子OLEDがアレイ基板100の絶縁基板101を介して光を放射するボトムエミッションタイプであっても良い。
1…表示パネル
100…アレイ基板 101…絶縁基板
OLED…EL素子 EM…発光部 NEM…非発光部
115…封止膜 115H…開口
130…充填部材
200…封止基板
300…シール部材
400…製造装置 410…コントローラ 420…ステージ
430…レーザ光照射装置 431…レーザ光源 432…光学系 433…照射部
440…塗布装置 441…原料供給源 442…ノズル
450…チャンバ

Claims (12)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、
    前記有機EL素子を被覆するとともに、前記有機EL素子の一部の直上に開口が形成された封止膜と、
    前記封止膜に形成された前記開口に充填された充填部材と、
    を備えたことを特徴とする有機EL装置。
  2. 前記充填部材は、前記封止膜の上面から突出していることを特徴とする請求項1に記載の有機EL装置。
  3. 前記充填部材は、樹脂材料または無機化合物によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の有機EL装置。
  4. 前記充填部材は、窒素を含む無機ポリマーを原料として形成されたことを特徴とする請求項3に記載の有機EL装置。
  5. 前記充填部材は、酸素及びケイ素が主成分である無機化合物によって形成されたことを特徴とする請求項4に記載の有機EL装置。
  6. 絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、前記有機EL素子を被覆する封止膜と、を備え、前記絶縁基板と前記封止膜との間に異物が介在したアレイ基板が載置されるステージと、
    前記ステージに載置された前記アレイ基板の異物に向けてレーザ光を照射する1個以上の照射部を備えたレーザ光照射装置と、
    前記レーザ光照射装置によるレーザ光の照射によって形成された前記封止膜の開口に向けて充填部材を形成するための原料を塗布する1個以上のノズルを備えた塗布装置と、
    を備えたことを特徴とする有機EL装置の製造装置。
  7. さらに、前記塗布装置により塗布された原料を硬化させる硬化装置を備えたことを特徴とする請求項6に記載の有機EL装置の製造装置。
  8. さらに、前記照射部及び前記ノズルを収容するとともに前記ステージに載置された前記アレイ基板との間に窒素雰囲気の空間を形成するチャンバを備えたことを特徴とする請求項6に記載の有機EL装置の製造装置。
  9. 前記塗布装置は、前記充填部材を形成するための原料として、窒素を含む無機ポリマーを塗布することを特徴とする請求項6に記載の有機EL装置の製造装置。
  10. 絶縁基板と、前記絶縁基板の上方に配置された有機EL素子と、前記有機EL素子を被覆する封止膜と、を備え、前記絶縁基板と前記封止膜との間に異物が介在したアレイ基板を用意し、
    前記アレイ基板の異物に向けてレーザ光を照射し、
    レーザ光の照射によって形成された前記封止膜の開口に向けて充填部材を形成するための原料を塗布し、
    塗布された原料を硬化させる、
    ことを特徴とする有機EL装置の製造方法。
  11. 異物へのレーザ光の照射及び充填部材の塗布は、窒素雰囲気の同一空間内で行うことを特徴とする請求項10に記載の有機EL装置の製造方法。
  12. 前記充填部材として、窒素を含む無機ポリマーを塗布し、塗布した前記無機ポリマーを硬化させることによって酸素及びケイ素が主成分である無機化合物に転化させた充填部材を得ることを特徴とする請求項10に記載の有機EL装置の製造方法。
JP2009242428A 2009-10-21 2009-10-21 有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置 Withdrawn JP2011090840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242428A JP2011090840A (ja) 2009-10-21 2009-10-21 有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009242428A JP2011090840A (ja) 2009-10-21 2009-10-21 有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011090840A true JP2011090840A (ja) 2011-05-06

Family

ID=44108923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009242428A Withdrawn JP2011090840A (ja) 2009-10-21 2009-10-21 有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011090840A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6373533B1 (ja) * 2017-11-29 2018-08-15 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
WO2019106769A1 (ja) * 2017-11-29 2019-06-06 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
JP2019102423A (ja) * 2018-07-17 2019-06-24 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
JP2019102417A (ja) * 2018-05-24 2019-06-24 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置
JP2019175724A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 パイオニア株式会社 発光装置の製造方法及び発光装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6373533B1 (ja) * 2017-11-29 2018-08-15 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
WO2019106769A1 (ja) * 2017-11-29 2019-06-06 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
WO2019106771A1 (ja) * 2017-11-29 2019-06-06 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法
US10581028B2 (en) 2017-11-29 2020-03-03 Sakai Display Products Corporation Method for producing organic electroluminescent display device
US10637009B1 (en) 2017-11-29 2020-04-28 Sakai Display Products Corporation Organic electroluminescent display device
US10637003B2 (en) 2017-11-29 2020-04-28 Sakai Display Products Corporation Organic electroluminescent display device and method for producing same
JP2019175724A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 パイオニア株式会社 発光装置の製造方法及び発光装置
JP2019102417A (ja) * 2018-05-24 2019-06-24 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置
JP2019102423A (ja) * 2018-07-17 2019-06-24 堺ディスプレイプロダクト株式会社 有機el表示装置およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7701133B2 (en) Organic electroluminescent display device and method of repairing a defective pixel of the device
TWI245251B (en) Display device
JP5133228B2 (ja) 有機el表示装置の製造方法および有機el表示装置
JP4673447B2 (ja) 有機elディスプレイおよびその製造方法
JP2010272270A (ja) 有機el表示装置
JP4733235B2 (ja) 有機elディスプレイおよびその製造方法
JP2010027599A (ja) 有機発光ディスプレイ装置及びその製造方法
JPWO2011108020A1 (ja) 有機el装置およびその製造方法
JP2009117178A (ja) 有機el表示装置とその製造方法
JP2018181578A (ja) 表示装置
JP2011090840A (ja) 有機el装置、有機el装置の製造方法、及び、有機el装置の製造装置
JP2008235177A (ja) 有機elディスプレイの製造方法及び有機elディスプレイ
JP4167651B2 (ja) 表示装置
JP2003233329A (ja) 表示装置のリペア方法
JP2011040347A (ja) 有機el装置
JP2010080344A (ja) 表示装置
US20160276625A1 (en) Display device
JP5500978B2 (ja) 有機el装置
JP2009181865A (ja) 表示装置
JP5117473B2 (ja) 有機el装置
JP2011029081A (ja) 有機el装置
JP5117472B2 (ja) 有機el装置
JP2011113808A (ja) 有機el装置及びその製造方法
JP2011065947A (ja) 有機el装置
JP5318182B2 (ja) 有機el素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130108