JP2011090213A - 液晶滴下工法用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 - Google Patents

液晶滴下工法用シール剤、上下導通材料及び液晶表示素子 Download PDF

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Abstract

【課題】耐湿性に優れ、高温高湿の環境下であっても液晶汚染を引き起こすことがほとんどなく、液晶表示において色むらが少ない液晶表示素子に用いることができる液晶滴下工法用シール剤を提供する。また、該液晶滴下工法用シール剤を用いてなる上下導通材料及び液晶表示素子を提供する。
【解決手段】硬化性樹脂と熱硬化剤とを含有する液晶滴下工法用シール剤であって、前記硬化性樹脂は、エポキシ基と(メタ)アクリル基とを有する硬化性樹脂、及び/又は、エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物であり、前記熱硬化剤は融点が100℃以上である潜在性熱硬化剤であり、かつ、前記熱硬化剤の配合量は、前記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対して0.1当量以上、0.6当量未満である液晶滴下工法用シール剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、耐湿性に優れ、高温高湿の環境下であっても液晶汚染を引き起こすことがほとんどなく、液晶表示において色むらが少ない液晶表示素子に用いることができる液晶滴下工法用シール剤に関する。また、本発明は、該液晶滴下工法用シール剤を用いてなる上下導通材料及び液晶表示素子に関する。
従来、液晶表示セル等の液晶表示素子は、2枚の電極付き透明基板を、所定の間隔をおいて対向させ、その周囲を硬化性樹脂組成物からなるシール剤で封着してセルを形成し、その一部に設けられた液晶注入口からセル内に液晶を注入し、その液晶注入口をシール剤又は封口剤を用いて封止することにより作製されていた。
この方法では、まず、2枚の電極付き透明基板のいずれか一方に、熱硬化性シール剤を用いた液晶注入口を設けたシールパターンを形成し、60〜100℃でプリベイクを行いシール剤中の溶剤を乾燥させる。次いで、スペーサーを挟んで2枚の基板を対向させてアライメントを行って貼り合わせ、110〜220℃で10〜90分間熱プレスを行いシール近傍のギャップを調整した後、オーブン中で110〜220℃で10〜120分間加熱しシール剤を本硬化させる。次いで、液晶注入口から液晶を注入し、最後に封口剤を用いて液晶注入口を封止して、液晶表示素子を作製していた。
しかし、この作製方法によると、熱歪により位置ズレ、ギャップのバラツキ、シール剤と基板との密着性の低下等が発生する、残留溶剤が熱膨張して気泡が発生しキャップのバラツキやシールパスが発生する、シール硬化時間が長い、プリベイクプロセスが煩雑、溶剤の揮発によりシール剤の使用可能時間が短い、液晶の注入に時間がかかる等の問題があった。とりわけ、近年の大型の液晶表示装置にあっては、液晶の注入に非常に時間がかかることが大きな問題となっていた。
これに対して、光硬化熱硬化併用型シール剤を用いた滴下工法と呼ばれる液晶表示素子の製造方法が検討されている。滴下工法では、まず、2枚の電極付き透明基板の一方に、ディスペンサーにより長方形状のシールパターンを形成する。次いで、シール剤未硬化の状態で液晶の微小滴を透明基板の枠内全面に滴下塗布し、すぐに他方の透明基板を重ねあわせ、シール部に紫外線を照射して仮硬化を行う。その後、液晶アニール時に加熱して本硬化を行い、液晶表示素子を作製する。基板の貼り合わせを減圧下で行うようにすれば、極めて高い効率で液晶表示素子を製造することができる。現在、この滴下工法が液晶表示素子の製造方法の主流となっている。
滴下工法に用いる光硬化熱硬化併用型シール剤としては、光硬化成分として(メタ)アクリル樹脂、熱硬化成分としてエポキシ樹脂、光重合開始剤、及び、熱硬化剤を含有するものが挙げられる。しかしながら、このような光硬化熱硬化併用型シール剤を用いて滴下工法により製造した液晶表示素子は、高温高湿の環境下において液晶汚染を引き起こし、色むら等の表示不良が生じやすいという問題があった。これは、シール剤の耐湿性が不充分であるために、水分が液晶表示素子のパネル内に浸入したことに起因していると考えられる。
シール剤の耐湿性を向上させる方法として、例えば、特許文献1には、コアシェルポリマーをシール剤に充填する方法が開示されている。また、シリカ等の無機充填剤を多量にシール剤に充填する方法も知られている。しかしながら、コアシェルポリマーや多量の無機フィラーを充填したシール剤は、粘度が非常に高くなり、塗工性に劣るものとなるという問題があった。また、このようなシール剤を用いて滴下工法により液晶表示素子の製造を行った場合でも、実際には、高温高湿の環境下で液晶汚染を引き起こすため、色むらが少なく高品位な液晶表示素子を製造することは困難であった。
特開2009−13282号公報
本発明は、耐湿性に優れ、高温高湿の環境下であっても液晶汚染を引き起こすことがほとんどなく、液晶表示において色むらが少ない液晶表示素子に用いることができる液晶滴下工法用シール剤を提供することを目的とする。また、本発明は、該液晶滴下工法用シール剤を用いてなる上下導通材料及び液晶表示素子を提供することを目的とする。
本発明は、硬化性樹脂と熱硬化剤とを含有する液晶滴下工法用シール剤であって、上記硬化性樹脂は、エポキシ基と(メタ)アクリル基とを有する硬化性樹脂、及び/又は、エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物であり、上記熱硬化剤は融点が100℃以上である潜在性熱硬化剤であり、かつ、上記熱硬化剤の配合量は、上記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対して0.1当量以上、0.6当量未満である液晶滴下工法用シール剤である。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討した結果、高温高湿の環境下において液晶汚染が生じる原因がシール剤に配合した固体粒子形状の熱硬化剤にあることを見出した。液晶滴下工法用シール剤に配合される熱硬化剤としては、シール剤のポットライフを長くして保存安定性を向上させるために、固体粒子形状の熱硬化剤を用いることが必須となっている。一方、光硬化熱硬化併用型シール剤を用いた滴下工法では、描画したシールパターンに光を照射して仮硬化を行い、液晶の滴下と基板の張り合わせとを行った後、加熱して本硬化を行う。仮硬化したシール剤中に分散している固体粒子形状の熱硬化剤は、シール剤を加熱することにより溶け出して熱架橋に供される。ところが、該熱硬化剤が溶け出した後に空孔が生じてしまい、硬化後のシール剤の吸湿性、透湿性を著しく高くなってしまっていたものと考えられる。
本発明者らは、更に鋭意検討した結果、シール剤に含まれる固体粒子形状の熱硬化剤の配合量を硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対して0.1当量以上、0.6当量未満とすることにより、充分な熱硬化性を維持したまま、硬化後のシール剤の耐湿性が著しく向上して、高温高湿の環境下であっても液晶汚染を引き起こすことがない液晶表示素子を製造できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
熱硬化剤は、通常、エポキシ基に対して当量前後を配合することが技術常識であり、0.6当量未満では充分に熱硬化できなかったり、液晶汚染が発生したりすることが知られている。ところが、本発明の液晶滴下工法用シール剤においては、熱硬化剤の配合量が0.6当量未満であっても充分な耐汚染性を発揮することができる。これは、上述のように本発明の液晶滴下工法用シール剤を用いた滴下工法による液晶表示素子の製造では、本硬化に先立って光による仮硬化が行われており、既に硬化が進んでいるシール剤においては、熱硬化剤が極めて少量であっても充分な熱硬化が可能であるためであると考えられる。そして、このような極めて少量の熱硬化剤しか用いないことにより、熱硬化剤の溶け出しによる空孔の発生を最小限に抑え、高い耐湿性を実現できる。
本発明の液晶滴下工法用シール剤は、硬化性樹脂を含有する。
上記硬化性樹脂は、エポキシ基と(メタ)アクリル基とを有する硬化性樹脂、及び/又は、エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物である。このような硬化性樹脂を用いることにより、本発明の液晶滴下工法用シール剤は、光硬化、熱硬化の二段階硬化を経ることができる。
なお、本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、「アクリル又はメタクリル」を意味する。
上記エポキシ基と(メタ)アクリル基とを有する硬化性樹脂は特に限定されず、例えば、2つ以上のエポキシ基を有する化合物の一部分のエポキシ基を、(メタ)アクリル酸と反応させることによって得られる化合物や、2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体及びグリシドールを反応させることにより得られる化合物等が挙げられる。
上記2つ以上のエポキシ基を有する化合物の一部分のエポキシ基を(メタ)アクリル酸と反応させることによって得られる化合物としては、例えば、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とを、常法に従って塩基性触媒の存在下で反応させることにより得られる化合物等が挙げられる。
上記2つ以上のエポキシ基を有する化合物としては、例えば、エピコート828EL、エピコート1004(いずれもジャパンエポキシレジン社製)等のビスフェノールA型エポキシ樹脂、エピコート806、エピコート4004(いずれもジャパンエポキシレジン社製)等のビスフェノールF型エポキシ樹脂、R−710(三井化学社製)等のビスフェノールE型エポキシ樹脂、エピクロンEXA1514(DIC社製)等のビスフェノールS型エポキシ樹脂、RE−810NM(日本化薬社製)等の2,2’−ジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂、エピクロンEXA7015(DIC社製)等の水添ビスフェノール型エポキシ樹脂、EP−4000S(ADEKA社製)等のプロピレンオキシド付加ビスフェノールA型エポキシ樹脂、EX−201(ナガセケムテックス社製)等のレゾルシノール型エポキシ樹脂、エピコートYX−4000H(ジャパンエポキシレジン社製)等のビフェニル型エポキシ樹脂、YSLV−50TE(東都化成社製)等のスルフィド型エポキシ樹脂、YSLV−80DE(東都化成社製)等のビフェニルエーテル型エポキシ樹脂、EP−4088S(ADEKA社製)等のジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、エピクロンHP4032、エピクロンEXA−4700(いずれもDIC社製)等のナフタレン型エポキシ樹脂、エピクロンN−770(DIC社製)等のフェノールノボラック型エポキシ樹脂、エピクロンN−670−EXP−S(DIC社製)等のオルトクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、エピクロンHP7200(DIC社製)等のジシクロペンタジエンノボラック型エポキシ樹脂、NC−3000P(日本化薬社製)等のビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、ESN−165S(東都化成社製)等のナフタレンフェノールノボラック型エポキシ樹脂、エピコート630(ジャパンエポキシレジン社製)、エピクロン430(DIC社製)、TETRAD−X(三菱ガス化学社製)等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂、ZX−1542(東都化成社製)、エピクロン726(DIC社製)、エポライト80MFA(共栄社化学社製)、デナコールEX−611(ナガセケムテックス社製)等のアルキルポリオール型エポキシ樹脂、YR−450、YR−207(いずれも東都化成社製)、エポリードPB(ダイセル化学工業社製)等のゴム変性型エポキシ樹脂、デナコールEX−147(ナガセケムテックス社製)等のグリシジルエステル化合物、エピコートYL−7000(ジャパンエポキシレジン社製)等のビスフェノールA型エピスルフィド樹脂、YDC−1312(東都化成社製)等のハイドロキノン型エポキシ樹脂、その他、YSLV−80XY、YSLV−90CR(いずれも東都化成社製)、XAC4151(旭化成社製)、エピコート1031、エピコート1032(いずれもジャパンエポキシレジン社製)、EXA−7120(DIC社製)、TEPIC(日産化学社製)等が挙げられる。
上記2つ以上のエポキシ基を有する化合物の一部分のエポキシ基を(メタ)アクリル酸と反応させることによって得られる化合物の市販品としては、例えば、エベクリル1561(ダイセルユーシービー社製)等が挙げられる。
上記2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体及びグリシドールを反応させることにより得られる化合物としては、例えば、2つのイソシアネート基を有する化合物1当量に対して水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体及びグリシドールそれぞれ1当量を、スズ系化合物触媒の存在下で反応させることによって得られる化合物等が挙げられる。
上記2官能以上のイソシアネートは特に限定されず、例えば、イソホロンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート(MDI)、水添MDI、ポリメリックMDI、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添XDI、リジンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニル)チオフォスフェート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、1,6,10−ウンデカントリイソシアネート等が挙げられる。
また、上記2官能以上のイソシアネートとしては、例えば、エチレングリコール、グリセリン、ソルビトール、トリメチロールプロパン、(ポリ)プロピレングリコール、カーボネートジオール、ポリエーテルジオール、ポリエステルジオール、ポリカプロラクトンジオール等のポリオールと過剰のイソシアネートとの反応により得られる鎖延長されたイソシアネート化合物も使用することができる。
上記水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体は特に限定されず、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートや、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコール等の二価のアルコールのモノ(メタ)アクリレートや、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、グリセリン等の三価のアルコールのモノ(メタ)アクリレートや、これら三価のアルコールのジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物における上記エポキシ基を有する硬化性樹脂は特に限定されず、例えば、エピクロロヒドリン誘導体、環式脂肪族エポキシ樹脂、イソシアネートとグリシドールとの反応から得られる化合物等が挙げられる。
上記エピクロロヒドリン誘導体は特に限定されないが、上述した2つ以上のエポキシ基を有する化合物の一部分のエポキシ基を(メタ)アクリル酸と反応させることによって得られる化合物における2つ以上のエポキシ基を有する化合物と同様のものを用いることができる。
上記環式脂肪族エポキシ樹脂は特に限定されず、市販品としては、例えば、セロキサイド2021、セロキサイド2080、セロキサイド3000、エポリードGT300、EHPE(いずれもダイセル化学工業社製)等が挙げられる。
上記イソシアネートとグリシドールとの反応から得られる化合物は特に限定されず、例えば、2つのイソシアネート基を有する化合物に対して2当量のグリシドールを、スズ系化合物触媒の存在下で反応させることによって得られる化合物等が挙げられる。
上記イソシアネートとグリシドールとの反応から得られる化合物の原料となる上記イソシアネートは特に限定されないが、上述した2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体及びグリシドールを反応させることにより得られる化合物における2官能以上のイソシアネートと同様のものを用いることができる。
上記エポキシ基を有する硬化性樹脂のなかでも、エポキシ基を少なくとも2つ有する硬化性樹脂であることが好適である。これらのエポキシ基を有する硬化性樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物における上記(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂は特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸に水酸基を有する化合物を反応させることにより得られるエステル化合物、イソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体を反応させることにより得られるウレタン(メタ)アクリレート、全てのエポキシ基を(メタ)アクリロイル基に変性したエポキシ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
上記(メタ)アクリル酸に水酸基を有する化合物を反応させることにより得られるエステル化合物は特に限定されず、1官能のものとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、エチルカルビトール(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アクリレート、1H,1H,5H−オクタフルオロペンチル(メタ)アクリレート、イミド(メタ)アクリレート、2−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ビシクロペンテニル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルコハク酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチルヘキサヒドロフタル酸、2−(メタ)アクリロイロキシエチル2−ヒドロキシプロピルフタレート、2−(メタ)アクリロイロキシエチルホスフェート等が挙げられる。
また、上記(メタ)アクリル酸に水酸基を有する化合物を反応させることにより得られるエステル化合物のうち、2官能のものは特に限定されず、例えば、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、2−n−ブチル−2−エチル−1,3―プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド付加ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド付加ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド付加ビスフェノールFジ(メタ)アクリレート、ジメチロールジシクロペンタジエンジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性イソシアヌル酸ジ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−アクリロイロキシプロピルジ(メタ)アクリレート、カーボネートジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエーテルジオールジ(メタ)アクリレート、ポリエステルジオールジ(メタ)アクリレート、ポリカプロラクトンジオールジ(メタ)アクリレート、ポリブタジエンジオールジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記(メタ)アクリル酸に水酸基を有する化合物を反応させることにより得られるエステル化合物のうち、3官能以上のものは特に限定されず、例えば、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド付加トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド付加イソシアヌル酸トリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド付加グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェート等が挙げられる。
上記イソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体を反応させることにより得られるウレタン(メタ)アクリレートは特に限定されず、例えば、2つのイソシアネート基を有する化合物1当量に対して水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体2当量をスズ系化合物触媒の存在下で反応させることによって得られる化合物等が挙げられる。
上記ウレタン(メタ)アクリレートの原料となるイソシアネートは特に限定されないが、上述した2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体及びグリシドールを反応させることにより得られる化合物における2官能以上のイソシアネートや、上述したイソシアネートとグリシドールとの反応から得られる化合物におけるイソシアネートと同様のものを用いることができる。
上記ウレタン(メタ)アクリレートの原料となる水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体は特に限定されないが、上述した2官能以上のイソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体及びグリシドールを反応させることにより得られる化合物における水酸基を有する(メタ)アクリル酸誘導体と同様のものを用いることができる。
また、上記ウレタン(メタ)アクリレートの市販品としては、例えば、M−1100、M−1200、M−1210、M−1600(いずれも東亞合成社製)、エベクリル210、エベクリル220、エベクリル230、エベクリル270、エベクリル1290、エベクリル2220、エベクリル4827、エベクリル4842、エベクリル4858、エベクリル5129、エベクリル6700、エベクリル8402、エベクリル8804、エベクリル8803、エベクリル8807、エベクリル9260(いずれもダイセルユーシービー社製)、アートレジンUN−330、アートレジンSH−500B、アートレジンUN−1200TPK、アートレジンUN−1255、アートレジンUN−3320HB、アートレジンUN−7100、アートレジンUN−9000A、アートレジンUN−9000H(いずれも根上工業社製)、U−2HA、U−2PHA、U−3HA、U−4HA、U−6H、U−6HA、U−6LPA、U−10H、U−15HA、U−108、U−108A、U−122A、U−122P、U−324A、U−340A、U−340P、U−1084A、U−2061BA、UA−340P、UA−4000、UA−4100、UA−4200、UA−4400、UA−5201P、UA−7100、UA−7200、UA−W2A(いずれも新中村化学工業社製)、AH−600、AI−600、AT−600、UA−101I、UA−101T、UA−306H、UA−306I、UA−306T等が挙げられる。
上記全てのエポキシ基を(メタ)アクリロイル基に変性したエポキシ(メタ)アクリレートは特に限定されず、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸とを常法に従って塩基性触媒の存在下で反応させることにより得られる化合物等が挙げられる。
上記全てのエポキシ基を(メタ)アクリロイル基に変性したエポキシ(メタ)アクリレートの原料となるエポキシ樹脂は特に限定されず、例えば、上述した2つ以上のエポキシ基を有する化合物の一部分のエポキシ基を(メタ)アクリル酸と反応させることによって得られる化合物における2つ以上のエポキシ基を有する化合物と同様のものを用いることができる。
上記全てのエポキシ基を(メタ)アクリロイル基に変性したエポキシ(メタ)アクリレートのうち市販されているものとしては、例えば、エベクリル3700(ダイセルユーシービー社製)等が挙げられる。
上記(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂のなかでも、(メタ)アクリル基を少なくとも2つ有する硬化性樹脂であることが好適である。これらの(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、上記エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物における上記エポキシ基を有する硬化性樹脂又は上記(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂としては、上述したエポキシ基と(メタ)アクリル基とを有する硬化性樹脂を用いてもよい。
上記硬化性樹脂は、本発明の液晶滴下工法用シール剤の硬化前の液晶への成分溶出を抑制するために、1分子中に少なくとも1つの水素結合性官能基を有することが好ましい。
上記水素結合性官能基は特に限定されず、例えば、−OH基、−SH基、−NHR基(Rは、芳香族又は脂肪族炭化水素、及び、これらの誘導体を表す)、−COOH基、−NHOH基等の官能基、また、分子内に存在する−NHCO−、−NH−、−CONHCO−、−NH−NH−等の残基が挙げられ、なかでも、導入の容易さから−OH基であることが好ましい。
上記硬化性樹脂全体におけるエポキシ基と(メタ)アクリル基との合計量に対するエポキシ基の比率は特に限定されないが、好ましい上限は40モル%である。上記エポキシ基の比率が40モル%を超えると、液晶に対する溶解性が高くなり、液晶汚染によってパネルにむらが生じることがある。上記エポキシ基の比率のより好ましい上限は30モル%である。
上記硬化性樹脂全体におけるエポキシ基と(メタ)アクリル基との合計量に対する(メタ)アクリル基の比率は特に限定されないが、好ましい下限は60モル%である。上記(メタ)アクリル基の比率が60モル%を超えると、液晶に対する溶解性が高くなり、液晶汚染によってパネルにむらが生じることがある。上記(メタ)アクリル基の比率のより好ましい下限は70モル%である。
本発明の液晶滴下工法用シール剤は、熱硬化剤を含有する。
上記熱硬化剤は、加熱により上記硬化性樹脂中のエポキシ基及び/又はアクリル基を反応させ、架橋させるためのものであり、硬化後の硬化性樹脂組成物の接着性、耐湿性を向上させる役割を有する。
上記熱硬化剤は、融点が100℃以上の潜在性熱硬化剤である。融点が100℃以下の熱硬化剤を使用すると、保存安定性が著しく悪くなる。
また、本来、上記熱硬化剤は、上述したように耐湿性を向上させる役割を有するものであるが、本発明者らにより、このような常温で固体である潜在性熱硬化剤を用いた際にシール剤硬化物中に空孔が形成されることが、高温高湿の環境下における液晶汚染の原因となっていることが見出された。
上記融点が100℃以上の潜在性熱硬化剤は特に限定されず、例えば、1,3−ビス[ヒドラジノカルボノエチル−5−イソプロピルヒダントイン]、サリチル酸ヒドラジド、p−オキシ安息香酸ヒドラジド、フェニルアミノプロピオン酸ヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、スクシン酸ジヒドラジド、グルタニック酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、チオジプロピオン酸ジヒドラジド、フランジカルボン酸ジヒドラジド、シクロヘキサンジカルボン酸ジヒドラジド、カルボヒドラジド等のヒドラジド化合物、ジシアンジアミド、グアニジン誘導体、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、N−[2−(2−メチル−1−イミダゾリル)エチル]尿素、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル−s−トリアジン、N,N’−ビス(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)尿素、N,N’−(2−メチル−1−イミダゾリルエチル)−アジポアミド、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール等のイミダゾール誘導体、変性脂肪族ポリアミン、テトラヒドロ無水フタル酸、エチレングリコール−ビス(アンヒドロトリメリテート)等の酸無水物、各種アミンとエポキシ樹脂との付加生成物等が挙げられる。なかでも、下記一般式(1)で表される構造を有する化合物であることが好適であり、その中でもマロン酸ジヒドラジドがより好適に用いられる。
これらの熱硬化剤は、単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
Figure 2011090213
式(1)中、Rは水素及び/又は水酸基を表し、nは0〜3の整数を表す。
上記熱硬化剤の粒子径は特に限定されないが、好ましい下限は0.1μm、好ましい上限は5μmである。上記熱硬化剤の粒子径が0.1μm未満であると、熱硬化剤が凝集してシール剤中での分散性が悪くなったり、得られるシール剤が保存安定性に劣るものとなったりすることがある。上記熱硬化剤の粒子径が5μmを超えると、パネルのギャップ制限を越えたり、熱硬化剤の溶け出しによる空孔が大きくなり、得られるシール剤が耐湿性に劣るものとなったりすることがある。上記熱硬化剤の粒子径のより好ましい下限は0.3μm、より好ましい上限は4.0μmである。上記熱硬化剤の粒子径の更に好ましい下限は1.0μm、更に好ましい上限は3.0μmである。
本発明の液晶滴下工法用シール剤において、上記熱硬化剤の配合量は、上記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対して0.1当量以上、0.6当量未満である。上記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対する上記熱硬化剤の配合量を0.6当量未満とすることにより、上記熱硬化剤の溶け出しによる空孔の発生を最小限に抑え、高い耐湿性を実現できる。
上記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対する上記熱硬化剤の配合量が0.1当量未満であると、熱硬化が不充分となり、得られる液晶滴下工法用シール剤が接着力に劣るものとなったり、ガラス転移点が低くなったりする。上記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対する上記熱硬化剤の配合量の好ましい下限は0.2当量、好ましい上限は0.5当量であり、より好ましい上限は0.4当量、更に好ましい上限は0.3当量である。
本発明の液晶滴下工法用シール剤は、光重合開始剤を含有することが好ましい。
上記光重合開始剤は特に限定されないが、例えば、ベンゾフェノン系化合物、アセトフェノン系化合物、アシルフォスフィンオキサイド系化合物、チタノセン系化合物、オキシムエステル系化合物、ベンゾインエーテル系化合物、ベンジル、チオキサントン等を好適に用いることができる。
また、上記光重合開始剤のうち市販されているものとしては、例えば、イルガキュア907、イルガキュア819、イルガキュア651、イルガキュア369、イルガキュアOXE01(以上、いずれもチバ・ジャパン社製)、ベンソインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ルシリンTPO(BASF Japan社製)、KR−02(ライトケミカル社製)等が挙げられる。
これらの光重合開始剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記光重合開始剤の配合量は特に限定されないが、上記硬化性樹脂100重量部に対して、好ましい下限が0.1重量部、好ましい上限が10重量部である。上記光重合開始剤の配合量が0.1重量部未満であると、得られる液晶滴下工法用シール剤の光重合が充分に進行しないことがある。上記光重合開始剤の配合量が10重量部を超えると、未反応の光重合開始剤が多く残り、得られる液晶滴下工法用シール剤の耐候性が悪くなることがある。上記光重合開始剤の配合量のより好ましい下限は1重量部、より好ましい上限は5重量部である。
本発明の液晶滴下工法用シール剤は、更に、シランカップリング剤を含有することが好ましい。上記シランカップリング剤は、主に本発明の液晶滴下工法用シール剤と液晶表示素子基板とを良好に接着するための接着助剤としての役割を有する。
上記シランカップリング剤は特に限定されず、例えば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。これらのシランカップリング剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記シランカップリング剤の配合量は特に限定されないが、上記硬化性樹脂100重量部に対して、好ましい下限は0.1重量部、好ましい上限は10重量部である。上記シランカップリング剤の配合量が0.1重量部未満であると、得られる液晶滴下工法用シール剤が接着性に劣るものとなることがある。上記シランカップリング剤の配合量が10重量部を超えると、余剰のシランカップリング剤が液晶に溶出し、表示品位を低下させることがある。上記シランカップリング剤の配合量のより好ましい下限は0.5重量部、より好ましい上限は3重量部である。
また、本発明の液晶滴下工法用シール剤は、応力分散効果による接着性の改善、線膨張率の改善等を目的として充填剤を含有してもよい。
上記充填剤は特に限定されず、例えば、タルク、石綿、シリカ、珪藻土、スメクタイト、ベントナイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、モンモリロナイト、酸化マグネシウム、酸化チタン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ガラスビーズ、硫酸バリウム、石膏、珪酸カルシウム、セリサイト活性白土等の無機フィラーや、ポリエステル微粒子、ポリウレタン微粒子、ビニル重合体微粒子、アクリル重合体微粒子等の有機フィラー等が挙げられる。
上記充填剤の配合量は特に限定されないが、上記硬化性樹脂100重量部に対して、好ましい下限が1重量部、好ましい上限が100重量部である。上記充填剤の配合量が1重量部未満であると、上記充填剤を添加することによる効果が充分に発揮されないことがある。上記充填剤の配合量が100重量部を超えると、得られる液晶滴下工法用シール剤の描画性や塗工性が低下することがある。上記充填剤の配合量のより好ましい下限は10重量部、より好ましい上限は50重量部である。
本発明の液晶滴下工法用シール剤は、E型粘度計を用いて25℃、1rpmの条件で測定した粘度の好ましい下限が10万mPa・s、好ましい上限が60万mPa・sである。上記粘度が10万mPa・s未満であると、得られる液晶滴下工法用シール剤を用いて形成したシールパターンが形状を保持できず、液晶中にシール剤成分が溶出して液晶汚染が生じることがある。上記粘度が60万mPa・sを超えると、描画性や塗工性が充分でなく、滴下工法による液晶表示素子の製造ができなくなることがある。上記液晶滴下工法用シール剤の粘度のより好ましい下限は15万mPa・sであり、より好ましい上限は45万mPa・sである。
本発明の液晶滴下工法用シール剤の粘度を測定するE型粘度計は特に限定されず、例えば、ブルックフィールド社製「DV−III」等が挙げられる。
本発明の液晶滴下工法用シール剤を製造する方法は特に限定されず、上記硬化性樹脂、上記熱硬化剤、上記光重合開始剤、及び、上記シランカップリング剤等の所定量を、従来公知の方法により混合する方法等が挙げられる。この際、含有するイオン性不純物を除去するために、イオン吸着性固体と接触させてもよい。
本発明の液晶滴下工法用シール剤に導電性微粒子を配合することにより、上下導通材料を製造することができる。このような本発明の液晶滴下工法用シール剤と導電性微粒子とを含有する上下導通材料もまた、本発明の1つである。
上記導電性微粒子は特に限定されず、金属ボール、樹脂微粒子の表面に導電金属層を形成したもの等を用いることができる。なかでも、樹脂微粒子の表面に導電金属層を形成したものは、樹脂微粒子の優れた弾性により、透明基板等を損傷することなく導電接続が可能であることから好適である。
本発明の液晶滴下工法用シール剤及び/又は本発明の上下導通材料を用いてなる液晶表示素子もまた、本発明の1つである。
本発明の液晶表示素子を製造する方法としては、例えば、ITO薄膜等の2枚の電極付き透明基板の一方に、本発明の液晶滴下工法用シール剤等をスクリーン印刷、ディスペンサー塗布等により長方形状のシールパターンを形成する工程、本発明の液晶滴下工法用シール剤等が未硬化の状態で液晶の微小滴を透明基板の枠内全面に滴下塗布し、すぐに他方の透明基板を重ねあわせる工程、及び、本発明の液晶滴下工法用シール剤等のシールパターン部分に紫外線等の光を照射して仮硬化させる工程、及び、仮硬化させたシールパターンを加熱して本発明の液晶滴下工法用シール剤等からなるシールパターンを本硬化させる工程を有する方法等が挙げられる。
本発明によれば、耐湿性に優れ、高温高湿の環境下であっても液晶汚染を引き起こすことがほとんどなく、液晶表示において色むらが少ない液晶表示素子に用いることができる液晶滴下工法用シール剤を提供することができる。また、本発明によれば、該液晶滴下工法用シール剤を用いてなる上下導通材料及び液晶表示素子を提供することができる。
接着性の評価方法を示す説明図である。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(部分アクリル化エポキシ樹脂の合成)
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(DIC社製、「850CRP」)340gをトルエン500mLに溶解させ、この溶液にトリフェニルホスフィン0.1gを加え、均一な溶液とした。この溶液にアクリル酸72gを還流撹拌下2時間かけて滴下した後、更に、還流撹拌を8時間行った。次に、トルエンを除去することによって、部分アクリル化エポキシ樹脂を得た。
(実施例1〜4)
硬化性樹脂として、得られた部分アクリル化エポキシ樹脂及びビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセルユーシービー社製、「エベクリル3700」)と、熱硬化剤としてマロン酸ジヒドラジド(粒子径2μm)と、光重合開始剤(ライトケミカル社製、「KR−02」)と、充填剤として球状シリカ(アドマテックス社製、「SO−C1」)と、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン社製、「KBM−403」)とを、遊星式攪拌装置(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて表1に記載した配合量となるように混合、攪拌した後、セラミック3本ロールを用いて更に均一に混合して液晶滴下工法用シール剤(硬化性樹脂全体におけるエポキシ基とアクリル基との合計量に対するエポキシ基の比率21モル%)を得た。
(実施例5〜8)
硬化性樹脂として、ビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセルユーシービー社製、「エベクリル3700」)及びビスフェノールE型エポキシ樹脂(三井化学社製、「R−710」)と、熱硬化剤としてマロン酸ジヒドラジド(粒子径2μm)と、光重合開始剤(ライトケミカル社製、「KR−02」)と、充填剤として球状シリカ(アドマテックス社製、「SO−C1」)と、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、「KBM403」)とを、遊星式攪拌装置(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて表1に記載した配合量となるように混合、攪拌した後、セラミック3本ロールを用いて更に均一に混合して液晶滴下工法用シール剤(硬化性樹脂全体におけるエポキシ基とアクリル基との合計量に対するエポキシ基の比率21モル%)を得た。
(実施例9)
硬化性樹脂として、得られた部分アクリル化エポキシ樹脂及びビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセルユーシービー社製、「エベクリル3700」)と、熱硬化剤としてアジピン酸ジヒドラジド(粒子径2μm)と、光重合開始剤(ライトケミカル社製、「KR−02」)と、充填剤として球状シリカ(アドマテックス社製、「SO−C1」)と、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、「KBM403」)とを、遊星式攪拌装置(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて表1に記載した配合量となるように混合、攪拌した後、セラミック3本ロールを用いて更に均一に混合して液晶滴下工法用シール剤(硬化性樹脂全体におけるエポキシ基とアクリル基との合計量に対するエポキシ基の比率21モル%)を得た。
(比較例1〜3)
硬化性樹脂として、得られた部分アクリル化エポキシ樹脂及びビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセルユーシービー社製、「エベクリル3700」)と、熱硬化剤としてマロン酸ジヒドラジド(粒子径2μm)と、光重合開始剤(ライトケミカル社製、「KR−02」)と、充填剤として球状シリカ(アドマテックス社製、「SO−C1」)と、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、「KBM403」)とを、遊星式攪拌装置(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて表2に記載した配合量となるように混合、攪拌した後、セラミック3本ロールを用いて更に均一に混合して液晶滴下工法用シール剤(硬化性樹脂全体におけるエポキシ基とアクリル基との合計量に対するエポキシ基の比率21モル%)を得た。
(比較例4〜6)
硬化性樹脂として、ビスフェノールA型エポキシアクリレート(ダイセルユーシービー社製、「エベクリル3700」)及びビスフェノールE型エポキシ樹脂(三井化学社製、「R−710」)と、熱硬化剤としてマロン酸ジヒドラジド(粒子径2μm)と、光重合開始剤(ライトケミカル社製、「KR−02」)と、充填剤として球状シリカ(アドマテックス社製、「SO−C1」)と、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、「KBM403」)とを、遊星式攪拌装置(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて表2に記載した配合量となるように混合、攪拌した後、セラミック3本ロールを用いて更に均一に混合して液晶滴下工法用シール剤(硬化性樹脂全体におけるエポキシ基とアクリル基との合計量に対するエポキシ基の比率21モル%)を得た。
(比較例7)
硬化性樹脂としてビスフェノールE型エポキシ樹脂(三井化学社製、「R−710」)と、熱硬化剤としてマロン酸ジヒドラジド(粒子径2μm)と、光重合開始剤(ライトケミカル社製、「KR−02」)と、充填剤として球状シリカ(アドマテックス社製、「SO−C1」)と、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、「KBM403」)とを、遊星式攪拌装置(シンキー社製、「あわとり練太郎」)を用いて表2に記載した配合量となるように混合、攪拌した後、セラミック3本ロールを用いて更に均一に混合して液晶滴下工法用シール剤を得た。
<評価>
実施例及び比較例で作製した液晶滴下工法用シール剤について、以下の評価を行った。結果を表1、2に示した。
(耐湿性の評価)
高圧水銀ランプを用いて100mW/cmの紫外線を30秒間照射して実施例及び比較例で得られたシール剤を硬化させ、次いで、120℃で1時間加熱してシール剤を熱硬化させ、厚さ300〜400μmの硬化フィルムを作製した。
得られた硬化フィルムをほぼ同じ大きさに揃え、121℃、2atmのPressure cookerに入れ、48時間後のフィルムの吸水率を測定し、耐湿性を評価した。吸水率が2%未満である場合を「◎」、吸水率が2%以上かつ4%未満である場合を「○」、吸水率が4%以上かつ6%未満である場合を「○△」、吸水率が6%以上かつ8%未満である場合を「△」、吸水率が8%以上である場合を「×」とする5段階で評価を行った。
(液晶表示パネルの作製)
配向膜及び透明電極付き基板の一方に、実施例及び比較例で得られた液晶表示素子用シール剤を長方形の枠を描く様にディスペンサーで塗布した。次に、液晶(メルク社製、「ZN−5001LA」)を滴下し、もう一方の基板を貼り合わせ、高圧水銀ランプを用いて100mW/cmの紫外線を30秒間照射して液晶表示素子用シール剤を硬化させ、次いで、120℃で1時間加熱してシール剤を熱硬化させ、液晶表示パネルを作製した。
(色むらの評価)
得られた液晶表示パネル(サンプル数5個)を、温度80℃、湿度90%のオーブンに入れ、72時間後のパネルにおけるシール剤付近の液晶配向乱れを目視によって確認した。配向乱れは表示部の色むらより判断しており、色むらが全くない場合を「◎」、色むらがかなりある場合を「×」とし、色むらの程度が増すのに対応して、順に、「◎」、「○」、「○△」、「△」、「×」とする5段階で評価を行った。なお、評価が「◎」、「○」、「○△」の液晶表示パネルは実用に問題のないレベルのものである。
(接着性の評価)
図1に示すように、ガラス基板1(150mm×150mm)に端から30mm内側四方に、実施例及び比較例で得られた液晶表示素子用シール剤2をディスペンスし、ガラス基板1’(110mm×110mm)を真空下で重ねて貼り合わせた。高圧水銀ランプを用いて100mW/cmの紫外線を30秒間照射して液晶表示素子用シール剤を硬化させ、次いで、120℃で1時間加熱してシール剤を熱硬化させ、接着試験片を得た。
得られた接着試験片の基板の端部を半径5mmの金属棒3を使って5mm/minの速度で押し込んだときに、パネル剥がれが起こる際の強度(Kgf)を測定し、接着力(kg/cm)を算出した。接着力が15kg/cm以上である場合を「◎」、接着力が13kg/cm以上かつ15kg/cm未満である場合を「○」、接着力が10kg/cm以上かつ13kg/cm未満である場合を「△」、接着力が10kg/cm未満である場合を「×」とする4段階で評価を行った。
Figure 2011090213
Figure 2011090213
本発明によれば、耐湿性に優れ、高温高湿の環境下であっても液晶汚染を引き起こすことがほとんどなく、液晶表示において色むらが少ない液晶表示素子に用いることができる液晶滴下工法用シール剤を提供することができる。また、本発明によれば、該液晶滴下工法用シール剤を用いてなる上下導通材料及び液晶表示素子を提供することができる。
1,1’ ガラス基板
2 液晶滴下工法用シール剤
3 金属棒

Claims (6)

  1. 硬化性樹脂と熱硬化剤とを含有する液晶滴下工法用シール剤であって、
    前記硬化性樹脂は、エポキシ基と(メタ)アクリル基とを有する硬化性樹脂、及び/又は、エポキシ基を有する硬化性樹脂と(メタ)アクリル基を有する硬化性樹脂との混合物であり、
    前記熱硬化剤は融点が100℃以上である潜在性熱硬化剤であり、かつ、
    前記熱硬化剤の配合量は、前記硬化性樹脂のエポキシ基の当量に対して0.1当量以上、0.6当量未満である
    ことを特徴とする液晶滴下工法用シール剤。
  2. 熱硬化剤は、粒子径が0.1〜5μmであることを特徴とする請求項1記載の液晶滴下工法用シール剤。
  3. 熱硬化剤は、マロン酸ジヒドラジドを含有することを特徴とする請求項1又は2記載の液晶滴下工法用シール剤。
  4. 光重合開始剤を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の液晶滴下工法用シール剤。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の液晶滴下工法用シール剤と、導電性微粒子とを含有することを特徴とする上下導通材料。
  6. 請求項1、2、3又は4記載の液晶滴下工法用シール剤及び/又は請求項5記載の上下導通材料を用いてなることを特徴とする液晶表示素子。

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