JP2011090115A - 表示装置 - Google Patents

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裕一 大城
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Abstract

【課題】パネルの構造の複合化を要することなく、当該パネルを利用して照明用光源からの光が基板に沿って横方向に拡がることを解消することが可能な表示装置を提供することである。
【解決手段】表示装置に、表示面を有するパネルと、前記パネルの表示面上に配設される第1の照明対象体と、前記パネルを挟んでその表示面と反対の側に配置される回路基板と、前記回路基板上に実装され、前記第1の照明対象体を照明する第1の照明用光源とを備え、前記パネルは、前記表示面を有するパネル本体と、このパネル本体の裏側で前記回路基板に対して略直交する姿勢で設けられ、かつ、前記回路基板の表面に対して隙間をおいて対向する端面を有し、前記第1の照明用光源からの光を遮る第1遮光壁と、前記第1遮光壁の前記第1の照明用光源と対向する側と反対側に、前記第1遮光壁と間隙をおいて設けられる第2遮光壁とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両の車室内等に設けられる表示装置に関するものである。
自動車のオーディオ操作パネルやエアコン操作パネル等には、夜間にその操作部位や表示内容を明確にするための照明機能が与えられる。このような照明のために、インジケータレンズ等の照明対象体がパネルに設けられる一方、当該パネルの裏側に、LED等の照明用光源が実装された回路基板が配置される表示装置が用いられている。この表示装置において、照明を適切に機能させるためには、照明用光源からの光が照明対象体のみに入射することが好ましい。照明用光源からの光が基板に沿って横方向に拡がると、適切な照明が阻害されるおそれがある。
例えば、照明対象体に隣接する位置に他の照明対象体がある場合、照明用光源から横方向に漏れた光が、該他の照明対象体の照明に影響を与えるおそれがある。
あるいは、押圧操作されるノブがパネルに組み付けられている場合には、該ノブの周囲の隙間から光が漏れるおそれもある。
そこで、従来は、例えば図9に示すような遮光壁90をパネル側に一体に成形し、この遮光壁90を回路基板94上の第1の照明用光源91と第2の照明用光源92との間に介在させる技術が知られている。この技術では、遮光壁90の端面90aと前記回路基板94の表面とがちょうど接触するように当該遮光壁90の形状を設定するのが理想であるが、このような設定をした場合、前記パネルと前記回路基板94との間の相対位置のばらつきにより前記遮光壁90が前記回路基板94に突き当たってしまって組付けが不能となるおそれがある。従って、現実には図9に示すように遮光壁90の端面90aと回路基板94の表面との間に隙間96を置かざるを得ず、この隙間96を通じて前記第1の照明用光源91からの光が前記遮光壁90の外側に漏れる場合がある。
例えば、前記照明用光源91、92が、それぞれ、LED(発光ダイオード)からなる光源本体91a,92aと、その発する光に色を与えるためのラバー等からなるキャップ97,98とからなり、これらのキャップ97,98が前記光源本体91a,92aの発光面上に被着されるような場合、当該キャップ97、98は、それぞれ、前記光源本体91a、92aからの光を拡散させる作用もあるため、前記第1の照明用光源91の光源本体91aからの光のうち回路基板94の表面側に拡散した光が前記隙間96側に入射してこの隙間96内または当該隙間96の近傍の領域で前記回路基板94の表面上で反射されることにより、当該第1の照明用光源91からの光が前記遮光壁90の外側に漏れるおそれがある。
このような不都合を解決するための手段として、例えば特許文献1の第1図には、パネル側に当該パネルの本体の材料よりも弾性変形しやすい材料からなる遮光壁を付加し、この遮光壁を弾性変形させながら回路基板の表面に密着させることにより、前記隙間をなくす技術が開示されている。この技術によれば、前記パネルと前記回路基板との相対位置のばらつきが前記遮光壁の弾性変形によって吸収される。
特開平10−49084号公報
前記特許文献1の第1図に開示されるパネルは、パネル本体と、その構成材料とは別の弾性材からなる遮光壁とを組み合わせた複合体であるため、当該パネル全体の構造が複雑となり、生産性が低下するという不都合がある。その一方、パネル全体にはある程度の剛性が要求されるため、当該パネル全体を弾性変形しやすい材料で構成することは困難である。
本発明は、このような事情に鑑み、パネルに特別な弾性部材等を付加することなく、このパネルを利用して、照明用光源からの光が基板に沿って横方向に拡がることを解消することが可能な表示装置を提供することを目的とする。
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明に係る表示装置は、表示面を有するパネルと、前記パネルの表示面上に配設される第1の照明対象体と、前記パネルを挟んでその表示面と反対の側に配置される回路基板と、前記回路基板上に実装され、前記第1の照明対象体を照明する第1の照明用光源とを備え、前記パネルは、前記表示面を有するパネル本体と、このパネル本体の裏側で前記回路基板に対して略直交する姿勢で設けられ、かつ、前記回路基板の表面に対して隙間をおいて対向する端面を有し、前記第1の照明用光源からの光を遮る第1遮光壁と、前記第1遮光壁の前記第1の照明用光源と対向する側と反対側に、前記第1遮光壁と間隙をおいて設けられる第2遮光壁とを有し、この第2遮光壁は、前記第1遮光壁の端面と前記回路基板の表面との隙間の近傍において当該回路基板の表面で反射することにより当該隙間を通じて前記第1遮光壁の外側に漏れ出た光を遮って、前記第2遮光壁の外側に漏れるのを阻止するように配置されることを特徴とする。
このような構成の表示装置によれば、第1の照明用光源から発せられる光が回路基板の表面と第1遮光壁との隙間の近傍において当該回路基板の表面で反射して当該第1遮光壁の外側に漏れても、第2遮光壁が、当該光を遮って、前記第2遮光壁の外側に漏れるのを阻止する。従って、パネルにその本体部分の材料とは別の弾性材料からなる遮光壁を付加しなくても、当該パネルを利用して、第1の照明用光源からの光が基板に沿って横方向へ拡がること、すなわち、第1の照明用光源から前記第2遮光壁の外側への光の漏れをより確実に防ぐことができる。
また、上述の表示装置において、前記パネルの表示面上に、前記第1の照明対象体と並ぶようにさらに配設される第2の照明対象体と、前記回路基板上にさらに実装され、前記第2の照明対象体を照明する第2の照明用光源とをさらに備え、前記第2遮光壁は、前記第1遮光壁と前記第2の照明用光源との間に介在し、前記第1遮光壁の端面と前記回路基板の表面との隙間の近傍において当該回路基板の表面で反射することにより当該隙間を通じて前記第1遮光壁の外側に漏れ出た光が前記第2の照明用光源側に侵入するのを阻止することを特徴とする。
このような構成の表示装置によれば、第1の照明用光源から発せられる光が回路基板の表面と第1遮光壁との隙間の近傍において当該回路基板の表面で反射して当該第1遮光壁の外側に漏れても、この光が第2の照明用光源側に到達することが、この第2の照明用光源と前記第1遮光壁との間に介在する第2遮光壁によって阻止される。従って、パネルにその本体部分の材料とは別の弾性材料からなる遮光壁を付加しなくても、当該パネルを利用して第1の照明用光源から第2の照明用光源側への光の漏れをより確実に防ぐことができる。
さらに、これら上述の表示装置において、前記第1の照明対象体は、前記パネルの表示面側から押圧操作を受けることによりその押圧操作方向に移動することが可能となるように前記パネルに保持される押圧操作部材に組込まれ、前記第2遮光壁の少なくとも一部は、前記押圧操作部材を前記押圧操作方向に案内する案内壁を兼ねることを特徴とする。
このような構成によれば、第1遮光壁の外側に位置する第2遮光壁を、両照明対象体が組み込まれた押圧操作部材の案内壁として利用することにより、構造の簡素化を図ることができる。
さらに、これら上述の表示装置において、前記パネルは、さらに、前記第1遮光壁と前記第2遮光壁との間隙を前記パネル本体側から塞ぐことにより当該間隙から当該パネル本体側に前記第1の照明用光源からの光が漏れるのを阻止する第3遮光壁を有することを特徴とする。
このような構成によれば、前記第1の照明用光源から発せられた光が前記第1遮光壁と前記第2遮光壁との間隙からパネル本体側に抜けるのも阻止することができ、これにより、第1の照明用光源からの光の漏れの防止をより確実にすることができる。
さらに、これら上述の表示装置において、前記第1遮光壁は前記第1の照明用光源を囲む筒状をなし、前記第2遮光壁は前記第1遮光壁を囲む筒状をなすことを特徴とする。
このような構成によれば、第1の照明用光源からの光の漏れの防止をその全周にわたって確実にすることができる。
本発明に係る表示装置は、表示面を有するパネルと、前記パネルの表示面上に配設される第1の照明対象体と、前記パネルを挟んでその表示面と反対の側に配置される回路基板と、前記回路基板上に実装され、前記第1の照明対象体を照明する第1の照明用光源とを備え、前記パネルは、前記表示面を有するパネル本体と、このパネル本体の裏側に設けられた遮光壁とを有し、この遮光壁は、前記パネル本体から前記回路基板に対して略直交する方向に前記回路基板の表面の手前側の位置まで延び、前記第1の照明用光源を遮る第1遮光板と、この第1遮光板から前記回路基板の表面と略平行な方向に延び、この回路基板の表面との間に当該回路基板の表面に沿って広がる隙間を形成して、前記遮光壁の外側へ光が漏れるのを阻止する第2遮光板とを有することを特徴とする。
このような構成によれば、遮光壁の第2遮光板と回路基板の表面との間に当該回路基板の表面に沿って広がる隙間が形成されるため、この隙間内に第1の照明用光源から発せられる光が進入しても当該隙間内で前記回路基板の表面と前記第2遮光板との間で繰返し乱反射することにより吸収される。従って、前記第1の照明用光源から遮光壁の外側への光の漏れが有効に抑止される。
また、上述の表示装置において、前記パネルの表示面上に、前記第1の照明対象体と並ぶようにさらに配設される第2の照明対象体と、前記回路基板上にさらに実装され、前記第2の照明対象体を照明する第2の照明用光源とをさらに備え、前記遮光壁は、第1遮光壁と前記第2の照明用光源との間に介在することを特徴とする。
このような構成によれば、遮光壁の第2遮光板と回路基板の表面との間に当該回路基板の表面に沿って広がる隙間が形成されるため、この隙間内に第1の照明用光源から発せられる光が進入しても当該隙間内で前記回路基板の表面と前記第2遮光板との間で繰返し乱反射することにより吸収される。従って、この遮光壁から第2の照明用光源側への光の漏れが有効に抑止される。
さらに、これら上述の表示装置において、前記第1遮光板は、前記第1の照明用光源を囲む筒状をなすことを特徴とする。
このような構成によれば、第1の照明用光源からの光の漏れの防止をその全周にわたって確実にすることができる。
本発明によれば、パネルの構造の複合化を要することなく、当該パネルを利用して照明用光源からの光が基板に沿って横方向に拡がることを解消することができる。
本発明に係る表示装置の実施の形態1の正面図である。 (a)は図1のII−II線断面図、(b)は(a)の要部を拡大した図である。 図1のIII−III線断面図である。 本発明に係る表示装置の実施の形態1の変形例の正面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 (a)は本発明に係る表示装置の実施の形態2の断面図、(b)は(a)の要部を拡大した図である。 (a)は本発明に係る表示装置の実施の形態3の断面図、(b)は(a)の要部を拡大した図である。 従来の表示装置の断面図である。
以下、本発明にかかる実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る表示装置の実施の形態1の正面図である。図2(a)は、図1のII−II線断面図、(b)は(a)の要部を拡大した図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。
図1に示す表示装置は、例えば、自動車のインストゥルメントパネルに組み込まれる電子機器に設けられるものであり、押圧操作部材1と、回路基板2と、パネル3とを備える。
前記パネル3は、内側パネル材3Aと、その外側に配置される外側パネル材3Bとを備える。これらのパネル材3A,3Bは遮光性を有し、そのうち外側パネル材3Bが本発明にいう「パネル本体」を構成する。この外側パネル材3Bの表面は、例えば自動車の車室内に臨む表示面35を構成する。なお、本発明に係る「パネル」はその全体が単一の部材により一体に形成されたものでもよい。
前記回路基板2は、前記表示面35と反対の側すなわち前記パネル3の裏側に配置される。この回路基板2の表側面(パネル3側を向く面)上の適所には、図2および図3に示すようなスイッチ25並びに第1光源(第1の照明用光源)21及び第2光源(第2の照明用光源)22が実装されている。
前記スイッチ25は、前記押圧操作部材1を介して前記パネル3の表側から押圧操作を受けることが可能であり、その押圧操作によって切換作動する。具体的に、このスイッチ25は、前記パネル3側を向く被押圧面25aを有し、この被押圧面25aがパネル3の表側から回路基板2に向かって押圧操作されることにより、当該スイッチ25に割り当てられた回路のオンオフを行うとともに、前記第1光源21または前記第2光源22の点灯/消灯の切換を行う。
前記第1光源21および前記第2光源22は、後述のように前記押圧操作部材1に含まれる第1の照明対象体及び第2の照明対象体をそれぞれ個別に裏側から照明するためのものである。この実施の形態では、図2(b)及び図3(b)に示すように、前記第1光源21及び前記第2光源22は、それぞれ、LED等からなって前記回路基板2上に実装される光源本体21a,22aと、各光源本体21a,22aの発光面上に被着されるキャップ21b,22bとを有する。これらのキャップ21b,22bは例えば着色されたラバーからなり、前記光源本体21a,22aの発する光に色を与える。
なお、本発明において各照明用光源の種類や具体的構造は特に限定されない。少なくとも第1の照明用光源からの光が回路基板の表面側に入射する可能性があるものについて広く本発明の適用が可能である。
前記押圧操作部材1は、パネル3の表側から指等による押圧操作を受け、かつ、その押圧操作方向に移動することで当該押圧操作の力を前記スイッチ25の被押圧面25aに伝達するものである。この実施の形態では、当該押圧操作部材1は、前記第1の照明対象体に相当する透光部11dを含む押圧操作部材本体11と、前記第2の照明対象体に相当するインジケータレンズ12とを有する。
前記押圧操作部材本体11は、前記回路基板2と略平行な操作面15を有する被押圧壁11aと、この被押圧壁11aの周縁から前記回路基板2に向かって延びる側壁11bとを一体に有し、前記操作面15が受ける押圧操作の方向に移動可能となるように前記パネル3に保持される。具体的には前記外側パネル材3Bに開口部を囲む枠36が形成され、この枠36の内側に前記押圧操作部材1が嵌め込まれる。そして、この押圧操作部材1の前記押圧操作の方向の移動に伴って前記側壁11bの特定の部位が前記スイッチ25の被押圧面25aを押圧するように、当該押圧操作部材1及び当該スイッチ25の配設位置が設定されている。
図1および図2(a)に示すように、前記押圧操作部材本体11と前記枠36との間には、適当な寸法の隙間36aが確保される。この隙間36aの寸法は、前記押圧操作部材本体11が前記操作面15が受ける押圧操作の方向に移動可能で、かつ、枠36と前記押圧操作部材本体11とが互いに突き当たらないように設定されている。
前記第1の照明対象体に相当する透光部11dは、前記被押圧壁11aに設けられている。具体的に、この被押圧壁11aのうち表示すべき文字や図形を形成する特定の部位(この実施の形態では文字「AUTO」の形状をなす部位)にのみ局所的に透光性が与えられており、この部位が前記第1の照明対象体である透光部11dを構成する。具体的に、前記押圧操作部材本体11は、透光性を有する樹脂により成型された基材と、この基材のうち前記被押圧壁11aに相当する部分の表面に施された遮光性を有する塗装膜とを有し、この塗装膜のうち前記文字「AUTO」の形状をなす部位が局所的に除去されることにより、前記第1の照明対象体が形成されている。この第1の照明対象体の位置は、前記第1光源21から発せられる光により裏側から照明される位置に設定されている。
なお、本発明において、前記照明対象体の具体的構造および配設位置は上記に限定されない。例えば、前記第1の照明対象体及び前記第2の照明対象体は、共通の押圧操作部材に組み込まれていなくてもよく、それぞれ独立して前記表示面35上の適当な位置に配列されてもよい。さらに、前記照明対象体は、透光部11dやインジケータレンズ12に限られず、例えば、単なる透明板で構成されてもよい。
前記インジケータレンズ12は、前記押圧操作の方向と平行な方向に延び、同方向に前記押圧操作部材本体11を貫くように当該押圧操作部材本体11に組み付けられる。このインジケータレンズ12は、例えばアクリル樹脂のように導光性を有する材料により構成され、前記第2光源22が発する光を前記操作面15側に導く機能を有する。
この装置の特徴として、前記パネル3を構成する内側パネル材3Aは、図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)に示すような第1遮光壁31及び第2遮光壁32を一体に含む。これらの遮光壁31,32は、前記第1光源21から発せられた光が外側に漏れ出るのを防ぐためのものである。
前記第1遮光壁31は、パネル本体を構成する内側パネル材3Aの裏側で回路基板2に対して略直交する姿勢で、当該回路基板2上の第1遮光壁31と第2光源22との間に介在する。この第1遮光壁31は、前記回路基板2の表面に対して対向する第1端面31aを有する。この実施の形態では、前記第1遮光壁31は前記第1光源21を全周にわたって囲む筒状(図では四角筒状)をなす。
図2(b)に示すように、この第1端面31aと前記回路基板2の表面との間には、適当な寸法の隙間23が確保される。この隙間23の寸法は、前記回路基板2が前記パネル3に組み付けられる際の両者の相対位置のばらつきを考慮して、当該ばらつきにかかわらず両者が互いに突き当たらないように設定されている。
前記第2遮光壁32は、前記第1遮光壁31の前記第1の光源21と対向する側と反対側に、前記第1遮光壁31と間隙をおいて配置される。従って、この第2遮光壁32の特定の部位は前記第1遮光壁31と第2光源22との間に介在する。この第2遮光壁32は、前記第1遮光壁31をその外側から全周にわたり囲む筒状(図では四角筒状)をなす。この第2遮光壁32も、前記第1遮光壁31と同様に、回路基板2の表面に対して所定の隙間をおいて対向する第2端面32aを有する。さらに、この実施の形態に係る第2遮光壁32は、中空の押圧操作部材1における側壁11bのすぐ内側に位置する形状を有し、当該側壁11bを前記押圧操作方向に案内する案内壁としても機能する。具体的には、前記第2遮光壁32の外側面にはツメ50が設けられると共に、前記ツメ50に対応する前記側壁11bの所定位置に、前記押圧操作方向に適当な寸法を有するツメ孔51が設けられる。前記ツメ50が前記ツメ孔51に内側から嵌めこまれることで、前記側壁11bは、前記第2遮光壁32によって前記ツメ孔51の寸法分だけ前記押圧操作方向に移動可能となるように保持される。このように、前記第2遮光壁32が前記側壁11bを前記押圧操作方向に案内する案内壁としても機能することは、装置全体の構造のさらなる簡素化に寄与する。
次に、この実施の形態1に係る第1遮光壁31および第2遮光壁32の作用について説明する。
前記第1遮光壁31は、基本的に、第1光源21から発せられる光の透過を阻むことにより、該光が第1光源21の周囲に漏れることを防ぐ。さらに、前記第1遮光壁31は、前記第1光源21と前記第2光源22との間に介在するため、第1光源21から発せられる光が第2光源22側に漏れて当該第2光源22からの光と交錯することを防ぐ。ただし、この第1光源21の第1端面31aと回路基板2の表面との間には隙間23が存在するため、当該第1光源21からの光のうち前記隙間23内またはその近傍領域で前記回路基板2の表面に入射した光は、当該表面で反射して第1遮光壁31の外側に漏れ出る可能性がある。
しかしながら、この表示装置では、前記隙間23を通じて漏れ出る光があっても、前記第1遮光壁31のさらに外側に存在するようにパネル3に形成された第2遮光壁32が当該光を遮ることにより(図2(b)参照)、当該光が当該第2遮光壁32の外側に漏れ出すことを防止する。このように、この表示装置では、前記第1光源21からの光が基板に沿って横方向に拡がることを解消することができる。したがって、第1光源21からの光が隙間36aから表示装置の外側に漏れることや、第1光源21からの光がインジケータレンズ12に影響を与えること(例えば、第1光源21からの光が第2光源22からの光に干渉することなど)を有効に抑制することができる。
このように、この実施の形態に係る装置では、第1遮光壁31と回路基板2の表面との間に隙間23が介在してこの隙間23から第1光源21側の光が漏れ出る可能性のあることを前提とし、その漏れ出た光を遮る第2遮光壁32が前記第1遮光壁31とともに同じパネル3に設けられるものであるため、前記隙間23を塞ぐ必要はなく、従って、この隙間23をなくすために回路基板2に対して圧接するように弾性変形可能な部材をパネル3側に追加的に設ける必要がない。従って、この装置では、パネル3にその母材とは別の弾性材を付加することなく、第1光源21からの光が表示装置の外側に漏れ出ることや、第2光源22側の光に干渉することを有効に抑止することができる。
なお、両遮光壁31,32は必ずしも筒状でなくてもよく、少なくとも漏れ防止が求められる方向について設けられていればよい。例えば、この実施の形態では、第1光源21と第2光源22との間に介在するものであればよい。ただし、前記のように第1遮光壁31が第1光源21を囲む筒状をなし、第2遮光壁32が第1光源21を囲む筒状をなすものであれば、第1光源21からの光の漏れの防止をその全周にわたって確実にすることができる利点がある。
ただし、本発明は、複数の光源および複数の照明対象体を具備するものに限られない。例えば、図4〜6のように、インジケータレンズ12が存在しないものでも、第1遮光壁31および第2遮光壁32の存在によって、光の横漏れ防止を可能とすることで、他の部位に与える影響、例えば、隙間36aからの装置外側への光の漏れを防止できる。
<実施の形態2>
図7は、本発明に係る表示装置の実施の形態2の断面図である。
実施の形態2における表示装置も、図7に示すように、押圧操作部材1と、回路基板2と、パネル本体3とを備える。この実施の形態2が前記実施の形態1と異なる点は次のとおりである。
a)第1光源21により照明される第1の照明対象体は、実施の形態1と同じく押圧操作部材1に設けられるが、第2光源22により照明される第2の照明対象体は、前記押圧操作部材1から離れた別の図略の位置に設けられている。
b)パネル3は、前記第1遮光壁31及び前記第2遮光壁32に加えて第3遮光壁33をさらに有する。
この第3遮光壁33は、第1遮光壁31と第2遮光壁32との間隙をパネル本体3側(図7(a)、(b)では上側)から塞ぐことにより、当該間隙から当該パネル本体3側に第1光源21からの光が漏れるのを阻止する。具体的に、前記実施の形態1において前記第1遮光壁31の第1端面31aと回路基板2の表面との隙間23を通じて漏れ出た光は、第2遮光壁32の内側面で反射されるが、この反射を繰り返して両遮光壁31,32同士の間隙からパネル本体側に抜け出る可能性がないとはいえない。これに対し、実施の形態2に係る装置は、第1遮光壁31と第2遮光壁32との間隙をパネル本体3側から塞ぐ第3遮光壁33を有するので、第1光源21からの光が前記間隙内で両遮光壁31,32間での反射を繰り返したとしても、図7(b)に示すように、当該光がパネル本体側に抜け出ることを前記第3遮光壁33によって防ぐことができる。従って、第1光源21からの光が、表示装置の外側に漏れることや、第2光源22側の光に干渉することがより有効に抑止される。
なお、この第3遮光壁33による効果が、前記実施の形態1のように共通の押圧操作部材1に第1の照明対象体及び第2の照明対象体の双方が組み込まれるものにおいても有効に得られることは、いうまでもない。
さらに、この第3遮光壁33による効果が、複数の光源および複数の照明対象体を具備するものに限られないことは、いうまでもない。
<実施の形態3>
図8は、本発明に係る表示装置の実施の形態3の断面図である。
実施の形態3における表示装置も、前記実施の形態2に係る装置と同様、押圧操作部材1と、回路基板2と、パネル3とを備える。しかし、パネル3は、前記実施の形態2における第1遮光壁31と第2遮光壁32と第3遮光壁33とに代えて、第1遮光板341及び第2遮光板342を遮光壁34を有する点で、実施の形態3は実施の形態2とは異なる。遮光壁34は、第1遮光板341と第2遮光板342とを有する。
前記第1遮光板341は、パネル3におけるパネル本体30の裏側で回路基板2上の第1光源21と第2光源22との間に介在し、パネル本体30側から回路基板2に対して略直交する方向に回路基板2の表面の手前側の位置まで延びる。
前記第2遮光板342は、第1遮光板341の端部(回路基板2側の端部)から回路基板2の表面と略平行な方向に延び、図7(b)に示すように、この回路基板2の表面との間に隙間23′を形成する。この隙間23′は、当該回路基板2の表面に沿って広がるものであるため、この隙間23′内に前記第1光源21からの光が入射したとしても、この光は、当該隙間23′内で回路基板2の表面と第2遮光板342との間で繰返し乱反射することにより、吸収される。従って、この実施の形態3では、単一の遮光壁34のみによっても、前記隙間23′の存在にかかわらずこの隙間23′を通じて第1光源21からの光が漏れることを防止できるので、第1光源21からの光が表示装置の外側に漏れることや、第2光源22側に漏れ出すのを有効に抑止することができる。
この実施の形態3において、前記遮光壁34は、前記押圧操作部材1を押圧操作方向に案内する案内壁として兼用されるものであってもよい。このような構成によれば、装置全体の構造のさらなる簡素化に寄与する。
さらに、他の実施の形態において、第1遮光板341は第1光源21を囲む筒状をなしていてもよい。このような構成によれば、第1光源21からの光の漏れの防止をその全周にわたって確実にすることができる。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
1 押圧操作部材
11 押圧操作部材本体
11d 透光部(第1の照明対称体)
12 インジケータレンズ(第2の照明対象体)
2 回路基板
21 第1光源(第1の照明用光源)
22 第2光源(第2の照明用光源)
23,23′ 隙間
3 パネル本体
31 第1遮光壁
31a 第1端面
32 第2遮光壁
32a 第2端面
33 第3遮光壁
34 遮光壁
341 第1遮光板
342 第2遮光板
35 表示面
36a 隙間
50 ツメ
51 ツメ孔

Claims (8)

  1. 表示面を有するパネルと、
    前記パネルの表示面上に配設される第1の照明対象体と、
    前記パネルを挟んでその表示面と反対の側に配置される回路基板と、
    前記回路基板上に実装され、前記第1の照明対象体を照明する第1の照明用光源とを備え、
    前記パネルは、前記表示面を有するパネル本体と、このパネル本体の裏側で前記回路基板に対して略直交する姿勢で設けられ、かつ、前記回路基板の表面に対して隙間をおいて対向する端面を有し、前記第1の照明用光源からの光を遮る第1遮光壁と、前記第1遮光壁の前記第1の照明用光源と対向する側と反対側に、前記第1遮光壁と間隙をおいて設けられる第2遮光壁とを有し、この第2遮光壁は、前記第1遮光壁の端面と前記回路基板の表面との隙間の近傍において当該回路基板の表面で反射することにより当該隙間を通じて前記第1遮光壁の外側に漏れ出た光を遮って、前記第2遮光壁の外側に漏れるのを阻止するように配置されることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置において、
    前記パネルの表示面上に、前記第1の照明対象体と並ぶようにさらに配設される第2の照明対象体と、
    前記回路基板上にさらに実装され、前記第2の照明対象体を照明する第2の照明用光源とをさらに備え、
    前記第2遮光壁は、前記第1遮光壁と前記第2の照明用光源との間に介在し、前記第1遮光壁の端面と前記回路基板の表面との隙間の近傍において当該回路基板の表面で反射することにより当該隙間を通じて前記第1遮光壁の外側に漏れ出た光が前記第2の照明用光源側に侵入するのを阻止することを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1または2記載の表示装置において、
    前記第1の照明対象体は、前記パネルの表示面側から押圧操作を受けることによりその押圧操作方向に移動することが可能となるように前記パネルに保持される押圧操作部材に組込まれ、
    前記第2遮光壁の少なくとも一部は、前記押圧操作部材を前記押圧操作方向に案内する案内壁を兼ねることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置において、
    前記パネルは、さらに、前記第1遮光壁と前記第2遮光壁との間隙を前記パネル本体側から塞ぐことにより当該間隙から当該パネル本体側に前記第1の照明用光源からの光が漏れるのを阻止する第3遮光壁を有することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第1遮光壁は前記第1の照明用光源を囲む筒状をなし、前記第2遮光壁は前記第1遮光壁を囲む筒状をなすことを特徴とする表示装置。
  6. 表示面を有するパネルと、
    前記パネルの表示面上に配設される第1の照明対象体と、
    前記パネルを挟んでその表示面と反対の側に配置される回路基板と、
    前記回路基板上に実装され、前記第1の照明対象体を照明する第1の照明用光源とを備え、
    前記パネルは、前記表示面を有するパネル本体と、このパネル本体の裏側に設けられた遮光壁とを有し、この遮光壁は、前記パネル本体から前記回路基板に対して略直交する方向に前記回路基板の表面の手前側の位置まで延び、前記第1の照明用光源を遮る第1遮光板と、この第1遮光板から前記回路基板の表面と略平行な方向に延び、この回路基板の表面との間に当該回路基板の表面に沿って広がる隙間を形成して、前記遮光壁の外側へ光が漏れるのを阻止する第2遮光板とを有することを特徴とする表示装置。
  7. 請求項6記載の表示装置において、
    前記パネルの表示面上に、前記第1の照明対象体と並ぶようにさらに配設される第2の照明対象体と、
    前記回路基板上にさらに実装され、前記第2の照明対象体を照明する第2の照明用光源とをさらに備え、
    前記遮光壁は、第1遮光壁と前記第2の照明用光源との間に介在することを特徴とする表示装置。
  8. 請求項6または7記載の表示装置において、
    前記第1遮光板は、前記第1の照明用光源を囲む筒状をなすことを特徴とする表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013228444A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 表示装置
CN104854648A (zh) * 2012-12-06 2015-08-19 株式会社电装 显示装置
JP2019030553A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 株式会社オリンピア 遊技機

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