JP2011089702A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】貯湯タンクの自然放熱による湯の温度低下を低減し、夜間電気料金を適用することができない使用者であっても、ランニングコストを低く抑えた貯湯式の給湯を行うことができる給湯システムを提供する。
【解決手段】貯湯タンク31と、貯湯タンク31内の湯水をヒートポンプ70により加熱する加熱機と、貯湯タンク31内の湯水を導出する出湯管2を流れる湯水をバーナ12の燃焼により加熱する湯沸し器10と、運転制御手段20,50,80とを備える。運転制御手段は、複数の時間帯毎にタンク出湯量を採取し、各タンク出湯量に第1の補正係数を掛けた補正タンク出湯量から所定の日数における各時間帯毎の平均出湯量を算出し、更に、補正タンク出湯量の所定の日数間における総出湯量を算出し、総出湯量に基づいて貯湯タンクの湯水の沸き上げ温度を設定すると共に、その沸き上げ設定温度に対応する第2の補正係数で各時間帯の平均給湯量を除して求めた目標貯湯量により沸き上げ動作を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内部の湯水がヒートポンプを用いて加熱される貯湯タンクを備える給湯システムに関する。
従来、湯水を貯湯タンクに貯留しておき、貯湯タンクからの出湯により給湯を行う貯湯式給湯装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。この種の貯湯式給湯装置はヒートポンプによって貯湯タンクの湯水の沸き上げが行われるが、この沸き上げ動作は一般に、夜間電気料金が適用される時間帯(例えば、23時〜7時の8時間)に行われる。即ち、夜間電気料金が適用される時間帯に、一日分の必要量或いは貯湯タンクの容量の全量の湯を貯留しておき、昼間の給湯においては貯湯タンクに貯留された湯を使用する。このように、昼間の電気料金に比べて安価な夜間電気料金が適用される時間帯に昼間に給湯される湯量を沸き上げては貯湯タンクに貯留しておくので、経済的に有利であるとされている。
特開2004−138299号公報
しかし、上記従来のものでは、昼間の給湯で湯切れが生じた(夜間電気料金が適用される時間帯に沸き上げた貯湯タンクの湯が不足した)ときには、追加の沸き上げ動作を昼間の電気料金が適用される時間帯に行わなければならない。更に、貯湯タンクは自然放熱による湯の温度低下があるため、夜間に沸き上げて貯湯タンクに溜めた湯の温度を昼間の時間帯の夕方まで(例えば12時間以上)維持するのが難しい。
また、現在、夜間電気料金は使用者が電力会社と契約することにより適用可能となっている。従って、夜間電気料金を適用することができない使用者(即ち、夜間であっても昼間と同じ従量制の電気料金を支払う所謂従量電灯契約が適用される使用者)が、夜間電気料金の適用を考慮した沸き上げ動作を行う従来の貯湯式給湯装置を使用した場合には、夜間に沸き上げる動作が行われても、電気料金が安価とならないばかりか、前述の貯湯タンクの自然放熱によって極めて不経済となる。
上記の点に鑑み、本発明は、貯湯タンクの自然放熱による湯の温度低下を低減し、夜間電気料金を適用することができない使用者であっても、ランニングコストを低く抑えた貯湯式の給湯を行うことができる給湯システムを提供することを目的とする。
本発明は、貯湯タンクと、該貯湯タンク内の湯水をヒートポンプにより加熱する加熱機と、前記貯湯タンク内の湯水を導出する出湯管と、前記貯湯タンク及び前記出湯管に接続された給水管と、前記出湯管と前記給水管との接続部より下流側の前記出湯管の途中に設けられ、前記出湯管を流れる湯水をバーナの燃焼により加熱する湯沸し器と、前記加熱機及び前記湯沸し器による給湯運転を制御する運転制御手段とを備える給湯システムにおいて、前記運転制御手段は、1日を単位時間毎に複数の時間帯に区分して各時間帯毎に貯湯タンクからの出湯量を採取するタンク出湯量採取手段と、該タンク出湯量採取手段により採取された各時間帯のタンク出湯量に、当該出湯量を採取したときの前記加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ温度に対応する第1の補正係数を乗じて各時間帯毎に補正タンク出湯量を算出する補正出湯量算出手段と、該補正出湯量算出手段により算出された各時間帯の補正タンク出湯量を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した各時間帯の補正タンク出湯量を用い、1日毎の予め設定された時刻に、所定の日数における同一時間帯毎の平均出湯量を算出する平均値算出手段と、所定の日数毎の予め設定された時刻に、前記記憶手段に記憶した各時間帯の補正タンク出湯量の所定の日数間における総出湯量を算出する総出湯量算出手段と、前記加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ温度を、前記総出湯量算出手段により算出された総出湯量が少ないほど低く設定する沸き上げ温度設定手段と、前記平均値算出手段により算出した各時間帯の平均給湯量を、前記沸き上げ温度設定手段により設定された沸き上げ温度に対応する第2の補正係数で除して貯湯タンクの各時間帯毎の目標貯湯量を算出する目標貯湯量算出手段と、各時間帯における前記貯湯タンクが、前記目標貯等量算出手段により算出した目標貯湯量となるように前記加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ動作を制御する沸き上げ制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、上記の構成によって、各採取時間帯で採取したタンク出湯量から得られる所定の日数(例えば7日)毎の平均出湯量を、沸き上げ運転を行うときの各時間帯での貯湯タンクの目標貯湯量とする。これにより、実際に使用者が給湯を行う時間帯(採取時間帯と同じ時間帯である)で使用者が必要とする分の湯量を合致させて供給することができる。
更に、加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ温度は、貯湯タンクからの出湯量を採取して、その所定の日数間(例えば先の1週間)における総出湯量が少ないほど低い温度に設定される。そして、ここで設定された沸き上げ温度は、それに続く所定の日数(これからの1週間)に亘って適用される。貯湯タンクからの出湯量は、給湯時に混入させる水の温度が低い場合に多くなり、給湯時に混入させる水の温度が低い場合に少なくなる。このことから、貯湯タンクからの出湯量を採取した際の所定の日数間における総出湯量を確認することで、冬場のように給水温度が低く出湯量が多くなる時期の使用であるか、夏場のように給水温度が高く出湯量が少なくなる時期の使用であるかが判断できる。そこで、前記タンク出湯量に基づいて、冬場のように出湯量が多くなるときに沸き上げ温度を高く設定し、夏場のように出湯量が少ないときには沸き上げ温度を低くすることにより、不要なエネルギ消費を抑えることができる。
ところで、先週の総出湯量に基づいて今週の沸き上げ温度が設定されるので、先週と今週とで沸き上げ設定温度が切り換わることがある。しかし、先週と今週とで沸き上げ設定温度が切り換わった場合には、先週採取された各時間帯のタンク出湯量(平均出湯量)を、今週の目標貯湯量としてそのまま用いると、沸き上げ設定温度の違いによって、目標貯湯量と実際のタンク出湯量とが合致しなくなる。具体的には、例えば、沸き上げ設定温度が85℃のときに採取した各時間帯のタンク出湯量(平均出湯量)を、その後、沸き上げ温度が75℃に設定を変更されて沸き上げ運転されているときの各時間帯に適用すると、貯湯タンク内に湯が余って無駄が生じることになる。或いは、沸き上げ設定温度が65℃のときに採取した各時間帯のタンク出湯量(平均出湯量)を、その後、沸き上げ温度が75℃に設定を変更されて沸き上げ運転されているときの各時間帯に適用すると、貯湯タンクに湯切れが生じることになる。
そこで、本発明においては、補正出湯量算出手段を設けて、タンク出湯量を採取したときの沸き上げ温度に対応する第1の補正係数を各時間帯のタンク出湯量に乗じて各時間帯毎に補正タンク出湯量を算出し、これを記憶手段に記憶する。そして、これらの補正タンク出湯量を各時間帯の沸き上げ運転に適用するときには、各時間帯の補正タンク出湯量による前記平均出湯量をその適用時点の沸き上げ温度に対応する第2の補正係数で除して各時間帯の目標貯湯量とする。具体的には、基準となる沸き上げ温度に対して高い沸き上げ温度で採取されたタンク出湯量には基準となる沸き上げ温度よりも高い温度を加味した数値である第1の補正係数を掛け、基準となる沸き上げ温度に対して低い沸き上げ温度で採取されたタンク出湯量には基準となる沸き上げ温度よりも低い温度を加味した数値である第1の補正係数を掛けることで、記憶手段に記憶される補正タンク出湯量は、常に基準となる沸き上げ温度に対応するタンク出湯量と同等となる。この補正タンク出湯量の平均出湯量を各時間帯に適用するときには、基準となる沸き上げ温度に比して高い沸き上げ温度が設定されている場合に前記平均出湯量(補正タンク出湯量)を高い温度が加味された数値である第2の補正係数で除して目標貯湯量とし、基準となる沸き上げ温度に比して低い沸き上げ温度が設定されている場合に前記平均出湯量(補正タンク出湯量)を低い温度が加味された数値である第2の補正係数で除して目標貯湯量とする。これにより、沸き上げ設定温度が切り換わってもその沸き上げ設定温度と目標貯湯量とが合致したものとなり、貯湯タンクにおける湯切れや湯余りを防止した沸き上げ運転を精度よく行うことができる。そして、使用者が、目標貯湯量を採取したときと同様な生活を繰り返していれば、実際に使用者が給湯を行う時間帯毎に貯湯タンク内の湯が使い切られるので無駄がなく、貯湯タンク内の湯の放熱が抑えられることと相俟って、夜間電気料金を適用することができない使用者(即ち、夜間であっても昼間と同じ従量制の電気料金を支払う所謂従量電灯契約が適用される使用者)であっても、ランニングコストを低く抑えることができる。また、万一、使用者が貯湯タンクの目標貯湯量を超えて給湯を行って貯湯タンクが湯切れ状態となっても、出湯管を流れる湯水を湯沸し器によって速やかに加熱することができるので、使用者が必要とする量の給湯を確実に行うことができる。
本発明の給湯システムの構成図。 タンクコントローラの機能的構成を示すブロック図。 給湯量を採取する時間帯と沸き上げ運転を行う時間帯との関係を示す図。 平均出湯量の算出手順を示すフローチャート。 目標貯湯量の算出手順を示すフローチャート。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1を参照して、本実施の形態の給湯システムは、瞬間加熱式の湯沸し器10と、タンクユニット30と、ヒートポンプユニット60とにより構成されている。
ヒートポンプユニット60(本発明の加熱機に相当する)は、圧縮機71、凝縮器72、減圧器73、及び蒸発器74を、冷媒循環路75で接続して構成されたヒートポンプ70を備えている。凝縮器72は、貯湯タンク31の上部及び下部に接続されたタンク循環路64と接続され、冷媒循環路75内の冷媒とタンク循環路64内の湯水とを熱交換させることによって、タンク循環路64内の湯水を加熱する。
タンク循環路64には、貯湯タンク31に貯められた湯水をタンク循環路64内に循環させるための循環ポンプ65と、凝縮器72から貯湯タンク31に供給される湯水の温度を検出する往きサーミスタ66と、貯湯タンク31から凝縮器72に供給される湯水の温度を検出する戻りサーミスタ41とが設けられている。
そして、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットであるヒートポンプコントローラ80に、往きサーミスタ66による温度検出信号が入力される。また、ヒートポンプコントローラ80から出力される制御信号によって、ヒートポンプ70と循環ポンプ65の作動が制御される。
ヒートポンプコントローラ80は、タンクコントローラ50と通信可能に接続され、タンクコントローラ50からの貯湯加熱指示信号を受信したときに、沸き上げ運転を行う。即ち、タンクコントローラ50から送信される沸き上げ設定温度を用い、往きサーミスタ66の検出温度及び戻りサーミスタ41の検出温度とに基づいて、循環ポンプ65とヒートポンプ70を作動させて貯湯タンク31内の湯水を設定された沸き上げ温度まで加熱する。
タンクユニット30は、貯湯タンク31と、貯湯タンク31の上部に接続された出湯管2と、貯湯タンク31の下部及び出湯管2に接続された給水管1と、湯沸し器10をバイパスして出湯管2を湯沸し器10の上流側と下流側で連通する出湯バイパス管37とを備えている。なお、図中符号3はカランを示している。
また、タンクユニット30は、貯湯タンク31からヒートポンプユニット60に供給される湯水の温度を検出する戻りサーミスタ41、貯湯タンク31に貯められた湯水の温度を検出する貯湯サーミスタ42a,42b,42c,42d,42eと、出湯管2の給水管1との接続箇所Xの上流側の付近に設けられた入湯サーミスタ33と、給水管1から貯湯タンク31への通水流量を検出するタンク水量センサ43と、給水管1に設けられた入水サーミスタ44と、貯湯タンク31から出湯管2に供給される湯水の流量を変更する湯量可変弁34と、給水管1から出湯管2に供給される水の流量を変更する水量可変弁35と、給水管1に設けられた逆止弁付きの減圧弁40と、出湯管2と給水管1との接続箇所Xと出湯バイパス管37との間に設けられた混合サーミスタ36と、出湯バイパス管37を開閉するバイパス弁38と、出湯バイパス管37と出湯管2との接続箇所Yの下流側に供給される湯水の温度を検出する給湯出口サーミスタ39とを備えている。
そして、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットであるタンクコントローラ50に、貯湯サーミスタ42a〜42e、入湯サーミスタ33、入水サーミスタ44、混合サーミスタ36、給湯出口サーミスタ39、及び戻りサーミスタ41による温度検出信号と、タンク水量センサ43による給水管1の通水流量の検出信号が入力される。また、タンクコントローラ50から出力される制御信号によって、湯量可変弁34と、水量可変弁35と、バイパス弁38の作動が制御される。
タンクコントローラ50は、戻りサーミスタ41及び貯湯サーミスタ42a〜42eの検出温度を監視し、各検出温度に基づいて、ヒートポンプコントローラ80に対して、上述した貯湯加熱指示信号を送信する。そして、これにより、貯湯タンク31内の湯水が、ヒートポンプユニット60によって設定された沸き上げ温度まで加熱される。
タンクコントローラ50には、使用者の操作に応じて、希望する給湯温度(出湯管2の出口から供給される湯の温度)と風呂温度(後述する湯張り管18を経由して浴槽に供給される湯の温度)を設定するための温度スイッチ(図示しない)や、一般給湯モード(後述する湯張り弁19を閉弁して出湯管2の出口から湯を供給するモード)と、湯張りモード(湯張り弁19を開弁して湯張り管18から浴槽に湯を供給するモード)とを切換えるためのモード切換スイッチ(図示しない)等を備えたリモコン51が接続されている。
出湯管2は貯湯タンク31の上部に接続され、給水管1は貯湯タンク31の下部に接続されている。そのため、貯湯タンク31から出湯管2に湯水が供給されると、それに応じて、貯湯タンク31の下部に給水管1から水が供給される。給水管1から貯湯タンク31への水の供給量は、貯湯タンク31内の湯水の減少量(即ち貯湯タンク31からの出湯量)に対応しており、貯湯タンク31内は常に湯水で充填された状態となる。そして、貯湯タンク31からの出湯量は、タンク水量センサ43により検出される。
貯湯タンク31内では、上部に高温の湯の層ができると共に下部に水の層ができる(温度成層)。貯湯タンク31から出湯すると、それに伴って上部の高温の湯の層が減少する。貯湯タンク31には、上下方向に前記貯湯サーミスタ42a〜42eが配設され、各貯湯サーミスタ42a〜42eの位置に対応する貯湯量が予め分かっているので、各貯湯サーミスタ42a〜42eの温度を確認することで現在の貯湯量を把握することが可能である。
そして、最上位置の貯湯サーミスタ42aの検出温度が、リモコン51により設定された目標給湯温度(一般給湯モードではリモコン51により設定された給湯設定温度、湯張りモードではリモコン51により設定された風呂設定温度)以下となった場合、湯切れ状態となる。
なお、貯湯タンク31が湯切れ状態であるか否かの判断は、最上位置の貯湯サーミスタ42aの検出温度が予め設定された湯切れ判定温度以下であるときに、貯湯タンク31が湯切れ状態であるとすればよい。また、貯湯タンク31からの出湯量は、上述した通りタンク水量センサ43により把握することが可能である。
タンクコントローラ50は、湯切れが生じていない状態で、タンク水量センサ43により所定の下限流量以上の通水が検出されたときには、混合サーミスタ36又は給湯出口サーミスタ39の検出温度が目標温度となるように、湯量可変弁34と水量可変弁35の開度を制御する混合温調制御を行う。このとき、タンクコントローラ50は、一般給湯モードではバイパス弁38を開弁し、湯張りモードではバイパス弁38を閉弁する。
一方、湯切れが生じている状態で、タンク水量センサ43により下限水量以上の通水が検出されたときには、タンクコントローラ50は、バイパス弁38を閉弁して、貯湯タンク31の湯水(湯切れが生じていることにより比較的低い温度の湯水)を全て湯沸し器10に供給する。この場合には、湯沸し器10において加熱温調制御が実行される。
湯沸し器10は、出湯管2の途中に設けられた熱交換器11と、熱交換器11を加熱するバーナ12と、熱交換器11をバイパスして、出湯管2を熱交換器11の上流側と下流側で連通する給湯バイパス管13と、出湯管2と給湯バイパス管13の接続箇所Zの下流側で、浴槽(図示しない)と出湯管2を接続した湯張り管18とを備えている。
出湯管2には、熱交換器11側に供給される湯水の流量と給湯バイパス管13側に供給される湯水の流量との分配比を変更するバイパスサーボ14と、湯沸し器10に供給される湯水の流量を調節する水量サーボ15と、熱交換器11及び給湯バイパス管13に供給される湯水の流量を検出する給湯水量センサ21と、出湯管2と給湯バイパス管13の接続箇所Zの下流側に供給される湯の温度を検出する給湯器サーミスタ16と、逆止弁17とが設けられている。また、湯張り管18には、湯張り管18の通水流量を検出する湯張り水量センサ22と、湯張り管18を開閉する湯張り弁19とが備えられている。
そして、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットである給湯コントローラ20に、給湯器サーミスタ16による温度検出信号と、給湯水量センサ21による通水流量の検出信号と、湯張り水量センサ22による通水流量の検出信号とが入力される。また、給湯コントローラ20から出力される制御信号によって、バイパスサーボ14と、水量サーボ15と、バーナ12と、湯張り弁19の作動が制御される。
給湯コントローラ20は、タンクコントローラ50と通信可能に接続され、タンクコントローラ50から加熱許可を指示する信号を受信したときに加熱許可状態となる。そして、給湯水量センサ21により所定の下限流量以上の通水が検出されているときに、給湯器サーミスタ16の検出温度が目標給湯温度となるように、バーナ12の燃焼量を制御する加熱温調制御を実行する。また、タンクコントローラ50から加熱禁止を指示する信号を受信したときに加熱禁止状態となり、加熱温調制御の実行が禁止される。
また、給湯コントローラ20は、浴槽(図示しない)に所定量の湯を供給する湯張り運転を行なうとき(湯張りモード)には、湯張り弁19を開弁して、湯張り水量センサ22により検出される浴槽への湯の供給量を累積する。そして、浴槽への湯の供給量の累積値が前記所定量に達したときに、湯張り弁19を閉弁して湯張り運転を終了する。
前記ヒートポンプコントローラ80、タンクコントローラ50、及び給湯コントローラ20は、本発明における運転制御手段を構成するものである。
また、本実施形態においては、温水暖房機能及び風呂追焚き機能について省略したが、温水暖房機能を備える給湯システムを構築する場合には、例えば、図示しないが、湯沸し器10に暖房用熱交換器とこれを加熱する暖房用バーナを追加して設け、暖房用熱交換器の出口管と入り口管との夫々に暖房端末の往き管と戻り管とを接続すればよい。更に、貯湯タンク31に暖房熱交換用循環路を設け、液液熱交換器を介して暖房戻り管と熱交換を行えば、貯湯タンク31の湯水に熱供給できて有利である。更に、暖房往き管に、液液熱交換器を介して風呂循環路と熱交換を行えば、風呂追焚き機能も得ることができる。
次に、タンクコントローラ50の構成とその作動について説明する。タンクコントローラ50は、図2に示すように、時計部50aと、タンク出湯量採取部50b(タンク出湯量採取手段)と、補正出湯量算出部50c(補正出湯量算出手段)と、記憶部50d(記憶手段)と、平均値算出部50e(平均値算出手段)と、総出湯量算出部50f(総出湯量算出手段)と、沸き上げ温度設定部50g(沸き上げ温度設定手段)と、目標貯湯量算出部50h(目標貯湯量算出手段)と、沸き上げ制御部50i(沸き上げ制御手段)とを機能的に備えている。
時計部50aは、現在時刻を出力する。タンク出湯量採取部50bは、1日(24時間)を4時間(単位時間)毎に6つの時間帯に区分し、各時間帯毎に、タンク水量センサ43の出力を積算することによりこの値をタンク出湯量に対応するデータとして採取する。
なお、貯湯タンク31に湯切れが生じた際の湯沸し器10による給湯量もタンク出湯量として採取する。即ち、タンクコントローラ50は、前述した通り貯湯タンク31に湯切れが生じた場合に給湯コントローラ20に加熱許可を指示する信号を送信するが、このとき、湯沸し器10に対して貯湯タンク31内の湯水を供給する。従って、湯沸し器10による給湯時も、貯湯タンク31は出湯しているのと同じ状態となる。そして、タンク出湯量採取部50bは、タンク水量センサ43の出力により、湯沸し器10による給湯量も、タンク出湯量としてそのデータを採取する。こうすることにより、貯湯タンク31に湯切れが生じても比較的正確にタンク出湯量を採取することができる。
データを採取する各時間帯(各採取時間帯)は、本実施の形態では、図3に示すように、1日の区切りを午前2時として、2:00≦現在時刻<6:00(第1の時間帯)、6:00≦現在時刻<10:00(第2の時間帯)、10:00≦現在時刻<14:00(第3の時間帯)、14:00≦現在時刻<18:00(第4の時間帯)、18:00≦現在時刻<22:00(第5の時間帯)、22:00≦現在時刻<2:00(第6の時間帯)の6区分とした。
補正出湯量算出部50cは、各時間帯に採取されたタンク出湯量に第1の補正係数を乗じて各時間帯の補正タンク出湯量を算出する。補正タンク出湯量の算出に用いられる第1の補正係数は、ヒートポンプユニット60による貯湯タンク31の湯水の沸き上げ設定温度に対応するものである。
本実施形態においては、85℃、75℃、65℃の3つの沸き上げ設定温度の何れかが選択されてヒートポンプユニット60による沸き上げ運転が行われる。この沸き上げ設定温度は、初回運転時には75℃に設定されており、それ以降は、後述する沸き上げ温度設定部50gによって設定される。第1の補正係数は、本実施形態においては、沸き上げ設定温度75℃を基準とし、沸き上げ設定温度が85℃のときは「1.17」が、沸き上げ設定温度が65℃のときは「0.83」が用いられる。なお、基準とする沸き上げ設定温度が75℃のときの第1の補正係数は「1」である。
記憶部50dは、補正出湯量算出部50cで算出した補正タンク出湯量を各時間帯毎に7日分記憶する。記憶部50dは、7日分で全42個の補正タンク出湯量を記憶するが、各時間帯毎に最も新しい補正タンク出湯量が記憶されると、最も古い補正タンク出湯量が削除される。これにより、常に最新の7日間の補正タンク出湯量が記憶部50dに記憶された状態となる。
平均値算出部50eは、毎日2:00になると、記憶部50dに記憶された補正タンク出湯量を用いて過去7日間の各時間帯毎の補正タンク出湯量の平均値(平均出湯量)を算出する。
補正タンク出湯量及び平均出湯量の算出は具体的には次のようにして行われる。図4を参照して、先ず、STEP1で第1の時間帯のタンク出湯量がタンク出湯量採取部50bにより採取される。
STEP2で沸き上げ設定温度が85℃でなく、STEP3で沸き上げ設定温度が65℃でない場合には、沸き上げ設定温度が75℃であるため、STEP4へ進んでタンク出湯量(タンク出湯量に第1の補正係数である1を掛けた値)を第1の時間帯の補正タンク出湯量とする。STEP2で沸き上げ設定温度が85℃のときには、STEP5へ進んでタンク出湯量に第1の補正係数である1.17を掛けた値を第1の時間帯の補正タンク出湯量とする。また、STEP3で沸き上げ設定温度が65℃のときには、STEP6へ進んでタンク出湯量に第1の補正係数である0.83を掛けた値を第1の時間帯の補正タンク出湯量とする。以上STEP2〜STEP6は補正出湯量算出部50cの作動である。
次いで、STEP7で記憶部50cが第1の時間帯の補正タンク出湯量を記憶する。そして、STEP8に進んで、平均値算出部50eにより、過去7日間の第1の時間帯の補正タンク出湯量の平均値(平均出湯量)が算出される。その後、図示しないが、第2の時間帯〜第6の時間帯についても同様にSTEP1〜STEP8が行われる。なお、各時間帯に対応する平均出湯量は、記憶部50dに用意されている平均値用のエリアに記憶しておくことが可能とされている。
総出湯量算出部50fは、1週間毎(7日経過毎)の2:00になると、記憶部50dに記憶されている全時間帯の補正タンク出湯量を合計して総出湯量を算出する。
沸き上げ温度設定部50gは、総出湯量算出部50fにより算出された総出湯量に基づいて続く1週間のヒートポンプユニット60による沸き上げ運転で用いる沸き上げ温度を設定する。この沸き上げ設定温度は、本実施形態においては、前述した通り、85℃、75℃、65℃の3つの沸き上げ設定温度のなかから選択され、総出湯量が少ないほど低く設定されるようになっている。
目標貯湯量算出部50hは、平均値算出部50eで算出した各時間帯の平均給湯量を第2の補正係数で除して貯湯タンク31の各時間帯毎の目標貯湯量を算出する。目標貯湯量の算出に用いる第2の補正係数は、沸き上げ温度設定部50gが設定した沸き上げ温度に対応するものであって、補正タンク出湯量の算出に用いられる第1の補正係数と同じく、沸き上げ設定温度75℃を基準とし(沸き上げ設定温度が75℃とされたときの第2の補正係数を「1」とし)、沸き上げ設定温度が85℃とされたときは「1.17」が、沸き上げ設定温度が65℃とされたときは「0.83」が用いられる。ただし、第1の補正係数は、前述した通り、貯湯タンク31からのタンク出湯量を採取している時点の沸き上げ設定温度に対応して選択されるものであるが、第2の補正係数は、これから1週間のヒートポンプユニット60による沸き上げ運転で用いる沸き上げ設定温度に対応して選択されるものである点が第1の補正係数と異なっている。
目標貯湯量の算出は具体的には次のようにして行われる。図5を参照して、先ず、STEP9で総出湯量算出部50fにより1週間の総出湯量が算出される。次いで、STEP10で総出湯量が700リットル以下であり、STEP11で総出湯量が500リットル以上であるときには、STEP12へ進み、沸き上げ温度設定部50gによって、続く1週間のヒートポンプユニット60による沸き上げ温度が75℃に設定される。そして、沸き上げ設定温度が75℃とされたことにより、STEP13において、目標貯湯量算出部50hが各時間帯の平均出湯量(各時間帯毎に図4のSTEP8で算出された平均出湯量に第2の補正係数である1を掛けたもの)を各時間帯の目標貯湯量とする。
一方、STEP10で総出湯量が700リットルを超えたときは、STEP14へ進み、沸き上げ温度設定部50gによって、続く1週間のヒートポンプユニット60による沸き上げ温度が85℃に設定される。そして、沸き上げ設定温度が85℃とされたことにより、STEP15において、目標貯湯量算出部50hが各時間帯の平均出湯量を1.17で除した値を各時間帯の目標貯湯量とする。また、STEP11で総出湯量が500リットル未満のときは、STEP16へ進み、沸き上げ温度設定部50gによって、続く1週間のヒートポンプユニット60による沸き上げ温度が65℃に設定される。そして、沸き上げ設定温度が65℃とされたことにより、STEP17において、目標貯湯量算出部50hが各時間帯の平均出湯量を0.83で除した値を各時間帯の目標貯湯量とする。
沸き上げ温度設定部50gは、STEP10及びSTEP11のように先週1週間の総出湯量に基づいて今週1週間の沸き上げ温度を設定するので、極めて簡単に季節に対応する沸き上げ温度を設定することができる。即ち、冬場は使用者が必要とする給湯量が増加するためにタンク出湯量が多くなり、これに対応させて高い沸き上げ温度(85℃)を設定する。夏場は使用者が必要とする給湯量が減少するためにタンク出湯量が少なくなり、これに対応させて低い沸き上げ温度(65℃)を設定する。こうすることで、不要な高い沸き上げ温度(85℃)が夏場に設定されることが防止でき、エネルギの無駄な消費を抑制することができる。
また、沸き上げ設定温度に応じてタンク出湯量に前記第1の補正係数を掛けるので、タンク出湯量を採取している7日間の中で、沸き上げ設定温度が変更された場合であっても、補正タンク出湯量は、常に基準の沸き上げ設定温度(75℃)のときに採取されたときのものに換算された量となる。そして、補正タンク出湯量から算出された平均出湯量を続く1週間に適用するときには、平均出湯量を前記第2の補正係数で除して目標貯湯量とすることにより、続く1週間の沸き上げ設定温度に合致した目標貯湯量を算出することができ、精度の高い目標貯湯量を簡単に得ることができる。
そして、図2に示す沸き上げ制御部50iは、上述のようにして求められた各時間帯毎の目標貯湯量に対応する貯湯サーミスタが沸き上げ設定温度となるようにヒートポンプコントローラ80に対して貯湯加熱指示信号を送信する。貯湯加熱指示信号を受信したヒートポンプコントローラ80は、上述したように、循環ポンプ65とヒートポンプ70を作動させて貯湯タンク31内の湯水の沸き上げ運転を行う。
ここで、データを採取する各時間帯の単位時間は4時間以外でもよいが、本実施の形態において1日を6つの時間帯に区分し、その起点を深夜2:00としたのは次の理由による。例えば、単位時間が2時間であると採取するデータ数が多くなって煩雑化する。単位時間が6時間であると、採取するデータ数は少ないがタンク出湯量に対応するデータが大きな値となる。また、単位時間は4時間として1日を6つの時間帯に区分し、その起点を深夜2:00とすれば、一般的な1日の生活サイクルのなかでタンク出湯量が最も多いと予想される時間帯(18:00〜22:00)を1つの時間帯に収めることができるという利点がある。
また、データの各採取時間帯の単位時間は、貯湯タンク31の沸き上げ所要時間も考慮したものとなっている。即ち、前記単位時間は、全ての時間帯のなかで、最大の目標貯湯量を沸き上げるための所要時間(最大沸き上げ所要時間)よりも長い時間に設定される。そして、より好ましくは、貯湯タンク31の最大貯湯量の沸き上げ所要時間よりも長い単位時間を採用する。これにより、何れの時間帯においても、貯湯タンク31が湯切れ状態となることが防止できる。
ところで、タンク出湯量が採取された時間帯と同じ時間帯の開始時刻に貯湯タンク31内の湯水の沸き上げ運転を開始すると、沸き上げに時間がかかるために当該時間帯での給湯が時間的に間に合わなくなるおそれがある。具体的には、18:00〜22:00の時間帯の目標貯湯量を18:00から開始した沸き上げ運転で得ようとしても、例えば、貯湯タンク31の最大貯湯量(本実施形態では120リットル)の沸き上げ所要時間が1時間必要であるため、19:00以降でないと、貯湯タンク31から十分な量の湯を供給することができない。
そこで、沸き上げ制御部50iは、図3に示すように、各採取時間帯を2時間先行させた先行時間帯を制御のために設定し、この先行時間帯に設定対象となった採取時間帯に対応する目標貯湯量を適用して前記沸き上げ動作が行われるようにしている。
即ち、演算部50dにより2:00に算出された各採取時間帯毎の目標貯等量は、最初の4時間(2:00〜6:00)の目標貯等量についてのみ当日の2:00〜4:00と翌日(22時間後)の0:00〜2:00に分けて適用され、2番目の4時間(6:00〜10:00)以降の各時間帯は、夫々当日の先行時間帯に適用される。
こうすることにより、採取時間帯の開示時刻に先立って貯湯タンク31への目標貯湯量の貯湯が行え、採取時間帯で必要とされる給湯量を確実に確保することができる。また、先行時間帯で貯湯タンク31の湯水の沸き上げを完了させても、先行時間帯と採取時間帯との間には2時間しかずれが無いので、貯湯タンク31内の湯の自然放熱による温度低下を最小限に抑えることができる。
また、沸き上げ制御部50iにおいては、各採取時間帯で採取したタンク出湯量から得られる7日毎の平均給湯量と沸き上げ設定温度との両方を加味した貯湯タンク31の目標貯湯量を用いるので、各目標貯湯量は、実際に使用者が必要とする分の湯量を高い確率で十分に供給することができる。しかも、各目標貯湯量を、夫々の採取時間帯に対応する先行時間帯に適用するので、十分に自然放熱を抑えることができる。そして、使用者が、タンク出湯量を採取したときと同様な生活を繰り返していれば、実際に使用者が給湯を行う時間帯毎に貯湯タンク31内の湯が使い切られるので無駄がなく、貯湯タンク31内の湯の放熱時間が短いことと相俟って、夜間電気料金を適用することができない使用者(即ち、夜間であっても昼間と同じ従量制の電気料金を支払う所謂従量電灯契約が適用される使用者)であっても、ランニングコストを低く抑えることができる。
また、万一、使用者が貯湯タンク31の目標貯湯量を超えて給湯を行った場合には、貯湯タンク31が湯切れ状態となるが、この場合には、上述した通り前記タンクコントローラ50が給湯コントローラ20に対して加熱許可を指示する信号を送信して、湯沸し器10による加熱温調制御が速やかに実行されるので、使用者が必要とする量の給湯を確実に行うことができる。
1…給水管、2…出湯管、X…接続部(接続箇所)、10…湯沸し器、12…バーナ、31…貯湯タンク、50b…タンク出湯量採取部(タンク出湯量採取手段)、50c…補正出湯量算出部(補正出湯量算出手段)、50d…記憶部(記憶手段)、50e…平均値算出部(平均値算出手段)、50f…総出湯量算出部(総出湯量算出手段)、50g…沸き上げ温度設定部(沸き上げ温度設定手段)、50h…目標貯湯量算出部(目標貯湯量算出手段)、50i…沸き上げ制御部(沸き上げ制御手段)、60…ヒートポンプユニット(加熱機)、70…ヒートポンプ。

Claims (1)

  1. 貯湯タンクと、該貯湯タンク内の湯水をヒートポンプにより加熱する加熱機と、前記貯湯タンク内の湯水を導出する出湯管と、前記貯湯タンク及び前記出湯管に接続された給水管と、前記出湯管と前記給水管との接続部より下流側の前記出湯管の途中に設けられ、前記出湯管を流れる湯水をバーナの燃焼により加熱する湯沸し器と、前記加熱機及び前記湯沸し器による給湯運転を制御する運転制御手段とを備える給湯システムにおいて、
    前記運転制御手段は、1日を単位時間毎に複数の時間帯に区分して各時間帯毎に貯湯タンクからの出湯量を採取するタンク出湯量採取手段と、該タンク出湯量採取手段により採取された各時間帯のタンク出湯量に、当該出湯量を採取したときの前記加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ温度に対応する第1の補正係数を乗じて各時間帯毎に補正タンク出湯量を算出する補正出湯量算出手段と、該補正出湯量算出手段により算出された各時間帯の補正タンク出湯量を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した各時間帯の補正タンク出湯量を用い、1日毎の予め設定された時刻に、所定の日数における同一時間帯毎の平均出湯量を算出する平均値算出手段と、所定の日数毎の予め設定された時刻に、前記記憶手段に記憶した各時間帯の補正タンク出湯量の所定の日数間における総出湯量を算出する総出湯量算出手段と、前記加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ温度を、前記総出湯量算出手段により算出された総出湯量が少ないほど低く設定する沸き上げ温度設定手段と、前記平均値算出手段により算出した各時間帯の平均給湯量を、前記沸き上げ温度設定手段により設定された沸き上げ温度に対応する第2の補正係数で除して貯湯タンクの各時間帯毎の目標貯湯量を算出する目標貯湯量算出手段と、各時間帯における前記貯湯タンクが、前記目標貯等量算出手段により算出した目標貯湯量となるように前記加熱機による貯湯タンクの湯水の沸き上げ動作を制御する沸き上げ制御手段とを備えることを特徴とする給湯システム。
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