JP2011088854A - インボルクリン発現抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】インボルクリン発現抑制剤、及びインボルクリン発現抑制効果を有する乾癬の予防又は改善剤を提供する。
【解決手段】レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)、ユズ(Citrus junos)、セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)、ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ノイバラ(Rosa multiflora)、センキュウ(Cnidium officinale)及びオオムギ(Hordeum vulgare)からなる群より選ばれる1種以上の植物の抽出物を有効成分として含有するインボルクリン発現抑制剤及び乾癬の予防又は改善剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、インボルクリン発現抑制剤に関する。また、本発明は、乾癬の予防又は改善剤に関する。
インボルクリンは、表皮角化細胞の分化にしたがって有棘細胞で産生されるタンパク質で、角質細胞の細胞膜を裏打ちする強靭な不溶性膜であるコーニファイドエンベロープ(角質肥厚膜、cornified envelope:以下CEとも略記する)の主構成要素の1つである。CEは、インボルクリンをはじめとする複数のCE前駆体タンパク質が、酵素トランスグルタミナーゼにより架橋され不溶化して形成される。さらに、CEを構成するインボルクリンは、その一部にセラミド等の脂質が共有結合し、疎水的な構造をとることで細胞間脂質ラメラ構造の形成にも寄与している。こうしたCEの形成・成熟化によって、細胞間脂質のラメラ構造が安定化して角質層のバリア機能が正常に働き、皮膚の水分保持機能や外部からの刺激に対する抵抗性を高めることができる。
このように、CEは皮膚のバリア機能や皮膚の水分保持機能に重要な役割を果たしており、従来から、CEの形成・成熟異常と種々の皮膚疾患との関連性が指摘されている。
乾癬は、皮膚の角化細胞の増殖を伴う、慢性の炎症性皮膚疾患である。乾癬患者においては、角化細胞の過剰増殖や分化異常、血管新生や真皮、表皮へのT細胞の炎症性細胞浸潤が認められる。また、乾癬患者の皮膚において、インボルクリン、ケラチン6、ケラチン16などの角化タンパクやそれらを架橋するトランスグルタミナーゼ等の酵素が過剰に発現、又はその局在が広範囲にわたり発現しているとの報告がある(非特許文献1及び2参照)。
現在のところ、乾癬の治療にはビタミン剤、抗炎症剤、免疫抑制剤、光線療法等が用いられ、また保湿剤等が併用されている(非特許文献3参照)。しかしながら、これらはいずれも対症療法であり、発症原因そのものを制御しうる治療法の開発が求められている。
J.Dermatology、2004年、31、p.271−276 J.Society for Investment Dermatology、1995年、104(3)、p.391−395 Clinical Review、2000年、57、p.645−659
本発明は、優れた発現抑制効果を奏するインボルクリン発現抑制剤を提供することを課題とする。また、本発明は、インボルクリンの発現を抑制し、インボルクリンの過剰発現によって引き起こされる乾癬やそれに伴うあれ肌等の予防・改善効果が期待できる乾癬の予防又は改善剤を提供することを課題とする。
本発明者等は上記課題に鑑み、乾癬患者の皮膚組織において過剰発現が確認されているインボルクリンに着目し、インボルクリンの発現量をコントロールすることができれば、乾癬の予防・改善に資すると考えた。そこで、本発明者らは、インボルクリンの発現を抑制する作用を持つ物質を鋭意検討した結果、ある特定の植物抽出物にインボルクリンの発現を抑制する作用があることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
本発明は、レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)、ユズ(Citrus junos)、セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)、ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ノイバラ(Rosa multiflora)、センキュウ(Cnidium officinale)及びオオムギ(Hordeum vulgare)からなる群より選ばれる1種以上の植物の抽出物を有効成分として含有するインボルクリン発現抑制剤に関する。
また、本発明は、レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)、ユズ(Citrus junos)、セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)、ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ノイバラ(Rosa multiflora)、センキュウ(Cnidium officinale)及びオオムギ(Hordeum vulgare)からなる群より選ばれる1種以上の植物の抽出物を有効成分として含有する乾癬の予防又は改善剤に関する。
本発明のインボルクリン発現抑制剤は、優れたインボルクリン発現抑制効果を奏する。また、本発明の乾癬の予防・改善剤は、インボルクリンの発現を抑制し、インボルクリンの過剰発現等によって引き起こされる乾癬とそれに伴うあれ肌の予防・改善効果を奏しうる。
レンギョウ、ダイダイ、ユズ、セイヨウカラハナソウ、ハクセン、セイヨウトウキ、クロバナヒキオコシ、コガネバナ、ノイバラ、センキュウ及びオオムギをそれぞれ添加したときのPRLP0 RNA相対発現量及びIVL/RPLP0 RNA相対発現量を示す図である。なお、抽出物の濃度は、レンギョウ及びハクセンについては1.0%、その他の抽出物については0.5%である。
本発明のインボルクリン発現抑制剤及び乾癬の予防又は改善剤は、レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)、ユズ(Citrus junos)、セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)、ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ノイバラ(Rosa multiflora)、センキュウ(Cnidium officinale)及びオオムギ(Hordeum vulgare)からなる群より選ばれる1種以上の植物の抽出物を有効成分として含有する。
本発明に用いられる植物について説明する。
本発明において、レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)はモクセイ科レンギョウ属の植物である。その果実は生薬(生薬名:連翹(レンギョウ))等として用いられている。
ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)はミカン科ミカン属の植物である。その成熟果皮は、橙皮(トウヒ)と呼ばれる生薬として用いられている。
ユズ(Citrus junos)はミカン科ミカン属の植物である。
セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)はクワ科カラハナソウ属の植物である。ホップとも呼ばれ、その毬花はビールの原料の一つである。
ハクセン(Dictamus dasycarpus Turcz)はミカン科ハクセン属の植物である。その根皮は、白鮮皮(ハクセンピ)と呼ばれ、生薬として用いられている。
セイヨウトウキ(Angelica archangelica)はセリ科シシウド属の植物で、アンジェリカともいう。
クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)はシソ科ヤマハッカ属の植物で、延命草ともいう。
コガネバナ(Acutellaria baicalensis Georgi)はシソ科タツナミソウ属の植物である。その根は、黄ゴン(オウゴン)と呼ばれる生薬として用いられている。
ノイバラ(Rosa multiflora)はバラ科バラ属の植物である。その果実は、営実(エイジツ)と呼ばれる生薬として用いられている。
センキュウ(Cnidum officinale)はセリ科ハマゼリ属の植物である。その根茎は生薬として用いられている。
オオムギ(Hordeum vulgare)はイネ科オオムギ属の植物である。その発芽種子は麦芽と呼ばれ、ビール等の原料として使用される。
これらの植物は、自生しているものや市販のものから入手することができ、そのいずれを用いてもよい。
本発明における上記植物は、その植物の全ての任意の部分が使用可能である。例えば、上記植物の全木、全草、根、根茎、幹、枝、茎、葉、樹皮、樹液、樹脂、花、果実、種子、果皮、莢、芽、花穂、心材等の任意の部分、及びそれらの組み合わせのいずれか1つ又は複数を使用することができる。
本発明においては、上記植物の各部位の中でも、特に下記の部位を用いることが好ましい。
レンギョウについては、レンギョウの果実を用いることが好ましい。また、レンギョウの果実を用いる場合、生薬や漢方等として使用される連翹(レンギョウ)を用いてもよい。
ダイダイについては、ダイダイの果皮を用いることが好ましく、特に成熟果皮を用いることが好ましい。また、ダイダイの果皮を用いる場合、生薬や漢方等として使用される橙皮(トウヒ)を用いてもよい。
ユズについては、ユズの果実を用いることが好ましい。
セイヨウカラハナソウについては、セイヨウカラハナソウの花穂を用いることが好ましい。
ハクセンについては、ハクセンの根皮を用いることが好ましい。また、ハクセンの根皮を用いる場合、生薬や漢方等として使用される白鮮皮(ハクセンピ)を用いてもよい。
セイヨウトウキについては、セイヨウトウキの根を用いることが好ましい。
クロバナヒキオコシについては、クロバナヒキオコシの全草を用いることが好ましい。
コガネバナについては、コガネバナの根を用いることが好ましい。また、コガネバナの根を用いる場合、生薬や漢方等として使用される黄ゴン(オウゴン)を用いてもよい。
ノイバラについては、ノイバラの果実を用いることが好ましい。また、ノイバラの果実を用いる場合、生薬や漢方等として使用される営実(エイジツ)を用いてもよい。
センキュウについては、センキュウの根を用いることが好ましい。
オオムギについては、オオムギの種子を用いることが好ましく、特に発芽種子を用いることが好ましい。オオムギの発芽種子を用いる場合、市販されている麦芽を用いてもよい。
本発明において、上記植物は、生のまま、絞り汁、乾燥粉末または溶剤抽出物等として使用される。
本発明において用いる、レンギョウ、ダイダイ、ユズ、セイヨウカラハナソウ、ハクセン、セイヨウトウキ、クロバナヒキオコシ、コガネバナ、ノイバラ、センキュウ及びオオムギの抽出物の製造方法については特に限定はなく、上記植物を通常の方法で抽出することにより抽出物を得ることができる。具体的には、上記植物を乾燥させた乾燥物、その粉砕物等を圧搾抽出することにより得られる搾汁、各種抽出溶剤による粗抽出物、粗抽出物を分配又はカラムクロマトなどの各種クロマトグラフィーなどで精製して得られた抽出物画分などを本発明における抽出物として用いることができる。
上記の植物は生のままで抽出に供することも可能であるが、より抽出効率を高めるために、乾燥、細断、粉砕などの工程を加えることも好ましい。本発明の植物抽出物としては、上記植物を乾燥させた乾燥物又はその粉砕物から、抽出溶剤を用いて得られた抽出物を用いることがより好ましい。
本発明に用いられる抽出溶剤としては、極性溶剤、非極性溶剤のいずれをも使用することができ、これらを混合して用いることもできる。例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;プロピレングリコール、ブチレングリコール等の多価アルコール類;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等の鎖状及び環状エーテル類;ポリエチレングリコール等のポリエーテル類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル等の炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;ピリジン類;超臨界二酸化炭素;油脂、ワックス、その他オイル等が挙げられる。あるいは、上記溶剤の2種以上を組み合わせた混合物を、抽出溶剤として用いることができる。このうち、水、アルコール類、水−アルコール混合液を用いるのが好ましく、エタノール水溶液を用いるのがより好ましく、20〜80%エタノール水溶液(vol/vol)を用いるのが特に好ましい。
本発明で用いられる抽出物を得るための抽出条件については、使用する溶剤によって異なり特に制限はないが、例えば水、アルコール類又は水−アルコール混合液により抽出する場合、好ましくは植物1質量部に対して1〜50容量部の溶剤を用い、好ましくは4〜100℃、より好ましくは20〜60℃の温度で、好ましくは1時間〜30日間、より好ましくは1日〜20日間静置抽出するのが好ましい。また、抽出効率を上げる為、併せて攪拌を行ったり、溶媒中でホモジナイズ処理を行ってもよい。
上記溶媒で抽出して得られた抽出物はそのまま使用してもよいが、濃縮したものを水や各種溶媒に再度溶解したり、液-液分配や吸着樹脂カラム、活性炭処理などによる夾雑物の除去処理を行うことも可能である。本発明において、植物の抽出物とは、このようにして得られた各種抽出物、その希釈液、その濃縮液、その精製物又はそれらの乾燥末を包含するものである。
また、本発明のインボルクリン発現抑制剤、或いは乾癬の予防又は改善剤においては、上記各植物又はその抽出物を単独で用いても良く、また2種以上混合して用いても良い。
レンギョウ、ダイダイ、ユズ、セイヨウカラハナソウ、ハクセン、セイヨウトウキ、クロバナヒキオコシ、コガネバナ、ノイバラ、センキュウ及びオオムギから得られた植物抽出物は、後述の実施例に示すように優れたインボルクリン発現抑制作用を有し、これら抽出物を含有させることでインボルクリン発現抑制剤を得ることができる。
さらに、これらの植物又はその抽出物は、インボルクリンの過剰発現が原因となる症状の予防改善を目的とした医薬、化粧料として使用可能である。例えば、前述したように、表皮におけるインボルクリンの発現量増加と乾癬との間には関連がある。そのため、上記植物の抽出物を含有させることで乾癬及び乾癬に伴うあれ肌等の予防・改善を目的とした医薬、化粧料として使用可能である。さらに、視力障害の原因となるはん痕性角結膜症の患者の結膜では、インボルクリン等の角化に関与するタンパク及びそれらを架橋する酵素トランスグルタミナーゼの発現量が健常者に比べて増加しているとの報告がある(Investigative Ophthalmology and Visual Science 2001、42(3)、549-556)。このことから、上記植物又はその抽出物を含有させることで、はん痕性角結膜症の予防・治療を目的とした医薬等としても使用可能である。上記植物又はその抽出物がインボルクリン発現抑制作用を有することは従来全く知られておらず、本発明者等により得られた新しい知見である。
上記の植物又はその抽出物はそのままインボルクリン発現抑制剤として用いてもよい。又は、その効果に影響を与えない範囲で、上記植物抽出物に各種添加剤等を加えてもよい。例えば酸化チタン、炭酸カルシウム、蒸留水、乳糖、デンプン等の適当な液体又は固体の賦形剤又は増量剤を加えてインボルクリン発現抑制剤として用いてもよい。
組成物とする場合、インボルクリン発現抑制剤中の上記植物抽出物の量は特に制限されないが、前記抽出物が固形分濃度として0.0001〜10質量%含まれるのが好ましく、0.01〜5質量%含まれるのがより好ましく、0.1〜5質量%含まれるのがさらに好ましい。
上記の植物又はその抽出物はそのまま乾癬の予防又は改善剤として用いてもよい。又は、上記植物抽出物を有効成分として含有させ、その効果に影響を与えない範囲で、他の成分を配合して乾癬の予防又は改善剤とすることもできる。例えば、従来から乾癬の治療に用いられているビタミン剤、抗炎症剤、免疫抑制剤、保湿剤等を併せて添加してもよい。さらに、それ以外の薬効成分として、例えば、美白剤、皮膚セラミド増加剤、皮膚表皮細胞促進剤、皮膚老化防止剤等を併せて添加することができる。
組成物とする場合、乾癬の予防又は改善剤中の上記植物抽出物の量は特に制限されないが、前記抽出物が固形分濃度として0.01〜15質量%含まれるのが好ましく、0.1〜10質量%含まれるのがより好ましく、1〜5質量%含まれるのがさらに好ましい。
本発明のインボルクリン発現抑制剤及び乾癬の予防又は改善剤は、皮膚外用剤の形態で使用することができる。本発明の皮膚外用剤は、インボルクリン発現抑制作用を奏する上記植物抽出物、すなわち、レンギョウ、ダイダイ、ユズ、セイヨウカラハナソウ、ハクセン、セイヨウトウキ、クロバナヒキオコシ、コガネバナ、ノイバラ、センキュウ及び/又はオオムギの植物抽出物を有効成分として含有し、乾癬の予防又は改善のために好適に用いられるものである。
また、本発明のインボルクリン発現抑制剤及び乾癬の予防又は改善剤は皮膚外用剤以外の形態、例えば経口剤等として使用することも可能である。
本発明において、「皮膚外用剤」とは、皮膚化粧料、外用医薬品、外用医薬部外品、等として皮膚に適用されるものを意味する。その剤型も水溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、ゲル系、軟膏系、クリーム、水−油2層系、水−油−粉末3層系など、幅広い形態をとり得る。
本発明の皮膚外用剤には、上記植物抽出物に加えて、上述した各種添加剤やその他の薬効成分を適宜加えることができる。さらには取りうる剤型に応じて、皮膚外用剤に通常用いられる各種成分を配合することができる。皮膚外用剤の剤型として、具体的には、クリーム、乳液、ローション、ゲル、軟膏、ペースト、パック、シート状製品等、外用適用可能な種々の剤型とすることができ、これらの剤型とするにあたって、例えば、各種油剤、界面活性剤、ゲル化剤、防腐剤、酸化防止剤、溶剤、アルコール、水、キレート剤、増粘剤、紫外線吸収剤、乳化安定剤、pH調整剤、色素、香料等を配合することができる。
本発明の皮膚外用剤に含まれる上記植物抽出物の量は特に制限されないが、前記抽出物が固形分濃度として0.01〜15質量%含まれるのが好ましく、0.1〜10質量%含まれるのがより好ましく、1〜5質量%含まれるのがさらに好ましい。
本発明の皮膚外用剤の使用量は、使用者の年齢、体重、症状の程度、投与経路、投与スケジュール、製剤形態等により適宜選択、決定される。例えば、一般に1日当たり0.001g/kg体重〜1g/kg体重が好ましく、1日数回に分けて投与してもよい。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
各抽出物の製造例
(製造例1)レンギョウ抽出物の調製
レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)の果実乾燥物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で21日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、レンギョウ抽出液324.5mL(蒸発残分1.41w/v%)を得た。
(製造例2)ダイダイ抽出物の調製
ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)の果皮乾燥物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で18日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、ダイダイ抽出液273.43mL(蒸発残分3.73w/v%)を得た。
(製造例3)ユズ抽出物の調製
ユズ(Citrus junos)の果実乾燥物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で9日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、ユズ抽出液336.2mL(蒸発残分2.36w/v%)を得た。
(製造例4)セイヨウカラハナソウ抽出物の調製
セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)の花穂乾燥物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で22日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、セイヨウカラハナソウ抽出液187.2mL(蒸発残分2.79w/v%)を得た。
(製造例5)ハクセン抽出物の調製
ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)の根皮細断物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で46日間抽出を行った。抽出物をろ過し、ハクセン抽出液327.8mL(蒸発残分1.93w/v%)を得た。
(製造例6)セイヨウトウキ抽出物の調製
セイヨウトウキ(Angelica archangelica)の根の細断物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で17日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、セイヨウトウキ抽出液238.2mL(蒸発残分2.34w/v%)を得た。
(製造例7)クロバナヒキオコシ抽出物の調製
クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)の全草の乾燥細断物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で9日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、クロバナヒキオコシ抽出液255.3mL(蒸発残分1.02w/v%)を得た。
(製造例8)コガネバナ抽出物の調製
コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)の根の細断物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で13日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、コガネバナ抽出液322.2mL(蒸発残分3.37w/v%)を得た。
(製造例9)ノイバラ抽出物の調製
ノイバラ(Rosa multiflora)の果実40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で16日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、ノイバラ抽出液326.1mL(蒸発残分1.76w/v%)を得た。
(製造例10)センキュウ抽出物の調製
センキュウ(Cnidium officinale)の根の細断物40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で18日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、センキュウ抽出液297.8mL(蒸発残分3.59w/v%)を得た。
(製造例11)オオムギ抽出物の調製
オオムギ(Hordeum vulgare)の発芽種子40gに50vol%エタノール水溶液400mLを加え、室温、静置条件下で15日間抽出を行った。その後、抽出物をろ過し、オオムギ抽出液302.9mL(蒸発残分1.88w/v%)を得た。
試験例 インボルクリン発現抑制試験
(1)正常ヒト表皮角化細胞
以下の2種類の正常ヒト表皮角化細胞を用いた。
i)正常ヒト新生児包皮由来表皮角化細胞:KK−4009、ロット番号5C0759、クラボウ(倉敷紡績株式会社)製
ii)正常ヒト成人男性包皮由来表皮角化細胞:KJB−100、ロット番号FOR21M1105、コージンバイオ株式会社製
(2)培地やその他の試薬
培地として、正常ヒト表皮角化細胞増殖用無血清液体培地(EpiLife−KG2 M−EPI−2150S、クラボウ製)を用いた。添加剤としては、終濃度10μg/mLインスリン(INS)、0.1ng/mLヒト組換え型上皮成長因子(hEGF)、0.5μg/mLハイドロコーチゾン(HC)、抗菌剤(50μg/mLゲンタマイシン、50ng/mLアンフォテリシンB)、0.4%V/Vウシ脳下垂体抽出液(BPE)を用いた。
上記の添加剤を全て添加した培地:EpiLife−KG2(+)を増殖用培地として以下の試験に用いた。また、上記の添加剤のうちINS、HC、抗菌剤を添加した培地:EpiLife−KG2(−)を植物抽出物添加時の培地として用いた。継代培養には、0.025%W/Vのトリプシンと0.01%W/VのEDTAとを含むトリプシン/EDTA溶液(HK−3120、クラボウ製)とFBSを10%含むトリプシン中和液(HK−3220、クラボウ製)を用いた。
(3)インボルクリン発現抑制試験
6穴プレート又は12穴プレートに正常ヒト表皮角化細胞を1.0〜1.5×10cmにて播種し、EpiLife−KG2(+)培地を用いて、37℃、5%CO濃度の条件下で培養した。1〜3日間培養を行い、50%〜60%コンフルエントの状態になるのを確認した。その後、PBSで2回細胞を洗浄し、培地をEpiLife−KG2(−)に交換し、さらに24時間培養した。上記製造例で調製した植物抽出物を終濃度が0.5V/V%又は1.0V/V%となるようにそれぞれ添加したEpiLife−KG2(−)培地に交換し、さらに24時間培養した。なお、コントロールとしては、それぞれの植物エキスの抽出溶媒を用いた。
PBSで2回細胞を洗浄し、アイソジェン(311−02501、ニッポンジーン社製)を添加し、細胞を回収した。ニッポンジーン社が提示する標準的な方法に従い、細胞からRNAを抽出、精製した。精製したRNAの濃度の測定には、吸光分光度計及びQuant−iTTM RiboGreen RNA Reagent and kit(R11490、インビトロジェン社製)をそれぞれ用いた。インビトロジェン社が提示する標準的な方法に従い、RNA濃度を測定した。RNA濃度を測定後、QuantiTect Reverse Transcript(205311、キアゲン社製)を用いて、キアゲン社が提示する標準的な方法に従い、精製したRNAからcDNAを得た。
アプライドバイオシステムズ 7500 Fast リアルタイムPCRシステムを用いて、インボルクリン(以下、IVLとも略記する)遺伝子及び内部標準遺伝子としてRibosomal Protein large PO(以下、PRLP0とも略記する)遺伝子のRNAの発現量をそれぞれ定量した。アプライドバイオシステムズ社が提示する標準的な方法に従い、Universal Master Mix(4304437、 アプライドバイオシステムズ)、TaqMan(登録商標)Gene Expression Assays(IVL:Hs00846307_s1、RPLP0:Hs99999902_mL、アプライドバイオシステムズ製)を用いた。各遺伝子について検量線法による相対定量を行なった。評価にあたり、IVL遺伝子のRNA発現量を内部標準遺伝子であるRPLP0遺伝子のRNA発現量で補正し、IVL/RPLP0 RNA量とした。更に、コントロールとして抽出溶媒のみを添加した細胞系のIVL/RPLP0 RNA量を1とし、それに対する各抽出物のIVL/RPLP0 RNA量を相対値で表しIVL/RPLP0 RNA 相対発現量とした。結果を図1に示す。図1において、PRLP0 RNA 相対発現量を四角、IVL/RPLP0 RNA 相対発現量を棒グラフでそれぞれ示す。
図1から明らかなように、レンギョウ、ダイダイ、ユズ、セイヨウカラハナソウ、ハクセン、セイヨウトウキ、クロバナヒキオコシ、コガネバナ、ノイバラ、センキュウ及びオオムギ抽出物が、それぞれインボルクリン発現を抑制する作用を有することが認められた。したがって、上記植物またはその抽出物を含有する本発明のインボルクリン発現抑制剤は、インボルクリンの発現を抑制することができる。
さらに、乾癬患者の皮膚においてはインボルクリンが過剰発現していることが知られている。したがって、図1の結果から、上記植物の抽出物はインボルクリンの発現を抑制することで、乾癬とそれに伴うあれ肌を予防・改善できることがわかる。
(処方例)
前記製造例で得られた抽出物を有効成分として、下記に示す組成のローション、美容液、化粧水を常法により各々調製した。
1.ローションの調製
(組成) (配合:質量%)
エタノール 80.0
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.5
香料 0.1
精製水 18.4
コガネバナ抽出物 1.0
2.美容液の調製
(組成) (配合:質量%)
パルミチン酸カルシウム 1.8
スクワレン 20.0
パルミチン酸 2.0
ステアリン酸 3.0
グリセリン 20.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
精製水 42.2
センキュウ抽出物 1.0
3.化粧水の調製
(組成) (配合:質量%)
N−アミジノ―トランス―4―ヒドロキシ―L−プロリン 2.0
エデト酸2ナトリウム 0.05
モノラウリン酸ポリエチレン(20)ソルビタン 1.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
ソルビトール(70) 2.0
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 3.0
エタノール 10.0
レンギョウ抽出物 1.0
精製水 77.95

Claims (2)

  1. レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)、ユズ(Citrus junos)、セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)、ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ノイバラ(Rosa multiflora)、センキュウ(Cnidium officinale)及びオオムギ(Hordeum vulgare)からなる群より選ばれる1種以上の植物の抽出物を有効成分として含有するインボルクリン発現抑制剤。
  2. レンギョウ(Forsythia suspensa Vahl.)、ダイダイ(Citrus aurantium L.var.daidai Makino)、ユズ(Citrus junos)、セイヨウカラハナソウ(Humulus lupulus)、ハクセン(Dictamnus dasycarpus Turcz)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、クロバナヒキオコシ(Isodon trichocarpus)、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ノイバラ(Rosa multiflora)、センキュウ(Cnidium officinale)及びオオムギ(Hordeum vulgare)からなる群より選ばれる1種以上の植物の抽出物を有効成分として含有する乾癬の予防又は改善剤。
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