JP2014091727A - Mif分泌抑制剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】MIF分泌抑制剤の提供。
【解決手段】トウヒの抽出物を含有するマクロファージ遊走阻止因子分泌抑制
剤。
【選択図】図1
【解決手段】トウヒの抽出物を含有するマクロファージ遊走阻止因子分泌抑制
剤。
【選択図】図1
Description
本発明は、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)分泌抑制剤、炎症性疾患の改善剤に関する。
マクロファージ遊走阻止因子(以下、MIFと記載する)は、炎症・免疫のメディエーターの1つであり、マクロファージの遊走を制御し、炎症部位にマクロファージを集め、貪食能を高める液性因子である。MIFは慢性関節リウマチ(非特許文献1:Expert Opin Ther Targets, 7, 2, 153-164, 2003)、腎炎(非特許文献2:Expert Opin Ther Targets, 7, 2, 153-164, 2003)、アトピー性皮膚炎(非特許文献3:Biochem Biophys Res Commun, 240, 11, 173-8, 1997)、乾癬(非特許文献4:B J Dermatol, 141, 1061-66, 1999)、潰瘍性大腸炎、敗血症、接触性皮膚炎(非特許文献5:Eur J Immunol, 33, 1478-87, 2003)、紫外線による炎症(非特許文献6:J Invest Dermatol, 112, 2, 210-15, 1999)、遅延性アレルギー(非特許文献7:Pro Natl Acad Sci USA, 93, 7849-54, 1996)などの急性・慢性炎症疾患(J End, 179, 15-23, 2003)、関節炎、移植片拒絶反応、腫瘍成長、血管新生、貧血、脳脊髄炎等の炎症性疾患の病理過程に関与しており、MIFを阻害することにより、これら炎症性疾患を軽減させることが期待される。
MIFの活性阻害剤は種々開発されている(特許文献1:特表2003−513065号公報、特許文献2:特表2005−500266号公報、特許文献3:特表2006−517977号公報)。
本発明者は、MIFの分泌抑制に着目し、MIFの分泌抑制剤に関する研究開発を継続している。本発明者は、ヒメジョオン又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献4:特開2009−203221号)、ヒルガオ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献5:特開2010−70483号)、マユマメ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献6:特開2010−70484号)、アジョワン又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献7:特開2010−70485号)、トウガシ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献8:特開2010−70486号)、シナヤグルマカエデ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献9:特開2010−70487号)、を提案した。
一方、本発明で使用するトウヒ(橙皮)は、ダイダイ(橙、学名:Citrus aurantium)の果実を乾燥させたものの生薬名である。トウヒは漢方薬として去痰薬・健胃薬として用いられる。あるいは、香りづけに用いられる。
その他のダイダイの果皮の用途としては皮膚乾癬の予防剤としての用途(特許文献10:特開2011−8854号公報)、果皮から得られる精油を用いる睡眠改善剤の用途(特許文献11:特開2011−37721号公報)、皮膚のセラミド産生促進剤としての用途(特許文献12:特開2010−70499号公報)、皮膚のトランスグルタミナーゼ産生促進剤の用途(特許文献13:特開2008−7411号公報)など多数の用途が知られている。またトウヒについてはインスリン様成長因子1(IGF−1)の発現促進剤としての用途(特許文献14:特開2009−256270号公報)、更年期症状の予防治療剤の用途など多数の利用方法が提案されている。
MIFの活性阻害剤は種々開発されている(特許文献1:特表2003−513065号公報、特許文献2:特表2005−500266号公報、特許文献3:特表2006−517977号公報)。
本発明者は、MIFの分泌抑制に着目し、MIFの分泌抑制剤に関する研究開発を継続している。本発明者は、ヒメジョオン又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献4:特開2009−203221号)、ヒルガオ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献5:特開2010−70483号)、マユマメ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献6:特開2010−70484号)、アジョワン又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献7:特開2010−70485号)、トウガシ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献8:特開2010−70486号)、シナヤグルマカエデ又はその抽出物をMIFの分泌抑制剤とする技術(特許文献9:特開2010−70487号)、を提案した。
一方、本発明で使用するトウヒ(橙皮)は、ダイダイ(橙、学名:Citrus aurantium)の果実を乾燥させたものの生薬名である。トウヒは漢方薬として去痰薬・健胃薬として用いられる。あるいは、香りづけに用いられる。
その他のダイダイの果皮の用途としては皮膚乾癬の予防剤としての用途(特許文献10:特開2011−8854号公報)、果皮から得られる精油を用いる睡眠改善剤の用途(特許文献11:特開2011−37721号公報)、皮膚のセラミド産生促進剤としての用途(特許文献12:特開2010−70499号公報)、皮膚のトランスグルタミナーゼ産生促進剤の用途(特許文献13:特開2008−7411号公報)など多数の用途が知られている。またトウヒについてはインスリン様成長因子1(IGF−1)の発現促進剤としての用途(特許文献14:特開2009−256270号公報)、更年期症状の予防治療剤の用途など多数の利用方法が提案されている。
Expert Opin Ther Targets, 7, 2, 153-164, 2003
Expert Opin Ther Targets, 7, 2, 153-164, 2003
Biochem Biophys res Commun, 240, 11, 173-8, 1997
B J Dermatol, 141, 1061-66, 1999
Eur J Immunol, 33, 1478-87, 2003
J Invest Dermatol, 112, 2, 210-15, 1999
Pro Natl Acad Sci USA, 93, 7849-54, 1996
本発明は新しいMIF分泌抑制剤を提供することを課題とする。
本発明の主な構成は、次のとおりである。
(1)トウヒの抽出物を有効成分とするマクロファージ遊走阻止因子(MIF)分泌抑制剤。
(2)抽出溶媒が水又はアルコールである(1)記載のMIF分泌抑制剤。
(3)(1)又は(2)に記載のMIF分泌抑制剤を含有する皮膚外用剤。
(4)(1)又は(2)に記載のMIF分泌抑制剤を含有する炎症性疾患の改善剤。
(1)トウヒの抽出物を有効成分とするマクロファージ遊走阻止因子(MIF)分泌抑制剤。
(2)抽出溶媒が水又はアルコールである(1)記載のMIF分泌抑制剤。
(3)(1)又は(2)に記載のMIF分泌抑制剤を含有する皮膚外用剤。
(4)(1)又は(2)に記載のMIF分泌抑制剤を含有する炎症性疾患の改善剤。
本発明により、MIF異常分泌に伴うアトピー性皮膚炎等の新たな治療剤または予防剤の提供が可能となる。
また、MIFの異常分泌や関与が推定されている、乾癬や紫外線による皮膚炎症、血管腫、蕁麻疹、敗血症、呼吸器炎症、潰瘍性大腸炎、慢性関節リウマチ、腎炎、接触性皮膚炎、遅延性アレルギーなどの急性・慢性炎症疾患、関節炎、移植片拒絶反応、腫瘍成長、血管新生、貧血、脳脊髄炎、その他菌感染による炎症への治療や予防に使用することが可能となる。さらに又本発明のMIF分泌抑制剤は、皮膚外用剤として皮膚の炎症部位に塗布することで、マクロファージ遊走阻止因子の働きを抑えて、炎症部位におけるマクロファージの機能を抑制し、炎症を治療することができる。
また、MIFの異常分泌や関与が推定されている、乾癬や紫外線による皮膚炎症、血管腫、蕁麻疹、敗血症、呼吸器炎症、潰瘍性大腸炎、慢性関節リウマチ、腎炎、接触性皮膚炎、遅延性アレルギーなどの急性・慢性炎症疾患、関節炎、移植片拒絶反応、腫瘍成長、血管新生、貧血、脳脊髄炎、その他菌感染による炎症への治療や予防に使用することが可能となる。さらに又本発明のMIF分泌抑制剤は、皮膚外用剤として皮膚の炎症部位に塗布することで、マクロファージ遊走阻止因子の働きを抑えて、炎症部位におけるマクロファージの機能を抑制し、炎症を治療することができる。
本発明で使用するトウヒは前述したように民間療法に広く利用されている。また原料となるダイダイは果汁を得るための果樹植物としても広く栽培されている。この熟したダイダイの果皮を乾燥させたものが本発明で言うトウヒである。
トウヒ抽出物としてはトウヒをそのまま粉砕して、水あるいはエタノール等のアルコール、エーテル、アセトン、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、プロピレングリコール、酢酸エチルなどの有機溶媒により抽出した粗抽出物、および粗抽出物を分配抽出やカラムクロマトなどの各種クロマトグラフィーなどで段階的に精製して得られた抽出物画分を含む。これらは単独で用いても良く、また2種以上混合して用いても良い。
生薬であるトウヒはダイダイの果実の果皮を乾燥させたものとして流通している。これを購入して抽出を行なう方が品質の安定なものが得られるため、ダイダイから剥皮して乾燥させてトウヒとしたのち抽出するより効率がよい。抽出は抽出溶媒に浸漬して行なうことができる。抽出効率を上げる為に、抽出溶媒を攪拌したり、抽出溶媒中で破砕均一化したり、抽出溶媒中で圧力をかけることもできる。抽出温度は5〜100℃程度が適切であり、抽出時間は5分〜1ヶ月程度である。これらの条件は適宜設定することができる。
前記トウヒ抽出物はそのまま、また、水、エタノール等の有機溶媒に溶解又は分散させた状態で、MIF分泌抑制剤、炎症性疾患の改善剤、特に皮膚の炎症性疾患改善剤として使用できる。また、必要に応じて抽出溶媒を留去し、その乾燥物を用いてもよい。
一方、すでにトウヒ抽出物も市販されている。市販品としては「トウヒリキッド」一丸ファルコス株式会社、「トウヒ抽出液」香栄興業株式会社などを例示することができる。これらの市販品は次の表1に示すエキス濃度で販売されている。なお表1に示す溶媒 BGはブチレングリコール、EtOHはエタノールである。
生薬であるトウヒはダイダイの果実の果皮を乾燥させたものとして流通している。これを購入して抽出を行なう方が品質の安定なものが得られるため、ダイダイから剥皮して乾燥させてトウヒとしたのち抽出するより効率がよい。抽出は抽出溶媒に浸漬して行なうことができる。抽出効率を上げる為に、抽出溶媒を攪拌したり、抽出溶媒中で破砕均一化したり、抽出溶媒中で圧力をかけることもできる。抽出温度は5〜100℃程度が適切であり、抽出時間は5分〜1ヶ月程度である。これらの条件は適宜設定することができる。
前記トウヒ抽出物はそのまま、また、水、エタノール等の有機溶媒に溶解又は分散させた状態で、MIF分泌抑制剤、炎症性疾患の改善剤、特に皮膚の炎症性疾患改善剤として使用できる。また、必要に応じて抽出溶媒を留去し、その乾燥物を用いてもよい。
一方、すでにトウヒ抽出物も市販されている。市販品としては「トウヒリキッド」一丸ファルコス株式会社、「トウヒ抽出液」香栄興業株式会社などを例示することができる。これらの市販品は次の表1に示すエキス濃度で販売されている。なお表1に示す溶媒 BGはブチレングリコール、EtOHはエタノールである。
トウヒ抽出物は、乾燥物として、0.0001〜1000mg/日の範囲で適用することができ、さらに、この範囲に限らず、対象、適用形態、症状に応じてその量を適宜設定することができる。
本発明のトウヒ抽出物の配合量としては、0.0001〜10質量%程度が好ましいが、用いる剤型、使用対象等の様々の条件に応じて、100質量%までの広範囲でその配合量を適宜設定できる。
本発明のトウヒ抽出物の配合量としては、0.0001〜10質量%程度が好ましいが、用いる剤型、使用対象等の様々の条件に応じて、100質量%までの広範囲でその配合量を適宜設定できる。
本発明の製剤は、経口で又は非経口で投与することができる。
本発明の製剤は、例えば水溶液、油剤、乳液、懸濁液等の液剤、ゲル、クリーム等の半固形剤、粉末、顆粒、カプセル、マイクロカプセル、固形等の固形剤の形態で適用可能である。従来から公知の方法でこれらの形態に調製し、ローション剤、乳剤、ゲル剤、クリーム剤、軟膏、硬膏、ハップ剤、エアゾル剤、坐剤、注射剤、粉末剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、シロップ剤、トローチ剤等の種々の剤型とすることができる。これらを身体に塗布、貼付、噴霧、飲用等により適用することができる。特にこれら剤型の中で、皮膚外用剤であるローション剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、硬膏剤、ハップ剤、エアゾル剤等が適している。通常、医薬において使用される製剤化方法にしたがって、これらの剤型、組成物として製造することができる。
以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
本発明の製剤は、例えば水溶液、油剤、乳液、懸濁液等の液剤、ゲル、クリーム等の半固形剤、粉末、顆粒、カプセル、マイクロカプセル、固形等の固形剤の形態で適用可能である。従来から公知の方法でこれらの形態に調製し、ローション剤、乳剤、ゲル剤、クリーム剤、軟膏、硬膏、ハップ剤、エアゾル剤、坐剤、注射剤、粉末剤、顆粒剤、錠剤、丸剤、シロップ剤、トローチ剤等の種々の剤型とすることができる。これらを身体に塗布、貼付、噴霧、飲用等により適用することができる。特にこれら剤型の中で、皮膚外用剤であるローション剤、乳剤、クリーム剤、軟膏剤、硬膏剤、ハップ剤、エアゾル剤等が適している。通常、医薬において使用される製剤化方法にしたがって、これらの剤型、組成物として製造することができる。
以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
〔トウヒ抽出物のケラチノサイトを用いたUVB誘導性MIF分泌抑制試験〕
MIFは皮膚の構成細胞の一つであるケラチノサイトで強く発現することが知られている。そして、ケラチノサイトにUVBを照射することにより、MIFの分泌が促進されることが知られている(J Invest Dermatol, 112, 2, 210-15, 1999)。
ケラチノサイトにUVBを照射したときのMIFの分泌をトウヒ抽出物が抑制するか否かを試験した。
なお本試験で用いたトウヒ抽出物は、表1に示した市販されているトウヒ抽出液である。
MIFは皮膚の構成細胞の一つであるケラチノサイトで強く発現することが知られている。そして、ケラチノサイトにUVBを照射することにより、MIFの分泌が促進されることが知られている(J Invest Dermatol, 112, 2, 210-15, 1999)。
ケラチノサイトにUVBを照射したときのMIFの分泌をトウヒ抽出物が抑制するか否かを試験した。
なお本試験で用いたトウヒ抽出物は、表1に示した市販されているトウヒ抽出液である。
<試験方法>
1.ヒトケラチノサイトを1.0×104 cells/cm2でφ35mm dishに播種し、EpiLife-KG2培地(倉敷紡績製)で3日間培養した。EpilLife-KG2・BPE(-)培地に各サンプルを所定の抽出物濃度を添加したサンプル添加培地に交換し、1晩培養後、HANKS(-)存在下でUVBを2.0W/m2、15mJ/cm2照射し、サンプル含有EpilLife-KG2・BPE(-)培地に交換し、24時間培養した。培養上清を回収し、hMIF ELISA kit を用いて、定法に従い上清中MIF量を測定し、MIF分泌量を算出した。さらに、細胞をCell lysys bufferで溶解し、溶解液中のたんぱく質量をプロテインアッセイキットで測定し、dishあたりのタンパク質量を算出した。
1.ヒトケラチノサイトを1.0×104 cells/cm2でφ35mm dishに播種し、EpiLife-KG2培地(倉敷紡績製)で3日間培養した。EpilLife-KG2・BPE(-)培地に各サンプルを所定の抽出物濃度を添加したサンプル添加培地に交換し、1晩培養後、HANKS(-)存在下でUVBを2.0W/m2、15mJ/cm2照射し、サンプル含有EpilLife-KG2・BPE(-)培地に交換し、24時間培養した。培養上清を回収し、hMIF ELISA kit を用いて、定法に従い上清中MIF量を測定し、MIF分泌量を算出した。さらに、細胞をCell lysys bufferで溶解し、溶解液中のたんぱく質量をプロテインアッセイキットで測定し、dishあたりのタンパク質量を算出した。
2.UVB照射した試料無添加で溶媒添加(0.1%BG)処理群の単位タンパク質当たりのMIF分泌率を100%とした。
MIF分泌率(%)を求める式を以下に示す。
MIF分泌率(%)=(Mx/Px)/(M0/P0)×100
M0:UVB照射・サンプルA無添加で溶媒添加(0.1%BG)のMIF分泌量、
P0:M0測定時のタンパク質量、
Mx:各試料のMIF分泌量、
Px:各試料のタンパク質量
MIF分泌率(%)を求める式を以下に示す。
MIF分泌率(%)=(Mx/Px)/(M0/P0)×100
M0:UVB照射・サンプルA無添加で溶媒添加(0.1%BG)のMIF分泌量、
P0:M0測定時のタンパク質量、
Mx:各試料のMIF分泌量、
Px:各試料のタンパク質量
<結果>
測定結果を表2、図1に示す。なお、本試験における試料無添加群とトウヒ抽出物添加群の細胞のタンパク質の量を比較したところ、両群に差は認められなかった。したがって、トウヒの細胞毒性は認められないものと判断した。
測定結果を表2、図1に示す。なお、本試験における試料無添加群とトウヒ抽出物添加群の細胞のタンパク質の量を比較したところ、両群に差は認められなかった。したがって、トウヒの細胞毒性は認められないものと判断した。
以上の試験結果から、ケラチノサイトにトウヒ抽出物を添加することにより、紫外線誘導性のMIFの分泌が顕著に抑制された。
したがって、MIFの分泌量が増加することによって皮膚の症状が悪化することが知られている紫外線による皮膚障害・炎症、アトピー性皮膚炎、乾癬、接触性皮膚炎等のMIFが関与する皮膚の炎症性疾患に対して改善効果が期待できる。
したがって、MIFの分泌量が増加することによって皮膚の症状が悪化することが知られている紫外線による皮膚障害・炎症、アトピー性皮膚炎、乾癬、接触性皮膚炎等のMIFが関与する皮膚の炎症性疾患に対して改善効果が期待できる。
Claims (4)
- トウヒの抽出物を有効成分とするマクロファージ遊走阻止因子(MIF)分泌抑制剤。
- 抽出溶媒が水又はアルコールである請求項1記載のMIF分泌抑制剤。
- 請求項1又は請求項2に記載のMIF分泌抑制剤を含有する皮膚外用剤。
- 請求項1又は請求項2に記載のMIF分泌抑制剤を含有する炎症性疾患の改善剤。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006117613A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Ichimaru Pharcos Co Ltd | メラニン生成抑制剤 |
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JP2008007411A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-01-17 | Maruzen Pharmaceut Co Ltd | トランスグルタミナーゼ産生促進剤および表皮角化正常化剤 |
WO2009123215A1 (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 株式会社資生堂 | しわを防止または改善するための経口、注射、皮膚外用剤および美容方法 |
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2012
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Title |
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"シミ形成に関与する肌タンパク「MIF」を抑制 美白の新たなメカニズムを解明 2012 年3 月発売の新製品", [ONLINE], JPN6016011416, 6 January 2012 (2012-01-06), ISSN: 0003285165 * |
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