JP2011088716A - エレベータのガイド装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガイド装置20は、かごに装着され、断面矩形の収納溝を構成する支え部30を有する支え部材29と、一対の側辺部23と底部22とからなる断面コ字状の柱状体に作製され、支え部30に弾性支持されて支え部材29に保持され、かご用ガイドレールの係合部に外嵌状態に嵌合され、係合部に対して摺動する樹脂製の摺動部材21と、を備える。
【選択図】図4
Description
そこで、かご又はつり合いおもりが昇降を開始する時、あるいはガイド部材がガイドレールのつなぎ目を通過する時、摺動部材が押さえ部材や支え部材の溝内壁面と衝突し、異音を発生し、乗り心地が低下するという問題があった。
図1はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのガイド装置を適用したエレベータの構成を模式的に示す断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのガイド装置を適用したエレベータのかごを示す正面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのガイド装置を適用したエレベータのガイド装置周りを示す要部側面図、図4はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのガイド装置を示す正面図、図5は図4のV−V矢視断面図である。図6はこの発明の実施の形態1に係るエレベータのガイド装置を構成する摺動部材の構成を説明する上面図であり、図6の(a)は支え部装着前の状態を示し、図6の(b)は支え部装着した状態を示している。
なお、図示されていないが、ガイド装置20は、同様に、つり合いおもり6の取り付け枠にも取り付けられている。
ガイド装置20は、例えばポリエチレン樹脂などの樹脂材料を用いて作製され、底部22と底部22の両側部から相対して平行に立設された一対の側辺部23とからなるコ字状に形成され、溝方向に所定の長さを有する柱状の樹脂成型体であり、かご用ガイドレール16の係合部16aに外嵌状態に係合し、係合部16aに対して摺動してかご7の昇降を案内する摺動部材21と、摺動部材21に装着され、摺動部材21の両側辺部23を口開き状に弾性変形させるように付勢する付勢手段としての捻りコイルばね26と、支持腕13に固着され、摺動部材21を保持する支え部材29と、を備える。
このように組立てられたガイド装置20は、取付腕34を、取付ねじ42およびナット43を用いて、縦枠12から延設された支持腕13に締着固定されて、かご7に取り付けられる。
ついで、ガイド装置20がかご用ガイドレール16の継ぎ目を通過する時、かご用ガイドレール16の継ぎ目に段差があっても、摺動部材21が支え部30の溝幅方向に揺動することがない。そこで、ガイド装置20がかご用ガイドレール16の継ぎ目を通過する時に、異音が発生しない。
また、上記実施の形態1では、付勢手段として、捻りコイルばねを用いるものとしているが、付勢手段は捻りコイルばねに限定されるものではなく、例えば板ばねを用いてもよい。
この実施の形態2では、支え部の収納溝の内周壁面を粗面としている以外は、上記実施の形態1と同様に構成されている。
図7はこの発明の実施の形態3に係るエレベータのガイド装置を構成する摺動部材の支え部に装着前の状態を示す上面図である。
なお、この実施の形態3は、摺動部材21に代えて摺動部材21Aを用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態3によれば、凹部25が、底部22と両側辺部23との交差部内周に溝方向の全域にわたって凹設されている。そこで、両側辺部23が弾性変形しやすくなり、摺動部材21Aの支え部30への装着性が高められるとともに、捻りコイルばね30の小型化が図られる。また、かご用ガイドレール16の係合部16aの角部と摺動部材21Aとの接触が凹部25により回避され、摺動抵抗および摺動音を低下させることができる。
図8はこの発明の実施の形態4に係るエレベータのガイド装置を構成する摺動部材を示す上面図であり、図8の(a)は支え部装着前の状態を示し、図8の(b)は支え部装着した状態を示している。
なお、この実施の形態4は、摺動部材21に代えて摺動部材45を用いている点を除いて、上記実施の形態1と同様に構成されている。
この実施の形態4によれば、凹部48が、底部46と両側辺部47との交差部内周に溝方向の全域にわたって凹設されている。そこで、両側辺部47が曲がりやすくなり、摺動部材45の支え部30への装着性が高められる。また、かご用ガイドレール16の係合部16aの角部と摺動部材45との接触が凹部48により回避され、摺動抵抗および摺動音を低下させることができる。
また、上記各実施の形態では、支え部が断面コ字状の柱状体に作製されているものとしているが、支え部は、矩形断面の収納溝を有していればよく、その外形形状は特に限定されない。
Claims (5)
- かご又はつり合いおもりに装着され、ガイドレールに係合して上記かご又はつり合いおもりの昇降を案内するエレベータのガイド装置において、
上記かご又はつり合いおもりに装着され、断面矩形の収納溝を有する支え部材と、
一対の側辺部と底部とからなる断面コ字状の柱状体に作製され、上記収納溝に弾性支持されて上記支え部材に保持され、上記ガイドレールの係合部に外嵌状態に嵌合され、該係合部に対して摺動する樹脂製の摺動部材と、
を備えることを特徴とするエレベータのガイド装置。 - 上記摺動部材の上記一対の側辺部のそれぞれと上記底部とに係合し、該一対の側辺部を口開き状に弾性変形させる付勢手段を備え、
上記摺動部材が上記収納溝に収納された際に、上記一対の側辺部が上記付勢力に抗して復元し、一対の側辺部が該付勢力の復元力により上記収納溝の内周壁面に押圧されて、該摺動部材が該収納溝に弾性支持されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータのガイド装置。 - 上記付勢手段は捻りコイルばねであることを特徴とする請求項2記載のエレベータのガイド装置。
- 上記摺動部材が上記収納溝に収納された際に、上記一対の側辺部が該摺動部材の開口幅を縮小するように弾性変形し、一対の側辺部が自身の復元力により上記収納溝の内周壁面に押圧されて、該摺動部材が該収納溝に弾性支持されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータのガイド装置。
- 凹部が上記一対の側辺部のそれぞれと上記底部との交差部内周に凹設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータのガイド装置。
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JPH0512961U (ja) * | 1991-07-29 | 1993-02-19 | 株式会社プライム | カードリーダ |
JP2001261259A (ja) * | 2000-03-23 | 2001-09-26 | Nippon Mektron Ltd | エレベータのガイドシュー |
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