JP2005104649A - エレベータのガード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】上下方向に伸縮可能なトーガードと称されるガードプレートをかごの下面に取り付けた構造において、固定プレートと可動プレートを板厚方向で圧接させることによって通常運転中の振動音もしくは異音の発生を防止する。
【解決手段】固定プレート2a側の斜めのガイドスロット部16に昇降可能に案内支持されている可動プレート2bが自重により下方に移動し、上部ストッパー34が固定プレート2aに、下部ストッパー21が可動プレート2bにそれぞれ当接することによってその最下降位置が規制されている。可動プレート2bをその自重により常時固定プレート2aに密着もしくは圧接させていることで、かごの昇降動作に伴う可動プレート2bの揺動や振動あるいは異音の発生を防止している。
【選択図】図3

Description

本発明は、エレベータのかごの正面側の下面にいわゆるトーガード(またはエプロン)と称されるガードプレートを設けてなるエレベータのガード装置に関し、特にガードプレートの構造として固定プレートと可動プレートを二枚重ねとしたいわゆる伸縮可能な構造を採用した場合に、かごの昇降動作に伴い上記可動プレートの揺動による異音もしくは振動音が発生するのを未然に防止したエレベータのガード装置に関するものである。
この種の技術の代表例である特許文献1には、いわゆるトーガードと称されるガードプレートの構造として固定プレートと可動プレートを二枚重ねとして上下方向に伸縮可能な構造とし、その結果としてガードプレートの全体の高さ寸法が縮小可能となっているものが開示されている。この構造によれば、通常運転中はガードプレートが最大の高さ寸法を有していて(最大伸長状態)、例えば万が一かごの停止位置精度がばらついても、かごと乗り場の床面との間に乗り場にいるエレベータ利用者のつま先が入り得るような隙間が発生するのを未然に防止することができる。その一方、例えばガードプレートの最大高さ寸法に対してピット深さが浅く設定されていて、なお且つかごが最下降位置まで下降した場合には、可動プレートの下端がピット床面に当接することで可動プレートが相対的に押し上げられ、結果としてガードプレート全体の高さ寸法が縮小(収縮)することでガードプレートの破損を未然に防止するようになっている。
特開2002−302370号公報
しかしながら特許文献1に開示されているガード装置では、可動プレートが固定プレートに対して単に上下動可能に案内支持されているだけであるから、かごの昇降動作に伴って可動プレートが揺動もしくは振動し、固定プレートとの間で振動音もしくは異音が発生して、乗員に不快感を与えてしまうおそれがあった。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、可動プレートを定常的に固定プレート側に密着させることによって、エレベータのかごの昇降動作に伴う可動プレートの揺動もしくは振動を抑制し、もって不快な振動音や異音の発生を未然に防止したエレベータのガード装置を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、エレベータのかごの正面側下面に下方に向かって突出するガードプレートを設けるとともに、このガードプレートは、かごの正面側下面に垂設された固定プレートと、この固定プレートに昇降可能に案内支持された可動プレートとで形成されていることにより、ガードプレート全体の高さ寸法が縮小可能となっている構造のエレベータのガード装置であることを前提としている。
その上で、固定プレートおよび可動プレートのうちいずれか一方の両側部には側面視にてかごの奥部側から正面側に向かって下り勾配となる斜めのスライド案内部が設けられているとともに、このスライド案内部に沿って可動プレートが固定プレートに対しかごの前後方向での接近離間動作を伴いながら昇降可能に案内支持されていて、固定プレートに対する可動プレートの最下降状態では、両者の一部が互いに重なり合ったままで可動プレートがスライド案内部に圧接しつつ且つ固定プレートに圧接することによりその最下降位置が規制されるようになっていることを特徴としている。
スライド案内部としては、例えば請求項2に記載のように、固定プレートの両側部にサイドフランジ部を折り曲げ形成するとともに、このサイドフランジ部に側面視にてかごの奥部側から正面側に向かって下り勾配となる斜めのガイドスロット部をスライド案内部として形成し、このガイドスロット部に沿って可動プレートが昇降可能に案内支持させるものとする。もちろん、スライド案内部としてレール状のもの等を採用することも可能であるが、加工性や加工コストの面では上記のガイドスロットタイプが有利である。
なお、上記のスライド案内部もしくはガイドスロット部は固定プレート側ではなく可動プレート側に設けても同様の機能が発揮される。
また、上記可動プレートと固定プレートの相対位置関係としては、請求項3に記載のように、可動プレートの上端と固定プレートの下端をそれぞれ相手側プレートに向けて折り曲げることによりストッパーとし、上下のストッパーがそれぞれ相手側プレートと当接することによって固定プレートに対する可動プレートの最下降位置が規制されるようになっているものとする。こうすることにより、可動プレートと固定プレートが互いの面で接触するのではなく、各々のストッパーが相手側プレートと当接することによって固定プレートに対する可動プレートの最下降位置が規制される。
上記ストッパーに関し、上下いずれか一方のストッパーのみを相手側プレートに当接させることによっても同等の機能が発揮されるが、所期の目的および接触部の安定性確保の上では上下のストッパーをそれぞれ相手側プレートに当接させることが望ましい。
したがって、請求項1〜3に記載の発明では、通常運転中は可動プレートがその自重により斜めのスライド案内部もしくはガイドスロット部に沿って下降していて、ガードプレート全体として最大伸長状態にある。この最大伸長状態では、スライド案内部もしくはガイドスロット部が斜めであるために、可動プレートの自重が固定プレートとの接近離間方向(かごの前後方向)での相互圧接力に変換されて、可動プレートが斜めのスライド案内部もしくはガイドスロット部に圧接したままで、固定プレートと可動プレートが直接圧接するか、もしくは上下のストッパーが相手側プレートに圧接することで固定プレートに対する可動プレートの最下降位置が規制されて、可動プレートはその位置に保持されている。
この状態は、固定プレートの縦壁面と斜めのスライド案内部もしくはガイドスロット部とのなすいわゆるくさび状空間に固定プレートが挟まれていて、固定プレートの縦壁面と斜めのスライド案内部もしくはガイドスロット部の双方に対し、可動プレート自体がその自重をもって圧接している状態にほかならない。
このように、通常運転中は可動プレートが固定プレート側の上記くさび状空間に挟み込まれていて、固定プレートと可動プレートとのかごの前後方向での相互圧接力が作用していることで、かごの昇降動作に伴う可動プレートの揺動が抑制され、その結果として振動音もしくは異音の発生を防止できることになる。
請求項4記載の発明は、可動プレートの下端部には、可動プレートの最下端よりも下方位置を接地面とする転動体が設けられていることを特徴としている。
ここでの転動体は、かごの前後方向における固定プレートと可動プレートとの接近離間動作に追従できるような回転可能なローラを想定しており、より好ましくは可動プレートがピット床面に当接した際の衝撃を緩和するために、少なくとも表面がゴム等の弾性体で被覆されたゴムローラを用いるものとする。
先に説明した請求項1〜3に記載の発明では、ガードプレートの最大高さ寸法に対してピット深さが浅く設定されていて、なお且つかごが最下降位置まで下降した場合には、可動プレートの下端がピット床面に当接することになる。そして、可動プレートがピット床面からの押し上げる力を受けて相対的に上昇移動するのに伴い、スライド案内部もしくはガイドスロット部が斜めであるために、同時に可動プレートはピット床面に接触したままかごの正面側から奥部側に向かって水平方向に移動するいわゆる引きずり現象によってピット床面に傷を付けてしまう可能性がある。
これを解消したのが請求項4に記載の発明であり、可動プレートの下端がピット床面に当接した場合に、固定プレートに対する可動プレートの上昇移動に伴い両者がかごの前後方向に相対移動するのをスムーズに許容し、ガードプレートが破損したり、ピット床面に傷をつけてしまうこともなくなる。
請求項1〜3に記載の発明によれば、エレベータの通常運転中すなわち上記ガードプレートが最大の高さ寸法を保っている状態にあるかぎりは、可動プレートが固定プレート側のいわゆるくさび状空間に挟み込まれていて、固定プレートと可動プレートのかごの前後方向での相互圧接力が作用しているので、可動プレートが揺動もしくは振動することがなくなり、振動音もしくは異音の発生を未然に防止することができる。
また請求項4に記載の発明によれば、可動プレートの下端部に転動体を設けることによって、万が一ガードプレートがピット床面に当接した場合のガードプレートの破損や、ピット床面の損傷を未然に防止することができる。
図1以下の図は、本発明に係るガード装置の好ましい実施の形態を示したものであり、特に図1はガード装置を含むエレベータのかご全体を透視図的な斜視図として示している。また、図2の(A)はガード装置の主要素であるガードプレート2の最大伸長状態での正面側斜視図を、図2の(B)は同ガードプレート2の背面側斜視図を、図3は図2の(A)の側面図を、図4はガードプレート2の分解図をそれぞれ示している。
図1に示すように、トーガードと称されるガードプレート2がエレベータのかご1の正面側下面(かごの戸3の敷居となる部分の直下)に設置され、下方に向かって鉛直姿勢で突出している。ガードプレート2はかご1が所定の停止階で停止した際に、万が一停止位置誤差によりかごの床4が乗り場の床5よりも高い位置にある状態で乗り場の戸6が開いた場合において、双方の床4,5同士の段差部分に隙間が発生するのを防止するためのものである。
ガードプレート2は、図2,3に示すように、かご1の正面側下面に垂設されている固定プレート2aと、固定プレート2aに対して重なり合うようにしてこの固定プレート2aに昇降可能に案内支持されている可動プレート2bから構成され、ガードプレート2全体としてはその高さ寸法が縮小可能すなわち上下方向で伸縮可能な構造となっている。
固定プレート2aには、斜め上方向に伸びている2本のブラケット11が添設されているとともに、上端に3つの取付穴13が形成されていて、ブラケット11の上端に形成された取付穴14と3つの取付穴13とをもってかご1の正面側下面にねじ締め固定されている。
そして、固定プレート2aの両側はサイドフランジ部15として略直角に折り曲げ形成されており、そのサイドフランジ部15にスライド案内部であるガイドスロット部16がかご1の奥部側から正面側に向かって下り勾配となるように斜めに形成されている。このガイドスロット部16には後述するように可動プレート2bの幅方向両端部が係合していて、これにより固定プレート2aに対して可動プレート2bがガイドスロット部16に沿って昇降可能に且つかご1の前後方向に接近離間可能に案内支持されている。
また、固定プレート2aの両側に形成したサイドフランジ部15の下半部を更に略直角に折り曲げることによって左右の補助フランジ部17を形成し、これらの左右の補助フランジ部17同士をアングル状の2本の補強バー18とボルト・ナット19とをもって相互に連結してある。これによって、固定プレート2aの剛性を確保している。
固定プレート2aの下端部にはフランジ状の下部ストッパー21が段差をもって折り曲げ形成され、同様に可動プレート2bの上端部には上部ストッパー34が折り曲げ形成されており、図3に示すように上下のストッパー34,21がそれぞれ相手側プレートに当接することによって固定プレート2aに対する可動プレート2bの最下降位置が規制されている。
また、図4に示すように、可動プレート2bにはその長手方向(幅方向)に沿って平板状のガイドプレート30が4組のボルト・ナット31にてねじ締め固定されている。このガイドプレート30は可動プレート2b自体の幅寸法よりも所定量だけ長く設定されているとともに、固定プレート2a側のガイドスロット部16と同じ勾配を有していて、ガイドプレート30の長手方向両端部のスライド部32を上記ガイドスロット部16に係合させてある。これにより固定プレート2aに対して可動プレート2bがガイドスロット部16に沿って昇降可能に且つかご1の前後方向に接近離間可能に案内支持されている。
なお、サイドスロット部16に沿ってガイドプレート30がスムーズに昇降できるようにそのガイドプレート30の板厚はサイドスロット部16のスロット幅よりも小さく形成されている。
そして、図3に示したように、ガイドスロット部16とスライド部32との係合によって固定プレート2aに対し可動プレートが昇降可能になってはいても、上下のストッパー34,21がそれぞれ相手側となる固定プレート2aもしくは可動プレート2bに当接することで可動プレート2bの最下降位置が規制されている。なお、上部ストッパー34は、可動プレート2bの上端部において長手方向の両端部のみに形成されており、それ以外は隙間としてのクリアランスDが確保されている。
図2のほか図5に拡大して示すように、左右のスライド部32にはアングル状のブラケット41および2組のボルト・ナット40,42を介して同じくアングル状のエクステンションアーム43が鉛直姿勢にて連結されている。各エクステンションアーム43の下端には転動体であるゴムローラ44がボルト・ナット45にて回転可能に取り付けられている。なお、このゴムローラ44は、後述するようにそれ自体がピット床面に当接した場合にかご1の前後方向での固定プレート2aと可動プレート2bの相互接近離間動作を補助するものであるから、そのゴムローラ44の円筒外周面である接地面は可動プレート2b自体の最下端よりも下方位置となるように設定されているとともに、ゴムローラ44の回転中心はかご1の幅方向を指向するように設定してある。
したがって、このように構成されたガード装置によれば、図3に示すようにガードプレート2の最大伸長状態(最大の高さ寸法を有している状態)では、可動プレート2bは自重によりガイドスロット部16に沿って固定プレート2aの下部まで滑り落ちていて、固定プレート2aの下端部に形成された下部ストッパー21が可動プレート2bに、可動プレート2bの上端部に形成された上部ストッパー34が固定プレート2aにそれぞれ当接することによって、固定プレート2aと可動プレート2bが一部重なり合いながら可動プレート2bが静止している。すなわち、固定プレートに対して可動プレート2bがその最下降位置に保持されている。
なお、この状態においても、ガイドスロット部16に係合しているスライド部32はそのガイドスロット部16の最下端には当接しておらず、ガイドスロット部16の下端部にはなおも可動プレート2bが下降し得るだけの微小ストロークが残されている。
この状態では、可動プレート2bが固定プレート側の斜めのガイドスロット部16に案内支持されていることから、可動プレート2bにはその自重をもって常に固定プレート2aに密着しようとする圧接力が作用しており、実質的に可動プレート2bはその自重により固定プレート2aの縦壁面と斜めのガイドスロット部16とのいわゆるくさび状空間に挟み込まれていて、その可動プレート2bはガイドスロット部16に圧接しながら同時に固定プレート2aにも圧接している。
したがって、たとえかご1が昇降動作したとしてもそれに伴って可動プレート2bが揺動したり振動することがなく、ガードプレート2に起因する振動音や異音の発生を未然に防止できることになる。
特に上部ストッパー34が固定プレート2aに、下部ストッパー21が可動プレート2bにそれぞれ圧接した状態において、上下のストッパー34,21そのものや相手側となるプレート(固定プレート2aもしくは可動プレート2b)の一部がその自己弾性力によりわずかに撓むことにより、可動プレート2bがその自重のためにさらに一段下降して、上記のいわゆるくさび状空間に対する可動プレート2bの落ち込みを助長し、以降も可動プレート2bには上記くさび状空間での落ち込みを一段と助長するような力が常時作用していることになる。これにより、固定プレート2aと可動プレート2bとの圧接力もしくは密着力が一段と大きくなり、可動プレート2bの揺動防止効果ひいては固定プレート2aと可動プレート2bとの間の振動や異音発生防止効果の上で一段と有利となる。
上記の構造において、下部ストッパー21もしくは上部ストッパー34のどちらか一方のみが相手側プレートに当接した場合であっても、可動プレート2bの最下降位置を規制する機能および可動プレート2bの揺動を防止する機能を有するが、サイドスロット部16に案内支持されるガイドプレート30をはさんでその上下二箇所にストッパー21,34を設けることによってより可動プレート2bの揺動防止効果が一段と顕著となる。
一方、ガードプレート2の最大高さ寸法に対してピット深さが浅く設定されていて、なお且つかご1が最下降位置まで下降したような場合には、図6の(A)に示すように可動プレート2bの下端のゴムローラ44がピット床面60に当接して、同図(B)に示すように固定プレート2aに対して可動プレート2bを相対的に押し上げ、ガードプレート2全体が収縮状態となる。この時には、可動プレート2bはガイドスロット部16に沿って上昇しながら、同時にゴムローラ44の転動によって上下のストッパー34,21が相手側プレートから離間する方向すなわちかご1の奧部側に水平移動することになる。これにより、ガードプレート2がスムーズに図6の(B)に示すような収縮状態となって、ピット床面60に当接したことによるガードプレート2の破損が未然に防止される。
その上、ピット床面60へのガードプレート2の当接の際にはゴムローラ44のみが直接当接することになるので、当接初期の衝撃がゴムローラ44によって吸収,緩和される。さらに、可動プレート2bの上昇に伴うその可動プレート2bの水平移動動作すなわち固定プレート2aと可動プレート2bとの接近離間動作はゴムローラ44の転動を伴いながら行われるので、例えばゴムローラ44がなく可動プレート2bの一部が直接ピット床面60に当接した場合のように、可動プレート2bの上昇動作に伴う水平方向へのいわゆる引きずり現象によってピット床面60に傷を付けてしまうこともない。
このように本実施の形態によれば、伸縮可能な構造としたガードプレート2に起因してかご1の昇降動作に伴って振動や異音が発生するのを未然に防止することができるとともに、万が一ガードプレート2がピット床面60に当接したとしてもガードプレート2自体の破損やピット床面60の傷付きを未然に防止することができる。
本発明の好ましい実施の形態としてトーガードと称されるガード装置を備えたエレベータのかごの全体構成を示す透視斜視図である。 (A)はガード装置の主要素であるガードプレートの正面側斜視図、(B)は同ガードプレートの背面側斜視図である。 図2に示すガードプレートの拡大側面図である。 図2に示すガードプレートの分解斜視図である。 図2の(B)におけるC部拡大図である。 ガードプレートがピット床面に当接した時の作動説明図で、(A)は当接初期段階の側面説明図、(B)は同ガードプレートの収縮状態での側面説明図である。
符号の説明
1・・・かご
2・・・ガードプレート
2a・・・固定プレート
2b・・・可動プレート
15・・・サイドフランジ部
16・・・サイドスロット部(スライド案内部)
21・・・下部ストッパー
30・・・ガイドプレート
32・・・スライド部
34・・・上部ストッパー
44・・・ゴムローラ(転動体)

Claims (4)

  1. エレベータのかごの正面側下面に下方に向かって突出するガードプレートを設けるとともに、このガードプレートは、かごの正面側下面に垂設された固定プレートと、この固定プレートに昇降可能に案内支持された可動プレートとで形成されていることにより、ガードプレート全体の高さ寸法が縮小可能となっている構造のエレベータのガード装置において、
    固定プレートおよび可動プレートのうちいずれか一方の両側部には側面視にてかごの奥部側から正面側に向かって下り勾配となる斜めのスライド案内部が設けられているとともに、このスライド案内部に沿って可動プレートが固定プレートに対しかごの前後方向での接近離間動作を伴いながら昇降可能に案内支持されていて、
    固定プレートに対する可動プレートの最下降状態では、両者の一部が互いに重なり合ったままで可動プレートがスライド案内部に圧接しつつ且つ固定プレートに圧接することによりその最下降位置が規制されるようになっていることを特徴とするエレベータのガード装置。
  2. 固定プレートの両側部にはサイドフランジ部が折り曲げ形成されているとともに、
    このサイドフランジ部に側面視にてかごの奥部側から正面側に向かって下り勾配となる斜めのガイドスロット部がスライド案内部として形成されていて、
    このガイドスロット部に沿って可動プレートが昇降可能に案内支持されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのガード装置。
  3. 可動プレートの上端と固定プレートの下端をそれぞれ相手側プレートに向けて折り曲げることによりストッパーとし、上下のストッパーがそれぞれ相手側プレートと当接することによって固定プレートに対する可動プレートの最下降位置が規制されるようになっていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータのガード装置。
  4. 可動プレートの下端部には、可動プレートの最下端よりも下方位置を接地面とする転動体が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエレベータのガード装置。
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