JP2011086663A - 多層基板の放熱構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られた面積内に光源等の発熱体を配置しても、効率良く放熱可能とする多層基板の放熱構造を提供する。
【解決手段】表面側外層を構成する第1導電層101から、裏面側外層を構成する第6導電層106方向へ向けて積層方向へ連通するバイアホール65…が、橙色LED23及び青色LEDの周囲に形成されている。
第1導電層101と、第6導電層106との間に位置する内層には、バイアホール65に介装された金属導体66…,67…によって、第1導電層101と接続する平面状の放熱ランド部44,54等が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、狭小面積に複数のLED等の発熱体を配置する回路基板等に用いられ、特に、自動車等の車両の集中スイッチに用いられて複数の発熱体が、一側面に実装されて配置される多層基板の放熱構造に関するものである。
従来、自動車の多層基板の放熱構造として、複数のプリント配線基板を重ね合わせて、熱圧着プレスにより、一体化するものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
まず、構成から説明すると、この従来の多層基板構造では、互いに重ね合わせられたプリント配線基板の導電パターン同士が、互いに導電接続するように、熱圧着により基板同士が接着される際に、隣接配置される各プリント配線基板には、バイアホールが貫通形成されて構成されている。
このような一体化されたプリント配線基板からなる多層基板の表面側一側面には、LED素子等の通電により、発熱を伴って発光する発熱体が実装されて、内部の配線から供給される電力の通電により、このLED素子が発光するように構成されている。
次に、この従来の多層基板の放熱構造の作用効果について説明する。
このように構成された従来の多層基板の放熱構造では、LED素子が、通電により発光すると、この発熱体が、発光に伴って熱を発生させる。
これらの熱は、前記LED素子が固着されている前記プリント配線基板の表面から大気中に放熱される。
特開2009−38058号公報(明細書第0020段落乃至第0111段落、図1)
しかしながら、このように構成された従来の多層基板の放熱構造では、前記プリント配線基板の表面側側面に固着されたLED素子等の発熱体が、通電により発熱した熱を、平面状に広げて、放熱するように構成されている。
この放熱量は、前記プリント配線基板の表面に設けられる放熱ランド部等、熱伝導率の高い金属部分の面積に略依存する。
従って、前記プリント配線基板の表面全体の面積によって、放熱量が制限されてしまう。
また、隣接配置されるLED素子等を交互に点灯するように構成しても、同一の前記プリント配線基板の表面が、冷却されないうちに、次のLED素子の熱が、伝達されて表面の温度を低下させることが困難であった。
更に、前記多層の基板を貫通させたバイアホールから、前記プリント配線基板の裏面側に設けられた放熱ランド部に熱を伝達させて放熱させる構成を採用しても、裏面側に、GND信号の信号線や、或いは電源系の銅箔等が、設けられている場合が有る。
このような場合、放熱に必要な放熱ランド部の面積を、裏面側に確保することが困難であるといった問題があった。
そこで、この発明は、限られた面積内に光源等の発熱体を配置しても、効率良く放熱可能とする多層基板の放熱構造を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載されたものは、導電性材料で構成される導電層と、絶縁材料で構成される絶縁材とを交互に積層してなり、少なくとも表面側外層には、通電により発熱する発熱素子が固設されている多層基板の放熱構造であって、前記表面側外層から、裏面側外層方向へ向けて積層方向へ連通するバイアホールを、前記発熱素子の周囲に形成すると共に、前記表面側外層と裏面側外層との間に位置する内層には、前記バイアホールに介装された熱伝導材によって、前記表面側外層に位置する導電層と接続する平面状の放熱ランド部を設けている多層基板の放熱構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記表面側外層に設けられた各発熱素子に対応する各放熱ランド部を異ならせた請求項1記載の多層基板の放熱構造を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記放熱ランド部は、前記バイアホールの周縁から薄板状に延設されている請求項1又は2記載の多層基板の放熱構造を特徴としている。
また、請求項4に記載されたものは、異なる機能を有する一対の前記発熱素子を隣接配置して、各発熱素子が接続される各放熱ランド部の導電層を、積層方向で個別に設けて、該各発熱素子に交互に通電する請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の多層基板の放熱構造を特徴としている。
そして、請求項5に記載されたものは、前記複数対の発熱素子のうち、同一の機能を有する発熱素子を、積層方向で同一導電層に位置する複数の放熱ランド部に接続する請求項4記載の多層基板の放熱構造を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、前記バイアホールに介装された熱伝導材によって、前記発熱素子が設けられた外層と、前記内層に位置する放熱ランド部との間が接続されている。
このため、通電によって前記発熱素子が発熱しても、該バイアホールに介装された前記熱伝導材を通じて、内層に設けられた放熱ランド部に、熱が伝達されて、平面状に拡散されることにより、放熱される。
従って、外層に位置するプリント配線基板の表面側側面に他の電子部品等が実装されて、面積が減少していても、光源等の発熱体を配置出来る。
しかも、裏面側側面に形成されたGND信号の信号線,電源系の銅箔等が専有していても、制限を受けない。
よって、容易に広い放熱面積を内層の放熱ランド部が確保することが出来るので、効率良く放熱できる。
また、請求項2に記載されたものは、各発熱体によって異なる放熱ランド部が対応しているので、他の発熱体が発熱している間でも、発熱していない発熱体に対応する放熱ランド部が、冷却される。
このため、発熱体が発熱する際に、放熱ランド部の温度は低下しているので、更に、効率良く放熱できる。
更に、請求項3に記載されたものは、前記放熱ランド部が前記バイアホールの周縁から延設されて、薄板状に延設された形状に沿って、内層内の面延設方向へ熱を拡散させる。
このため、広い面積から、外層方向へ向けて効率良く放熱できる。
そして、請求項4に記載されたものは、前記積層方向に個別に設けられた導電層の放熱ランド部に、交互に通電された各発熱素子の熱が、交互に伝えられる。
このため、一方の放熱ランド部に接続された発熱素子の発熱が起こらない間は、冷却されて、発熱している発熱素子の熱が、他方の放熱ランド部から、平面状に冷却されている一方の放熱ランド部に向けて移動して、更に、効率良く放熱される。
また、請求項5に記載されたものは、前記複数対の発熱素子のうち、同一の機能を有する発熱素子が、積層方向で同一導電層に位置する複数の放熱ランド部に各々接続されている。
このため、一つの機能を発揮させて発熱している間は、積層方向で重なる他の放熱ランド部が冷却されているので、これらの他の放熱ランド部へ向けて、放熱ランド部の熱が移動され、更に、効率良く多層基板の冷却を行うことが出来る。
この発明の実施の形態の多層基板の放熱構造で、要部の構成を説明する図2中、A−A線に沿った位置に相当する位置での模式的な断面図である。 実施の形態の多層基板の放熱構造で、集中スイッチのプリント配線基板の表面側外層に位置するLED素子の配置を示す正面図である。 実施の形態の多層基板の放熱構造が適用される集中スイッチで、一方のモードが表示された状態の車室内側の正面図である。 実施の形態の多層基板の放熱構造が適用される集中スイッチで、他方のモードが表示された状態の車室内側の正面図である。 実施の形態の多層基板の放熱構造で、プリント配線基板の第4層を車室内方向から見た平面図である。 実施の形態の多層基板の放熱構造で、プリント配線基板の第5層を車室内方向から見た平面図である。 実施の形態の多層基板の放熱構造で、プリント配線基板の第6層を車外方向から見た平面図である。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための実施の形態の多層基板の放熱構造について、図1乃至図7を用いて説明する。
まず、構成から説明すると、この実施の形態の多層基板の放熱構造では、自動車の車室内前方で、インストルメントパネルの車幅方向略中央位置には、エアコンディショナー装置又は、ドライビングアシスト装置等を操作する為の集中スイッチ1が、設けられている。
この集中スイッチ1では、図2に示すプリント配線基板2の表面側外層を形成して、導電性材料で構成された第1導電層101を有する車室内側側面2aが、図3及び図4に示すような樹脂製の操作カバー部材3によって覆われている。
この実施の形態のプリント配線基板2は、導電性材料で構成される前記第1導電層101のような導電性材料で各々構成される第2〜第6導電層102〜106と、樹脂材料等の絶縁材料で構成される第1〜第5絶縁材層201〜205とが交互に積層されて一体に構成されている。
このうち、最下層に位置する導電性材料で構成される前記第6導電層106は、裏面側外層を形成していて、図7に示すように、GND信号の信号線や、或いは電源系の銅箔等を、設けることが可能なスペースSが、充分に確保されている。
このプリント配線基板2には、前記第1導電層101から、第6導電層106方向へ向けて積層方向へ連通するバイアホール65…が、複数形成されている。
このうち、隣接配置されるバイアホール65,65は、前記第4導電層104及び第5導電層105に接続される端子毎に分けられて、熱伝導材としての金属導体66,66又は67,67が介装されることにより、電気的に接続されている。
この操作カバー部材3には、シーソースイッチ4,ボリュームスイッチ5,6及び複数の押しボタンスイッチノブ7〜10及び11〜14が、配列されている。
また、この押しボタンスイッチノブ7〜10及び11〜14間には、前記シーソースイッチ4のモードA又はモードBの切換により、異なる表示が行われるセンタディスプレイ表示部15が設けられている。
この実施の形態では、前記シーソースイッチ4のモードAを選択した場合には、図3に示すように、前記エアコンディショナー装置の操作表示Aが、表示されると共に、モードBを選択した場合には、図4に示すように、前記ドライビングアシスト装置の操作表示Bが表示されるように構成されている。
このうち、前記押しボタンスイッチノブ7〜10及び11〜14に対応する各裏面側には、図2に示すように、複数の押しボタンスイッチ本体21…が、所定間隔を置いて実装されている。
この押しボタンスイッチ本体21の近傍には、各々一対のLED照明光源22としての橙色LED23,青色LED24が、近接して配置されていて、前記各押しボタンスイッチノブ7〜10及び11〜14に対応して、裏面側から照明光を照光可能に設けられていると共に、前記シーソースイッチ4のモードA,Bの何れかが選択された場合、複数の橙色LED23…,又は複数の青色LED24…が、点灯して、照明光の色調を変更可能としている。
そして、前記プリント配線基板2の面内,外方向に貫通するバイアホール65…のうち、前記橙色LED23に接続されるバイアホール65の金属導体66,66は、図5に示すように、前記第4導電層104に設けられた平面状の放熱ランド部41〜43及び44〜46に電気的に接続されている。
また、前記プリント配線基板2の面内,外方向に貫通するバイアホール65…のうち、前記青色LED24に接続されるバイアホール65の金属導体67,67は、図6に示すように、前記第5導電層105に設けられた平面状の放熱ランド部51〜53及び54〜56に電気的に接続されている。
このため、この実施の形態では、前記バイアホール65…に介装された金属導体66…によって、前記表面側外層に位置する第1導電層101に実装された各橙色LED23…と、第4導電層104に位置する放熱ランド部41〜46とが、良好な熱伝導効率で接続されている。
また、この実施の形態では、前記バイアホール65…に介装された金属導体67…によって、前記表面側外層に位置する第1導電層101に実装された各青色LED24…と、第5導電層105に位置する放熱ランド部51〜56とが、良好な熱伝導効率で接続されている。
更に、この実施の形態では、図1に示すように、前記バイアホール65…には、面内,外方向に貫通する細孔65a…が、各々形成されている。
また、これらの前記第1導電層101に実装された各橙色LED23…に対応する第4導電層104の異なる放熱ランド部41〜46に接続されると共に、前記第1導電層101に実装された各青色LED24…に対応して異なる各放熱ランド部51〜56に接続している。
そして、各放熱ランド部41〜46及び51〜56は、前記接続に用いられる各バイアホール65…の周縁から、放射状に一定の寸法を有するように、正面視で、略方形薄板状に延設されている。
また、この実施の形態では、異なる機能として、発光色が異なる一対の前記発熱素子としての橙色LED23と、青色LED24とが隣接配置されている。
これらの各橙色LED23…が接続される各放熱ランド部41〜46が、設けられた第4導電層104と、前記青色LED24…が接続される各放熱ランド部51〜56が、設けられた第5導電層105とが、積層方向で、前記第4絶縁材層204を介在させて個別に設けられている。
そして、この実施の形態では、前記橙色LED23と、青色LED24とが、交互に通電によって、発光するように構成されている。
また、前記複数対のLED照明光源22の有する橙色LED23と、青色LED24とのうち、同一の色彩を有して、同時に発光する発熱素子を、積層方向で同一の第4導電層104又は第5導電層105に設けられている複数の放熱ランド部41〜46又は51〜56に接続するように構成されている。
次に、この実施の形態の多層基板の放熱構造の作用効果について説明する。
このように構成された実施の形態の多層基板の放熱構造では、前記各バイアホール65…に介装された各金属導体66…と67…とによって、前記橙色LED23…と、青色LED24…とが設けられた表面側外層を形成する第1導電層101と、前記第4導電層104及び第5導電層105のように内層に位置する放熱ランド部41〜46及び51〜56との間が接続されている。
このため、通電によって前記橙色LED23…又は、青色LED24…が発光に伴って発熱しても、これらの各橙色LED23…又は、青色LED24…の周囲の前記バイアホール65…に介装された前記金属導体66…又は67…を通じて、内層に設けられた前記第4導電層104及び第5導電層105の放熱ランド部に41〜46及び51〜56、各々熱が伝達されて、平面状に拡散されることにより、放熱される。
従って、前記第1導電層101に位置するプリント配線基板の表面側側面に他の電子部品等が実装されて、前記橙色LED23…、青色LED24…を配置出来る面積が減少していても、一対のLED照明光源22の橙色LED23と青色LED24とを、近接させて配置出来る。
しかも、裏面側側面である第6導電層106には、充分なスペースSを確保出来るので、GND信号の信号線,電源系の銅箔等を設けることにより、専有面積が減少しても、内層に位置する各放熱ランド部41〜46及び51〜56の面積は制限を受けない。 よって、容易に広い放熱面積を内層の放熱ランド部41〜46及び51〜56が、確保することが出来、発熱体の熱を効率良く拡散させて放熱できる。
また、各橙色LED23と青色LED24とによって異なる放熱ランド部41〜46と、放熱ランド部51〜56とが対応しているので、何れかの発熱体である橙色LED23又は、青色LED24が発熱している間でも、他方の発熱していない青色LED24又は、橙色LED23に対応する放熱ランド部41〜46又は51〜56が、冷却される。
このため、一方の橙色LED23又は、青色LED24が発熱する際に、他方の放熱ランド部41〜46又は51〜56の温度は、低下しているので、更に、他方の青色LED24又は、橙色LED23が通電による発光に伴って発熱する際には、比較的低温となっている他方の放熱ランド部41〜46又は51〜56方向へ向けて、前記金属導体66…,67…を通じて効率良く放熱できる。
更に、この実施の形態では、前記放熱ランド部41〜46又は51〜56に、個別に接続される各金属導体66…,67…を介装させた前記各バイアホール65…の周縁から、放射状に延設されて、一定寸法以上、面延設方向へ向けて、薄板状に延設された形状に沿って、内層内の熱を拡散させる。
このため、レイアウトの自由度の制約や、他の電子部品等が実装されることにより、実装面積の制約を受ける表裏面等の外層を形成する第1導電層101又は、第6導電層106に比して、広い放熱面積を確保出来、内層部分で広範囲に拡散した熱を外層方向へ向けて効率良く放熱できる。
そして、前記積層方向に個別に設けられた第4導電層104又は第5導電層105の放熱ランド部41〜46又は51〜56に、交互に通電された各橙色LED23…又は、青色LED24…の熱が、交互に伝えられる。
このため、一方の放熱ランド部41〜46に接続された青色LED24…の発熱が起こらない間は、これらの放熱ランド部41〜46が冷却されて、発熱している橙色LED23…の熱が、他方の放熱ランド部51〜56から、平面状に冷却されている一方の放熱ランド部41〜46に向けて、内層を平行に比較的広い面積で移動して、更に、効率良く放熱される。
また、前記複数対の押しボタンスイッチノブ7〜10及び11〜14が、同一の機能である同色の橙色LED23…が、積層方向で同一の第5導電層105に位置する複数の放熱ランド部51〜56に各々接続されている。
そして、同色の青色LED24…が、積層方向で同一の第4導電層104に位置する複数の放熱ランド部41〜46に各々接続されている。
このため、例えば、一方の橙色LED23…を発光させて発熱している間は、積層方向で重なる他の放熱ランド部51〜56が冷却されている。
従って、これらの他の放熱ランド部51〜56へ向けて、放熱ランド部41〜46の熱が移動されると共に、裏面側の外層を構成する第6導電層106の近傍で、外気により冷却も行われているので、更に、効率良く多層基板の冷却を行うことが出来る。
また、内層内でも、前記放熱ランド部41〜46の熱が、反対側側面に位置する第3絶縁材層203…等を介して、多層に熱が伝播されて拡散されて、プリント配線基板2の温度の均一化が図られる。
しかも、交互に橙色LED23及び青色LED24が点灯されて、発熱するので、冷却された状態の放熱ランド部51〜56を用いて、次に点灯される青色LED24…の熱を放熱出来る。
前記放熱ランド部51〜56では、裏面側の外層を構成する第6導電層106の近傍で、外気により冷却も行われているので、更に、効率良く多層基板の冷却を行うことが出来る。
更に、この実施の形態では、図1に示すように、前記バイアホール65…に、面内,外方向に貫通する細孔65a…が、各々形成されている。
この為、熱を伝播するバイアホール65…の金属導体66…,67…が、各々この細孔65a…を、面内,外方向に通過する外気によって冷却されて、更に効率良く、冷却を行うことが出来る。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態の多層基板の放熱構造を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、集中スイッチ1に用いる押しボタンスイッチノブ7〜10及び11〜14を例示して、交互に点灯される橙色LED23及び青色LED24を冷却する放熱ランド部41〜46及び51〜56を内層に設けたものを説明してきたが、本発明が適用される箇所は、メータ装置及び他の車両部品等、何れ箇所であっても良く、また、発熱体は、橙色LED23及び青色LED24に限らず、黄色LED,赤色LED又は緑色LED等他の色彩の光源や、又は、発光しなくても通電により発熱するアンプ等の電子部品であってもよい。
更に、前記バイアホール65…に介装された金属導体66…,67…によって、接続された平面状の放熱ランド部41〜46及び51〜56が、略方形薄板状に形成されているが、特にこれに限らず、円形、楕円形等、平面状であれば、形状、数量及び材質、若しくは、前記金属導体66…,67の本数,断面積及び形状が、限定されるものではない。
また、前記バイアホール65…も、面内,外方向に連通されているが、特にこれに限らず、例えば、裏面側に相当する第5絶縁材層205及び第6導電層106の開口部を閉塞して構成する等、表面側外層から、裏面側外層方向へ向けて積層方向へ連通するものであれば、形状,数量及び配置間隔が、限定されるものではない。
そして、前記実施の形態では、面内,外方向に貫通する細孔65a…が、前記バイアホール65…に各々形成されているが、特にこれに限らず、細孔65aが設けられていないバイアホール65を数個若しくは、全部用いて構成してもよいことは当然である。
更に、この実施の形態では、前記プリント配線基板2を構成する複数の導電層及び絶縁材層のうち、内層に位置する前記第4導電層104及び第5導電層105に、放熱ランド部41〜46及び51〜56が設けられているが、特にこれに限らず、例えば、前記表面側外層と裏面側外層との間に位置する内層で、前記バイアホール65…に介装された金属導体66,67等、熱伝導材によって、前記表面側外層に位置する第1導電層101と接続されるものであれば、どの位置に、どのような形状で放熱ランド部を形成しても良く、しかも、この放熱ランド部及び熱伝導材の数量及び材質が限定されるものではない。
2 プリント配線基板(多層基板)
22 LED照明光源(発熱体)
23 橙色LED
24 青色LED
41〜46,51〜56
放熱ランド部
65 バイアホール
66,67 金属導体(熱伝導材)
101〜106 第1導電層(表面側外層)〜第6導電層(裏面側外層)
201〜205 第1〜第5絶縁材層

Claims (5)

  1. 導電性材料で構成される導電層と、絶縁材料で構成される絶縁材とを交互に積層してなり、少なくとも表面側外層には、通電により発熱する発熱素子が固設されている多層基板の放熱構造であって、
    前記表面側外層から、裏面側外層方向へ向けて積層方向へ連通するバイアホールを、前記発熱素子の周囲に形成すると共に、前記表面側外層と裏面側外層との間に位置する内層には、前記バイアホールに介装された熱伝導材によって、前記表面側外層に位置する導電層と接続する平面状の放熱ランド部を設けていることを特徴とする多層基板の放熱構造。
  2. 前記表面側外層に設けられた各発熱素子に対応する各放熱ランド部を異ならせたことを特徴とする請求項1記載の多層基板の放熱構造。
  3. 前記放熱ランド部は、前記バイアホールの周縁から薄板状に延設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の多層基板の放熱構造。
  4. 異なる機能を有する一対の前記発熱素子を隣接配置して、各発熱素子が接続される各放熱ランド部の導電層を、積層方向で個別に設けて、該各発熱素子に交互に通電することを特徴とする請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の多層基板の放熱構造。
  5. 前記複数対の発熱素子のうち、同一の機能を有する発熱素子を、積層方向で同一導電層に位置する複数の放熱ランド部に接続することを特徴とする請求項4記載の多層基板の放熱構造。
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