JP2011086479A - 近接センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品サイズを小型化することができるとともに、部品として機能性の高いものとすることができる近接センサを提供する。
【解決手段】近接センサ2は、ブレーキペダル1に設けられた磁性体50の接近又は離間によってバイアス磁石30の磁気ベクトルが変化し、当該磁気ベクトルの変化をMRセンサ15,16,25,26の磁気抵抗素子によって検出することによりブレーキペダル1の位置を検出する。近接センサは、第1センサ素子ユニット10と第2センサ素子ユニット20とが一対設けられ、一対の第1センサ素子ユニット10と第2センサ素子ユニット20の間にバイアス磁石30がこれら2者に挟まれて配置され、一対の第1センサ素子ユニット10と第2センサ素子ユニット20とを、それぞれのセンサ出力が各々異なる値をとる一重系と、両方が同じセンサ出力をとる二重系とのいずれか一方に選択可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、検出対象の変位を検出する近接センサに関する。
車両には、自車両の制動を後方へ表示して他車両の運転者等に知らせるための制動指示装置が備えられている。制動指示装置は、運転者によってブレーキペダルが踏み込まれることによりブレーキランプが点灯するように構成されている。ブレーキペダルには、ブレーキペダルの位置を検出する検出センサとして、例えば近接センサが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
この近接センサは、ブレーキペダルに磁性体が設けられ、この磁性体が近づいたり離れたりするのを検出する。詳しくは、近接センサには、磁石の磁気ベクトルの変化を検出する磁気抵抗効果センサが磁石とともに配置される。よって、近接センサは、磁性体が近づいたり離れたりすると、磁石によって形成される磁気ベクトルが変化し、この磁気ベクトルの変化を磁気抵抗効果センサが検出して、ブレーキペダルの踏み込みを車両の制御装置へ出力する。そして、車両の制御装置は、近接センサからの信号によりブレーキペダルの踏み込みを検出し、ブレーキランプを点灯させる。
特開2009−16202号公報
ところで、上記のブレーキペダルの踏み込み検出を他の装置にも利用することが考えられる。例えば、このような装置としては、車両の速度を設定した速度に維持する自動定速走行装置(クルーズコントロール)があり、ブレーキペダルが踏まれると定速走行が解除される。上記の近接センサを用いたブレーキペダルの踏み込み検出では、ブレーキランプの点灯と、クルーズコントロールの解除とを同じ踏み込み量で開始されることとなる。このため、ブレーキランプの点灯に合わせて設定されていると、運転者がブレーキペダルに少し触れただけで、クルーズコントロールが解除され、速度の再設定の手間が発生し面倒である。よって、クルーズコントロールの解除は、例えばブレーキペダルのある程度の踏み込み量をもって検出することが望ましい。
そこで、ブレーキペダルの磁性体に対して上記の近接センサの磁石と磁気抵抗素子とからなるセンサユニットを一対設け、各装置に対応させた検出値に設定する。このようにすれば、各装置に合わせたブレーキペダルの適当な踏み込み量でブレーキランプの点灯とクルーズコントロールの解除とを行うことができるようになる。しかしながら、センサユニットを2つ設けると設置スペースが約2倍となってしまうため、複数の検出が可能でありながら、小型化が可能な近接センサが望まれていた。
また、この近接センサは、センサユニットを2つ持つ構造をとるものである。よって、これらセンサユニットをうまく使用することにより、センサ自体に複数の機能を持たせて、近接センサを部品として機能性の高いものとしたいニーズもあった。なお、以上の問題は、ブレーキペダルのような直線変位する被検出体に限らず、回転変位等の他の変位をする被検出体に用いる近接センサにおいても同様に生じるものである。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品サイズを小型化することができるとともに、部品として機能性の高いものとすることができる近接センサを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、被検出体に設けられた磁性体の接近又は離間によってバイアス磁石の磁気ベクトルが変化し、当該磁気ベクトルの変化を磁気抵抗効果センサの磁気抵抗素子によって検出することにより前記被検出体の位置を検出する近接センサにおいて、前記磁気抵抗効果センサが一対設けられ、一対の当該磁気抵抗効果センサの間に前記バイアス磁石がこれら2者に挟まれて配置され、一対の前記磁気抵抗効果センサを、それぞれのセンサ出力が各々異なる値をとる一重系と、両方が同じセンサ出力をとる二重系とのいずれか一方に選択可能に構成されていることをその要旨としている。
同構成によれば、一対の磁気抵抗効果センサの間に1つのバイアス磁石を挟んで配置するので、2つの磁気抵抗効果センサの間で1つのバイアス磁石が共用される。よって、バイアス磁石を1つと磁気抵抗効果センサのみ2つ設ける部品構成となるので、バイアス磁石と磁気抵抗効果センサとからなるセンサユニットを2つ設けるよりも小型化が可能である。また、近接センサを仕様に応じて一重系又は二重系のうちの一方のセンサとして使用することが可能となるので、近接センサをセンサ部品として機能性の高いものとすることも可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の近接センサにおいて、前記バイアス磁石と前記磁気抵抗効果センサとは、前記バイアス磁石の表面のうち前記磁気抵抗効果センサ側に向く発磁面と、前記磁気抵抗効果センサの磁界の検知面とが、互いに平行する向きに配置されていることをその要旨としている。
同構成によれば、バイアス磁石の発磁面と磁気抵抗効果センサの検知面とが互いに平行する向きとなるように、バイアス磁石と磁気抵抗効果センサとを配置したので、被検出体の位置を見るのに好適なバイアス磁界を磁気抵抗効果センサに付与することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の近接センサにおいて、一対の前記磁気抵抗効果センサは、同一部品を使用するとともに前記バイアス磁石に対して同じ向きに配置することにより、これらがともに同じセンサ出力をとる二重系に設定されていることをその要旨としている。
同構成によれば、近接センサを二重系センサとして使用することが可能となるので、磁気抵抗効果センサの一方が故障しても、他方で被検出体の位置を見ることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の近接センサにおいて、前記バイアス磁石の磁界分布が左右対称となるように該バイアス磁石を2等分する線を対称線とすると、一対の前記磁気抵抗効果センサは、前記対称線を基準としたセンサ自体又は前記磁気抵抗素子の配置角度を、それぞれの該センサで異なる角度とすることにより、これらが各々異なるセンサ出力をとる一重系に設定されていることをその要旨としている。
同構成によれば、近接センサを一重系センサ、即ち各磁気抵抗効果センサが各々異なる値を出力するセンサとして使用することが可能となるので、1つのセンサで被検出体の異なる2位置を検出することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の近接センサにおいて、前記バイアス磁石は、左右に伸びる腕部分と、その中央部分から前記被検出体側へ該腕部分に対し直交して延出する足部分と、を持つT字形状をなし、前記磁気抵抗素子は、前記磁性体が前記バイアス磁石に近接しない状態において、当該バイアス磁石から発生するバイアス磁界の磁気ベクトルが同一方向を向く範囲に配置位置が設定されることをその要旨としている。
同構成によれば、バイアス磁石の形状をT字形状の磁石としたので、バイアス磁界の磁界領域に、磁気ベクトルが同一方向を向くある一定の範囲を形成することが可能となる。そして、この範囲に磁気抵抗効果センサを配置するので、磁気抵抗効果センサの組み付け時において仮に左右で配置位置がずれたとしても、これら磁気抵抗効果センサに同一向きの磁界を付与することが可能となる。よって、組み付け誤差が許容されるので、シビアな組み付け精度が要求されずに済む。
本発明によれば、部品サイズを小型化することができるとともに、部品として機能性の高いものとすることができる近接センサを提供することができる。
制動指示装置及びクルーズコントロールの概略構成を示すブロック図。 近接センサの設置状態を示す斜視図。 近接センサの組み付けを示す分解斜視図。 近接センサの構成を示す斜視図。 磁性体が近接しない状態におけるバイアス磁界を示す上面図。 磁性体が近接する状態におけるバイアス磁界を示す上面図。 検出部の回路構成を示す回路図。 ブレーキペダルの踏み込み量とMRセンサの出力電圧との関係を示す図。 磁性体が近接しない状態におけるバイアス磁界を示す上面図。 磁性体が近接する状態におけるバイアス磁界を示す上面図。
以下、本発明にかかる近接センサをブレーキペダルの踏み込み量を検出する近接センサに具体化した一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示されるように、制動指示装置は、運転者によって非制動位置から制動位置に踏み込み操作されることにより制動指示の入力操作が行われる被検出体としてのブレーキペダル1と、同ブレーキペダル1が制動位置、更に解除位置へ踏み込み操作されたことを検出し、制動操作信号及び解除操作信号を制御装置3へ出力する近接センサ2と、制動指示器として点灯するブレーキランプ4と、車速を設定速度に維持するクルーズコントロール5とを備えている。
制御装置3は、運転者によってブレーキペダル1が非制動位置から制動位置へ踏み込み操作されることにより、ブレーキランプ4を点灯制御する。詳しくは、ブレーキペダル1は非制動位置から制動位置への踏み込み操作による踏み込み量に応じて位置が変位する。このとき、ブレーキペダル1に設けられる近接センサ2は、非制動位置から制動位置への踏み込み操作を検出して制動操作信号を制御装置3へ出力する。ここで、所定の踏み込み量(第1閾値L1(図8参照))未満の位置を非制動位置とし、第1閾値L1以上の位置を制動位置とする。所定の踏み込み量は、少しの踏み込みで制動位置であると検出できるように設定されている。制御装置3は、制動操作信号が入力されると、ブレーキランプ4を点灯させる。また、制御装置3は、制動操作信号の入力がなくなると、ブレーキランプ4の点灯を停止させる。
また、制御装置3は、運転者によってブレーキペダル1がある程度(第2閾値L2(図8参照))以上踏み込み操作されたことにより、クルーズコントロール5に解除する旨の解除信号を出力する。詳しくは、近接センサ2は、ブレーキペダル1が少しの踏み込みではなく、運転者が意志を持って踏みことで検出される第2閾値L2以上の操作を検出すると、制動操作信号とともに解除操作信号を制御装置3へ出力する。制御装置3は、解除操作信号が入力されると、クルーズコントロール5へ解除信号を出力し、クルーズコントロール5の動作中には解除させる。
次に、ブレーキペダル1に設けられる近接センサ2について図2〜図8を参照して詳述する。
図2に示されるように、ブレーキペダル1の裏面には、長方形状の磁性体50が固定されている。また、車体(図示略)には、ブレーキペダル1の踏み込み操作を検出できる位置に近接センサ2が配置されている。この近接センサ2は、T字形状のバイアス磁石30と、2つの第1センサ素子ユニット10及び第2センサ素子ユニット20とを備えている。これらセンサ素子ユニット10,20及びバイアス磁石30は、ケース41に一体収容された検出ユニット40として形成される。
第1センサ素子ユニット10には、2つの第1磁気抵抗効果センサ(MRセンサ)15及び第2MRセンサ16が実装された基板17が1つのパッケージに収容されている。第1センサ素子ユニット10は、ブレーキペダル1の操作量がブレーキランプ4を点灯させる第1閾値L1以上であるか否かを検出する。第2センサ素子ユニット20には、2つの第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26が実装された基板27が1つのパッケージに収容されている。第2センサ素子ユニット20は、ブレーキペダル1の操作量がクルーズコントロール5を解除させる第2閾値L2以上であるか否かを検出する。
検出ユニット40は、図示しない車両のフロアに取り付け孔部43を介して固定されている。近接センサ2は、ブレーキペダル1に設けられた磁性体50が近接する方向(A方向)と離間する方向(B方向)とへの相対変位による近接を検出することにより、ブレーキペダル1の踏み込み操作が第1閾値L1以上及び第2閾値L2以上であるか否かを検出する。
図3に示されるように、バイアス磁石30は、左右に伸びる腕部分30aと、その中央部分から腕部分30aに対し直交して延出する足部分30bと、から形成されるT字形状に形成されている。そして、バイアス磁石30は、その足部分30b側をブレーキペダル1へ向けて、その下面側に第1センサ素子ユニット10、その上面側に第2センサ素子ユニット20が接着固定される。すなわち、バイアス磁石30は、その上下両側を第1センサ素子ユニット10と第2センサ素子ユニット20とに挟まれて配置されている。なお、バイアス磁石30の上面及び下面が、センサ素子ユニット10,20に対して主な磁界を生成する発磁面31,32となっている。また、第1センサ素子ユニット10の上面と、第2センサ素子ユニットの下面とが、バイアス磁界を検知する検知面13,23となっている。そして、発磁面31と検知面13と、並びに発磁面32と検知面23とがそれぞれ互いに平行する向きに配置されている。
第1センサ素子ユニット10の基板17の上面17aには、第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16が実装されている。これらMRセンサ15,16は、上方から見てバイアス磁石30の足部分30bの左右両側に位置される。基板17の下面には、第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16からの出力電圧を増幅して、これをセンサ出力として出す増幅回路18,19が実装されている。第1センサ素子ユニット10には、増幅回路18,19からのセンサ出力を制御装置3に出力するための端子11が3個設けられている。そして、これら端子11は、外部装置に接続するための接続端子12にそれぞれ溶接等により固着されている。
制御装置3は、この増幅回路18,19から取得したセンサ出力を基に、その時々の踏み込み量が第1閾値L1以上であるか否かを判断し、第1閾値L1以上である旨判断されるとき、ブレーキペダル1がブレーキランプ4の点灯位置に位置したと認識する。
第2センサ素子ユニット20の基板27の上面27aには、第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26が設けられている。これらMRセンサ25,26は、上方から見てバイアス磁石30の足部分30bの左右両側に位置される。基板27の下面には、第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26からの出力電圧を増幅して、これをセンサ出力として出す増幅回路28,29が設けられている。第2センサ素子ユニット20には、増幅回路28,29からのセンサ出力を制御装置3に出力するための端子21が3個設けられている。そして、これら端子21は、外部装置に接続するための接続端子22にそれぞれ溶接等により固着されている。
制御装置3は、この増幅回路28,29から取得したセンサ出力を基に、その時々の踏み込み量が第2閾値L2以上であるか否かを判断し、第2閾値L2以上である旨判断されるとき、ブレーキペダル1がクルーズコントロール5の解除位置に位置したと認識する。
図4に示されるように、検出ユニット40は、一体に固定されたバイアス磁石30と、第1センサ素子ユニット10と、接続端子12と、第2センサ素子ユニット20と、接続端子22とをモールド成形することにより、ユニット部品として一体に形成されている。接続端子12,22は、接続端子12の端部12a及び接続端子22の端部22aのみがコネクタとなる中空部42の内側に露出されている。この検出ユニット40は、車両のフロアに取り付けられる際に固定される取り付け孔部43が側面に突出して形成されている。
図7に示されるように、これらMRセンサ15,16,25,26には、それぞれ電圧Vccが印加されている。すなわち、これら第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)は、それぞれに印加される磁気ベクトルの向きに応じて、各々が持つ磁気抵抗素子15a(25a),15b(25b),15c(25c),15d(25d),16a(26a),16b(26b),16c(26c),16d(26d)の抵抗値が変化することで、出力電圧Va(Vc),Vb(Vd)が変化する。
第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)は、4つの磁気抵抗素子15a(25a),15b(25b),15c(25c),15d(25d)がブリッジ状に接続されたフルブリッジ回路から構成されている。第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)は、磁気抵抗素子15a(25a)と磁気抵抗素子15b(25b)との中点電位と、磁気抵抗素子15c(25c)と磁気抵抗素子15d(25d)との中点電位とを出力する。そして、これら中点電位の差分値が増幅回路18(28)において所定の増幅率で増幅され、これが出力電圧Va(Vc)として出力される。
第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)は、4つの磁気抵抗素子16a(26a),16b(26b),16c(26c),16d(26d)がブリッジ状に接続されたフルブリッジ回路から構成されている。第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)は、磁気抵抗素子16a(26a)と磁気抵抗素子16b(26b)との中点電位と、磁気抵抗素子16c(26c)と磁気抵抗素子16d(26d)との中点電位とを出力する。そして、これら中点電位の差分値が増幅回路19(29)において所定の増幅率で増幅され、これが出力電圧Vb(Vd)として出力される。
次に、T字形状のバイアス磁石30と磁性体50とにより第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)に印加されるバイアス磁界について図5及び図6を参照して説明する。
本例の近接センサ2は、第1センサ素子ユニット10及び第2センサ素子ユニット20が各々異なるセンサ出力を出す一重系のセンサとして使用されている。バイアス磁石30は、腕部分30aの足部分30bから遠い側がS極に、腕部分30aの足部分30b側と足部分30bとがN極に着磁されている。図5は、磁性体50がバイアス磁石30から離間して、バイアス磁石30のみにより印加される磁気ベクトルを矢印で示す。図6は、磁性体50が近接する初期位置にあるときに、磁性体50とバイアス磁石30とにより印加される磁気ベクトルを矢印で示す。
ここで、第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26(二点鎖線で図示)は、第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16の設置方向に対して数10°回転して設置されている。第3MRセンサ25は第1MRセンサ15に対して半時計回りへ回転して異なる角度で配置され、第4MRセンサ26は第2MRセンサ16に対して時計回りへ回転して異なる角度で配置されている。第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26は、踏み込みに対する出力が最も得られる第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16の設置方向に対して回転して配置されている。これにより、第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26は、踏み込みに対する出力を低下させ、制動操作信号よりも解除操作信号の出力タイミングを遅らせている。
図5に示されるように、バイアス磁石30のみにより印加される磁気ベクトルは、バイアス磁石30の足部分30bの先端側(図中下側)を中心とした放射状に形成される。この磁気ベクトルは、バイアス磁石30をその平面方向に2等分する対称線Pを境界として左右対称となっている。対称線Pは、バイアス磁石30の磁界分布を左右で対称に2分する線である。足部分30bの右側面30c及び左側面30dのそれぞれ先端側の近傍に、磁気ベクトルが腕部分30aの延出方向且つ同一方向を向く第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2が形成される。第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)は、第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2内にそれぞれ位置する。
ところで、これら第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2においては磁気ベクトルが同一方向を向く。よって、基板17及び基板27が配置される際に配置位置が前後方向又は左右方向へ多少ずれたとしても、第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)に、同一方向の磁気ベクトルを付与することが可能である。
図6に示されるように、バイアス磁石30と磁性体50とにより印加される磁気ベクトルは、バイアス磁石30から発生される磁気ベクトルが磁性体50に引き付けられるため磁気ベクトルが磁性体50に指向して形成される。すなわち、第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2内においては、磁気ベクトルが磁性体50に指向して形成される。このとき、第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2内での磁気ベクトルは、足部分30bの延出方向に対し交わる方向となる。このように磁性体50がブレーキペダル1の踏み込み操作に伴いバイアス磁石30に近接すると、第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)を通過する磁気ベクトルが腕部分30aの延出方向から磁性体50側へ指向する方向へ変化する。
すなわち、第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)に印加される磁気ベクトルは、図6に示される磁性体50が初期位置にある状態と、図5に示される磁性体50がバイアス磁石30から離間して、磁性体50の影響を受けない状態との間で変化する。この磁気ベクトルの変化を第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)によって検出する。
図8は、ブレーキペダル1の踏み込み量(距離)と、第1MRセンサ15の出力電圧Va、第2MRセンサ16の出力電圧Vb、第3MRセンサ25の出力電圧Vc、第4MRセンサ26の出力電圧Vdとの関係を示す。
本実施形態では、磁性体50が検出ユニット40の延出方向に対して相対変位するため、第1MRセンサ15の出力電圧Va及び第2MRセンサ16の出力電圧Vbは同じように変位する。また、出力電圧Va,Vbが0Vとなる位置が所定の踏み込み量(第1閾値L1)となるように踏み込み量0cmの位置が設定されている。そのため、出力電圧Va,Vbは、踏み込み操作がない状態ではマイナスの値であって、踏み込み操作が行われるとマイナスの値からプラスの値へ変化する。そして、CPUは、出力電圧Va,Vbが0V以上であるときに制動操作信号を出力する。
本実施形態では、磁性体50が検出ユニット40の延出方向に対して相対変位するため、第3MRセンサ25の出力電圧Vc及び第4MRセンサ26の出力電圧Vdは同じように変位する。また、出力電圧Vc,Vdが0Vとなる位置が第2閾値L2となるように踏み込み量2cmの位置が設定されている。そのため、出力電圧Vc,Vdは、第2閾値L2未満ではマイナスの値であって、第2閾値L2以上となるとマイナスの値からプラスの値へ変化する。そして、CPUは、出力電圧Vc,Vdが0V以上であるときに解除操作信号を出力する。
制御装置3は、運転者によってブレーキペダル1が非制動位置から制動位置に踏み込み操作されることによって、近接センサ2からセンサ出力が入力されると、このセンサ出力を基にブレーキペダル1の操作位置を判定する。そして、ブレーキペダル1がランプ点灯位置にあれば、ブレーキランプ4を点灯させる。また、制御装置3は、ブレーキペダル1の操作位置がランプ点灯位置から外れると、ブレーキランプ4を消灯させる。制御装置3は、近接センサ2からのセンサ出力を基に、ブレーキペダル1がクルーズ解除位置に位置したことを確認すると、クルーズコントロール5が稼働中であれば、これを解除する。
また、本例の近接センサ2は、二重系のセンサとしても使用することが可能である。この場合、図9,10に示されるように、第1センサ素子ユニット10と第2センサ素子ユニット20とを同じ部品により形成する。すなわち、第1MRセンサ15と第3MRセンサ25とが同じ向きで配置され、また第2MRセンサ16と第4MRセンサ26とが同じ向きで配置されている。これにより、センサ素子ユニット10,20からはともに同じセンサ出力が出力されるので、もし仮に一方のユニットが故障しても、他方のユニットの出力で継続して位置を監視することが可能となる。
さて、上記実施形態では、第1センサ素子ユニット10と第2センサ素子ユニット20との間にバイアス磁石30を挟み込み配置することにより、1つのバイアス磁石30を2つのセンサ素子ユニット10,20で共用する。よって、バイアス磁石とセンサユニットとをそれぞれ別体で2つ備えなくても済むため、小型化が可能である。また、近接センサ2を一重系及び二重系の一方に選択可能に構成したので、近接センサ2をセンサ部品として機能性の高いものとすることも可能となる。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)バイアス磁石30を第1センサ素子ユニット10及び第2センサ素子ユニット20で上下両側から挟むことにより、これらセンサ素子ユニット10,20の間にバイアス磁石30を配置した。このため、バイアス磁石を1つとセンサ素子ユニットのみ2つ設ける構成となるので、バイアス磁石とセンサ素子ユニットとからなる検出ユニットを2つ設けるよりも小型化が可能である。また、1つのバイアス磁石30を共用する一対のセンサ素子ユニット10,20を、一重系及び二重系のどちらかに選択可能に構成した。このため、仕様に応じて一重系又は二重系のうちの一方のセンサとして使用することが可能となるので、近接センサを機能性の高いものとすることも可能となる。
(2)バイアス磁石30の発磁面31と第1センサ素子ユニットの検知面13とが平行で、且つバイアス磁石30の発磁面32と第2センサ素子ユニットの検知面23とが平行となるよう配置した。このため、位置検出に好適なバイアス磁界を各MRセンサ15,16,25,26に付与させることができる。
(3)近接センサ2を二重系として使用できるので、一方のセンサ素子ユニットが故障しても他方のセンサ素子ユニットでブレーキペダル1の位置を継続して検出することができる。
(4)近接センサ2をそれぞれのセンサ素子ユニット10,20で異なる位置を検出できる一重系として使用できるので、1つのセンサでブレーキペダル1の異なる踏み込み量を検出することができる。
(5)バイアス磁石30をT字形状とすることで、磁性体50がバイアス磁石30に近接しない状態においてバイアス磁石30により印加される磁気ベクトルが同一方向を向く同一方向範囲A1,A2を形成することができる。そして、これら同一方向範囲A1,A2に第1MRセンサ15、第2MRセンサ16、第3MRセンサ25、及び第4MRセンサ26を配置することで、これら第1MRセンサ15、第2MRセンサ16、第3MRセンサ25、及び第4MRセンサ26に同一方向の磁気ベクトルを付与することができる。よって、組み付け時にMRセンサ15,16,25,26の配置位置がずれたとしても、これらMRセンサ15,16,25,26が同一方向範囲A1,A2に位置されていれば、MRセンサ15,16,25,26に同一方向の磁気ベクトルを付与することが可能である。このため、ある程度の配置ズレが許容されるので、過度の組み付け精度を必要とせずに済む。
(6)第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16を1つのパッケージである第1センサ素子ユニット10に収納し、第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26を1つのパッケージである第2センサ素子ユニットに収納しているため、1組のそれぞれのMRセンサ同士の位置が予め固定される。このため、同MRセンサ間の位置ずれを防止することができ、また1つのパッケージのため組み付け作業が容易である。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
・上記実施形態では、バイアス磁石30の発磁面31と第1センサ素子ユニット10の検知面13と、並びにバイアス磁石30の発磁面32と第2センサ素子ユニット20の検知面23とがそれぞれ互いに平行する向きに配置した。しかしながら、各MRセンサ15,16,25,26に好適なバイアス磁界が付与できれば、発磁面31,32と検知面13,23とを平行に設置しなくともよい。
・上記実施形態では、ブレーキペダル1に磁性体50を設けて検出ユニット40を車両のフロアに固定したが、ブレーキペダル1に検出ユニット40を設け、車両のフロアに磁性体50を固定してもよい。
・上記実施形態では、第1閾値L1に相当する踏み込み量を0cm、第2閾値L2に相当する踏み込み量を2cmに設定したが、これに限らずブレーキペダル1の検出したい踏み込み量に応じて任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、第3MRセンサ25及び第4MRセンサ26を第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16の設置方向に対して回転して異なる角度で設置させることで、異なる踏み込み量を検出できるようした。しかしながら、MRセンサ自体ではなく、第3MRセンサ25の磁気抵抗素子25a〜25d及び第4MRセンサ26の磁気抵抗素子26a〜26dを異なる角度で形成し、異なる踏み込み量を検出できるようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2にそれぞれ1つずつMRセンサを配置するようにしたが、1つの範囲内に2つのMRセンサを配置して二重系を構成するようにしてもよい。例えば、第1同一方向範囲A1に第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16を配置したり、第1同一方向範囲A1及び第2同一方向範囲A2に第1MRセンサ15及び第2MRセンサ16を2つずつ配置したりする。
・上記実施形態では、第1MRセンサ15(第2MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)はそれぞれ4つの磁気抵抗素子が接続されたフルブリッジ回路が構成され、各回路における中点電位の差分値を出力電圧Va(Vc),Vb(Vd)とした。しかしながら、第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)は、それぞれハーフブリッジ回路を構成する2つの磁気抵抗素子からなり、全体としてフルブリッジ回路を構成してもよい。そして、第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)のそれぞれの出力電圧の差分値を出力電圧として出力するようにしてもよい。近接センサは、出力電圧に基づいて磁性体50の近接を検出する。なお、磁気抵抗素子同士の向きは同じである。このようによれば、ケース41に収容された第1MRセンサ15(第3MRセンサ25)及び第2MRセンサ16(第4MRセンサ26)を組み付ける際に前後方向又は左右方向へ位置ずれしたとしても、バイアス磁石30に対して一方が近づき他方が離れることになる。そして、それぞれのハーフブリッジ回路の出力電圧の差分値を採用することによってこれらの出力電圧の変化を相殺することができるため、設置位置がずれたとしても被検出体の変位を正確に検出することができる。
・上記実施形態では、被検出体としてのブレーキペダル1に固定された検出ユニット40の延出方向へ直線変位する磁性体50の近接を検出する近接センサとしたが、直線変位する他の被検出体の変位を検出する近接センサに適用してもよい。
・上記実施形態の回転変位や直線変位等に限らず、他の変位をする被検出体の変位を検出する近接センサとしてもよい。
・上記実施形態では、各センサ素子ユニットに2つのMRセンサを用いたが、1つのMRセンサによって被検出体の変位を検出するようにしてもよい。
・上記実施形態において、磁性体50は、独立した部品として形成されることに限らず、例えばブレーキペダル1が金属製であれば、これを磁性体として使用してもよい。
・上記実施形態において、バイアス磁石30の形状は、T字形状に限らず、例えば単なる直方体形状等としてもよい。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜5のいずれか一項に記載の近接センサにおいて、一組の前記磁気抵抗効果センサは、それぞれハーフブリッジ回路を構成する2つの磁気抵抗素子からなり、全体としてフルブリッジ回路を構成し、それぞれの出力電圧の差分値に基づいて前記被検出体の変位を検出することを特徴とする近接センサ。
同構成によれば、1つのパッケージに収容された一組の磁気抵抗効果センサを組み付ける際に位置ずれしたとしても、バイアス磁石に対して一方が近づき他方が離れることになる。そして、それぞれのハーフブリッジ回路の出力電圧が本来の出力変化と異なったとしても、これらハーフブリッジ回路の出力電圧の差分値を採用することによってこれらの出力電圧の変化を相殺することができるため、設置位置がずれたとしても被検出体の変位を正確に検出することができる。
(ロ)請求項1〜5、及び(イ)のいずれかに記載の近接センサにおいて、一組の前記磁気抵抗効果センサは、1つのパッケージに収納されることを特徴とする近接センサ。
同構成によれば、一組の磁気抵抗効果センサを1つのパッケージに収納しているため、2つの磁気抵抗効果センサ同士の位置が予め固定される。このため、同センサ間の位置ずれを防止することができ、また1つのパッケージのため組み付け作業が容易である。
(ハ)請求項5に記載の近接センサにおいて、前記磁石のT字の足部分と腕部分の足部分側とはN極に着磁され、前記磁石のT字の腕部分の足部分から遠い側はS極に着磁されることを特徴とする近接センサである。
1…ブレーキペダル、2…近接センサ、3…制御装置、4…ブレーキランプ、5…クルーズコントロール、10…第1センサ素子ユニット、11…端子、12…接続端子、13…検知面、15…第1MRセンサ、16…第2MRセンサ、17…基板、18,19…増幅回路、20…第1センサ素子ユニット、21…端子、22…接続端子、23…検知面、25…第3MRセンサ、26…第4MRセンサ、27…基板、28,29…増幅回路、30…バイアス磁石、30a…腕部分、30b…足部分、31,32…発磁面、40…検出ユニット、41…ケース、42…中空部、43…孔部、50…磁性体、Va,Vb…出力電圧、A1…第1同一方向範囲、A2…第2同一方向範囲、P…対象線。

Claims (5)

  1. 被検出体に設けられた磁性体の接近又は離間によってバイアス磁石の磁気ベクトルが変化し、当該磁気ベクトルの変化を磁気抵抗効果センサの磁気抵抗素子によって検出することにより前記被検出体の位置を検出する近接センサにおいて、
    前記磁気抵抗効果センサが一対設けられ、一対の当該磁気抵抗効果センサの間に前記バイアス磁石がこれら2者に挟まれて配置され、一対の前記磁気抵抗効果センサを、それぞれのセンサ出力が各々異なる値をとる一重系と、両方が同じセンサ出力をとる二重系とのいずれか一方に選択可能に構成されている
    ことを特徴する近接センサ。
  2. 請求項1に記載の近接センサにおいて、
    前記バイアス磁石と前記磁気抵抗効果センサとは、前記バイアス磁石の表面のうち前記磁気抵抗効果センサ側に向く発磁面と、前記磁気抵抗効果センサの磁界の検知面とが、互いに平行する向きに配置されている
    ことを特徴とする近接センサ。
  3. 請求項1又は2に記載の近接センサにおいて、
    一対の前記磁気抵抗効果センサは、同一部品を使用するとともに前記バイアス磁石に対して同じ向きに配置することにより、これらがともに同じセンサ出力をとる二重系に設定されている
    ことを特徴とする近接センサ。
  4. 請求項1又は2に記載の近接センサにおいて、
    前記バイアス磁石の磁界分布が左右対称となるように該バイアス磁石を2等分する線を対称線とすると、一対の前記磁気抵抗効果センサは、前記対称線を基準としたセンサ自体又は前記磁気抵抗素子の配置角度を、それぞれの該センサで異なる角度とすることにより、これらが各々異なるセンサ出力をとる一重系に設定されている
    ことを特徴とする近接センサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の近接センサにおいて、
    前記バイアス磁石は、左右に伸びる腕部分と、その中央部分から前記被検出体側へ該腕部分に対し直交して延出する足部分と、を持つT字形状をなし、
    前記磁気抵抗素子は、前記磁性体が前記バイアス磁石に近接しない状態において、当該バイアス磁石から発生するバイアス磁界の磁気ベクトルが同一方向を向く範囲に配置位置が設定される
    ことを特徴とする近接センサ。
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