JP2011086210A - 車載器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来、車載器において、使用者が選択すべき情報を一覧にして、その一部を表示し、情報の選択を受け付ける技術がある。しかし、そのような車載器では、表示された一覧の表示部分を順にスクロールさせて情報の指定を行う必要があるため、情報が多いとその操作が煩雑になってしまい、使い勝手が良くない。本発明の目的は、車載器において、選択する情報の指定を容易にする技術を提供することにある。
【解決手段】
本発明の車載器は、データリストを表示し、スキップ指示を受け付けた回数に基づいて、所定のカーソル表示位置を特定し、カーソルを表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載器の技術に関するものである。
従来、車載器において、使用者が選択すべき情報を一覧にして、その一部を表示し、情報の選択を受け付ける技術がある。
特許文献1には、このような車載器についての技術が記載されている。
特開平7−121562号公報
しかし、上記のような車載器では、表示された一覧の表示部分を順にスクロールさせて情報の指定を行う必要があるため、情報が多いとその操作が煩雑になってしまい、使い勝手が良くない。
本発明の目的は、車載器において、選択する情報の指定を容易にする技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明の車載器は、複数のデータを有するデータリストと、スキップ指示の回数と前記データリストに含まれる特定のデータを指し示すカーソル表示位置とを対応付ける表示位置情報と、を記憶する記憶手段と、前記データリストを表示するデータリスト表示手段と、前記スキップ指示を受け付けるスキップ指示受付手段と、前記スキップ指示受付手段によって前記スキップ指示を受け付けた回数を計測するスキップ指示回数計測手段と、前記スキップ指示回数計測手段によって計測したスキップ指示の回数から前記表示位置情報を用いて前記カーソル表示位置を特定するカーソル表示位置特定手段と、前記データリストにおいて、特定した前記カーソル表示位置にカーソルを表示させるカーソル表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明は、車載器において、選択する情報の指定を容易にする技術を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態が適用された車載用ナビゲーション装置の概略構成図である。 図2は、リンクテーブルの構成例を示す図である。 図3は、コンテンツテーブルの構成例を示す図である。 図4は、表示位置テーブルの構成例を示す図である。 図5は、演算処理部の機能構成を示す図である。 図6は、コンテンツ表示処理のフロー図である。 図7は、コンテンツ表示処理における画面例を示す図である。 図8は、コンテンツ表示処理における変形画面の例を示す図である。 図9は、第二の実施形態におけるコンテンツ表示処理のフロー図である。 図10は、第二の実施形態におけるコンテンツ表示処理の具体例を示す図である。 図11は、第三の実施形態におけるコンテンツ表示処理のフロー図である。 図12は、第三の実施形態におけるコンテンツ表示処理の画面例を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態が適用された車載用ナビゲーション装置100について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明が適用された車載用ナビゲーション装置100の概略構成図である。図示するように、車載用ナビゲーション装置100は、演算処理部1と、ディスプレイ2と、記憶装置3と、音声入出力装置4(音声入力装置としてマイクロフォン41、音声出力装置としてスピーカ42)と、入力装置5と、ROM装置6と、車速センサ7と、ジャイロセンサ8と、GPS(Global Positioning System)受信装置9と、FM多重放送受信装置10と、ビーコン受信装置11と、を備えている。
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ7,8やGPS受信装置9、FM多重放送受信装置10、またはビーコン受信装置11から出力される情報を基にして現在地を検出する。また、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置3あるいはROM装置6から読み出す。また、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ2へ表示する。また、記憶装置3あるいはROM装置6に記憶されている地図データ等を用いて、ユーザから指示された出発地(現在地)と目的地とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、スピーカ42やディスプレイ2を用いてユーザを誘導する。
演算処理部1は、各デバイス間をバス25で接続した構成である。演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、記憶装置3から読み出した地図データ、演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、各種ハードウェアを演算処理部1に接続するインターフェイスであるI/F24と、を有する。
ディスプレイ2は、演算処理部1で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ2は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成される。
記憶装置3は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリカードといった、少なくとも読み書きが可能な記憶媒体で構成される。
この記憶媒体には、通常の経路探索装置に必要な地図データ(地図上の道路を構成するリンクのリンクデータを含む)であるリンクテーブル200と、コンテンツテーブル300と、表示位置テーブル400と、が記憶されている。
図2は、リンクテーブル200の構成を示す図である。リンクテーブル200は、地図上の区画された領域であるメッシュの識別コード(メッシュID)201ごとに、そのメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクのリンクデータ202を含んでいる。
リンクデータ202は、リンクの識別子であるリンクID211ごとに、リンクを構成する2つのノード(開始ノード、終了ノード)の座標情報222、リンクを含む道路の種別を示す道路種別223、リンクの距離を示すリンク長224、リンク旅行時間225、リンクを構成する2つのノードにそれぞれ接続するリンクのリンクID(接続リンクID)である開始接続リンク、終了接続リンク226、リンクを含む道路の通称(例えば、「MAIN」等)を示す通称227、等を含んでいる。
なお、ここでは、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別することで、同じ道路の上り方向と下り方向とを、それぞれ別のリンクとして管理するようにしている。なお、リンク旅行時間225は、日時、天気などの条件ごとに対応付けられたリンク旅行時間であってもよい。
図3は、コンテンツテーブル300の構成を示す図である。コンテンツテーブル300は、楽曲または映像等のコンテンツを格納するテーブルである。
コンテンツテーブル300には、コンテンツを識別するコンテンツID301と、コンテンツに予め付与されたタイトル情報であるタイトル302と、コンテンツを示すコンテンツデータ303と、を含んでいる。
具体的には、コンテンツID301は、所定の桁数を有する番号やアルファベット等の、コンテンツを識別する情報である。
タイトル302は、コンテンツID301により特定されるコンテンツの名称に関する情報である。例えば、楽曲のタイトルや、映像のタイトル等の名称である。
コンテンツデータ303は、コンテンツID301により特定されるコンテンツを示すデータである。例えば、楽曲コンテンツが記録された楽曲データファイルまたは映像コンテンツが記録された映像データファイル等である。
なお、コンテンツデータ303は、楽曲コンテンツが記録された楽曲データファイルまたは映像コンテンツが記録された映像データファイルそのものに限らず、例えば記憶装置3やROM装置6にある楽曲データファイル又は映像データファイルの記憶アドレス等のメタ情報であってもよい。
図4は、表示位置テーブル400の構成を示す図である。表示位置テーブル400は、使用者により指定されたボタンごとに、その指定回数に応じて、表示対象文字と、カーソルを表示させる位置を格納するテーブルである。
表示位置テーブル400は、指定されたボタンを識別するボタンID401と、ボタンID401で識別されるボタンごとに、その押下回数を示す押下回数402と、表示対象となるタイトルの文字を示す表示対象文字403と、表示させる一覧表示上の位置を示すカーソル位置404と、を含んでいる。
具体的には、ボタンID401は、ディスプレイ2に表示されたボタンアイコンを識別する情報である。
押下回数402は、ボタンID401により特定されるボタンが使用者によって押下指示を受け付けた回数を示す情報である。
表示対象文字403は、ボタンID401と押下回数402に応じて、ディスプレイ2に表示させる一覧の表示位置を決定する目安となる文字を示す。例えば、表示対象文字403が「A」であれば、タイトル302が「A」で始まる楽曲が表示位置の先頭となる。
カーソル位置404は、表示対象文字403により特定される楽曲について、その表示位置を具体的に特定する情報である。例えば、カーソル位置404は、表示対象文字403が「A」であれば、タイトル302が「A」で開始される楽曲(複数の楽曲が「A」から開始される場合には、そのうち先頭にある楽曲)について、タイトル302を昇順に並べた楽曲の一覧上における先頭からの順番である。
図1に戻って説明する。音声入出力装置4は、音声入力装置としてマイクロフォン41と、音声出力装置としてスピーカ42と、を備える。マイクロフォン41は、使用者やその他の搭乗者が発した声などの車載用ナビゲーション装置100の外部の音声を取得する。
スピーカ42は、演算処理部1で生成された使用者へのメッセージを音声信号として出力する。マイクロフォン41とスピーカ42は、車両の所定の部位に、別個に配されている。ただし、一体の筐体に収納されていても良い。車載用ナビゲーション装置100は、マイクロフォン41及びスピーカ42を、それぞれ複数備えることができる。
入力装置5は、使用者からの指示を使用者による操作を介して受け付ける装置である。入力装置5は、タッチパネル51と、ダイヤルスイッチ52と、その他のハードスイッチ(図示しない)であるスクロールキー、縮尺変更キーなどで構成される。
タッチパネル51は、ディスプレイ2の表示面側に搭載され、表示画面を透視可能である。タッチパネル51は、ディスプレイ2に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。タッチパネル51は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
ダイヤルスイッチ52は、時計回り及び反時計回りに回転可能に構成され、所定の角度の回転ごとにパルス信号を発生し、演算処理部1に出力する。演算処理部1では、パルス信号の数から、回転角度を求める。
ROM装置6は、CD-ROMやDVDなどのROM(Read Only Memory)やIC(Integrated Circuit)カードといった、少なくとも読み取りが可能な記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、例えば、動画データや、音声データなどが記憶されている。
車速センサ7,ジャイロセンサ8およびGPS受信装置9は、車載用ナビゲーション装置100において現在地(自車位置)を検出するために使用されるものである。
車速センサ7は、車速を算出するのに用いる値を出力するセンサである。ジャイロセンサ8は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体の回転による角速度を検出するものである。GPS受信装置9は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在位置、進行速度および進行方位を測定し、演算処理部1に送信するものである。
FM多重放送受信装置10は、FM多重放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報などやFM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などがある。
ビーコン受信装置11は、光ビーコン、電波ビーコン等の信号を受信する。ビーコン等の信号には、VICS情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報などがある。
図5は、演算処理部1の機能ブロック図である。
図示するように、演算処理部1は、主制御部101と、入力受付部102と、出力処理部103と、コンテンツ管理部104と、コンテンツ再生部105と、を有する。
主制御部101は、様々な処理を行う中心的な機能部であり、処理内容に応じて、他の処理部を制御する。また、主制御部101は、車載用ナビゲーション装置100の基本動作であるナビゲーション処理(例えば、交通情報の表示、現在位置の表示等)を実施する。
入力受付部102は、タッチパネル51およびダイヤルスイッチ52を介して、使用者からの指示入力を受け付け、これを各処理部に受け渡す処理部である。
出力処理部103は、画面出力をディスプレイ2に表示させる機能部である。ディスプレイ2への表示が要求される画面データと表示候補を受け取り、指定された描画方式で、道路、その他の地図構成物や、現在地、目的地、推奨経路、メッセージ情報のためのダイアログなどを描画するように画面描画コマンドを生成する。そして、生成したコマンドを、ディスプレイ2に送信する。
コンテンツ管理部104は、記憶装置3に格納された楽曲や映像等のコンテンツデータを管理する。
コンテンツ再生部105は、指定されたコンテンツデータを読み込み、再生する。例えば、スピーカ42から音声を出力し、ディスプレイ2から映像を出力するよう出力処理部103等に指示する。
なお、主制御部101、入力受付部102、出力処理部103、コンテンツ管理部104、コンテンツ再生部105は、CPU21が所定のプログラムを読み込み実行することにより構築される。そのため、RAM22には、各機能部の処理を実現するためのプログラムが記憶されている。
なお、上記した各構成要素は、車載用ナビゲーション装置100の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。車載用ナビゲーション装置100の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、各機能部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
[動作の説明]次に、上記構成の車載用ナビゲーション装置100の動作について説明する。
図6は、コンテンツリスト表示処理の流れを示すフロー図である。
主制御部101は、車載用ナビゲーション装置100の使用者からの指示を受け付けると、本フローを開始する。
コンテンツ管理部104は、コンテンツデータのタイトルの先頭の文字の順に、コンテンツデータをソートする(ステップS001)。
具体的には、コンテンツ管理部102は、コンテンツテーブル300に格納された各コンテンツデータについて、タイトル302を読み出して、タイトルの昇順になるようコンテンツデータを昇順に整列させる。その際、タイトルの先頭文字が同一の複数のコンテンツデータがあれば、コンテンツ管理部102は、当該先頭文字が同一の複数のコンテンツデータ間でタイトルの二文字目の順にソートする。さらに二文字目が同一である複数のコンテンツデータがあれば、当該複数のコンテンツデータについて、タイトルのさらに次の文字の順にソートを繰り返すものとする。
なお、整列に際して、コンテンツ管理部102は、タイトルの昇順に整列させるだけに限らず、タイトルの降順に整列させてもよい。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS001にて整列させたコンテンツデータのタイトルの先頭文字ごとに、格納件数をカウントする(ステップS002)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS001にて整列させたコンテンツデータの先頭文字(例えば「A」、「B」等)ごとに、当該文字をタイトル302の先頭文字として有するコンテンツデータの件数をカウントする。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS002にてカウントした件数が一件以上ある先頭文字について、カーソル位置を記録する(ステップS003)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS002にてカウントした件数が一件以上ある先頭文字について、そのカーソル位置を表示位置テーブル400のカーソル位置404に記録する。なお、カーソル位置とは、コンテンツデータの一覧上で特定のコンテンツデータを指し示すカーソルを表示させる位置をいう。コンテンツデータの一覧上の位置は、コンテンツ管理部104が、先頭文字の昇順に、当該文字をタイトル302の先頭文字として有するコンテンツデータの件数を加算することで算出される。
つまり、先頭文字「A」についてのコンテンツデータの件数を「Na」、カーソル位置を「Ca」とし、先頭文字「B」についてのコンテンツデータの件数を「Nb」、カーソル位置を「Cb」、・・・とすると、以下の式(1)、(2)、(3)、(4)が成立する。
Ca=1 ・・・式(1)
Cb=1+Na ・・・式(2)
Cc=1+Na+Nb ・・・式(3)
Cz=1+Na+Nb+・・・+Ny ・・・式(4)
例えば、先頭文字が「A」であるコンテンツデータが3件あり(Na=3)、先頭文字が「B」であるコンテンツデータが9件あり(Nb=9)、先頭文字が「C」であるコンテンツデータが19件ある(Nc=19)場合、表示対象文字「C」のカーソル位置「Cc」は、1と、Na(3)と、Nb(9)と、を加算した結果である「13」となる。
表示位置テーブル400には、あらかじめ、ボタンID401ごとに、所定の表示対象文字403のとりうる範囲が定められているものとする。そのため、コンテンツ管理部104は、先頭文字が当該範囲に含まれるボタンID401を特定し、特定したボタンID401に対応する押下回数402の昇順に、表示対象文字403とそのカーソル位置404とを格納する。
次に、コンテンツ管理部104は、コンテンツリストをディスプレイ2に表示させる(ステップS004)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS001においてソートしたコンテンツデータのタイトル302を一覧表示するためのリストを作成し、出力処理部103に出力処理を指示する。出力処理部103は、所定のボタンIDを有する指定入力を受付可能なボタンアイコンと、コンテンツリストと、を表示するための画面情報を構成し、ディスプレイ2に出力する。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS004において表示したそれぞれのボタンアイコンに対する使用者からの指定入力を受け付け、押下されたボタンアイコンの種類と、連続押下回数とに応じてカーソル位置を特定する(ステップS005)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、入力受付部102を介して、ステップS004において表示したボタンアイコンに対する使用者からの指定入力(押下あるいはタッチ入力)を受け付ける。
そして、コンテンツ管理部104は、指定入力されたボタンアイコンのボタンIDがカーソル表示位置テーブル400のボタンID401と合致し、かつ、当該ボタンアイコンを連続して指定入力された回数がカーソル表示位置テーブル400の押下回数402と合致するレコードを特定する。そして、コンテンツ管理部104は、特定したレコードのカーソル位置404の値を取得して、カーソル位置として特定する。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS005にて特定したカーソル位置にカーソルを移動させて、コンテンツリストをディスプレイ2に表示させる(ステップS006)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS005にて特定したカーソル位置が表示の先頭位置となるように、ステップS001においてソートしたコンテンツデータのタイトル302を一覧表示するよう、出力処理部103に対して指示する。出力処理部103は、コンテンツリストのカーソルを、ステップS005にて特定したカーソル位置に移動させて、ディスプレイ2に出力する。
以上が、コンテンツリスト表示処理のフローである。
次に、コンテンツリスト表示処理にて表示される画面表示の例を、図7を用いて説明する。
図7(a)は、コンテンツリスト表示処理のステップS004にて表示される画面表示の例を示す図である。
図7(a)には、画面500と、画面500内に示されるボタンアイコン表示領域510と、画面500内に示されるコンテンツリスト表示領域520と、が示されている。
ボタンアイコン表示領域510には、先頭文字が「A〜F」であるコンテンツにカーソルを合わせる第一のボタン511と、先頭文字が「G〜M」であるコンテンツにカーソルを合わせる第二のボタン512と、先頭文字が「N〜T」であるコンテンツにカーソルを合わせる第三のボタン513と、先頭文字が「U〜Z」であるコンテンツにカーソルを合わせる第四のボタン514と、が配置されている。
また、コンテンツリスト表示領域520は、スクロール指示受付領域521と、コンテンツリスト表示領域522と、を備える。
スクロール指示受付領域521は、コンテンツリスト表示領域522に示されたコンテンツデータの一つを指し示すカーソルの位置を移動させる方向の入力を受け付ける。
コンテンツリスト表示領域522は、コンテンツテーブル300に格納されたコンテンツデータのタイトル302を一覧形式で表示する。なお、コンテンツリスト表示領域522に示されたコンテンツデータのいずれか一つを指し示すカーソルによって、使用者が所望するコンテンツデータの特定を受け付けると、コンテンツ再生部105により、特定されたコンテンツデータの再生処理等が行われる。
なお、画面500は、ステップS005にて第一のボタン511について連続する二回の指定入力を受け付けると、図7(b)に示す次画面へ遷移する。
図7(b)は、コンテンツリスト表示処理のステップS006にて表示される画面表示の例を示す図である。
図7(b)には、図7(a)に示した構成と同様の構成を備える画面500が示されている。ただし、図7(b)に示された画面500は、コンテンツリスト表示領域522に表示されるコンテンツリストのカーソルの位置が、図7(a)に示す画面500とは相違する。
具体的には、図7(a)に示す画面500にて、第一のボタン511について連続する二回の指定入力を受け付けたことによって、ステップS006にて表示される図7(b)に示す画面500では、「B」から始まるタイトルを有するコンテンツデータの先頭にカーソルが表示されている点において相違している。すなわち、第一のボタン511が、二回押下されたことから、表示位置テーブル400に従って、表示対象文字が「B」であり、そのカーソル位置が「4」であることが特定された結果、当該画面が表示される。
以上が、本発明の第一の実施形態である。
このように、本発明の第一の実施形態によると、コンテンツリスト表示処理を実施することで、コンテンツのタイトルの先頭文字をキーとして、カーソル位置をスキップさせることができる。そのため、使用者は、使用者が再生したいと望むコンテンツデータを素早く再生することができる。
本発明は、上記実施形態に制限されない。上記実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、コンテンツリスト表示処理のステップS004において、該当するコンテンツデータがないボタンアイコンがあれば、当該ボタンアイコンを非表示にして表示させてもよい。
例えば、図8の画面550に示すように、「G〜M」に該当する文字から始まるタイトルを有するコンテンツデータが存在しない場合には、図7(a)の第二のボタン512に該当するボタンアイコンを非表示として表示するようにしてもよい。なお、図8の画面550においては、ボタンアイコン表示領域560は、「A〜F」の文字を指定する第一のボタン561と、「N〜T」の文字を指定する第三のボタン563と、「U〜Z」の文字を指定する第四のボタン564と、を表示する。
また例えば、上記実施形態においては、コンテンツリスト表示処理のステップS004において、該当するコンテンツデータの件数に応じて、ボタンアイコンの大きさを相違させるようにしてもよい。
例えば、第一のボタン511に該当するコンテンツデータの件数が300件、第二のボタン512に該当するコンテンツデータが150件、第三のボタン513に該当するコンテンツデータの件数が300件、第四のボタン514に該当するコンテンツデータが50件、であれば、それぞれのボタンの表示幅または高さを件数の比率に合わせて6:3:6:1としてもよい。
また例えば、上記実施形態においては、コンテンツデータは楽曲や映像データを対象としているが、これに限られない。
例えば、地図上に存在する施設等の名称や、住所、電話番号等を対象とすることとしてもよい。
次に、本発明の第二の実施形態について、以下説明する。
第二の実施形態における車載用ナビゲーション装置100は、第一の実施形態における車載用ナビゲーション装置100と同様の構成を備える。しかし、コンテンツリスト表示処理の処理内容に相違がある。
以下、図9、図10を用いて、第二の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理を説明する。
図9は、第二の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理の処理フローを示す図である。第二の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理のフローは、基本的には第一の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理のフローと同様であるが、ステップS003とステップS004との間で、後述するステップS104〜ステップS108の処理を実施する点において相違する。以下、その相違点を説明する。
コンテンツ管理部104は、ステップS001においてソートしたコンテンツデータのリストから、先頭に位置するコンテンツデータのタイトルの先頭文字を取得し、これを開始位置として設定する(ステップS104)。
例えば、コンテンツデータのリスト上の先頭に位置するコンテンツデータのタイトルが「A」から始まるタイトルであった場合、コンテンツ管理部104は、開始位置として「A」を設定する。
次に、コンテンツ管理部104は、特定した開始位置から、タイトルの先頭の文字の順に、所定の閾値を超えるまで、または続く文字がなくなるまで、タイトルの先頭の文字ごとにコンテンツの件数を加算する(ステップS105)。
例えば、コンテンツ管理部104は、開始位置にセットした「A」から順に、タイトルの先頭文字が「A」であるコンテンツの件数(上記のNa、例えば3件)と、タイトルの先頭文字が「B」であるコンテンツの件数(上記のNb、例えば9件)と、続く先頭文字のコンテンツの件数を順に加算する。
そして、コンテンツ管理部104は、加算したコンテンツデータの件数が、所定の閾値S(例えば、コンテンツデータの総件数(例えば844件)を、表示させるボタンアイコンの数(例えば4)で割った値、少数以下切り上げ)を超えるか、または加算対象となるコンテンツデータが無くなると、次の処理ステップS106に処理を進める。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS105にて加算したコンテンツデータのタイトルの先頭の文字すべてを、一つのボタンアイコンの表示対象の文字として割り当て、表示位置テーブル400を構成する(ステップS106)。
例えば、コンテンツ管理部104は、ステップS105において加算したコンテンツデータのタイトルの先頭文字が「A」から「D」までであった場合、第一のボタンアイコンのボタンIDに割り当てるタイトルの表示対象文字を「A〜D」とする。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS105で加算したコンテンツデータのタイトルの先頭文字に続く文字から始まるタイトルを有するコンテンツデータがコンテンツリストに残されているか否かを判定する(ステップS107)。
例えば、コンテンツ管理部104は、ステップS105において加算したコンテンツデータのタイトルの先頭文字が「A」から「D」までであった場合、それに続く文字、すなわち「E」以降の文字から始まるタイトルを有するコンテンツデータが未だコンテンツリストに残されているか否かを判定する。
コンテンツデータが未だ残されている場合(ステップS107にて「Yes」)、コンテンツ管理部104は、加算済みの文字に続く文字を開始位置として新たに設定して、ステップS105の処理に制御を戻す(ステップS108)。
例えば、ステップS105において加算対象となったタイトルの先頭文字が「A」から「D」までであった場合、コンテンツ管理部104は、続く文字、すなわち「E」を開始位置として設定して、ステップS105以降の処理を開始し、それぞれのボタンアイコンに対応する文字を特定する。
コンテンツデータが残されていない場合(ステップS107にて「No」)、コンテンツ管理部104は、第一の実施形態と同様の処理ステップS004以降の処理を実施する。
その際、ステップS106において対応付けられたボタンIDと表示対象文字との対応情報を用いて、コンテンツ管理部104はボタンアイコンを作成する。
以上が、第二の実施形態におけるコンテンツリスト表示処理の処理フローである。
第二の実施形態におけるコンテンツリスト表示処理を行うことで、第一のボタンから第四のボタンまでのそれぞれのボタンに割り当てられるコンテンツデータの件数を平準化させることが可能となり、コンテンツデータの多寡、内容に応じて、ほぼ均等にカーソル位置をスキップさせることが可能なボタンアイコンを生成することができる。
図10は、このようなコンテンツリスト表示処理の処理について、具体的な構成例を用いて説明する図である。
図10(a)は、第二の実施形態において、記憶装置3の記憶媒体に格納されるコンテンツ件数テーブル600を説明する図である。
コンテンツ件数テーブル600は、文字601と、当該文字に対応するコンテンツ件数602と、を格納するテーブルである。
文字601は、例えば「A」〜「Z」のアルファベット文字であり、コンテンツ件数602は、各アルファベット文字をタイトルの先頭文字に有するコンテンツデータの件数「Na」〜「Nz」である。
図10(b)は、第二の実施形態におけるコンテンツリスト表示処理のステップS106において作成される表示位置テーブル400の構成例を示す図である。
図10(b)においては、例えば、ボタンID401が「1」であるボタンアイコンに対して、押下回数402が「1」回ならば、表示対象文字403は「A」となり、そのカーソル位置404は「1」件目であることが示されている。
また、ボタンID401が「2」であるボタンアイコンに対して、押下回数402が「1」回であれば、表示対象文字403が「E」となり、そのカーソル位置404は「Na+Nb+Nc+Nd+1」件目であることが示される。
これは、コンテンツリスト表示処理のステップS105において、「A」〜「D」までのコンテンツデータの件数を加算した件数である(Na+Nb+Nc+Nd)が、閾値Sを超過したことを示している。
以上が、本発明の第二の実施形態である。
本発明は、上記第二の実施形態に制限されない。上記第二の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。
例えば、上記第二の実施形態では、コンテンツリスト表示処理のステップS105においては、加算した件数が所定の閾値Sを超えると、最後に加算した文字まで含めて一つのボタンIDに対応付けているが、これに限られない。
すなわち、コンテンツ管理部104は、最後に加算した文字は当該ボタンに一旦仮に対応付けておいて次のボタンIDの対応付けを行った後、当該ボタンIDに対応付けられたコンテンツデータの件数と、次のボタンIDに対応付けられたコンテンツデータの件数とが均等になるように、当該最後に加算した文字をそのまま対応付けを確定させてもよいし、次のボタンに対応付けるようにしてもよい。
このように第二の実施形態を変形させることで、さらにコンテンツデータの件数を平準化させることが可能となる。
以下に、本発明の第三の実施形態について、図11と図12とを用いて説明する。上記第一の実施形態と第二の実施形態においては、コンテンツリストのタイトルの先頭文字ごとにカーソルをスキップさせることができた。第三の実施形態においては、さらに、タイトルの先頭文字に同一の文字を有するコンテンツデータを対象として、さらにカーソルをスキップさせることができる。すなわち、タイトルの先頭文字だけでなく、二文字目、三文字目を特定してカーソルをスキップさせることができるようになる。
第三の実施形態における車載用ナビゲーション装置100は、第一の実施形態における車載用ナビゲーション装置100と同様の構成を備える。しかし、コンテンツリスト表示処理の処理内容に相違がある。
図11は、第三の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理の処理フローを示す図である。
まず、コンテンツ管理部104は、コンテンツデータのタイトル302の昇順にソートされたコンテンツデータのうち、コンテンツのタイトルのN番目の文字(Nは正の整数)ごとに、コンテンツデータの格納件数をカウントする(ステップS201)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、コンテンツデータのN番目の文字(例えば「A」、「B」等)ごとに、当該文字をタイトル302のN番目の文字として有するコンテンツデータの件数をカウントする。なお、その際、コンテンツ管理部104は、N番目の文字より先頭寄りにある文字が、所定の同一の文字を有するコンテンツデータを対象として処理(カウント)を行う(当該フローの以降の処理についても、同様)。すなわち、Nの値が「2」である場合、タイトルの一番目の文字が所定の文字であるコンテンツデータを対象として、2番目の文字ごとにコンテンツデータの件数をカウントする。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS201にてカウントした件数が一件以上あるN番目の文字ごとに、カーソル位置を記録する(ステップS202)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS201にてカウントした件数が一件以上ある先頭文字について、そのカーソル位置を表示位置テーブル400のカーソル位置404に記録する。なお、コンテンツ管理部104は、コンテンツデータのタイトルのN番目の文字の昇順に、当該N番目の文字ごとの件数を加算してカーソル位置を算出する。
例えば、N番目の文字「A」についてのコンテンツの件数を「Na」、当該N番目の文字「A」のカーソル位置を「Ca」とし、N番目の文字「B」についてのコンテンツの件数を「Nb」、当該N番目の文字「B」のカーソル位置を「Cb」、・・・とすると、以下の式(5)、(6)、(7)、(8)が成立する(XはN番目の文字の昇順に並べた場合における先頭に位置するコンテンツデータのカーソル位置)。
Ca=X ・・・式(5)
Cb=X+Na ・・・式(6)
Cc=X+Na+Nb ・・・式(7)
Cz=X+Na+Nb+・・・+Ny ・・・式(8)
例えば、二番目の文字を対象とする場合において、先頭文字が「A」であるコンテンツデータが3件あり、先頭文字が「B」であるコンテンツデータが9件ある場合を想定する。この場合、先頭文字が「B」であって二番目の文字が「E」であるコンテンツデータが1件あり(Ne=1)、先頭文字が「B」であって二番目の文字が「L」であるコンテンツデータが1件ある(Nl=1)ならば、表示対象文字「L」のカーソル位置「Cl」は、先頭文字「B」のカーソル位置(4)とNe(1)を加算した結果である「5」となる。
次に、コンテンツ管理部104は、タイトルのN番目の文字より先頭寄りにある文字が所定の文字であるコンテンツデータについて、コンテンツリストにおいて先頭に位置するコンテンツデータを特定し、当該コンテンツデータのタイトルのN番目の文字を取得し、これを開始位置として設定する(ステップS203)。
例えば、コンテンツデータのリスト上のコンテンツのタイトルのN番目の文字が、先頭文字となる「A」であった場合、コンテンツ管理部104は、開始位置として「A」を設定する。
次に、コンテンツ管理部104は、開始位置から、タイトルのN番目の文字の順に、所定の閾値を超える、または続く文字がなくなる、までタイトルのN番目の文字ごとのコンテンツの件数を加算する(ステップS204)。
例えば、コンテンツ管理部104は、開始位置にセットした「A」から順に、タイトルのN番目の文字が「A」であるコンテンツの件数(ステップS202におけるNa)と、タイトルのN番目の文字が「B」であるコンテンツの件数(ステップS202におけるNb)と、次に続く文字をタイトルのN番目の文字に有するコンテンツの件数を順に加算する。
そして、コンテンツ管理部104は、加算したコンテンツデータの件数が、所定の閾値S(例えば、N番目より先頭寄りにある文字が、所定の同一の文字を有するコンテンツデータの件数(例えば9件)を、ボタンアイコン数(例えば4)で割った値、少数以下切り上げ)を超えるか、または加算対象となるコンテンツデータが無くなると、次の処理ステップへ処理を進める。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS204にて加算対象としたタイトルのN番目の文字を一つのボタンアイコンの表示対象として割り当て、表示位置テーブル400を構成する(ステップS205)。
例えば、コンテンツ管理部104は、ステップS204において加算したコンテンツデータのタイトルのN番目の文字が「A」から「D」までであった場合、第一のボタンのボタンIDに割り当てるタイトルの表示対象文字を「A〜D」とする。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS204で加算したコンテンツデータのタイトルのN番目の文字に続く文字をタイトルのN番目の文字として有するコンテンツデータがコンテンツリストに残されているか否かを判定する(ステップS206)。
例えば、コンテンツ管理部104は、ステップS204において加算したタイトルのN番目の文字が「A」から「D」までであった場合、それに続く文字、すなわち「E」以降の文字をN番目の文字として有するタイトルのコンテンツデータが未だ残されているか否かを判定する。
コンテンツデータが未だ残されている場合(ステップS206にて「Yes」)、コンテンツ管理部104は、加算した文字に続く文字を開始位置として新たに設定して、ステップS204の処理に制御を戻す(ステップS207)。
例えば、ステップS204において加算したタイトルのN番目の文字が「A」から「D」までであった場合、コンテンツ管理部104は、それに続く文字、すなわち「E」を開始位置として設定して、ステップS204の処理を開始し、それぞれのボタンアイコンに対応する文字を特定する。
コンテンツデータが残されていない場合(ステップS206にて「No」)、コンテンツ管理部104は、コンテンツリストをディスプレイ2に表示させる(ステップS208)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、コンテンツデータのタイトル302を一覧表示するため、タイトルの順に昇順にソートされたコンテンツデータのタイトルのリストを作成し、当該リストを出力するように、出力処理部103に出力処理を指示する。
出力処理部103は、所定のボタンIDを有する指定入力を受付可能なボタンアイコンと、コンテンツリストと、を表示するための画面情報を、ステップS205において対応付けられたボタンIDと表示対象文字の情報を用いて構成し、ディスプレイ2に出力する。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS208において表示したボタンアイコンに対する使用者からの指定入力を受け付け、押下されたボタンアイコンの種類と、連続押下回数とに応じてカーソル位置を特定する(ステップS209)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、入力受付部102を介して、ステップS208において表示したボタンアイコンに対する使用者からの指定入力(押下あるいはタッチ入力)を受け付けると、指定入力されたボタンアイコンのボタンIDと、当該ボタンアイコンを連続して指定入力された回数と、に応じて、カーソル表示位置テーブル400からカーソル位置404の値を取得して、カーソル位置を特定する。
次に、コンテンツ管理部104は、ステップS209にて特定したカーソル位置にカーソルを移動させて、コンテンツリストをディスプレイ2に表示させる(ステップS210)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS209にて特定したカーソル位置が表示の先頭となるように、コンテンツデータのタイトル302を一覧表示するよう、出力処理部103に対して指示する。出力処理部103は、コンテンツリストのカーソルを、ステップS209にて特定したカーソル位置に移動させて、ディスプレイ2に出力する。
次に、コンテンツ管理部104は、次の文字を指定する次文字指定指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS211)。
具体的には、コンテンツ管理部104は、ステップS210で表示された画面に予め備えられた次文字指定ボタンへの指示入力があったか否かを判定する。
次文字指定指示を受け付けなかった場合(ステップS211で「No」)、コンテンツ管理部104は、処理をステップS209に戻し、更なるカーソルの移動指示を受け付ける。
次文字指定指示を受け付けた場合(ステップS211で「Yes」)、コンテンツ管理部104は、Nに1を加算して、処理をステップS201に戻す(ステップS212)。
つまり、コンテンツ管理部104は、Nに1を加算することで、タイトルの次の文字を対象としてソートさせてコンテンツリストを表示させる。
以上が、第三の実施形態におけるコンテンツリスト表示処理のフローである。
次に、第三の実施形態におけるコンテンツリスト表示処理にて表示される画面表示の例を、図12を用いて説明する。
図12(a)は、第三の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理のステップS208において、先頭文字についてソートした画面表示の例を示す図である。
図12(a)にて示される画面500は、図7(a)において示した画面500と同様の構成を備えるため、説明を省略する。ただし、図7(a)において示した画面500とは、「NEXT」ボタン530を備える点で相違している。「NEXT」ボタン530は、上記ステップS211にて受け付けたか否かを判定する次文字指定指示の入力を受け付けるボタンである。当該画面500では、ステップS209にて第一のボタン511について連続する二回の指定入力と、次文字指定指示の入力と、を受け付けると、図12(b)に示す次画面へ遷移する。
図12(b)は、第三の実施形態にかかるコンテンツリスト表示処理のステップS208において、先頭文字を「B」として特定し、二番目の文字についてソートした画面表示の例を示す図である。
図12(b)にて示される画面700は、ボタンアイコン表示領域710と、コンテンツリスト表示領域720と、「NEXT」ボタン530と、を備える。
ボタンアイコン表示領域710には、二番目の文字が「E」であるコンテンツデータにカーソルを合わせる第一のボタン711と、二番目の文字が「L」であるコンテンツデータにカーソルを合わせる第二のボタン712と、二番目の文字が「O」であるコンテンツデータにカーソルを合わせる第三のボタン713と、が配置されている。
また、コンテンツリスト表示領域720は、スクロール指示受付領域721と、コンテンツリスト表示領域722と、を備える。
スクロール指示受付領域721は、コンテンツリスト表示領域722に示されたコンテンツデータの一つを指し示すカーソルの位置を移動させる方向を受け付ける。
コンテンツリスト表示領域722は、コンテンツテーブル300に格納され、タイトル302の先頭文字が「B」であるコンテンツデータのタイトル302を一覧形式で表示する。なお、コンテンツリスト表示領域722に示されたコンテンツデータの一つを指し示すカーソルにより、使用者の意図するコンテンツの特定を受け付ける。
「NEXT」ボタン530は、図12(a)と同様に、上記ステップS211にて受け付けたか否かを判定する次文字指定指示の入力を受け付けるボタンである。
以上が、本発明にかかる第三の実施形態である。
本発明の第三の実施形態によると、使用者は、コンテンツデータのタイトルの先頭文字から順に二番目の文字、三番目の文字、と絞り込んで検索することができるようになるため、所望するコンテンツデータの特定が容易となる。
本発明は、上記第三の実施形態に制限されない。上記第一の実施形態から、第三の実施形態までの構成を組み合わせて、変形することが可能である。
なお、上記の実施形態では、本発明を車載用ナビゲーション装置に適用した例について説明したが、本発明は車載用の他の装置にも適用することができる。
1:演算処理部、2:ディスプレイ、3:記憶装置、4:音声出入力装置、5:入力装置、6:ROM装置、7:車速センサ、8:ジャイロセンサ、9:GPS受信機、10:FM多重放送受信装置、11:ビーコン受信装置、21:CPU、22:RAM、23:ROM、24:I/F、25:バス、41:マイクロフォン、42:スピーカ、51:タッチパネル、52:ダイヤルスイッチ、100:車載用ナビゲーション装置、101:主制御部、102:入力受付部、103:出力処理部、104:コンテンツ管理部、105:コンテンツ再生部、200:リンクテーブル、300:コンテンツテーブル、400:表示位置テーブル

Claims (8)

  1. 複数のデータを有するデータリストと、スキップ指示の回数と前記データリストに含まれる特定のデータを指し示すカーソル表示位置とを対応付ける表示位置情報と、を記憶する記憶手段と、
    前記データリストを表示するデータリスト表示手段と、
    前記スキップ指示を受け付けるスキップ指示受付手段と、
    前記スキップ指示受付手段によって前記スキップ指示を受け付けた回数を計測するスキップ指示回数計測手段と、
    前記スキップ指示回数計測手段によって計測したスキップ指示の回数から前記表示位置情報を用いて前記カーソル表示位置を特定するカーソル表示位置特定手段と、
    前記データリストにおいて、特定した前記カーソル表示位置にカーソルを表示させるカーソル表示手段と、
    を備えることを特徴とする車載器。
  2. 請求項1に記載の車載器であって、さらに、
    前記データリスト表示手段は、前記データリストを昇順に並べ替えて表示させ、
    前記カーソル表示位置特定手段は、前記スキップ指示を受け付けた回数に応じて、前記データリストに含まれるデータの先頭文字を特定して、当該先頭文字を有するデータを指し示す前記カーソル表示位置を特定する、
    ことを特徴とする車載器。
  3. 請求項1又は2に記載の車載器であって、
    前記スキップ指示受付手段は、異なる種類のスキップ指示を受け付け、
    前記表示位置情報は、前記スキップ指示受付手段により受け付けたスキップ指示の種類ごとに、スキップ指示の回数と前記データリストに含まれる特定のデータを指し示すカーソル表示位置とを対応付けており、
    前記カーソル表示位置特定手段は、前記スキップ指示回数計測手段によって計測したスキップ指示の回数と、前記スキップ指示の種類とから、前記表示位置情報を用いて前記カーソル表示位置を特定する、
    ことを特徴とする車載器。
  4. 請求項3に記載の車載器であって、
    前記カーソル表示位置特定手段は、直近に受け付けた前記スキップ指示の種類と、当該スキップ指示の種類に関し連続して受け付けたスキップ指示の回数と、から、前記表示位置情報を用いて前記カーソル表示位置を特定する、
    ことを特徴とする車載器。
  5. 請求項3又は4に記載の車載器であって、さらに、
    前記スキップ指示受付手段は、互いに異なる複数の入力経路を介して受け付けた前記スキップ指示をそれぞれ異なる種類のスキップ指示として受け付ける、
    ことを特徴とする車載器。
  6. 請求項5に記載の車載器であって、
    前記互いに異なる複数の入力経路は、前記データリストのデータに含まれる文字と、当該文字を含む前記データの件数と、に応じて定められる、
    ことを特徴とする車載器。
  7. 請求項5に記載の車載器であって、
    前記互いに異なる複数の入力経路は、前記データリストのデータに含まれる文字に応じて定められ、前記データリストに含まれない文字に対応する前記入力経路は、非表示とされる、
    ことを特徴とする車載器。
  8. 請求項7に記載の車載器であって、
    前記データリストのデータには、当該データのタイトルを示す文字列が含まれ、
    前記互いに異なる複数の入力経路は、前記データリストのデータに含まれるタイトルの文字列の所定位置にある文字の順序に応じて定められる、
    ことを特徴とする車載器。
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