JP2011086150A - 情報処理装置及びファームウェア更新方法 - Google Patents

情報処理装置及びファームウェア更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一対のコンピュータを内蔵した計算機システムにおいて、両コンピュータの運用系のファームウェア同士の版数が不一致のまま残されることを防止する。
【解決手段】SVP用ファームウェアとSPC用ファームウェアを含むHCPは、SVP16の待機系HCP格納領域163bにロードされる。サーバ電源が落ちる前に、SVP16のCPU161は、SPC171に、ファームロード指示を伝達する。SPC171は、当該指示に応じて、SVP16の待機系HCP格納領域163b内のSPC用ファームウェアを、予備用記憶領域172bにロードする。その後、サーバ電源が再投入されると、SVP16のCPU161は、待機系のHCP格納領域163bと運用系のHCP格納領域163aとを切り換え、切り換え後の運用系HCP格納領域163b中のファームウェアにより起動するとともに、SPC17のCPU171は、待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとを切り換え、切り換え後の運用系記憶領域172b中のファームウェアにより起動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理装置及びファームウェア更新方法に関する。
基幹サーバ等の情報処理装置の保守・運用を、業務を実行するCPU(Central
Processing Unit)等のハードウェアとは別個独立して設けられたシステム管理装置に行わせるとともに、電源装置の制御を電源制御装置に行わせる構成が、採用されている。以下、システム管理装置を、「SVP(SerVice Processor)」という。また、電源制御装置を、「SPC(System Power Controller)」という。
SVP及びSPCは、夫々中央演算処理装置(以下、「CPU」という)を備えたオンボードコンピュータである。SVP及びSPCは、夫々、上記処理を実行するCPU,及び、CPUによる上記処理の実行に用いられる一連の命令であるプログラム(ファームウェア)を格納する記憶媒体(ハードディスク又はメモリ)を備えている。
ところで、かかる基幹サーバ等は、安定稼働することが求められているので、SVPの記憶媒体及びSPCの記憶媒体は、夫々二重化されている。即ち、二重化された各記憶媒体に夫々上記ファームウェアがインストールされ、一方の記憶媒体が運用系として扱われるとともに他方の記憶媒体が待機系として扱われる。そして、運用系の記憶媒体に障害が発生した場合には、それまで待機系に設定されていた記憶媒体が運用系に切り替えられ、その間に運用系から待機系に切り替えられた記憶媒体の保守がなされる。
上述したSVP及びSPCの版数アップ用のファームウェアは、両者が一つのパッケージ(フォルダ,アーカイブ等)に纏められた状態で、計算機システムが通信可能な管理センターから、ネットワーク経由で供給される。かかるパッケージ(ファームウェアパッケージ)を、以下、「HCP(Hardware Control Program)」という。
以下、新版数のHCPが供給された場合におけるSVP及びSPCによる更新手順を、図20の流れ図に従って、説明する。
図20に示したように、SVPでは、運用系の記憶媒体が稼働中であるため、新版数のHCPが、管理センターから待機系の記憶媒体にダウンロードされる。そして、HCP中のSVP用の新版数ファームウェアが待機系の記憶媒体にインストールされる。これとともに、保守作業者が、例えばSVPの記録媒体であるハードディスクのヘッダー部にある次回起動版数領域に、次回起動時に記憶媒体を待機系から運用系に切り替えることを設定する。即ち、保守作業者が、サーバの電源を落とした後に再度投入する際にSVPのCPUが待機系と設定されている記憶媒体中のファームウェアを起動することを、設定する。その後、サーバ装置の電源がOFFにされると、SVPのCPUは、SVPの運用系の記憶媒体に格納されているHCP中のSPC用ファームウェアの版数とSPCの運用系の記憶媒体にインストールされているファームウェアの版数とが一致している事を確認する。その後、SVPのCPUは、全処理を終了する。
次に、保守作業者がサーバ装置の電源をONにすると、主電源を投入されたSVPのCPUが、上記設定に従って、電源を落とす前に待機系に設定されていた記憶媒体を運用系と設定して、当該記憶媒体中のSVP用新版数ファームウェアを起動する。
しかし、同時点では、SPC用の新版数のファームウェアは、SVPの(新たな)運用系の記憶媒体中に保存されている新版数のHCPに入っているファームウェアのみであり、未だ、SPCの何れの系の記憶媒体にもインストールされていない。従って、SVPは、旧版数のファームウェアによって起動し、その後の処理を続行せざるを得ない。
SPCのファームウェアを切り替えるためには、再度、サーバ装置の電源がOFFにされた後で、ONにされる必要がある。即ち、サーバ装置の電源がOFFにされると、SVPのCPUは、SVPの運用系の記憶媒体に格納されているHCP中のSPC用ファームウェアの版数とSPCの運用系の記憶媒体にインストールされているファームウェアの版数とが不一致であること確認する。即ち、SVPのCPUは、SPCのファームウェアの版数が、SVPの運用系のものよりも古いことを確認する。そして、SVPのCPUは、SVP自身の運用系の記憶媒体に格納されているHCP中のSPC用の新版数ファームウェアをダウンロードすることを、SPCに対して指示する。すると、SPCのCPUは、当該SPC用の新版数のファームウェアを、当該SPCの待機系の記憶媒体にダウンロードし、次回起動時に記憶媒体を待機系から運用系に切り替えることを、設定する。
次に、サーバ装置の電源がONにされると、主電源を投入されたSPCのCPUが、上記設定に従って、電源を落とす前に待機系として扱っていた記憶媒体を運用系と扱い、運用系の記憶媒体中のSVP用新版数ファームウェアを読み出して起動する。これによって、はじめて、SVPで起動されているファームウェアの版数とSPCで起動されているファームウェアの版数とが一致する。即ち、SVPの運用系のファームウェアと、SPCの運用系のファームウェアとが、同一の新版数HCP中に格納されていたものに、更新される。
図21は、図20のバリエーションであり、SVPの記憶媒体の運用系と待機系とを切り替えるために、サーバ装置全体の電源のOFF及びONをするのではなく、SVPのみを再起動(リセット)する場合における動作の流れを、示している。この場合、SVPは、SVPの再起動が行われると、図20と同様に、SVPの運用系の記憶媒体に格納されているHCP中のSPC用ファームウェアの版数とSPCの運用系の記憶媒体にインストールされているファームウェアの版数とが一致している事を確認する。その後、SVPは、自ら再起動(リセット)し、電源をOFFにする前に待機系として扱っていた記憶媒体を運用系と扱い、運用系の記憶媒体中のSVP用の新版数のファームウェアを読み出して起動する。その後、図20と同じ手順を経て、SPCのファームウェアが新版数のものに更新される。
特開平1−234954号公報 特開平10−171633号公報 特開2008−225763号公報 特開平5−127891号公報
以上説明した背景技術によると、SVPのファームウェア版数とSPCのファームウェア版数を一致させるためには、SVPのファームウェアを更新する際の電源のOFF及びON又はSVPの再起動が完了した後に、改めて、SPCのファームウェアを更新する際の電源のOFF及びONを行わなければならない。そのため、保守作業者が、SPCのファームウェアを更新する際の電源の切断及び再投入の実行を忘れてしまうことがあった。
その結果、SVPのファームウェアが新版数に更新されていながら、SPCのファームウェアが新版数に更新されないままに運用されてしまう事例が、発生していた。
この場合、ファームウェアの版数アップが旧版数の障害を対処する為であったとしたならば、SPCのファームウェアが旧版数のままであるが故に、新版数によって対処済みであった障害が発生してしまう危険もあった。
そこで、本案は、以上のような一対のプロセッサを内蔵した情報処理装置において、両プロセッサが起動しているファームウェア同士の版数が不一致のまま残されることを防止することができる情報処理装置及びファームウェア更新方法を、提供する。
本案では、以下の手段が提案される。即ち、第1のプロセッサにおける待機系の記憶媒体に、両プロセッサ用のファームウェアを格納したファームウェアパッケージが格納されている状態で、情報処理装置の電源がOFFにされる。すると、第1のプロセッサの処理装置が、第2のプロセッサに対して、第2のプロセッサ用のファームウェアのダウンロードを指示する。そして、指示を受けた第2のプロセッサの処理装置が、第1のプロセッサの待機系の記憶媒体に格納されているファームウェアパッケージ内の第2のプロセッサ用のファームウェアを、自己の待機系の記憶媒体にダウンロードする。その後、情報処理装置の電源がONにされると、第1のプロセッサの処理装置が、記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている第1のプロセッサ用のファームウェアを起動する。また、第2のプロセッサの処理装置が、記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている第2のプロセッサ用のファームウェアを起動する。
また、本案では、以下の手段が提案される。即ち、第1のプロセッサにおける待機系の記憶媒体に、両プロセッサ用のファームウェアを格納したファームウェアパッケージが格納されている状態で、再起動コマンドが入力される。すると、第1のプロセッサの処理装置が、第2のプロセッサに対して、運用系の記憶媒体に格納されている第2のプロセッサ用のファームウェアの版数を問い合わせる。問い合わせに応じて第2のプロセッサの処理装置が、自己の運用系の記憶媒体に格納されている第2のプロセッサ用のファームウェアの版数を応答する。すると、第1のプロセッサが、応答された版数と、ファームウェアパッケージ中の第2のプロセッサ用のファームウェアの版数とを比較し、両者が不一致である場合に、不一致情報をハードディスクのヘッダー部に記憶する。その後、情報処理装置の電源がONにされると、第1のプロセッサが、記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている第1のプロセッサ用のファームウェアを起動する。また、第1のプロセッサが、ハードディスクのヘッダー部に前記不一致情報が記憶されていると警告を出力する。
一対のプロセッサを内蔵した情報処理装置において、両プロセッサが起動しているファームウェア同士の版数が不一致のまま残されることが、防止される。
基幹サーバのハードウェア構成を示すブロック図 サーバ電源OFFコマンド入力時におけるSVP側のファームウェア更新プログラムによる処理を示すフローチャート サーバ電源ONコマンド入力時におけるSVP側のファームウェア更新プログラムによる処理を示すフローチャート SPC運用系版数要求受信時におけるSPC側のファームウェア更新プログラムによる処理を示すフローチャート サーバ電源ONコマンド入力時におけるSPC側のファームウェア更新プログラムによる処理を示すフローチャート 動作例1を示す流れ図 動作例1を示す観念図 動作例1を示す観念図 動作例1を示す観念図 動作例1を示す観念図 動作例2を示す流れ図 動作例2を示す観念図 動作例2を示す観念図 動作例3を示す流れ図 動作例3を示す観念図 動作例4を示す流れ図 動作例4を示す観念図 変形例を示す流れ図 変形例を示す観念図 従来例を示す流れ図 従来例を示す流れ図
以下、図面に基づいて、本案の実施の形態を説明する。
<システム構成>
図1は、本例が適用された情報処理装置である基幹サーバ1の概略ハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示されるように、基幹サーバ1は、サーバとしての本来の業務の実行に用いられる各種装置を有する。即ち、基幹サーバ1は、IO[Input Output:入出力インタフェース]11,CPU[Central Proseccing Unit:中央処理装置]12を有する。また、基幹サーバ1は、SC[System Controller:システムコントローラ]13,DIMM[Dual Inline Memory Module:デュアルインラインメモリモジュール]14)を有する。更に、基幹サーバ1は、SVP(SerVice Processor:サーバ制御装置)16,SCI(Serial Console Interface:ハード制御装置)15を有する。また、基幹サーバ1は、電源装置18,SPC(System Power Controller:電源制御装置)17を有する。
SVP16は、上記各種装置11〜14の保守・管理等の処理を実行する。SCI15は、SVP16と各種装置11〜14との間のインタフェースをなす。
電源装置18は、基幹サーバ1を構成する各ハードウェア11〜17に主電源を供給する。
SPC17は、SVP16とバス19を通じて相互に通信可であり、電源装置18を制御する。
第1のプロセッサであるSVP16は、上記CPU12とは独立に動作するオンボードコンピュータであり、相互に接続されたCPU161,メモリ162,ハードディスク163を、有している。
ハードディスク163は、1つのディスクを論理的に3つの領域163a,163b,163xに分割した二重化構成を有した記憶媒体である。各領域163a,163b,1
63xは、夫々、HCP全体版数情報, 物理ボリュームラベルと二重化制御情報が格納されるヘッダー部163x,HCP格納領域163a,163bとされている。CPU161によるヘッダー部163xへの設定に基づき、BIOS(Basic Input Output System)により、例えば、一方のHCP格納領域163aが運用系に設定され、他方のHCP格納領域163bが待機系に設定される。換言すると、一方のHCP格納領域163aがCPU161がファームウェアを読み出す運用系として扱われ、他方のHCP格納領域163bが待機系として扱われる。これら両HCP格納領域163a,163bには、原則として、同じ構成のファームウェアがインストールされている。そして、運用系に設定されているHCP格納領域163aから、ファームウェアが読み出されてメモリ162の揮発領域に読み込まれ、当該メモリ162上に読み込まれたファームウェアが、CPU161によって起動される。なお、メモリ162の不揮発性領域には、ファームウェアを更新する処理を実行するファームウェア更新プログラムが、インストールされている。
第2のプロセッサであるSPC17も、上記CPU12及びSVP16とは独立に動作するオンボードコンピュータであり、相互に接続されたCPU171及びメモリ172を、有している。メモリ172は、相互に独立した二つの記憶領域172a,172bからなる二重化構成を有した不揮発性記憶媒体である。CPU171内の不揮発メモリ(図示略)への設定に基づき、BIOSにより、例えば、一方の記憶領域172aが運用系と設定され、他方の記憶領域172bが待機系と設定される。換言すると、一方の記憶領域172aがCPU171がファームウェアを読み出す運用系として扱われ、他方の記憶領域171bが待機系として扱われる。そして、運用系に設定されている記憶領域172aにインストールされているファームウェアが、CPU171によって読み出されて実行される。なお、メモリ172には、ファームウェアを更新する処理を実行するファームウェア更新プログラムも、インストールされている。
電源装置18は、PSU(Power Supply Unit:電源供給ユニット)182及びFAN(冷却装置)181を有する。PSU182は、基幹サーバ1を構成する各装置に主電源を供給する装置である。但し、当該PSU182は、SPC17によって起動されるので、SPC17が当該PSU182自身に対して起動命令を発する機能を維持するのに必要な最小限の電力は、常時、SPC17に供給されている。
なお、図7に示すように、SVP16は、コンソール20に接続されており、コンソール20の図示せぬ入力装置を通じて保守作業者によって入力された各種コマンドを受け付ける。また、SVP16は、管理センター21に接続されており、当該管理センター21において最新版のHCPが公開された場合には、当該HCPをダウンロードすることができる。
<更新プログラム>
以下、上記したSVP16側のファームウェア更新プログラム,及び、SPC17側のファームウェア更新プログラムによる各CPU161,171の処理内容を、図2〜図5のフローチャートを参照して、説明する。なお、以下の説明におけるハードディスクの各HCP格納領域の参照番号表記は、便宜上、初期状態において運用系に設定されているHCP格納領域については163aとし、初期状態において待機系に設定されているHCP格納領域については163bとする。同様に、メモリ172の各記憶領域の参照番号表記は、初期状態において運用系に設定されている記憶領域については172aとし、初期状態において待機系に設定されている記憶領域については172bとする。
[SVP側]
1.新HCPダウンロード処理
管理センター21に最新版のHCPがアップロードされている場合、CPU161は、最新版のHCPを自動的に、待機系のHCP格納領域163bにダウンロードして、HCP
中のSVP用ファームウェアを待機系のHCP格納領域163bにインストールする。
2.切換予約処理
コンソール20を通じて保守作業者が切換予約コマンドを入力した場合、CPU161は、ハードディスク163のヘッダー部163xにある次回起動版数領域に、下記の設定を行う。即ち、CPU161は、次回起動時に現在待機系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換えると共に現在運用系であるHCP格納領域163aを待機系に切り換えて新たな運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動することを、設定する。
3.電源OFF時
ファームウェア更新プログラムを読み込んだCPU161は、保守作業者が基幹サーバ1の電源をOFFした場合には、電源OFFコマンドを受けて図2に示す処理をスタートする。
スタート後最初のステップS001では、CPU161は、SPC17に対して運用系版数(即ち、当該時点で運用系に設定されている記憶領域172aにインストールされているファームウェアの版数)を問い合わせる。問合せに応じてSPC17が運用系版数を応答すると、CPU161は、処理をステップS002へ進める。
ステップS002では、CPU161は、当該時点で待機系に設定されているHCP格納領域163bに格納されているHCPに含まれるSPC用ファームウェアの版数と、ステップS001にて取得した運用系版数とを比較する。そして、CPU161は、両者が一致するか否かをチェックする。
そして、両者が一致しているのであれば、新版数のファームウェアがSPC17側にダウンロード済みであるので、CPU161は、処理をステップS006へ進める。これに対して、両者が不一致であるならば、旧版数のファームウェアしかSPC17側には存在しないため、CPU161は、処理をステップS003へ進める。
ステップS003では、CPU161は、SPC17に対して、SPCファームウェアのダウンロード指示を、伝達する(ダウンロード指示手段に相当)。ダウンロード指示とは、処理時点で待機系に設定されているHCP格納領域163bに格納されているHCPに含まれるSPC用ファームウェアを待機系の記憶領域172bにダウンロードすべき旨の命令である。
次のステップS004では、CPU161は、上記ダウンロード指示を受けたSPC17から何らかの通知(ステップS207のロード完了通知,又は、ステップS208のロード異常通知)が送信されて来るのを待つ。そして、CPU161は、ロード完了通知を受信した場合には、処理をステップS006へ進める。
これに対して、CPU161は、ロード異常通知を受信した場合には、ステップS005において、上記切換予約処理に拠る設定を解除する。即ち、CPU161は、次回起動時に現在待機系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換えると共に現在運用系であるHCP格納領域163aを待機系に切り換えて新たな運用系のHCP格納領域163b中のファームウェアを起動する旨の設定を解除する。ステップS005を完了すると、CPU161は、処理をステップS006へ進める。
ステップS006では、CPU161は、基幹サーバ1の各部への主電源供給をOFFにすることを、SPC17に指示する。当該指示に応じて、SPC17がPSU182を制御することにより、SVP16への主電源供給も停止され、SVP16の動作が停止する。
4.電源ON時
保守作業者が基幹サーバ1の電源をONにすると、SPC17が電源ONコマンドを受信する。当該入力に応じてSPC17が電源装置18を制御し、PSU182からサーバ制御装置16に主電源が供給されると、CPU161は、ファームウェア更新プログラムを読み込んで、図3に示す処理をスタートする。
スタート後最初のステップS101では、CPU161は、ハードディスク163のヘッダー部163xにある次回起動版数領域に上記運用系/待機系ディスクの切換予約処理に拠る下記設定があるか否かをチェックする。即ち、次回起動時に現在待機系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換えると共に現在運用系であるHCP格納領域163aを待機系に切り換えて新たな運用系のHCP格納領域163b中のファームウェアを起動する旨の設定の有無が、チェックされる。そして、CPU161は、上記設定があれば、上記設定に応じて運用系と待機系とを切り換え、新たな運用系のHCP格納領域163b中のファームウェアを起動する(起動手段に相当)。これに対して、上記設定がなければ、CPU161は、運用系と待機系との切り換えは行わず、運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動する。
ステップS102では、CPU161は、ハードディスク163のヘッダー部163xにある次回起動版数領域に上記設定があるにも関わらず上記切り換えに失敗して従前の運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動したのか否かを、チェックする。そして、上記切り換えに失敗した場合には、CPU161は、ステップS103において、切り換えを失敗した旨をSPC17に伝達した後に、処理を終了する。
これに対して、上記設定がなかった場合,又は、上記設定があったが切り換えに成功した場合には、CPU161は、ステップS104において、SPCから切り換え異常通知(ステップS303)があったか否かをチェックする。そして、切り換え異常通知がなければ、CPU161は、処理を終了する。
これに対して、切り換え異常通知があれば、CPU161は、ステップS105において、ハードディスク163のヘッダー部163xにある次回起動版数領域に、下記設定を行う。即ち、CPU161は、次回起動時に現在待機系であるHCP格納領域163aを運用系に切り換えると共に現在運用系であるHCP格納領域163bを待機系に切り換えて新たな運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動することを、設定する。
S105完了後、CPU161は、ステップ次のS106において、上記設定に応じて、自らをリセットする。即ち、CPU161は、上記設定に応じて、現在待機系であるHCP格納領域163aを運用系に切り換え、現在運用系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換え、新たな運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動する。これにより、基幹サーバ1の電源をONにする以前の状態が回復される。
[SPC側]
1.SPC運用系版数要求受信時
SVP16からSPC運用系版数要求(ステップS001)を受信すると、CPU171は、ステップS201において、現在の運用系の記憶領域172aにインストールされているファームウェアの版数を読み出して、応答文(SPC運用系版数)を作成する。
次のステップS202では、CPU171は、ステップS201にて作成した応答文(SPC運用系版数)を、SVP16に応答する。
次のステップS203では、CPU171は、SVP16からダウンロード指示(ステ
ップS003)が送信されてくるのを待つ。そして、SVP16からSPCファームロード指示(ステップS003)が送信されてくると、CPU171は、処理をステップS204へ進める。
ステップS204では、CPU171は、SVP16の待機系のディスク161bに格納されている新版数のHCP中のSPC用ファームウェアを、メモリ172の待機系の記憶領域172bに、ダウンロードする(ダウンロード手段に相当)。
次のステップS205では、CPU171は、ステップS204によるファームウェアのダウンロードが失敗したか否かをチェックする。そして、ファームウェアのダウンロードが失敗した場合には、CPU171は、ステップS208において、SVP16に対してロード異常通知を伝達する。その後、CPU171は、ステップS209において、処理を終了する。
これに対して、ファームウェアのダウンロードが成功した場合には、CPU171は、ステップS206において、CPU171内部の不揮発性メモリに、下記の設定を行う。即ち、CPU171は、次回起動時に現在待機系である記憶領域172bを運用系に切り換えると共に現在運用系である記憶領域172aを待機系に切り換えて新たな運用系の記憶領域172b中のファームウェアを起動することを、設定する。次のステップS207では、CPU171は、SVP16に対してロード完了通知を伝達する。その後、CPU171は、ステップS209において、処理を終了する。
2.電源ON時
CPU171は、保守作業者が基幹サーバ1の電源をONにすると、電源ONコマンドを受信する。CPU171は、ステップ301において、CPU171内部の不揮発性メモリに、下記設定があるか否かをチェックする。即ち、CPU171は、次回起動時に現在待機系である記憶領域172bを運用系に切り換えると共に現在運用系である記憶領域172aを待機系に切り換えて新たな運用系の記憶領域172b中のファームウェアを起動する旨の設定の有無を、チェックする。そして、CPU171は、上記設定があれば、当該設定に応じて運用系と待機系とを切り換え、新たな運用系の記憶領域172b中のファームウェアを起動する。これに対して、上記設定がなければ、CPU171は、運用系と待機系との切り換えは行わず、運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動する(起動手段に相当)。
次のステップS302では、CPU171は、CPU内部の不揮発性メモリに上記設定があるにも関わらず、上記切り換えに失敗して、従前の運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動したのか否かを、チェックする。そして、上記切り換えに失敗した場合には、CPU171は、ステップS303において、切り換え異常通知をSVP16に伝達した後に、処理を終了する。
これに対して、上記設定がなかった場合,又は、上記設定があったが切り換えに成功した場合には、CPU171は、ステップS304において、SVP16から切り換え異常通知(ステップS103)があったか否かをチェックする。そして、切り換え異常通知がなければ、CPU161は、処理を終了する。
これに対して、切り換え異常通知があれば、CPU171は、ステップS305において、CPU内部の不揮発性メモリに、下記設定を行う。即ち、CPU171は、次回起動時に現在待機系である記憶領域172aを運用系に切り換えると共に現在運用系である記憶領域172bを待機系に切り換えて新たな運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動することを、設定する。
ステップS305完了後、CPU171は、次のステップS306において、上記設定に応じて、自らをリセットする。即ち、CPU171は、上記設定に応じて、現在待機系である記憶領域172aを運用系に切り換え、現在運用系である記憶領域172bを待機系に切り換え、新たな運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動する。これにより、サーバに電源を投入する以前の状態が回復される。
<動作例>
〔例1〕
図6〜図10は、上述したファームウェア更新がエラー無しに行われた場合の例である。図6では、図2〜図5に示したフローチャート中の各ステップのうち、関連性の高いステップのみを表示している。
図7に示すように、管理センター21からSVP16に新版数のHCPがダウンロードされた後、図8に示すように、保守作業者がコンソール20から切換予約コマンドを入力する。すると、CPU161は、ハードディスクのヘッダー部にある次回起動版数領域に、下記設定を行う。即ち、CPU161は、次回起動時に現在待機系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換えると共に現在運用系であるHCP格納領域163aを待機系に切り換えて新たな運用系のHCP格納領域163b中のファームウェアを起動することを設定する。
その後、保守作業者が基幹サーバ1の電源をOFFにすると、SVP16のCPU161が、SPC17に対して、運用系版数(運用系に設定されている記憶領域172aにインストールされているファームウェアの版数)の報告を要求する(ステップS001)。要求を受けたSPC17のCPU171は、現在の運用系の記憶領域172aにインストールされているファームウェアの版数を読み出して、SPC運用系版数を作成する(ステップS201)。また、CPU171は、上記SPC運用系版数を、SVP16に応答する(ステップS202)。
SPC運用系版数を受信すると、SVP16のCPU161は、図9に示すように、待機系に設定されているHCP格納領域163bに格納されているHCP中のSPC用ファームウェアの版数と運用系版数とが一致していないことを、確認する(ステップS002)。そして、CPU161は、SPC17に対して、ダウンロード指示を、伝達する(ステップS003)。ダウンロード指示を受信したSPC17のCPU171は、SVP16の待機系のHCP格納領域163bに格納されている新版数のHCP中のSPC用ファームウェアを、メモリ172の待機系の記憶領域172bにダウンロードする(ステップS204)。ダウンロードが完了すると、CPU171は、SVP16に、ロード完了通知を伝達する(ステップS207)。続いて、SPC17のCPU171は、PSU182を制御して主電源を落とすので、SVP16及びSPC17が停止する。
その後、保守作業者が基幹サーバ1の電源をONにすると、図10に示すように、SPC17のCPU171が、設定に応じて、待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとを切り換える。そして、SPC17のCPU171は、新たな運用系の記憶領域172b中の新版数のファームウェアを起動する。そして、SPC17によって制御されたPSU182によって主電源を投入されたSVP16のCPU161は、設定に応じて、待機系のHCP格納領域163bと運用系のHCP格納領域163aとを切り換える。そして、SVP16のCPU161は、新たな運用系のHCP格納領域163b中の新版数のファームウェアを起動する。
以上のように、本例によると、エラーが生じない限りは、HCPダウンロード後には、1回ずつ基幹サーバ1の電源のOFF及びONを行うだけで、SVPのファームウェアとSPCのファームウェアとが更新される。よって、両者のファームウェアの版数が相違す
ることに因る不都合が生じない。
〔例2〕
図11〜図13は、SPC17のCPU171によるSPC用のファームウェアのダウンロード(ステップS204)が失敗した場合の例である。この場合、SPC17のCPU171は、SVP16の待機系のディスク161bに格納されている新版数のHCP中のSPC用ファームウェアの、メモリ172の待機系の記憶領域172bへのダウンロードを試みる(ステップS204)。図12に示すように、ダウンロードに失敗した場合(ステップS205)、SPC17のCPU171は、SVP16に対してロード異常通知を伝達する(ステップS208)。
ロード異常通知を受信したSVP16のCPU161は、切換予約処理に拠る設定を解除する(ステップS005)。
その後、基幹サーバ1の電源がONにされる。この場合、図13に示すように、SPC17のCPU171は、運用系のHCP格納領域163aと待機系のHCP格納領域163bとの切り換えの設定がない。そのため、SPC17のCPU171は、運用系のディスク172aと待機系のディスク172bとの切り替えを行うことなく、従前の運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動する。そして、当該SPC17によって制御されたPSU182によって主電源を供給されたSVP16のCPU161も、待機系と運用系との切り換えの設定がないために、運用系のHCP格納領域163aと待機系のHCP格納領域163bとの切り替えを行わない。そして、SVP16のCPU161は、従前の運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動する。
以上のように、本例によると、SPC17においてファームロードに失敗すると、切換予約コマンドに基づく設定が解除されるので、SPC17におけるファームウェアの更新がなされないのに合わせて、SVP16におけるファームウェアの更新もなされない。よって、両者のファームウェアの版数が相違することに因る不都合が生じない。
〔例3〕
図14〜図15は、SPC17のCPU171によるダウンロード完了後における電源ON時に、SPC17のCPU171が待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとの切り換えに失敗した場合(S302)の例である。この場合、上述した例1と同様の手順を経た後に、サーバの電源がONされると、SPC17のCPU171は、待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとの切り換えを試みる(ステップS301)。図15に示すように、待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとの切り換えに失敗した場合(S302)、SPC17のCPU171は、SVP16に対して切り換え異常通知を伝達する(S303)。
一方、SPC17によって制御されたPSU182によって主電源を供給されたSVP16のCPU161は、設定に応じて、待機系のHCP格納領域163bと運用系のHCP格納領域163aとを切り換える。そして、SVP16のCPU161は、新たな運用系のHCP格納領域163a中の新版数のファームウェアを起動する。しかし、SVP16のCPU161は、起動後に、SPC17から切り換え異常通知を受信するので、CPU161は、ハードディスク163のヘッダー部163xにある次回起動版数領域に、下記設定を行う(ステップS105)。即ち、CPU161は、次回起動時に現在待機系であるHCP格納領域163aを運用系に切り換えると共に現在運用系であるHCP格納領域163bを待機系に切り換えて新たな運用系のHCP格納領域163a中のファームウェアを起動することを設定する。その後、CPU161は、当該設定に応じて自らをリセットする(ステップS106)。その結果、CPU161は、上記設定に応じて、現在待機系であるHCP格納領域163aを運用系に切り換え、現在運用系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換え、新たな運用系のHCP格納領域163a中のファームウ
ェアを起動する。
以上により、SVP16のCPU161が実行するファームウェアは、旧版数のものとなるので、上述したように待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとの切り換えに失敗したSPC17におけるファームウェアと版数が一致する。従って、両者のファームウェアの版数が相違することに因る不都合が生じない。
〔例4〕
図16〜図17は、SPC17のCPU171によるダウンロード完了後における電源ON時に、SVP16のCPU161が待機系のHCP格納領域163bと運用系のHCP格納領域163aとの切り換えに失敗した場合(ステップS102)の例である。この場合、上述した例1と同様の手順を経た後に、SVP16に主電源が供給されると、SVP16のCPU161は、待機系のHCP格納領域163bと運用系のHCP格納領域163aとの切り換えを試みる(ステップS101)。図17に示すように、待機系のHCP格納領域163bと運用系のHCP格納領域163aとの切り換えが失敗した場合(ステップS102)、SVP16のCPU161は、SPC17に対して切り換え異常通知を伝達する(ステップS103)。
一方、SPC17のCPU171は、設定に応じて、待機系の記憶領域172bと運用系の記憶領域172aとを切り換え、新たな運用系の記憶領域172b中の新版数のファームウェアを起動する。しかし、SPC17のCPU171は、起動後に、SVP16から切り換え異常通知を受信するので、CPU内部の不揮発性メモリに、下記設定を行う(ステップS305)。即ち、次回起動時に現在待機系である記憶領域172aを運用系に切り換えると共に現在運用系である記憶領域172bを待機系に切り換えて新たな運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動することを設定する。その後、CPU171は、当該設定に応じて自らをリセットする(ステップS306)。その結果、CPU171は、上記設定に応じて、現在待機系である記憶領域172aを運用系に切り換え、現在運用系である記憶領域172bを運用系に切り換え、新たな運用系の記憶領域172a中のファームウェアを起動する。
以上により、SPC17のCPU171が実行するファームウェアは、旧版数のものとなるので、上述したように切り換えに失敗したSVP16におけるファームウェアと版数が一致する。従って、両者のファームウェアの版数が相違することに因る不都合が生じない。
<変形例>
図18及び図19は、作業担当者が、基幹サーバ1の電源をOFFする代わりに、SVP再起動(リセット)コマンドを、コンソール20から入力する場合の変形例である。かかるSVP再起動(リセット)コマンドを入力した場合には、SVP16におけるファームウェアの更新は可能であるが、SPC17は連動しないので、別途ファームウェアの更新が必要になる。そこで、本例では、SVP16のファームウェアの更新を完了した後に、SPC17のファームウェアの版数が一致していない旨の情報(不一致情報)を、コンソール20に表示する。
即ち、CPU161は、コンソール20を通じて保守作業者がSVP再起動(リセット)コマンドを入力すると、ステップS401において、SPC17に対して運用系版数を問い合わせる。運用系版数とは、処理時点で運用系に設定されている記憶領域172aにインストールされているファームウェアの版数である。問合せに応じてSPC17が運用系版数を応答すると(応答手段に相当)、CPU161は、処理をステップS402へ進める。
ステップS402では、CPU161は、当該時点で待機系に設定されているHCP格
納領域163bに格納されているHCPに含まれるSPC用ファームウェアの版数と、ステップS401にて取得した運用系版数とを比較する(比較手段に相当)。そして、CPU161は、両者が一致しているか否かをチェックする。
そして、両者が一致しているのであれば、新版数のファームウェアがSPC17側にダウンロード済みであるので、CPU161は、処理をステップS404へ進める。これに対して、両者が不一致であるならば、旧版数のファームウェアしかSPC17側には存在しないのであるから、CPU161は、ステップS403において、ヘッダー部163x上に不一致情報を保存する(記憶手段に相当)。その後、CPU161は、処理をステップS404へ進める。
ステップS404では、CPU161は、切換予約コマンドに基づく設定に応じて、自らをリセットする。即ち、CPU161は、上記設定に応じて、現在待機系であるHCP格納領域163bを運用系に切り換え、現在運用系であるHCP格納領域163aを運用系に切り換え、新たな運用系のHCP格納領域163b中のファームウェアを起動する(起動手段に相当)。
次のステップS405では、CPU161は、ハードディスクのヘッダー部にある次回起動版数領域上に不一致情報があるか否かをチェックする。そして、不一致情報がなければ、CPU161は、そのまま処理を終了する。これに対して、不一致情報があれば、CPU161は、不一致情報をコンソール20に伝達し、ディスプレイ上に表示させる(警告手段に相当)。
以上により、本変形例によれば、保守作業者は、コンソール20のディスプレイ上に表示された不一致情報に拠り、SPC17上のファームウェアの版数が、SVP16上のファームウェアの版数よりも古いことに気づくことができる。よって、保守作業者は、別途SPC17のファームウェアの更新を行うことができる。
<付記>
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
相互に通信可能であるとともに、ファームウェアを記憶する二重化された記憶媒体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2の処理装置を内蔵する情報処理装置であって、
前記第1の処理装置は、
自己の待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で前記情報処理装置の電源が遮断にされると、前記第2の処理装置に対して、前記第2の処理装置のファームウェアのダウンロードを指示するダウンロード指示手段と、
前記指示の後で、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第1の処理装置のファームウェアを起動する起動手段とを備え、
前記第2の処理装置は、
前記ダウンロードの指示を受けると、前記第1の処理装置の待機系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアを、自己の待機系の記憶媒体にダウンロードするダウンロード手段と、
前記ダウンロード後に、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアを読み出して起動する起動手段とを備える
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記情報処理装置において、
前記第1の処理装置は、前記情報処理装置の保守又は運用を行うシステム制御装置であり、
前記第2の処理装置は、前記情報処理装置に電源を供給する電源制御装置である
ことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記情報処理装置において、
前記第1の処理装置はハードディスクを有するとともに、
前記第1の処理装置の処理装置の起動手段は、ハードディスクに設定された、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定に応じて、前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替える
ことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記4)
前記情報処理装置において、
次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定は、第1の処理装置における待機系の記憶媒体に前記ファームウェアが格納されている状態で、切り替え予約コマンドが入力されることに応じてなされる
ことを特徴とする付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
前記情報処理装置において、
前記第2の処理装置は、前記ダウンロード手段が前記ファームウェアのダウンロードに失敗した場合に、前記第1の処理装置に対して、ダウンロードの異常を通知し、前記通知を受けた前記第1の処理装置が、前記次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を解除する手段を更に備える
ことを特徴とする付記4記載の情報処理装置。
(付記6)
前記情報処理装置において、
前記第2の処理装置は、前記起動手段が記憶媒体の運用系と待機系との扱いの切り替えに失敗した場合に、前記第1の処理装置に対して、切り替えの異常を通知する手段を更に備え、
前記第1の処理装置は、前記切り替えの異常の通知を受けると、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を前記ハードディスクに行った後に、自ら再起動する手段を更に備える
ことを特徴とする付記3記載の情報処理装置。
(付記7)
前記情報処理装置において、
前記第2の処理装置は不揮発性メモリを有するとともに、
前記第2の処理装置の起動手段が、前記不揮発性メモリに設定された、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定に応じて、前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替える
ことを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記8)
前記情報処理装置において、
前記第2の処理装置は、前記ファームウェアのダウンロードを完了した場合に、前記次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を行う手段を更に備える
ことを特徴とする付記7記載の情報処理装置。
(付記9)
前記情報処理装置において、
前記第1の処理装置は、前記起動手段が前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いの切り
替えに失敗した場合に、前記第2の処理装置に対して、切り替えの異常を通知する異常通知手段を更に備え、
前記第2の処理装置は、前記切り替えの異常の通知を受けると、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を前記不揮発性メモリに行った後に、自ら再起動する再起動手段を更に備える
ことを特徴とする付記7記載の情報処理装置。
(付記10)
前記情報処理装置において、
前記第1の処理装置のダウンロード指示手段は、電源遮断コマンドが入力された場合に、前記第2の処理装置に対して、前記運用系の記憶媒体に格納されている当該第2の処理装置のファームウェアの版数を問い合わせ、当該問い合わせに応じて前記第2の処理装置の処理装置が、前記運用系の記憶媒体に格納されている当該第2の処理装置のファームウェアの版数を応答すると、応答された版数と、前記ファームウェア中の前記第2の処理装置のファームウェアの版数とを比較し、両者が不一致である場合のみ、前記第2の処理装置に対して、前記第2の処理装置のファームウェアのダウンロードを指示する
ことを特徴とする付記1記載の計算機システムにおけるファームウェアの更新方法。
(付記11)
相互に通信可能であるとともに、共に、ファームウェアを記憶するための二重化された記憶媒体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2の処理装置を備える情報処理装置であって、
前記第1の処理装置は、
自己の待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で、再起動コマンドが入力されると、前記第2の処理装置に対して、運用系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアの版数を問い合わせる問合せ手段と、
前記問い合わせに応じて前記第2の処理装置が、自己の運用系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアの版数を応答した場合、応答された版数と、前記ファームウェア中の前記第2の処理装置のファームウェアの版数とを比較する比較手段と、
前記版数が不一致である場合に、前記不一致である旨の情報をメモリに記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置に電源が投入されると、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第1の処理装置ファームウェアを起動する起動手段と、
起動後において、前記メモリに前記不一致情報が記憶されていると、警告を出力する警告手段とを備え、
前記第2の処理装置は、
前記問い合わせに応じて、自己の運用系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアの版数を応答する応答手段を備える
ことを特徴とする情報処理装置。
(付記12)
相互に通信可能であるとともに、共に、ファームウェアを記憶する二重化された記憶媒体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2の処理装置を内蔵した情報処理装置におけるファームウェアの更新方法であって、
前記第1の処理装置における待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記第1の処理装置が、前記第2の処理装置に対して、前記第2の処理装置のファームウェアのダ
ウンロードを指示し、前記指示を受けた前記第2の処理装置が、前記第1の処理装置の待機系の記憶媒体に格納されている前記ファームウェア内の前記第2の処理装置のファームウェアを、自己の待機系の記憶媒体にダウンロードし、
その後、前記情報処理装置の電源が遮断にされると、前記第1の処理装置の処理装置が、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第1の処理装置のファームウェアを読み出して起動するとともに、前記第2の処理装置が、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアを読み出して起動する
ことを特徴とする情報処理装置におけるファームウェアの更新方法。(10)
(付記13)
相互に通信可能であるとともに、共に、ファームウェアを記憶するための二重化された記憶媒体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2のプロセッサを内蔵した情報処理装置におけるファームウェアの更新方法であって、
前記第1の処理装置における待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で、再起動コマンドが入力されると、前記第2の処理装置に対して、運用系の記憶媒体に格納されている当該第2の処理装置のファームウェアの版数を問い合わせ、当該問い合わせに応じて前記第2の処理装置の処理装置が、自己の運用系の記憶媒体に格納されている当該第2の処理装置のファームウェアの版数を応答すると、前記第1の処理装置が、応答された版数と、前記ファームウェア中の前記第2の処理装置のファームウェアの版数とを比較し、両者が不一致である場合に、不一致情報をハードディスクに記憶し、
その後、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記第1の処理装置が、前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている当該第1の処理装置のファームウェアを起動するとともに、前記ハードディスクに前記不一致情報が記憶されていると警告を出力する
ことを特徴とする情報処理装置におけるファームウェアの更新方法。
1 基幹サーバ
16 SVP
17 SPC
161 CPU
163 ハードディスク
171 CPU
172 メモリ

Claims (10)

  1. 相互に通信可能であるとともに、ファームウェアを記憶する二重化された記憶媒体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2の処理装置を内蔵する情報処理装置であって、
    前記第1の処理装置は、
    自己の待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で前記情報処理装置の電源が遮断にされると、前記第2の処理装置に対して、前記第2の処理装置のファームウェアのダウンロードを指示するダウンロード指示手段と、
    前記指示の後で、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第1の処理装置のファームウェアを起動する起動手段とを備え、
    前記第2の処理装置は、
    前記ダウンロードの指示を受けると、前記第1の処理装置の待機系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアを、自己の待機系の記憶媒体にダウンロードするダウンロード手段と、
    前記ダウンロード後に、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアを読み出して起動する起動手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記情報処理装置において、
    前記第1の処理装置は、前記情報処理装置の保守又は運用を行うシステム制御装置であり、
    前記第2の処理装置は、前記情報処理装置に電源を供給する電源制御装置である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置において、
    前記第1の処理装置はハードディスクを有するとともに、
    前記第1の処理装置の起動手段は、ハードディスクに設定された、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定に応じて、前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置において、
    次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定は、第1の処理装置における待機系の記憶媒体に前記ファームウェアが格納されている状態で、切り替え予約コマンドが入力されることに応じてなされる
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置において、
    前記第2の処理装置は、前記ダウンロード手段が前記ファームウェアのダウンロードに失敗した場合に、前記第1の処理装置に対して、ダウンロードの異常を通知し、前記通知を受けた前記第1の処理装置が、前記次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を解除する手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置において、
    前記第2の処理装置は、前記起動手段が記憶媒体の運用系と待機系との扱いの切り替えに失敗した場合に、前記第1の処理装置に対して、切り替えの異常を通知する手段を更に備え、
    前記第1の処理装置は、前記切り替えの異常の通知を受けると、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を前記ハードディスクに行った後に、自ら再起動する手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置において、
    前記第2の処理装置は不揮発性メモリを有するとともに、
    前記第2の処理装置の起動手段が、前記不揮発性メモリに設定された、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定に応じて、前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いを切り替える
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置において、
    前記第1の処理装置は、前記起動手段が前記記憶媒体の運用系と待機系との扱いの切り替えに失敗した場合に、前記第2の処理装置に対して、切り替えの異常を通知する異常通知手段を更に備え、
    前記第2の処理装置は、前記切り替えの異常の通知を受けると、次回起動時において待機系及び運用系を切り替える旨の設定を前記不揮発性メモリに行った後に、自ら再起動する再起動手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項7記載の情報処理装置。
  9. 相互に通信可能であるとともに、共に、ファームウェアを記憶する二重化された記憶媒体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2の処理装置を備える情報処理装置であって、
    前記第1の処理装置は、
    自己の待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で、再起動コマンドが入力されると、前記第2の処理装置に対して、運用系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアの版数を問い合わせる問合せ手段と、
    前記問い合わせに応じて前記第2の処理装置が、自己の運用系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアの版数を応答した場合、応答された版数と、前記ファームウェア中の前記第2の処理装置のファームウェアの版数とを比較する比較手段と、
    前記版数が不一致である場合に、前記不一致である旨の情報をメモリに記憶する記憶手段と、
    前記情報処理装置に電源が投入されると、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第1の処理装置のファームウェアを起動する起動手段と、
    起動後において、前記メモリに前記不一致情報が記憶されていると、警告を出力する警告手段とを備え、
    前記第2の処理装置は、
    前記問い合わせに応じて、自己の運用系の記憶媒体に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアの版数を応答する応答手段を備える
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 相互に通信可能であるとともに、共に、ファームウェアを記憶する二重化された記憶媒
    体と、前記ファームウェアを実行するとともに前記二重化された記憶媒体の一方を自己が前記ファームウェアを読み出す現用系の記憶媒体と扱い他方を待機系の記憶媒体と扱う処理装置とを有する第1及び第2の処理装置を内蔵した情報処理装置におけるファームウェアの更新方法であって、
    前記第1の処理装置における待機系の記憶媒体に、前記第1及び第2の処理装置のファームウェアが格納されている状態で、前記情報処理装置の電源が投入されると、前記第1の処理装置が、前記第2の処理装置に対して、前記第2の処理装置のファームウェアのダウンロードを指示し、前記指示を受けた前記第2の処理装置が、前記第1の処理装置の待機系の記憶媒体に格納されている前記ファームウェア内の前記第2の処理装置のファームウェアを、自己の待機系の記憶媒体にダウンロードし、
    その後、前記情報処理装置の電源が遮断にされると、前記第1の処理装置の処理装置が、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第1の処理装置のファームウェアを読み出して起動するとともに、前記第2の処理装置が、前記記憶媒体の運用系と待機系を切り替え、新たな運用系の記憶媒体内に格納されている前記第2の処理装置のファームウェアを読み出して起動する
    ことを特徴とする情報処理装置におけるファームウェアの更新方法。
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