JP2011085786A - 画像形成装置、画像形成装置構成部品再利用システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置に装備された構成部品等を再利用できる他の画像形成装置を迅速に検索するとともに、再利用先候補となった画像形成装置の中から再利用に最適な装置を容易に決定することを可能とする。
【解決手段】当該画像形成装置1の構成部品についての使用履歴等を第1の履歴記憶部38に記憶しておく。通信手段35を介して通信可能である他の画像形成装置62の再利用可能部品についての情報を定期的又はユーザの要求に応じて取得し、第2の履歴管理部39に記憶する。これらの履歴記憶部に保存された内容に基づき、当該画像形成装置に装備された再利用可能部品の再利用先候補を検索する。また、予め設定した再利用の有効性の評価の基準に基づき、再利用可能部品を再利用することの有効性を、再利用先候補となる各画像形成装置について評価する。
【選択図】 図1
【解決手段】当該画像形成装置1の構成部品についての使用履歴等を第1の履歴記憶部38に記憶しておく。通信手段35を介して通信可能である他の画像形成装置62の再利用可能部品についての情報を定期的又はユーザの要求に応じて取得し、第2の履歴管理部39に記憶する。これらの履歴記憶部に保存された内容に基づき、当該画像形成装置に装備された再利用可能部品の再利用先候補を検索する。また、予め設定した再利用の有効性の評価の基準に基づき、再利用可能部品を再利用することの有効性を、再利用先候補となる各画像形成装置について評価する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成装置構成部品再利用システム及びプログラムに関する。
近年、画像形成装置の新規購入や、古くなった画像形成装置の買い替え等による需要が多くなるとともに、廃棄される画像形成装置も多くなっている。画像形成装置の廃棄にあたっては、構成部品や消耗品等を再利用し、廃棄物を低減して環境破壊を抑制することが望ましい。
構成部品等の再利用を促進するためには、廃棄対象となっている画像形成装置の構成部品等を有効に再利用することができる他の画像形成装置を見出すこと等が必要となり、例えば、特許文献1及び特許文献2に再利用に関する技術が開示されている。
本願発明は、当該画像形成装置に装備された構成部品を再利用することができる他の画像形成装置を簡単な構成で迅速に検索することができる画像形成装置及び画像形成装置で使用されるプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、 画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、 外部装置と通信する通信手段と、 当該画像形成装置、及び当該画像形成装置と前記通信手段を介して通信可能である前記外部装置としての他の画像形成装置の構成部品について、使用履歴又は過去に生じた誤動作に関するエラー履歴を記憶する履歴記憶手段と、 当該画像形成装置の構成部品について使用履歴又はエラー履歴を、前記通信手段を介して前記他の画像形成装置に提供する情報提供手段と、 前記他の画像形成装置から該他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴を、前記通信手段を介して取得する情報取得手段と、 該情報取得手段によって前記他の画像形成装置から取得した情報に基づき、当該画像形成装置で使用している構成部品の再利用が可能な前記他の画像形成装置のリストを作成するリスト作成手段と、 当該画像形成装置の構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、前記リスト作成手段で作成されたリストを提示する提示手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、 前記リスト作成手段で作成された前記リストに含まれる前記他の画像形成装置について、当該画像形成装置の構成部品を再利用することの有効性を、当該画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴と前記他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴とに基づいて評価する評価手段を有するものとする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、 当該画像形成装置の構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、前記情報取得手段が前記他の画像形成装置からの情報を取得するものとする。
請求項4に係る発明は、請求項1、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置において、 当該画像形成装置に廃棄準備処理を行う旨の信号が入力されたときには、予め定められた期間中は、前記情報取得手段が前記他の画像形成装置からの情報を取得する状態が維持されるものであり、 前記リスト作成手段は、前記予め定められた期間の経過後に前記リストを作成するものとする。
請求項5に係る発明は、 画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、外部装置と通信する通信手段と、 当該画像形成装置、及び当該画像形成装置と前記通信手段を介して通信可能である前記外部装置としての他の画像形成装置の構成部品について、使用履歴又は過去に生じた誤動作等に関するエラー履歴を記憶する履歴記憶手段と、 当該画像形成装置の構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、当該画像形成装置の構成部品について使用履歴又はエラー履歴を、前記他の画像形成装置に提供する情報提供手段と、 該情報提供手段によって情報を提供した前記他の画像形成装置から、当該画像形成装置の構成部品を再利用することの可否について応答があったときに、該応答の内容に基づいて、当該画像形成装置で使用している構成部品の再利用が可能な前記他の画像形成装置のリストを作成するリスト作成手段と、 前記リスト作成手段で作成された前記リストを提示する提示手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
請求項6に係る発明の画像形成装置構成部品再利用システムは、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の画像形成装置が、複数台の相互間で情報の提供と取得とが可能となるように前記通信手段で接続されているものとする。
請求項7に係る発明の画像形成装置構成部品再利用システムは、請求項5に記載の画像形成装置が、複数台の相互間で情報の提供と取得とが可能となるように前記通信手段で接続されているものとする。
請求項8に係る発明は、 画像形成装置の構成部品について、使用履歴又は過去に生じた誤動作等に関するエラー履歴を当該画像形成装置が備える記憶手段に記憶させる自己部品の履歴記憶処理と、 当該画像形成装置が、当該画像形成装置の構成部品についての使用履歴又はエラー履歴を、通信手段を介して通信が可能である他の画像形成装置に提供する情報提供手段と、 前記通信手段を介して通信可能である他の画像形成装置から該他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又は過去に生じた誤動作に関するエラー履歴を取得する情報取得処理と、前記他の画像形成装置の構成部品について、前記情報取得処理で取得した使用履歴又はエラー履歴を記憶する外部装置部品の履歴記憶処理と、 当該画像形成装置に構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、前記他の画像形成装置から取得した情報から、当該画像形成装置で使用している構成部品の再利用が可能な前記他の画像形成装置のリストを作成するリスト作成処理と、 該リスト作成処理で作成された前記リストを提示する提示処理と、を当該画像形成装置が備えるCPUに実行させるためのプログラムを提供する。
請求項1に係る画像形成装置では、本構成を有しない装置と比較して、当該画像形成装置に装備された構成部品を再利用することができる他の画像形成装置を簡単な構成で迅速に検索することができる。
請求項2に係る画像形成装置では、本構成を有しない装置と比較して、当該画像形成装置の構成部品の再利用先として適切な画像形成装置を選択することが容易となる。
請求項3に係る画像形成装置では、当該画像形成装置の構成部品の再利用ができる他の画像形成装置の新しい情報を必要に応じて随時に取得することができる。
請求項4に係る画像形成装置では、本構成を有しない装置と比較して、当該画像形成装置の構成部品の再利用が可能である他の画像形成装置の情報が検索から漏れる可能性を低減することができる。
請求項5に係る画像形成装置では、当該画像形成装置の構成部品を再利用できる他の画像形成装置について、再利用の可否を含む情報を取得することができる。
請求項6に係る画像形成装置構成部品再利用システムでは、本構成を有しないシステムと比較して、画像形成装置に装備された構成部品を再利用することができる他の画像形成装置を相互間で迅速に検索することができる。
請求項7に画像形成装置構成部品再利用システムでは、画像形成装置の構成部品を再利用できる他の画像形成装置について、再利用の可否を含む情報を相互間で取得することができる。
請求項8に係るプログラムでは、画像形成装置に装備された構成部品を再利用することができる他の画像形成装置を容易かつ迅速に検索する処理を、当該画像形成装置に実行させることができる。
以下、本願に係る発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、本願に係る発明の一実施形態である画像形成装置の機能及び構成を説明する概略図である。
この画像形成装置1は、静電潜像にトナーを転移させてトナー画像を形成する画像形成部10と、画像形成条件等の設定に基づいて装置を制御するコントロール部30と、操作者による画像形成条件等の入力又は設定等の表示を行うためのユーザインターフェース部50と、で主要部が構成されている。
図1は、本願に係る発明の一実施形態である画像形成装置の機能及び構成を説明する概略図である。
この画像形成装置1は、静電潜像にトナーを転移させてトナー画像を形成する画像形成部10と、画像形成条件等の設定に基づいて装置を制御するコントロール部30と、操作者による画像形成条件等の入力又は設定等の表示を行うためのユーザインターフェース部50と、で主要部が構成されている。
上記画像形成部10は、静電電位の差による潜像を形成し、この潜像に電荷を有するトナーを転移させて可視像を形成する画像形成ユニット11と、形成されたトナー像を中間転写体12に転写する一次転写装置13と、中間転写体12上のトナー像を記録シートP上に転写する二次転写装置14と、転写されたトナー像を加熱して記録シート上に定着する定着装置15とを備えている。
上記画像形成ユニット11は、無端状の周面に感光体層を有する像保持体16と、この像保持体16の表面をほぼ一様に帯電する帯電装置17と、帯電された像保持体16の表面に像光を照射して静電潜像を形成する露光装置18と、像保持体16上の静電潜像にトナーを転移して可視像を形成する現像装置19と、トナー像が中間転写体に転写された後の像保持体上に残留するトナーを回収するクリーニング装置20とを有するものである。
なお、符号24は現像装置19に補給するための補給用トナーが収容されたトナーカートリッジを示す。
上記画像形成ユニット11は、無端状の周面に感光体層を有する像保持体16と、この像保持体16の表面をほぼ一様に帯電する帯電装置17と、帯電された像保持体16の表面に像光を照射して静電潜像を形成する露光装置18と、像保持体16上の静電潜像にトナーを転移して可視像を形成する現像装置19と、トナー像が中間転写体に転写された後の像保持体上に残留するトナーを回収するクリーニング装置20とを有するものである。
なお、符号24は現像装置19に補給するための補給用トナーが収容されたトナーカートリッジを示す。
上記画像形成ユニット11は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について設けられ、それぞれの色のトナー像を形成して中間転写体12上に重ねて転写するものとなっている。また、記録シートPはシートトレイユニット21,22,23から搬送路25を経て二次転写位置に供給される。そして、二次転写装置14によって中間転写体12上のトナー像が一括して記録シート上に転写され、定着装置15で加熱してトナー像を記録シート上に定着するものとなっている。
このような画像形成部10の構成部品には、装置本体から取り外して互換性のある他の装置に利用することのできる再利用可能部品と、他の装置に利用できない再利用不可部品とが含まれる。再利用可能部品としては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する画像形成ユニット11、画像が形成される記録シートPを収容するシートトレイのうち、オプションで増設された増設トレイユニット22,23等がある。一方、再利用不可部品としては、記録シートに転写された画像を加熱して定着する定着装置15、記録シートを転写部や定着部に送り込むための搬送路25、一体型トレイ21等がある。これらは、画像形成装置に一体として備えられており、画像形成装置の廃棄とともに処分される。
なお、構成部品が再利用可能部品であるか再利用不可部品であるかは、それぞれの画像形成装置の構造等によって異なるものであり、上記再利用可能部品に含まれる部品が再利用不可部品となる画像形成装置や、上記再利用不可部品に含まれる部品が再利用可能部品となる画像形成装置もある。
なお、構成部品が再利用可能部品であるか再利用不可部品であるかは、それぞれの画像形成装置の構造等によって異なるものであり、上記再利用可能部品に含まれる部品が再利用不可部品となる画像形成装置や、上記再利用不可部品に含まれる部品が再利用可能部品となる画像形成装置もある。
上記コントロール部30は、プログラムを実行するCPUと記憶装置とで主要部が構成されるものであり、記憶装置には、プログラム・データ等が格納されるフラッシュメモリ、画像として形成する内容である文書データや画像データ等が格納されるハードディスク(HDD)、システム設定情報、履歴情報及びログデータ等の比較的データ量の少ない情報が集めて格納されるEEPROM、プラグラムの実行中に使用されるメモリ領域となるRAM、アドレス帳データ等の小さな情報が大量に格納されるSRAM等が含まれる。
なお、上記記憶装置を構成するフラッシュメモリ、HDD、EEPROM、RAM,SRAM等は、互換性のある他の装置に用いることができる再利用可能部品に含まれる。
なお、上記記憶装置を構成するフラッシュメモリ、HDD、EEPROM、RAM,SRAM等は、互換性のある他の装置に用いることができる再利用可能部品に含まれる。
上記コントロール部30は、記憶装置に記憶されているプログラムが実行されることによって、画像処理部31、駆動制御部32、装置管理部33及び廃棄処理部34として機能するように設定されている。また、通信手段35を備えており、この通信手段35を介して、当該画像形成装置1に装備されている再利用可能部品についての情報を外部装置である他の画像形成装置62に提供できるとともに、他の画像形成装置62に装備された構成部品に関する情報の取得が可能となっている。さらに、通信手段35により、パーソナルコンピュータ(PC)61から画像情報や設定情報等の画像形成に必要な情報の入力も可能となっている。
なお、本実施の形態では、通信手段35により5台の外部装置である他の画像形成装置62A,62B,62C,62D,62Eが当該画像形成装置1と接続されているが、接続する他の画像形成装置62の数は必要に応じて変更することができる。
なお、本実施の形態では、通信手段35により5台の外部装置である他の画像形成装置62A,62B,62C,62D,62Eが当該画像形成装置1と接続されているが、接続する他の画像形成装置62の数は必要に応じて変更することができる。
上記画像処理部31は、ユーザインターフェース部50、パーソナルコンピュータ(PC)61等から入力された画像情報に基づいて画像形成部10で画像として出力するための信号処理を行う。また、形成する画像の色調や濃度の調整等も行うものである。
上記駆動制御部32は、ユーザインターフェース部50、パーソナルコンピュータ(PC)61等から入力される設定情報に基づいて画像形成部の動作を制御するものである。
上記駆動制御部32は、ユーザインターフェース部50、パーソナルコンピュータ(PC)61等から入力される設定情報に基づいて画像形成部の動作を制御するものである。
上記装置管理部33は、画像形成装置1の構成部品、オプション部品及び消耗品等(以下、構成部品等)の状態を管理するものであり、当該画像形成装置1の構成部品等の使用状態等を記憶する履歴記憶手段として機能する第1の履歴記憶部38、他の画像形成装置62の構成部品等の使用履歴等を記憶する履歴記憶手段として機能する第2の履歴記憶部39、第1の履歴記憶部38に記憶された情報を他の画像形成装置62に提供する情報提供手段として機能する情報提供部36、及び他の画像形成装置62の構成部品等の情報を取得する情報取得手段として機能する情報取得部37を含むものとなっている。なお、情報取得部37により取得された他の画像形成装置62の構成部品等に関する情報は上記第2の履歴記憶部39に記憶される。
上記第1の履歴記憶部38は、当該画像形成装置1の構成部品等の仕様、使用期間、使用期間内の画像形成枚数等の使用履歴情報、当該構成部品が何時に交換されたかを示す交換情報、何時にどのようなエラーが発生したかを示すエラー履歴等(以下、使用履歴等)、構成部品等を再利用するために必要な様々な情報が記録されるようになっている。エラー情報には、エラーセンサ等によって検出された信号によってこの第1の履歴記録部38に書き込まれる情報等が含まれる。
一方、第2の履歴記憶部39には、情報取得手段37により取得した他の画像形成装置62に備えられた構成部品等の使用履歴情報、交換情報及びエラー履歴等、他の画像形成装置について第1の履歴記憶部38に保存された情報とほぼ同じ情報が記憶されている。
一方、第2の履歴記憶部39には、情報取得手段37により取得した他の画像形成装置62に備えられた構成部品等の使用履歴情報、交換情報及びエラー履歴等、他の画像形成装置について第1の履歴記憶部38に保存された情報とほぼ同じ情報が記憶されている。
上記情報提供部36は、第1の履歴記憶部38に記憶された内容に基づき、当該画像形成装置1の構成部品等に関する使用履歴等の情報を通信手段35を介して他の画像形成装置62に提供する。
上記情報取得部37は、通信手段35を介して通信可能である他の画像形成装置62に装備された構成部品等についての使用履歴等の情報を、当該画像形成装置1が取得する機能を有するものである。
上記情報取得部37は、通信手段35を介して通信可能である他の画像形成装置62に装備された構成部品等についての使用履歴等の情報を、当該画像形成装置1が取得する機能を有するものである。
上記廃棄処理部34は、当該画像形成装置を廃棄する旨の信号が入力されたときに廃棄準備処理を行うものであり、当該画像形成装置1の構成部品等の再利用先候補である他の画像形成装置62のリストを作成するリスト作成手段であるリスト作成部40、作成したリストをユーザに提示する処理を制御する提示制御部41、再利用先候補が当該画像形成装置1の再利用可能部品を利用するにあたっての有効性を評価する評価手段である再利用評価部42、及び当該画像形成装置1に記録されている個人情報やセキュリティ情報等の開示が制限される情報の消去処理を制御する消去処理制御部43、を含むものである。
なお、上記廃棄準備処理とは、画像形成装置を廃棄するにあたって、当該画像形成装置1で実行される処理であり、構成部品等の再利用が可能であるか否かの判断や当該画像形成装置の記憶装置に書き込まれている開示制限情報の漏洩を防止するための処理等をいう。
なお、上記廃棄準備処理とは、画像形成装置を廃棄するにあたって、当該画像形成装置1で実行される処理であり、構成部品等の再利用が可能であるか否かの判断や当該画像形成装置の記憶装置に書き込まれている開示制限情報の漏洩を防止するための処理等をいう。
上記リスト作成部40は、第1の履歴記憶部38又は/及び第2の履歴記憶部39に記憶された構成部品等の使用履歴等に基づいて、当該画像形成装置1に装備された構成部品等の再利用先候補である他の画像形成装置62のリストを作成するものである。
上記提示制御部41は提示手段を構成するものであり、上記リスト作成手段40により作成されたリストをリスト出力形式に整形し、再利用先候補となった他の画像形成装置62をユーザに提示するものとなっている。提示の手段としては、ユーザインターフェース50の表示部52への表示、当該画像形成装置1によるプリントアウト、通信手段35を介して再利用先候補となった他の画像形成装置62でのプリントアウト、又は管理者のパーソナルコンピュータ(PC)61へメールで通知する等の手段を採用することができる。
再利用評価部42は、第1の履歴記憶部38及び第2の履歴記憶部39に記録された構成部品等の使用履歴等の情報に基づいて、当該画像形成装置1の再利用可能部品を他の画像形成装置62のうちのどの画像形成装置に使用させるのが構成部品等を最も有効に活用できるかについて評価するものである。
この評価方法については後に詳述する。
この評価方法については後に詳述する。
上記消去処理制御部43は、画像形成装置を廃棄する前に記憶領域に書き込まれている個人情報やセキュリティ情報等の開示が制限される情報を完全に消去する機能を有するものである。これにより、当該画像形成装置の廃棄後に個人情報等が漏洩するのを抑制することができる。
上記通信手段35は、当該画像形成装置1と外部装置であるパーソナルコンピュータ(PC)61及び他の画像形成装置62とを通信可能に接続するものであり、当該画像形成装置1は、これら外部装置と情報の送受信が可能となっている。
なお、構成部品等の使用履歴等に関する情報の提供及び取得、再利用先候補のリスト作成、再利用評価に関しては、通信手段35により接続された外部装置のうち画像形成装置62のみを対象とするものである。
なお、構成部品等の使用履歴等に関する情報の提供及び取得、再利用先候補のリスト作成、再利用評価に関しては、通信手段35により接続された外部装置のうち画像形成装置62のみを対象とするものである。
上記ユーザインターフェース部50は、操作者による情報の入力を可能とする情報入力部51と、上記コントロール部30の動作にともなって提供される様々な情報を表示させる表示部52とを有するものであり、例えば入力キーと表示パネルとを備える操作パネル等を用いることができる。
上記情報入力部51は、例えば操作者の自発的意志による情報の入力や表示部52に表示された内容の選択等ができるものである。
上記表示部52は、廃棄準備処理に関する信号を入力するための選択画面、記憶装置に記憶された開示制限情報を消去するか否かの選択画面又はリスト作成手段により作成された再利用先候補である他の画像形成装置のリストを表示するか否かの選択画面等を表示することができるようになっている。
上記情報入力部51は、例えば操作者の自発的意志による情報の入力や表示部52に表示された内容の選択等ができるものである。
上記表示部52は、廃棄準備処理に関する信号を入力するための選択画面、記憶装置に記憶された開示制限情報を消去するか否かの選択画面又はリスト作成手段により作成された再利用先候補である他の画像形成装置のリストを表示するか否かの選択画面等を表示することができるようになっている。
このような画像形成装置1において、本発明の一実施形態であるプログラムが実行され、当該画像形成装置1の構成部品等の再利用先を検索するときのフローを説明する。
図2は、画像形成装置に装備された構成部品等を再利用できる他の画像形成装置を検索する手順を示すフローチャートであり、図3は、ユーザによって再利用先に関する情報が要求された場合の手順を示すフローチャートである。
図2は、画像形成装置に装備された構成部品等を再利用できる他の画像形成装置を検索する手順を示すフローチャートであり、図3は、ユーザによって再利用先に関する情報が要求された場合の手順を示すフローチャートである。
画像形成装置が通常の使用可能状態となっているときに、図2に示すように、情報取得部37が通信手段35を介して他の画像形成装置62の構成部品等の使用履歴情報やエラー履歴情報等を定期的に取得する。これらの使用履歴情報及びエラー履歴情報は、他の画像形成装置のそれぞれについて当該画像形成装置の構成部品等の再利用が可能であるか否かの判断に必要となるものであり、これらの情報を取得して第2の履歴記憶部39に保存する(S01)。例えば、当該画像形成装置1を起動したとき毎にこれらの情報を取得するように設定してもよいし、取得する頻度を例えば1回/1日と予め定めておいて、定められた時刻に取得するようにしてもよい。そして、第1の履歴記憶部38に記録された当該画像形成装置1の構成部品等の仕様や使用履歴情報等と第2の履歴記憶部39に記憶された内容に基づいて、再利用先候補となる他の画像形成装置62が検索される(S02)。この検索では、例えば構成部品の互換性がある他の画像形成装置を抽出すること、互換性がある画像形成装置の中で当該画像形成装置の構成部品より使用期間が長い、又は使用期間内における画像形成枚数が多い他の画像形成装置を抽出すること等が行われる。この検索結果に基づいて、構成部品の再利用先の候補としての他の画像形成装置62のリスト(以下、再利用先情報リスト)がリスト作成部40により作成され、保存される(S03)。
なお、この再利用先情報リストは、情報取得部37が他の画像形成装置62の構成部品等についての情報を取得する毎に更新されるようになっている。
この他、画像形成装置が通常の使用可能状態となっているときに、情報提供部36によって他の画像形成装置62に当該画像形成装置の構成部品等の情報が提供される。これらの情報は、他の画像形成装置で使用されている構成部品等の再利用の可否を判断するために用いられる。
なお、この再利用先情報リストは、情報取得部37が他の画像形成装置62の構成部品等についての情報を取得する毎に更新されるようになっている。
この他、画像形成装置が通常の使用可能状態となっているときに、情報提供部36によって他の画像形成装置62に当該画像形成装置の構成部品等の情報が提供される。これらの情報は、他の画像形成装置で使用されている構成部品等の再利用の可否を判断するために用いられる。
次に、当該画像形成装置1に構成部品等の再利用先に関する情報を要求する信号が入力された場合に行われる処理の手順を図3のフローチャートに基づいて説明する。
この図が示すように、ユーザにより当該画像形成装置1に再利用先情報の通知を要求する旨の信号が入力されると(S11)、リスト作成部40で作成された再利用先情報リストに再利用先候補としての画像形成装置が挙がっているか否かをチェックする(S12)。再利用先が挙がっている場合は、再利用先情報リストを出力形式に整形し(S13)、このリストの内容が提示制御部41によって表示部52に表示される。なお、再利用先情報リストは、ユーザに提示できるものであれば表示部52への表示に限られるものではなく、当該画像形成装置1でのプリントアウト、通信手段35を介して再利用先の画像形成装置62でのプリントアウト又はパーソナルコンピュータ61へメールを送信するなど、提示制御部41が有する機能の範囲内で、適宜に選択された手段で通知することができる。
一方、再利用先が挙がっていない場合は、再利用先がない旨の情報を出力形式に整形し(S14)、提示制御部41によりユーザに通知される。この場合の通知も提示制御部41の有する機能の範囲内で行うことができる。
この図が示すように、ユーザにより当該画像形成装置1に再利用先情報の通知を要求する旨の信号が入力されると(S11)、リスト作成部40で作成された再利用先情報リストに再利用先候補としての画像形成装置が挙がっているか否かをチェックする(S12)。再利用先が挙がっている場合は、再利用先情報リストを出力形式に整形し(S13)、このリストの内容が提示制御部41によって表示部52に表示される。なお、再利用先情報リストは、ユーザに提示できるものであれば表示部52への表示に限られるものではなく、当該画像形成装置1でのプリントアウト、通信手段35を介して再利用先の画像形成装置62でのプリントアウト又はパーソナルコンピュータ61へメールを送信するなど、提示制御部41が有する機能の範囲内で、適宜に選択された手段で通知することができる。
一方、再利用先が挙がっていない場合は、再利用先がない旨の情報を出力形式に整形し(S14)、提示制御部41によりユーザに通知される。この場合の通知も提示制御部41の有する機能の範囲内で行うことができる。
上記再利用先情報リストが出力形式に整形されたものとしては、例えば図4に示すリストが考えられる。
この再利用先情報リストでは、当該画像形成装置1の再利用可能部品名、再利用可能部品の仕様及び使用状況(使用履歴)に対応させて、再利用先候補となる他の画像形成装置を記載している。つまり、第1の履歴記憶部38に記録されている当該画像形成装置1の再利用可能部品の仕様や使用状況(使用履歴)を第2の履歴記憶部39に記録された他の画像形成装置62に装備された構成部品等の仕様や使用状況(使用履歴)に照らし合わせ、当該画像形成装置1の再利用可能部品と他の画像形成装置62の構成部品等との互換性の有無、容量の差、使用期間、画像形成枚数(PV:paper volume)等を比較し、再利用できると判断された画像形成装置62を再利用先候補としてリストに表示する。
この再利用先情報リストでは、当該画像形成装置1の再利用可能部品名、再利用可能部品の仕様及び使用状況(使用履歴)に対応させて、再利用先候補となる他の画像形成装置を記載している。つまり、第1の履歴記憶部38に記録されている当該画像形成装置1の再利用可能部品の仕様や使用状況(使用履歴)を第2の履歴記憶部39に記録された他の画像形成装置62に装備された構成部品等の仕様や使用状況(使用履歴)に照らし合わせ、当該画像形成装置1の再利用可能部品と他の画像形成装置62の構成部品等との互換性の有無、容量の差、使用期間、画像形成枚数(PV:paper volume)等を比較し、再利用できると判断された画像形成装置62を再利用先候補としてリストに表示する。
本実施の形態では、通信手段35により5台の他の画像形成装置62A,62B,62C,62D,62Eが当該画像形成装置1と接続されている。したがって、当該画像形成装置1の再利用可能部品と5台の他の画像形成装置62A,62B,62C,62D,62Eの構成部品等との情報に基づいて、再利用先情報リストが作成される。例えば、当該画像形成装置1の再利用可能部品であるHDDは40GBであり30ヶ月間使用されたものである。このようなHDDを再利用できる装置は、画像形成装置B(62B)と画像形成装置E(62E)の2台であるとして、再利用先候補の欄に画像形成装置Bと画像形成装置Eとが表示される。また、増設トレイユニットに関しては、3台の画像形成装置62A,62B,62Cが再利用先候補となり、ドラムカートリッジについては、再利用先候補がないことが分かる。
なお、この再利用先情報リストでは、各構成部品等の仕様と使用状況に基づいて再利用先候補を検索しているが、エラー履歴情報、交換情報等に基づいて検索したり、これらの情報を仕様や使用状況の情報に付加して検索したりすることもできる。
なお、この再利用先情報リストでは、各構成部品等の仕様と使用状況に基づいて再利用先候補を検索しているが、エラー履歴情報、交換情報等に基づいて検索したり、これらの情報を仕様や使用状況の情報に付加して検索したりすることもできる。
本実施の形態では、再利用先情報を要求する信号が入力されてない通常時においては、リスト作成部で作成された再利用先情報リストはユーザに提示されることがないが、ユーザが提示を希望する場合は、再利用先情報通知を要求する信号をユーザインターフェース又はパーソナルコンピュータ等の外部装置から入力して再利用可能情報リストを随時に提示させることができる。
また、再利用先情報を要求する信号が入力された場合は、すでにリスト作成部40に保存されている再利用先情報リストを参照して、再利用先候補がある場合に再利用先情報リストを提示するようにしたが、再利用先情報を要求する信号が入力されたときに、さらに新たな情報を取得して最新の情報に更新したうえで再利用先情報リストを提示させるようにしてもよい。
また、再利用先情報を要求する信号が入力された場合は、すでにリスト作成部40に保存されている再利用先情報リストを参照して、再利用先候補がある場合に再利用先情報リストを提示するようにしたが、再利用先情報を要求する信号が入力されたときに、さらに新たな情報を取得して最新の情報に更新したうえで再利用先情報リストを提示させるようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、日常的に構成部品の再利用先に関する情報を取得し保存しているので、構成部品等の再利用先候補を迅速に提示することが可能となる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、再利用評価部42により、再利用先情報リストに挙げられた再利用先候補の画像形成装置の中から、構成部品の再利用の有効性について評価し、再利用先候補に優先順位を付すことができるようになっている。
このような再利用の有効性について評価を行うときは、図5に示すように、画像形成装置に再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたとき(S21)に、すでにリスト作成部40に記録されている再利用先情報リストに再利用先候補が挙がっているか否かを判断し(S22)、再利用先候補が挙がっている場合に、再利用評価部42が各再利用先候補について構成部品等を再利用することの有効性を評価する(S23)。この再利用評価部42の処理については後に詳述する。再利用の有効性についての演算を終了すると、その結果を出力形式に整形し(S25)、ユーザに提示する(S26)。
一方、再利用先情報リストに再利用先が挙がってない場合は、再利用先の評価を行わないときと同様に、再利用先がない旨の内容を出力形式に整形し(S24)、ユーザに提示する(S25)。
一方、再利用先情報リストに再利用先が挙がってない場合は、再利用先の評価を行わないときと同様に、再利用先がない旨の内容を出力形式に整形し(S24)、ユーザに提示する(S25)。
ここで再利用評価部42による再利用の有効性を評価するフローについて説明する。なお、構成部品等を再利用することの有効性は評価の方法が構成部品等の種類により異なるため、ここでは増設トレイユニットに関して評価する手順を説明する。
図6は、再利用評価部42において再利用の有効性を評価するフローチャートであり、図7は、増設トレイユニットについての評価が記載されたリストの一例を示すものである。
まず、当該画像形成装置1の増設トレイユニット22に対する最初の再利用先候補(n=1)である画像形成装置(以下、候補(1))について、トレイユニットに関する情報を再利用先情報リストから取得する(S31)。例えば、図7に示すように、候補(1)に装備されたトレイユニットは1台、利用される記録用紙の種類は2種類、1日の平均印刷枚数は約20枚、である。
図6は、再利用評価部42において再利用の有効性を評価するフローチャートであり、図7は、増設トレイユニットについての評価が記載されたリストの一例を示すものである。
まず、当該画像形成装置1の増設トレイユニット22に対する最初の再利用先候補(n=1)である画像形成装置(以下、候補(1))について、トレイユニットに関する情報を再利用先情報リストから取得する(S31)。例えば、図7に示すように、候補(1)に装備されたトレイユニットは1台、利用される記録用紙の種類は2種類、1日の平均印刷枚数は約20枚、である。
次に、これらの情報により当該画像形成装置1の増設トレイユニット22を再利用する有効性について演算する。例えば、利用する記録用紙の種類数から現在のトレイ数を引いて、現在不足しているトレイ数(X)を求める(S32)。候補(1)では、「X = 2(利用する記録用紙の種類数)−1(現在のトレイの数)=1」となり、1台のトレイユニットが不足している。Xの数値が大きいと不足しているトレイユニットの台数が多いということになり、トレイユニットの増設の必要性が高いと評価される。したがって、不足しているトレイユニットの数を再利用の有効性を評価する基準としている。
なお、X<0 となる場合は、トレイユニットは不足していないことから、X=0として評価する。
なお、X<0 となる場合は、トレイユニットは不足していないことから、X=0として評価する。
次に、1台のトレイユニットで1日に使用される用紙の枚数Yを算出する(S33)。候補(1)の場合は、「Y = 20(1日の印刷枚数)÷1(トレイユニットの数)=20」となり、1台のトレイユニットで20枚/日の印刷をしていることになる。
1台のトレイユニットでの1日当たりの印刷枚数を再利用の評価基準とするのは、1台目のトレイに収容されていた印刷用紙がなくなると自動的に2台目のトレイユニットに切り替わる機能を有する画像形成装置では、トレイユニットの台数は印刷枚数に比例して備えるのが望ましいためである。
1台のトレイユニットでの1日当たりの印刷枚数を再利用の評価基準とするのは、1台目のトレイに収容されていた印刷用紙がなくなると自動的に2台目のトレイユニットに切り替わる機能を有する画像形成装置では、トレイユニットの台数は印刷枚数に比例して備えるのが望ましいためである。
そして、二つの評価基準となるデータ(X,Y)のそれぞれに重み付けをして総合的に評価値(Z)を算出する(S34)。
本実施の形態では、利用する印刷用紙の種類の数に対してトレイユニットの台数が少ない画像形成装置にとっては、トレイユニットを増設する必要性が高いと判断し、Xについての重み係数(α)を500とし、Yについての重み係数(β)を1とした。したがって、「トレイユニットの不足数(X)×500」に「1台のトレイユニットで1日に使用する印刷用紙の数(Y)×1」を加算した数値を評価値(Z)とした。
候補(1)では、「Z = 1(X)×500+20(Y)×1=520」となる。そして、この総合評価の結果を再利用先情報リストに保存する(S35)。
本実施の形態では、利用する印刷用紙の種類の数に対してトレイユニットの台数が少ない画像形成装置にとっては、トレイユニットを増設する必要性が高いと判断し、Xについての重み係数(α)を500とし、Yについての重み係数(β)を1とした。したがって、「トレイユニットの不足数(X)×500」に「1台のトレイユニットで1日に使用する印刷用紙の数(Y)×1」を加算した数値を評価値(Z)とした。
候補(1)では、「Z = 1(X)×500+20(Y)×1=520」となる。そして、この総合評価の結果を再利用先情報リストに保存する(S35)。
次に、再利用先情報リストに他の再利用先候補が挙がっているか否かをチェックする(S36)。他の再利用先候補がある場合は、次の候補(n=2)の評価に進み(S37)、上記と同様に評価し、評価結果を保存する。本実施の形態では、再利用先候補となっている画像形成装置が他に2台あるので、これら2台の候補である画像形成装置についても上記と同じ手順で総合評価をする。
このように、再利用先情報リストに挙がっている再利用先候補のすべてについて評価値を演算し、その結果を保存する。
すべての再利用候補について評価値が保存されると、評価値の大きい順に優先順位を設定する(S38)。
本実施の形態では、図7に示すように、候補(2)である画像形成装置が優先順位1であり、候補(1)が2位、候補(3)が3位となる。
このように、再利用先候補となっている複数の画像形成装置の中から、再利用の有効性が高い順に優先順位が示されることにより、再利用可能である構成部品等を有効に活用することが可能となる。
このように、再利用先情報リストに挙がっている再利用先候補のすべてについて評価値を演算し、その結果を保存する。
すべての再利用候補について評価値が保存されると、評価値の大きい順に優先順位を設定する(S38)。
本実施の形態では、図7に示すように、候補(2)である画像形成装置が優先順位1であり、候補(1)が2位、候補(3)が3位となる。
このように、再利用先候補となっている複数の画像形成装置の中から、再利用の有効性が高い順に優先順位が示されることにより、再利用可能である構成部品等を有効に活用することが可能となる。
なお、本実施の形態では利用する印刷用紙の種類数、1日の印刷枚数、装備されているトレイユニットの数等を評価の対象とし、トレイユニットの不足数に対して重み係数(α)を500、1日の印刷枚数に対して重み係数(β)を1としたが、評価の対象項目や重み係数の値等については機種等によって適宜に設定することできるものである。
また、本実施の形態では、増設トレイユニットに関しての評価のみを説明したが、他の構成部品等についても再利用の有効性を評価することができる。再利用される構成部品等により評価の方法は異なるものであり、例えば、HDDを再利用する場合は、利用年数(消耗度)、容量、エラーの発生率等を再利用評価の基準とすることができる。ドラムカートリッジは使用期間、印刷枚数等を再利用評価の基準に含めるのが望ましい。
また、本実施の形態では、増設トレイユニットに関しての評価のみを説明したが、他の構成部品等についても再利用の有効性を評価することができる。再利用される構成部品等により評価の方法は異なるものであり、例えば、HDDを再利用する場合は、利用年数(消耗度)、容量、エラーの発生率等を再利用評価の基準とすることができる。ドラムカートリッジは使用期間、印刷枚数等を再利用評価の基準に含めるのが望ましい。
次に、本願発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、第1の実施形態である画像形成装置と同様の構成を有するものであるが、情報提供部36及び情報取得部37の機能が変更されている。つまり、本実施の形態では、情報取得部37が再利用先の情報を要求する信号が入力されたときに初めて他の画像形成装置62の情報を取得するように設定されている。また、情報提供部36は他の画像形成装置62に再利用先の情報を要求する信号が入力されたときに、その信号が入力された画像形成装置に対して当該画像形成装置の情報を提供するものとなっている。したがって、当該画像形成装置が通常の画像形成を行うように使用されているときには、他の画像形成装置62の情報は取得されず、ユーザが再利用先情報を要求した時点で、他の画像形成装置62の情報を取得し、最新の情報に基づいて再利用先情報リストが提示される。
なお、本実施形態の画像形成装置の構成は、第1の実施形態の画像形成装置と同様であるので、別途に図示することを省略する。
本実施形態に係る画像形成装置は、第1の実施形態である画像形成装置と同様の構成を有するものであるが、情報提供部36及び情報取得部37の機能が変更されている。つまり、本実施の形態では、情報取得部37が再利用先の情報を要求する信号が入力されたときに初めて他の画像形成装置62の情報を取得するように設定されている。また、情報提供部36は他の画像形成装置62に再利用先の情報を要求する信号が入力されたときに、その信号が入力された画像形成装置に対して当該画像形成装置の情報を提供するものとなっている。したがって、当該画像形成装置が通常の画像形成を行うように使用されているときには、他の画像形成装置62の情報は取得されず、ユーザが再利用先情報を要求した時点で、他の画像形成装置62の情報を取得し、最新の情報に基づいて再利用先情報リストが提示される。
なお、本実施形態の画像形成装置の構成は、第1の実施形態の画像形成装置と同様であるので、別途に図示することを省略する。
図8は、本実施形態の画像形成装置に構成部品等の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、構成部品等の再利用が可能である他の画像形成装置62を検索する手順を示すフローチャートである。
この図が示すように、ユーザが構成部品の再利用先に関する情報を要求すると(S41)、その後に情報取得部37が他の画像形成装置62の情報を取得し、第2の履歴記憶部39に保存する(S42)。この情報は第1の実施形態と同様に、構成部品等の仕様、使用履歴、エラー履歴等に関する情報である。そして、この第2の履歴記憶部39に記録されている情報と第1の履歴記憶部38に保存されている情報とに基づいて、構成部品の再利用先情報リストがリスト作成部40で作成される(S43)。
この図が示すように、ユーザが構成部品の再利用先に関する情報を要求すると(S41)、その後に情報取得部37が他の画像形成装置62の情報を取得し、第2の履歴記憶部39に保存する(S42)。この情報は第1の実施形態と同様に、構成部品等の仕様、使用履歴、エラー履歴等に関する情報である。そして、この第2の履歴記憶部39に記録されている情報と第1の履歴記憶部38に保存されている情報とに基づいて、構成部品の再利用先情報リストがリスト作成部40で作成される(S43)。
その後、再利用先情報リストに再利用先候補が挙げられているか否かのチェックを行う処理(S44)、再利用先候補がある場合は、再利用先情報リストを出力形式に整形する処理(S45)、提示制御部41によりユーザに提示する処理(S47)は、第1の実施形態と同じある。
また、再利用先情報リストに再利用先が挙げられてない場合は、再利用先候補がない旨の情報を出力形式に整形し(S46)、ユーザに提示する(S47)処理も第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態の画像形成装置でも第1の実施形態と同様に、各再利用先について再利用の有効性を評価することもできる。そして、これらの評価を再利用先情報リストに付加することもできる。
また、再利用先情報リストに再利用先が挙げられてない場合は、再利用先候補がない旨の情報を出力形式に整形し(S46)、ユーザに提示する(S47)処理も第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態の画像形成装置でも第1の実施形態と同様に、各再利用先について再利用の有効性を評価することもできる。そして、これらの評価を再利用先情報リストに付加することもできる。
次に、本願発明の第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、情報取得部37によって処理される手順が第2の実施の形態と相違しており、当該画像形成装置の廃棄準備処理を行う旨の信号が入力されたときの後の予め定められた期間中は、情報取得部37により他の画像形成装置62の構成部品に関する情報が定期的に取得される。そして、この期間経過後に再利用先情報リストがユーザに提示されるようになっている。なお、廃棄準備処理を行う旨の信号は、再利用先情報の要求をも含むものであり、廃棄準備処理を行うにあたって再利用先情報を要求するものである。また、再利用先情報を要求する信号は、廃棄準備処理を行う場合に限定されるものではなく、ユーザが再利用の可能性を知りたいと望む時に信号を入力することができるものである。
本実施形態の画像形成装置において、廃棄準備処理を行う旨の信号ではなく再利用先情報を要求する信号が入力された時には、他の画像形成装置の情報を取得する期間を設定することなく1回の情報取得によって再利用先情報リストを作成するように設定することができる。また、再利用先情報が要求された時にも廃棄準備処理を行う旨の信号が入力されたときと同様に期間を設定して他の画像形成装置の情報を取得してもよい。
上記画像形成装置の他の構成は、第1の実施形態の画像形成装置と同様であるので、構成を示す図は省略する。
本実施形態に係る画像形成装置は、情報取得部37によって処理される手順が第2の実施の形態と相違しており、当該画像形成装置の廃棄準備処理を行う旨の信号が入力されたときの後の予め定められた期間中は、情報取得部37により他の画像形成装置62の構成部品に関する情報が定期的に取得される。そして、この期間経過後に再利用先情報リストがユーザに提示されるようになっている。なお、廃棄準備処理を行う旨の信号は、再利用先情報の要求をも含むものであり、廃棄準備処理を行うにあたって再利用先情報を要求するものである。また、再利用先情報を要求する信号は、廃棄準備処理を行う場合に限定されるものではなく、ユーザが再利用の可能性を知りたいと望む時に信号を入力することができるものである。
本実施形態の画像形成装置において、廃棄準備処理を行う旨の信号ではなく再利用先情報を要求する信号が入力された時には、他の画像形成装置の情報を取得する期間を設定することなく1回の情報取得によって再利用先情報リストを作成するように設定することができる。また、再利用先情報が要求された時にも廃棄準備処理を行う旨の信号が入力されたときと同様に期間を設定して他の画像形成装置の情報を取得してもよい。
上記画像形成装置の他の構成は、第1の実施形態の画像形成装置と同様であるので、構成を示す図は省略する。
図9は、この画像形成装置が、構成部品等の再利用先としての他の画像形成装置を検索する手順を示すフローチャートである。
ユーザがユーザインターフェース50の表示部52に表示されたメニュー画面から廃棄準備処理を選択することにより信号が入力されると(S51)、再利用先の情報を取得する期間が設定される(S52)。この設定はユーザが情報入力部から入力して設定することもできるし、初期設定として予め定められた期間を採用するものであってもよい。
情報を取得する期間が設定されると、情報取得部37が通信手段35を介して他の画像形成装置62と定期的に通信し、他の画像形成装置の構成部品等の情報を取得して第2の履歴記憶部39に記録する(S53)。そして、第2の履歴記憶部39に記憶された情報と第1の履歴記憶部に記憶されている当該画像形成装置の構成部品等についての情報とに基づいて再利用先リストを作成し、保存する(S54)。
なお、設定期間中に他の画像形成装置62の情報を取得する頻度はユーザにより設定できる。また、初期値として予め定められていてもよく、例えば1回/時とすることができる。
ユーザがユーザインターフェース50の表示部52に表示されたメニュー画面から廃棄準備処理を選択することにより信号が入力されると(S51)、再利用先の情報を取得する期間が設定される(S52)。この設定はユーザが情報入力部から入力して設定することもできるし、初期設定として予め定められた期間を採用するものであってもよい。
情報を取得する期間が設定されると、情報取得部37が通信手段35を介して他の画像形成装置62と定期的に通信し、他の画像形成装置の構成部品等の情報を取得して第2の履歴記憶部39に記録する(S53)。そして、第2の履歴記憶部39に記憶された情報と第1の履歴記憶部に記憶されている当該画像形成装置の構成部品等についての情報とに基づいて再利用先リストを作成し、保存する(S54)。
なお、設定期間中に他の画像形成装置62の情報を取得する頻度はユーザにより設定できる。また、初期値として予め定められていてもよく、例えば1回/時とすることができる。
他の画像形成装置から定期的に情報を取得する処理を行い、他の画像形成装置との通信を開始する前、又は通信が終了する毎に、設定された期間の経過の有無を判断する(S55)。期間内であれば、その後も他の画像形成装置62からの情報取得を繰り返し行い、再利用先リストを更新する(S53,S54)。
一方、設定された期間が経過している場合はその後の情報取得を行わず、第1の実施形態と同様に、既に作成された再利用先情報リストに再利用先候補があるか否かをチェックし(S56)、再利用先候補がある場合は、再利用先情報リストを出力形式に整形して(S57)、ユーザに提示する(S59)。また、再利用先情報リストに再利用先がない場合は、再利用先がない旨の情報を出力形式に整形して(S58)、ユーザに提示する(S59)。
このように、本実施の形態に係る画像形成装置では、設定された期限内は情報取得部37が他の画像形成装置62の情報を取得するために繰り返しアクセスする。したがって、アクセスしたときに電源が入ってない他の画像形成装置から情報の入手ができない場合があっても、繰り返しアクセスするので、電源が入ってなかった画像形成装置に電源が入ったときにアクセスできる蓋然性が高くなる。これにより、情報が取得されない画像形成装置が少なくなり、情報取得の漏れが少ない再利用先情報リストを作成することが可能となる。
また、本実施形態の画像形成装置でも第1の実施形態と同様に、各再利用先について再利用の有効性を評価することができる。
また、本実施形態の画像形成装置でも第1の実施形態と同様に、各再利用先について再利用の有効性を評価することができる。
なお、第1の実施形態、第2の実施形態、又は第3の実施形態に係る画像形成装置と、これらの画像形成装置と同じ構成を有する複数台の他の画像形成装置とを通信手段で接続することにより、相互間で構成部品の再利用先に関する情報の提供と取得とを可能とする画像形成装置構成部品再利用システムが構築される。
このように相互間で情報の提供と取得を行うことが可能であれば、いずれの画像形成装置を廃棄する場合にも構成部品を再利用できる画像形成装置を迅速に検索することが容易となる。
このように相互間で情報の提供と取得を行うことが可能であれば、いずれの画像形成装置を廃棄する場合にも構成部品を再利用できる画像形成装置を迅速に検索することが容易となる。
次に、本願発明の第4の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置は、情報提供部36、情報取得部37及び廃棄処理部34のリスト作成部40が行う処理が、第1の実施の形態と異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態の画像形成装置と同じものである。したがって、画像形成部10、コントロール部30及びユーザインターフェース部50等の構成の図示を省略する。
この画像形成装置では、情報提供部36が第1の履歴記憶部38に記録されている情報を他の画像形成装置62に提供するとともに、この情報に対しての応答を他の画像形成装置62に要求するものとなっている。そして、情報取得部37は、他の画像形成装置62が発信する構成部品等の再利用の可否についての応答を受信し、リスト作成部40は、この応答に基づいて再利用可能部品の再利用先情報リストを作成するものである。
なお、情報提供部36は、他の画像形成装置から構成部品等の情報が提供され、応答が要求されたときに、他の画像形成装置の構成部品等を当該画像形成装置で再利用することの可否について応答するものとなっている。また、情報取得部は他の画像形成装置からの構成部品等の情報提供及び応答要求を受け入れるものである。
本実施形態に係る画像形成装置は、情報提供部36、情報取得部37及び廃棄処理部34のリスト作成部40が行う処理が、第1の実施の形態と異なるものであり、その他の構成は第1の実施形態の画像形成装置と同じものである。したがって、画像形成部10、コントロール部30及びユーザインターフェース部50等の構成の図示を省略する。
この画像形成装置では、情報提供部36が第1の履歴記憶部38に記録されている情報を他の画像形成装置62に提供するとともに、この情報に対しての応答を他の画像形成装置62に要求するものとなっている。そして、情報取得部37は、他の画像形成装置62が発信する構成部品等の再利用の可否についての応答を受信し、リスト作成部40は、この応答に基づいて再利用可能部品の再利用先情報リストを作成するものである。
なお、情報提供部36は、他の画像形成装置から構成部品等の情報が提供され、応答が要求されたときに、他の画像形成装置の構成部品等を当該画像形成装置で再利用することの可否について応答するものとなっている。また、情報取得部は他の画像形成装置からの構成部品等の情報提供及び応答要求を受け入れるものである。
図10は、この画像形成装置が構成部品等の再利用先として他の画像形成装置を検索する手順を示すフローチャートである。
ユーザがユーザインターフェース部50を介して画像形成装置に廃基準備処理を行う旨の信号を入力すると(S61)、第1の履歴記憶部38に保存されている当該画像形成装置の構成部品等に関する情報が通信可能である他の画像形成装置62に提供されるとともに、この情報に対する応答を他の画像形成装置62に要求する(S62)。
ユーザがユーザインターフェース部50を介して画像形成装置に廃基準備処理を行う旨の信号を入力すると(S61)、第1の履歴記憶部38に保存されている当該画像形成装置の構成部品等に関する情報が通信可能である他の画像形成装置62に提供されるとともに、この情報に対する応答を他の画像形成装置62に要求する(S62)。
応答することを要求された他の画像形成装置62は、受信した再利用可能部品に関する情報の中から自己の画像形成装置が再利用することができる部品があるか否かを判断し、再利用の可否についての応答を当該画像形成装置に送信する。なお、他の画像形成装置62が応答する手順は、図11に示すように、通信手段を介して再利用可能部品に関する情報を受信した後(S71)、各画像形成装置のそれぞれが再利用できる構成部品等があるか否かを判断する(S72)。この判断は、例えば互換性の有無、再利用による耐用年数の延長等、再利用の有効性の有無の判断を含むことができる。
その後、他の画像形成装置62のそれぞれは、自己の判断結果を応答を要求した画像形成装置に通信手段を介して送信する(S73)。
その後、他の画像形成装置62のそれぞれは、自己の判断結果を応答を要求した画像形成装置に通信手段を介して送信する(S73)。
他の画像形成装置62に応答を要求した当該画像形成装置は、通信手段を介して他の画像形成装置の応答を受信し(S63)、これらの応答の内容に基づいて再利用先情報リストを作成する(S64)。そして、再利用先情報リストに再利用先候補があるか否かをチェックする(S65)。再利用先が挙げられている場合は、再利用先情報リストを出力形式に整形し(S66)、その後、ユーザにこの再利用先情報リストを提示する(S68)。
一方、再利用先情報リストに再利用先候補がない場合は、再利用先がない旨の情報を出力形式に整形し(S67)、ユーザに提示する。
なお、この提示方法は第1の実施形態と同様である。
なお、この提示方法は第1の実施形態と同様である。
さらに、本実施形態の画像形成装置でも第1の実施形態と同様に、各再利用先について再利用の有効性を評価することもできる。そして、再利用の有効性の評価は他の画像形成装置で行ったものを応答内容に付加するものであっても良いし、他の画像形成装置からの応答を受信した当該画像形成装置が行うものであっても良い。
このように、本実施の形態では、廃棄準備処理を行う旨の信号が入力された画像形成装置、つまり廃棄対象となった画像形成装置に装備された構成部品等のうち、他の画像形成装置が自己の装置内で再利用が可能な部品を判断する。そして、この情報を廃棄対象となっている画像形成装置にこれらの情報を提供する。つまり、廃棄対象となっている当該画像形成装置は、再利用先の有無を通信可能である他の画像形成装置62のそれぞれから受け取ることができ、他の画像形成装置62の応答の内容に基づいて再利用先情報リストを作成する。したがって、廃棄対象となっている画像形成装置は再利用先情報リストの作成にあって、他の画像形成装置の使用履歴やエラー履歴等の大量のデータを各画像形成装置毎に保持している必要はなく、処理に必要なデータ量を削減して再利用先を迅速に検索することが可能となる。
なお、本実施形態の画像形成装置のコントロール部30は、通信手段35により通信可能となっている他の画像形成装置62と同様に、他の画像形成装置から再利用の可否についての応答が要求されたときに、これに応答する応答部として機能するものが望ましい。
つまり、情報取得部37が他の画像形成装置からの応答要求と他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴を受信し、再利用評価部42が受信した情報と第1の履歴記憶部38に記憶されている情報に基づいて、再利用の可否及び再利用の有効性等を判断する。この結果を情報提供部36により、応答として他の画像形成装置に提供するものである。これにより、他の画像形成装置62が廃棄処理されるときに廃棄される他の画像形成装置の構成部品等を当該画像形成装置で再利用することが可能となる。このような応答部としての機能を備えることにより、同様の構成を備える複数の画像形成装置が通信可能に接続されているときに、いずれの画像形成装置が廃棄処理されることになっても構成部品の再利用が可能な他の画像形成装置を検索することが可能となる。
つまり、情報取得部37が他の画像形成装置からの応答要求と他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴を受信し、再利用評価部42が受信した情報と第1の履歴記憶部38に記憶されている情報に基づいて、再利用の可否及び再利用の有効性等を判断する。この結果を情報提供部36により、応答として他の画像形成装置に提供するものである。これにより、他の画像形成装置62が廃棄処理されるときに廃棄される他の画像形成装置の構成部品等を当該画像形成装置で再利用することが可能となる。このような応答部としての機能を備えることにより、同様の構成を備える複数の画像形成装置が通信可能に接続されているときに、いずれの画像形成装置が廃棄処理されることになっても構成部品の再利用が可能な他の画像形成装置を検索することが可能となる。
したがって、第4の実施形態に係る画像形成装置と、この画像形成装置と同じ構成を有する複数台の他の画像形成装置とを通信手段で接続することにより、構成部品の再利用先に関する情報の提供、この情報提供に対しての応答の要求、及び他の画像形成装置からの情報提供に対しての応答を相互間に可能とする画像形成装置構成部品再利用システムが構築される。
なお、本願に係る発明の実施の形態では、当該画像形成装置に装備された再利用可能部品の再利用先候補を一括して再利用情報リストとして作成及び提示するようにしたが、再利用可能部品の一部を特定して再利用情報リストを作成し提示することも可能である。
1:画像形成装置、
10:画像形成部、 11:画像形成ユニット、 12:中間転写体、 13:一次転写装置、 14:二次転写装置、 15:定着装置、 16:像保持体、 17:帯電装置、 18:露光装置、 19:現像装置、 20:クリーニング装置、 21:一体型トレイ、 22,23:増設トレイ、 24:トナーカートリッジ、 25:搬送路、
30:コントロール部、 31:画像処理部、 32:駆動制御部、 33:装置管理部、 34:廃棄処理部、 35:通信手段、
36:情報提供部、 37:情報取得部、 38:第1の履歴記憶部、 39:第2の履歴記憶部、 40:リスト作成部、 41:提示制御部、 42:再利用評価部、 43:消去処理制御部、
50:ユーザインターフェース部、 51:情報入力部、 52:表示部、
61:パーソナルコンピュータ(外部装置)、 62:他の画像形成装置(外部装置)
10:画像形成部、 11:画像形成ユニット、 12:中間転写体、 13:一次転写装置、 14:二次転写装置、 15:定着装置、 16:像保持体、 17:帯電装置、 18:露光装置、 19:現像装置、 20:クリーニング装置、 21:一体型トレイ、 22,23:増設トレイ、 24:トナーカートリッジ、 25:搬送路、
30:コントロール部、 31:画像処理部、 32:駆動制御部、 33:装置管理部、 34:廃棄処理部、 35:通信手段、
36:情報提供部、 37:情報取得部、 38:第1の履歴記憶部、 39:第2の履歴記憶部、 40:リスト作成部、 41:提示制御部、 42:再利用評価部、 43:消去処理制御部、
50:ユーザインターフェース部、 51:情報入力部、 52:表示部、
61:パーソナルコンピュータ(外部装置)、 62:他の画像形成装置(外部装置)
Claims (8)
- 画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
外部装置と通信する通信手段と、
当該画像形成装置、及び当該画像形成装置と前記通信手段を介して通信可能である前記外部装置としての他の画像形成装置の構成部品について、使用履歴又は過去に生じた誤動作に関するエラー履歴を記憶する履歴記憶手段と、
当該画像形成装置の構成部品について使用履歴又はエラー履歴を、前記通信手段を介して前記他の画像形成装置に提供する情報提供手段と、
前記他の画像形成装置から該他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴を、前記通信手段を介して取得する情報取得手段と、
該情報取得手段によって前記他の画像形成装置から取得した情報に基づき、当該画像形成装置で使用している構成部品の再利用が可能な前記他の画像形成装置のリストを作成するリスト作成手段と、
当該画像形成装置の構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、前記リスト作成手段で作成されたリストを提示する提示手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記リスト作成手段で作成された前記リストに含まれる前記他の画像形成装置について、当該画像形成装置の構成部品を再利用することの有効性を、当該画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴と前記他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又はエラー履歴とに基づいて評価する評価手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 当該画像形成装置の構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、前記情報取得手段が前記他の画像形成装置からの情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 当該画像形成装置に廃棄準備処理を行う旨の信号が入力されたときには、予め定められた期間中は、前記情報取得手段が前記他の画像形成装置からの情報を取得する状態が維持されるものであり、
前記リスト作成手段は、前記予め定められた期間の経過後に前記リストを作成するものであることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。 - 画像情報に基づいて記録媒体上に画像を形成する画像形成装置であって、
外部装置と通信する通信手段と、
当該画像形成装置、及び当該画像形成装置と前記通信手段を介して通信可能である前記外部装置としての他の画像形成装置の構成部品について、使用履歴又は過去に生じた誤動作等に関するエラー履歴を記憶する履歴記憶手段と、
当該画像形成装置の構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、当該画像形成装置の構成部品について使用履歴又はエラー履歴を、前記他の画像形成装置に提供する情報提供手段と、
該情報提供手段によって情報を提供した前記他の画像形成装置から、当該画像形成装置の構成部品を再利用することの可否について応答があったときに、該応答の内容に基づいて、当該画像形成装置で使用している構成部品の再利用が可能な前記他の画像形成装置のリストを作成するリスト作成手段と、
前記リスト作成手段で作成された前記リストを提示する提示手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の画像形成装置が、複数台の相互間で情報の提供と取得とが可能となるように前記通信手段で接続されていることを特徴とする画像形成装置構成部品再利用システム。
- 請求項5に記載の画像形成装置が、複数台の相互間で情報の提供と取得とが可能となるように前記通信手段で接続されていることを特徴とする画像形成装置構成部品再利用システム。
- 画像形成装置の構成部品について、使用履歴又は過去に生じた誤動作等に関するエラー履歴を当該画像形成装置が備える記憶手段に記憶させる自己部品の履歴記憶処理と、
当該画像形成装置が、当該画像形成装置の構成部品についての使用履歴又はエラー履歴を、通信手段を介して通信が可能である他の画像形成装置に提供する情報提供処理と、
前記通信手段を介して通信可能である他の画像形成装置から該他の画像形成装置の構成部品の使用履歴又は過去に生じた誤動作に関するエラー履歴を取得する情報取得処理と、
前記他の画像形成装置の構成部品について、前記情報取得処理で取得した使用履歴又はエラー履歴を記憶する外部装置部品の履歴記憶処理と、
当該画像形成装置に構成部品の再利用先に関する情報を要求する信号が入力されたときに、前記他の画像形成装置から取得した情報から、当該画像形成装置で使用している構成部品の再利用が可能な前記他の画像形成装置のリストを作成するリスト作成処理と、
該リスト作成処理で作成された前記リストを提示する提示処理と、を当該画像形成装置が備えるCPUに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009239146A JP2011085786A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 画像形成装置、画像形成装置構成部品再利用システム及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009239146A JP2011085786A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 画像形成装置、画像形成装置構成部品再利用システム及びプログラム |
Publications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014106462A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Konica Minolta Inc | 画像形成システム及び画像形成システム制御方法 |
CN106248569A (zh) * | 2016-09-26 | 2016-12-21 | 重庆大学 | 一种基于内源式eit的接地网腐蚀诊断方法 |
JP2020135048A (ja) * | 2019-02-13 | 2020-08-31 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 情報処理装置、及び廃棄物管理システム |
-
2009
- 2009-10-16 JP JP2009239146A patent/JP2011085786A/ja not_active Withdrawn
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